JPH11107924A - ダイヤフラムポンプ装置 - Google Patents

ダイヤフラムポンプ装置

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Publication number
JPH11107924A
JPH11107924A JP26708897A JP26708897A JPH11107924A JP H11107924 A JPH11107924 A JP H11107924A JP 26708897 A JP26708897 A JP 26708897A JP 26708897 A JP26708897 A JP 26708897A JP H11107924 A JPH11107924 A JP H11107924A
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JP
Japan
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slurry
diaphragm
chamber
pressurized
hydraulic cylinder
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JP26708897A
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English (en)
Inventor
篤 ▲高▼嶋
Atsushi Takashima
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Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤフラムに対する駆動力を有効に利用す
ることができ、スラリー加圧供給動作の完了少し前にお
いてはダイヤフラムに対する駆動力を簡単に停止させる
ことができるダイヤフラムポンプ装置を提供する。 【解決手段】 駆動モータ10の駆動により油圧シリン
ダー15のピストン14が往復移動して、油圧が一方の
ダイヤフラム4の一方の室に作用して仕切り板44をた
わませ、このたわみにより他方の室内に吸引されていた
スラリーを濾過器1に加圧供給すると同時的に、一方の
ダイヤフラムの仕切り板と連結棒9で連結された他方の
ダイヤフラム4の仕切り板も同様にたわみ、そのたわみ
により加圧される、他方のダイヤフラムの一方の室とは
反対側の室内にスラリータンク8からスラリーを吸引す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタプレスな
どの濾過器や別のスラリータンクなどのスラリー被供給
装置にスラリーをダイヤフラムの加圧動作により加圧供
給するダイヤフラムポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダイヤフラムポンプ装置
は種々の構造のものが知られている。例えば、一対のダ
イヤフラムの各仕切り板同士を連結棒で連結し、一方の
ダイヤフラムポンプの仕切り板で仕切られた一方の室内
にコンプレッサーから加圧流体を供給して、仕切り板を
他方の室側にたわませ、他方の室内のスラリーを濾過器
側に加圧供給すると同時的に、上記たわませられた仕切
り板と連結棒で連結された他方のダイヤフラムの仕切り
板も同一方向にたわませ、たわませられた側の室とは反
対側の室内にスラリーを吸引する。一方のダイヤフラム
でのスラリーの加圧供給が完了すると、コンプレッサー
の接続を一方のダイヤフラムから他方のダイヤフラムに
電磁切換弁で切換え、他方のダイヤフラムの上記スラリ
ーが吸引されていない側(加圧流体が供給される側)の
室内にコンプレッサーから加圧流体を供給して仕切り板
を前回とは逆方向にたわませ、反対側の室内のスラリー
を濾過器側に供給する。この他方のダイヤフラムでのス
ラリー加圧供給動作と同時的に、一方のダイヤフラムで
はスラリーの吸引を行い、次のスラリー加圧供給に備え
るようにしている。このような動作を繰り返すことによ
って、スラリーを大略連続的に濾過器側に加圧供給でき
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のものでは、各ダイヤフラムにおいて、スラリーの加
圧供給が完了するまでコンプレッサーから加圧流体を供
給し続けることになり、スラリー加圧供給動作が終了す
る少し前では、特にコンプレッサーから加圧流体を供給
しなくても、ダイヤフラムの仕切り板への加圧流体の作
用における慣性力により、スラリーの加圧供給をし続け
ることができる。しかしながら、コンプレッサーを急に
停止させることはできず、また、スラリー加圧供給動作
中に一方のダイヤフラムから他方のダイヤフラムへの加
圧流体の供給を切り替えることは、切り替え弁等に過負
荷が作用し、実際には困難であるため、不必要ではある
が、コンプレッサーからの加圧をし続けなければならな
いといった問題があった。従って、本発明の目的は、上
記問題を解決することにあって、ダイヤフラムに対する
駆動力を有効に利用することができ、スラリー加圧供給
動作の完了少し前においてはダイヤフラムに対する駆動
力を簡単に停止させることができるダイヤフラムポンプ
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】上記目
的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、駆動モータと、ピストンに
より第1室と第2室とに仕切られ、上記駆動モータの駆
動により上記ピストンが往復移動する油圧シリンダー
と、仕切り板で第1室と第2室とにそれぞれ分割され、
上記仕切り板のたわみにより各室に圧力が作用される一
対のダイヤフラムとを備え、上記一対のダイヤフラムの
うちの一方のダイヤフラムの上記第1室とスラリーを供
給すべきスラリー被供給装置とをスラリー供給用導管で
接続するとともに上記一方のダイヤフラムの上記第1室
と上記スラリーが蓄えられているスラリータンクとをス
ラリー吸引用導管で接続し、上記一方のダイヤフラムの
上記第2室と上記油圧シリンダーの上記第1室とを導管
で接続するとともに、上記一対のダイヤフラムのうちの
他方のダイヤフラムの上記第1室と上記油圧シリンダー
の上記第2室とを導管により接続し、上記他方のダイヤ
フラムの上記第2室と上記スラリー被供給装置とをスラ
リー供給用導管で接続するとともに上記他方のダイヤフ
ラムの上記第2室と上記スラリータンクとをスラリー吸
引用導管で接続し、かつ、上記一対のダイヤフラムの上
記仕切り板同士を連結棒で連結して一体的にたわむよう
にするとともに、上記スラリー供給用導管には、上記ス
ラリーが上記スラリー被供給装置側から上記ダイヤフラ
ム側に逆流するのを防止する逆止弁を設け、上記スラリ
ー吸引用導管には、上記スラリーが上記ダイヤフラム側
から上記スラリータンク側に逆流するのを防止する逆止
弁が設けられるようにして、上記駆動モータの駆動によ
り上記油圧シリンダーの上記ピストンが往復移動して、
上記油圧シリンダーから油圧が上記一方のダイヤフラム
の上記第1室と第2室のうちの一方の室に作用して上記
仕切り板をたわませ、上記仕切り板のたわみにより他方
の室内に吸引されていたスラリーを上記スラリー被供給
装置に加圧供給すると同時的に、上記一方のダイヤフラ
ムの上記仕切り板と上記連結棒で連結された上記他方の
ダイヤフラムの上記仕切り板も同様にたわみ、そのたわ
みにより加圧される、上記他方のダイヤフラムの上記第
1室と上記第2室とのうちの一方の室とは反対側の室内
に上記スラリータンクから上記スラリーを吸引するよう
にしたことを特徴とするダイヤフラムポンプ装置を提供
する。
【0005】本発明の第2態様によれば、上記駆動モー
タによる上記シリンダーの上記ピストンの往復移動速度
を調整して、上記ダイヤフラムから上記スラリー被供給
装置に供給される上記スラリーの量を調整するようにし
た第1態様に記載のダイヤフラムポンプ装置を提供す
る。本発明の第3態様によれば、上記駆動モータによる
上記シリンダーの上記ピストンの往復移動範囲を調整し
て、上記ダイヤフラムから上記スラリー被供給装置に供
給される上記スラリーの量を調整するようにした第1態
様に記載のダイヤフラムポンプ装置を提供する。本発明
の第4態様によれば、上記ダイヤフラムの上記仕切り板
がたわむことにより上記ダイヤフラム内に吸引されてい
たスラリーを加圧して、加圧されたスラリーを上記スラ
リー被供給装置に加圧供給するとき、上記各ダイヤフラ
ムでの上記スラリーの加圧供給が終了する少し前におい
て上記油圧シリンダーの上記ピストンの移動方向を変更
させて、上記油圧シリンダーからの油圧の作用を停止さ
せるようにした第1態様に記載のダイヤフラムポンプ装
置を提供する。本発明の第5態様によれば、上記ダイヤ
フラムの上記仕切り板がたわむことにより上記ダイヤフ
ラム内に吸引されていたスラリーを加圧して、加圧され
たスラリーを上記スラリー被供給装置に加圧供給すると
き、上記各ダイヤフラムでの上記スラリーの加圧供給が
終了する少し前において上記油圧シリンダーの上記ピス
トンの移動方向を変更させて、上記油圧シリンダーから
の油圧の作用を停止させるようにした第2態様に記載の
ダイヤフラムポンプ装置を提供する。本発明の第6態様
によれば、上記ダイヤフラムの上記仕切り板がたわむこ
とにより上記ダイヤフラム内に吸引されていたスラリー
を加圧して、加圧されたスラリーを上記スラリー被供給
装置に加圧供給するとき、上記各ダイヤフラムでの上記
スラリーの加圧供給が終了する少し前において上記油圧
シリンダーの上記ピストンの移動方向を変更させて、上
記油圧シリンダーからの油圧の作用を停止させるように
した第3態様に記載のダイヤフラムポンプ装置を提供す
る。
【0006】上記構成によれば、ピストンが移動範囲の
各端まで移動したのち移動方向を変更した直後では、油
圧シリンダーからの油圧により一方のダイヤフラムのス
ラリー供給側の室が慣性力で加圧されたままの状態が続
いており、当該室から引き続きスラリーがスラリー被供
給装置側に供給されたままとすることができる。この結
果、ダイヤフラムにおいてスラリー供給側の室内のスラ
リーをスラリー被供給装置側に加圧供給するとき、スラ
リー供給動作が完了するまでピストンからの油圧をダイ
ヤフラム側に作用させ続けるのではなく、完了の少し前
まで油圧を作用させるだけで最後の動作は慣性力の作用
でスラリー供給を行うことができる。よって、従来、コ
ンプレッサーでダイヤフラムを加圧してダイヤフラム内
のスラリーをスラリー被供給装置側に加圧供給する場合
には、スラリーの加圧供給を完了するまでコンプレッサ
ーによりダイヤフラムを加圧させる必要があった。しか
しながら、本は発明のダイヤフラムポンプ装置では、ス
ラリー加圧供給工程の完了の少し前まで各ダイヤフラム
をそれぞれ加圧させればよく、スラリー加圧供給に必要
な最低限の力を作用させるだけでよく、加圧力を有効に
使用することができる。また、上記慣性力を利用するこ
とにより、油圧シリンダーにおいてピストンの移動範囲
の各端部での移動方向の切換動作時にスラリーの加圧供
給が停止することなく、円滑に連続的にスラリーの加圧
供給を行うことができる。また、油圧シリンダーのピス
トンの作動を調節することにより、ダイヤフラムポンプ
によるスラリーの供給量を簡単に変えることができる。
例えば、駆動モータの回転速度を変化させてピストンの
左右の往復移動の速度を変え、各ダイヤフラムに作用す
る油圧を変化させて、スラリー供給量を変えることがで
きる。また、ピストンと駆動モータとを連結するクラン
ク機構等の連結ロッドなどを長さの異なるものと交換し
て、ピストンの往復移動範囲を変えることにより、各ダ
イヤフラムに作用する油圧を変化させて、スラリー供給
量を変えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態及び実施例】以下に、本発明にかか
る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明
の第1の実施形態にかかるダイヤフラムポンプ装置は、
図1に示すように、駆動モータ10と、駆動モータ10
により図1において左右にピストン14が往復移動する
油圧シリンダー15と、油圧シリンダー15からの油圧
により駆動される一対のダイヤフラム4,4とより大略
構成し、ダイヤフラム4,4を駆動して、一方のダイヤ
フラム4でスラリータンク8からスラリーを吸引すると
同時的に他方のダイヤフラム4でスラリーをフィルタプ
レスなどの濾過器1内に加圧供給することを交互に繰り
返して、連続的にスラリーを濾過器1に供給するように
している。なお、この実施形態では、スラリーが供給さ
れるべきスラリー被供給装置の一例として濾過器1を挙
げたが、本発明はこの濾過器1に限られるものではな
く、2つのスラリータンク間でスラリーを移送する場合
など別のスラリータンクにスラリーを供給するときな
ど、スラリーを供給すべき装置ならどのような装置にも
適用することができるものである。駆動モータ10は、
その回転軸に該回転軸の軸方向と直交する方向に延びた
駆動アーム11を固定し、この駆動アーム11の先端と
油圧シリンダー15のピストン14のピストンロッド1
3の先端とを連結ロッド12で連結している。よって、
駆動モータ10が駆動されて回転軸とともに駆動アーム
11が例えば時計方向に回転すると、連結ロッド12及
びピストンロッド13を介して油圧シリンダー15のピ
ストン14が図1の左右に所定範囲内で往復移動する。
油圧シリンダー15内は、ピストン14で2つの駆動
室、前室15aと後室15bとに仕切られいる。油圧シ
リンダー15の前室15aは、前側のダイヤフラム4
(図1の右側のダイヤフラム4)の後室40bに導管1
6により連結されており、後室15bは後側のダイヤフ
ラム4(図1の左側のダイヤフラム4)の前室41aに
導管17を介して連結されている。
【0008】一対のダイヤフラム4,4は、それぞれ、
その中央部は仕切り板44により2つに分割されてい
る。一対のうちの前側のダイヤフラム4(右側のダイヤ
フラム4)の前室40aは、逆止弁6を介して導管7に
よりスラリータンク8に連結されているとともに、逆止
弁5を介して導管3により濾過器1のスラリー供給管2
に連結されている。一対のうちの後側のダイヤフラム4
(左側のダイヤフラム4)の後室41bは、逆止弁6を
介して導管7によりスラリータンク8に連結されている
とともに、逆止弁5を介して導管3により濾過器1のス
ラリー供給管2に連結されている。また、前後一対のダ
イヤフラム4,4の仕切り板44,44はそれらの中央
部同士を連結棒9で連結している。よって、両方の仕切
り板44,44は同期して左右に移動することになる。
上記構成においては、駆動モータ10が駆動されて油圧
シリンダー15のピストン14が前後往復動を開始す
る。このとき、例えば、ピストン14が右方向に移動す
るとき、油圧シリンダー15の前室15aからの油圧が
前側(右側)ダイヤフラム4の後室40bに作用して仕
切り板44を右方向にたわませる。この結果、前側ダイ
ヤフラム4の前室40aが仕切り板44により圧迫され
て前室40a内のスラリーが加圧された状態で逆止弁5
を介して導管3からスラリー供給管2に供給される。こ
のとき、前室40a内のスラリーは導管7側へも流れよ
うとするが、逆止弁6があるため、導管7からスラリー
タンク側には戻ることはできない。
【0009】また、前側ダイヤフラム4の仕切り板44
が右方向にたわませられとき、連結棒9で一体的に連結
された後側ダイヤフラム4の仕切り板44も右方向にた
わませられる。よって、後側ダイヤフラム4において
は、前室41a内の油が油圧シリンダー15の後室15
b内に導管17を介して戻される。また、後側ダイヤフ
ラム4の後室41bは仕切り板44の右方向へのたわみ
により、スラリータンク8からスラリーを導管7を介し
て吸引する。このとき、導管3には逆止弁5があるた
め、導管3を介してスラリー供給管側のスラリーを後室
41b内に吸引することはできない。その後、油圧シリ
ンダー15のピストン14が右端まで移動したのち、左
方向に移動方向を変えて、左方向に移動すると、各ダイ
ヤフラム4では逆の動作が開始される。すなわち、油圧
シリンダー15の後室15bからの油圧が後側(左側)
ダイヤフラム4の前室41aに作用して仕切り板44を
左方向にたわませる。この結果、後側ダイヤフラム4の
後室41bが仕切り板44により圧迫されて後室41b
内のスラリーが加圧された状態で逆止弁5を介して導管
3からスラリー供給管2に供給される。このとき、後室
41b内のスラリーは導管7側へも流れようとするが、
逆止弁6があるため、導管7からスラリータンク側には
戻ることはできない。
【0010】また、後側ダイヤフラム4の仕切り板44
が左方向にたわませられとき、連結棒9で一体的に連結
された前側ダイヤフラム4の仕切り板44も左方向にた
わませられる。よって、前側ダイヤフラム4において
は、後室40b内の油が油圧シリンダー15の前室15
a内に導管16を介して戻される。また、前側ダイヤフ
ラム4の前室40aは仕切り板44の左方向へのたわみ
により、スラリータンク8からスラリーを導管7を介し
て吸引する。このとき、導管3には逆止弁5があるた
め、導管3を介してスラリー供給管側のスラリーを前室
40a内に吸引することはできない。その後、油圧シリ
ンダー15のピストン14が左端まで移動したのち、右
方向に移動方向を変えて、右方向に移動すると、各ダイ
ヤフラム4では先に述べた動作が行われる。このよう
に、駆動モータ10の駆動により油圧シリンダー15の
ピストン14が左右に往復移動することにより、一方の
ダイヤフラム4で該ダイヤフラム内のスラリーを濾過器
1に加圧供給すると同時的に他方のダイヤフラム4でス
ラリータンク8からスラリーをダイヤフラム内に吸引
し、次いで、他方のダイヤフラム4で該ダイヤフラム内
のスラリーを濾過器1に加圧供給すると同時的に一方の
ダイヤフラム4でスラリータンク8からスラリーをダイ
ヤフラム内に吸引するといった動作を連続的に行うこと
ができる。
【0011】上記実施形態によれば、ピストン14が右
端又は左端まで移動したのち移動方向を変更した直後で
は、前側ダイヤフラム4の前室40a又は後側ダイヤフ
ラム4の後室41bが慣性力で加圧されたままの状態が
続いており、前室40a又は後室41bから引き続きス
ラリーが濾過器1側に供給されたままとなる。この結
果、前後ダイヤフラム4,4において、前室40a又は
後室41b内のスラリーを濾過器1側に加圧供給すると
き、スラリー供給動作が完了するまでピストン14から
の油圧をダイヤフラム側に作用させ続けるのではなく、
完了の少し前まで油圧を作用させるだけで最後の動作は
慣性力の作用でスラリー供給を行うことができる。よっ
て、従来、コンプレッサーでダイヤフラムを加圧してダ
イヤフラム内のスラリーを濾過器側に加圧供給する場合
には、スラリーの加圧供給を完了するまでコンプレッサ
ーによりダイヤフラムを加圧させる必要があった。しか
しながら、本実施形態のダイヤフラムポンプ装置では、
スラリー加圧供給工程の完了の少し前まで各ダイヤフラ
ム4をそれぞれ加圧させればよく、スラリー加圧供給に
必要な最低限の力を作用させるだけでよく、加圧力を有
効に使用することができる。
【0012】また、上記慣性力を利用することにより、
油圧シリンダー15においてピストン14の右方向の移
動から左方向の移動への切換動作及び左方向から右方向
への切換動作時にスラリーの加圧供給が停止することな
く、円滑に連続的にスラリーの加圧供給を行うことがで
きる。また、油圧シリンダー15のピストン14の作動
を調節することにより、ダイヤフラムポンプによるスラ
リーの供給量を簡単に変えることができる。例えば、駆
動モータ10の回転速度を変化させてピストン14の左
右の往復移動の速度を変え、各ダイヤフラム4に作用す
る油圧を変化させて、スラリー供給量を変えることがで
きる。また、ピストン14と駆動モータ10の駆動アー
ム11とを連結する連結ロッド12を長さの異なるもの
と交換して、ピストン14の往復移動範囲を変えること
により、各ダイヤフラム4に作用する油圧を変化させ
て、スラリー供給量を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかるダイヤフラムポ
ンプ装置の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1…濾過器、2…スラリー供給管、3,7,16,17
…導管、4…ダイヤフラム、40a,41a…前室、4
0b,41b…後室、5,6…逆止弁、8…スラリータ
ンク、9…連結棒、10…駆動モータ、11…駆動アー
ム、12…連結ロッド、13…ピストンロッド、14…
ピストン、15…油圧シリンダー、15a…前室、15
b…後室、44…仕切り板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータ(10)と、 ピストン(14)により第1室(15a)と第2室(1
    5b)とに仕切られ、上記駆動モータの駆動により上記
    ピストン(14)が往復移動する油圧シリンダー(1
    5)と、 仕切り板(44)で第1室(40a,41a)と第2室
    (40b,41b)とにそれぞれ分割され、上記仕切り
    板(44)のたわみにより各室に圧力が作用される一対
    のダイヤフラム(4)とを備え、 上記一対のダイヤフラム(4)のうちの一方のダイヤフ
    ラムの上記第1室(40a)とスラリーを供給すべきス
    ラリー被供給装置(1)とをスラリー供給用導管(3)
    で接続するとともに上記一方のダイヤフラムの上記第1
    室(40a)と上記スラリーが蓄えられているスラリー
    タンク(8)とをスラリー吸引用導管(7)で接続し、
    上記一方のダイヤフラムの上記第2室(40b)と上記
    油圧シリンダー(15)の上記第1室(15a)とを導
    管(16)で接続するとともに、 上記一対のダイヤフラム(4)のうちの他方のダイヤフ
    ラムの上記第1室(41a)と上記油圧シリンダー(1
    5)の上記第2室(15b)とを導管(17)により接
    続し、上記他方のダイヤフラムの上記第2室(41b)
    と上記スラリー被供給装置(1)とをスラリー供給用導
    管(3)で接続するとともに上記他方のダイヤフラムの
    上記第2室(41b)と上記スラリータンク(8)とを
    スラリー吸引用導管(7)で接続し、かつ、上記一対の
    ダイヤフラムの上記仕切り板同士を連結棒(9)で連結
    して一体的にたわむようにするとともに、 上記スラリー供給用導管(3)には、上記スラリーが上
    記スラリー被供給装置側から上記ダイヤフラム側に逆流
    するのを防止する逆止弁(5)を設け、 上記スラリー吸引用導管(7)には、上記スラリーが上
    記ダイヤフラム側から上記スラリータンク側に逆流する
    のを防止する逆止弁(6)が設けられるようにして、 上記駆動モータの駆動により上記油圧シリンダーの上記
    ピストンが往復移動して、上記油圧シリンダーから油圧
    が上記一方のダイヤフラムの上記第1室と第2室のうち
    の一方の室に作用して上記仕切り板をたわませ、上記仕
    切り板のたわみにより他方の室内に吸引されていたスラ
    リーを上記スラリー被供給装置に加圧供給すると同時的
    に、上記一方のダイヤフラムの上記仕切り板と上記連結
    棒で連結された上記他方のダイヤフラムの上記仕切り板
    も同様にたわみ、そのたわみにより加圧される、上記他
    方のダイヤフラムの上記第1室と上記第2室とのうちの
    一方の室とは反対側の室内に上記スラリータンクから上
    記スラリーを吸引するようにしたことを特徴とするダイ
    ヤフラムポンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動モータによる上記シリンダーの
    上記ピストンの往復移動速度を調整して、上記ダイヤフ
    ラムから上記スラリー被供給装置に供給される上記スラ
    リーの量を調整するようにした請求項1に記載のダイヤ
    フラムポンプ装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動モータによる上記シリンダーの
    上記ピストンの往復移動範囲を調整して、上記ダイヤフ
    ラムから上記スラリー被供給装置に供給される上記スラ
    リーの量を調整するようにした請求項1に記載のダイヤ
    フラムポンプ装置。
  4. 【請求項4】 上記ダイヤフラムの上記仕切り板がたわ
    むことにより上記ダイヤフラム内に吸引されていたスラ
    リーを加圧して、加圧されたスラリーを上記スラリー被
    供給装置に加圧供給するとき、上記各ダイヤフラムでの
    上記スラリーの加圧供給が終了する少し前において上記
    油圧シリンダーの上記ピストンの移動方向を変更させ
    て、上記油圧シリンダーからの油圧の作用を停止させる
    ようにした請求項1に記載のダイヤフラムポンプ装置。
  5. 【請求項5】 上記ダイヤフラムの上記仕切り板がたわ
    むことにより上記ダイヤフラム内に吸引されていたスラ
    リーを加圧して、加圧されたスラリーを上記スラリー被
    供給装置に加圧供給するとき、上記各ダイヤフラムでの
    上記スラリーの加圧供給が終了する少し前において上記
    油圧シリンダーの上記ピストンの移動方向を変更させ
    て、上記油圧シリンダーからの油圧の作用を停止させる
    ようにした請求項2に記載のダイヤフラムポンプ装置。
  6. 【請求項6】 上記ダイヤフラムの上記仕切り板がたわ
    むことにより上記ダイヤフラム内に吸引されていたスラ
    リーを加圧して、加圧されたスラリーを上記スラリー被
    供給装置に加圧供給するとき、上記各ダイヤフラムでの
    上記スラリーの加圧供給が終了する少し前において上記
    油圧シリンダーの上記ピストンの移動方向を変更させ
    て、上記油圧シリンダーからの油圧の作用を停止させる
    ようにした請求項3に記載のダイヤフラムポンプ装置。
JP26708897A 1997-09-30 1997-09-30 ダイヤフラムポンプ装置 Pending JPH11107924A (ja)

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