JPH1110854A - 記録装置の記録制御方法および記録装置 - Google Patents

記録装置の記録制御方法および記録装置

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JPH1110854A
JPH1110854A JP16872997A JP16872997A JPH1110854A JP H1110854 A JPH1110854 A JP H1110854A JP 16872997 A JP16872997 A JP 16872997A JP 16872997 A JP16872997 A JP 16872997A JP H1110854 A JPH1110854 A JP H1110854A
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Naohiro Hosokawa
直洋 細川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置の記録制御方法および記録装置に関
し、記録ヘッドのノズル数や記録装置の電源からノズル
に供給される電力特性に適応した最適な記録制御を行う
こと。 【解決手段】 装着された印字ヘッド111の種類を判
別し、判別した種類と印字ヘッド111のノズルに備え
られたヒータに電源から実際に供給される電力特性とに
応じて、記録ヘッド111への記録データを格納するR
AM108に格納する記録データカウント領域を可変設
定するとともに、当該設定したカウント領域の記録デー
タに基づいて電源ユニット103からの電力によりノズ
ルを駆動し記録を行うことで、設定したカウント領域で
の記録を最適化制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置の記録制御
方法および記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速印字やカラー印字などを目的
としてドットプリンタのヘッドの多ノズル化が進む中、
そのプリンタ装置の持つ電源との最適な印字制御が求め
られている。複数の印字ノズルを有する印字ヘッドで印
字を行うシリアルドットプリンタでは、印字ノズルの数
によってプリンタ装置の電源容量が決定される。通常、
比較的ノズルの多い装置では印字バッファに印字データ
を展開する時に前もって決められた印字範囲内の印字さ
れるドットを加算し、所定数以上の場合は単純に複数回
に分けて分割印字を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シリアルドットプリン
タの高速化を図る際、最も大きな要因は同時に駆動可能
なノズル数を増大させることである。しかし、このノズ
ル数を単純に増やすことは、電源容量の問題につなが
る。またノズル数の異なる複数のヘッドを装着された場
合、必要とされる電力がヘッドにより極端に異なること
が考えられる。このため、電源容量を最大ノズル数のヘ
ッドに合わせる必要がある。また、電源容量自体に問題
がなくとも、シリアルプリンタではヘッドとメインCP
Uボードとをケーブルで接続しているため、このケーブ
ルによる電圧降下も問題となるので、印字品質に影響を
与えないためには電源容量を十分に高容量のものにして
おく必要があり、装置のコストアップを招来することに
なる。
【0004】そこで、本発明は上述の点に鑑みて成され
たもので、電源と印字制御の相互関係を最適化すること
で上記の課題を解決した記録装置の記録制御方法および
記録装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の方法では、電源と、複数
のノズルを有する記録ヘッドを装着する装着手段と、前
記記録ヘッドへの記録データを格納するバッファ手段
と、前記複数のノズルに備えられた電気−熱変換手段を
前記電源からの電力により前記記録データに応じて駆動
する駆動手段と、当該駆動する最大ノズル数を設定する
設定手段とを備えた記録装置の記録制御方法であって、
前記装着手段に装着された記録ヘッドの種類を判別する
判別ステップと、当該判別した種類と前記電気−熱変換
手段に前記電源から実際に供給される電力特性とに応じ
て前記バッファ手段に格納する前記記録データのカウン
ト領域を可変設定するとともに、当該設定したカウント
領域の前記記録データに基づいて記録を行う記録ステッ
プとを含み、前記カウント領域での記録を最適化制御す
ることを特徴とする。
【0006】ここで、請求項2に記載の本発明の方法で
は、前記記録ステップは、前記電力特性を決定する装置
の各種パラメータを予め記憶した記憶手段から読み出
し、前記記録データを格納する前記バッファ手段のカラ
ム数を前記パラメータに応じ設定する第1ステップと、
前記最大ノズル数を設定する第2ステップと、前記設定
した領域の記録を行うドット数を前記カラム数分算出す
る第3ステップと、当該算出したドット数と前記最大ノ
ズル数に対応した印字可能ドット数とを比較し、前記算
出したドット数が前記最大ノズル数に対応した印字可能
ドット数以上のときは前記カウント領域の使用するノズ
ル数を制限して分割記録を行う第4ステップとを含むこ
ともできる。
【0007】ここで、請求項3に記載の本発明の方法で
は、前記記録ステップは、前記電力特性を決定する装置
の各種パラメータを予め記憶した記憶手段から読み出
し、前記記録データを格納する前記バッファ手段のカラ
ム数を前記パラメータに応じ設定する第1ステップと、
前記最大ノズル数を設定する第2ステップと、前記バッ
ファ手段の隣接する所定カラム数分について前記記録を
行うドット数の平均値を算出する第3ステップと、当該
算出した平均値と前記最大ノズル数に対応した平均値と
を比較し、前記算出した平均値が前記最大ノズル数に対
応した平均値以上のときは前記カウント領域の使用する
ノズル数を制限して分割記録を行う第4ステップとを含
むこともできる。
【0008】ここで、請求項4に記載の本発明の方法で
は、前記各種パラメータは、前記電源の電流負荷特性、
前記電源と前記記録ヘッドとの間の接続手段のインピー
ダンス特性、前記接続手段の途中に実装されたコンデン
サの特性を含み、前記第1ステップにおいて、前記カラ
ム数を前記各種パラメータに応じ複数設定することもで
きる。
【0009】ここで、請求項5に記載の本発明の方法で
は、前記記録ステップは、前記電気−熱変換手段に実際
に印加される電圧を前もってモニタするモニタステップ
をさらに含んでおり、当該モニタ結果に応じて前記第2
ステップを遂行することもできる。
【0010】ここで、請求項6に記載の本発明の方法で
は、前記電気−熱変換手段が発生する熱によりインクを
発泡させ、前記記録ヘッドよりインク液滴を吐出するこ
とで記録を行うこともできる。
【0011】上記目的を達成するために、請求項7に記
載の本発明の装置では、電源と、複数のノズルを有する
記録ヘッドを装着する装着手段と、前記記録ヘッドへの
記録データを格納するバッファ手段と、前記複数のノズ
ルに備えられた電気−熱変換手段を前記電源からの電力
により前記記録データに応じて駆動する駆動手段と、当
該駆動する最大ノズル数を設定する設定手段とを備えた
記録装置であって、前記装着手段に装着された記録ヘッ
ドの種類を判別する判別手段と、当該判別した種類と前
記電気−熱変換手段に前記電源から実際に供給される電
力特性とに応じて前記バッファ手段に格納する前記記録
データのカウント領域を可変設定するとともに、当該設
定したカウント領域の前記記録データに基づいて記録を
行う記録手段とを備え、前記カウント領域での記録を最
適化制御することを特徴とする。
【0012】ここで、請求項8に記載の本発明の装置で
は、前記記録手段は、前記電力特性を決定する装置の各
種パラメータを予め記憶した記憶手段から読み出し、前
記記録データを格納する前記バッファ手段のカラム数を
前記パラメータに応じ設定する第1手段と、前記最大ノ
ズル数を設定する第2手段と、前記設定した領域の記録
を行うドット数を前記カラム数分算出する第3手段と、
当該算出したドット数と前記最大ノズル数に対応した印
字可能ドット数とを比較し、前記算出したドット数が前
記最大ノズル数に対応した印字可能ドット数以上のとき
は前記カウント領域の使用するノズル数を制限して分割
記録を行う第4手段とを含むこともできる。
【0013】ここで、請求項9に記載の本発明の装置で
は、前記記録手段は、前記電力特性を決定する装置の各
種パラメータを予め記憶した記憶手段から読み出し、前
記記録データを格納する前記バッファ手段のカラム数を
前記パラメータに応じ設定する第1手段と、前記最大ノ
ズル数を設定する第2手段と、前記バッファ手段の隣接
する所定カラム数分について前記記録を行うドット数の
平均値を算出する第3手段と、当該算出した平均値と前
記最大ノズル数に対応した平均値とを比較し、前記算出
した平均値が前記最大ノズル数に対応した平均値以上の
ときは前記カウント領域の使用するノズル数を制限して
分割記録を行う第4手段とを含むこともできる。
【0014】ここで、請求項10に記載の本発明の装置
では、前記各種パラメータは、前記電源の電流負荷特
性、前記電源と前記記録ヘッドとの間の接続手段のイン
ピーダンス特性、前記接続手段の途中に実装されたコン
デンサの特性を含み、前記第1手段により、前記カラム
数を前記各種パラメータに応じ複数設定すすることもで
きる。
【0015】ここで、請求項11に記載の本発明の装置
では、前記記録手段は、前記電気−熱変換手段に実際に
印加される電圧を前もってモニタするモニタ手段をさら
に含んでおり、当該モニタ結果に応じて前記第2手段に
より前記最大ノズル数を設定することもできる。
【0016】ここで、請求項12に記載の本発明の装置
では、前記記録ヘッドは、前記電気−熱変換手段が発生
する熱によりインク滴を吐出するインクジェットヘッド
とすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は本発明にかか
る第1の実施の形態のプリンタ装置の全体構成図であ
る。
【0019】100はプリンタ装置を制御するためのC
PUユニット、101はドットプリンタユニット、10
3はこのシリアルドットプリンタプリンタに使用される
電源ユニットである。104はCPU、105はCPU
104とその他のデバイスを接続するバス、106はプ
リンタ装置をコントロールするプログラムを格納してい
るROM、107は本発明の回路を含み、RAM108
と印字ヘッド111、キャリアモータ113を制御する
ためのカスタムIC(ASIC)である。印字ヘッド1
11はインクジェットヘッドである。
【0020】RAM108は、バス117を介してCP
U104と印字データをやり取りして展開する印字バッ
ファとして用いられる。109はキャリアモータ113
を駆動するためのモータドライバである。110はCP
Uユニット100と印字ヘッド111を接続するための
ケーブル、112はキャリアモータ113の駆動力を伝
達するためのベルトである。電源ユニット103が出力
するVHは印字ヘッド111のヒータ駆動に使用される
ヘッド電圧、VMはモータ駆動に使用するモータ電圧、
Vccは各回路へのロジック電圧を表す。以下、印字ヘ
ッドをヘッドと略記する。
【0021】図2はヘッドとCPUユニット100の接
続部分を詳細に説明するための図である。
【0022】ケーブル110により、印字ヘッド111
近傍に置かれる中継基板201を介して、ノズル毎に設
けられたヒータ204にヘッド電圧VHを供給する。コ
ンデンサCは中継基板201上に実装され、ピーク電流
に対してVHの電圧値を安定させる目的がある。202
は中継基板201より接続されるヘッド駆動用信号ライ
ンであり、ヘッド駆動用信号ライン202から伝えられ
た信号を基にIC203により最終の印字パルスを作成
する。ヒータ204に電圧が印加されてこの印字パルス
に基づき電流が流れると、ヒータ204が発熱して膜沸
騰し、発泡することでインク液滴が飛翔する。
【0023】ヒータ204が駆動されたときのヒータ2
04端への実際の印加電圧は、VHのラインとは別のラ
インから中継基板201を介してCPU104にリター
ン電圧VRとして供給され、その入力部のA/Dコンバ
ータによってモニタされる。このリターン電圧VRをモ
ニタすることで、実際の印字時の電流負荷に対してヘッ
ド端電圧がどれだけ変動するかを検知することができ
る。
【0024】ここで、リターン電圧VRのモニタ方法に
ついて具体的に説明する。
【0025】すなわち、プリンタ装置の電源投入時にテ
スト印字を行い、ヘッド端電圧の変動をモニタする。こ
れは、ヘッドを装着したキャリッジが実際の印字範囲外
にある時に、ヘッドの走査周期に合わせた一定周期で最
大ノズル数を駆動することによる。この時、入力部のA
/Dコンバータへのリターン電圧VRをCPU104に
よりほぼリアルタイムでモニタすることができる。良好
な印字を行い得る電源電圧変動範囲は実験等により既知
であり、モニタしたリターン電圧VRの変動がこの既知
の範囲内かをCPU104により判断する。
【0026】このような最大ノズル数のテスト印字の回
数を変えてリターン電圧VRの変動を調べて、印字濃度
がどの位であれば何カラム分を良好に印字できるかの限
界値を設定することができる。この値は、経時変化や環
境の変化にも対応しており、これらの変化に対応した適
切な制御を行うことができる。この値を利用して、後述
する測定カラム数設定レジスタ(図4に414で示す)
と最大ドット数設定レジスタ(図4に418で示す)に
値を設定して印字データを調べることで、印字実行時に
電流制限を行う必要があるかを後述のフローチャートに
従い判断する。
【0027】この機能を利用して実際の使用環境下での
印加電圧の変化、使用されるヘッドの抵抗値のばらつき
によるヘッド端電圧の変化、コンデンサ容量の経時変化
にも対応したきめ細かい印字制御を可能とすることがで
きる。また、ヘッドの取り付けミスなどによりヘッド電
圧に異常が起きた場合にも異常を検出することができ
る。
【0028】図3は本発明装置の要部回路の構成を示す
ブロック図である。ここに示すブロック図は本実施の形
態におけるASIC107の一部分である。
【0029】300はこのASIC107の機能の主要
部分とされるヘッド制御回路である。301はCPU1
04とRAM108とのデータのやり取りのインターフ
ェースを司るRAMインタフェース回路(RAMI/
F)である。302は図4に詳細を示すところの本発明
の特徴を最も良く示す印字濃度検出回路である。303
は、本実施の形態では印字濃度検出回路302と全く同
一構成で良いが、第2の実施の形態では図11に示す別
の構成のものとする必要がある。
【0030】図3のように2つの印字濃度検出回路30
2と303を有している場合、電源系に合わせたよりき
め細かい制御が可能となる。すなわち、ヘッド端での電
圧降下の要因として、通常はプリンタ装置に搭載された
電源自体の容量と電圧安定化のためのコンデンサ容量が
あるが、この両要因に対して印字濃度検出回路302ま
たは303を用いた電流制限を行う。
【0031】電源自体の容量に対しては、例えば数10
m秒程度の比較的長時間の範囲での印字濃度を印字濃度
検出回路302により検出し、検出値が所定値以上の場
合は使用ノズルの数や印字速度を制限することで電流制
限を行う。
【0032】また、瞬時的なラッシュ電流に対してヘッ
ド近傍のコンデンサCから電流を供給するが、この電流
はコンデンサ容量や電源の出力電流値にもよるが高々数
m秒程度の短時間供給される。この短時間の範囲での印
字濃度は印字濃度検出回路303により検出し、検出値
が所定値以上の場合は使用ノズルの数や印字速度を制限
することで電流制限を行う。
【0033】これにより、電源容量からくる絶対的な出
力電流制限機能と、複数ノズルのヘッドを使用した場合
での短時間でのピーク電流に対しての電流制限機能との
両方から、より最適な印字制御を行うことが可能にな
る。
【0034】図4は本発明装置の最も特徴的な回路のブ
ロック図であり、ASIC107内の印字濃度検出回路
302(303)を表わしている。印字バッファにデー
タを展開する際、この回路により設定した領域の印字ド
ット数をカウントする。
【0035】図4において、401はアドレス生成回路
であり、RAM108の書き込みアドレスを自動的に生
成し、1カラム毎にカラムカウンタクロックCCCkと
カラムカウンタリセット信号CCRを出力する。406
は、CPU104からRAM108に転送する印字デー
タを一時ラッチして回路内部で使用するためのラッチで
ある。
【0036】CPU104によって作成された印字デー
タはこのラッチ406を通過し、データバス407を介
して接続される印字バッファとしてのRAM108へと
転送され、アドレス生成回路401によって生成された
アドレスに書き込まれる。
【0037】408はドットカウンタであり、ラッチ4
06にラッチされた印字データの実際に印字するドット
数をカウントする。409は加算回路であり、加算結果
はラッチ410によりラッチされる。この加算回路40
9は、ラッチされている今までの加算結果とドットカウ
ンタ408のカウント値とを加算することで、ドット数
を加算し続ける。411、412は読み出し用のリード
バッファであり、CPUデータバス413を介して接続
されるCPU104にラッチ410からのデータを転送
する。
【0038】414は測定カラム数設定レジスタで、カ
ウントした印字ドット数の加算を繰り返すカラム数(加
算回路409による加算回数)を設定する。415はカ
ラムカウンタで、カラムカウンタクロックCCCkとカ
ラムカウンタリセット信号CCRによって制御されて動
作する。416は比較回路で、測定カラム数設定レジス
タ414とカラムカウンタ415の値を比較して、ラッ
チ410にラッチされた加算値のクリアを行うタイミン
グ及びリードバッファ411に加算結果を格納するタイ
ミングを制御するクリア及びラッチ信号417を生成す
る。
【0039】418は最大ドット数設定レジスタであ
り、最大印字可能ドット数を設定し格納するために設け
られる。419は比較回路であり、この最大ドット数設
定レジスタ418に設定された値をラッチ410の値と
比較する。420はステータスレジスタであり、比較回
路419による比較結果を格納し、CPUデータバス4
13を介して接続されるCPU104に格納データを転
送する。
【0040】上記回路構成において、リードバッファ4
12の値をCPU104が毎回読み取って確認する他
に、最大ドット数設定レジスタ418に最大印字可能ド
ット数を設定しておき、ラッチ410に保持した加算結
果と最大ドット数設定レジスタ418の値を自動的に比
較することにより、1ライン分の印字データを全て展開
した後で、CPU104がステータスレジスタ420の
値を読み出すだけで印字回数を決定することもできる。
【0041】図5は、実際にヘッドを駆動して印字した
際にヘッドのヒータに流れる電流とヘッド端の電圧変動
の関係を示す特性図である。波形I1はヘッド電流、波
形V1はヘッド端の電圧(モニタ電圧)を示す。
【0042】電流値は単位時間内に駆動されるヘッドの
ノズル数、すなわち印字ドット数(印字濃度)に比例
し、この電流値(波形I1)の変化によって電圧値(波
形V1)が低下する。この電圧変動の要因として、流れ
る電流が増大することでケーブルやコネクタのインピー
ダンスにより生じる電圧降下、ヘッド近傍に実装された
電圧安定化のためのコンデンサ容量、プリンタ装置に搭
載された電源の容量によるリップル電圧などが挙げられ
る。
【0043】図5において、単位時間毎に分割した各々
の領域を501〜504で示す。CPU104が印字バ
ッファに展開する際に、ドットカウンタ408により印
字ドットをカウントし、各領域のドット数の多少から、
その印字濃度は領域501、503では淡く、領域50
4では濃く、領域502では中位と判断される。領域5
04で印字濃度が濃いと判断されるため、印字の際に電
力制限を行って最適化する必要がある。
【0044】従来は、印字範囲中の所定時間領域の全て
の印字ドット数をカウントして、所定のドット数以上の
場合にノズル数を制限することによる電力制限を行って
いたが、本実施の形態では、使用するノズルを例えば2
分割して、同一走査箇所でキャリッジを2回走査する分
割印字を行うことにより電力制限を行う。
【0045】図6は、この分割印字を行った場合のヘッ
ドの電圧波形と電流波形の関係を示す特性図である。ノ
ズルの分割の仕方および印字する画像のパターンによっ
て、その分割時の電流波形は異なるが、ここでは説明を
簡単にするため、各時間領域501〜504で単純に半
分になると仮定した場合の波形を示している。このよう
に電流値を削減することで、電圧波形V2は電流波形I
2によらず安定したレベルを保つことができる。
【0046】ここで、図7はヘッドのピーク電流が更に
増えた場合の電流とヘッド端の電圧変動の関係を示す特
性図である。この図のような例は、印字ノズル数の多い
ヘッドを使用した場合にみられる。
【0047】図5の場合と同一の一定時間にそれぞれ分
割された時間領域の領域502において、ピーク電流
(波形I3)が増えて電圧値(波形V3)がかなり低下
しているにもかかわらず、この領域502におけるトー
タルの印字ドット数をカウントして印字濃度は中位と判
断される。このため、印字濃度を基にした従来の印字制
御によれば、この領域502では次の図8のように電力
制限制御は行われないことになる。
【0048】図8は従来例による印字濃度を基にした電
力制限制御を示すフローチャートである。
【0049】ステップS801で、CPU104により
1カラム分の印字データを作成する。
【0050】ステップS802でCPU104は、ステ
ップS801で作成した印字データをASIC107を
介してRAM108上に展開する。ASIC107内部
ではこの印字データを並列処理して、印字濃度検出回路
302においても使用している。この印字濃度検出回路
302では、まず1カラム分の印字ドット数をカウント
する。
【0051】ステップS803では、ステップS802
において得られた1カラム分の印字ドット数を、測定カ
ラム数設定レジスタ414に設定された予め分割された
時間領域に応じた一定のカラム数分加算を続ける。設定
されたカラム数分の、最終的に得られるカウント値をa
とする。
【0052】ステップS804では、ステップS803
で得られたaの値と最大ドット数設定レジスタ418に
格納した値bの大きさを比較する。この値bは、分割印
字を行うかを検出した印字濃度から決定するための予め
決められた値である。aがbと等しいかそれ以上の場合
は、ステップS805の処理が行われる。すなわち、使
用ドット数に制限を加えて複数回に分割印字する電力制
限制御を行う。また、aがbよりも小さい場合は電力的
に問題は無いと判断され(例えば領域502ではa<b
と判断される)、ステップS806において1回で全て
のノズルを駆動して印字し、電力制限制御は行わない。
【0053】上記従来の印字制御では問題が無いと判断
されるような図7の領域502の様なケースでのピーク
負荷による電圧値の低下は、時間領域を図5の場合より
も更に細分化して印字ドット数のカウントを行うことに
より予測でき、この予測に基づき印字制御を行うことが
できる。
【0054】図9は時間領域をより細分化して分割印字
を行った場合のヘッドの電圧波形と電流波形の関係を示
す特性図である。
【0055】図9において、波形I3は図7の場合と同
一である。印字ドットカウントを行う時間領域を図5の
各時間領域501〜504よりも短い時間領域901〜
910に細分化し、時間領域901〜910においてピ
ーク負荷の存在の検出漏れを無くすようにカウント制御
を行うことで、ピーク負荷を示す時間領域904におい
てその印字濃度レベルが濃い(領域内の印字ドット数が
多い)と判断するような、次の図10に示される電力制
限制御を実行する。これにより、印字ドット数が多い時
間領域904,908〜910での電圧波形V4の変動
を図示の通りに防止することができる。
【0056】図10は本発明の第1の実施の形態による
改善された電力制限制御のフローチャートである。
【0057】ステップS1001ではまず、プリンタ装
置に装着されたヘッドの種類を判別する。ここでは、使
用されるノズル数はヘッドにより異なり、その使用時の
電流値も異なるものとする。また同時に、前述したテス
ト印字を実行して(ヘッド端電圧をモニタして)印字濃
度の限界値が何カラム分かを予め判別しておく。
【0058】ステップS1002では、ステップS10
01において判別された装着ヘッドの種類等、プリンタ
装置に搭載された電源の電流負荷特性、搭載電源から装
着ヘッドまでのケーブル、コネクタ等の接続によるイン
ピーダンス特性、装着ヘッド近傍の中継基板に実装され
たコンデンサなどによる電流負荷特性等のプリンタ装置
の諸特性から、実験や測定により前もって決められた測
定カラム数を、測定用カラム数設定レジスタ414に設
定する。これら既知の諸特性は、予めROM(図示せ
ず)のテーブル等に格納しておく。
【0059】このとき、使用する電源の容量が小さく
て、ヘッド自体は電圧変動に対してマージンが有る場合
は、測定カラム数を多くして比較的長時間の一定時間で
の平均電流を従来通り検出する。また、判別された装着
ヘッドのピーク電流が大きく、電圧変動に対するマージ
ンが余りない場合は、図9に示した細分割した時間領域
に応じ測定カラム数を従来より少なくして検出する。こ
のように、測定カラム数を可変設定する。
【0060】次にステップS1003では、ステップS
1002で設定した測定カラム数に合わせた印字可能な
最大ドット数qを、最大ドット数設定レジスタ418に
設定する。この値qは、測定カラム数がまず決まると、
この測定カラム数に比例してその中の最大の印字ドット
数から得られる。
【0061】次のステップS1004ではCPU104
による1カラム分の印字データ作成を行い、ステップS
1005では、RAM108に展開すると同時に印字ド
ット数のカウントを行う。ステップS1006では、ス
テップS1002で設定したカラム分のトータルの印字
ドット数を加算により得て、得られたカウント値をpと
する。
【0062】続くステップS1007では、ステップS
1006で得られた値pとステップS1003で設定し
た最大ドット数qの値の大きさを比較し、pがqと等し
いかそれ以上の場合はステップS1008の処理が行わ
れる。すなわち、分割印字による電力制限制御を行う。
また、pがqよりも小さい場合は電力的に問題は無いと
判断され、ステップS1009において1回で全てのノ
ズルを駆動して印字を行い、電力制限は行わない。
【0063】このように本実施の形態によれば、装着ヘ
ッドやプリンタ装置の特性に合わせて測定カラム数を可
変設定、すなわち分割領域の大きさを可変し、この領域
内での測定カラム数に合わせた印字可能な最大ドット数
を判断し、この結果に基づいて分割印字による電力制限
制御を行うかを決定している。
【0064】上記の可変設定によって、プリンタ装置に
ノズル数の異なるヘッドが装着されても、プリンタ装置
の前述の諸特性に合わせた最適な印字濃度制御を行うこ
とができる。また、テスト印字でヘッド端電圧をモニタ
することにより印字濃度の限界値を判断すると、各特性
の経時変化や環境の変化にも対応した最適な印字濃度制
御が可能になる。
【0065】(第2の実施の形態)図11は、図4に示
した本発明の印字濃度検出回路303の別の構成例を示
すブロック図である。本実施の形態においては、隣り合
う最大5カラム分の全ての組み合わせについて、その平
均電流値を求める回路を実現している。図11におい
て、図4中のものと同一構成要素には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0066】1101は加算回路であり、CPU104
により得られた印字データを基にカウントした1カラム
分のドットカウンタ408の値を所定カラム分加算す
る。1102はラッチであり、加算回路1101により
加算した結果を一時格納する。1108は最大平均印字
ドット数設定レジスタであり、最大平均印字ドット数を
設定し格納するために設けられる。1103は比較回路
であり、ラッチ1102に格納した値と最大平均印字ド
ット数設定レジスタ1108に設定した値とを比較す
る。上記の構成要素のうち1101,1102,110
3により回路ブロック1125を構成する。
【0067】1109〜1112は加算回路1101と
同様の加算回路、1113〜1116はラッチ1102
と同様のラッチ、1117〜1120は比較回路110
3と同様の比較回路である。上記の構成要素1109,
1113,1117により回路ブロック1130を、構
成要素1110,1114,1117により回路ブロッ
ク1140を、構成要素1111,1115,1119
により回路ブロック1150を、構成要素1112,1
116,1120により回路ブロック1160を構成す
る。
【0068】1106は多入力オアゲートであり、上記
各回路ブロックの最終出力である比較回路1103、1
117〜1120による比較結果の論理和を出力し、こ
の値をステータスレジスタ420aに格納している。1
104はカラム数設定レジスタであり、平均値を算出す
るためのカラム数を設定する。1105はラッチレジス
タ選択回路であり、カラムカウンタクロックCCCkと
カラムカウンタリセット信号CCRによって制御されて
動作し、カラム数設定レジスタ1104に設定されたカ
ラム数に基づいて、ラッチ1102、1113〜111
6のラッチタイミング、ラッチをクリアするタイミング
を決定する。
【0069】本実施の形態においては、カラム数設定レ
ジスタ1104には最大5までの値を設定できるように
なっている。ここでは、4を設定する場合を例にとり、
その動作を説明する。この場合、本実施の形態では加算
回路と、ラッチと、比較回路により構成される回路ブロ
ックが5ブロック存在しているが、そのうち4ブロック
が選択される。隣り合う4カラム全ての組み合わせにつ
いて、そのピーク電流の正しい平均電流を求める場合の
動作原理は、以下に説明する通りである。
【0070】CPU104が最初のカラムデータ(ドッ
トカウンタ408の出力値をa1とする)を生成した場
合、まず回路ブロック1125が動作する結果、ラッチ
1102にはa1が格納される。次の2番目のカラムデ
ータ(ドットカウンタ408の出力値をa2とする)に
ついては、回路ブロック1125と1130が動作し、
各々ラッチ1102、1113に加算結果を格納する。
この時点で、ラッチ1102にはa1+a2が、ラッチ
1113にはa2のみが格納されている。
【0071】3番目のカラムデータ(ドットカウンタ4
08の出力値をa3とする)については、回路ブロック
1125と1130と1140が動作し、各々ラッチ1
102、1113、1114に加算結果を格納する。こ
の時点で、ラッチ1102にはa1+a2+a3が、ラ
ッチ1113にはa2+a3が、ラッチ1114にはa
3のみが格納されている。
【0072】4番目のカラムデータ(ドットカウンタ4
08の出力値をa4とする)については、回路ブロック
1125と1130と1140と1150が動作し、各
々ラッチ1102、1113、1114、1115に加
算結果を格納する。この時点で、ラッチ1102にはa
1+a2+a3+a4が、ラッチ1113にはa2+a
3+a4が、ラッチ1114にはa3+a4が、ラッチ
1115にはa4が格納されている。
【0073】ここで、4カラム分のドット数を加算し終
えた加算回路1101の出力を保持しているラッチ11
02の値a1+a2+a3+a4は、比較回路1103
により最大平均印字ドット数設定レジスタ1108の設
定値と比較される。そして、ラッチ1102の値が大き
い値を示した場合、比較回路1103により、印字ドッ
ト数が最大平均印字ドット数設定レジスタ1108の設
定値よりも大きかったことをオアゲート1106を通し
てステータスレジスタ420aに転送して示す。ステー
タスレジスタ420aにこの結果を転送し終えた後で、
ラッチ1102の値はクリアされる。
【0074】5番目のカラムデータ(ドットカウンタ4
08の出力値をa5とする)については、回路ブロック
1125と1130と1140と1150が動作し、各
々ラッチ1102、1113、1114、1115に加
算結果を格納する。この時点で、ラッチ1102には一
旦クリア動作が入ったためa5のみが、ラッチ1113
にはa2+a3+a4+a5が、ラッチ1114にはa
3+a4+a5が、ラッチ1115にはa4+a5が格
納されている。
【0075】以上の動作を繰り返すことにより、隣り合
う4カラム分の印字ドット数の平均値を全て算出する。
これにより、算出した平均値の最大値と、最大平均印字
ドット数設定レジスタ1108の値とを比較することが
できる。
【0076】このような複数の加算回路を有する本実施
の形態によれば、印字バッファ内の全ての隣接するnカ
ラムについてその平均印字ドット数を算出することで電
力的に真の最大値を検出し、この値に基づき印字制御を
行う。
【0077】図12は図11に示した第2の実施の形態
による電力制限制御方法のフローチャートである。
【0078】ステップS1201ではまず、プリンタ装
置に装着されたヘッドの種類を判別する。ここでは、使
用されるノズル数はヘッドにより異なり、その使用時の
電流値も異なるものとする。また同時に、前述したテス
ト印字を実行して印字濃度の限界値が何カラム分かを予
め判別しておく。
【0079】ステップS1202では、ステップS12
01において判別された装着ヘッドの種類等、プリンタ
装置の諸特性等により、平均値を算出する前もって決め
られたサンプルカラム数をカラム数設定レジスタ110
4に設定している。ステップS1203では、ステップ
S1202で設定したサンプルカラム数に合わせた印字
可能な最大平均印字ドット数dを、最大平均印字ドット
数設定レジスタ1108に設定する。
【0080】次のステップS1204ではCPU104
による1カラム分の印字データ作成を行い、ステップS
1205では、RAM108に展開すると同時に印字ド
ット数のカウントを行う。ステップS1206では、ス
テップS1202で設定したカラム分の平均印字ドット
数を加算により得る。得られた平均値をcとする。
【0081】続くステップステップS1207では、ス
テップS1206で得られた値cとステップS1203
で設定した最大ドット数dとの比較を行い、cがdと等
しいかそれ以上の場合はステップS1208の処理が行
われる。すなわち、分割印字による電力制限制御を行
う。また、cがdよりも小さい場合は電力的に問題は無
いと判断され、ステップS1209において1回で全て
のノズルを駆動して印字を行い、電力制限は行わない。
【0082】このように加算回路を複数有する構成によ
り、そのピーク電流に対する真の電力値を示す正しい平
均値を算出して、この平均値と設定した領域に基づいて
最適な記録制御を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の方法
および装置によれば、装着された記録ヘッドの種類を判
別し、判別した種類と記録ヘッドのノズルに備えられた
電気−熱変換手段に電源から実際に供給される電力特性
とに応じて、記録ヘッドへの記録データを格納するバッ
ファ手段に格納する記録データカウント領域を可変設定
するとともに、当該設定したカウント領域の記録データ
に基づいて電源からの電力によりノズルを駆動し記録を
行うことで、設定したカウント領域での記録を最適化制
御するようにしたので、記録ヘッドのノズル数や記録装
置の電源からノズルに供給される電力特性に適応した最
適な記録制御を行える効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態のプリンタ装
置の全体構成図である。
【図2】ヘッドとCPUユニット100の接続部分を詳
細に説明するための図である。
【図3】本発明装置の要部回路の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明装置の第1の実施の形態の印字濃度検出
回路を示すブロック図である。
【図5】実際にヘッドを駆動して印字した際にヘッドの
ヒータに流れる電流とヘッド端の電圧変動の関係を示す
特性図である。
【図6】分割印字を行った場合のヘッドの電圧波形と電
流波形の関係を示す特性図である。
【図7】ヘッドのピーク電流が更に増えた場合の電圧波
形と電流波形の関係を示す特性図である。
【図8】従来例による印字濃度を基にした電力制限制御
を示すフローチャートである。
【図9】時間領域を細分化して分割印字を行った場合の
ヘッドの電圧波形と電流波形の関係を示す特性図であ
る。
【図10】本発明の第1の実施の形態による改善された
電力制限制御のフローチャートである。
【図11】本発明装置の第2の実施の形態の印字濃度検
出回路の構成例を示すブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態による改善された
電力制限制御のフローチャートである。
【符号の説明】
100 CPUユニット 101 ドットプリンタユニット 103 電源ユニット 104 CPU 106 ASIC 111 印字ヘッド 204 ヒータ 300 ヘッド制御回路 302,303 印字濃度検出回路 401 アドレス生成回路 406,410,1102,1113〜1116 ラッ
チ 408 ドットカウンタ 409,1101,1109〜1112 加算回路 411,412 リードバッファ 414 測定カラム数設定レジスタ 415 カラムカウンタ 416,419,1103,1117〜1120 比較
回路 418 最大ドット数設定レジスタ 420,420a ステータスレジスタ 1104 カラム数設定レジスタ 1105 ラッチレジスタ選択回路 1106 オアゲート 1108 最大平均印字ドット数設定レジスタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、複数のノズルを有する記録ヘッ
    ドを装着する装着手段と、前記記録ヘッドへの記録デー
    タを格納するバッファ手段と、前記複数のノズルに備え
    られた電気−熱変換手段を前記電源からの電力により前
    記記録データに応じて駆動する駆動手段と、当該駆動す
    る最大ノズル数を設定する設定手段とを備えた記録装置
    の記録制御方法であって、 前記装着手段に装着された記録ヘッドの種類を判別する
    判別ステップと、 当該判別した種類と前記電気−熱変換手段に前記電源か
    ら実際に供給される電力特性とに応じて前記バッファ手
    段に格納する前記記録データのカウント領域を可変設定
    するとともに、当該設定したカウント領域の前記記録デ
    ータに基づいて記録を行う記録ステップとを含み、 前記カウント領域での記録を最適化制御することを特徴
    とする記録装置の記録制御方法。
  2. 【請求項2】 前記記録ステップは、 前記電力特性を決定する装置の各種パラメータを予め記
    憶した記憶手段から読み出し、前記記録データを格納す
    る前記バッファ手段のカラム数を前記パラメータに応じ
    設定する第1ステップと、 前記最大ノズル数を設定する第2ステップと、 前記設定した領域の記録を行うドット数を前記カラム数
    分算出する第3ステップと、 当該算出したドット数と前記最大ノズル数に対応した印
    字可能ドット数とを比較し、前記算出したドット数が前
    記最大ノズル数に対応した印字可能ドット数以上のとき
    は前記カウント領域の使用するノズル数を制限して分割
    記録を行う第4ステップとを含むことを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置の記録制御方法。
  3. 【請求項3】 前記記録ステップは、 前記電力特性を決定する装置の各種パラメータを予め記
    憶した記憶手段から読み出し、前記記録データを格納す
    る前記バッファ手段のカラム数を前記パラメータに応じ
    設定する第1ステップと、 前記最大ノズル数を設定する第2ステップと、 前記バッファ手段の隣接する所定カラム数分について前
    記記録を行うドット数の平均値を算出する第3ステップ
    と、 当該算出した平均値と前記最大ノズル数に対応した平均
    値とを比較し、前記算出した平均値が前記最大ノズル数
    に対応した平均値以上のときは前記カウント領域の使用
    するノズル数を制限して分割記録を行う第4ステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録装置の記
    録制御方法。
  4. 【請求項4】 前記各種パラメータは、前記電源の電流
    負荷特性、前記電源と前記記録ヘッドとの間の接続手段
    のインピーダンス特性、前記接続手段の途中に実装され
    たコンデンサの特性を含み、 前記第1ステップにおいて、前記カラム数を前記各種パ
    ラメータに応じ複数設定することを特徴とする請求項2
    または3に記載の記録装置の記録制御方法。
  5. 【請求項5】 前記記録ステップは、前記電気−熱変換
    手段に実際に印加される電圧を前もってモニタするモニ
    タステップをさらに含んでおり、 当該モニタ結果に応じて前記第2ステップを遂行するこ
    とを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の記
    録装置の記録制御方法。
  6. 【請求項6】 前記電気−熱変換手段が発生する熱によ
    りインクを発泡させ、前記記録ヘッドよりインク液滴を
    吐出することで記録を行うことを特徴とする請求項2な
    いし5のいずれかに記載の記録装置の記録制御方法。
  7. 【請求項7】 電源と、複数のノズルを有する記録ヘッ
    ドを装着する装着手段と、前記記録ヘッドへの記録デー
    タを格納するバッファ手段と、前記複数のノズルに備え
    られた電気−熱変換手段を前記電源からの電力により前
    記記録データに応じて駆動する駆動手段と、当該駆動す
    る最大ノズル数を設定する設定手段とを備えた記録装置
    であって、 前記装着手段に装着された記録ヘッドの種類を判別する
    判別手段と、 当該判別した種類と前記電気−熱変換手段に前記電源か
    ら実際に供給される電力特性とに応じて前記バッファ手
    段に格納する前記記録データのカウント領域を可変設定
    するとともに、当該設定したカウント領域の前記記録デ
    ータに基づいて記録を行う記録手段とを備え、 前記カウント領域での記録を最適化制御することを特徴
    とする記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は、 前記電力特性を決定する装置の各種パラメータを予め記
    憶した記憶手段から読み出し、前記記録データを格納す
    る前記バッファ手段のカラム数を前記パラメータに応じ
    設定する第1手段と、 前記最大ノズル数を設定する第2手段と、 前記設定した領域の記録を行うドット数を前記カラム数
    分算出する第3手段と、 当該算出したドット数と前記最大ノズル数に対応した印
    字可能ドット数とを比較し、前記算出したドット数が前
    記最大ノズル数に対応した印字可能ドット数以上のとき
    は前記カウント領域の使用するノズル数を制限して分割
    記録を行う第4手段とを含むことを特徴とする請求項7
    に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段は、 前記電力特性を決定する装置の各種パラメータを予め記
    憶した記憶手段から読み出し、前記記録データを格納す
    る前記バッファ手段のカラム数を前記パラメータに応じ
    設定する第1手段と、 前記最大ノズル数を設定する第2手段と、 前記バッファ手段の隣接する所定カラム数分について前
    記記録を行うドット数の平均値を算出する第3手段と、 当該算出した平均値と前記最大ノズル数に対応した平均
    値とを比較し、前記算出した平均値が前記最大ノズル数
    に対応する平均値以上のときは前記カウント領域の使用
    するノズル数を制限して分割記録を行う第4手段と を含むことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記各種パラメータは、前記電源の電
    流負荷特性、前記電源と前記記録ヘッドとの間の接続手
    段のインピーダンス特性、前記接続手段の途中に実装さ
    れたコンデンサの特性を含み、 前記第1手段により、前記カラム数を前記各種パラメー
    タに応じ複数設定することを特徴とする請求項8または
    9に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録手段は、前記電気−熱変換手
    段に実際に印加される電圧を前もってモニタするモニタ
    手段をさらに含んでおり、 当該モニタ結果に応じて前記第2手段により前記最大ノ
    ズル数を設定することを特徴とする請求項8ないし10
    のいずれかに記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録ヘッドは、前記電気−熱変換
    手段が発生する熱によりインク滴を吐出するインクジェ
    ットヘッドであることを特徴とする請求項8ないし11
    のいずれかに記載の記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036516A (ja) * 2000-07-24 2002-02-05 Brother Ind Ltd 携帯型インクジェットプリンタ
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JP2003225993A (ja) * 2002-01-31 2003-08-12 Canon Inc 画像記録装置
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