JPH11107214A - ハイブリッド橋梁 - Google Patents
ハイブリッド橋梁Info
- Publication number
- JPH11107214A JPH11107214A JP26579797A JP26579797A JPH11107214A JP H11107214 A JPH11107214 A JP H11107214A JP 26579797 A JP26579797 A JP 26579797A JP 26579797 A JP26579797 A JP 26579797A JP H11107214 A JPH11107214 A JP H11107214A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- girder
- rust
- shaped
- boxed
- underface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 材料コストが安価で、錆対策にすぐれた橋梁
を提供する。 【解決手段】 桁構造を、支承沓２で支持する部分を箱
桁構造とし、その他の中間桁をＩ桁構造とし、その下面
を化粧板４で構成したことを特徴とするハイブリッド橋
梁。
を提供する。 【解決手段】 桁構造を、支承沓２で支持する部分を箱
桁構造とし、その他の中間桁をＩ桁構造とし、その下面
を化粧板４で構成したことを特徴とするハイブリッド橋
梁。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンス性に
優れた橋梁に関する。
優れた橋梁に関する。
【０００２】
【従来の技術】架設された橋梁を長期間使用するために
は、各種のメンテナンスが必要である。近年、橋梁のメ
ンテナンスコストを最小とするか、メンテナンスの行い
易い橋梁を提供する要請があり、構造材の材質面、構造
面から種々の検討がなされている。
は、各種のメンテナンスが必要である。近年、橋梁のメ
ンテナンスコストを最小とするか、メンテナンスの行い
易い橋梁を提供する要請があり、構造材の材質面、構造
面から種々の検討がなされている。
【０００３】鋼製橋梁においては、橋梁の長寿命化に対
し、最大のネックは、鉄錆であり、この防錆対策が重要
な課題である。
し、最大のネックは、鉄錆であり、この防錆対策が重要
な課題である。
【０００４】この防錆対策として一般的に塗料塗布によ
る方法があり、また、材質面からの防錆対策として耐候
性鋼材を橋梁の構成部材として使用し、耐候性鋼材が生
成する安定錆により、腐食の進行を防止する方法があ
る。
る方法があり、また、材質面からの防錆対策として耐候
性鋼材を橋梁の構成部材として使用し、耐候性鋼材が生
成する安定錆により、腐食の進行を防止する方法があ
る。
【０００５】また、橋梁の桁は、径間にわたり断面構造
が同一構造であり、同一の材質で形成されている。
が同一構造であり、同一の材質で形成されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗料塗
布による方法は、数年ピッチの作業とは言え、再塗装が
必要となる。これは、国土全体の橋梁の架設数量を勘案
するとコスト的に問題がある。
布による方法は、数年ピッチの作業とは言え、再塗装が
必要となる。これは、国土全体の橋梁の架設数量を勘案
するとコスト的に問題がある。
【０００７】また、耐候性鋼材も近年、盛んに使用され
ており、塗料塗布に比べメンテナンスコストは安価であ
るが、耐候性鋼材の錆発生のメカニズムから、安定した
錆を発生させるためには、適度の水分の繰り返しが必要
であり、雨量の少ない環境では錆生成上の検討課題があ
る。
ており、塗料塗布に比べメンテナンスコストは安価であ
るが、耐候性鋼材の錆発生のメカニズムから、安定した
錆を発生させるためには、適度の水分の繰り返しが必要
であり、雨量の少ない環境では錆生成上の検討課題があ
る。
【０００８】鉄錆が促進される要因として塩分があり、
特に、海岸近傍に架設された橋梁は、山間部の橋梁よ
り、錆が促進されることが報告されている。
特に、海岸近傍に架設された橋梁は、山間部の橋梁よ
り、錆が促進されることが報告されている。
【０００９】特に、前述の橋梁桁においては、支承沓で
支持される部分は、剛性が要求され、疲労強度が要求さ
れる。また、支承沓で支持される桁端部は、径間方向に
キャンバが形成され、雨水等の水流の最下点となり、腐
食が激しい問題がある。
支持される部分は、剛性が要求され、疲労強度が要求さ
れる。また、支承沓で支持される桁端部は、径間方向に
キャンバが形成され、雨水等の水流の最下点となり、腐
食が激しい問題がある。
【００１０】本発明は、桁構造を改良し、メンテナンス
が最小で済む橋梁を提供することを目的とする。
が最小で済む橋梁を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前述の課題は、桁構造
を、支承沓で支持する部分を箱桁構造とし、その他の中
間桁部分をＩ桁構造とし、該Ｉ桁の下面板が化粧板で構
成されていることを特徴とするハイブリッド橋梁により
解決される。
を、支承沓で支持する部分を箱桁構造とし、その他の中
間桁部分をＩ桁構造とし、該Ｉ桁の下面板が化粧板で構
成されていることを特徴とするハイブリッド橋梁により
解決される。
【００１２】前記の手段によれば、支承沓で支持される
桁構造は、箱桁であるから剛性、疲労強度が十分保たれ
るとともに、内部を風雨の巻き込みによる塩害から保護
することができる。
桁構造は、箱桁であるから剛性、疲労強度が十分保たれ
るとともに、内部を風雨の巻き込みによる塩害から保護
することができる。
【００１３】また、中間桁部は、Ｉ桁構造とし、下面板
を化粧板とすることにより密閉構造がはかられ、風雨お
よび塩害から保護することが可能であり、化粧板とする
ことにより材料面の節減を図ることが可能となる。
を化粧板とすることにより密閉構造がはかられ、風雨お
よび塩害から保護することが可能であり、化粧板とする
ことにより材料面の節減を図ることが可能となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１は、本発明にかかる複合構造
橋梁（以下、ハイブリッド橋梁という。）の概要を示す
側面図で、１は橋梁の桁で、２は該桁１を支承する支承
沓である。３は支承沓２の桁１を箱桁とした部分であ
り、４は桁１の下面材を構成する化粧板である。
橋梁（以下、ハイブリッド橋梁という。）の概要を示す
側面図で、１は橋梁の桁で、２は該桁１を支承する支承
沓である。３は支承沓２の桁１を箱桁とした部分であ
り、４は桁１の下面材を構成する化粧板である。
【００１５】箱桁部分３は、剛性、疲労強度が要求され
るので、鋼製の箱桁構造からなる密閉構造とし、内部へ
の雨水等の侵入を完全に防止し、錆の発生を抑制する。
るので、鋼製の箱桁構造からなる密閉構造とし、内部へ
の雨水等の侵入を完全に防止し、錆の発生を抑制する。
【００１６】また、下面材を化粧板４とする桁１の部分
は、Ｉ桁構造とし、その下面を化粧板４により密閉構造
とし、雨水の侵入を防止し、錆の発生を抑制する。
は、Ｉ桁構造とし、その下面を化粧板４により密閉構造
とし、雨水の侵入を防止し、錆の発生を抑制する。
【００１７】図２は、図１のＡ−Ａ断面図で、１は橋梁
の桁で、３は、鋼製のウェブ１ａとフランジ１ｂで構成
された密閉構造の箱桁である。
の桁で、３は、鋼製のウェブ１ａとフランジ１ｂで構成
された密閉構造の箱桁である。
【００１８】図３は、図１のＢ−Ｂ断面図で、橋梁の桁
１の中間部を示し、１ｃは前記箱桁３と連続するＩ桁
で、その下面を強度部材を構成しない化粧板４で密閉構
造として囲ったものである。
１の中間部を示し、１ｃは前記箱桁３と連続するＩ桁
で、その下面を強度部材を構成しない化粧板４で密閉構
造として囲ったものである。
【００１９】化粧板４は、薄鋼板でもよいが、強化合成
樹脂等の材料を用いることにより表面の発錆が防止され
る。
樹脂等の材料を用いることにより表面の発錆が防止され
る。
【００２０】本発明にかかるハイブリッド橋梁は、以上
の構造とすることにより、桁として強度が要求される支
承沓２部分は、鋼製の密閉構造の箱桁構造としたので、
剛性、疲労強度は従来の橋梁の桁強度が保たれ、また、
中間部はＩ桁構造とし下面材に化粧板を用いることによ
り、錆の発錆および材料コスト、製作コストを大幅に低
減することができる。
の構造とすることにより、桁として強度が要求される支
承沓２部分は、鋼製の密閉構造の箱桁構造としたので、
剛性、疲労強度は従来の橋梁の桁強度が保たれ、また、
中間部はＩ桁構造とし下面材に化粧板を用いることによ
り、錆の発錆および材料コスト、製作コストを大幅に低
減することができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、以上のとおりであり、箱桁構
造とＩ桁構造の組み合せとし、Ｉ桁の下面に化粧板を用
いて、桁をハイブリットとすることにより、錆の発生を
防止し、安価な橋梁を実現することが可能となった。
造とＩ桁構造の組み合せとし、Ｉ桁の下面に化粧板を用
いて、桁をハイブリットとすることにより、錆の発生を
防止し、安価な橋梁を実現することが可能となった。
【図１】本発明のハイブリット橋梁の概略の側面図であ
る。
る。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ断面図である。 １橋梁の桁 １ａウェブ １ｂフランジ １ｃＩ桁 ２ 支承沓 ３箱桁 化粧板
Claims (1)
- 【請求項１】桁構造を、支承沓で支持する部分を箱桁構
造とし、その他の中間桁部分をＩ桁構造とし、該Ｉ桁の
下面板が化粧板で構成されていることを特徴とするハイ
ブリッド橋梁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26579797A JPH11107214A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | ハイブリッド橋梁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26579797A JPH11107214A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | ハイブリッド橋梁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11107214A true JPH11107214A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17422180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26579797A Pending JPH11107214A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | ハイブリッド橋梁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11107214A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009142369A1 (en) * | 2008-05-20 | 2009-11-26 | Woo Kyoung Construction Co., Ltd. | Hybrid steel composite girder construction method |
| CN102220739A (zh) * | 2011-04-01 | 2011-10-19 | 河南省交通规划勘察设计院有限责任公司 | 一种波形钢腹板预应力混凝土连续箱梁及施工方法 |
| CN102691257A (zh) * | 2012-06-25 | 2012-09-26 | 河南省交通规划勘察设计院有限责任公司 | 一种波形钢腹板先张法预应力混凝土连续箱梁及施工方法 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26579797A patent/JPH11107214A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009142369A1 (en) * | 2008-05-20 | 2009-11-26 | Woo Kyoung Construction Co., Ltd. | Hybrid steel composite girder construction method |
| CN102220739A (zh) * | 2011-04-01 | 2011-10-19 | 河南省交通规划勘察设计院有限责任公司 | 一种波形钢腹板预应力混凝土连续箱梁及施工方法 |
| CN102691257A (zh) * | 2012-06-25 | 2012-09-26 | 河南省交通规划勘察设计院有限责任公司 | 一种波形钢腹板先张法预应力混凝土连续箱梁及施工方法 |
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