JPH1110731A - ワインディングパイプ管端部の封止構造および封止方法 - Google Patents

ワインディングパイプ管端部の封止構造および封止方法

Info

Publication number
JPH1110731A
JPH1110731A JP9187319A JP18731997A JPH1110731A JP H1110731 A JPH1110731 A JP H1110731A JP 9187319 A JP9187319 A JP 9187319A JP 18731997 A JP18731997 A JP 18731997A JP H1110731 A JPH1110731 A JP H1110731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
cap
winding pipe
pipe end
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9187319A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhisa Sakai
光尚 阪井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd filed Critical Kurimoto Ltd
Priority to JP9187319A priority Critical patent/JPH1110731A/ja
Publication of JPH1110731A publication Critical patent/JPH1110731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空スラブ工法用のワインディングパイプ内
へ工事中に水分が侵入し後日滲み出してコンクリート構
造の欠陥になる懸念がある。 【解決手段】 ワインディングパイプ1の管端部11を
内嵌する直円状の嵌合鍔21を具えたキャップ2を被冠
し、管端部の外周面とキャップの嵌合鍔の内周面間を含
む管端部中空部を膨張反応した発泡性合成樹脂3によっ
て充填接着した構成とする。キャップの代りに成形型を
使用して所定形状の重点接着層を形成してもよい。発泡
性合成樹脂が開口部を閉塞する遮断層を形成して外部と
の連通を確実に断ち切るから、流動性の高い多量の水分
がパイプ外周を囲んでも内部にまで侵入することを確実
に阻止して課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中空スラブ工法など
に使用されるワインディングパイプの管端部の封止に係
る。
【0002】
【従来の技術】ワインディング・パイプは、たとえば板
厚0.4〜1.6mm、板幅144〜220mm程度の
SPCC,SGCC(JIS G 3141)の帯鋼の
両端を相互に嵌合できるように屈折した成形加工し、製
管機によって螺旋状にずらして巻き回して両端面同士を
嵌合して一定直径の円筒管を製造する方式であり、管厚
が薄くて軽量であるから、現地工事における取り扱いが
きわめて容易であり、管の長さを所望の寸法に現地で自
由に切断できる特徴を活かして建築現場における円筒型
枠や中空スラブ用の資材として広く適用されるようにな
った。
【0003】中空スラブ工法に適用するワインディング
・パイプは、高層ビルの床面を形成するときにコンクリ
ート躯体内へ埋没させて床面の総重量を大幅に低減する
とか、また地下部の基礎梁を検査するための人孔、床や
壁を貫通するために使用するスリーブの円筒型枠などと
して多用されているが、この場合、ワインディングパイ
プは全外周面を流し込んだセメントスラリーによって取
り囲まれその外圧をすべて受けるから、管の強度を充分
に具えてセメントスラリーが硬化、養生する間、変形す
ることなく健全な床面を形成する機能を果さなければな
らない。
【0004】近年中空スラブ工法に使用するワインディ
ングパイプには管の強度を高めるために外リブを周設す
る構成が多用されるようになり、ワインディングパイプ
の製管時に相互に嵌合する帯鋼の両端で形成するはぜと
はぜの間、すなわち巻き回す帯板にあらかじめ数本の半
円形リブを成形してから螺旋状に巻き回して製管し、は
ぜと平行する斜め方向に数本のリブが外周面から突出し
た構成をとって提供する形態が広く行なわれている。ま
た、出願人自身の提案した内リブ方式は、床面を形成す
る有効鉄筋コンクリート構造層の層厚を増加し、従来の
外リブ型式のワインディングパイプよりさらに構造物自
体の強度を高める作用、効果が確認され、新しい中空ス
ラブ工法の強度アップの一手段として注目を浴び、需要
も漸次増加する傾向が顕著に窺える。
【0005】中空スラブ工法に適用するワインディング
パイプは、高層ビルの床面を形成するときにコンクリー
ト躯体内へ埋没させて床面の総重量を大幅に低減すると
か、また地下部の基礎梁を検査するための人孔、床や壁
を貫通するために使用するスリーブの円筒型枠などとし
て多用されているが、この場合、最も必要な要件として
は、予定の床面上に配列したワインディングパイプの管
内へ流動状態のセメントスラリーや水分が流れ込まない
ことであり、流体圧に抗して管内への流入を阻止するた
めには、ワインディングパイプの本体端面に被冠したキ
ャップが管と強く係合し、かつ、端面とキャップ間から
流体が侵入しないだけの封止性を維持することである。
【0006】ワインディングパイプの管端部の具体的な
係止の態様を例示すると、図4(A)は従来から実施さ
れてきたワインディングパイプにキャップを被冠して管
内へのコンクリートスラリー材の進入を阻止する構成で
あり、キャップ101はワインディングパイプ102の
直径に合せて円板状鋼板の外周円をプレス成形によって
L形に屈折して端面に嵌合し、この嵌合部を全周に亘っ
て溶接して係止と封止作用を発揮するように工作してい
る。また、同図(B)のようにキャップ101の端面を
U形に形状を変更し、この端面をワインディングパイプ
102の端面に嵌合し、たとえば100mmピッチの割
合で部分的にニッパなどでカシメる方法も試みられてい
る。
【0007】しかしこのような封止の構造だけではセメ
ントスラリー、とくに流動性の高い水分がワインディン
グパイプ内に侵入しない保証は到底難しいから、たとえ
ばブチルゴムテープやアルミテープなどを係合面に巻き
回して水分が管内へ侵入しないように手作業で施工す
る。もしこの被覆作業を省略しワインディングパイプと
キャップとの係合面から水分が管内に侵入したまま中空
スラブ工事を完了すれば、管内に侵入してそのまま残留
した水分が、養生後のコンクリート内に浸透し始め、化
粧仕上げされた下階の天井を汚すなどの大きなトラブル
を引き起こす懸念が濃厚である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにワインディ
ングパイプの管端部の封止構造は極めて重要な要素であ
るが、先に述べたように最近のワインディングパイプの
外周面または内周面には強化のためのリブが螺旋状に連
続して周設されているから、ワインディングパイプのど
の部分で切断してもはぜとはぜの間に形成されたリブの
本数だけ外周、または内周に膨出した凹部または凸部が
開口することは避け難い。
【0009】この膨出部が管端部に凹部または凸部とし
て切り口に開口するため、たとえば外リブタイプのワイ
ンディングパイプの管端部にキャップを外嵌すると、外
リブの頂点を繋ぐ円周がキャップの内周の基準となるた
め、キャップ内周とワインディングパイプの直管部との
間には、広範囲に亘って外リブの高さに相当する隙間が
生じることは避けられない。したがって管端部に生じた
隙間を塞ぐために、たとえば柔軟性のあるダクトテープ
などでキャップとワインディングパイプの外周に跨がる
ように、かつ、膨出した外リブの切り口も密着して覆い
尽くすように丁寧に巻き回して外部との連通を断つよう
に工作しなければならない。
【0010】内リブタイプのワインディングパイプの場
合は、キャップとワインディングパイプの前記の隙間は
小さくできるが、シールテープで凹溝状に窪んだリブの
溝底まで密着させ完全にシールして外部との連通を断つ
ことはかなりの難作業であり、手作業に頼らざるを得な
いから作業者の技能差、経験差などによってシールの有
効性にばらつきが生じることはやむを得ないことでもあ
る。何れにせよ、外リブ、内リブなど外周面に凹凸のあ
るワインディングパイプの外周面にシールテープを厳重
に巻き回すことは、テープの表面に皺がでることが避け
られず、外観上の美観を損ね意匠的な商品価値が低下す
ることも指摘されている要因の一つである。中空スラブ
の工事完了後はコンクリート構造内に隠れて人目に曝さ
れる機会もないが、少なくとも単品の製品として商取引
される以上、外観上の印象の良否は無視し難い。
【0011】本発明は以上の課題を解決し、とくに近来
は中空スラブ工法用のワインディングパイプの主力とな
りつつあるリブ付き管の管内へ、外周を取り巻く流動
体、とくに流動性の高い水分が侵入しないような合理的
な構成と、軽便な形成方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワインディ
ングパイプの管端部のシール構造は、ワインディングパ
イプ1の管端部11の最大外径部を内嵌する直円状の嵌
合鍔21を具えたキャップ2を管端部11に被冠し、少
なくとも該被冠部のうち、管端部の外周面とキャップ2
の嵌合鍔21の内周面間を含む管端部中空部を膨張反応
した発泡性合成樹脂3によって充填接着したことを構成
上の特徴とする。
【0013】また別の構成としてキャップの被冠に代え
て、発泡性合成樹脂3Aが管端部11Aの外周面上を完
全に被覆する環状の外縁31Aと、ワインディングパイ
プの開口面14Aをすべて閉塞する遮断層32Aによっ
て形成するものであってもよい。
【0014】この構成によってワインディングパイプの
管端部11が外部に対する開口部を閉塞するキャップと
の隙間を発泡性合成樹脂によって完全に充填し、かつ、
接着固定して容易に両者が外れないように拘束するか、
またはキャップなしで発泡性合成樹脂自体が開口部を閉
塞する遮断層を形成して外部との連通を確実に断ち切
り、ワインディングパイプの周囲を取り囲む流動体、と
くにセメントスラリー中に配合された流動性の高い多量
の水分がこの管端部の封止構造を突破してワインディン
グパイプ内に侵入することを確実に阻止して課題を解決
する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態の一つを
示す一部切欠き断面の正面図である。ワインディングパ
イプ1の型式は内リブ13を直管部12から内部へ向っ
て膨出した凹溝で形成し、はぜ15の1ピッチ間にはぜ
と平行に螺旋状に3本凹設した形態よりなる。本発明で
適用するワインディングパイプは、口径100〜500
mmの小口径からなり、図の例では口径125mmの内
リブタイプのスパイラル鋼管で、内リブ13をはぜ15
と次のはぜ15との間の直管部12に3本均等の間隔で
凹設したものである。キャップ2は鋼板製で、ワインデ
ィングパイプの管端部11に外嵌するように外縁にワイ
ンディングパイプの直管部外径より大きい内径を具えた
環状の嵌合鍔21を持ち、管の開口面14を充填する被
冠面22を具えたほぼ皿型のプレス成形品で形成され
る。
【0016】この形態を形成するための方法としては、
発泡性合成樹脂の発泡膨張反応を誘起する所定の成分の
2液を所定の比率で配合、混合して軟粘性のペースト状
発泡性合成樹脂混合材をキャップ2内へ移し替え、その
ままの状態で素速くキャップ2を起立して横向きに開口
するワインディングパイプ1の管端部11へ嵌合鍔21
を嵌め合せ押込んで密封する手順を採るのが要件であ
る。混合材の混合直後の性状は適当な軟粘性を具えてい
るから、一旦、仰向けの姿勢に反転したキャップ内に移
し替えた後、ゾル状からゲル状に変化するときキャップ
を直立させて敏速に管端部に嵌め合せれば零れ出す虞れ
はなく、また、作業性を考慮して混合材の粘性を調整す
れば現地の作業で失敗する懸念は殆ど避けることができ
る。
【0017】発泡性合成樹脂の実施形態としては、今日
最も使用されている市販の発泡ウレタン、または発泡ス
チロールなどを採用することが施工上も経済上も有利で
ある。発泡性合成樹脂は特定の液状合成樹脂と反応液と
を混和すると短時間で重合反応と激しいガス反応
(N2、CO2など)が同時に進行しガスは重合体中に封
じ込まれて結果的に発泡と容積膨張という形で固体化す
る特性を具え、この原理に基づく合成樹脂類はすべて本
発明の適用が可能である。
【0018】実施に当たっては施工性、安全性、反応後
の重合体の強度、および経済性を考慮して選択すべきで
あるが、ここでは公害防止の観点からノンフロン硬質ポ
リウレタンフォームを適用するのが望ましく、本形態で
は倉敷紡績株式会社提供のクララフォームR NF11
Sを使用した。この商品のメーカーが提供した資料によ
れば、密度30Kg/m3、圧縮強度1.5Kgf/cm2、熱伝導
率0.018Kcal/mhr℃、吸水量2.0g/100cm2、自己
接着性(対鉄板)2.0Kgf/cm2である。発泡システム
はポリオール、発泡剤その他の添加物よりなるR液と、
ポリイソシアネートからなるI液とを所定の割合でミキ
シングガンに圧送、混合し噴射することによって目的と
する対象物の表面で発泡と膨張を伴う凝結が進行する。
ワインディングパイプの管端部の封止はポリウレタンの
代表的な反応である重合、発泡、架橋などのうち、ポリ
ウレタンが水と反応して尿素結合を生成し炭酸ガスを発
生する発泡反応と、イソシアネートとウレタンの結合反
応とを主として利用したものであり、これらの両反応を
化学式で表わすと前者が化学式1、後者が化学式2でそ
れぞれ表わされる。
【0019】
【化1】
【化2】
【0020】本発明の実施形態としては約30秒間の反
応時間によって完了するように配合を設定するのが望ま
しい。約30秒間の発泡反応が終了すれば、発泡したウ
レタンはキャップの内周面とワインディングパイプの外
周面との間に形成されていた隙間をすべて充満して管端
部の両部材の嵌合部分を確実に封止する。なお、発泡ウ
レタンの原液には接着剤が配合されているので、単に隙
間を充填するだけでなく両者が離脱しないように接着固
定する作用も働くから、とくに係止手段を講じなくても
キャップが外れて再び隙間が生じる虞れはない。
【0021】図2は本発明の別の実施形態を示すワイン
ディングパイプの密封後の管端部の一部切欠き断面正面
図である。この場合は前の形態とは異なり管端部の開口
面14の封止作用をキャップ2に依存し、キャップと管
端部との嵌合部の封止にのみ重点をおいた構成であり、
この形態を実施するためには、発泡ウレタンの発泡膨張
反応を誘起する所定の成分の2液を所定の比率で配合、
混合して軟粘性のペースト状発泡ウレタン混合材を調合
し、ワインディングパイプの管端部11の外周面および
キャップの嵌合鍔21の一方、または双方に塗布して嵌
め合せ押込んで密封することによって能率的に行なわれ
る。
【0022】図3は本発明のさらに別の実施形態を示す
一部切欠き断面正面図であってワインディングパイプ1
Aの管端部11Aにキャップを外嵌せず、直接発泡ウレ
タンだけによって管内外の連通を断つ封止手段からな
る。キャップなしで発泡ウレタンを所望の形状に発泡凝
固させるために、この場合は図のように成形型4を使用
する。成形型4はワインディングパイプの管端部11
A、とくに開口面14Aを完全に被冠できる寸法の凹曲
面からなる成形面42と、管端部の直管部12Aの外径
より大きい内径を具えた直円筒状の外縁面41よりな
る。
【0023】この実施形態の手順を例示すれば、まず、
ワインディングパイプ1Aを緩速度で回動しながら管端
部11Aの内周面上へ前記軟粘性ペースト状発泡ウレタ
ンをほぼ均等に盛りつけ、外縁面41、成形面42の表
面上へ離型剤を塗布した成形型4の外縁面41を管端部
11Aへ均等に嵌め込んで押込み、発泡、膨張反応が完
了した後、成形型4を取り外す順序となる。これによっ
てキャップを別途製造することなく、ワインディングパ
イプの管端部、とくに開口面14Aを外部から封止する
遮断層32Aと管端部11Aの円周方向を被覆して外部
から封止する外縁31Aを成形した発泡ウレタン3Aを
得ることができる。
【0024】
【発明の効果】ワインディングパイプ、とくに近年、中
空スラブ工法に使用する部材として強度向上のために外
リブ、内リブを設けたワインディングパイプの切断端面
に開口するリブ、はぜなどの非直管部に対する封止を発
泡ウレタンの発泡、膨張作用によって埋め尽くして外部
(周囲のセメントスラリー)との連通を断ち、流動性の
良い水分の侵入を完全に阻止するから安定した品質が保
証され、とくに後日、管内の水分が天井面へ滲み出して
甚だしい外観上の欠陥を招く虞れを完全に払拭する効果
がある。
【0025】また、従来技術のようにワインディングパ
イプの管端部の凹凸を含めた切り口を外部から遮断する
ために、シールテープを巻き回し外観を見苦しく劣化さ
せていたことと比べると、キャップまたは平滑な樹脂面
が端部を形成しているから、はるかに商品価値としての
意匠的効果も大きい。
【0026】作業能率の点から見ても係止用のビスやシ
ール用の各種テープ類を使用する必要がなく部材の種類
と取り扱いの煩瑣な手仕事が免れるから、従来技術に比
べて明らかに生産性が向上し、工費低減の効果を享受す
ることも大きい。またワインディングパイプ、キャッ
プ、発泡ウレタンなどの各部材の製造や調整や組み立て
など標準化し、材料と作業とを一貫して規格化すれば、
従来の純粋の手仕事に代えて機械化によって根本的な省
力化の実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す一部切欠き断面正面図
である。
【図2】本発明の別の実施形態を示す一部切欠き断面正
面図である。
【図3】本発明のさらに別の実施形態を示す一部切欠き
断面正面図である。
【図4】(A)(B)によって2つの従来技術のワイン
ディングパイプの管端部の封止部を断面図で示す。
【符号の説明】
1 ワインディングパイプ 2 キャップ 3 発泡ウレタン 4 成形型 11 管端部 12 直円部 13 内リブ 14 開口面 15 はぜ 21 嵌合鍔 22 被冠面 31 外縁 32 遮断層 41 外縁面 42 成形面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワインディングパイプの管端部を封止し
    て周囲を取り囲む流動体の侵入を阻止する封止構造にお
    いて、ワインディングパイプ1の管端部11の最大外径
    部を内嵌する直円状の嵌合鍔21を具えたキャップ2を
    管端部11に被冠し、少なくとも該被冠部のうち、管端
    部の外周面とキャップ2の嵌合鍔21の内周面間を含む
    管端部の中空部を膨張反応した発泡性合成樹脂3によっ
    て充填接着したことを特徴とするワインディングパイプ
    管端部の封止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、キャップの被冠に代
    えて発泡性合成樹脂3Aが管端部11Aの外周面上を完
    全に被覆する環状の外縁31Aと、ワインディングパイ
    プの開口面14Aをすべて閉塞する遮断層32Aによっ
    て形成することを特徴とするワインディングパイプ管端
    部の封止構造。
  3. 【請求項3】 ワインディングパイプ1の管端部の封止
    方法において、発泡性合成樹脂の発泡膨張反応を誘起す
    る所定の成分の2液を所定の比率で配合、混合して軟粘
    性のペースト状発泡性合成樹脂混合材をキャップ2内へ
    移し替え、そのままの状態で素速くキャップ2を起立し
    て横向きに開口するワインディングパイプ1の管端部1
    1へ嵌合鍔21を嵌め合せ押込んで密封することを特徴
    とするワインディングパイプ管端部の封止方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記軟粘性のペース
    ト状発泡性合成樹脂混合材をワインディングパイプの管
    端部11の外周面およびキャップの嵌合鍔21の一方、
    または双方に塗布して嵌め合せ押込んで密封することを
    特徴とするワインディングパイプ管端部の封止方法。
  5. 【請求項5】 請求項3において、キャップに代えてワ
    インディングパイプの管端部11Aの最大外径より大き
    な内径を具えた外縁面41と、該外縁面41の内端全周
    に亘って所望形状のワインディングパイプ開口面の遮断
    層32Aを逆転写した形状の成形面42よりなる成形型
    4を適用し、まず、ワインディングパイプ1Aを緩速度
    で回動しながら管端部11Aの内周面上へ前記軟粘性ペ
    ースト状発泡性合成樹脂をほぼ均等に盛り付け、外縁面
    41、成形面42の表面上へ離型剤を塗布した成形型4
    の外縁面41を管端部11Aへ均等に嵌め込んで押込
    み、発泡、膨張反応が完了した後、成形型4を取り外す
    ことを特徴とするワインディングパイプ管端部の封止方
    法。
JP9187319A 1997-06-26 1997-06-26 ワインディングパイプ管端部の封止構造および封止方法 Pending JPH1110731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9187319A JPH1110731A (ja) 1997-06-26 1997-06-26 ワインディングパイプ管端部の封止構造および封止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9187319A JPH1110731A (ja) 1997-06-26 1997-06-26 ワインディングパイプ管端部の封止構造および封止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1110731A true JPH1110731A (ja) 1999-01-19

Family

ID=16203935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9187319A Pending JPH1110731A (ja) 1997-06-26 1997-06-26 ワインディングパイプ管端部の封止構造および封止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1110731A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146636A (ja) * 2006-10-31 2007-06-14 Toyo Constr Co Ltd コンクリート構造物の構築工法
CN109438961A (zh) * 2018-09-18 2019-03-08 贵阳伟佳塑料有限公司 一种etpu双平壁中空缠绕管

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146636A (ja) * 2006-10-31 2007-06-14 Toyo Constr Co Ltd コンクリート構造物の構築工法
CN109438961A (zh) * 2018-09-18 2019-03-08 贵阳伟佳塑料有限公司 一种etpu双平壁中空缠绕管

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0037717B2 (en) An aqueously-swelling water stopper and a process of stopping water thereby
US5002438A (en) Method of rehabilitating manholes by custom lining/relining
US4449713A (en) Aqueously-swelling water stopper and a process of stopping water thereby
US4744193A (en) Method of sealing water leakage in concrete structures
JPH1110731A (ja) ワインディングパイプ管端部の封止構造および封止方法
JP3545700B2 (ja) ステンレス床構築方法およびステンレス床
EP2623837B1 (en) Synthetic resin tube with joint and connection structure thereof
JP2802509B2 (ja) コルゲート二重管の接続方法
KR101645635B1 (ko) 폴리에틸렌관 삽입 갱생 공법
CN216920741U (zh) 一种用于房建厨卫间的反坎防水结构
JP3635769B2 (ja) コンクリート構造物の漏水止水工法
JPH02194928A (ja) 既設管のライニング工法
CN110528593A (zh) 车站主体与附属结构顶板接缝的保温防水结构及施工方法
JPH08217517A (ja) コンクリートを用いた構造物における防水性の向上した配管、器具の取付方法及び管体の取付構造
KR100732706B1 (ko) 2액형 발포제를 이용한 단열사춤방법
EP0044000B1 (en) Method and apparatus for producing a smooth-lined corrugated pipe
JPH03258881A (ja) Pcボックスカルバートの接合方法
JPH0774513B2 (ja) 目地シール材およびその施工法
CA1277800C (en) Method of sealing water leakage in concrete structures
JP2844080B2 (ja) 構造物の防水並びに止水用シール材
JPH07247569A (ja) 防水形打込みpc版型枠の製造方法
JP2736841B2 (ja) コンクリート建造物における断熱構法及び断熱構造
JP2005163419A (ja) 水路の内周面改修方法
JPS6328253Y2 (ja)
JP3022247U (ja) 漏水防止トンネル