JPH11109261A - 接眼レンズ - Google Patents
接眼レンズInfo
- Publication number
- JPH11109261A JPH11109261A JP10026331A JP2633198A JPH11109261A JP H11109261 A JPH11109261 A JP H11109261A JP 10026331 A JP10026331 A JP 10026331A JP 2633198 A JP2633198 A JP 2633198A JP H11109261 A JPH11109261 A JP H11109261A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- positive
- refractive power
- eyepiece
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
良好に補正し、アイレリーフと最大径の比が0.4程度
に外径を小さくする。 【解決手段】 負の第1レンズ群と正の第2レンズ群
とよりなり、両レンズ群間に中間結像面が形成されるレ
ンズ系で、第2レンズ群を物体側が凹の正メニスカス単
レンズと正の単レンズの第1レンズ成分と負、正の接合
レンズの第2レンズ成分、物体側が強い屈折力面である
正レンズの第3レンズ成分とにて構成した。
Description
に用いられる極めて広い視野を有する接眼レンズに関す
るものである。
眼レンズは広い視野を有するものが多い。また、観察が
しやすくするために十分なアイレリーフの確保が重要で
ある。
ーフが大になる程、レンズの外径が大になる。そのため
極めて広い見掛け視界と十分なアイレリーフとを同時に
確保しようとすると、接眼レンズは大型になり重量が大
になる。特に左右両眼で観察する双眼鏡等の接眼レンズ
として用いる場合、レンズの外径が大になると最小眼幅
を確保することが困難になり、又使用する際にレンズ枠
が鼻にあたり快適な観察ができなくなる等の不具合が発
生する。
視野をもつ接眼レンズにおいては、接眼レンズの最大径
が重要な要素になる。
の関係を示す概略図である。この図よりわかるように、
同じ見掛け視界αを有する接眼レンズ同士で比較した場
合、アイレリーフERと接眼レンズ最大径DMとの比
(アイレリーフに接眼レンズ最大径の逆数を乗じた値)
が大きいほど小型な接眼レンズであるといえる。尚図に
おいてEは接眼レンズである。
野の接眼レンズの従来例として、特開平7−84195
号、特開平8−36140号、特開平8−76032号
等の各公報に記載されたものが知られている。これら従
来例のうち、特開平7−84195号公報の接眼レンズ
は、80°の見掛け視界を確保しているが、アイレリー
フと接眼レンズ最大径の比は、0.37程度で、十分に
小型な接眼レンズとはいえない。
ズは、アイレリーフと接眼レンズ最大径の比が0.3程
度と小さく、この公報に記載された実施例のようにアイ
レリーフが11mm程度の接眼レンズの場合は、レンズ外
径が小さい。しかし、アイレリーフが11mmでは、快適
な観察を行なうためには不十分である。アイレリーフを
より大きくしようとすると接眼レンズ外径がかなり大に
なる。また、この接眼レンズは、非点隔差、歪曲収差が
十分補正されているとはいえない。
ている接眼レンズは、アイレリーフと接眼レンズ最大径
の比は0.5程度と大きいが、縁肉(レンズ周辺部での
厚み)が不足してしまうため、見掛け視界80°では十
分な周辺光量を確保することはできない。又この従来例
は、アイレリーフも光軸上15mm程度あるが、最も眼側
のレンズ面がきつい凹面であるため実質上のアイレリー
フは、13mmに及ばない程度であり十分ではない。
は、見掛け視界が80°程度であり、実質上15mm以上
の大きなアイレリーフを確保しながら視野周辺まで諸収
差特に像面湾曲、非点収差、歪曲収差を良好に補正する
ことは困難である。
80°という広い視野全域にわたり諸収差が良好に補正
され、かつ十分なアイレリーフと周辺光量を確保しなが
らアイレリーフと接眼レンズ最大径の比が0.4程度の
レンズ外径の小さい接眼レンズを提供するものである。
物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈
折力の第2レンズ群を有し、第1レンズ群と第2レンズ
群との間に中間結像面が形成されるレンズ系で、第2レ
ンズ群が物体側に凹面を向けた正のメニスカス単レンズ
と少なくとも1枚の正の単レンズとを含んでいて全体と
して正の屈折力を持つ第1レンズ成分と、負レンズと正
レンズとの接合レンズを含んでいて全体として正の屈折
力を持つ第2レンズ成分と、物体側に強い屈折力の面を
向けた正レンズを含んでいて全体として正の屈折力を持
つ第3レンズ成分とよりなることを特徴としている。
レンズ群を負の屈折力のレンズ群とすることによりペッ
ツバール和を小さくして像面湾曲を補正するようにする
と同時に対物レンズと中間結像面との間の光束を小さく
する(光線高を低くする)作用をこの第1レンズ群に持
たせるようにしている。このように対物レンズと中間結
像面との間の光束を小さくすることにより、対物レンズ
と接眼レンズとの間に配置される像正立プリズムの体積
を小さくすることが可能になり、小型化や軽量化に貢献
する。
体側に凹面を向けた正のメニスカス単レンズにより像面
湾曲を補正し、このレンズの眼側に配置されている正の
単レンズと合わせて周辺光束が光軸から遠ざからないよ
うに作用させてレンズの外径が小さくなるようにしてい
る。
ンズと正レンズの接合レンズを含み全体として正の屈折
力を持つようにして倍率の色収差を効果的に補正しなが
ら周辺光束が光軸から遠ざからないように作用させるこ
とによりレンズの外径を小さく抑えるようにしている。
強い屈折力を持つ面を向けた正レンズを有していて全体
として正の屈折力を持つようにし構成することにより周
辺光束を大きく屈折させて広い見掛け視界を実現するよ
うにしている。
レンズ系を構成するレンズの面のうち少なくとも1面を
非球面にすれば、光学性能を一層向上させる点で望まし
い。本発明のような見掛け視界が極めて広い接眼レンズ
の場合、レンズ面に非球面を用いれば特に像面湾曲や瞳
収差の補正効果が大きい。
レンズ群と第2レンズ群の第1レンズ成分の物体側に凹
面を向けた正のメニスカス単レンズとにより像面を平坦
にすることが出来るが、中心から最周辺までを更に平坦
にしたい場合、球面系のみでは最周辺の像面が補正過剰
になることがある。このような場合でも非球面を用いる
ことにより像面を平坦にすることが可能である。この場
合用いる非球面は、光軸から離れるにしたがってレンズ
の屈折力が弱くなる非球面形状であることが望ましい。
又非球面を配置する場所は、各画角の光束ができるだけ
分離している第2レンズ群中に設けることが望ましい。
そのなかでも、第1レンズ成分中に設けることが最も望
ましい。またコストの低減のために非球面を設けるレン
ズをプラスチックレンズにする場合、接合レンズではな
く単レンズが好ましい。
ンズにおいて、次の各条件を満足することが望ましい。 (1) 0.2<f2 /f21<0.6 (2) 0.35<f2 /f23<0.55 (3) −3.0<f・φ<−0.4 (4) ν22a −ν22b <−25.0 (5) n23>1.65 ただし、f2 は第2レンズ群の焦点距離、f21は第2レ
ンズ群中の第1レンズ成分の焦点距離、f23は第2レン
ズ群の第3レンズ成分の焦点距離、fは接眼レンズ全系
の焦点距離、φは第1レンズ群と第2レンズ群の間の空
気レンズの屈折力、ν22a は第2レンズ群中の第2レン
ズ成分の接合レンズの負レンズのアッベ数、ν22b は第
2レンズ群中の第2レンズ成分の接合レンズの正レンズ
のアッベ数、n23は第2レンズ群中の第3レンズ成分の
物体側に強い屈折力を持つ面を向けた正レンズの屈折率
である。
第2レンズ群中の第1レンズ成分の焦点距離の比f2 /
f21を規定するものである。実質的には第2レンズ群中
の第1レンズ成分のパワー配分を規定するものである。
この条件(1)において下限の0.2を超えてf2 /f
21の値が小さくなると第1レンズ成分のパワーが弱くな
るため周辺光束が光軸から遠ざかり、レンズの外径を大
にしなければならず好ましくない。又条件(1)の上限
の0.6を超えてf2 /f21の値が大になると第1レン
ズ成分のパワーが強くなりすぎて、このレンズ成分で発
生する諸収差が悪化し、特に周辺での収差が悪化しこれ
を他のレンズ群、レンズ成分にて補正することが困難に
なる。
(1)の代りに下記条件(1−1)を満足するようにす
れば一層望ましい。 (1−1) 0.25<f2 /f21<0.5
離と第2レンズ群中の第3レンズ成分の焦点距離の比f
2 /f23を規定するものである。つまり第2レンズ群中
における第3レンズ成分のパワー配分を規定するもので
ある。条件(2)の下限の0.35を超えてf2 /f23
の値が小になると第3レンズ成分のパワーが弱くなり、
周辺光束をアイポイントへ導くことが難しくなり、広い
見掛け視界を確保することが難しくなる。又条件(2)
において上限の0.55を超えてf2 /f23の値が大に
なると、第2レンズ群中の第3レンズ成分のパワーが強
くなりすぎて、このレンズ成分で発生する諸収差が大に
なりこれを他のレンズ群やレンズ成分で補正することが
困難になる。
の代りに下記条件(2−1)を満足するようにすれば一
層望ましい。 (2−1) 0.4<f2 /f23<0.5
と第1レンズ群と第2レンズ群の間に形成される空気レ
ンズのパワーφとの積f・φを規定するもので、実質的
には第1レンズ群と第2レンズ群との間に形成される空
気レンズのパワーφを規定するものである。条件(3)
の下限の−3.0を超えてf・φの値が小になると空気
レンズのパワーが強くなりすぎて諸収差特に周辺像の悪
化が著しくなる。条件(3)の上限の−0.4を超えて
f・φの値が大になると空気レンズのパワーが弱くなり
すぎペッツバール和が増大し像面湾曲の補正が困難にな
る。
(3)の代りに条件(3−1)を満足するようにするこ
とが一層望ましい。 (3−1) −2.0<f・φ<−0.5
ズ成分の接合レンズの負レンズのアッベ数と正レンズの
アッベ数の差を規定するものである。条件(4)の上限
の−25.0を超えてアッベ数差ν22a −ν22b が大に
なると接合レンズでの倍率の色収差の発生が大になり周
辺像の色の滲みが補正できなくなる。
の代りに条件(4−1)を満足するようにすれば一層望
ましい。 (4−1) ν22a −ν22b <−30.0
ズ成分中の物体側に強い屈折力を持つ面を向けた正レン
ズの屈折率を規定したものである。条件(5)の下限の
1.65を超えて上記正レンズの屈折率n23が小さくな
るとこの正レンズの屈折力を強く保つことができず極め
て広い見掛け視界を確保することが困難になる。
1)を満足するようにすれば一層望ましい。 (5−1) n23>1.70
りに下記(5−2)を満足すれば更に望ましい。 (5−2) n23>1.75
下記条件(6)、(7)を満足することが望ましい。 (6) −3.0<{(φ22a/ν22a)/(φ22b/ν
22b)}<−1.01 (7) 0.10<φ22・f<0.40 ただしφ22は第2レンズ群中の第2レンズ成分の屈折
力、φ22aは第2レンズ群中の第2レンズ成分の接合レ
ンズの負レンズの屈折力、φ22bは第2レンズ群中の第
2レンズ成分の接合レンズの正レンズの屈折力である。
ズ成分の接合レンズの負レンズで発生する色収差の大き
さと第2レンズ群中の第2レンズ成分の接合レンズの正
レンズで発生する色収差の大きさの比をとったもので、
この比が−1に近いほど第2レンズ群中の第2レンズ成
分の接合レンズで発生する色収差が小になることを意味
する。しかし、この接合レンズ全体での色収差を良好に
補正するためには、第2レンズ群中の第2レンズ成分の
接合レンズにて色収差が全く発生しないようにすると、
第2レンズ群中の他のレンズにて発生する色収差を補正
することができなくなり好ましくない。
レンズの負レンズにて発生させれば、接眼レンズ全体で
の色収差を良好に補正できる。
規定する色収差の値が小さくなると、第2レンズ群中の
第2レンズ成分の接合レンズの負レンズで発生する色収
差が大きくなりすぎて、他のレンズで発生する色収差と
で互いに打ち消し合う分を考慮しても色収差が過剰に発
生する。
なると、第2レンズ群中の第2レンズ成分の接合レンズ
で発生する色収差が小さくなりすぎ、他のレンズで発生
する色収差を補正する効果が小さくなりすぎる。
ズ成分の屈折力に接眼レンズ全系の焦点距離を乗じた値
を規定するものである。
さくなると、第2レンズ群中の第2レンズ成分の屈折力
が小さくなり、軸外光線を曲げる作用が小さくなりす
ぎ、そのためレンズ外径を小さく抑えることができな
い。
値が大になると、第2レンズ群中の第2レンズ成分の屈
折力が大きくなり、軸外光線を曲げる作用が大きくなり
すぎ、軸外収差の補正が困難になる。
件(8)、(9)を満足することが望ましい。 (8) α22a−α22b<30 (9) 1.65<AVE(n22a,n22b)<1.93 ただしα22aは第2レンズ群の第2レンズ成分の接合レ
ンズの負レンズの硝材の平均線膨張係数、α22bは第2
レンズ群の第2レンズ成分の接合レンズの正レンズの硝
材の平均線膨張係数、n22aは第2レンズ群の第2レン
ズ成分の接合レンズの負レンズの屈折率、n22bは第2
レンズ群の第2レンズ成分の接合レンズの正レンズの屈
折率、AVE(n22a.n22b)は第2レンズ群の第2レ
ンズ成分の接合レンズの負レンズの屈折率n22aと正レ
ンズの屈折率n22bの平均値である。
ンズ成分の接合レンズの負レンズと正レンズの平均線膨
張係数の差を規定したものである。条件(8)の上限の
30を超えると、特に見掛け視野等の大きい光学系では
接合後に接合した箇所が剥れていわゆる接合切れが発生
しやすくなる。尚、平均線膨張係数とは、試料を毎分4
℃の一定速度で昇温加熱しつつ試料の伸びと温度とを測
定し、温度あたりの試料の膨張を示す値で+100℃〜
+300℃の平均線膨張係数(10-7/℃)またはそれ
に相当する係数を意味する。
レンズ成分の接合レンズの負レンズの屈折率n22aと正
レンズの屈折率n22bの平均値を規定するもので、条件
(9)の下限の1.65を超えて前記屈折率の平均値が
小になると、第2レンズ群中の第2レンズ成分の接合レ
ンズの屈折力を確保するために屈折面の曲率半径を小さ
くしなければならず、軸外収差特に倍率の色収差と非点
収差の補正が困難になる。条件(9)の上限の1.9を
超えると使用し得る硝材が存在せず実用性がない。
(8−1)を満足するようにすれば、接合の切れが発生
するおそれが一層少なくなり好ましい。特に、見掛け視
野が70°を超える場合に有効である。 (8−1) α22a−α22b<23 また、本発明の接眼レンズにおいて下記条件(10)を
満足すれば望ましい。 (10) −0.25<f/f1<−0.05 ただし、f1は第1レンズ群の焦点距離である。
を規定したもので、本発明の接眼レンズにおいて軸外収
差の補正およびレンズ系の小型のためのものである。
えると第1レンズ群の屈折力が強くなりすぎて、第2レ
ンズ群の外径の増加をまねくほか、第2レンズ群の軸外
入射光線が角度が大になり収差補正上好ましくない。条
件(10)の下限の−0.25を超えると第1レンズ群
の屈折力が弱くなりすぎて第1レンズ群の外径が大にな
り、プリズムを通る光束径が大になるのでプリズムを小
型化することが困難であり、同時に像面湾曲が大にな
る。
レンズにおいて、少なくとも1面非球面を用いることが
望ましい。
形態を下記実施例をもとに述べる。 実施例1 f=21.578 ,見掛け視界=80°,レンズ最大径=42.68 アイレリーフ/レンズ最大径=0.41 r1 =98.3759 d1 =5.0000 n1 =1.51633 ν1 =64.15 r2 =-78.3175 d2 =2.5000 n2 =1.64769 ν2 =33.79 r3 =-290.3286 d3 =61.4748 r4 =∞ d4 =59.0000 n3 =1.56883 ν3 =56.33 r5 =∞ d5 =1.0000 r6 =∞ d6 =62.0000 n4 =1.56883 ν4 =56.33 r7 =∞ d7 =1.3500 r8 =38.1133 d8 =4.8058 n5 =1.78472 ν5 =25.68 r9 =2.812×10 4 d9 =2.5000 n6 =1.56384 ν6 =60.67 r10=20.0000 d10=31.4509 r11=-26.1967 d11=7.0000 n7 =1.77250 ν7 =49.60 r12=-23.8861 d12=0.5000 r13=233.9115 (非球面) d13=5.0000 n8 =1.52542 ν8 =55.78 r14=-105.1100 d14=0.5000 r15=38.6426 d15=3.0000 n9 =1.76182 ν9 =26.52 r16=23.2128 d16=13.0000 n10=1.60311 ν10=60.68 r17=818.6530 d17=0.5000 r18=27.2355 d18=8.0000 n11=1.77250 ν11=49.60 r19=90.9036 d19=17.5000 r20アイポント 非球面係数 K=0 ,E=−5.0983×10-6,F=0,G=0, H=0 f2 =22.030,f21=68.804 ,f23=47.724,φ=−0.0838 f2 /f21=0.320,f2 /f23=0.462,f・φ=-1.809 ν22a −ν22b =-34.16,n23=1.77250 {(φ22a/ν22a)/(φ22b/ν22b)}=−1.081,φ22・f=0.270 α22a−α22b=27, AVE(n22a.n22b)=1.68247 f/f1=−0.110
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n
1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν 2 ,・・・
は各レンズのアッベ数である。尚データ中長さの単位は
mmである。
順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、正の屈折力の
第2レンズ群G2とよりなる。又、第2レンズ群G2
は、凹面を対物レンズO側に向けた正のメニスカスレン
ズ1枚と両凸レンズ1枚からなる第1レンズ成分G21
と、負レンズと正レンズの接合レンズの第2レンズ成分
G22と、正のメニスカスレンズの第3レンズ成分G2
3とからなる。尚、Oは対物レンズ、Pはプリズム、E
は接眼レンズである。又、第1レンズ群G1と第2レン
ズ群G2の間に中間結像面Iが位置する。又第2レンズ
群の第1レンズ成分G21の眼側の両凸レンズの物体側
の面r13が非球面である。
同様の構成である。この実施例は、第2レンズ群の第1
レンズ成分G21の眼側のレンズが正のメニスカスレン
ズでその眼側の面r14が非球面である。
は実施例2と同様の構成である。この実施例は、第2レ
ンズ群の第1レンズ成分G21の眼側のメニスカスレン
ズの対物レンズ側の面r13が非球面である。
は実施例1と同様の構成である。この実施例は第2レン
ズ群の第1レンズ成分G21の対物レンズ側のメニスカ
スレンズの眼側の面r12が非球面である。実施例5は図
5に示す構成で、実施例2のレンズ系と同様の構成であ
る。この実施例は、第2レンズ群G2の第2レンズ成分
G21の眼側の正のメニスカスレンズの眼側の面が非球
面である。
は、光軸方向をx軸、光軸に直角な方向をy軸とする
時、下の式にて表わされる。
錐定数、E、F、G、H、・・・は非球面係数である。
掛け視界が大でありしかもアイレリーフが長くレンズ径
の小さいレンズ系である。つまりアイレリーフと接眼レ
ンズ最大径との比が大である。各実施例の断面図は、い
ずれも対物レンズと組み合わせた状態にて示してあり、
Oは対物レンズ、Pはプリズム、Eは接眼レンズであ
り、又Iは中間結像面を示している。
は、図6に示す通りである。又実施例2、3は、いずれ
も実施例1と同じ程度の同じ傾向の収差状況である。
又、実施例4の収差状況は、図7に、実施例5の収差状
況は、図8に示す通りである。これら収差図中球面収差
の縦軸は瞳径、非点収差、歪曲収差、倍率の色収差の縦
軸は像高比である。
下記各項に記載する構成のレンズ系も含むものである。
るレンズ系で、条件(1)の代りに下記条件(1−1)
を満足することを特徴とする接眼レンズ。 (1−1) 0.25<f2 /f21<0.5
前記の(1)の項に記載するレンズ系で、条件(2)の
代りに下記条件(2−1)を満足する接眼レンズ。 (2−1) 0.4<f2 /f23<0.5
前記の(1)又は(2)の項に記載するレンズ系で、条
件(3)の代りに下記条件(3−1)を満足する接眼レ
ンズ。 (3−1) −2.0<f・φ<−0.5
前記の(1)、(2)又は(3)の項に記載するレンズ
系で、条件(4)の代りに下記条件(4−1)を満足す
ることを特徴とする接眼レンズ。 (4−1) ν22a −ν22b <−30.0
前記の(1)、(2)、(3)又は(4)の項に記載す
るレンズ系で、条件(5)の代りに下記条件(5−1)
を満足することを特徴とする接眼レンズ。 (5−1) n23>1.70
前記の(1)、(2)、(3)又は(4)の項に記載す
るレンズ系で、条件(5)の代りに下記条件(5−2)
を満足することを特徴とする接眼レンズ。 (5−2) n23>1.75
(4)、(5)又は(6)に記載するレンズ系で、レン
ズ系中に少なくとも1面非球面を設けたことを特徴とす
る接眼レンズ。
3あるいは前記の(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(6)又は(7)の項に記載するレンズ系で、
下記条件(6)、(7)を満足することを特徴とする接
眼レンズ。 (6) −3.0<{(φ22a/ν22a)/(φ22b/ν
22b)}<−1.01 (7) 0.10<φ22・f<0.40
3あるいは前記の(1)、(2)、(3)、(4)、
(5)、(6)、(7)又は(8)の項に記載するレン
ズ系で、下記条件(8)、(9)を満足することを特徴
とする接眼レンズ。 (8) α22a−α22b<30 (9) 1.65<AVE(n22a,n22b)<1.93
ズ系で、条件(8)の代りに条件(8−1)を満足する
ことを特徴とする接眼レンズ。 (8−1) α22a−α22b<23
は3に記載するレンズ系で、下記条件(10)を満足す
ることを特徴とする接眼レンズ。 (10) −0.25<f/f1<−0.05
る接眼レンズで、前述の構成にすることにより広い視野
で良好な光学性を有するレンズ系を可能とした。
図
Claims (3)
- 【請求項1】物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ
群と正の屈折力の第2レンズ群を有し、第1レンズ群と
第2レンズ群との間に中間結像面が形成されるレンズ系
で、前記第2レンズ群が物体側に凹面を向けた正のメニ
スカス単レンズと少なくとも1枚の正の単レンズを含み
全体として正の屈折力を持つ第1レンズ成分と、負レン
ズと正レンズの接合レンズを含み正の屈折力の第2レン
ズ成分と、物体側に強い屈折力を有する面を向けた正レ
ンズを含み正の屈折力を持つ第3レンズ成分とよりなる
ことを特徴とする接眼レンズ。 - 【請求項2】下記条件(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)を満足する請求項1の接眼レンズ。 (1) 0.2<f2 /f21<0.6 (2) 0.35<f2 /f23<0.55 (3) −3.0<f・φ<−0.4 (4) ν22a −ν22b <−25.0 (5) n23>1.65 ただし、f2 は第2レンズ群の焦点距離、f21は第2レ
ンズ群中の第1レンズ成分の焦点距離、f23は第2レン
ズ群の第3レンズ成分の焦点距離、fは接眼レンズ全系
の焦点距離、φは第1レンズ群と第2レンズ群の間の空
気レンズの屈折力、ν22a は第2レンズ群中の第2レン
ズ成分の接合レンズの負レンズのアッベ数、ν22b は第
2レンズ群中の第2レンズ成分の接合レンズの正レンズ
のアッベ数、n23は第2レンズ群中の第3レンズ成分の
物体側に強い屈折力を有する面を向けた正レンズの屈折
率である。 - 【請求項3】少なくとも一つのレンズ面が非球面である
ことを特徴とする請求項1又は2の接眼レンズ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02633198A JP3713377B2 (ja) | 1997-08-07 | 1998-01-26 | 接眼レンズ |
US09/236,477 US6094310A (en) | 1996-11-08 | 1999-01-25 | Eyepiece system having wide visual field |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22447797 | 1997-08-07 | ||
JP9-224477 | 1997-08-07 | ||
JP02633198A JP3713377B2 (ja) | 1997-08-07 | 1998-01-26 | 接眼レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11109261A true JPH11109261A (ja) | 1999-04-23 |
JP3713377B2 JP3713377B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=26364096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02633198A Expired - Fee Related JP3713377B2 (ja) | 1996-11-08 | 1998-01-26 | 接眼レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3713377B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006301508A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Canon Inc | 接眼レンズ及びそれを用いた光学機器 |
JP2010175673A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Nikon Vision Co Ltd | 接眼レンズ及び光学機器 |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP02633198A patent/JP3713377B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006301508A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Canon Inc | 接眼レンズ及びそれを用いた光学機器 |
JP4756901B2 (ja) * | 2005-04-25 | 2011-08-24 | キヤノン株式会社 | 接眼レンズ及びそれを用いた光学機器 |
JP2010175673A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Nikon Vision Co Ltd | 接眼レンズ及び光学機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3713377B2 (ja) | 2005-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3009056B2 (ja) | 接眼レンズ | |
US7982961B2 (en) | Dry-type microscope objective lens | |
JPH07281097A (ja) | 液浸系顕微鏡対物レンズ | |
JPH0735983A (ja) | 液浸系顕微鏡対物レンズ | |
US5255121A (en) | Ultra-wide field eyepiece for microscopes | |
JP3503911B2 (ja) | 接眼ズームレンズ系 | |
US6414798B1 (en) | Eyepiece for picture display device | |
JPH0868953A (ja) | 接眼レンズ | |
JPH11174345A (ja) | 広視野接眼レンズ | |
JP2791496B2 (ja) | 接眼レンズ | |
JP2000105344A (ja) | 表示画像観察装置用接眼レンズ | |
JP3403235B2 (ja) | 内焦点式広視野接眼レンズ | |
US6094310A (en) | Eyepiece system having wide visual field | |
JPH07234357A (ja) | ルーペ | |
JP3713377B2 (ja) | 接眼レンズ | |
JP3259530B2 (ja) | 接眼レンズ | |
JP3140497B2 (ja) | 広視野接眼レンズ | |
JP3263062B2 (ja) | 視覚表示装置 | |
US5959782A (en) | Eyepiece system having wide visual field | |
JPH06308423A (ja) | 視覚表示装置 | |
JPH11160631A (ja) | 広視野接眼レンズ | |
JPH095646A (ja) | 接眼レンズ | |
JP3541285B2 (ja) | 接眼レンズ | |
JP3048248B2 (ja) | 実像式変倍ファインダー光学系 | |
JP3018851B2 (ja) | 接眼レンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050822 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |