JPH11109460A - 撮影用簡易スタジオ - Google Patents

撮影用簡易スタジオ

Info

Publication number
JPH11109460A
JPH11109460A JP26962597A JP26962597A JPH11109460A JP H11109460 A JPH11109460 A JP H11109460A JP 26962597 A JP26962597 A JP 26962597A JP 26962597 A JP26962597 A JP 26962597A JP H11109460 A JPH11109460 A JP H11109460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
studio
opening
simple studio
photographing
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26962597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2955259B2 (ja
Inventor
Takashi Matsui
隆 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shashin Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Shashin Kagaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17474965&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH11109460(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Shashin Kagaku Co Ltd filed Critical Shashin Kagaku Co Ltd
Priority to JP26962597A priority Critical patent/JP2955259B2/ja
Publication of JPH11109460A publication Critical patent/JPH11109460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2955259B2 publication Critical patent/JP2955259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手軽に且つ良好に小型の商品等の撮影を
することができる撮影用簡易スタジオを提供する。 【解決手段】 側面及び背面に設けられた隔壁10a,10b,
10c 及び天面に設けられた隔壁11によって外部から隔離
された被写体8 を設置する設置部5 が形成され、且つ該
設置部5 内を外部から撮影可能な開口部3 が設けられ、
天面に設けられた隔壁11には前記設置部5 に設置された
被写体8 を照光可能な蛍光灯が取り付けられた簡易スタ
ジオ本体1 を具備し、前記側面及び背面に設けられた隔
壁10a,10b,10c と天面に設けられた隔壁11が互いに着脱
可能に設けられてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カタログや雑誌等
に掲載する商品の写真撮影等に適した撮影用簡易スタジ
オに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カタログや雑誌に、商品の写真を
掲載することが行われているが、このような商品等を撮
影する場合には、商品をより良く見せることが必要であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、通常の撮影よ
りも良好な撮影条件が要求されるため、たとえ小型の商
品といえども大がかりなスタジオ等の外部の光や影響の
少ない特殊な設備内で撮影しなければならず、手軽にこ
のような商品の写真を撮影することができず不便であ
り、且つコストがかかっていた。
【0004】また、通常室内等で写真を撮影する場合、
ストロボ等の光源を付加して撮影するが、これは、室内
灯として多く使用されている蛍光灯と分光分布が異な
り、撮影画像に色ムラ等の悪影響を及ぼすことがある。
【0005】しかし、最近では演色性の良い蛍光灯が生
産されており、その蛍光灯を使用すれば撮影が可能とな
り、ストロボ等に比較しても安価である。また、蛍光灯
は面光源であるため、点光源であるストロボに比して光
にムラが生じにくいという利点もある。
【0006】そこで、蛍光灯下でストロボを使用せず
に、特殊なフィルターをレンズにつけて写真を撮影する
ことも考られたが、フィルターを撮影毎にレンズに装着
しなければならず不便で、色の補正も不十分であった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、手軽に且つ良好に小型の商品等の
撮影をすることができる撮影用簡易スタジオを提供する
ことを課題とする。
【0008】本発明の他の目的は、手軽に持ち運びが可
能な撮影用簡易スタジオを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、蛍光灯等の灯具を大
量に用いなくとも撮影に充分な光を得ることができる撮
影用簡易スタジオを提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、デジタルカメラ
等で撮影した場合において、良好な画像を極めて容易に
得られる環境を作ることができる撮影用簡易スタジオを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その課題を解決
するための手段としては、側面及び背面に設けられた隔
壁10a,10b,10c 及び天面に設けられた隔壁11によって外
部から隔離された被写体8 を設置する設置部5が形成さ
れ、且つ該設置部5 内を外部から撮影可能な開口部3 が
設けられ、天面に設けられた隔壁11には前記設置部5 に
設置された被写体8 を照光可能な蛍光灯2 が取り付けら
れた簡易スタジオ本体1 を具備し、前記側面及び背面に
設けられた隔壁10a,10b,10c と天面に設けられた隔壁11
が互いに着脱可能に設けられていることにある。
【0012】このように、側面及び背面に設けられた隔
壁10a,10b,10c が互いに着脱自在に設けられていること
により、運搬する際には隔壁10a,10b,10c,11を夫々個々
に解体して運搬することができ、使用する際には解体さ
れている隔壁10a,10b,10c,11を組み合わせることによっ
て簡易スタジオ本体1 として撮影に使用することができ
る。従って、運搬作業を容易に行うことができ、使用す
る際にも組立に大幅な時間を掛けることなく、効率よく
組み立てることができる。
【0013】また、本発明に係る撮影用簡易スタジオ
は、請求項2に記載の如く、前記撮影用簡易スタジオ1
内の天面側に拡散板が取付けられていることが、天面か
らの光を均一に被写体に拡散することができ、従って被
写体を撮影する際に被写体への光が自然になるため好ま
しい。
【0014】また、本発明に係る撮影用簡易スタジオ
は、請求項3に記載の如く、前記側面及び背面に設けら
れた隔壁10a,10b,10c に凹部10d が設けられ、該凹部10
d に前記拡散板13が嵌入されていることが、拡散板13を
隔壁10a,10b,10c から離間すること無く形成することが
でき、従って撮影時に隔壁と拡散板との境界線が被写体
に黒い線となって現れることを防止することができるた
め好ましい。
【0015】本発明に係る撮影用簡易スタジオは、請求
項4に記載の如く、前記開口部3 に灯具が設けられてい
ることが、スタジオ本体1 内の被写体を撮影する際、外
部からの影響を受けることなく灯具から撮影に必要な光
を得ることができ、従って写真の品質を向上することが
できるため好ましい。
【0016】本発明に係る撮影用簡易スタジオは、請求
項5に記載の如く、前記開口部3 に前記開口部3 に対し
て開閉自在に反射板が設けられていることが、反射板の
開閉角度を適宜変更することにより、簡易スタジオ本体
1 内部へ所望の光を反射させることができ、従って被写
体に立体感を与えることができるため好ましい。
【0017】本発明に係る撮影用簡易スタジオは、請求
項6に記載の如く、前記簡易スタジオ本体1 に、前記開
口部3 の一部を遮蔽可能とすべく、開口部3 に対して開
閉可能な遮蔽手段4,4 が着脱自在に設けられていること
が、開口部3 に対する開閉角度を適宜変更することによ
り、開口部3 を遮蔽する面積並びに開閉角度を容易に調
整することができ、不要なときには遮蔽手段4,4 を容易
に取り外すことができるため好ましい。
【0018】本発明に係る撮影用簡易スタジオは、請求
項7に記載の如く、前記遮蔽手段が反射板4,4 であるこ
とが、遮蔽手段が外部から被写体8 を遮蔽する役割を果
たすと共に、簡易スタジオ本体1 内部に対しては被写体
8 に当てる光を効率よく反射させることができるため好
ましい。
【0019】本発明に係る撮影用簡易スタジオは、請求
項8に記載の如く、前記遮蔽手段が補助灯具であること
が、撮影に必要な光を十分に得ることができるため好ま
しい。
【0020】本発明に係る撮影用簡易スタジオは、請求
項9に記載の如く、前記側面及び背面に設けられた隔壁
10a,10b,10c の少なくとも何れかに補助灯具が設けられ
てなることが、被写体に当てる光量を増加させることが
でき、従って撮影品質が向上するため好ましい。
【0021】本発明に係る撮影用簡易スタジオは、請求
項10に記載の如く、前記簡易スタジオ本体1 の底面に
底面隔壁12が設けられており、該隔壁12に対して設置部
5 が凸状及び段状の何れかに形成されてなることが、被
写体8 を取り囲む周囲の状態を均一とすることができ、
従って撮影後の被写体の画像において不要な部分、即ち
被写体の周囲を何ら加工を施すことなく切り取ることが
できるため好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に従って説明する。まず、本発明の簡易撮影用
スタジオの構成から説明する。図1及び図2において示
す1は、両側面及び背面側に側壁部10a,10b,10c が形成
され、且つ天面部11及び底面部12が設けられた略箱型の
簡易スタジオ本体である。
【0023】また、図2に示すように、予め側壁部10a,
10b10c の天面側に設けられている凹部10d に嵌入さ
れ、且つ底面部12に略平行となるよう拡散板13が設けら
れている。
【0024】該側壁部10a,10b,10c 、天面部11及び底面
部12が隔壁となって外部から隔離された被写体を設置す
る設置部5が簡易スタジオ本体1の内部に形成されてい
る。ここで、底面部12、側壁部10a,10b,10c には、互い
に着脱自在となるよう、装着部材7が取付られている。
【0025】装着部材7としては、例えば図4に示すよ
うに、受部7aと掛部7bとから構成されているバックル式
のものを好適に用いることができる。図4に示すよう
に、側壁部10a の厚さ部分に受部7aが固着されており、
掛部7bが前面マスク6 に取り付けられている。そして、
掛部7bのうち、受部7aと係合するU字状の係合部7cを受
部7aに掛けた後、係合部7cに軸支され、係合部7cの後部
(図4に於ける左側)に位置する操作部7dで受部7aに係
合させた掛部7bを後方に引っ張ることにより掛部7bが受
部7aに固定され、側壁部10a と前面マスク6 が結合され
る。
【0026】図4に於いては、側壁部10a と前面マスク
6 とを結合する例について説明したが、側壁部10a と側
壁部10c 等、他の側壁部同士を結合する場合にも同様
に、一方の側壁部に受部7aを固着し、他方に掛部7bを取
り付け、掛部7bを受部7aに係合させることによって二枚
の側壁部を結合することができる。
【0027】図2に示す2は、一個の天面部11に夫々2
本ずつ取り付けられた蛍光灯を示し、被写体を設置する
設置部5を拡散板13ごしに照光可能に設けられている。
【0028】ここで、各蛍光灯2の両端部には蛍光灯2
の両端部から照射される不安定な光を遮蔽するために、
図3に示すような遮蔽板16が取り付けられている。ま
た、蛍光灯2の上面側には、傘状の反射体(図示せず)
が取り付けられており、光を効率よく反射させることが
できるように構成されている。
【0029】また、一本一本の蛍光灯2の明るさは、天
面部11の蛍光灯2の光量をスイッチ等によってそれぞれ
調節可能な自動調節手段15により調整することができ
る。尚、該自動調節手段15はコンピューター(図示せ
ず)等の制御部に接続しておき、自動制御したり、或い
は調節した光量を記憶させておいて、その時々の設置部
5の状態を完全且つ容易に再現可能にされている。
【0030】各蛍光灯2としては点灯方式は問わない
が、特にインバーター式の点灯方式を使用した場合に
は、光量等の調整が容易にでき、光にちらつき等が少な
いため適している。また、図1においては天面部11を二
つ天面に設けている状態を図示しているが、使用する際
には、天面に空間がないよう天面部11を敷き詰め、外部
からの光の影響がないようにする。
【0031】3は、簡易スタジオ本体1の前面部に設け
られ、簡易スタジオ本体1の前方外面から設置部5内を
撮影することができる開口部である。
【0032】また、4,4は、その高さ方向(図1に於
ける上下方向)の一端部4b,4b が側壁面10a,10b に着脱
自在に形成され、簡易スタジオ本体1の前面の両側部を
左右外側へ向かって回動可能な扉状の反射板を示す。反
射板4,4 の夫々には、側壁部10a,10b に回動可能にすべ
くヒンジ部4aが上下二個ずつ設けられている。尚、反射
板4 の横幅、即ち図2における左右方向の反射板4 の長
さは、簡易スタジオ本体1の横方向の長さの半分よりも
短く、従って、二枚の反射板4,4 を簡易スタジオ本体1
の両側部から閉じた場合にも、反射板4,4 によって開口
部3の前面全てが覆われず、少なくとも開口部3の一部
が開口されている。
【0033】この反射板4,4 で開口部3を閉じることに
より、反射板は開口部3の一部を遮蔽することとなり、
従って簡易スタジオ本体1の外部に対しては外部からの
光の遮蔽手段としての役割を果たす。
【0034】また、簡易スタジオ本体1内に対しては、
この反射板4,4 のスタジオ本体1 側を反射率の良い色、
例えば白色に形成すれば、反射板4,4 により、蛍光灯2
の光を反射することができるので、蛍光灯2の光を外部
へ無駄に放出することなく、効率よく簡易スタジオ本体
1内に集めることができる。
【0035】一方、この反射板4,4 のスタジオ本体1 側
を反射率の低い色、例えば黒色に形成すれば、スタジオ
本体1 内の光を減光することができる。即ち、反射板4,
4 のスタジオ本体1 側の反射率を適宜変化させることに
より、スタジオ本体1 内の蛍光灯の光を効率よく集光又
は減光することができる。尚、本実施の形態において
は、反射板4,4 のスタジオ本体1 側を白色に形成した場
合を例として説明する。
【0036】6は簡易スタジオ本体1の前面上部を閉鎖
可能な前面マスクを示し、該前面マスク6の側部には、
側壁部10a,10b に着脱自在とすべく、装着部材7が夫々
二つずつ設けられている。
【0037】また、8aは両側壁部10a,10b において、前
面(開口部3側)から背面(側壁部10c側)に延設さ
れ、硬質のプラスチック、金属等から構成される円筒状
のレールを示し、8bは該レール8aを両側壁部10a,10b に
ねじ9にて固定すべくレール8aに固着されているレール
保持部を示す。
【0038】両側壁部10a,10b に固着されたレール8aに
は、図3に示す如く鍵状の載置部14に固定された反射板
17、或いは端部が鍵状に折り曲げられた反射板が係止可
能とされている。
【0039】次に上記構成からなる撮影用簡易スタジオ
を使用する場合について説明する。まず、被写体8を前
記設置部5内の任意の位置に設置する。図1において
は、設置部5の略中心に被写体8が設置されている。こ
の時、開口部3から被写体8を設置部5内に設置するこ
ともでき、或いは側壁部10a,10b,10c 等が解体された状
態の設置部5に予め被写体8を設置した後に装着部材に
て側壁部10a,10b,10c 等を結合して組み立ててもよい。
【0040】そして、端部4b,4b が前記側壁部10a,10b
に接続された反射板4,4 を所望の角度となるように開
く。このときの角度は、被写体8を所望の明るさに撮影
できる光量が反射板4,4 で反射されるべく調整される。
【0041】また、レール8aに反射板17が設けられてい
る場合には、反射板の反射率を変化させることにより、
簡易スタジオ本体1内の被写体8に効率よく集光又は減
光することができる。
【0042】さらに、前記自動調節手段15で各蛍光灯2
の光量を調節し、任意の状態で被写体8を撮影すること
ができる。この光量調節は全ての蛍光灯2毎に行うこと
ができるため、光の方向や影の具合等、微妙な調節をす
ることもできる。
【0043】このように、天面部11及び側壁部10a,10b,
10c によって外部から隔離された設置部5内の被写体8
を撮影するために、蛍光灯2の光で直接撮影しても、外
部光の影響が少なくなり、良好な撮影画像が得られる。
【0044】また、反射体によって設置部5に光を効率
良く照らすことができると同時に、蛍光灯2からの光は
拡散板13を介して照らされるため、光を均一に被写体に
拡散することができ、光ムラ等がより少なくなる。従っ
て、被写体への光が自然に近くなり、人工的に作った環
境による不自然さがなく、写真の品質を向上することが
できる。
【0045】また、拡散板13は、上述の如く側壁部10a,
10b,10c の夫々の天面側に設けられた凹部10d に嵌入さ
れていれば、凹部10d が設けられていない平面状の側壁
部に拡散板13を接着する場合とは異なり、拡散板13が側
壁部10a,10b,10c と離間しないので、撮影時に側壁部と
拡散板との境界線が黒い線となって出現することを防止
することができる。従って、不要な線等が写真に写り込
むことなく、撮影品質を向上させることができる。
【0046】また、上述において、拡散板13は、図3に
示す如く側壁部10a,10b,10c の天面側に設けられた凹部
10d に上が離間するよう嵌入されたが、図5に示す如
く、凹部10d の上下、更には凹部10d の壁面10e に当接
せず離間させた状態で拡散板13を保持することが最も好
ましい。即ち、天面部11からの蛍光灯2,2 の光は、壁面
10e と拡散板13が離間していれば、壁面10e 付近で下側
へ回り込み、天面部11の蛍光灯2,2 から拡散板13を介し
て直接被写体に当てられる光と調和する。従って、被写
体への光が不自然になることを防止することができるた
めである。
【0047】さらに、被写体8の大きさに併せて撮影用
の開口部3を調整することが、遮蔽手段としての反射板
4,4 を開閉することにより容易にできる上、反射板4,4
は光を反射させる役割を果たすため、開閉角度を適宜変
更することにより、蛍光灯2からの光を効率よく簡易ス
タジオ本体1内に戻すことができる。また、反射板4,4
が不要なときには、容易に簡易スタジオ本体1から取り
外すことができる。
【0048】さらに、このような簡易な構成からなる撮
影用簡易スタジオであるため、大がかりなスタジオ撮影
を行う必要がないと同時に、簡易スタジオ本体1を解体
して任意の場所に移動することが容易で、且つ組み立て
ることが容易にできるという利点がある。従って、簡易
スタジオ本体1の大きさ等は自在に設定できる。
【0049】また、使用しない時には、側壁部10a,10b,
10c 等装着部材によって結合されている部分を装着部材
7の受部7aの掛部7bの係合を解除することにより解体
し、積み重ねることができるので、保存に際しても邪魔
にならない。更に、運搬の際にもこのように積み重ねて
移動させることができるので、非常に手軽に持ち運ぶこ
とができる。
【0050】使用時には、装着部材の掛部を受部に係合
させて結合するだけでよいため、組立に要する時間を削
減することができる。
【0051】尚、上記実施の形態では、開口部3を簡易
スタジオ本体1の前面の1箇所に設けたが、開口部は2
か所に設けてもよくその数や形状は限定されない。
【0052】さらに、扉以外の遮蔽手段、例えばカーテ
ン等、開口部3の開口の大きさを調整できる手段を設け
てもよい。要は開口部3の開口の大きさ及び開口部と遮
蔽手段との角度を調整できるような遮蔽手段であればど
のような手段であってもよい。例えば、遮蔽手段として
蛍光灯等の補助灯具を用いれば、被写体に当てる光量を
増加させることができ、従って撮影に必要な光を十分に
得ることができ、撮影品質が向上する効果が得られる。
【0053】また、開口部3の周囲に、図6に示すよう
に、開口部3に対して開閉自在な反射板18を設けてもよ
い。このように反射板18を設けることにより、反射板18
の開閉角度を適宜変更することにより、簡易スタジオ本
体1内に所望の量の光を所望の角度で反射させることが
できる。従って、撮影時に被写体8に立体感を与えるこ
とができる。
【0054】また、上記実施の形態においては、蛍光灯
2を天面部に2本ずつ設けたが、蛍光灯を取り付ける位
置や数等はこれに限定されるものではなく、例えば、側
壁部10a,10b,10c の少なくとも何れかに蛍光灯等の補助
灯具を取り付ければ、被写体に当てる光量を増加させる
ことができ、従って撮影に必要な光を十分に得ることが
でき、撮影品質が向上する。
【0055】また、例えば、底面部や前面の開口部、或
いは背面側等に補助灯具として、例えば蛍光灯等を取り
付けてもよい。特に、図6の反射板18に替えて灯具を用
いれば、簡易スタジオ本体1内部により近い位置から被
写体に光を当てることができ、従って、外部からの影響
を受けることなく撮影に必要な光を得ることができる。
結果として、撮影品質を向上させることができる。
【0056】本発明において、遮蔽板16や反射体を取り
付けることは条件ではなく、拡散板13を介して設置部5
に蛍光灯の光が照射するように拡散板13が取り付けられ
ることも条件ではない。
【0057】さらに、上記実施の形態では、蛍光灯2の
自動調節手段15として無線のリモートコントローラを設
け、各蛍光灯2を別々に調節できるようにしたが、蛍光
灯2の調節手段としては例えばすべての蛍光灯2を同時
に調節できるような調節手段や、或いは手動で一本一本
の明るさを調節するような調節手段であってもよい。ま
た、自動調節手段として有線のリモートコントローラ等
を用いることもできる。
【0058】このように外部からの自動調節手段で蛍光
灯2 の光量を調節することにより、光量の調節の省力化
を図ることができる。更に、自動調節手段で蛍光灯2 の
光量を調節することにより、被写体に触れることなく光
量を調節することができるため、複数回の撮影に対する
写真の再現性が安定する効果が得られる。
【0059】また、光量の調節状態をコンピューター等
の記憶装置に記憶しておくことも条件ではなく、さらに
は、このような調節手段を設けることも条件ではない。
【0060】また、装着部材7として上記実施の形態に
おいてはバックル式のものを採用したが、装着部材はこ
のようなバックル式のものに限定されることなく、着脱
が容易なものであれば適宜変更可能である。
【0061】また、上記実施の形態に於いては、反射板
17を取り付けるための手段としてレール8aを用いたが、
反射板を取り付けるための手段はレールに限定されるこ
となく、例えばフックを側壁部10a,10b に設ける等の手
段を用い、フックに係合するよう反射板17に貫通孔など
を設けることにより反射板を取り付けてもよい。
【0062】本発明に係る底面部の他の実施の形態とし
て、図7に示すように、スペーサー5a等を用いて、被写
体8の設置部5が底面部12から凸状になるように、又は
スペーサーを布等で被覆して設置部5を形成し、設置部
5が底面部12から一段高い段状になるように形成するこ
ともできる。
【0063】このように設置部5が底面部12から凸状又
は段状となるように形成することによって、設置部5の
周囲、即ち被写体8を取り囲む周囲の光の状態は均一と
なり、丁度被写体8が浮いているような状態に写すこと
ができる。従って、撮影後の写真の画像に於いて不要な
被写体の周囲が均一となるように何ら加工を施さなくと
も、被写体に陰や黒い線等が出現せず、周囲を切り取る
だけで必要な部分を取ることができる。
【0064】特に、デジタルカメラ等で撮影する場合に
は、必要な被写体の部分の画像を切り取って画像処理を
容易に行うことができるため、作業を簡素化することが
でき、非常に作業効率がよい。
【0065】
【発明の効果】叙上のように、本発明の撮影用簡易スタ
ジオは蛍光灯を利用して良好に写真を撮影することがで
きるため、経済的且つ簡易に良好な写真撮影を行うこと
ができる。特に、小型の商品等のカタログ用写真を撮影
する場合には、大がかりなスタジオ等を使用せずに、ど
のような場所においても簡単に良好な撮影条件下で撮影
を行うことができるため最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮影用簡易スタジオを示す斜視
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】側壁部と前面マスクへの装着部材の取付状態を
示す要部拡大斜視図。
【図5】側壁部と拡散板の取付状態の他の実施の形態を
示す要部拡大断面図。
【図6】反射板を開口部に設けた状態を示す要部拡大平
面図。
【図7】底面部の他の実施の形態を示す一部省略断面
図。
【符号の説明】
1 スタジオ本体 2 蛍光灯 3 開口部 4 反射板 5 設置部 8 被写体 10a,10b,10c 側壁部 11 天面部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面及び背面に設けられた隔壁(10a,10
    b,10c) 及び天面に設けられた隔壁(11)によって外部か
    ら隔離された被写体(8) を設置する設置部(5) が形成さ
    れ、且つ該設置部(5) 内を外部から撮影可能な開口部
    (3) が設けられ、天面に設けられた隔壁(11)には前記設
    置部(5) に設置された被写体(8) を照光可能な蛍光灯
    (2) が取り付けられた簡易スタジオ本体(1) を具備し、
    前記側面及び背面に設けられた隔壁(10a,10b,10c) と天
    面に設けられた隔壁(11)が互いに着脱可能に設けられて
    なることを特徴とする撮影用簡易スタジオ。
  2. 【請求項2】 前記簡易スタジオ本体(1) 内の天面側に
    拡散板(13)が取付られてなる請求項1に記載の撮影用簡
    易スタジオ。
  3. 【請求項3】 前記側面及び背面に設けられた隔壁(10
    a,10b,10c) に凹部(10d) が設けられ、該凹部(10d) に
    前記拡散板(13)が嵌入されてなる請求項2に記載の撮影
    用簡易スタジオ。
  4. 【請求項4】 前記開口部(3) に灯具が設けられてなる
    請求項1〜3の何れかに記載の撮影用簡易スタジオ。
  5. 【請求項5】 前記開口部(3) に、開口部(3) に対して
    開閉自在な反射板が設けられてなる請求項1〜3の何れ
    かに記載の撮影用簡易スタジオ。
  6. 【請求項6】 前記簡易スタジオ本体(1) に、前記開口
    部(3) の一部を遮蔽可能とすべく開口部(3) に対して開
    閉可能に遮蔽手段が着脱自在に設けられてなる請求項1
    〜5の何れかに記載の撮影用簡易スタジオ。
  7. 【請求項7】 前記遮蔽手段が反射板(4,4) である請求
    項6に記載の撮影用簡易スタジオ。
  8. 【請求項8】 前記遮蔽手段が補助灯具である請求項6
    に記載の撮影用簡易スタジオ。
  9. 【請求項9】 前記側面及び背面に設けられた隔壁(10
    a,10b,10c) の少なくとも何れかに補助灯具が設けられ
    てなる請求項6に記載の撮影用簡易スタジオ。
  10. 【請求項10】 前記簡易スタジオ本体(1) の底面に隔
    壁(12)が設けられており、該底面隔壁(12)に対して設置
    部(5) が凸状及び段状の何れかに形成されてなる請求項
    1〜9の何れかに記載の撮影用簡易スタジオ。
JP26962597A 1997-10-02 1997-10-02 撮影用簡易スタジオ及び撮影方法 Expired - Lifetime JP2955259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26962597A JP2955259B2 (ja) 1997-10-02 1997-10-02 撮影用簡易スタジオ及び撮影方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26962597A JP2955259B2 (ja) 1997-10-02 1997-10-02 撮影用簡易スタジオ及び撮影方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11109460A true JPH11109460A (ja) 1999-04-23
JP2955259B2 JP2955259B2 (ja) 1999-10-04

Family

ID=17474965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26962597A Expired - Lifetime JP2955259B2 (ja) 1997-10-02 1997-10-02 撮影用簡易スタジオ及び撮影方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2955259B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070675A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 分解組立可搬式写真撮影用スタジオ装置
DE102010025394A1 (de) 2009-06-30 2011-08-04 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. Klimatisierungssystem
WO2013137398A1 (ja) 2012-03-16 2013-09-19 日本ゼオン株式会社 開環メタセシス重合体水素化物の製造方法及び樹脂組成物
CN105824171A (zh) * 2016-06-08 2016-08-03 东莞市圣隆电子科技有限公司 折叠式摄影棚及其工作方法
US9625794B2 (en) 2013-08-31 2017-04-18 Orbitvu Sp. Z O.O. Portable studio for item photography
JP6305616B1 (ja) * 2017-09-13 2018-04-04 株式会社タカハシカメラ 分解組立式スタジオ
KR20210000536U (ko) * 2019-08-27 2021-03-09 주식회사 엘지유플러스 스마트폰 기반 3차원 스캐닝 장치

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070675A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. 分解組立可搬式写真撮影用スタジオ装置
DE102010025394A1 (de) 2009-06-30 2011-08-04 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. Klimatisierungssystem
WO2013137398A1 (ja) 2012-03-16 2013-09-19 日本ゼオン株式会社 開環メタセシス重合体水素化物の製造方法及び樹脂組成物
US9625794B2 (en) 2013-08-31 2017-04-18 Orbitvu Sp. Z O.O. Portable studio for item photography
CN105824171A (zh) * 2016-06-08 2016-08-03 东莞市圣隆电子科技有限公司 折叠式摄影棚及其工作方法
CN105824171B (zh) * 2016-06-08 2018-11-27 东莞市圣隆电子科技有限公司 折叠式摄影棚及其工作方法
JP6305616B1 (ja) * 2017-09-13 2018-04-04 株式会社タカハシカメラ 分解組立式スタジオ
JP2019052433A (ja) * 2017-09-13 2019-04-04 株式会社タカハシカメラ 分解組立式スタジオ
KR20210000536U (ko) * 2019-08-27 2021-03-09 주식회사 엘지유플러스 스마트폰 기반 3차원 스캐닝 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2955259B2 (ja) 1999-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU96120356A (ru) Рирпроекционная телевизионная система
US7418197B2 (en) Back light screen for chroma-key photography
JP2955259B2 (ja) 撮影用簡易スタジオ及び撮影方法
US5664232A (en) Mini-studio equipment
US5077640A (en) Photographic lighting apparatus
JP3335549B2 (ja) スクリーンへの映像投射方法と投射型ビデオプロジェクタ
US5915828A (en) Motion picture lighting fixture
US5757519A (en) Video presenter with detachable lower illumination case
US4043662A (en) Photographic light source
JP2002175543A (ja) 3次元モデリング装置
US4649463A (en) Lighting appliance having high diffusion power
US4872031A (en) Device for side-lighting a subject placed in front of background as well as for lighting the background itself, for example when taking pictures of the subject by photography, cinematography or the like
EP0164007B1 (en) Portable viewing apparatus
JP2955242B2 (ja) 撮影用簡易スタジオ
EP1328843B1 (en) Cooling system for projector
JPH1048705A (ja) 写真撮影スタジオ装置
JPH10239737A (ja) 被写体の照明装置
JP2000122125A (ja) 撮影装置
JP2007148019A (ja) 照明付き撮影室
KR101975641B1 (ko) 카메라 거치대를 구비한 조명장치
JP2005031511A (ja) 写真撮影用照明装置
JP4324132B2 (ja) 放送用照明器具
JPH0887056A (ja) 写真撮影用ストロボ装置
JP3526253B2 (ja) コンポジット式液晶プロジェクタ
JP3336394B2 (ja) カメラの照明装置