JPH11105995A - ノズルユニット - Google Patents

ノズルユニット

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Publication number
JPH11105995A
JPH11105995A JP27402397A JP27402397A JPH11105995A JP H11105995 A JPH11105995 A JP H11105995A JP 27402397 A JP27402397 A JP 27402397A JP 27402397 A JP27402397 A JP 27402397A JP H11105995 A JPH11105995 A JP H11105995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle member
nozzle
liquid
liquid level
torque converter
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27402397A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Inukai
富士夫 犬飼
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP27402397A priority Critical patent/JPH11105995A/ja
Publication of JPH11105995A publication Critical patent/JPH11105995A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクコンバータにオートマチックトランス
ミッションフルードを供給すると同時に、油面のレベル
チェックも行なうことのできるノズルユニットを提供す
る。 【解決手段】 トルクコンバータに取り付けられたフィ
ラチューブの内空部に挿入可能の筒状のノズル部材1を
形成し、このノズル部材1の外周面を肉取りしてセンサ
収容部5を設けると共に、ノズル部材1のセンサ収容部
5に液面センサを収容して保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクコンバータ
にオートマチックトランスミッションフルードを供給し
つつ、同時にその液面レベルを検知することのできるノ
ズルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等に装備されるトルクコンバータ
の内部には、動力伝達のための作動流体、変速機・歯車
・軸受等の潤滑、油圧制御装置の油圧伝達等の目的でオ
ートマチックトランスミッションフルード(以下、AT
F油と称する)が供給される。
【0003】このATF油は、図4に示すように、トル
クコンバータ(B)の組立工程の最終段階で内部に供給
される。具体的には、フィラチューブ(11:車載状態で
トランスミッションへオイルを供給するためのチュー
ブ)の取付け前に、フィラチューブの取付け部(13)に
ATF油供給用のノズルを差し込み、所定量のATF油
を供給したところで取付け部(13)からノズルを抜き取
る。その後、取付け口に液面センサ(14)を差し込んで
液面(油面)レベルのチェックを行ない、センサ(14)
の抜き取り後、取付け部(13)にフィラチューブ(11)
を取り付けてトルクコンバータ(B)の組立が完了す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
ATF油の供給と、液面レベルのチェックを別工程で行
なっているため、サイクルタイムが長くなる。油供給と
レベルチェックを同時に行なうためには、トルクコンバ
ータの下部に新たな穴を設ける必要があるが、これでは
油の供給後に当該穴を塞ぐ工程が別途必要になる等、却
って作業性が悪化する。
【0005】そこで、本発明は、新たな穴を設けること
なく、ATF油の供給と液面のレベルチェックを同時に
なし得るノズルユニットの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明にかかるノズルユニットは、トルクコンバータの
内部にオートマチックトランスミッションフルードを供
給するためのものであって、トルクコンバータに取り付
けられたチューブ部材の内空部に挿入可能の筒状をなす
ノズル部材と、ノズル部材の外周面を肉取りして設けら
れたセンサ収容部と、ノズル部材のセンサ収容部に収容
保持された液面センサとを具備するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図3に基いて説明する。
【0008】図1に示すように、本発明にかかるノズル
ユニット(A)は、筒状のノズル部材(1)と、ノズル
部材(1)の外周部に保持された一対の液面センサ
(2)とで構成される。
【0009】図1および図2に示すように、ノズル部材
(1)は、断面楕円形の貫通穴(3)を有する略円筒状
をなし、その外周面の180°対向位置には、断面矩形
型に肉取りしたセンサ収容部(5)が形成されている。
ノズル部材(1)の先端部(図1の下端)外周面には、
ノズル部材(1)の先端面とセンサ収容部(5)とを連
通する断面円弧状の連通溝(6)が180°対向位置に
形成される。また、ノズル部材(1)のセンサ収容部
(5)よりも基部側(他所よりも厚肉に形成される)に
は、ノズル部材(1)の基端面とセンサ収容部(5)と
に開口する保持穴(7)が180°対向位置に貫通形成
され、この保持穴(7)にそれぞれ液面センサ(2)が
挿入固定されている。この時、液面センサ(2)は、両
者間の間隔が先端側ほど広がるようにハの字型に配置さ
れ、その先端部はノズル部材(1)の最大外径(D)よ
りも内径側に位置している。液面センサ(2)の種類は
特に問わないが、図面では、一対のセンサ(2)間での
導通の有無により所定の液面レベルに達したか否かを検
知するセンサを例示している。ノズル部材(1)の先端
外周部には、環状のテーパ面(9)が形成され、このテ
ーパ面(9)に上記連通溝(6)の一端が開口してい
る。以上のノズル部材(1)は、その最大外径(D)が
図3に示すフィラチューブ(11:チューブ部材)の内径
よりも小さくなるように形成される。
【0010】このノズルユニット(A)は、従来とは異
なり、図3に示すように、フィラチューブ(11)をトル
クコンバータ(B)に取付けた状態で使用される。すな
わち、基端部にATF油の供給用チューブ(12)を接続
した状態で、フィラチューブ(11)の一端部よりその内
空部に挿入され、フィラチューブ(11)の取付け部(1
3)を通過して規定検出位置まで降ろされる。この時、
規定検出位置でのトルクコンバータ(B)側の壁面をノ
ズルユニット(A)先端のテーパ面(9)に対応するテ
ーパ面状に形成しておけば、両テーパ面の面接触によ
り、ノズルユニット(A)を安定して規定検出位置に保
持することができる。次いで、供給用チューブ(12)に
ATF油を供給し、このATF油をノズル部材(1)を
介してトルクコンバータ(B)の内部に供給する。トル
クコンバータ(B)内の液面(油面)が上昇してノズル
ユニット(A)に達すると、ATF油は、連通溝(6)
を通ってセンサ収容部(5)を満たし、これを液面セン
サ(2)が検知することによって所定の液面レベルに達
したことが検出される。検出後は、ノズルニット(A)
を抜き取り、トルクコンバータ(B)を次工程に搬送す
る。
【0011】このように、本発明にかかるノズルユニッ
ト(A)は、ノズル部材(1)と液面センサ(2)とを
併せ持つ構造であるから、トルクコンバータ(B)に特
に新しい穴を設けることなく、ATF油の供給と液面の
レベルチェックとを同時に行なうことができる。
【0012】また、ノズル部材(1)の外周面を肉取り
してセンサ収容部(5)を設けることとし、センサ収容
部(5)に大きな容積を確保しているので、ノズル部材
(1)の外周面とトルクコンバータ(B)側の壁面との
間の隙間が狭い場合にも、毛細管力等に影響されること
なく精密に液面レベルを検出することができる。
【0013】従来では、液面検出に際して、細長い液面
センサ(2)を単体で降下させているので、湾曲したフ
ィラチューブ(11)に液面センサ(2)を挿入すると、
途中で引っ掛かりを生じて規定検出位置に到達させるこ
とが難しくなる。そのため、上述のように、フィラチュ
ーブ(11)の装着前に油供給および液面検出を行なう必
要があった。これに対し、本発明では、液面センサ
(2)をノズル部材(1)に組み込んで全体の重量を増
大させているので、フィラチューブ(11)が湾曲してい
る場合でも、途中で引っかかることなく、ノズルユニッ
ト(A)をその自重でスムーズに規定検出位置まで降下
させることができる。従って、フィラチューブ(11)を
装着した完成品の状態でも油供給および液面検出を行な
うことが可能であり、サイクルタイムのさらなる短縮化
を図ることができる。
【0014】なお、本発明にかかるノズルユニットは、
フィラチューブ(11)に限らず、トルクコンバータ内の
油溜り部に連通する他のチューブ部材を利用して油供給
および液面検出を行なう場合にも同様に適用可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】このように、本発明によれば、トルクコ
ンバータに特に新しい穴を設けなくてもATF油の供給
と同時に精度良く液面のレベルチェックを行なうことが
でき、サイクルタイムの短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるノズルユニットの断面図であ
る。
【図2】本発明にかかるノズルユニットの下面図であ
る。
【図3】トルクコンバータの正面図であって、上記ノズ
ルユニットを用いた油供給および液面レベルチェック工
程を示す図である。
【図4】トルクコンバータの正面図であって、従来の液
面レベルチェック工程を示す図である。
【符号の説明】
A ノズルユニット B トルクコンバータ 1 ノズル部材 2 液面センサ 5 ノズル収容部 6 連通溝 9 テーパ面 11 フィラチューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクコンバータの内部にオートマチッ
    クトランスミッションフルードを供給するためのノズル
    ユニットであって、トルクコンバータに取り付けられた
    チューブ部材の内空部に挿入可能の筒状をなすノズル部
    材と、ノズル部材の外周面を肉取りして設けられたセン
    サ収容部と、ノズル部材のセンサ収容部に収容保持され
    た液面センサとを具備するノズルユニット。
JP27402397A 1997-10-07 1997-10-07 ノズルユニット Withdrawn JPH11105995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27402397A JPH11105995A (ja) 1997-10-07 1997-10-07 ノズルユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27402397A JPH11105995A (ja) 1997-10-07 1997-10-07 ノズルユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11105995A true JPH11105995A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17535891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27402397A Withdrawn JPH11105995A (ja) 1997-10-07 1997-10-07 ノズルユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11105995A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200461512Y1 (ko) * 2009-12-15 2012-07-20 서영이앤티 주식회사 주온기의 주출 코크

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200461512Y1 (ko) * 2009-12-15 2012-07-20 서영이앤티 주식회사 주온기의 주출 코크

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Effective date: 20041207