JPH11109965A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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Publication number
JPH11109965A
JPH11109965A JP9275506A JP27550697A JPH11109965A JP H11109965 A JPH11109965 A JP H11109965A JP 9275506 A JP9275506 A JP 9275506A JP 27550697 A JP27550697 A JP 27550697A JP H11109965 A JPH11109965 A JP H11109965A
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JP
Japan
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data
processing
demo
switch
demonstration
Prior art date
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Application number
JP9275506A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Yashiro
義徳 矢代
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの要望に応じた内容でデモを行うこと
のできるデータ処理装置を提供する。 【解決手段】 テレビ301に表示された各ボックスに
は、それぞれ、1〜5の何れかの数字が入れられてい
る。それらの数字は、そのボックスで設定されている部
分デモの内容を表している。“ALL”が中に入ったボ
タンは、それらの部分デモを全て実行することを指定す
るためのボタンである。スイッチSW1は、カーソルC
R1の表示位置を移動させて実行させるデモの内容を指
定するためのスイッチである。スイッチSW2は、デモ
の実行を指示するためのスイッチである。そのスイッチ
SW2が操作されると、カーソルCRが表示されている
ボックス、或いはボタンに応じて電子楽器100はデモ
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードウェアやソ
フトウェアの機能や概要の説明などのために用いられる
デモデータを処理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器やゲーム装置等では、ハードウ
ェア、或いはソフトウェアの機能や概要の説明に、更に
は人々の注意を引かせるといったことのために、装置を
実演(デモ)させるデモ機能(データ処理装置)が搭載
されることが多くなっている。これは、近年、デモを見
て製品の購入を決める消費者も多くなってきているため
である。製品の売れ行きを左右することにもなるため、
現在では、デモ機能(データ処理装置)が重要視されて
きている。
【0003】デモ機能(データ処理装置)によるデモ
は、そのために用意されたデモデータを処理することで
行われる。そのデモデータは、一般に、イベントデータ
にそれを実行するタイミングを表す時間データを付加し
て処理上の1単位となるデータ(以降、処理単位データ
と呼ぶ)を構成し、その処理単位データを処理順序に従
って並べた形で構成されている。従って、デモは、処理
単位データ毎に、時間データで指示されるタイミングで
イベントデータを順次処理していくことで行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ処理装置
(デモ機能)によるデモデータの処理は、上記のよう
に、そのデモデータを構成する処理単位データを単に処
理順序に従って順次処理することで行っていた。そのた
め、デモは一通りのパターンだけしか行えないという問
題点があった。
【0005】同じ内容のデモを繰り返し行うと、新鮮味
が失われて、消費者に訴えかける力が弱まっていく。こ
れは、製品の売上げを延ばすうえで望ましくない。一
方、店に訪れる客種(客すじ)は、地域や時期等によっ
て変化することが知られている。同じ内容のデモでは、
店の客種に合わせて製品の魅力を訴えかけることは非常
に困難である。これも、製品の売上げを延ばすうえで望
ましくない。上記の問題点によって、これらのようなこ
とが発生することから、その問題点を回避することが強
く望まれていた。
【0006】本発明の課題は、ユーザの要望に応じた内
容でデモを行うことのできるデータ処理装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理装置
は、イベントの内容を表すイベントデータ、及びその実
行のタイミングを表す時間データを有する処理単位デー
タを複数備えて構成され、ハードウェア、或いはソフト
ウェアの機能や概要の説明などのために用いられるデモ
データを処理することを前提とし、デモデータの処理内
容を指定するための指定手段と、指定手段により指定さ
れた処理内容に従って、デモデータを処理する処理手段
と、を具備している。
【0008】なお、上記の構成において、指定手段は、
処理内容として、デモデータのなかで処理させる部分を
指定させ、処理手段は、デモデータのなかで指定手段に
より指定された部分だけを処理する、ことが望ましい。
【0009】また、指定手段は、処理内容として、デモ
データを構成する各部分の処理順序を指定させ、処理手
段は、デモデータを構成する各部分を、指定手段により
指定された処理順序に従って処理する、ことが望まし
い。
【0010】本発明の記録媒体は、イベントの内容を表
すイベントデータ、及びその実行のタイミングを表す時
間データを有する処理単位データを複数備えて構成さ
れ、ハードウェア、或いはソフトウェアの機能や概要の
説明などのために用いられるデモデータの処理内容を指
定させる機能と、該指定する機能により指定された処理
内容に従って、デモデータを処理する機能と、を実現さ
せるためのプログラムをコンピュータが読み取れるよう
に記録している。
【0011】本発明では、デモデータの処理内容を直接
的に、或いは間接的にユーザに指定させ、その指定され
た処理内容に従ってデモデータを処理する。それによ
り、デモは、ユーザの様々な要望に応じた内容で行われ
るようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態につき詳細に説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本実施の形態が適用され
た電子楽器100の構成図である。この図1、更には図
2、及び図3を参照して、その構成、及び動作について
詳細に説明する。
【0013】CPU101は、ROM102に格納され
ているプログラムを読み出して実行することにより、R
AM103をワーク領域として使用しながら楽器100
全体を制御する。
【0014】上記ROM102には、CPU101が実
行するプログラムの他に、楽器100のデモを行うため
のデモデータや各種制御用データ、更にはテレビ301
(図3参照)に画像を表示させるための画像データが格
納されている。その画像データは、例えば画像を構成す
る部分画像(スプライト)毎に用意されている。
【0015】そのデモデータは、図2に示すように、1
処理単位データを2ロングワード(32ビット)データ
とし、それが処理順序に従って並べられた形で構成され
ている。第1ロングワードの上記2ビットがスイッチ状
態データ、残りの下位30ビットが時間データ、第2ロ
ングワードがスイッチマトリクスデータである。
【0016】スイッチマトリクスデータは、スイッチ群
106、或いは鍵盤107として備えられた操作子のな
かの一つを特定するデータであり、スイッチ状態データ
は、そのスイッチマトリクスデータで特定される操作子
の操作状態を、オンされている状態(ON)、オフされ
ている状態(OFF)、新たにオンされた時の状態(N
EW−ON)、及びオフされた時の状態(NEW−OF
F)の計4つの状態で表すデータである。このように、
スイッチ状態データとスイッチマトリクスデータとで1
つのイベントの内容を表している。最後の時間データ
は、前のイベントと今回のイベントとの間の処理間隔を
表すデータであり、例えば、CPU101が備えている
タイマ(図示せず)の分解能を考慮して定めた単位で表
された値が格納される。
【0017】デモデータは、電子楽器100に搭載され
た主な機能(通常は消費者に訴えかけるべき機能)、例
えば自動演奏機能や作曲機能を自動的に実演させるため
に作成されたデータである。その機能は、鍵盤107や
スイッチ群106を操作することで用いられる。そのた
め、スイッチ状態データとスイッチマトリクスデータと
で表されたイベントのデータを、時間データに従って処
理していくことで、電子楽器100に搭載された機能の
デモが行われることになる。その詳細については後述す
る。
【0018】CPU101は、画像データを表示させる
場合、ROM102から画像データを読み出してそれを
RAM103に格納した後、VDP(ビデオ・ディスプ
レイ・プロセッサ)104に転送する。また、VDP1
04に、各画像データを表示させる座標も合わせて転送
する。
【0019】他方のVDP104は、CPU101から
転送された画像データをV−RAM(ビデオRAM)1
05に格納し、座標データを内部のメモリに格納する。
そのV−RAM105に格納した画像データは、それに
対応する座標に従って読み出し、読み出した画像データ
を予め定められた優先順位に従って合成する(重ね合わ
せる)。その合成が行われた画像データは、RGBデー
タとしてVDP104から出力される。そのRGBデー
タは、不図示のエンコーダによってNTSC方式の映像
信号に変換された後、端子、及び図3に示すケーブル3
02を介してテレビ301に出力される。それにより、
テレビ301の画面に画像を表示させる。なお、電源が
オンされた直後には、CPU101は図3(a)に示す
ような画面をテレビ301に表示させる。その画面につ
いての説明は後述する。
【0020】キーマトリクス回路108は、鍵盤10
7、及びスイッチ群106に対してユーザが行った操作
を検出するための回路である。それらを構成する各鍵、
或いは各種スイッチへの操作の有無、或いは操作状態
を、例えば電圧値の変化の形て検出し、それをゲートア
レイ(GA)109に出力する。
【0021】そのゲートアレイ109は、キーマトリク
ス回路108の出力をデジタル化し、それを操作情報と
してCPU101に送る。その操作情報を受け取ったC
PU101は、それを解析することで操作された操作子
(鍵やスイッチ)を特定し、特定した操作子を表すデー
タ、即ちスイッチマトリクスデータをRAM103内に
割り当てた所定の記憶領域(以降、便宜的にマトリクス
記憶領域と呼ぶ)に一旦格納する。その後、そこに格納
したデータを処理することで、ユーザが鍵盤107やス
イッチ群106に行った操作に応じて楽器100を動作
させる。
【0022】CPU101は、マトリクス記憶領域に格
納したデータのなかで、例えば楽音の発音に関わる操作
子のデータを抽出し、ゲートアレイ109を介してCP
U110に送る。それにより、CPU110に、楽音の
発音に関わる制御を行わせる。なお、楽音の発音に関わ
る操作子には、鍵盤107を構成する各鍵以外に、楽音
の音色、テンポ、音響効果の種類などを選択(指定)す
るためのスイッチがある。
【0023】それらのデータが送られるCPU110
は、内部に備えたROM(図示せず)に格納されている
プログラムを実行することにより、RAM111をワー
ク領域として使用しながら、楽音の発音に関わる制御を
実行する。その制御は、CPU101から送られたデー
タから音源LSI113に送出すべき発音制御データを
生成し、それを音源LSI113に送出することで行わ
れる。
【0024】その音源LSI113は、CPU110が
送出した発音制御データに従い、RAM114をワーク
領域として使用しながら、ROM112に格納されてい
る波形データを用いて、実際に発音させる楽音の波形デ
ータを生成する。その波形データは、D/Aコンバータ
(DAC)115に出力する。
【0025】D/Aコンバータ115は、音源LSI1
13が出力した波形データをアナログのオーディオ信号
に変換してアンプ116に出力する。そのアンプ116
は、D/Aコンバータ115が出力したオーディオ信号
を増幅させてスピーカ117に出力する。アンプ116
からオーディオ信号がスピーカ117に入力されること
により、CPU110が発音制御データで指定した楽音
がスピーカ117から放音されることになる。
【0026】スイッチ群106を構成するスイッチとし
ては、音色やテンポといった一般的な内容(項目)の設
定用のスイッチ以外に、デモの内容を指定するためのス
イッチ、デモの開始を指示するためのスイッチがある。
図3において、スイッチSW1がデモの内容を指定する
ためのスイッチであり、スイッチSW2がデモの開始を
指示するためのスイッチである。以降、図3を参照し
て、電子楽器100のデモの実行に関わる操作方法、即
ち上記スイッチSW1、及びSW2への操作によって指
定されるデモの内容、及びそれを実現させるためのCP
U101の動作について詳細に説明する。
【0027】電源がオンされた後、或いはテレビ301
を利用しないモードが設定されている場合、CPU10
1は、図3に示す画面をテレビ301に表示させる。そ
の画面は、デモデータの処理内容をユーザが指定するた
めの画面(以降、選択画面と呼ぶ)であり、1〜5の何
れかの数字が入った枠(以降、ボックスと呼ぶ)と、
“ALL”が入った枠(以降、ALLボタンと呼ぶ)
と、カーソルCRとが表示されている。なお、その選択
画面の表示は、CPU101が、ROM102に格納さ
れた画像データ、及びそれの表示座標をVDP104に
送ることで実現される。
【0028】ボックス内の1〜5の数字は、それぞれ、
デモの内容(機能など)の違いを表すために便宜的に用
いた記号であり、実際には、その内容をユーザが認識す
ることができる形で表されている。各ボックスに対応し
た部分のデモが行われる順序は矢印によって示してい
る。従って、図2に示すデモデータを処理すると、数字
で表される内容のデモが、その値の小さいほうから順に
行われることになる。なお、ボックス内の数字で表され
た部分のデモについては、以降、便宜的に部分デモと呼
ぶことにする。その部分デモの内容まで特定する場合に
は、その最後に数字(1〜5の何れかである)を付けて
表すことにする。
【0029】第1の実施の形態では、デモの内容とし
て、部分デモ1〜5のうちの一つの部分デモを選択でき
るようにしている。現在選択されている部分デモ(ボッ
クス)は、カーソルCRによって示される。そのカーソ
ルCRの表示位置は、スイッチSW1が操作(ON)さ
れる度に、部分デモ1のボックス→部分デモ2のボック
ス→部分デモ3のボックス→部分デモ4→部分デモ5→
ALLボタン→部分デモ1のボックスの順にサイクリッ
クに移動する。
【0030】このようなことから、設定画面を表示させ
た後にスイッチSW1を2回操作すると、図3(a)に
示す状態となり、それから更にスイッチSW1を1回操
作すると、図3(a)に示す状態から図3(b)に示す
状態にテレビ301の表示が変化することになる。それ
により、ユーザがスイッチSW1を介して部分デモを選
択できるようにしている。なお、カーソルCRの表示位
置の変更(移動)は、CPU101がVDP104に、
カーソルCRの画像データを新たに表示させる座標をス
イッチSW1が操作(オン)される度に送ることで実現
される。
【0031】図3(b)に示す状態では、カーソルCR
は部分デモ4を表すボックス上に表示されていることか
ら、その部分デモ4が現在選択されている部分デモとな
る。図3(c)に示すように、その状態でスイッチSW
2を操作すると、部分デモ4が行われることになる。カ
ーソルCRがALLボタン上に表示されている状態でス
イッチSW2が操作された場合には、部分デモが全て行
われることになる。
【0032】ユーザが指定した部分デモだけを行えるよ
うにするために、本実施の形態では、各部分デモに対応
しているデモデータの区間をCPU101が認識するた
めのデータを、制御データとして、或いはプログラム内
で値を定義した変数として用意している。第1の実施の
形態では、そのデータとして、各部分デモ1〜5に対応
するデモデータの区間の先頭と最後に位置する処理単位
データ(イベント)の番号を用意している。その番号
は、処理単位データ(イベント)がデモデータの先頭か
ら何番目であるかを示す値である。以降、その番号につ
いてはイベント番号と呼ぶことにする。
【0033】CPU101は、スイッチSW2が操作さ
れた時点でカーソルCRを表示させている位置が部分デ
モ1〜5を表す何れかのボックス上であった場合、その
区間を表すデータを参照して、ユーザが選択した部分デ
モに対応する区間のデモデータのみを実行する。それに
より、ユーザが指定(選択)した部分デモのみを楽器1
00に行わせる。カーソルCRをALLボタン上に表示
させた状態でユーザがスイッチSW2を操作した場合に
は、デモデータを先頭から処理していくことで、部分デ
モの全てを楽器100に行わせる。
【0034】このようにして、第1の実施の形態では、
デモ全体のなかから実際に行わせる部分をユーザが選択
できるようにしている。そのため、機能の具体的な内容
や操作性を確認したいといった消費者の要求に直ちに対
応したり、店の客筋にも対応できるようになる。そのよ
うな利便性の向上に伴い、サービスの質も向上すること
から、製品の売上げを延ばすことに大きく貢献すること
ができる。
【0035】図4は、CPU101が実行する全体処理
の動作フローチャートである。次に、図4を参照して、
CPU101の動作についてより詳細に説明する。な
お、全体処理は、楽器100の電源がオンされた後に、
CPU101がROM102に格納されているプログラ
ムを読み出して実行することにより実現される処理であ
る。
【0036】楽器100の電源がオンされ、ROM10
2に格納されているプログラムの実行を開始したCPU
101は、先ず、ステップ401でイニシャル処理を行
う。そのイニシャル処理を行うことによって、各部は予
め定められた状態に設定され、制御に用いる各種変数に
は予め定めた値が代入される。例えば、デモを行ってい
るか否かを認識するための変数demo_flagに
は、デモを行っていないことを示す0が代入される。そ
の後、ステップ402に移行する。
【0037】そのステップ402では、ゲートアレイ1
09から送られた操作情報に対応するためのスイッチ処
理を実行する。そのスイッチ処理を実行した後には、R
AM103のマトリクス領域にはスイッチマトリクスデ
ータのなかで楽音の発音に関わるデータが未処理分とし
て残る。
【0038】ステップ402に続くステップ403で
は、その未処理分のスイッチマトリクスデータを処理す
る鍵盤処理を実行する。その鍵盤処理は、例えば未処理
のスイッチマトリクスデータをCPU110に送る処理
である。それにより、ユーザが所望する楽音をスピーカ
117から発音させる。それが終了すると、ステップ4
02に戻る。
【0039】このように、全体処理では、ステップ40
2、403で形成される処理ループが繰り返し実行され
る。それにより、電子楽器100を鍵盤107やスイッ
チ群106へのユーザの操作に応じて動作させている。
【0040】図5は、上記ステップ402として実行さ
れるスイッチ処理の動作フローチャートであり、本発明
に関わる部分が明確になるように処理の流れを表したも
のである。次に、その図5を参照して、スイッチ処理に
ついて詳細に説明する。
【0041】なお、特には図示していないが、このスイ
ッチ処理では、ゲートアレイ109から送られた操作情
報を解析してスイッチマトリクスデータを生成すること
が始めに行われる。ステップ501以降の処理は、実際
にはそのスイッチマトリクスデータに基づいて行われ
る。
【0042】そのステップ501では、スイッチSW1
が操作(オン)されたか否か判定する。ユーザがスイッ
チSW1を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ502に移行する。そうでない場合には、その判
定はNOとなってステップ503に移行する。
【0043】ステップ502では、スイッチSW1の操
作に応じてカーソルCRの表示位置の移動を行う。それ
が終了した後、ステップ505に移行する。なお、カー
ソルCRの表示位置の移動は、CPU101が、カーソ
ルCRの新たな表示座標をVDP104に送ることで実
現される。
【0044】他方のステップ503では、スイッチSW
2が操作(オン)されたか否か、即ちユーザがデモの実
行を指示したか否か判定する。ユーザがスイッチSW2
を操作した場合、その判定はYESとなってステップ5
04に移行する。そうでない場合には、その判定はNO
となってステップ505に移行する。
【0045】ステップ504では、デモを開始するうえ
で必要な設定を行う。具体的には、カーソルCRの表示
座標からデモデータを処理する区間を特定して、その先
頭の処理単位データ(イベント)の番号を変数firs
t_event_numに、その最後の処理単位データ
(イベント)の番号を変数last_event_nu
mに各々代入する。それ以外には、現在処理中の処理単
位データ(イベント)を管理するための変数curre
nt_event_numに変数first_even
t_numの値を代入し、その変数current_e
vent_numの値で指定される処理単位データ中の
スイッチ状態データを変数sw_statusに、時間
データを変数timeに、スイッチマトリクスデータを
変数sw_matrixに各々代入し、変数demo_
flagにはデモデータを処理中であることを示す1を
代入する。そのようにして行われる設定が終了した後、
ステップ505に移行する。
【0046】ステップ505では、デモデータを処理す
るデモモード処理を実行する。詳細は後述するように、
そのデモモード処理を実行することで、RAM103の
マトリクス記憶領域に処理すべきスイッチマトリクスデ
ータが格納される。
【0047】ステップ505に続くステップ506で
は、そのマトリクス記憶領域に格納されたスイッチマト
リクスデータに応じたその他の処理を実行する。この処
理を実行することで、楽音の発音に関わらない楽器10
0の動作、例えばテレビ301に表示させる内容の変更
が実現される。それが終了した後、一連の処理を終了す
る。
【0048】なお、特に図示していないが、実行中のデ
モは、スイッチ群106を構成するスイッチの一つであ
るストップスイッチが操作されることで終了させるよう
になっている。そのデモの終了は、ステップ506のそ
の他の処理を実行することで実現され、変数demo_
flagには0が代入される。
【0049】図6は、上記ステップ505として実行さ
れるデモモード処理の動作フローチャートである。次
に、この図6を参照して、デモモード処理について詳細
に説明する。
【0050】先ず、ステップ601では、変数demo
_flagの値が1か否か判定する。ユーザがスイッチ
SW2を操作してデモの実行を指示していた場合、その
判定はYESとなってステップ602に移行する。そう
でない場合には、その判定はNOとなってステップ60
9に移行する。
【0051】ステップ602では、処理単位データを処
理するタイミングを把握するためのタイマ処理を実行す
る。そのタイマ処理の具体的な内容についての詳細な説
明は省略するが、CPU101が備えたタイマを用い
て、直前の処理単位データを処理してからの経過時間を
算出することが行われる。
【0052】ステップ602に続くステップ603で
は、その経過時間が変数timeの値よりも大きいか否
か判定する。上記したように、変数timeには、直前
の処理単位データ(イベント)を処理してから次の処理
単位データ(イベント)を処理するまでの時間を表す値
(時間データ)が代入されている。従って、次の処理単
位データ(イベント)を処理すべきタイミングとなって
いた場合、その判定はYESとなってステップ604に
移行する。そうでない場合には、ここで一連の処理を終
了する。
【0053】そのステップ604では、RAM103の
マトリクス記憶領域に、処理すべきタイミングとなった
処理単位データ中のスイッチマトリクスデータ、即ち変
数sw_matrixの値を格納する。そのスイッチマ
トリクスデータは、図5のスイッチ処理におけるステッ
プ506、或いは図4の全体処理におけるステップ40
3で処理される。それにより、デモデータに従って楽器
100が動作することになる。
【0054】ステップ604に続くステップ605で
は、変数current_event_numの値が変
数last_event_numの値と等しいか否か判
定する。ユーザの指定に対応したデモデータを全て処理
した場合、その判定はYESとなってステップ606に
移行する。そうでない場合には、その判定はNOとなっ
てステップ607に移行する。
【0055】そのステップ606では、変数curre
nt_event_numに、変数first_eve
nt_numの値を代入する。それにより、ユーザが指
示したデモデータの処理を繰り返させる。他方のステッ
プ607では、変数current_event_nu
mの値をインクリメントする。それらのうちの何れを実
行して変数current_event_numの値を
更新した後は、ステップ608に移行する。
【0056】ステップ608では、変数current
_event_numの値の更新に合わせて、変数sw
_status、time、及びsw_matrix
に、次に処理すべき処理単位データ中の対応するデータ
を各々代入する。その後、一連の処理を終了する。
【0057】一方、ステップ601の判定がNO、即ち
デモを行っていない場合に移行するステップ609で
は、スイッチSW1、及びSW2以外のスイッチマトリ
クスデータをRAM103のマトリクス記憶領域に格納
する。その後、一連の処理を終了する。
【0058】このように、デモモード処理では、デモの
実行中には基本的にデモモード中のスイッチマトリクス
データのみ(ストップスイッチ等のスイッチマトリクス
データは除く)をマトリクス記憶領域に格納している。
それにより、デモの実行中はスイッチ群106、及び鍵
盤107へのユーザの操作を基本的に無効にして、楽器
100がデモデータのみに従って動作するようにしてい
る。
【0059】なお、第1の実施の形態では、ユーザがあ
る部分デモを指定(選択)した場合、その部分デモだけ
を行うようにしているが、それに必ずしも限定しなくと
も良い。例えば、デモのなかで行わせる部分デモをユー
ザが範囲で指定(選択)できるようにしても良い。ま
た、部分デモの実行においては、それが終わると再び最
初から始めることで繰り返しているが、そのように繰り
返さなくとも良い。ユーザに、部分デモの実行を繰り返
させるか否か、それを繰り返す回数等を設定させるよう
にしても良い。 <第2の実施の形態>上記第1の実施の形態では、ユー
ザが部分デモを指定(選択)すると、その部分デモのみ
を実行するようにしている。これに対し、第2の実施の
形態は、実行させる部分デモの他に、その実行順序まで
ユーザが指定(設定)できるようにしたものである。
【0060】この第2の実施の形態が適用された電子楽
器の構成は、上記第1の実施の形態におけるそれと基本
的に同じである。そのため、第1の実施の形態で用いた
符号をそのまま用いて、それから異なる部分のみ説明す
ることにする。
【0061】図7は、第2の実施の形態が適用された電
子楽器100のデモの実行に関わる操作方法を説明する
ための図である。その図7を参照して、特に実行させる
デモの内容を指定(設定)するための操作方法について
詳細に説明する。
【0062】第2の実施の形態では、図7に示すよう
に、デモの実行に関わるスイッチとして、スイッチSW
11、SW12、及びSW13を備えている。それら
は、それぞれ、スイッチ群106を構成するスイッチの
一つである。
【0063】スイッチSW11は、部分デモを表すボッ
クスを選択するためのスイッチであり、第1の実施の形
態におけるスイッチSW1に対応する。そのスイッチS
W11を操作すると、図7(a)、及び図7(b)から
判るように、テレビ301に表示された矢印に従ってカ
ーソルCRが表示されるボックスが移動する。
【0064】スイッチSW12は、カーソルCRが表示
されているボックスで実行される部分デモを指定(選
択)するためのスイッチである。それが操作される度
に、部分デモの内容を表す数字が、1から2、2から
3、3から4、4から5、或いは5から1にサイクリッ
クに変化する。図7(c)は、図7(b)に示す状態か
らスイッチSW12を操作した後の状態を示している。
その状態では、カーソルCRが表示されているボックス
(先頭から4番目に実行される部分デモ)の数字が2か
ら3に変化している。
【0065】スイッチSW13は、デモの実行を指示す
るためのスイッチであり、第1の実施の形態におけるス
イッチSW2に対応する。図7(d)に示すように、図
7(c)に示す状態でスイッチSW13を操作すると、
部分デモ5→部分デモ3→部分デモ1→部分デモ3→部
分デモ4の順序でデモが進行することになる。
【0066】上記のようにデモデータを処理できるよう
に、CPU101は、各ボックス毎にそれに指定(選
択)された部分デモに対応するデモデータの区間を特定
するためのデータを配列変数の形で保持する。部分デモ
の実行は、それに対応するデモデータ中の区間を処理す
ることで行っている。そのことから、第2の実施の形態
では、ボックスで指定された部分デモに対応するデモデ
ータ中の区間の先頭と最後に位置する処理単位データの
イベント番号を変数に代入している。具体的には、先頭
のそれは変数first_event_num[i]、
最後のそれは変数last_event_num[i]
にそれぞれ代入している。なお、それらの変数におい
て、各ボックスとの対応関係は括弧内の値(ここでは
“i”である)で管理している。
【0067】上記のように、実行させる部分デモ、その
実行順序をユーザに指定(選択)させた場合、様々なパ
ターンでデモを実行させられることから、新鮮味をより
長く維持させることができるようになる。また、デモを
通じて、店の客筋、或いは消費者の要望に合わせた製品
の説明(紹介)を行えるようになる。このような利便性
の向上により、第1の実施の形態と比較して、製品の売
上げを延ばすことにより貢献することができるようにな
る。
【0068】次に、第2の実施の形態におけるCPU1
01の動作について、図8、及び図9に示す動作フロー
チャートを参照して詳細に説明する。ここでは、全体処
理は第1の実施の形態と基本的に同じであることから、
スイッチ処理、及びデモモード処理だけを説明する。
【0069】図8は、第2の実施の形態におけるスイッ
チ処理の動作フローチャートであり、図4の全体処理中
ではステップ402として実行される。始めに、そのス
イッチ処理について詳細に説明する。
【0070】なお、上記第1の実施の形態と同様に、こ
のスイッチ処理では、特に図示していないが、ゲートア
レイ109から送られた操作情報を解析してスイッチマ
トリクスデータを生成することが始めに行われる。ステ
ップ801以降の処理は、実際にはそのスイッチマトリ
クスデータに基づいて行われる。
【0071】そのステップ801では、スイッチSW1
1が操作(オン)されたか否か判定する。ユーザがスイ
ッチSW11を操作した場合、その判定はYESとなっ
てステップ802に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなってステップ803に移行する。
【0072】ステップ802では、スイッチSW11の
操作に応じてカーソルCRの表示位置の移動を行う。そ
れが終了した後、ステップ807に移行する。なお、カ
ーソルCRの表示位置の移動は、CPU101が、カー
ソルCRの新たな表示座標をVDP104に送ることで
実現される。
【0073】一方、ステップ803では、スイッチSW
12が操作(オン)されたか否か判定する。ユーザがス
イッチSW12を操作した場合、その判定はYESとな
ってステップ804に移行する。そうでない場合には、
その判定はNOとなってステップ805に移行する。
【0074】ステップ804では、スイッチSW12の
操作に応じて、カーソルCRが表示されているボックス
で実行させる部分デモの変更を行う。このとき、そのボ
ックスに対応する変数first_event_num
[i]、last_event_num[i]の更新も
その変更に合わせて行う。その後、ステップ807に移
行する。
【0075】他方のステップ805では、スイッチSW
13が操作(オン)されたか否か、即ちユーザがデモの
実行を指示したか否か判定する。ユーザがスイッチSW
13を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ806に移行する。そうでない場合には、その判定は
NOとなってステップ807に移行する。
【0076】ステップ806では、デモの実行を開始す
るうえで必要な設定を行う。具体的には、どのボックス
の部分デモを行っているかを把握するための変数cur
rent_demo_numに先頭のボックスを表す0
を代入し、現在処理中の処理単位データ(イベント)を
把握するための変数current_event_nu
mには、そのボックスに対応した変数first_ev
ent_num[0]の値を代入する。それ以外には、
その変数current_event_numの値が指
定する処理単位データ中のスイッチ状態データを変数s
w_statusに、時間データを変数timeに、ス
イッチマトリクスデータを変数sw_matrixに各
々代入し、変数demo_flagにはデモデータを処
理中であることを示す1を代入する。そのようにして行
われる設定が終了した後、ステップ807に移行する。
【0077】ステップ807では、デモデータを処理す
るデモモード処理を実行する。詳細は後述するように、
そのデモモード処理を実行することで、RAM103の
マトリクス記憶領域に処理すべきスイッチマトリクスデ
ータが格納される。
【0078】ステップ807に続くステップ807で
は、そのマトリクス記憶領域に格納されたスイッチマト
リクスデータに応じたその他の処理を実行する。この処
理を実行することで、楽音の発音に関わらない動作が実
現される。それが終了した後、一連の処理を終了する。
【0079】なお、特に図示していないが、実行中のデ
モは、スイッチ群106を構成するスイッチの一つであ
るストップスイッチが操作されることで終了させるよう
になっている。そのデモの終了は、ステップ808のそ
の他の処理を実行することで実現され、変数demo_
flagには0が代入される。
【0080】図9は、上記ステップ807として実行さ
れるデモモード処理の動作フローチャートである。次
に、この図9を参照して、第2の実施の形態によるデモ
モード処理について詳細に説明する。
【0081】先ず、ステップ901では、変数demo
_flagの値が1か否か判定する。ユーザがスイッチ
SW13を操作してデモの実行を指示していた場合、そ
の判定はYESとなってステップ902に移行する。そ
うでない場合には、その判定はNOとなってステップ9
12に移行する。
【0082】ステップ902では、処理単位データを処
理するタイミングを把握するためのタイマ処理を実行す
る。そのタイマ処理の具体的な内容についての詳細は省
略するが、CPU101が備えたタイマを用いて、直前
の処理単位データを処理してからの経過時間を算出する
ことが行われる。
【0083】ステップ902に続くステップ903で
は、その経過時間が変数timeの値よりも大きいか否
か判定する。上記したように、変数timeには、直前
の処理端子データ(イベント)を処理してから次の処理
単位データ(イベント)を処理するまでの時間を表す値
(時間データ)が代入されている。従って、次の処理単
位データ(イベント)を処理すべきタイミングとなって
いた場合、その判定はYESとなってステップ904に
移行する。そうでない場合には、ここで一連の処理を終
了する。
【0084】そのステップ904では、RAM103の
マトリクス記憶領域に、処理すべきタイミングとなった
処理単位データ中のスイッチマトリクスデータ、即ち変
数sw_matrixの値を格納する。そのスイッチマ
トリクスデータは、図8のスイッチ処理におけるステッ
プ808、或いは図4の全体処理におけるステップ40
3で処理される。それにより、デモデータに従って楽器
100が動作することになる。
【0085】ステップ904に続くステップ905で
は、変数current_event_numの値が変
数last_event_num[current_d
emo_num]の値と等しいか否か判定する。変数c
urrent_demo_numの値が指定するボック
スの部分デモが終了した場合、その判定はYESとなっ
てステップ906に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなってステップ911に移行する。
【0086】ステップ906では、変数current
_demo_numの値が、テレビ301の画面に表示
させたボックス数が代入されている変数DEMO_NU
Mの値から1を減算した値と等しいか否か判定する。従
って、最後のボックスで指定された部分デモを行ってい
た場合、その判定はYESとなってステップ907に移
行する。そうでない場合には、その判定はNOとなって
ステップ908に移行する。
【0087】ステップ907では、ユーザが指定した部
分デモを一通り実行したことから、変数current
_demo_numに0を代入する。他方のステップ9
08では、変数current_demo_numの値
をインクリメントする。それらのうちの何れかで変数c
urrent_demo_numの値を更新した後、ス
テップ909に移行する。
【0088】そのステップ909では、変数curre
nt_event_numに、変数first_eve
nt_num[current_demo_num]の
値、即ち変数current_demo_numの値で
指定される部分デモに対応したデモデータの区間の先頭
に位置する処理単位データのイベント番号を代入する。
その後、ステップ910に移行する。
【0089】一方、ステップ905の判定がNOの場合
に実行されるステップ911では、変数current
_event_numの値をインクリメントする。その
後、ステップ910に移行する。
【0090】ステップ910では、ステップ909、或
いは911での変数current_event_nu
mの値の更新に合わせて、変数sw_status、t
ime、及びsw_matrixに、次に処理すべき処
理単位データ中の対応するデータを代入する。その後、
一連の処理を終了する。
【0091】ステップ901の判定がNO、即ち変数d
emo_flagの値が0の場合に実行されるステップ
912では、スイッチSW11〜SW13以外のスイッ
チマトリクスデータをRAM103のマトリクス記憶領
域に格納する。その後、一連の処理を終了する。
【0092】このように、第2の実施の形態において
も、デモの実行中はスイッチ群106、及び鍵盤107
へのユーザの操作を基本的に無効(ストップスイッチ等
は除く)とすることで、デモデータに従って楽器100
が動作するようにしている。
【0093】なお、第1の実施の形態と同様に、第2の
実施の形態においてもデモを繰り返し行うようにしてい
るが、そのように繰り返さなくとも良い。ユーザに、デ
モの実行を繰り返させるか否か、それを繰り返す回数等
を設定させるようにしても良い。また、実行させたい部
分デモの種類が少ないような場合に容易に対応できるよ
うに、部分デモの指定に有効なボックスをユーザが選択
(設定)できるようにしても良い。
【0094】また、本実施の形態(第1及び第2の実施
の形態)では、内容に基づいてデモデータを予め幾つか
の区間(一つの区間が一つの部分デモに対応)に分け、
その区間を単位にユーザにデモデータの処理内容を間接
的に指定(選択)させているが、デモデータによって
は、その区間をユーザが直接的に任意に設定できるよう
にしても良い。
【0095】その処理内容の指定(選択)においては、
本実施の形態では外部の表示装置であるテレビ301を
利用しているが、そのテレビ301を利用する換わり
に、LCD等の表示装置を楽器100本体に搭載させる
ようにしても良い。その場合、楽器100本体に搭載さ
せた表示装置と外部の表示装置の両方をユーザが利用で
きるようにしても良い。
【0096】その外部の表示装置においては、テレビ3
01ではなく、パーソナルコンピュータ用の表示装置と
いった別の表示装置を利用できるようにしても良い。複
数種類の表示装置を利用できるようにしても良い。当然
のことながら、表示装置を利用せずに、スイッチ類だけ
で処理内容の指定(選択)をユーザに行わせるようにし
ても良い。
【0097】また、本実施の形態は、電子楽器100に
本発明を適用させたものであるが、本発明の適用は電子
楽器100やゲーム装置、或いは画像描画装置のような
装置(ハードウェア)に限定されるものではない。ソフ
トウェアに対しても適用させることができる。ソフトウ
ェアへの適用は、製品であるソフトウェアに組み込む形
で行っても良いが、その製品とは別に、それを説明する
ためのソフトウェアとして作成することで行っても良
い。当然のことながら、本発明を適用したソフトウェア
は、CD−ROMやフロッピーディスクといった記録媒
体に記録して配布するだけでなく、何らかの通信手段を
介して配布するようにしても良い。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、デモデー
タの処理内容を直接的に、或いは間接的にユーザに指定
させ、その指定された処理内容に従ってデモデータを処
理する。そのため、ユーザは所望する内容でデモを行わ
せることができる。それにより、消費者の要求に直ちに
対応したり、店の客筋にも対応できるようになることか
ら、製品の売上げの向上にも大きく貢献することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態が適用された電子楽器の構成図で
ある。
【図2】デモデータの構成図である。
【図3】電子楽器のデモの実行に関わる操作方法を説明
するための図である。
【図4】全体処理の動作フローチャートである。
【図5】スイッチ処理の動作フローチャートである。
【図6】デモモード処理の動作フローチャートである。
【図7】電子楽器のデモの実行に関わる操作方法を説明
するための図である(第2の実施の形態)。
【図8】スイッチ処理の動作フローチャートである(第
2の実施の形態)。
【図9】デモモード処理の動作フローチャートである
(第2の実施の形態)。
【符号の説明】
100 電子楽器 101、110 CPU 102 ROM 103、111 RAM 104 VDP 105 V−RAM 106 スイッチ群 113 音源LSI 301 テレビ SW1、SW2、SW11〜SW13 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イベントの内容を表すイベントデータ、
    及びその実行のタイミングを表す時間データを有する処
    理単位データを複数備えて構成され、ハードウェア、或
    いはソフトウェアの機能や概要の説明などのために用い
    られるデモデータを処理する装置であって、 前記デモデータの処理内容を指定するための指定手段
    と、 前記指定手段により指定された処理内容に従って、前記
    デモデータを処理する処理手段と、 を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段は、前記処理内容として、
    前記デモデータのなかで処理させる部分を指定させ、 前記処理手段は、前記デモデータのなかで前記指定手段
    により指定された部分だけを処理する、 ことを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記指定手段は、前記処理内容として、
    前記デモデータを構成する各部分の処理順序を指定さ
    せ、 前記処理手段は、前記デモデータを構成する各部分を、
    前記指定手段により指定された処理順序に従って処理す
    る、 ことを特徴とする請求項1、または2記載のデータ処理
    装置。
  4. 【請求項4】 イベントの内容を表すイベントデータ、
    及びその実行のタイミングを表す時間データを有する処
    理単位データを複数備えて構成され、ハードウェア、或
    いはソフトウェアの機能や概要の説明などのために用い
    られるデモデータの処理内容を指定させる機能と、 該指定する機能により指定された処理内容に従って、前
    記デモデータを処理する機能と、 を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
JP9275506A 1997-10-08 1997-10-08 データ処理装置 Pending JPH11109965A (ja)

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JP9275506A JPH11109965A (ja) 1997-10-08 1997-10-08 データ処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081600A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Sony Corp 映像表示システムの機能デモンストレーション方法およびリモートコントローラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007081600A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Sony Corp 映像表示システムの機能デモンストレーション方法およびリモートコントローラ

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