JPH111072A - 証明用書類の作成方法 - Google Patents

証明用書類の作成方法

Info

Publication number
JPH111072A
JPH111072A JP10066403A JP6640398A JPH111072A JP H111072 A JPH111072 A JP H111072A JP 10066403 A JP10066403 A JP 10066403A JP 6640398 A JP6640398 A JP 6640398A JP H111072 A JPH111072 A JP H111072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
image
support
receiving element
assemblage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10066403A
Other languages
English (en)
Inventor
Kin Kwong Lum
クオン ラム キン
Allen Keh-Chang Tsaur
ケ−チャン ツァウアー アレン
Teh-Ming Kung
カン テ−ミン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH111072A publication Critical patent/JPH111072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38257Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of an intermediate receptor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M3/00Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
    • B41M3/14Security printing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質の改ざんすることができない、正しい
向きで読み取ることができる画像を含む証明用書類の新
規作成方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 中間色素受容素子を用いて先ず反転画像
を得、さらに処理中に反転させて最終受容体上に正しく
読み取ることができる画像を得ることを含む証明用書類
の作成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高画質の、改ざん
することができない(tamperproof)証明用
書類(authority document)、例え
ば、パスポート、運転免許証、保険証書、証券および他
のID書類もしくはIDカードの新規作成方法に関す
る。
【0002】近年、カラービデオカメラから電子的に発
生させた映像からプリントを得るための感熱転写装置が
開発されている。このようなプリントを得る方法の一つ
によると、まず電子映像をカラーフィルターによって色
分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号に
変換する。その後、これらの信号を操作して、シアン、
マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これらの
信号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを得るた
め、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与体素子
を色素受容性素子と向い合わせて配置する。次いで、そ
れら二つの素子を感熱プリントヘッドと定盤ローラーと
の間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用し
て、色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プリ
ントヘッドは数多くの加熱素子を有し、シアン、マゼン
タ及びイエローの信号に応じて逐次加熱される。その
後、この処理を他の2色について繰り返す。こうして、
スクリーンで見た元の映像に対応するカラーハードコピ
ーが得られる。この方法とそれを実施するための装置に
ついての詳細は、米国特許第4,621,271号明細
書に記載されている。
【0003】証明用書類は、同一物であるとの確認の目
的のために広く使用され、例えばパスポート、運転免許
証、並びに他の画像担持書類であって禁制域への出入
り、銀行取引きまたはライセンスを要する活動等を可能
にするものが挙げられる。このような書類にとって安全
性は重要であり、このような書類の重要な安全性特性
は、他の個人的な各種データと共に同一層中にプリント
された連続トーンのカラー写真を使用することにある。
これらのタイプの書類は、不法目的のために改ざんされ
やすく、そしてそれら書類に含まれる証明用データおよ
び/または画像を変えようとする試みは極めてよく起こ
ることである。
【0004】
【従来の技術】米国特許第5,211,424号は、貼
付用ホルダーを用いるパスポート書類作成方法に関す
る。この特許では、熱活性化可能接着剤を用いて写真を
貼付用ホルダー内にパスポートの一部として貼付する。
米国特許第5,589,435号は、感熱画像層を画像
転写シートから基材へ転写する方法に関する。画像受容
層をその基材と向い合せに配置し、その後リリースベー
スシートを画像転写シートから引き剥がす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法には、得られた画像を厚い積層物中にパスポートの一
部として貼付するか、または、それでもなお剥離しやす
いかもしくは他のやり方でその画像が離脱し変化するこ
とがありうるという課題がある。基材から容易に離脱し
ない画像を形成し、そして適切な受容体に確実にラミネ
ートされた極薄層構成の画像を得る方法を提供すること
が本発明の目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】改ざんすることができ
ず、正しく読み取ることができる(right−rea
ding;正しい向きで読み取ることができる)画像を
含む証明用書類を作成する方法であって、 a)色素供与体素子を、中間色素受容素子と向い合せに
接触した状態で像様加熱し、そして原画像のものとは反
転の向きに画像を転写し、この際前記中間色素受容素子
は基材に弱く結合した透明な色素受容層を含み、 b)熱および/または圧力を加えて、引き剥し可能な支
持体上に含まれている熱−活性化可能接着剤層を最終受
容素子支持体にラミネートし; c)前記引き剥し可能な支持体を取り除いて、前記の熱
−活性化可能接着剤層を前記の最終受容素子支持体上に
残し; d)反転の向きの画像を含む前記色素受容層を有する前
記中間色素受容素子を、前記最終受容素子支持体上の前
記の熱−活性化可能接着剤層と、向い合せに接触した状
態に配置して、アセンブリッジを形成し; e)前記接着剤を活性化するのに十分な熱および/また
は圧力を前記アセンブリッジにかけ;次いで f)前記中間色素受容素子の前記弱結合支持体を取り除
いて、前記最終受容素子支持体に接着剤で結合した、正
しく読み取ることができる画像を有する前記証明用書類
を得る、ことを含んでなる方法に関する本発明により、
前記目的および他の目的は達成される。
【0007】本発明の好ましい実施態様においては、薄
い保護層を、工程f)の後に、正確に読み取ることがで
きる画像の表面上に施してもよい。本発明の別の実施態
様において、細い線、画像等の安全保証用パターン(s
ecurity pattern)を、色素画像受容層
または保護オーバーコート層の一部としてプリントする
こともできる。保護層には、安全保証装置、例えばレー
ザー写真画像(holographic image)
を含めてもよい。
【0008】中間受容体用に用いることができる透明な
色素受容層ポリマーとしては、ポリカーボネート、ポリ
ウレタン、ポリエステル、ポリ(塩化ビニル)、ポリ
(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリカプロラク
トンもしくは他の任意の受容体ポリマーまたはそれらの
混合物が挙げられる。好ましい実施態様において、色素
画像受容層は、ポリカーボネートを含む。好ましいポリ
カーボネートとしては、数平均分子量が少くとも約2
5,000のビスフェノール−A−ポリカーボネートが
挙げられる。このようなポリカーボネートの例として
は、GeneralElectric LEXAN(登
録商標)ポリカーボネート樹脂、BayerAG MA
CROLON5700(登録商標)および米国特許第
4,927,803号に開示されているポリカーボネー
トが挙げられる。
【0009】中間受容体に用いられる色素画像受容層
は、その意図する目的にとって有効である任意の量、存
在することができる。一般に、良好な結果は、1〜10
g/m 2 、好ましくは2〜5g/m2 の受容層乾燥塗布
量で得られている。このような層は、1〜10μmの厚
さを有するであろう。中間受容体用支持体は、例えば、
透明または反射性のものであってよく、ポリマー、合成
紙もしくはセルロース紙の支持体、またはそれらの積層
体であってよい。透明支持体の例としては、ポリ(エー
テルスルホン)、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリ
イミド、セルロースエステル、例えば、セルロースアセ
テート、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセタール)お
よびポリ(エチレンテレフタレート)のフィルムが挙げ
られる。支持体は任意の厚さで用いることができるが、
通常は10μm〜1000μmである。
【0010】最終受容素子は、一般に合成紙もしくはセ
ルロース紙の支持体は、またはそれらの積層体である。
本発明方法において、中間受容体が用いられるが、その
色素画像受容層は支持体に弱く接着している。受容層
は、プリント工程を行うのに十分な接着性を有し、しか
も最終工程では容易に剥すことができるものである必要
がある。このことは、例えば、下塗り層材料、例えば、
不完全加水分解シランカプリング剤、または弱結合を付
与する他の材料を用いることにより達成できる。
【0011】本発明の熱活性化可能接着剤としては、ポ
リマー樹脂から広範囲に選択することができ、例えば、
ポリエステル、ポリエステルコポリマー、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリオレフィン、例えば、エチレンビニ
ルアセテートコポリマーおよびエチレンアクリル酸ポリ
マー、ホットメルト材料等が挙げられる。有用な熱活性
化可能接着剤は、米国特許第4,713,365号およ
び米国再発行特許第35,211号にも示されている。
【0012】熱活性化可能接着剤は、リリースライナ
ー、例えば、ワックス様物質、ポリオレフィン塗膜等を
用いることにより、引き剥し可能な支持体上に塗布し、
そしてその支持体から容易に離脱させることができる。
このような材料は、HG Stablerite IIと
してAvery Dennison Co.,Pain
esville Ohioから;42# Easy R
elease Linerまたは42# Tight
Release LinerとしてDunsirn I
ndustries, Neenah, Wiscon
sinから市販されている。
【0013】証明用書類を作成するために本発明方法で
用いられる色素供与体素子は、従来その上に色素含有層
を有する支持体を含む。熱作用により色素受容層に転写
可能ならば、任意の色素を色素供与体素子に用いること
ができる。特に良好な結果は、昇華性色素を用いた場合
に得られている。本発明に使用可能な色素供与体素子
は、例えば米国特許第4,916,112号、第4,9
27,803号および第5,023,228号に記載さ
れている。
【0014】前記のように、色素供与体素子を用いて色
素転写画像を形成する。このような方法には、色素供与
体素子を像様加熱し、そして色素画像を前記方法を用い
て色素受容層へ転写して色素転写画像を形成する工程が
含まれる。本発明方法に用いられる色素供与体素子は、
シート状または連続ロールもしくはリボン状で用いるこ
とができる。
【0015】本発明の好ましい実施態様においては、シ
アン色素、マゼンタ色素およびイエロー色素の連続反復
領域を塗布したポリ(エチレンテレフタレート)支持体
を含む色素供与体素子が用いられ、前記工程を各色につ
いて逐次実施して3色の色素転写画像を得る。別の好ま
しい実施態様においては、米国特許第5,387,57
3号に記載されているように、透明な保護層を前記の3
色形成の後に施す。
【0016】色素を、本発明の色素供与体素子からID
カード受容素子へ転写するのに用いることができる感熱
プリントヘッドは市販されている。あるいは、感熱色素
転写用の他の公知のエネルギー源、例えば、英国特許第
2,083,726A号に記載されているようなレーザ
ーを用いてもよい。最終工程後、必要に応じて、透明な
保護層を画像受容層表面上に形成することができる。透
明な保護層は、熱および圧力をかけてラミネーターを用
いて素子に施すことができる。用いられる保護層材料
は、透明な熱可塑ポリマーであり、その正確な組成は、
色素画像受容体層への接着力および所望の特定の保護性
を付与する能力により定められる。保護層は画像を損う
こと、また画像の熱安定性および光安定性に影響を与え
るものであってはならない。このような層は他の材料、
例えば、紫外線吸収剤を包含することもできる。
【0017】以下の実施例により、本発明をさらに具体
的に説明する。
【0018】
【実施例】不完全加水分解下塗り層を有する感熱色素転写受容素子
の製造 本例の感熱色素転写受容素子は以下の機能層からなる: (1)マイクロボイド化(microvoided)受
容支持体 (2)不完全に加水分解された下塗り層 (3)色素受容層 (4)受容体オーバーコート/トップコート 溶液調製および色素受容素子の塗布操作についての詳細
は以下のとおりである:マイクロボイド化受容支持体試
料を以下のように調製した。市販のパッケージフィルム
(OPPalyte350K18(登録商標)およびB
ICOR70MLT(登録商標)(Mobil Chem
ical Co.製)を以下の紙素材にラミネートし
た。OPPalyte350K18(登録商標)は、マ
イクロボイド化された配向ポリプロピレンコア(全フィ
ルム厚さの約73%)と、その各面上に配備された二酸
化チタン顔料を用いた非マイクロボイド化の配向ポリプ
ロピレン層からなる複合フィルム(36μm厚さ)(d=
0.62)であって、ボイド開始材料がポリ(ブチレン
テレフタレート)であるものである。BICOR70M
LT(登録商標)は、配向ポリプロピレンフィルム(1
8μm厚さ)である。この積層体調製についての詳細が
記載されている米国特許第5,244,861号を参考
にすることができる。
【0019】パッケージフィルムは各種方法により(押
出し、圧縮または他の手段により)紙支持体にラミネー
トすることができる。本発明では、それらは紙素材支持
体の前面上に顔料化ポリオレフィンを、そして紙素材支
持体の裏面上に透明なポリオレフィンを以下のように押
出しによりラミネートした。OPPalyte350K
18(登録商標)フィルムは前面上に、そして70ML
Tフィルムは裏面上にラミネートした。顔料化ポリオレ
フィン(12g/m2 )はアナターゼ二酸化チタン(1
2.5重量%)およびベンゾオキサゾール光学増白剤
(0.05重量%)を含有した。透明なポリオレフィン
は高密度ポリエチレン(12g/m2 )であった。
【0020】前記の紙素材は、137μm厚さであり、
Pontiac Maple51(0.5μm厚さ重量
平均繊維長(length weighted ave
rage fiber length)の漂白メープル
硬木クラフト;Consobidated Ponti
ac,Inc.製)およびアルファ硬木サルファイト
(0.69μm平均繊維長の漂白赤はんのき硬木サルフ
ァイト;Weyerhauser Paper Co.
製)の1:1ブレンドから製造した。
【0021】下塗り層塗布溶液は、Prosil 22
1(登録商標)3−アミノプロピルトリエトキシシラン
(PCR Inc.)を、Prosil 2210(登
録商標)、疎水性末端エポキシ含有オルガノ−オキシシ
ラン(PCR Inc.)と1:1の重量比でエタノー
ル−メタノール溶媒混合物中で混合することにより調製
した。得られた試験溶液は約1%のシラン成分と99%
の無水3Aアルコールを含有した。試験溶液は6時間以
内に前記の受容体支持体上に塗布した。塗布に先立ち、
支持体を約450ジュール/m2 のコロナ放電処理に付
した。
【0022】下塗り層試験試料を、Makrolon
KL3−1013(登録商標)ポリエーテル−改質ビス
フェノール−Aポリカーボネートブロックコポリマー
(BayerAG)(1.742g/m2 )、Lexan
141−112(登録商標)ビスフェノール−Aポリカ
ーボネート(General Electric C
o.)(1.426g/m2 )、Fluorad FC−
431(登録商標)過フッ素化アルキルスルホンアミド
アルキルエステル界面活性剤(3M Co.)(0.01
1g/m2 )およびDrapex429(登録商標)ポ
リエステル可塑剤(Wilco Corp.)(0.26
4g/m2 )およびジフェニルフタレート(0.528
g/m2 )を含有する色素受容層を、塩化メチレンを用
いてオーバーコーティングした。
【0023】色素受容層を次に、塩化メチレンとトリク
ロロエチレンの混合溶媒、ビスフェノールA(50モル
%)、ジエチレングリコール(49モル%)およびポリ
ジメチルシロキサン(1モル%)(2,500MW)ブロ
ック単位のポリカーボネートランダムターポリマー
(0.550g/m2 );50モル%ジエチレングコー
ルで改質したビスフェノールAポリカーボネート(2,
000MW)(0.11g/m2 );Fluorad F
C−431(登録商標)(0.022g/m2 );および
DC−510(登録商標)界面活性剤(Dow Cor
ning Corp.)(0.003g/m2 )を用いて
オーバーコーティングした。証明用書類の反転(または鏡様)感熱色素転写画像プリ
ントの製造 前記のように調製した多層色素受容素子を、次に感熱色
素転写プリントに付した。正規のパスポートサイズに合
せた、個人データを含むデジタル反転個別画像を、Ko
dak XLS8650(登録商標)感熱プリンター
で、市販のKodak EKTATHERM(登録商
標)XLS Extralife供与体リボンを用いて
プリントした。このリボンは、イエロー、マゼンタおよ
びシアンの色素層の反復パッチおよび透明な保護層を有
した。反転画像を形成し、そして前記の色素受容層およ
び受容体オーバーコート/トップコート内に含ませた。リリースライナーを有する熱−活性化可能フィルム接着
剤の製造 熱−活性化可能フィルム接着剤を、塩化メチレンに結晶
性ポリエステルBostik 7962(登録商標)(B
ostik Co.)を先ず第一に溶解することにより
調製した。約9.1重量%Bostik 7962(登
録商標)を含有する溶液を、次にリリースライナー、H
G Stablerite II(Avery Denn
ison Co.Painesville Ohio)
上にドクターブレードにより塗布した。フィルム接着剤
の最終乾燥塗布量は約1.65g/m2 であった。アセンブリ形成操作 工程1:パスポート用紙素材試料を、前記のリリースラ
イナーを有する熱活性化可能フィルム接着剤に対して、
その接着面がそのパスポート紙素材に向い合うように配
置した。次にこのアセンブリッジを蝶形紙ベースキャリ
ア内に、そのリリース塗布面がアセンブリッジに直接接
触する状態に配置した。前記アセンブリッジを担持する
キャリアを次に8.9cm/秒のリニアスピードで、16
3℃の設定温度のDatacode Systems
Laminator(登録商標)(Model−Pouc
h4″)の中を通過させた。その後アセンブリッジをキ
ャリアから取り出した。熱活性化可能接着剤は、前記材
料を前記温度およびスピードでラミネーター中を通過さ
せた後は、この試料パスポート紙素材に堅固に固着し
た。リリース紙支持体は接着剤から容易に分離した。 工程2:工程1で調製した熱活性化可能フィルム接着剤
を有する試料パスポート紙素材を、反転感熱色素転写画
像プリントに対して、そのフィルム接着剤がその反転画
像面に向い合うように配置した。その後このアセンブリ
ッジをそのリリースコーティング面がアセンブリッジに
直接接触する状態で蝶形紙ベースキャリア内に配置し
た。アセンブリッジを担持するキャリアを次に8.9cm
/秒のリニアスピードで、163℃の設定温度のDat
acode Systems Laminator(登
録商標)(Model−Pouch 4″)中を通過させ
た。その後アセンブリッジをキャリアから取り出した。
ラミネーター処理を施した後、反転感熱色素転写画像は
フィルム接着剤に強固に接着した。マイクロボイド化受
容支持体はその際、弱く結合した下塗り層の故に、画像
含有層、すなわち、色素受容層および受容体オーバーコ
ート/トップコートから容易に分離した。マイクロボイ
ド化受容支持体を取りはずすと、改ざんすることができ
ない、薄い、正しく読みとることができる感熱色素転写
パスポート画像が得られた。 工程3:場合によって施す、保証パターン付き透明保護
フィルムを、工程2において調製した試料パスポートペ
ージの画像面上にラミネートしてさらなる保護および改
ざん防止性を付与した。
【0024】
【発明の効果】本発明を用いることにより、対象物の鏡
様もしくは反転の画像を担持する、極薄(1〜10μ
m)の透明色素受容層を処理中に反転させて、最終受容
体上に正しい向きで読み取ることができる画像とするこ
とができる。熱活性化可能接着剤は、画像化された受容
層を最終支持体に固着させるのに用いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テ−ミン カン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14618, ローチェスター,メイウッド サークル5

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改ざんすることができず、正しく読み取
    ることができる画像を含む証明用書類を作成する方法で
    あって、 a)色素供与体素子を、中間色素受容素子と向い合せに
    接触した状態で像様加熱し、そして原画像のものとは反
    転の向きに画像を転写し、この際前記中間色素受容素子
    は基材に弱く結合した透明な色素受容層を含み、 b)熱および/または圧力を加えて、引き剥し可能な支
    持体上に含まれている熱−活性化可能接着剤層を最終受
    容素子支持体にラミネートし; c)前記引き剥し可能な支持体を取り除いて、前記の熱
    −活性化可能接着剤層を前記の最終受容素子支持体上に
    残し; d)反転の向きの画像を含む前記色素受容層を有する前
    記中間色素受容素子を、前記最終受容素子支持体上の前
    記の熱−活性化可能接着剤層と、向い合せに接触した状
    態に配置して、アセンブリッジを形成し; e)前記接着剤を活性化するのに十分な熱および/また
    は圧力を前記アセンブリッジにかけ;次いで f)前記中間色素受容素子の前記弱結合支持体を取り除
    いて、前記最終受容素子支持体に接着剤で結合した、正
    しく読み取ることができる画像を有する前記証明用書類
    を得る、ことを含んでなる方法。
JP10066403A 1997-03-18 1998-03-17 証明用書類の作成方法 Pending JPH111072A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US82006597A 1997-03-18 1997-03-18
US08/820065 1997-03-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH111072A true JPH111072A (ja) 1999-01-06

Family

ID=25229796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10066403A Pending JPH111072A (ja) 1997-03-18 1998-03-17 証明用書類の作成方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0865932B1 (ja)
JP (1) JPH111072A (ja)
CN (1) CN1134348C (ja)
DE (1) DE69805892T2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276304A (ja) 2005-03-28 2006-10-12 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用画像転写シート、及び画像記録体、並びに画像記録体の作製方法
US7579130B2 (en) 2005-08-08 2009-08-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Image transfer sheet for electrophotography, method for manufacturing image recorded medium using the same, and image recorded medium

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5300398A (en) * 1991-08-23 1994-04-05 Eastman Kodak Company Intermediate receiver cushion layer
DE4327995C2 (de) * 1993-08-20 1995-12-21 Kurz Leonhard Fa Verfahren zur Aufbringung einer variierbaren Kennzeichnung auf ein Substrat
DE716633T1 (de) * 1993-09-03 1996-11-28 Rexham Graphics Inc Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren und aufzeichnungsmaterial

Also Published As

Publication number Publication date
CN1196302A (zh) 1998-10-21
EP0865932B1 (en) 2002-06-12
EP0865932A1 (en) 1998-09-23
DE69805892D1 (de) 2002-07-18
CN1134348C (zh) 2004-01-14
DE69805892T2 (de) 2003-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU691552B2 (en) Image-receiving element for thermal dye transfer method
JP3357046B2 (ja) ドキュメントを偽造から保護する透明オーバーレイ
US5688738A (en) Security card and method for making same
JPS63170084A (ja) 熱的染料転写により得られる安全性の高い身分証明カード
EP0444087B1 (en) Imaging plastics articles
JPS63170086A (ja) 接着剤を介してカバーシートを積層した熱的印刷要素
EP0919397B1 (en) Method for producing thermal dye transfer images on magnetic substrates
US5264410A (en) Security laminates
JP2002307845A (ja) 中間転写記録媒体及び画像形成方法
JPH111072A (ja) 証明用書類の作成方法
JPH07509670A (ja) 熱転写印刷受容体
US5723405A (en) Adhesive for laminating thermal dye transfer print
JP2003191656A (ja) 中間転写記録媒体およびカードの製造方法
CA2008253C (en) Imaging plastics materials
JP3271285B2 (ja) 染色物
JPH07266723A (ja) カード類の製造方法
JP3412403B2 (ja) 転写材およびそれを用いた転写形成体
JP2551217Y2 (ja) カード類
JPH07501496A (ja) 熱転写印刷用被転写体
JP2002192843A (ja) 記録媒体及びこれを用いた印刷物
JPH0531975U (ja) カード類
JPH04163550A (ja) 写真画像記録体
JPH03166988A (ja) 熱転写シート
JPH04286696A (ja) 保護層付きカードおよびその製造方法
JPH0531973U (ja) カード類