JPH11107624A - パワーウインド制御装置 - Google Patents

パワーウインド制御装置

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JPH11107624A
JPH11107624A JP9274813A JP27481397A JPH11107624A JP H11107624 A JPH11107624 A JP H11107624A JP 9274813 A JP9274813 A JP 9274813A JP 27481397 A JP27481397 A JP 27481397A JP H11107624 A JPH11107624 A JP H11107624A
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Takeshi Ito
藤 雄 伊
Masaru Kato
藤 勝 加
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの正確な回転数を得ることによってウ
インドガラスの正確な位置データを得ることができると
ともに、極数が少ない回転検出センサを用いても細かな
回転数データを得ることができるパワーウインド制御装
置を提供する。 【解決手段】 回転検出センサ7が発生したパルス信号
のエッジから、回転体が一回転したときに回転検出セン
サ7が発生したパルス信号のエッジまでの時間に基づき
モータ6のアーマチュアシャフト6cの回転速度を検出
してウインドガラス60の動作制御を行うマイクロコン
ピュータCPUをもつ制御ユニット20を備えているパ
ワーウインド制御装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウインドガラス
を自動的に駆動させるパワーウインド制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ウインドガラスを自動的に駆動させるパ
ワーウインド制御装置としては、モータに備えたアーマ
チュアシャフトがガラス昇降器を介してウインドガラス
に結合されているものが知られている。そして、モータ
のアーマチュアシャフトに回転検出センサが結合されて
いる。回転検出センサは、アーマチュアシャフト上に取
付けられたマグネットと、このマグネットのまわりに配
置されたホール素子とからなる。アーマチュアシャフト
が回転するとマグネットが回転し、マグネットが回転す
ることにより、ホール素子よりパルス状の検出信号(ホ
ール電圧)が発生するため、コントローラにより検出信
号のパルス幅を検出することによってアーマチュアシャ
フトの回転数が算出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のパワ
ーウインド制御装置において、回転検出センサのマグネ
ットのN極およびS極の着磁にばらつきがあると、マグ
ネットが回転する際に、ホール素子によって検出される
パルス状の検出信号のパルス幅に狂いが生ずるため、結
果的に、コントローラによって算出した回転数データに
誤差が発生して正確な回転数が得られ難いという問題点
があった。
【0004】また、回転検出センサのマグネットが外径
の小さいものであると、着磁される磁極が単一のN極お
よび単一のS極の2個が限度になるため、多数の極が着
磁されたマグネットを用いる場合と比べて、細かい回転
数データを得難いという問題点があった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わるパワーウインド制御装
置は、モータの正確な回転数を得ることによってウイン
ドガラスの正確な位置データを得ることができるととも
に、極数が少ない回転検出センサを用いても細かな回転
数データを得ることができるパワーウインド制御装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるパワーウインド制御装置では、N極およびS極が対
向配置されたマグネットをもち、モータのアーマチュア
シャフトに結合されて該アーマチュアシャフトとともに
回転する回転体と、回転体のまわりに回転体に非接触で
配置されていて回転体のマグネットの磁束密度に対する
しきい値をもち、しきい値によりパルス信号を発生する
信号発生器を備えた回転検出センサと、オン切換えされ
ることにより下降指令信号を発生する開スイッチと、オ
ン切換えされることにより上昇指令信号を発生する閉ス
イッチと、オン切換えされることにより連続指令信号を
発生する自動スイッチと、ウインドガラスに結合され、
通電により該ウインドガラスを開側に駆動する一方、通
電によりウインドガラスを閉側に駆動するアーマチュア
シャフトをもつモータと、モータに電気的に接続された
駆動回路と、電源に接続されているとともに駆動回路に
電気的に接続され、開スイッチの下降指令信号、閉スイ
ッチの上昇指令信号、自動スイッチの連続指令信号によ
り電源の電流を駆動回路に与えるとともに、回転体が回
転したときに回転検出センサが発生したパルス信号のエ
ッジから、回転体が一回転したときに回転検出センサが
発生したパルス信号のエッジまでの時間に基づきアーマ
チュアシャフトの回転速度を検出してウインドガラスの
動作制御を行うマイクロコンピュータをもつ制御ユニッ
トを備えている構成としたことを特徴としている。
【0008】するパワーウインド制御装置。
【0009】この発明の請求項2に係わるパワーウイン
ド制御装置では、回転検出センサの信号発生器のしきい
値は、マグネットのN極およびS極の境界線から予め定
められた角度まで回転体が回転した位置での磁束密度が
選ばれている構成としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項3に係わるパワーウイン
ド制御装置では、マグネットには、単一のN極および単
一のS極の2極が対向配置され、回転検出センサには、
第1のパルス信号を発生する第1の信号発生器と、この
第1の信号発生器に対し予め定められた角度を介して配
置されて第2のパルス信号を発生する第2の信号発生器
とが備えられており、制御ユニットのマイクロコンピュ
ータには、時間の経過によりカウントアップするフリー
ランニングカウンタと、回転検出センサの第1の信号発
生器が発生した第1のパルス信号の立上りエッジから、
その後に回転体が一回転したときに第1の信号発生器が
発生した第1のパルス信号の立上りエッジまでの時間を
回転体の回転毎に計測する第1のタイマと、回転検出セ
ンサの第2の信号発生器が発生した第2のパルス信号の
立上りエッジから、その後に回転体が一回転したときに
第2の信号発生器が発生した第2のパルス信号の立上り
エッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する第2のタ
イマと、回転検出センサの第1の信号発生器が発生した
第1のパルス信号の立下りエッジから、その後に回転体
が一回転したときに第1の信号発生器が発生した第1の
パルス信号の立下りエッジまでの時間を回転体の回転毎
に計測する第3のタイマと、回転検出センサの第2の信
号発生器が発生した第2のパルス信号の立下りエッジか
ら、その後に回転体が一回転したときに第2の信号発生
器が発生した第2のパルス信号の立下りエッジまでの時
間を回転体の回転毎に計測する第4のタイマを備え、制
御ユニットのマイクロコンピュータは、フリーランニン
グカウンタの値と、第1、第2、第3、第4のタイマの
値とによりパルス周期の算出処理を行う構成としたこと
を特徴としている。
【0011】この発明の請求項4に係わるパワーウイン
ド制御装置では、マグネットには、一対のN極および一
対のS極の4極が対向配置され、回転検出センサには、
第1のパルス信号を発生する第1の信号発生器と、この
第1の信号発生器に対し予め定められた角度を介して配
置されて第2のパルス信号を発生する第2の信号発生器
とが備えられており、制御ユニットのマイクロコンピュ
ータには、時間の経過によりカウントアップするフリー
ランニングカウンタと、回転検出センサの第1の信号発
生器が発生した第1のパルス信号の立上りエッジから、
その後に回転体が一回転したときに第1の信号発生器が
発生した第1のパルス信号の立上りエッジまでの時間を
回転体の回転毎に計測する第1のタイマと、回転検出セ
ンサの第2の信号発生器が発生した第2のパルス信号の
立上りエッジから、その後に回転体が一回転したときに
第2の信号発生器が発生した第2のパルス信号の立上り
エッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する第2のタ
イマと、上記第1のタイマに1/4周期隔て、回転検出
センサの第1の信号発生器が発生した第1のパルス信号
の立下りエッジから、その後に回転体が一回転したとき
に第1の信号発生器が発生した第1のパルス信号の立下
りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する第3の
タイマと、上記第2のタイマに1/4周期隔て、回転検
出センサの第2の信号発生器が発生した第2のパルス信
号の立下りエッジから、その後に回転体が一回転したと
きに第2の信号発生器が発生した第2のパルス信号の立
下りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する第4
のタイマと、上記第3のタイマに1/4周期隔て、回転
検出センサの第1の信号発生器が発生した第1のパルス
信号の立上りエッジから、その後に回転体が一回転した
ときに第1の信号発生器が発生した第1のパルス信号の
立上りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する第
5のタイマと、上記第4のタイマに1/4周期隔て、回
転検出センサの第2の信号発生器が発生した第2のパル
ス信号の立上りエッジから、その後に回転体が一回転し
たときに第2の信号発生器が発生した第2のパルス信号
の立上りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する
第6のタイマと、上記第5のタイマに1/4周期隔て、
回転検出センサの第1の信号発生器が発生した第1のパ
ルス信号の立下りエッジから、その後に回転体が一回転
したときに第1の信号発生器が発生した第1のパルス信
号の立下りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計測す
る第7のタイマと、上記第6のタイマに1/4周期隔
て、回転検出センサの第2の信号発生器が発生した第2
のパルス信号の立下りエッジから、その後に回転体が一
回転したときに第2の信号発生器が発生した第2のパル
ス信号の立下りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計
測する第8のタイマとを備え、制御ユニットのマイクロ
コンピュータは、フリーランニングカウンタの値と、第
1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8のタイ
マの値とによりパルス周期の算出処理を行う構成とした
ことを特徴としている。
【0012】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるパワーウイ
ンド制御装置において、回転検出センサは、マグネット
の磁束密度に対してのしきい値によって信号発生器がパ
ルス信号を発生する。それ故、回転体のマグネットに着
磁のばらつきがあったとしても、マグネットの磁束密度
によりパルス信号の発生の有無が決定されるから、パル
ス信号の周期に狂いが生ずることがなくなり、また、回
転検出センサのマグネットが外径の小さいものであって
も、細かい回転数データが得られる。
【0013】この発明の請求項2に係わるパワーウイン
ド制御装置において、回転検出センサは、回転体が回転
し、信号発生器に対してマグネットのN極およびS極の
境界線から予め定められた位置まで来ると、パルス信号
を発生する。それ故、請求項1の作用に加え、回転体の
円周上の同一点での計測が行われるから、回転体のマグ
ネットに着磁のばらつきがあったとしても、回転体の円
周上の同一点での計測が行われるから、パルス信号の周
期に狂いが生ずることがなくなり、また、回転検出セン
サのマグネットが外径の小さいものであっても、細かい
回転数データが得られる。
【0014】この発明の請求項3に係わるパワーウイン
ド制御装置において、制御ユニットのマイクロコンピュ
ータは、それぞれが1/4周期つづ位相差をもっていて
回転体の一回転毎にパルス信号を発生する第1、第2、
第3、第4のタイマの値と、フリーランニングカウンタ
の値とによりパルス周期の算出処理を行うことによっ
て、アーマチュアシャフトの回転速度が検出される。そ
れ故、請求項1または2の作用に加え、マイクロコンピ
ュータに内蔵するタイマが4個で済む。
【0015】この発明の請求項4に係わるパワーウイン
ド制御装置において、制御ユニットのマイクロコンピュ
ータは、それぞれが1/8周期つづ位相差をもっていて
回転体の一回転毎にパルス信号を発生する第1、第2、
第3、第4、第5、第6、第7、第8のタイマの値と、
フリーランニングカウンタの値とによりパルス周期の算
出処理を行うことによって、アーマチュアシャフトの回
転速度が検出される。それ故、請求項1または2の作用
に加え、マイクロコンピュータに内蔵するタイマが8個
で済む。
【0016】
【実施例】図1ないし図14にはこの発明に係わるパワ
ーウインド制御装置の第1実施例が示されている。
【0017】図示されるパワーウインド制御装置1は、
主として、開スイッチ2、閉スイッチ3、自動スイッチ
4、イグニションスイッチ5、電源50、モータ6、回
転検出センサ(センサ)7、ウインドガラス60、制御
ユニット20から構成されており、制御ユニット20
に、定電圧回路21、リセット回路22、電源電圧検出
回路23、マイクロコンピュータCPU、駆動回路24
が備えられている。
【0018】開スイッチ2は、オン切換えされることに
よって下降指令信号を発生する。開スイッチ2が発生し
た下降指令信号は、図示しない電圧クランプ回路を通じ
て制御ユニット20に備えたマイクロコンピュータCP
Uの第1のスイッチ入力ポートP1に与えられる。
【0019】閉スイッチ3は、オン切換えされることに
よって上昇指令信号を発生する。閉スイッチ3が発生し
た上昇指令信号は、図示しない電圧クランプ回路を通じ
て制御ユニット20に備えたマイクロコンピュータCP
Uの第2のスイッチ入力ポートP2に与えられる。
【0020】自動スイッチ4は、オン切換えされること
によって自動指令信号を発生する。自動スイッチ4が発
生した自動指令信号は、図示しない電圧クランプ回路を
通じて制御ユニット20に備えたマイクロコンピュータ
CPUの第3のスイッチ入力ポートP3に与えられる。
【0021】イグニションスイッチ5は、一方が電源5
0に接続され、他方が制御ユニット20に備えた電源電
圧検出回路23に接続されている。イグニションスイッ
チ5はオン切換えされることによって電源電圧検出回路
23に電源50の電位を与える。
【0022】電源電圧検出回路23は、他方がマイクロ
コンピュータCPUの電圧検出ポートP4に接続されて
いる。電源電圧検出回路23は、マイクロコンピュータ
CPUに与えられる電源電圧のレベルを検出する。
【0023】定電圧回路21は、一方がイグニションス
イッチ5に接続され、他方がマイクロコンピュータCP
UのレギュレータポートP5に接続されている。定電圧
回路21は、イグニションスイッチ5がオン切換えされ
ることによって、マイクロコンピュータCPUのレギュ
レータポートP5に所定のマイコンドライブ電圧を与え
る。
【0024】リセット回路22は、一方がイグニション
スイッチ5に接続され、他方がマイクロコンピュータC
PUのリセットポートP6に接続されている。リセット
回路22は、電源50が制御ユニット20に接続される
ことによって、マイクロコンピュータCPUのリセット
ポートP6を所定時間ローレベルとすることによってマ
イクロコンピュータCPUを初期状態にリセットする。
【0025】駆動回路24は、リレーやスイッチングト
ランジスタなどによって構成されており、一方がマイク
ロコンピュータCPUの第1の出力ポートP7、第2の
出力ポートP8にそれぞれ接続され、他方がモータ6に
備えた第1のブラシ端子6a、第2のブラシ端子6bに
それぞれ接続されている。
【0026】駆動回路24は、マイクロコンピュータC
PUの第1の出力ポートP7がハイレベルになるととも
に、マイクロコンピュータCPUの第2の出力ポートP
8がローレベルになることによって正回転側がオンし、
モータ6の第2のブラシ端子6bにローレベルを与える
とともに、モータ6の第1のブラシ端子6aに電源50
の電位(ハイレベル)を与える。これに反して、駆動回
路24は、マイクロコンピュータCPUの第1の出力ポ
ートP7がローレベルになるとともに、マイクロコンピ
ュータCPUの第2の出力ポートP8がハイレベルにな
ることによって逆回転側がオンし、モータ6の第1のブ
ラシ端子6aにローレベルを与えるとともに、モータ6
の第2のブラシ端子6bに電源50の電位(ハイレベ
ル)を与える。
【0027】モータ6には、図示しないアーマチュアに
備えたアーマチュアシャフト6cが図示しないガラス昇
降器を介してウインドガラス60に結合されている。モ
ータ6は、第1のブラシ端子6aにハイレベルが与えら
れ、第2のブラシ端子6bにローレベルが与えられるこ
とによってアーマチュアシャフト6cが正回転し、アー
マチュアシャフト6cの正回転によってウインドガラス
60を開ける。これに反して、モータ6は、第2のブラ
シ端子6bにハイレベルが与えられ、第2のブラシ端子
6aにローレベルが与えられることによってアーマチュ
アシャフト6cが逆回転し、アーマチュアシャフト6c
の逆回転によってウインドガラス60を閉める。モータ
6のアーマチュアシャフト6cには回転検出センサ7が
結合されている。
【0028】回転検出センサ7には、図2に示されるよ
うに、回転体7a、第1の信号発生器7b、第2の信号
発生器7cが備えられている。
【0029】回転体7aには、単一のN極および単一の
S極が対向配置されたマグネット7dが備えられてい
る。回転体7aは、中心がモータ6のアーマチュアシャ
フト6cに同心に結合されているため、アーマチュアシ
ャフト6cとともに回転する。
【0030】第1、第2の信号発生器7b、7cは、回
転体7aのまわりに配置されている。第1、第2の信号
発生器7b、7cはそれぞれホール素子であり、回転体
7aに非接触で配置されている。第1の信号発生器7b
と第2の信号発生器7cとは回転体7aの円周上に90
度の範囲を置いて配置されている。
【0031】第1の信号発生器7bは、電源端子が定電
圧回路21に接続されているとともに、接地端子が接地
され、ホール電圧出力端子がマイクロコンピュータCP
Uの第1の回転検出ポートP9に接続されている。第1
の信号発生器7bは、図2に示されるように、マグネッ
ト7dのS極に対してのしきい値THと、マグネット
7dのN極に対してのしきい値THをもっているた
め、マグネット7dのS極とN極との境界線からS極側
に予め定められた角度の位置まで回転体7aが回転した
際に、しきい値THによりホール電圧が発生し、マグ
ネット7dのS極とN極との境界線からN極側に予め定
められた角度の位置まで回転体7aが回転した際に、し
きい値THNによりホール電圧が消滅する。
【0032】第2の信号発生器7cは、電源端子が定電
圧回路21に接続されているとともに、接地端子が接地
され、ホール電圧出力端子がマイクロコンピュータCP
Uの第2の回転検出ポートP10に接続されている。第
2の信号発生器7cは、第1の信号発生器7bと同様に
して図2に示されるように、マグネット7dのS極に対
してのしきい値THと、マグネット7dのN極に対し
てのしきい値THをもっているため、マグネット7d
のS極とN極との境界線からS極側に予め定められた角
度の位置まで回転体7aが回転した際に、しきい値TH
によりホール電圧が発生し、マグネット7dのS極と
N極との境界線からN極側に予め定められた角度の位置
まで回転体7aが回転した際に、しきい値THNにより
ホール電圧が消滅する。
【0033】回転検出センサ7は、アーマチュアシャフ
ト6cが正回転することによって回転体7aがアーマチ
ュアシャフト6cとともに正回転するため、図2に示さ
れるように、第1の信号発生器7bから第1のパルス信
号Aが発生し、マイクロコンピュータCPUの第1の回
転検出ポートP9に第1のパルス信号Aが取り込まれ
る。そして、アーマチュアシャフト6cの回転によっ
て、第1のパルス信号Aに1/4周期ずれて第2の信号
発生器7cから第2のパルス信号Bが発生し、マイクロ
コンピュータCPUの第2の回転検出ポートP10に第
2のパルス信号Bが取り込まれる。
【0034】マイクロコンピュータCPUには、計時用
のクロック、図4に示されるフリーランニングカウンタ
FRC(8ビット)、図2に示される第1、第2、第
3、第4のタイマTAR、TBR、TAF、TBFがそ
れぞれ内蔵されている。
【0035】マイクロコンピュータCPUでは、第1の
スイッチ入力ポートP1に下降指令信号が与えられる
と、駆動回路24の正回転側がオンし、モータ6の第2
のブラシ端子6bにローレベルを与えるとともに、モー
タ6の第1のブラシ端子6aに電源50の電位(ハイレ
ベル)を与えてマニュアル開状態となる。
【0036】また、マイクロコンピュータCPUでは、
第2のスイッチ入力ポートP2に上昇指令信号が与えら
れると、駆動回路24の逆回転側がオンし、モータ6の
第1のブラシ端子6aにローレベルを与えるとともに、
モータ6の第2のブラシ端子6bに電源50の電位(ハ
イレベル)を与えてマニュアル閉状態となる。
【0037】そして、マイクロコンピュータCPUで
は、第1のスイッチ入力ポートP1に下降指令信号が与
えられ、且つ、第3のスイッチ入力ポートP3に自動指
令信号が与えられると、駆動回路24の正回転側がオン
し、モータ6の第2のブラシ端子6bにローレベルを与
えるとともに、モータ6の第1のブラシ端子6aに電源
50の電位(ハイレベル)を与え、開スイッチ2がオフ
切換えされてからも、駆動回路24の正回転側をオンし
続け、モータ6の第2のブラシ端子6bにローレベルを
与えるとともに、モータ6の第1のブラシ端子6aに電
源50の電位(ハイレベル)を与え続けて自動開状態と
なる。
【0038】そしてまた、マイクロコンピュータCPU
では、第2のスイッチ入力ポートP2に上昇指令信号が
与えられ、且つ、第3のスイッチ入力ポートP3に自動
指令信号が与えられると、駆動回路24の逆回転側がオ
ンし、モータ6の第1のブラシ端子6aにローレベルを
与えるとともに、モータ6の第2のブラシ端子6bに電
源50の電位(ハイレベル)を与え、閉スイッチ3がオ
フ切換えされてからも、駆動回路24の逆回転側をオン
し続け、モータ6の第1のブラシ端子6aにローレベル
を与えるとともに、モータ6の第2のブラシ端子6bに
電源50の電位(ハイレベル)を与え続けて自動閉状態
となる。
【0039】マイクロコンピュータCPUのフリーラン
ニングカウンタFRCは、クロックに同期してカウント
アップされ、図4に示されるように、カウント値がFF
(16)になることによってオーバフローし、次のカウ
ントでは“0”カウントにリセットされる。フリーラン
ニングカウンタFRCがリセットされることによってマ
イクコンピュータCPUでは、図5に示されるタイマ割
り込みが実行される。タイマ割込みでは、ステップ40
0において第1のタイマTARがインクリメントされて
ステップ401に移行し、ステップ401において第2
のタイマTBRがインクリメントされてステップ402
に移行し、ステップ402において第3のタイマTAF
がインクリメントされてステップ403に移行し、ステ
ップ403において第4のタイマTBFがインクリメン
トされるルーチンが実行される。
【0040】第1のタイマTARは、図2に示されるよ
うに、時間T2 において回転検出センサ7の第1の信号
発生器7bが発生した第1のパルス信号Aの立上りエッ
ジから、その後に回転体7aが一回転した時間T10にお
いて第1の信号発生器7bが発生した第1のパルス信号
Aの立上りエッジまでの時間を回転体7aの回転毎に計
測する16ビットのメモリである。第1のタイマTAR
は、立上りT0への読み出しが実行されると“0”カウ
ントにリセットされる。また、第1のタイマTARは、
タイマ割り込みのルーチンで上位バイト(H)の値がイ
ンクリメント(+1)される。
【0041】第2のタイマTBRは、図2に示されるよ
うに、時間T4 において回転検出センサ7の第2の信号
発生器7cが発生した第2のパルス信号Bの立上りエッ
ジから、その後に回転体7aが一回転した時間T12にお
いて第2の信号発生器7cが発生した第2のパルス信号
Bの立上りエッジまでの時間を回転体7aの回転毎に計
測する16ビットのメモリである。第2のタイマTBR
は、立上りT0への読み出しが実行されると“0”カウ
ントにリセットされる。また、第2のタイマTBRは、
タイマ割り込みのルーチンで上位バイト(H)の値がイ
ンクリメント(+1)される。
【0042】第3のタイマTAFは、図2に示されるよ
うに、時間T6 において回転検出センサ7の第1の信号
発生器7bが発生した第1のパルス信号Aの立下りエッ
ジから、その後に回転体7aが一回転した時間T14にお
いて第1の信号発生器7bが発生した第1のパルス信号
Aの立下りエッジまでの時間を回転体7aの回転毎に計
測する16ビットのメモリである。第3のタイマTAF
は、立上りT0への読み出しが実行されると“0”カウ
ントにリセットされる。また、第3のタイマTAFは、
タイマ割り込みのルーチンで上位バイト(H)の値がイ
ンクリメント(+1)される。
【0043】第4のタイマTBFは、図2に示されるよ
うに、時間T8 において回転検出センサ7の第2の信号
発生器7cが発生した第2のパルス信号Bの立下りエッ
ジから、その後に回転体7aが一回転した時間T16にお
いて第2の信号発生器7cが発生した第2のパルス信号
Bの立下りエッジまでの時間を回転体7aの回転毎に計
測する16ビットのメモリである。第4のタイマTBF
は、立下がりT0への読み出しが実行されると“0”カ
ウントにリセットされる。また、第4のタイマTBF
は、タイマ割り込みのルーチンで上位バイト(H)の値
がインクリメント(+1)される。
【0044】マイクロコンピュータCPUでは、図4に
示される時間Kにおいて、パルスエッジが検出される
と、パルスエッジ割込みルーチンが実行される。そし
て、タイマ割込みで処理された第1、第2、第3、第4
のタイマTAR、TBR、TAF、TBFの上位バイト
(H)の値と、フリーランニングカウンタFRCの下位
バイト(L)の値が求められる。
【0045】このとき、t1≧t0であると、TAR
(L)=t1−t0となる。これに反して、t1<t0
であると、TAR(H)=TAR(H)−1、TAR
(L)=t1+(FF−t0)となる。t0は前回パル
スエッジが検出されたときのフリーランニングカウンタ
FRCのカウンタ値であり、t1は今回パルスエッジが
検出されたときのフリーランニングカウンタFRCのカ
ウンタ値である。マイクロコンピュータCPUは、t
0、t1の大小関係により、第1、第2、第3、第4の
タイマTAR、TBR、TAF、TBFに入る値を算出
処理する。
【0046】そして、マイクロコンピュータCPUで
は、図6に示されるように、第1のパルス信号Aの立上
りエッジが検出された際に第2のパルス信号Bがローレ
ベルにあって、その後に第2のパルス信号Bの立上りが
検出された場合をモータ6のアーマチュアシャフト6c
が正回転してウインドガラス60が開く側に移動してい
ると認識し、これに対して、第1のパルス信号Aの立上
りエッジが検出された際に、第2のパルス信号Bがハイ
レベルにあって、その後に第2のパルス信号Bの立下り
が検出された場合をモータ6のアーマチュアシャフト6
cが逆回転してウインドガラス60が閉る側に移動して
いると認識することによって、作動方向を検出する。
【0047】また、マイクロコンピュータCPUでは、
ウインドガラス60が全閉位置にある際のカウンタ値P
Cを“0”とし、カウンタ値PCが“0”から、ウイン
ドガラス60が全閉位置からわずかに開く側に移動した
ときのカウンタ値PCXまでを非反転領域として反転動
作を行わない範囲とし、カウンタ値PCXからウインド
ガラス60が全開位置のカウンタ値までを反転領域とし
て反転動作を行う範囲としている。カウンタ値は、ウイ
ンドガラス60が開く側に移動する際にプラスカウント
され、これに反して、ウインドガラス60が閉る側に移
動する際にプラスカウントされる。
【0048】上記のパワーウインド制御装置1は、図7
ないし図9に示されるメインルーチン、図10に示され
る出力ルーチン、図11および図12に示されるパルス
エッジ割り込みルーチン、図13に示される負荷検出ル
ーチンを実行することによってウインドガラス60の動
きを制御する。
【0049】イグニションスイッチ5がオン切換えさ
れ、開スイッチ2、閉スイッチ3、自動スイッチ4がい
ずれもオン切換えされていないと、メインルーチンのス
テップ100においての判別で“停止状態がセットされ
ているので”ステップ101に移行し、ステップ101
においての判別で“反転要求はセットされていないの
で”ステップ102に移行し、ステップ102において
の判別で“閉スイッチ3はオン切換えされておらず、上
昇指令信号が与えられていないので”ステップ103に
移行し、ステップ103においての判別で“開スイッチ
2はオン切換えされておらず、下降指令信号が与えられ
ていないので”ステップ100に復帰するルーチンが実
行され、出力ルーチンに移行する。
【0050】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態がセットされているので”ステップ3
06に移行し、ステップ306において“停止出力”が
実行される。
【0051】開スイッチ2、閉スイッチ3、自動スイッ
チ5がいずれもオン切換えされていないと、マイクロコ
ンピュータCPUの第1、第2の出力ポートP7、P8
はいずれもローレベルになり、駆動回路24は作動せず
に、モータ5に電流が供給されないから、ウインドガラ
ス60は全閉位置に停止している。
【0052】ウインドガラス60が全閉位置にある状態
で、イグニションスイッチ5がオン切換えされ、図2に
示される時間T1 において開スイッチ2がオン切換えさ
れると、開スイッチ2が発生した下降指令信号がマイク
ロコンピュータCPUに取込まれる。すると、メインル
ーチンのステップ100においての判別で“停止状態が
セットされているので”ステップ101に移行し、ステ
ップ101においての判別で“反転要求はセットされて
いないので”ステップ102に移行し、ステップ102
においての判別で“閉スイッチ3はオン切換えされてい
ないので”ステップ103に移行し、ステップ103に
おいての判別で“開スイッチ2がオン切換えされていて
下降指令信号が取込まれているので”ステップ107に
移行して“開状態(マニュアル開状態)”をセットして
出力ルーチンに移行する。
【0053】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態がセットされていないので”ステップ
301に移行し、ステップ301においての判別で“マ
ニュアル閉状態がセットされていないので”ステップ3
02に移行し、ステップ302においての判別で“マニ
ュアル開状態がセットされているので”ステップ308
に移行して“開駆動出力”が実行される。“開駆動出
力”が実行されることによって、マイクロコンピュータ
CPUの第1の出力ポートP7がハイレベルになるとと
もにマイクロコンピュータCPUの第2の出力ポートP
8がローレベルになり、モータ6の第2のブラシ端子6
bが接地されている状態でモータ6の第1のブラシ端子
6aに電源の電位が与えられるため、アーマチュアシャ
フト6cが正回転することによってウインドガラス60
が開く。
【0054】図2に示される時間T1 においてアーマチ
ュアシャフト6cが正回転を開始してウインドガラス6
0が開く側に移動を開始すると、時間T2 において回転
検出センサ7は、第1の信号発生器7bが第1のパルス
信号Aを発生し、第1のパルス信号Aに1/4周期の位
相差をもって第2の信号発生器7cが第2のパルス信号
Bを発生する。
【0055】時間T2 において第1のパルス信号Aが発
生し、第1のパルス信号Aの立上りエッジが検出される
と、パルスエッジ割り込みルーチンのステップ200に
おいての判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるの
で”ステップ201に移行し、ステップ201において
の判別で“立上りエッジであるので”ステップ202に
移行して“第1のタイマTARのカウント値の0クリ
ア”が実行されてステップ203に移行し、ステップ2
03において“第1のタイマTARのカウント値より速
度ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に
移行する。
【0056】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルなので”ステップ212に移行してパルスカウン
トPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み処理
を終了する。
【0057】時間T2 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/4回転した図2に示される時間T4 におい
て第2のパルス信号Bが立上る。第2のパルス信号Bが
立上ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジであるので”ステップ206に移行
して“第2のタイマTBRのカウント値の0クリア“が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第2のタイマTBRのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0058】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルではないので”ステップ220に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0059】時間T4 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/2回転した図2に示される時間T6 におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジではないので”ステップ205に移行
して“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア“が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0060】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルではないので”ステップ215に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0061】時間T6 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/4回転した図2に示される時間T8 におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア
“が実行されてステップ203に移行し、ステップ20
3において“第4のタイマTBFのカウント値より速度
ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に移
行する。
【0062】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルなので”ステップ221に移行してパルスカ
ウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み
処理を終了する。
【0063】時間T8 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aは図2に示される時間T10において1回転を終了
し、2回転目に入るため、第1のパルス信号Aが再び立
上る。第1のパルス信号Aが立上ると、割り込みルーチ
ンのステップ200においての判別で“エッジは第1の
パルス信号Aであるので”ステップ201に移行し、ス
テップ201においての判別で“立上りエッジであるの
で”ステップ202に移行して“第1のタイマTARの
カウント値の0クリア”が実行されてステップ203に
移行し、ステップ203において“第1のタイマTAR
のカウント値より速度ω0を算出処理する”が実行され
てステップ208に移行する。
【0064】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルなので”ステップ212に移行してパルスカウン
トPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み処理
を終了する。
【0065】時間T10の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが5/4回転した図2に示される時間T12におい
て第2のパルス信号Bが再び立上る。第2のパルス信号
Bが立上ると、割り込みルーチンのステップ200にお
いての判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないの
で”ステップ204に移行し、ステップ204において
の判別で“立上りエッジであるので”ステップ206に
移行して“第2のタイマTBRのカウント値の0クリ
ア”が実行されてステップ203に移行し、ステップ2
03において“第2のタイマTBRのカウント値より速
度ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に
移行する。
【0066】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルではないので”ステップ220に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0067】時間T12の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/2回転した図2に示される時間T14におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジではないので”ステップ205に移行
して“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア”が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0068】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルではないので”ステップ215に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0069】時間T14の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが7/4回転した図2に示される時間T16におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア”
が実行されてステップ203に移行し、ステップ203
において“第4のタイマTBFのカウント値より速度ω
0を算出処理する”が実行されてステップ208に移行
する。
【0070】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルなので”ステップ221に移行してパルスカ
ウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み
処理を終了する。
【0071】上述したように、アーマチュアシャフト6
cが正回転を開始してウインドガラス60が開く側に移
動を開始することによって、回転検出センサ7が第1の
パルス信号A、第2のパルス信号Bを発生すると、第1
のタイマTARが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
い、この第1のタイマTARに1/4周期ずれて、第2
のタイマTBRが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
い、この第1のタイマTBRに1/4周期ずれて、第3
のタイマTAFが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
い、この第3のタイマTBRに1/4周期ずれて、第4
のタイマTBFが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
うことによって、マイクロコンピュータCPUがウイン
ドガラス60の現在位置を間接的に検出する。
【0072】このとき、アーマチュアシャフト6cが正
回転を開始してウインドガラス60が開く側に移動を開
始した際に、負荷検出ルーチンが同時に実行されてい
る。負荷検出ルーチンのステップ500においての判別
で“閉動作がセットされていないので”ステップ508
に移行し、ステップ508においての判別でウインドガ
ラス60が開く側に移動していることによって“パルス
エッジ割り込みルーチンで算出された速度ω0が予め定
められた最小値ωminより小さくなっていないので”
最初のステップ500に戻るルーチンが繰り返し実行さ
れる。
【0073】ウインドガラス60が開く側に移動してい
る途中で、開スイッチ2がオフ切換えされると、開スイ
ッチ2が発生していた下降指令信号がマイクロコンピュ
ータCPUに取込まれなくなる。すると、メインルーチ
ンのステップ100においての判別で“停止状態がセッ
トされていないので”ステップ108に移行し、ステッ
プ108においての判別で“マニュアル閉状態がセット
されていないので”ステップ117に移行し、ステップ
117においての判別で“マニュアル開状態がセットさ
れているので”ステップ118に移行し、ステップ11
8においての判別で“モータロックの検出はされていな
いので”ステップ119に移行し、ステップ119にお
いての判別で“開スイッチ2がオフ切換えされているの
で”ステップ122に移行して“停止状態”をセットし
て出力ルーチンに移行する。
【0074】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態がセットされているので”ステップ3
06に移行して“停止出力”が実行される。“停止出
力”が実行されることによって、マイクロコンピュータ
CPUの第1の出力ポートP7がローレベルになるとと
もにマイクロコンピュータCPUの第2の出力ポートP
8がローレベルになるため、モータ6の第1、第2のブ
ラシ端子6a、6bに電流が供給されなくなり、アーマ
チュアシャフト6cが正回転を停止することによってウ
インドガラス60が止まる。
【0075】ウインドガラス60が停止している際に、
開スイッチ2がオン切換えされるとともに自動スイッチ
4がオン切換えされると、開スイッチ2よりの下降指令
信号、自動スイッチ4よりの自動指令信号がマイクロコ
ンピュータCPUに取り込まれる。すると、メインルー
チンのステップ100においての判別で“停止状態がセ
ットされているので”ステップ101に移行し、ステッ
プ101においての判別で“反転要求はセットされてい
ないので”ステップ102に移行し、ステップ102に
おいての判別で“閉スイッチ3はオン切換えされていな
いので”ステップ103に移行し、ステップ103にお
いての判別で“開スイッチ2はオン切換えされているの
で”ステップ107に移行して“開状態”をセットして
ステップ100に戻り、次の回のメインルーチンのステ
ップ100においての判別で“停止状態はセットされて
いないので”ステップ108に移行し、ステップ108
においての判別で“マニュアル閉状態がセットされてい
ないので”ステップ117に移行し、ステップ117に
おいての判別で“マニュアル開状態がセットされている
ので”ステップ118に移行し、ステップ118におい
ての判別で“モータロックの検出はされていないので”
ステップ119に移行し、ステップ119においての判
別で開スイッチ2はオフ切換えされていないので”ステ
ップ120に移行し、ステップ120においての判別で
“自動スイッチ4はオン切換えされているので”ステッ
プ123に移行して“自動開状態”をセットして出力ル
ーチンに移行する。
【0076】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態はセットされていないので”ステップ
301に移行し、ステップ301においての判別で“マ
ニュアル閉状態がセットされていないので”ステップ3
02に移行し、ステップ302においての判別で“マニ
ュアル開状態がセットされていないので”ステップ30
3に移行し、ステップ303においての判別で“自動閉
状態がセットされていないので”ステップ304に移行
し、ステップ304においての判別で“自動開状態がセ
ットされているので”ステップ310に移行して開駆動
出力が連続的に実行される。
【0077】連続的な開駆動出力によって、モータ6の
第1のブラシ端子6aに電源が接続されるとともに、モ
ータ6の第2のブラシ端子6bが接地され、開駆動出力
は、その後に開スイッチ2がオフ切換えされてからも続
けられるため、アーマチュアシャフト6cが正回転し
て、ウインドガラス60が開く側に連続的に移動する。
【0078】そして、図2に示されるように、時間T1
においてモータ6のアーマチュアシャフト6cが正回転
を開始することによって、時間T2 において回転検出セ
ンサ7は、第1の信号発生器7bが第1のパルス信号A
を発生し、第1のパルス信号Aに1/4周期の位相差を
もって第2の信号発生器7cが第2のパルス信号Bを発
生する。
【0079】時間T2 において第1のパルス信号Aが発
生し、第1のパルス信号Aの立上りエッジが検出される
と、パルスエッジ割り込みルーチンのステップ200に
おいての判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるの
で”ステップ201に移行し、ステップ201において
の判別で“立上りエッジであるので”ステップ202に
移行して“第1のタイマTARのカウント値の0クリ
ア”が実行されてステップ203に移行し、ステップ2
03において“第1のタイマTARのカウント値より速
度ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に
移行する。
【0080】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルなので”ステップ212に移行してパルスカウン
トPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み処理
を終了する。
【0081】時間T2 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/4回転した図2に示される時間T4 におい
て第2のパルス信号Bが立上る。第2のパルス信号Bが
立上ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジであるので”ステップ206に移行
して“第2のタイマTBRのカウント値の0クリア“が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第2のタイマTBRのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0082】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルではないので”ステップ220に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0083】時間T4 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/2回転した図2に示される時間T6 におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジではないので”ステップ205に移行
して“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア“が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0084】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルではないので”ステップ215に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0085】時間T6 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/4回転した図2に示される時間T8 におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア
“が実行されてステップ203に移行し、ステップ20
3において“第4のタイマTBFのカウント値より速度
ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に移
行する。
【0086】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルなので”ステップ221に移行してパルスカ
ウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み
処理を終了する。
【0087】時間T8 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aは図2に示される時間T10において1回転を終了
し、2回転目に入るため、第1のパルス信号Aが再び立
上る。第1のパルス信号Aが立上ると、割り込みルーチ
ンのステップ200においての判別で“エッジは第1の
パルス信号Aであるので”ステップ201に移行し、ス
テップ201においての判別で“立上りエッジであるの
で”ステップ202に移行して“第1のタイマTARの
カウント値の0クリア”が実行されてステップ203に
移行し、ステップ203において“第1のタイマTAR
のカウント値より速度ω0を算出処理する”が実行され
てステップ208に移行する。
【0088】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルなので”ステップ212に移行してパルスカウン
トPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み処理
を終了する。
【0089】時間T10の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが5/4回転した図2に示される時間T12におい
て第2のパルス信号Bが再び立上る。第2のパルス信号
Bが立上ると、割り込みルーチンのステップ200にお
いての判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないの
で”ステップ204に移行し、ステップ204において
の判別で“立上りエッジであるので”ステップ206に
移行して“第2のタイマTBRのカウント値の0クリ
ア”が実行されてステップ203に移行し、ステップ2
03において“第2のタイマTBRのカウント値より速
度ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に
移行する。
【0090】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルではないので”ステップ220に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0091】時間T12の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/2回転した図2に示される時間T14におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジではないので”ステップ205に移行
して“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア”が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0092】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルではないので”ステップ215に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0093】時間T14の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが7/4回転した図2に示される時間T16におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア”
が実行されてステップ203に移行し、ステップ203
において“第4のタイマTBFのカウント値より速度ω
0を算出処理する”が実行されてステップ208に移行
する。
【0094】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルではないので”ステップ221に移行してパ
ルスカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割
り込み処理を終了する。
【0095】上述したように、アーマチュアシャフト6
cが正回転を開始してウインドガラス60が開く側に移
動を開始することによって、回転検出センサ7が第1の
パルス信号A、第2のパルス信号Bを発生すると、第1
のタイマTARが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
い、この第1のタイマTARに1/4周期ずれて、第2
のタイマTBRが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
い、この第1のタイマTBRに1/4周期ずれて、第3
のタイマTAFが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
い、この第3のタイマTBRに1/4周期ずれて、第4
のタイマTBFが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
うことによって、マイクロコンピュータCPUがウイン
ドガラス60の現在位置を間接的に検出する。
【0096】このとき、アーマチュアシャフト6cが正
回転を開始してウインドガラス60が開く側に移動を開
始した際に、負荷検出ルーチンが同時に実行されてい
る。負荷検出ルーチンのステップ500においての判別
で“閉動作がセットされていないので”ステップ508
に移行し、ステップ508においての判別でウインドガ
ラス60が開く側に移動していることによって“パルス
エッジ割り込みルーチンで算出された速度ω0が予め定
められた最小値ωminより小さくなっていないので”
最初のステップ500に戻るルーチンが繰り返し実行さ
れる。
【0097】ウインドガラス60は、開く側に移動を続
けると、全開位置で車体側に衝突することによって移動
を阻止される。すると、負荷検出ルーチンのステップ5
00においての判別で“閉動作がセットされていないの
で”ステップ508に移行し、ステップ508において
の判別でウインドガラス60が開く側に移動しているこ
とによって“パルスエッジ割り込みルーチンで算出され
た速度ω0が予め定められた最小値ωminより小さく
なるので”ステップ509に移行して“モータロック検
知”をセットしてメインルーチンに移行する。
【0098】メインルーチンのステップ100において
の判別で“停止状態がセットされていないので”ステッ
プ108に移行し、ステップ108においての判別で
“マニュアル閉状態がセットされていないので”ステッ
プ117に移行し、ステップ117においての判別で
“マニュアル開状態がセットされていないので”ステッ
プ124に移行し、ステップ124においての判別で
“自動閉状態がセットされていないので”ステップ13
1に移行し、ステップ131においての判別で“自動開
状態がセットされているので”ステップ132に移行
し、ステップ132においての判別で“モータロック検
知”がセットされているので”ステップ134に移行し
て“停止状態”がセットされて出力ルーチンに移行す
る。
【0099】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態がセットされているので”ステップ3
06に移行して“停止出力”が実行される。停止出力に
よって、モータ6の第1、第2のブラシ端子6a、6b
がローレベルになるため、モータ6はアーマチュアシャ
フト6cが回転を停止して、ウインドガラス60が全開
位置で停止する。
【0100】ウインドガラス60が全開位置に停止して
いる際に、閉スイッチ3がオン切換えされると、閉スイ
ッチ3よりの上昇指令信号がマイクロコンピュータCP
Uに取り込まれる。すると、メインルーチンのステップ
100においての判別で“停止状態がセットされている
ので”ステップ101に移行し、ステップ101におい
ての判別で“反転要求がセットされていないので”ステ
ップ102に移行し、ステップ102においての判別で
“閉スイッチ3はオン切換えされているので”ステップ
104に移行し、ステップ104においての判別で“開
スイッチ2はオフ切換えされているので”ステップ10
6に移行して“閉状態(マニュアル閉状態)”をセット
して出力ルーチンに移行する。
【0101】そして、出力ルーチンのステップ300に
おいての判別で“閉状態がセットされているので”ステ
ップ301に移行し、ステップ301においての判別で
“マニュアル閉状態がセットされているので”ステップ
307に移行して閉駆動出力が実行される。
【0102】閉駆動出力によって、モータ6の第1のブ
ラシ端子6aが接地されるとともに、モータ6の第2の
ブラシ端子6bに電源が接続されるため、アーマチュア
シャフト6cが逆回転して、ウインドガラス60が閉る
側に移動を開始する。
【0103】そして、図3に示されるように、モータ6
のアーマチュアシャフト6cが時間T18において逆回転
を開始することによって、時間T19において回転検出セ
ンサ7は、第1の信号発生器7bが第1のパルス信号A
を発生し、第1のパルス信号Aに1/4周期の位相差を
もって第2の信号発生器7cが第2のパルス信号Bを発
生する。
【0104】時間T19において第1のパルス信号Aが発
生し、第1のパルス信号Aの立上りエッジが検出される
と、パルスエッジ割り込みルーチンのステップ200に
おいての判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるの
で”ステップ201に移行し、ステップ201において
の判別で“立上りエッジであるので”ステップ202に
移行して“第1のタイマTARのカウント値の0クリ
ア”が実行されてステップ203に移行し、ステップ2
03において“第1のタイマTARのカウント値より速
度ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に
移行する。
【0105】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルではないので”ステップ213に移行してパルス
カウントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り
込み処理を終了する。
【0106】時間T19の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/4回転した図3に示される時間T21におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア”
が実行されてステップ203に移行し、ステップ203
において“第4のタイマTBFのカウント値より速度ω
0を算出処理する”が実行されてステップ208に移行
する。
【0107】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルではないので”ステップ222に移行してパ
ルスカウントPCがマイナス1カウント(−1)されて
割り込み処理を終了する。
【0108】時間T21の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/2回転した図3に示される時間T23におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジではないので”ステップ205に移行
して“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア”が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0109】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルなので”ステップ214に移行してパルスカウ
ントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り込み
処理を終了する。
【0110】時間T23の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/4回転した図3に示される時間T25におい
て第2のパルス信号Bが立上る。第2のパルス信号Bが
立上ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア”
が実行されてステップ203に移行し、ステップ203
において“第4のタイマTBFのカウント値より速度ω
0を算出処理する”が実行されてステップ208に移行
する。
【0111】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルなので”ステップ219に移行してパルスカウ
ントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り込み
処理を終了する。
【0112】時間T25の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1回転した図3に示される時間T27において第
1のパルス信号Aが再び立上る。第1のパルス信号Aが
立上ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジであるので”ステップ202に移行し
て“第1のタイマTARのカウント値の0クリア”が実
行されてステップ203に移行し、ステップ203にお
いて“第1のタイマTARのカウント値より速度ω0を
算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0113】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルではないので”ステップ213に移行してパルス
カウントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り
込み処理を終了する。
【0114】時間T27の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが5/4回転した図3に示される時間T29におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア”
が実行されてステップ203に移行し、ステップ203
において“第4のタイマTBFのカウント値より速度ω
0を算出処理する”が実行されてステップ208に移行
する。
【0115】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルではないので”ステップ222に移行してパ
ルスカウントPCがマイナス1カウント(−1)されて
割り込み処理を終了する。
【0116】時間T29の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/2回転した図3に示される時間T31におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジではないので”ステップ205に移行
して“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア”が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0117】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルなので”ステップ214に移行してパルスカウ
ントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り込み
処理を終了する。
【0118】時間T31の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが7/4回転した図3に示される時間T33におい
て第2のパルス信号Bが立上る。第2のパルス信号Bが
立上ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジなので”ステップ206に移行して
“第2のタイマTBRのカウント値の0クリア”が実行
されてステップ203に移行し、ステップ203におい
て“第2のタイマTBRのカウント値より速度ω0を算
出処理する”が実行されてステップ208に移行する。
【0119】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルなので”ステップ219に移行してパルスカウ
ントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り込み
処理を終了する。
【0120】上述したように、アーマチュアシャフト6
cが逆回転を開始してウインドガラス60が閉る側に移
動を開始することによって、回転検出センサ7が第1の
パルス信号A、第2のパルス信号Bを発生すると、第1
のタイマTARが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらマイナスカウントを
行い、この第1のタイマTARに1/4周期ずれて、第
4のタイマTBFが回転検出センサ7の回転体7aの一
回転毎にカウントを0クリアしながらマイナスカウント
を行い、この第4のタイマTBFに1/4周期ずれて、
第3のタイマTAFが回転検出センサ7の回転体7aの
一回転毎にカウントを0クリアしながらマイナスカウン
トを行い、この第3のタイマTAFに1/4周期ずれ
て、第2のタイマTBRが回転検出センサ7の回転体7
aの一回転毎にカウントを0クリアしながらマイナスカ
ウントを行うことによって、マイクロコンピュータCP
Uがウインドガラス60の現在位置を間接的に検出す
る。
【0121】このとき、アーマチュアシャフト6cが逆
回転を開始してウインドガラス60が閉る側に移動を開
始した際に、負荷検出ルーチンが同時に実行されてい
る。負荷検出ルーチンのステップ500においての判別
で“閉動作がセットされているので”ステップ501に
移行し、ステップ501においての判別で“パルスエッ
ジ割り込みルーチンで速度データω0が更新されている
ので”ステップ502に移行して“電源電圧レベルV0
を検出”してステップ503に移行し、ステップ503
において速度データω0、電源電圧レベルV0により負
荷トルクTL0を算出”してステップ504に移行し、
ステップ504においての判別で“パルスカウントPC
が反転領域の限界値(絶対値)PCXよりも大きいの
で”ステップ506に移行する。
【0122】ステップ504から移行したステップ50
6においては負荷データの更新が行われる。負荷データ
の更新は、以前のルーチンで蓄積されているTLnから
TL1までの負荷データをシフトすることによって行わ
れる。そして、ステップ506からステップ507に移
行し、ステップ507において挟み込み判定値TLref
を算出する。挟み込み判定値TLref の算出は、図14
に示されるように、以前のルーチンで蓄積されているT
LnからTL1までの負荷データのなかでの最小値TL
min に、挟み込みによる負荷増加限界値として予め定め
られた値TLADD (定数)を加算することによって得ら
れる。挟み込み判定値TLref はステップ503におい
て得られた負荷トルクTL0との比較に用いられる。マ
イクロコンピュータCPUは、負荷トルクTL0が挟み
込み判定値TLref よりも大きくなったときを反転動作
を行うタイミングとしている。そして、ステップ507
から最初のステップ500に復帰する。
【0123】ウインドガラス60が閉る側に移動してい
る途中で、閉スイッチ3がオフ切換えされると、閉スイ
ッチ3が発生していた上昇指令信号がマイクロコンピュ
ータCPUに取込まれなくなる。すると、メインルーチ
ンのステップ100においての判別で“停止状態がセッ
トされていないので”ステップ108に移行し、ステッ
プ108においての判別で“マニュアル閉状態がセット
されているので”ステップ109に移行し、ステップ1
09においての判別で“反転要求はセットされていない
ので”ステップ110に移行し、ステップ110におい
ての判別で“モータロックはセットされていないので”
ステップ111に移行し、ステップ111においての判
別で“閉スイッチ3はオフ切換えされているので”ステ
ップ115に移行して“停止状態”をセットして出力ル
ーチンに移行する。
【0124】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態がセットされている”ステップ306
に移行して“停止出力”が実行される。“停止出力”が
実行されることによって、マイクロコンピュータCPU
の第1の出力ポートP7がローレベルになるとともにマ
イクロコンピュータCPUの第2の出力ポートP8がロ
ーレベルになるため、モータ6の第1、第2のブラシ端
子6a、6bが電流が供給されなくなって、アーマチュ
アシャフト6cが正回転を停止することによってウイン
ドガラス60が止まる。
【0125】そして、ウインドガラス60が停止してい
る際に、閉スイッチ3がオン切換えされるとともに自動
スイッチ4がオン切換えされると、閉スイッチ3よりの
上昇指令信号、自動スイッチ4よりの自動指令信号がマ
イクロコンピュータCPUに取り込まれる。すると、メ
インルーチンのステップ100においての判別で“停止
状態がセットされているので”ステップ101に移行
し、ステップ101においての判別で“反転要求はセッ
トされていないので”ステップ102に移行し、ステッ
プ102においての判別で“閉スイッチ3はオン切換え
されているので”ステップ104に移行し、ステップ1
04においての判別で“開スイッチ2はオン切換えされ
ていないので”ステップ106に移行して“閉状態”を
セットしてステップ100に戻り、次の回のメインルー
チンのステップ100においての判別で“閉状態がセッ
トされているので”ステップ108に移行し、ステップ
108においての判別で“マニュアル閉状態がセットさ
れているので”ステップ109に移行し、ステップ10
9においての判別で“反転要求がセットされていないの
で”ステップ110に移行し、ステップ110において
の判別で“モータロックがセットされていないので”ス
テップ111に移行し、ステップ111においての判別
で“閉スイッチ3はオフ切換えされてないので”ステッ
プ112に移行し、ステップ112においての判別で
“自動スイッチ4はオン切換えされているので”ステッ
プ116に移行して“自動閉状態”がセットされて出力
ルーチンに移行する。
【0126】そして、出力ルーチンのステップ300に
おいての判別で“停止状態はセットされていないので”
ステップ301に移行し、ステップ301においての判
別で“マニュアル閉状態はセットされていないので”ス
テップ302に移行し、ステップ302においての判別
で“マニュアル開状態はセットされていないので”ステ
ップ303に移行し、ステップ303においての判別で
“自動閉状態がセットされているので”ステップ309
に移行して連続的な閉駆動出力が実行される。
【0127】連続的な閉駆動出力によって、モータ6の
第2のブラシ端子6bに電源が接続されるとともに、モ
ータ6の第1のブラシ端子6aが接地され、閉駆動出力
は、その後に閉スイッチ3がオフ切換えされてからも続
けられるため、アーマチュアシャフト6cが逆回転し
て、ウインドガラス60が連続的に閉る側に移動する。
【0128】そして、図3に示されるように、モータ6
のアーマチュアシャフト6cが時間T18において逆回転
を開始することによって、時間T19において回転検出セ
ンサ7は、第1の信号発生器7bが第1のパルス信号A
を発生し、第1のパルス信号Aに1/4周期の位相差を
もって第2の信号発生器7cが第2のパルス信号Bを発
生する。
【0129】時間T19において第1のパルス信号Aが発
生し、第1のパルス信号Aの立上りエッジが検出される
と、パルスエッジ割り込みルーチンのステップ200に
おいての判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるの
で”ステップ201に移行し、ステップ201において
の判別で“立上りエッジであるので”ステップ202に
移行して“第1のタイマTARのカウント値の0クリ
ア”が実行されてステップ203に移行し、ステップ2
03において“第1のタイマTARのカウント値より速
度ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に
移行する。
【0130】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルではないので”ステップ213に移行してパルス
カウントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り
込み処理を終了する。
【0131】時間T19の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/4回転した図3に示される時間T21におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア”
が実行されてステップ203に移行し、ステップ203
において“第4のタイマTBFのカウント値より速度ω
0を算出処理する”が実行されてステップ208に移行
する。
【0132】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルではないので”ステップ222に移行してパ
ルスカウントPCがマイナス1カウント(−1)されて
割り込み処理を終了する。
【0133】時間T21の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/2回転した図3に示される時間T23におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジなので”ステップ206に移行して
“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア”が実行
されてステップ203に移行し、ステップ203におい
て“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0を算
出処理する”が実行されてステップ208に移行する。
【0134】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルなので”ステップ214に移行してパルスカウ
ントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り込み
処理を終了する。
【0135】時間T23の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/4回転した図3に示される時間T25におい
て第2のパルス信号Bが立上る。第2のパルス信号Bが
立上ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジなので”ステップ206に移行して
“第2のタイマTBRのカウント値の0クリア”が実行
されてステップ203に移行し、ステップ203におい
て“第4のタイマTBFのカウント値より速度ω0を算
出処理する”が実行されてステップ208に移行する。
【0136】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルなので”ステップ219に移行してパルスカウ
ントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り込み
処理を終了する。
【0137】時間T25の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1回転した図3に示される時間T27において第
1のパルス信号Aが再び立上る。第1のパルス信号Aが
立上ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジであるので”ステップ202に移行し
て“第1のタイマTARのカウント値の0クリア”が実
行されてステップ203に移行し、ステップ203にお
いて“第1のタイマTARのカウント値より速度ω0を
算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0138】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルではないので”ステップ213に移行してパルス
カウントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り
込み処理を終了する。
【0139】時間T27の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが5/4回転した図3に示される時間T29におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア”
が実行されてステップ203に移行し、ステップ203
において“第4のタイマTBFのカウント値より速度ω
0を算出処理する”が実行されてステップ208に移行
する。
【0140】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルではないので”ステップ222に移行してパ
ルスカウントPCがマイナス1カウント(−1)されて
割り込み処理を終了する。
【0141】時間T29の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/2回転した図3に示される時間T31におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジではないので”ステップ205に移行
して“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア”が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0142】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルなので”ステップ214に移行してパルスカウ
ントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り込み
処理を終了する。
【0143】時間T31の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが7/4回転した図3に示される時間T33におい
て第2のパルス信号Bが立上る。第2のパルス信号Bが
立上ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第2のタイマTBRのカウント値の0クリア”
が実行されてステップ203に移行し、ステップ203
において“第2のタイマTBRのカウント値より速度ω
0を算出処理する”が実行されてステップ208に移行
する。
【0144】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルなので”ステップ219に移行してパルスカウ
ントPCがマイナス1カウント(−1)されて割り込み
処理を終了する。
【0145】上述したように、アーマチュアシャフト6
cが逆回転を開始してウインドガラス60が閉る側に移
動を開始することによって、回転検出センサ7が第1の
パルス信号A、第2のパルス信号Bを発生すると、第1
のタイマTARが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらマイナスのカウント
を行い、この第1のタイマTARに1/4周期ずれて、
第4のタイマTBFが回転検出センサ7の回転体7aの
一回転毎にカウントを0クリアしながらマイナスカウン
トを行い、この第4のタイマTBFに1/4周期ずれ
て、第3のタイマTAFが回転検出センサ7の回転体7
aの一回転毎にカウントを0クリアしながらマイナスカ
ウントを行い、この第3のタイマTBRに1/4周期ず
れて、第2のタイマTBFが回転検出センサ7の回転体
7aの一回転毎にカウントを0クリアしながらマイナス
カウントを行うことによって、マイクロコンピュータC
PUがウインドガラス60の現在位置を間接的に検出す
る。
【0146】このとき、アーマチュアシャフト6cが逆
回転を開始してウインドガラス60が閉る側に移動を開
始した際に、負荷検出ルーチンが同時に実行されてい
る。負荷検出ルーチンのステップ500においての判別
で“閉動作がセットされているので”ステップ501に
移行し、ステップ501においての判別で“パルスエッ
ジ割り込みルーチンで速度データω0が更新されている
ので”ステップ502に移行して“電源電圧レベルV0
を検出”してステップ503に移行し、ステップ503
において速度データω0、電源電圧レベルV0により負
荷トルクTL0を算出”してステップ504に移行し、
ステップ504においての判別で“パルスカウントPC
が反転領域の限界値(絶対値)PCXよりも大きいの
で”ステップ505に移行し、ステップ505において
の判別で“負荷トルクTL0が挟み込み判定値TLref
よりも大きくなっていないので”ステップ506に移行
する。
【0147】ステップ505から移行したステップ50
6においては負荷データの更新が行われる。負荷データ
の更新は、以前のルーチンで蓄積されているTLnから
TL1までの負荷データをシフトすることによって行わ
れる。そして、ステップ506からステップ507に移
行し、ステップ507において挟み込み判定値TLref
を算出する。挟み込み判定値TLref の算出は、図14
に示されるように、以前のルーチンで蓄積されているT
LnからTL1までの負荷データのなかでの最小値TL
min に、挟み込みによる負荷増加限界値として予め定め
られた値TLADD (定数)を加算することによって得ら
れる。挟み込み判定値TLref はステップ503におい
て得られた負荷トルクTL0との比較に用いられる。マ
イクロコンピュータCPUは、負荷トルクTL0が挟み
込み判定値TLref よりも大きくなったときを反転動作
を行うタイミングとしている。そして、ステップ507
から最初のステップ500に復帰する。
【0148】そして、ウインドガラス60が閉る側に移
動している途中、反転領域内で挟み込みが発生すると、
負荷検出ルーチンのステップ500においての判別で
“閉動作がセットされているので”ステップ501に移
行し、ステップ501においての判別で“パルスエッジ
割り込みルーチンで速度データω0が更新されているの
で”ステップ502に移行して“電源電圧レベルV0を
検出”してステップ503に移行し、ステップ503に
おいて速度データω0、電源電圧レベルV0により負荷
トルクTL0を算出”してステップ504に移行し、ス
テップ504においての判別で“パルスカウントPCが
反転領域の限界値(絶対値)PCXよりも大きいので”
ステップ505に移行する。
【0149】ステップ504から移行したステップ50
5においての判別で“挟み込みによって負荷トルクTL
0が挟み込み判定値TLref よりも大きくなっているの
で”ステップ510に移行して“反転要求のセット”を
実行してメインルーチンに移行する。
【0150】メインルーチンのステップ100において
の判別で“停止状態がセットされていないので”ステッ
プ108に移行し、ステップ108においての判別で
“マニュアル閉状態がセットされていないので”ステッ
プ117に移行し、ステップ117においての判別で
“マニュアル開状態はセットされていないので”ステッ
プ124に移行し、ステップ124においての判別で
“自動閉状態はセットされているので”ステップ125
に移行し、ステップ125においての判別で“反転要求
がセットされているので”ステップ128に移行して
“停止状態”をセットして出力ルーチンに移行する。
【0151】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態がセットされているので”ステップ3
06に移行して“停止出力”が実行され、メインルーチ
ンに移行する。“停止出力”が実行されることによっ
て、マイクロコンピュータCPUの第1の出力ポートP
7がローレベルになるとともにマイクロコンピュータC
PUの第2の出力ポートP8がローレベルになるため、
モータ6の第1、第2のブラシ端子6a、6bに電流が
供給されなくなって、アーマチュアシャフト6cが正回
転を停止することによってウインドガラス60が止ま
る。
【0152】そして、メインルーチンのステップ100
においての判別で“停止状態がセットされているので”
ステップ101に移行し、ステップ101においての判
別で“反転要求がセットされているので”ステップ10
5に移行して“反転状態をセット”して出力ルーチンに
移行する。
【0153】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態はセットされていないので”ステップ
301に移行し、ステップ301においての判別で“マ
ニュアル閉状態はセットされていないので”ステップ3
02に移行し、ステップ302においての判別で“マニ
ュアル開状態はセットされていないので”ステップ30
3に移行し、ステップ303においての判別で“自動閉
状態はセットされていないので”ステップ304に移行
し、ステップ304においての判別で“自動開状態はセ
ットされていないので”ステップ305に移行し、ステ
ップ305においての判別で“反転状態がセットされて
いるので”ステップ311に移行して“開駆動出力”が
実行される。
【0154】“開駆動出力”が実行されることによっ
て、マイクロコンピュータCPUの第1の出力ポートP
7がハイレベルになるとともにマイクロコンピュータC
PUの第2の出力ポートP8がローレベルになり、モー
タ6の第2のブラシ端子6bが接地されている状態でモ
ータ6の第1のブラシ端子6aに電源の電位が与えられ
るため、モータ6のアーマチュアシャフト6cが正回転
することによってウインドガラス60が開く側に反転移
動される。
【0155】アーマチュアシャフト6cが正回転を開始
することによってウインドガラス60が開く側に反転移
動すると、図2に示されるように、モータ6のアーマチ
ュアシャフト6cが時間T1 から正回転を開始し、時間
T2 において第1の信号発生器7bより第1のパルス信
号Aが発生し、この第1のパルス信号Aに1/4周期ず
れて第2の信号発生器7cより第2のパルス信号Bが発
生する。
【0156】時間T2 において第1のパルス信号Aが発
生し、第1のパルス信号Aの立上りエッジが検出される
と、パルスエッジ割り込みルーチンのステップ200に
おいての判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるの
で”ステップ201に移行し、ステップ201において
の判別で“立上りエッジであるので”ステップ202に
移行して“第1のタイマTARのカウント値の0クリ
ア”が実行されてステップ203に移行し、ステップ2
03において“第1のタイマTARのカウント値より速
度ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に
移行する。
【0157】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルなので”ステップ212に移行してパルスカウン
トPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み処理
を終了する。
【0158】時間T2 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/4回転した図2に示される時間T4 におい
て第2のパルス信号Aが立上る。第2のパルス信号Bが
立上ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジであるので”ステップ206に移行
して“第2のタイマTBRのカウント値の0クリア“が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第2のタイマTBRのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0159】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルではないので”ステップ220に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0160】時間T4 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが1/2回転した図2に示される時間T6 におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジではないので”ステップ205に移行
して“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア“が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0161】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルではないので”ステップ215に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0162】時間T6 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/4回転した図2に示される時間T8 におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア
“が実行されてステップ203に移行し、ステップ20
3において“第4のタイマTBFのカウント値より速度
ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に移
行する。
【0163】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルなので”ステップ221に移行してパルスカ
ウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み
処理を終了する。
【0164】時間T8 の以後、回転検出センサ7の回転
体7aは図2に示される時間T10において1回転を終了
し、2回転目に入るため、第1のパルス信号Aが再び立
上る。第1のパルス信号Aが立上ると、割り込みルーチ
ンのステップ200においての判別で“エッジは第1の
パルス信号Aであるので”ステップ201に移行し、ス
テップ201においての判別で“立上りエッジであるの
で”ステップ202に移行して“第1のタイマTARの
カウント値の0クリア”が実行されてステップ203に
移行し、ステップ203において“第1のタイマTAR
のカウント値より速度ω0を算出処理する”が実行され
てステップ208に移行する。
【0165】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジであるので”ステップ210に移行し、ステッ
プ210においての判別で“第2のパルス信号Bはロー
レベルなので”ステップ212に移行してパルスカウン
トPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み処理
を終了する。
【0166】時間T10の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが5/4回転した図2に示される時間T12におい
て第2のパルス信号Bが再び立上る。第2のパルス信号
Bが立上ると、割り込みルーチンのステップ200にお
いての判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないの
で”ステップ204に移行し、ステップ204において
の判別で“立上りエッジであるので”ステップ206に
移行して“第2のタイマTBRのカウント値の0クリ
ア”が実行されてステップ203に移行し、ステップ2
03において“第2のタイマTBRのカウント値より速
度ω0を算出処理する”が実行されてステップ208に
移行する。
【0167】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジであるので”ステップ217に移行し、ステ
ップ217においての判別で“第1のパルス信号Aはロ
ーレベルではないので”ステップ220に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0168】時間T12の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが3/2回転した図2に示される時間T14におい
て第1のパルス信号Aが立下る。第1のパルス信号Aが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ス
テップ201に移行し、ステップ201においての判別
で“立上りエッジではないので”ステップ205に移行
して“第3のタイマTAFのカウント値の0クリア”が
実行されてステップ203に移行し、ステップ203に
おいて“第3のタイマTAFのカウント値より速度ω0
を算出処理する”が実行されてステップ208に移行す
る。
【0169】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aであるので”ステップ2
09に移行し、ステップ209においての判別で“立上
りエッジではないので”ステップ211に移行し、ステ
ップ211においての判別で“第2のパルス信号Bはロ
ーレベルではないので”ステップ215に移行してパル
スカウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り
込み処理を終了する。
【0170】時間T14の以後、回転検出センサ7の回転
体7aが7/4回転した図2に示される時間T16におい
て第2のパルス信号Bが立下る。第2のパルス信号Bが
立下ると、割り込みルーチンのステップ200において
の判別で“エッジは第1のパルス信号Aではないので”
ステップ204に移行し、ステップ204においての判
別で“立上りエッジではないので”ステップ207に移
行して“第4のタイマTBFのカウント値の0クリア”
が実行されてステップ203に移行し、ステップ203
において“第4のタイマTBFのカウント値より速度ω
0を算出処理する”が実行されてステップ208に移行
する。
【0171】そして、ステップ208においての判別で
“エッジは第1のパルス信号Aではないので”ステップ
216に移行し、ステップ216においての判別で“立
上りエッジではないので”ステップ218に移行し、ス
テップ218においての判別で“第1のパルス信号Aは
ローレベルなので”ステップ221に移行してパルスカ
ウントPCがプラス1カウント(+1)されて割り込み
処理を終了する。
【0172】上述したように、アーマチュアシャフト6
cが正回転を開始してウインドガラス60が開く側に移
動を開始することによって、回転検出センサ7が第1の
パルス信号A、第2のパルス信号Bを発生すると、第1
のタイマTARが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
い、この第1のタイマTARに1/4周期ずれて、第2
のタイマTBRが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
い、この第1のタイマTBRに1/4周期ずれて、第3
のタイマTAFが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
い、この第3のタイマTBRに1/4周期ずれて、第4
のタイマTBFが回転検出センサ7の回転体7aの一回
転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウントを行
うことによって、マイクロコンピュータCPUがウイン
ドガラス60の現在位置を間接的に検出する。
【0173】アーマチュアシャフト6cが正回転を開始
すると、メインルーチンのステップ100においての判
別で“停止状態がセットされていないので”ステップ1
08に移行し、ステップ108においての判別で“マニ
ュアル閉状態はセットされていないので”ステップ11
7に移行し、ステップ117においての判別で“マニュ
アル開状態はセットされていないので”ステップ124
に移行し、ステップ124においての判別で“自動閉状
態はセットされていないので”ステップ131に移行
し、ステップ131においての判別で“自動開状態はセ
ットされていないので”ステップ136に移行し、ステ
ップ136においての判別で“反転状態がセットされて
いるので”ステップ137に移行し、ステップ137に
おいての判別で“モータロックはセットされていないの
で”ステップ138に移行し、ステップ138において
の判別が行われる。ステップ138においての判別は、
ウインドガラス60が予め定められた位置まで下降した
ところでウインドガラス60を停止させるようにする判
別ステップである。反転を開始した当初は、ステップ1
38においての判別で“パルスカウントPCが予め定め
られた反転停止カウントPCreを越えないので”ステッ
プ100に復帰してメインルーチンを繰り返し、ウイン
ドガラス60が予め定められた位置まで下降したことに
よって“パルスカウントPCが予め定められた反転停止
カウントPCreを越えると”ステップ138からステッ
プ140に移行して“停止状態”をセットして出力ルー
チンに移行する。
【0174】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態がセットされているので”ステップ3
06に移行して“停止出力”が実行される。“停止出
力”が実行されることによって、マイクロコンピュータ
CPUの第1の出力ポートP7がローレベルになるとと
もにマイクロコンピュータCPUの第2の出力ポートP
8がローレベルになるため、モータ6の第1、第2のブ
ラシ端子6a、6bが電流が供給されなくなって、モー
タ6のアーマチュアシャフト6cが正回転を停止するこ
とによってウインドガラス60が止まる。
【0175】また、ウインドガラス60が全開位置に近
いところで挟み込みが発生したことによって、アーマチ
ュアシャフト6cが正回転に反転を開始した場合、パル
スカウントPCが予め定められた反転停止カウントPC
reを越える以前にウインドガラス60が全開位置に到達
して移動を阻止されるため、負荷検出ルーチンのステッ
プ500においての判別で“閉動作はセットされていな
いので”ステップ508に移行し、ステップ508にお
いての判別で“パルスエッジ割り込みルーチンで算出さ
れた速度ω0が予め定められた最小値ωminより小さ
くなっているので”ステップ509に移行して“モータ
ロック検知”がセットされてメインルーチンが実行され
る。
【0176】そして、メインルーチンのステップ136
においての判別で“反転状態がセットされているので”
ステップ137に移行し、ステップ137においての判
別で“モータロック検知がセットされているので”ステ
ップ139に移行して“停止状態”をセットして出力ル
ーチンが実行される。
【0177】出力ルーチンのステップ300においての
判別で“停止状態がセットされているので”ステップ3
06に移行して“停止出力”が実行され、メインルーチ
ンに移行する。“停止出力”が実行されることによっ
て、マイクロコンピュータCPUの第1の出力ポートP
7がローレベルになるとともにマイクロコンピュータC
PUの第2の出力ポートP8がローレベルになるため、
モータ6の第1、第2のブラシ端子6a、6bが電流が
供給されなくなって、アーマチュアシャフト6cが正回
転を停止することによってウインドガラス60が全開位
置で停止する。
【0178】上述したように、アーマチュアシャフト6
cが反転の正回転を開始してウインドガラス60が開く
側に移動を開始することによって、回転検出センサ7が
第1のパルス信号A、第2のパルス信号Bを発生する
と、第1のタイマTARが回転検出センサ7の回転体7
aの一回転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウ
ントを行い、この第1のタイマTARに1/4周期ずれ
て、第2のタイマTBRが回転検出センサ7の回転体7
aの一回転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウ
ントを行い、この第1のタイマTBRに1/4周期ずれ
て、第3のタイマTAFが回転検出センサ7の回転体7
aの一回転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウ
ントを行い、この第3のタイマTBRに1/4周期ずれ
て、第4のタイマTBFが回転検出センサ7の回転体7
aの一回転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウ
ントを行うことによって、マイクロコンピュータCPU
がウインドガラス60の現在位置を間接的に検出する。
【0179】図15ないし図17には、この発明に係わ
るパワーウインド制御装置の第2実施例が示されてい
る。
【0180】この場合、回転検出センサ7の回転体7a
には、一対のN極および一対のS極が対向配置されてい
る。そのため、回転検出センサ7は、回転体7aが回転
することによって、第1の信号発生器7bが発生する第
1のパルス信号Aに対して、1/8周期ずれて第2の信
号発生器7cから第2のパルス信号Bが発生する。
【0181】そして、マイクロコンピュータCPUに
は、図17に示されるように、第1のタイマTAR1、
第2のタイマTBR1、第3のタイマTAF1、第4の
タイマTBF1、第5のタイマTAR2、第6のタイマ
TBR2、第7のタイマTAF2、第8のタイマTBF
2がそれぞれ内蔵されており、他の部位は第1実施例と
同様になっている。
【0182】そして、この場合も、アーマチュアシャフ
ト6cが正回転を開始してウインドガラス60が開く側
に移動を開始することによって、回転検出センサ7が第
1のパルス信号A、第2のパルス信号Bを発生すると、
第1のタイマTAR1が回転検出センサ7の回転体7a
の一回転毎にカウントを0クリアしながらプラスカウン
トを行い、この第1のタイマTAR1に1/8周期ずれ
て、第2のタイマTBR1が回転検出センサ7の回転体
7aの一回転毎にカウントを0クリアしながらプラスカ
ウントを行い、この第1のタイマTBR1に1/8周期
ずれて、第3のタイマTAF1が回転検出センサ7の回
転体7aの一回転毎にカウントを0クリアしながらプラ
スカウントを行い、この第3のタイマTBR1に1/8
周期ずれて、第4のタイマTBF1が回転検出センサ7
の回転体7aの一回転毎にカウントを0クリアしながら
プラスカウントを行い、この第4のタイマTBF1に1
/8周期ずれて、第5のタイマTAR2が回転検出セン
サ7の回転体7aの一回転毎にカウントを0クリアしな
がらプラスカウントを行い、この第5のタイマTAR2
に1/8周期ずれて、第6のタイマTBR2が回転検出
センサ7の回転体7aの一回転毎にカウントを0クリア
しながらプラスカウントを行い、この第6のタイマTB
R2に1/8周期ずれて、第7のタイマTAF2が回転
検出センサ7の回転体7aの一回転毎にカウントを0ク
リアしながらプラスカウントを行い、この第7のタイマ
TBR2に1/8周期ずれて、第8のタイマTBF2が
回転検出センサ7の回転体7aの一回転毎にカウントを
0クリアしながらプラスカウントを行うことによって、
マイクロコンピュータCPUがウインドガラス60の現
在位置を間接的に検出する。
【0183】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるパワーウインド制御装置によれば、回転
検出センサは、マグネットの磁束密度に対してのしきい
値によって信号発生器がパルス信号を発生する。それ
故、回転体のマグネットに着磁のばらつきがあったとし
ても、マグネットの磁束密度によりパルス信号の発生の
有無が決定されるから、パルス信号の周期に狂いが生ず
ることがなくなり、また、回転検出センサのマグネット
が外径の小さいものであっても、細かい回転数データが
得られるという優れた効果を奏する。
【0184】この発明の請求項2に係わるパワーウイン
ド制御装置によれば、回転検出センサは、回転体が回転
し、信号発生器に対してマグネットのN極およびS極の
境界線から予め定められた位置まで来ると、パルス信号
を発生する。それ故、請求項1の効果に加え、回転体の
円周上の同一点での計測が行われるから、回転体のマグ
ネットに着磁のばらつきがあったとしても、回転体の円
周上の同一点での計測が行われるから、パルス信号の周
期に狂いが生ずることがなくなり、また、回転検出セン
サのマグネットが外径の小さいものであっても、細かい
回転数データが得られる。
【0185】この発明の請求項3に係わるパワーウイン
ド制御装置によれば、制御ユニットのマイクロコンピュ
ータは、それぞれが1/4周期つづ位相差をもっていて
回転体の一回転毎にパルス信号を発生する第1、第2、
第3、第4のタイマの値と、フリーランニングカウンタ
の値とによりパルス周期の算出処理を行うことによっ
て、アーマチュアシャフトの回転速度が検出される。そ
れ故、請求項1または2の効果に加え、マイクロコンピ
ュータに内蔵するタイマが4個で済むという優れた効果
を奏する。
【0186】この発明の請求項4に係わるパワーウイン
ド制御装置によれば、制御ユニットのマイクロコンピュ
ータは、それぞれが1/8周期つづ位相差をもっていて
回転体の一回転毎にパルス信号を発生する第1、第2、
第3、第4、第5、第6、第7、第8のタイマの値と、
フリーランニングカウンタの値とによりパルス周期の算
出処理を行うことによって、アーマチュアシャフトの回
転速度が検出される。それ故、請求項1または2の効果
に加え、マイクロコンピュータに内蔵するタイマが8個
で済むという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるパワーウインド制御装置の第
1実施例のブロック構成図である。
【図2】図1に示したパワーウインド制御装置の動作を
説明するタイミングチャートである。
【図3】図1に示したパワーウインド制御装置の動作を
説明するタイミングチャートである。
【図4】図1に示したパワーウインド制御装置において
のパルスカウント算出処理の説明図である。
【図5】図1に示したパワーウインド制御装置において
のタイマ割り込みのフローチャートである
【図6】図1に示したパワーウインド制御装置において
のパルスによる作動方向の検出処理の説明図である。
【図7】図1に示したパワーウインド制御装置の制御動
作に用いるメインルーチンのフローチャートである。
【図8】図1に示したパワーウインド制御装置の制御動
作に用いるメインルーチンのフローチャートである。
【図9】図1に示したパワーウインド制御装置の制御動
作に用いるメインルーチンのフローチャートである。
【図10】図1に示したパワーウインド制御装置の制御
動作に用いる出力ルーチンのフローチャートである。
【図11】図1に示したパワーウインド制御装置の制御
動作に用いるパルスエッジ割り込みルーチンのフローチ
ャートである。
【図12】図1に示したパワーウインド制御装置の制御
動作に用いるパルスエッジ割り込みルーチンのフローチ
ャートである。
【図13】図1に示したパワーウインド制御装置の制御
動作に用いる負荷検出ルーチンのフローチャートであ
る。
【図14】図1に示したパワーウインド制御装置の負荷
検出処理の説明図である。
【図15】この発明に係わるパワーウインド制御装置の
第2実施例の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図16】図15に示したパワーウインド制御装置の動
作を説明するタイミングチャートである。
【図17】図15に示したパワーウインド制御装置のタ
イマの制御動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 パワーウインド制御装置 2 開スイッチ 3 閉スイッチ 4 自動スイッチ 6 モータ 6c アーマチュアシャフト 7 回転検出センサ 7a 回転体 7b (信号発生器)第1の信号発生器 7c (信号発生器)第2の信号発生器 20 制御ユニット 24 駆動回路 50 電源 60 ウインドガラス CPU マイクロコンピュータ FRC フリーランニングカウンタ TAR 第1のタイマ TBR 第2のタイマ TAF 第3のタイマ TBF 第4のタイマ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N極およびS極が対向配置されたマグネ
    ットをもち、モータのアーマチュアシャフトに結合され
    て該アーマチュアシャフトとともに回転する回転体と、
    該回転体のまわりに回転体に非接触で配置されていて該
    回転体のマグネットの磁束密度に対するしきい値をも
    ち、該しきい値によりパルス信号を発生する信号発生器
    を備えた回転検出センサと、 オン切換えされることにより下降指令信号を発生する開
    スイッチと、 オン切換えされることにより上昇指令信号を発生する閉
    スイッチと、 オン切換えされることにより連続指令信号を発生する自
    動スイッチと、 ウインドガラスに結合され、通電により該ウインドガラ
    スを開側に駆動する一方、通電により該ウインドガラス
    を閉側に駆動するアーマチュアシャフトをもつモータ
    と、 上記モータに電気的に接続された駆動回路と、 電源に接続されているとともに上記駆動回路に電気的に
    接続され、上記開スイッチの下降指令信号、上記閉スイ
    ッチの上昇指令信号、上記自動スイッチの連続指令信号
    により該電源の電流を駆動回路に与えるとともに、上記
    回転体が回転したときに回転検出センサが発生したパル
    ス信号のエッジから、上記回転体が一回転したときに回
    転検出センサが発生したパルス信号のエッジまでの時間
    に基づき上記アーマチュアシャフトの回転速度を検出し
    て上記ウインドガラスの動作制御を行うマイクロコンピ
    ュータをもつ制御ユニットを備えていることを特徴とす
    るパワーウインド制御装置。
  2. 【請求項2】 回転検出センサの信号発生器のしきい値
    は、マグネットのN極およびS極の境界線から予め定め
    られた角度まで回転体が回転した位置での磁束密度が選
    ばれていることを特徴とする請求項1に記載のパワーウ
    インド制御装置。
  3. 【請求項3】 マグネットには、単一のN極および単一
    のS極の2極が対向配置され、 回転検出センサには、第1のパルス信号を発生する第1
    の信号発生器と、この第1の信号発生器に対し予め定め
    られた角度を介して配置されて第2のパルス信号を発生
    する第2の信号発生器とが備えられており、 制御ユニットのマイクロコンピュータには、時間の経過
    によりカウントアップするフリーランニングカウンタ
    と、回転検出センサの第1の信号発生器が発生した第1
    のパルス信号の立上りエッジから、その後に回転体が一
    回転したときに該第1の信号発生器が発生した第1のパ
    ルス信号の立上りエッジまでの時間を回転体の回転毎に
    計測する第1のタイマと、回転検出センサの第2の信号
    発生器が発生した第2のパルス信号の立上りエッジか
    ら、その後に回転体が一回転したときに該第2の信号発
    生器が発生した第2のパルス信号の立上りエッジまでの
    時間を回転体の回転毎に計測する第2のタイマと、回転
    検出センサの第1の信号発生器が発生した第1のパルス
    信号の立下りエッジから、その後に回転体が一回転した
    ときに該第1の信号発生器が発生した第1のパルス信号
    の立下りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する
    第3のタイマと、回転検出センサの第2の信号発生器が
    発生した第2のパルス信号の立下りエッジから、その後
    に回転体が一回転したときに該第2の信号発生器が発生
    した第2のパルス信号の立下りエッジまでの時間を回転
    体の回転毎に計測する第4のタイマを備え、 制御ユニットのマイクロコンピュータは、上記フリーラ
    ンニングカウンタの値と、上記第1、第2、第3、第4
    のタイマの値とによりパルス周期の算出処理を行うこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のパワーウインド
    制御装置。
  4. 【請求項4】 マグネットには、一対のN極および一対
    のS極の4極が対向配置され、 回転検出センサには、第1のパルス信号を発生する第1
    の信号発生器と、この第1の信号発生器に対し予め定め
    られた角度を介して配置されて第2のパルス信号を発生
    する第2の信号発生器とが備えられており、 制御ユニットのマイクロコンピュータには、時間の経過
    によりカウントアップするフリーランニングカウンタ
    と、回転検出センサの第1の信号発生器が発生した第1
    のパルス信号の立上りエッジから、その後に回転体が一
    回転したときに該第1の信号発生器が発生した第1のパ
    ルス信号の立上りエッジまでの時間を回転体の回転毎に
    計測する第1のタイマと、回転検出センサの第2の信号
    発生器が発生した第2のパルス信号の立上りエッジか
    ら、その後に回転体が一回転したときに該第2の信号発
    生器が発生した第2のパルス信号の立上りエッジまでの
    時間を回転体の回転毎に計測する第2のタイマと、上記
    第1のタイマに1/4周期隔て、回転検出センサの第1
    の信号発生器が発生した第1のパルス信号の立下りエッ
    ジから、その後に回転体が一回転したときに該第1の信
    号発生器が発生した第1のパルス信号の立下りエッジま
    での時間を回転体の回転毎に計測する第3のタイマと、
    上記第2のタイマに1/4周期隔て、回転検出センサの
    第2の信号発生器が発生した第2のパルス信号の立下り
    エッジから、その後に回転体が一回転したときに該第2
    の信号発生器が発生した第2のパルス信号の立下りエッ
    ジまでの時間を回転体の回転毎に計測する第4のタイマ
    と、上記第3のタイマに1/4周期隔て、回転検出セン
    サの第1の信号発生器が発生した第1のパルス信号の立
    上りエッジから、その後に回転体が一回転したときに該
    第1の信号発生器が発生した第1のパルス信号の立上り
    エッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する第5のタ
    イマと、上記第4のタイマに1/4周期隔て、回転検出
    センサの第2の信号発生器が発生した第2のパルス信号
    の立上りエッジから、その後に回転体が一回転したとき
    に該第2の信号発生器が発生した第2のパルス信号の立
    上りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する第6
    のタイマと、上記第5のタイマに1/4周期隔て、回転
    検出センサの第1の信号発生器が発生した第1のパルス
    信号の立下りエッジから、その後に回転体が一回転した
    ときに該第1の信号発生器が発生した第1のパルス信号
    の立下りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計測する
    第7のタイマと、上記第6のタイマに1/4周期隔て、
    回転検出センサの第2の信号発生器が発生した第2のパ
    ルス信号の立下りエッジから、その後に回転体が一回転
    したときに該第2の信号発生器が発生した第2のパルス
    信号の立下りエッジまでの時間を回転体の回転毎に計測
    する第8のタイマとを備え、 制御ユニットのマイクロコンピュータは、上記フリーラ
    ンニングカウンタの値と、上記第1、第2、第3、第
    4、第5、第6、第7、第8のタイマの値とによりパル
    ス周期の算出処理を行うことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のパワーウインド制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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