JPH1110950A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH1110950A
JPH1110950A JP17149297A JP17149297A JPH1110950A JP H1110950 A JPH1110950 A JP H1110950A JP 17149297 A JP17149297 A JP 17149297A JP 17149297 A JP17149297 A JP 17149297A JP H1110950 A JPH1110950 A JP H1110950A
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JP17149297A
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Satoru Hida
悟 飛田
Toshio Hiki
俊男 比気
Yoshikane Matsumoto
吉兼 松本
Makoto Shinohara
誠 篠原
Takeshi Shimizu
武司 清水
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドットラインプリンタをはじめとしたラスタ
スキャン方式の印字装置において、主要文字の印刷速度
を確保しかつ製造コスト上昇を最小限とした上で、バー
コード,拡大文字およびグラフィック印字の高速化に必
要なプロットレートの高速化を図る。更には、OCR文
字印字の高速化を可能とする。 【解決手段】 基本となるハンマ機構部は、桁方向にほ
ぼ等間隔でかつ複数列に配設した印字ハンマを有してい
る。ここで、印字ハンマの配列数Mnは主要文字構成の
縦ドット数の約数を用い、このハンマの印字形態を基本
配列とし、この基本配列MnにN列分の印字ハンマを追
加して印字ピン配列数を(Mn+N)列としたハンマ機
構部を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラスタスキャン方
式で印字を行う印字装置に関するものであり、更に詳し
くは、ドット印字素子の配列数に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラスタスキャン方式で印字を行う代表的
なものとしては、ドットラインプリンタまたはシャトル
プリンタと呼ばれる印字装置がある。このドットライン
プリンタは、ドット印字を行う印字ハンマを桁方向に所
定間隔で配設したハンマ機構部を桁方向に往復移動さ
せ、その移動過程でドットを印字し、その反転過程で紙
送りを繰り返しながら文字及び図形等をドットマトリッ
クスで印字する方式のプリンタである。
【0003】ドットラインプリンタの印字速度は、主に
印字ハンマの単位時間当たりのドット印字能力とその搭
載数に依存している。さらに、その縦方向の配列数も関
係する。印字ハンマの配列数とは、ハンマ機構部の往復
移動の1移動過程で同時に印字できるドット行数を意味
し、この数が増すほど1行を印字するときに紙送り回数
が少なくなる関係で印字速度の高速化が図れる。
【0004】この種のプリンタで最も一般的に使用され
ている漢字文字の縦および横方向ドット数は24ドット
である。この主要文字を印字するドットラインプリンタ
の印字ハンマの縦方向配列数は、文字の縦方向ドット数
の約数(1、2、3、4、6、8、12、24)の中から
選択可能である。この理由は効率良い印字を行うためで
ある。
【0005】一方、一部のドットラインプリンタでは、
24ドット文字以外に、高速印字を目的として縦方向ド
ット数を18ドットとした文字も併せて搭載している場
合がある。この場合の印字ハンマの配列数は、両者の文
字の縦ドット数24と18の公約数(1、2、3、6)の
中から選択されるのが一般的である。
【0006】以下、従来技術について詳述する。
【0007】最初に印字機構部の平面図及び断面図を示
した図10及び図11を用いて印字装置の印字方法につ
いて説明する。
【0008】ドット印字を行う印字ハンマ11を所定間
隔で搭載したハンマ機構部10は、その両端を直動軸受
け23によって支持されている。このハンマ機構部10
はシャトル機構部20によって桁方向(矢印方向)に往
復移動を行う。シャトル機構部20は、シャトルモータ
21の往復回転運動をタイミングベルト22を介して往
復直線運動に変換する機構となっている。印字ハンマ1
1の印字力を支持するプラテン40は、印字用紙50及
びインクリボン31を介してハンマ機構部10に対向す
るように所定ギャップを離して配設してある。インクリ
ボン31は、複数のリボンガイド33によって定められ
た経路を一対のリボンドライブローラ32によって駆動
されることで走行し、リボンカセット30に収納された
後、その他端から出て行いくことで繰り返して使用され
る。
【0009】ここで用いているハンマ機構部10は、図
11に示すように一般的にスプリングチャージ方式と呼
ぶものである。先端にドット印字を行う印字ピン15を
接合した板バネが印字ハンマ11である。印字ハンマ1
1は、コムヨーク17、マグネット12及びヨークベー
ス16およびフロントヨーク18によって形成される磁
気回路上で、フロントヨーク18を介してヨークベース
16にネジ14で取り付けてある。この状態で印字ハン
マ11はコムヨーク17に磁気吸引され撓んでいる。ハ
ンマコイル13はコムヨーク17に配設してあり、図示
しない駆動回路によって印字ハンマ11の磁気吸引力を
打ち消す方向にパルス電流を流すことで印字ハンマ11
を駆動させドット印字を行う。
【0010】ハンマ機構部10における印字ハンマ11
の印字ピン配列は図12に示すようになっており、これ
は図11の右側面から見た状態である。なお、図12の
上下方向が紙送り方向となる。
【0011】この例における印字ピン15は、縦方向
(紙送り方向)に8列で桁方向にほぼ一定の間隔pで配
列してある。この例における間隔pは約0.1インチで
あり、印字ピン15の合計数は72ピンである。なお、
この間隔pは、厳密には一定の間隔の場合と、隣接印字
ピン15の同時駆動を避ける目的で一定のピッチから僅
かにシフトしてある場合とがあるがいずれの場合でもよ
い。なお、このシフト量は本発明の主要部には直接的な
影響を与えないので特に考慮しない。
【0012】一般的な縦方向24ドットの漢字文字を印
字する場合は、ハンマ機構部10の印字ピン15の配列
数は、無駄が生じないように通常使用する文字の縦方向
ドット数の約数Mのものとしている。従って、縦方向2
4ドットの漢字文字の場合は、1、2、3、4、6、
8、12、24の中から選択される。
【0013】また、印字速度の高速化のため、縦方向ド
ット数24ドットの他に18ドットとした漢字文字が主
要文字として併用される場合もある。
【0014】
【表1】
【0015】表1から分かるように、18ドットを併用
する場合、前記24と18の公約数M=1、2、3、
4、6列であれば、ハンマ機構部10の1文字当たりの
移動回数を減らすことができ、24ドットの文字構成に
比べ印字速度を向上させることが可能となる。しかし、
公約数とした場合は、シャトル回数が多くなり印刷速度
の向上に限界があり、縦方向ドット数が24ドットのみ
の約数である8、12および24列の配列においては、
速度向上の効果は出ない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来技
術においては、標準的に用いられる文字(以後、主要文
字種と記す)に対する印刷速度を重視して、ハンマ機構
部10の印字ピン15の配列数を決定していた。
【0017】一方、この種プリンタにおいて最も印刷す
るのは主要文字種であるものの、ドットプリンタである
ことからバーコード,拡大文字および各種図表といった
グラフィック印刷的な使われ方も多い。更に、OCR文
字の印刷にも使われており、前記OCR文字は、一般的
に縦方向ドット数が18〜20ドットで構成されてい
る。
【0018】このような主要文字種以外のものに対して
も、より高速で印刷したいというニーズも相当に強い。
主要文字種の印刷速度を確保した上で、主要文字種以外
の印刷速度も高める事が技術課題であって、これを製品
価格上昇を最小限にして実現しないとならない。このこ
とはドットラインプリンタに限ったことではなく、各種
方式のドット印字素子を用いて印字するドットマトリッ
クスプリンタ全般にいえることである。
【0019】そこで本発明は、低コストで印刷速度、特
に単位時間当たりに印字するドット行、すなわちプロッ
トレートを高められるようにした印字装置を提供するこ
とを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第1の構成は、桁方向にほぼ所定間隔でかつ
複数列に配設したドット印字素子を有するドット印字手
段と、該ドット印字手段を桁方向に往復移動させる往復
移動手段と、桁方向と垂直な縦方向に印字用紙を送る紙
送り手段とを有し、印刷可能な主要文字種数を複数種
(n種)有する印字装置において、前記複数の主要文字種
の縦方向のドット数配列が夫々L1、L2、L3・・・
・・Ln個(但しL1<L2<・・・・・<Ln)であ
るとき、これら主要文字種のドット数配列L1〜Lnの
共通の約数Mnを基本配列とし、この基本配列MnにM
n<(Mn+N)<L1を満たすN列分のドット印字素
子を追加して、(Mn+N)列を縦方向のドット配列数
とすることである。
【0021】上記課題を解決するための本発明の第2の
構成は、前記(Mn+N)列のドット配列数は、前記主
要文字種の縦方向ドット数Lnの約数以外の数とするこ
とにある。
【0022】上記課題を解決するための本発明の第3の
構成は、桁方向にほぼ所定間隔でかつ複数列に配設した
ドット印字素子を有するドット印字手段と、該ドット印
字手段を桁方向に往復移動させる往復移動手段と、印字
用紙を送る紙送り手段とを有し、印刷可能な主要文字種
数を1種有する印字装置において、前記主要文字種の縦
方向のドット数配列がL個であるとき、この文字種のド
ット数配列Lの約数Mnを基本配列とし、この基本配列
MnにMn<(Mn+N)<Lを満たすN列分のドット
印字素子を追加して、(Mn+N)列を縦方向のドット
配列数とすることである。
【0023】上記課題を解決するための本発明の第4の
構成は、桁方向にほぼ所定間隔でかつ複数列に配設した
ドット印字素子を有するドット印字手段と、該ドット印
字手段を桁方向に往復移動させる往復移動手段と、印字
用紙を送る紙送り手段とを有し、印刷可能な主要文字種
数を1種有する印字装置において、前記主要文字種の縦
方向のドット数配列がL個であるとき、この文字種のド
ット数配列Lのm倍(m=1、2、3、・・・・・)の数
Lmを基本配列とし、この基本配列LmにL列未満のN
列分のドット印字素子を追加して、(Lm+N)列の配
列数とすることにある。
【0024】上述の構成とすれば、プロットレートを高
め、しかもコスト上昇を押さえられ得る印字ピンの配列
が定義可能となる。
【0025】また、本発明をコスト上昇を必要最小限に
押さえて実現するには、主要文字種を最も効率良く印字
するように開発された、主要文字種の縦方向ドット数の
約数の印字ピン配列数を有するハンマ機構部に追加の印
字ピンを搭載することで達成される。この場合、プロッ
トレートは印字ピンの追加分に応じて比例的に速くなる
が、コスト上昇は印字ピンの追加に伴う分だけであるか
ら安価に製作できる。すなわち、コスト上昇に比較し、
それ以上にプロットレートを高めることができるので課
題を大いに満足できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を説明
する。
【0027】図1は、本発明の一実施例である印字ピン
15配列内容を一般化して記した図である。主要文字が
複数種(n種)あり、この複数の主要文字種の縦ドット
数をそれぞれL1、L2、・・・・・Ln個(L1、L
2、L3、・・・・・)とし、この公約数Mnを印字ピ
ン15の基本配列(Mn列)としたとき、これにN列を
追加して(Mn+N)列とした構成を示している。但
し、Mn<(Mn+N)<L1となるように設定され
る。
【0028】
【表2】
【0029】表2より、すべての文字種においてプロッ
トレートが上昇する配列数を選択することができる。ま
た、n種の文字種の内プロットレートの向上が望める文
字種が数種に限られても、バーコード、拡大文字、及び
各種図表といったグラフィック印刷に於いてはプロット
レートは確実に向上できる。
【0030】また、(Mn+N)列が主要文字種の約数
にならないようにN列の値を決めることは、追加するハ
ンマピン数を必要最小限に押さえることができ、印字す
るドット数が非常に多く連続した場合、プロットレート
の向上に効果が得られることは当然のこととなる。
【0031】本実施例においては、隣接する印字ピン1
5の桁方向間隔はpとしている。また、(Mn+N)個
の印字ピン15を1モジュールとし、これを所定間隔m
pでU組のモジュールを配設して、印字ピン15が図の
ような配列をした構成のハンマ機構部10としている。
本例ではモジュール構成を採用しているが、モジュール
構成をしなくても良いことは当然である。
【0032】図2は、図1で示した実施例の中の具体例
の一つである。主要文字種は2種類あり、その縦ドット
数は24と18個の場合である。印字ピン15の基本配
列数Mnは2種の主要文字種の共通約数である6列であ
る。印字ピン15の追加配列数Nは1列、4列、5列、
7〜11列より選ばれる数であって、合計7列、10
列、11列、13〜17列としている。追加配列数の値
は、これを搭載した印字装置が目標とするプロットレー
トおよび製造コストとの関係を鑑みて選択される。
【0033】例えば、上記実施例において、追加配列数
Nを3列とした場合、シャン間バンクの往復移動数が1
回削減されるので、およそ1.3倍の印刷速度の向上と
なる。
【0034】図3は、図1で示した実施例のn=1の場
合の印字ピン15配列内容を一般化して記した図であ
る。主要文字種の縦ドット数の約数Mを印字ピン15の
基本配列(M列)とし、これにN列を追加して(M+
N)列とした構成を示している。ただし、(M+N)列
が主要文字種の約数にならないようにN列の値を決めて
いる。また、隣接する印字ピン15の桁方向間隔はpと
している。
【0035】本構成例においては、(M+N)個の印字
ピン15を1モジュールとし、これを所定間隔mpでU
組のモジュールを配設して、印字ピン15が図のような
配列をした構成のハンマ機構部10としている。本例で
はモジュール構成を採用しているが、モジュール構成を
しなくても良いことは当然である。
【0036】図4は、図3で示した実施例の中の具体例
の一つである。主要文字種の縦ドット数Lが24個の場
合であって、印字ピン15の基本配列数Mが12列、印
字ピン15の追加配列数を1〜11列として合計13か
ら23列としている。追加配列数の値は、これを搭載し
た印字装置が目標とするプロットレートおよび製造コス
トとの関係を鑑みて選択される。更に詳しくは、印字ピ
ン15が基本配列のものを搭載した印字装置(従来機)を
基にして、追加印字ピン15を搭載した印字装置(本発
明品)の構成を決めるにあたっては、従来機に搭載され
ている電源、冷却能力の流用等および追加搭載する印字
ハンマ駆動回路構成を加味した上で、印字ピン15の配
列数を決めることが望ましい。
【0037】図5は、図3で示した実施例の中の他の具
体例の一つである。主要文字種の縦ドット数Lが24個
の場合であって、印字ピン15の基本配列数Mが8列、
印字ピン15の追加配列数Nをそれぞれ1列、2列、3
列としている。これは、従来技術を示した図12の印字
ピン15の基本配列に1から3列分を追加して、印字ピ
ン15配列数の合計を9から11列としたものである。
追加配列数の値は、これを搭載した印字装置が目標とす
るプロットレートおよび製造コストとの関係を鑑みて選
択される。
【0038】図6は、図3で示した実施例の中の他の具
体例の一つである。主要文字種の縦ドット数Lが24個
の場合であって、印字ピン15の基本配列数Mが6列、
印字ピン15の追加配列数を1列として合計7列にして
いる。
【0039】図7は、図3で示した実施例の中の他の具
体例の一つである。主要文字種の縦ドット数Lが24個
の場合であって、印字ピン15の基本配列数Mが4列、
印字ピン15の追加配列数を1列として合計5列にして
いる。
【0040】図8は、本発明の他の実施例である印字ピ
ン15配列内容を一般化して記した図である。主要文字
種の縦ドット数L個のm倍(m=1、2、3、・・・・
・)を印字ピン15の基本配列Lm列とし、これにL列
未満のN列を追加して(Lm+N)列とした構成を示し
ている。隣接する印字ピン15の桁方向間隔はpとして
いる。
【0041】本構成例においては、(Lm+N)個の印
字ピン15を1モジュールとし、これを所定間隔mpで
U組のモジュールを配設して、印字ピン15が図のよう
な配列をした構成のハンマ機構部10としている。本例
ではモジュール構成を採用しているが、モジュール構成
をしなくても良いことは当然である。さらに、複数モジ
ュールを搭載しているが1モジュールであっても良いこ
とは当然である。
【0042】図9は、図8で示した実施例の中の具体例
の一つである。主要文字種の縦ドット数Lが24個の場
合であり、mを1として印字ピン15の基本配列数(L
m)を24列、印字ピン15の追加配列数Nを1〜23
列として合計25〜47列にしている。
【0043】ここで掲げた各実施例はドットラインプリ
ンタについて示したものであるが、ドット印字素子を同
様に配列したドット印字手段を用いて印字する印字装置
であるドットマトリックスプリンタ全般についても同様
に適用できる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、桁
方向にほぼ所定間隔でかつ複数列に配設したドット印字
素子を有するドット印字手段と、該ドット印字手段を桁
方向に往復移動させる往復移動手段と、桁方向と垂直な
縦方向に印字用紙を送る紙送り手段とを有し、印刷可能
な主要文字種数を複数種(n種)有する印字装置におい
て、前記複数の主要文字種の縦方向のドット数配列が夫
々L1、L2、L3・・・・・Ln個(但しL1<L2
<・・・・・<Ln)であるとき、これら主要文字種の
ドット数配列L1〜Lnの共通の約数Mnを基本配列と
し、この基本配列MnにMn<(Mn+N)<L1を満
たすN列分のドット印字素子を追加して、(Mn+N)
列を縦方向のドット配列数としたので、製品価格上昇を
最小限でかつ主要文字種の印字速度を確保した上で、主
要文字種以外の印字速度(プロットレート)も高める事が
実現できる。ここで主要文字種以外のものとは、この種
プリンタにおいて多用されるバーコード、拡大文字およ
び各種図表といったグラフィック印刷的なものを示す。
【0045】更に、主に縦方向ドット数が18〜20ド
ットで構成されているOCR文字の印字においても、印
字ピン15の配列数の選択によっては主要文字種よりは
るかに高速で印字することが可能となる。この印字ピン
15配列の実施例は、図2、図4および図5さらには図
7の構成が該当する。
【0046】他の発明として、桁方向に所定間隔でかつ
複数列に配設したドット印字素子を有するドット印字手
段と、該ドット印字手段を桁方向に往復移動させる往復
移動手段と、印字用紙を送る紙送り手段とを有し、主要
文字種が複数種(n種)あって、該文字の縦方向ドット数
をLn個(L1、L2、L3・・・個)とした該複数の主
要文字種を印字する印字装置において、前記ドット印字
手段におけるドット印字素子の配列形態として前記主要
文字種の縦方向ドット数Lnの共通の約数Mnを基本配
列とし、該基本配列MnにN列分のドット印字素子を追
加してMn列であった配列数を前記主要文字種の縦方向
ドット数Lnの約数以外となる(Mn+N)列の配列数
としたので、上記と同様な効果、とくにコストの面で優
れた効果を得られる。
【0047】更に他の発明として、桁方向に所定間隔で
かつ複数列に配設したドット印字素子を有するドット印
字手段と、該ドット印字手段を桁方向に往復移動させる
往復移動手段と、印字用紙を送る紙送り手段とを有し、
文字の縦方向ドット数がL個の主要文字種を印字する印
字装置において、該ドット印字手段におけるドット印字
素子の配列形態として前記主要文字種の縦方向ドット数
Lのm倍(m=1、2、3、・・・・・)の数Lmを基本
配列とし、該基本配列LmにL列未満のN列分のドット
印字素子を追加して、Lm列であった配列数を(Lm+
N)列の配列数としたので、上記と同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の発明の印字ピンの配列状態を
示す模式図。
【図2】 本発明の第2の発明の印字ピンの配列状態を
示す模式図。
【図3】 本発明の第3の発明の印字ピンの配列状態を
示す模式図。
【図4】 図3の一例となる印字ピンの配列状態を示す
模式図。
【図5】 図3の他の例となる印字ピンの配列状態を示
す模式図。
【図6】 図3の他の例となる印字ピンの配列状態を示
す模式図。
【図7】 図3の他の例となる印字ピンの配列状態を示
す模式図。
【図8】 本発明の第4の発明の印字ピンの配列状態を
示す模式図。
【図9】 図8の一例となる印字ピンの配列状態を示す
模式図。
【図10】印字機構部の平面図。
【図11】ハンマ機構部の側面断面図。
【図12】従来技術における印字ピンの配列状態を示す
模式図。
【符号の説明】
10はハンマ機構部、11は印字ハンマ、12はマグネ
ット、13はハンマコイル、14はネジ、15は印字ピ
ン、16はヨーク、17はコムヨーク、18はフロント
ヨーク、20はシャトル機構部、21はシャトルモー
タ、22はタイミングベルト、23は直動軸受、30は
リボンカセット、31はインクリボン、32はリボンド
ライブローラ、33はリボンガイド、40はプラテン、
50は印字用紙である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 誠 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 (72)発明者 清水 武司 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】桁方向にほぼ所定間隔でかつ複数列に配設
    したドット印字素子を有するドット印字手段と、該ドッ
    ト印字手段を桁方向に往復移動させる往復移動手段と、
    桁方向と垂直な縦方向に印字用紙を送る紙送り手段とを
    有し、印刷可能な主要文字種数を複数種(n種)有する印
    字装置において、 前記複数の主要文字種の縦方向のドット数配列が夫々L
    1,L2,L3・・・・・Ln個(但しL1<L2<・
    ・・・・<Ln)であるとき、これら主要文字種のドッ
    ト数配列L1〜Lnの共通の約数Mnを基本配列とし、
    この基本配列MnにMn<(Mn+N)<L1を満たす
    N列分のドット印字素子を追加して、(Mn+N)列を
    縦方向のドット配列数とすることを特徴とする印字装
    置。
  2. 【請求項2】前記(Mn+N)列のドット配列数は、前
    記主要文字種の縦方向ドット数Lnの約数以外の数であ
    ることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】前記主要文字種の種類数nが2種であっ
    て、縦方向ドット数配列がL1=24、L2=18の場
    合において、前記ドット印字素子の基本配列数Mn=6
    としたときに、追加するドット印字素子の配列数Nは
    1、4、5、7または11より選ばれることを特徴とす
    る請求項2記載の印字装置。
  4. 【請求項4】桁方向にほぼ所定間隔でかつ複数列に配設
    したドット印字素子を有するドット印字手段と、該ドッ
    ト印字手段を桁方向に往復移動させる往復移動手段と、
    印字用紙を送る紙送り手段とを有し、印刷可能な主要文
    字種数を1種有する印字装置において、 前記主要文字種の縦方向のドット数配列がL個であると
    き、この文字種のドット数配列Lの約数Mnを基本配列
    とし、この基本配列MnにMn<(Mn+N)<Lを満
    たすN列分のドット印字素子を追加して、(Mn+N)
    列を縦方向のドット配列数とすることを特徴とする印字
    装置。
  5. 【請求項5】前記(Mn+N)列のドット配列数は、前
    記文字種の縦方向ドット数Lの約数以外の数であること
    を特徴とする請求項4記載の印字装置。
  6. 【請求項6】前記主要文字種の縦方向ドット数がL=2
    4であって、前記ドット印字素子の基本配列数をM=1
    2としたとき、追加するドット印字素子の配列数Nは1
    〜11より選ばれることを特徴とする請求項4記載の印
    字装置。
  7. 【請求項7】前記主要文字種の縦方向ドット数がL=2
    4であって、前記ドット印字素子の基本配列数をM=8
    としたときに、追加するドット印字素子の配列数Nは1
    〜3より選ばれることを特徴とする請求項4記載の印字
    装置。
  8. 【請求項8】前記主要文字種の縦方向ドット数がL=2
    4であって、前記ドット印字素子の基本配列数をM=6
    としたときに、追加するドット印字素子の配列数Nは1
    であることを特徴とする請求項4記載の印字装置。
  9. 【請求項9】前記主要文字種の縦方向ドット数がL=2
    4であって、前記ドット印字素子の基本配列数をM=4
    としたときに、追加するドット印字素子の配列数Nは1
    であることを特徴とする請求項4記載の印字装置。
  10. 【請求項10】桁方向にほぼ所定間隔でかつ複数列に配
    設したドット印字素子を有するドット印字手段と、該ド
    ット印字手段を桁方向に往復移動させる往復移動手段
    と、印字用紙を送る紙送り手段とを有し、印刷可能な主
    要文字種数を1種有する印字装置において、 前記主要文字種の縦方向のドット数配列がL個であると
    き、この文字種のドット数配列Lのm倍(m=1、2、
    3、・・・・・)の数Lmを基本配列とし、この基本配
    列LmにL列未満のN列分のドット印字素子を追加し
    て、(Lm+N)列の配列数とすることを特徴とする印
    字装置。
  11. 【請求項11】前記主要文字種の縦方向ドット数はL=
    24であって、印字素子の基本配列数Lmが24×1=
    24列であるとき、追加するドット印字素子の配列数N
    は1〜23より選ばれることを特徴とする請求項10記
    載の印字装置。
JP17149297A 1997-06-27 1997-06-27 印字装置 Withdrawn JPH1110950A (ja)

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