JPH11105807A - 液面設定装置およびそれを用いた液体の充填装置 - Google Patents

液面設定装置およびそれを用いた液体の充填装置

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JPH11105807A
JPH11105807A JP28261697A JP28261697A JPH11105807A JP H11105807 A JPH11105807 A JP H11105807A JP 28261697 A JP28261697 A JP 28261697A JP 28261697 A JP28261697 A JP 28261697A JP H11105807 A JPH11105807 A JP H11105807A
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tank
liquid
liquid level
filling
setting device
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Ryozo Ariizumi
諒三 有泉
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Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液面の設定が任意かつ簡易に行える液面設定
装置、および充填量の調整が簡易に行え、液体の充填量
のバラツキが極めて少なく、確実な液体充填ができる液
体の充填装置を提供する。 【解決手段】 液体を貯留し、その上部空間が密閉可能
となるタンク本体を備える第1のタンクと、この第1の
タンクと連通管によって連結される第2のタンクとを有
し、前記第1のタンクは、タンク本体に貯留された液体
中に一方端が浸漬するとともに他方端がタンク本体の外
部に通じる筒体を備え、前記第2のタンクは、前記第1
のタンクのタンク本体に貯留された液体中に浸漬される
筒体の一方端の開口部位置と同一レベルの液面を形成
し、前記筒体は、前記第1のタンクのタンク本体に貯留
された液体中に浸漬される一方端の開口部位置が深さ方
向に移動可能なように、液面調整機構を備えてなるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液面設定装置および
それを用いた液体の充填装置に関し、特に、液面の設定
が任意かつ簡易に行える液面設定装置、および充填量の
調整ができ、液体の充填量のバラツキが極めて少なく、
確実な液体充填ができる液体の充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より液体の充填装置として、十分な
貯水容量のあるメインタンクと、被充填容器内へ液体を
充填するための充填管が備え付けられたサブタンクと
を、制御バルブを有する連通管を介して連結させた装置
が一般によく知られれている。
【0003】この装置においては、サブタンク側から被
充填容器内に液体を定量充填をするために、サブタンク
の液面レベルを基準にして、被充填容器内の液面レベル
を規制するいわゆるサイフォンの機構を採択しており、
サブタンクの液面レベルはできるだけ一定とすることが
必要となっている。しかしながら、サブタンク内に貯留
している液体は、次々へと供給されてくる被充填容器の
中へ充填管を介して連続的に充填されるために、サブタ
ンク内の液体は時間とともにどんどん減少する。従っ
て、サブタンクの液面近傍には、液面レベルをできるだ
け一定に保つための上下一対の液面センサーが取り付け
られており、サブタンク内の液体が減った場合には、メ
インタンクと連通する連通管に設けられた制御バルブを
開けて、所定量の液体がサブタンク内に補充されるよう
な制御機構が設けられている。
【0004】しかしながら、上記従来の装置において液
面レベルを一定に保つために用いられている上下一対の
液面センサーは、時として故障を起こして正常に機能し
ないことがあり、この場合には、定量充填という信頼性
は全く失われることになる。さらに、このような上下一
対の液面センサーを設置する仕様では、上下2箇所にセ
ンサーを一定の間隔を開けて設置する都合上、どうして
も制御される液面レベルが不安定となり(いわゆる『波
打ち』の現象を生じる)、充填量のばらつきが生じてし
まう傾向があった。
【0005】また、上記タイプとは異なり、サイフォン
の機構を用いることなくサブタンク側に定量吐出バルブ
を設置した液体の充填装置も知られているが、この装置
では、定量吐出バルブそのもの機構が大掛かり、かつ複
雑であり、装置コストの低減化が図れないという不都合
がある。
【0006】このような課題を解決するために本出願人
は、すでに、特願平8−286058号として簡易な構
造でありながら液体の充填量のバラツキが極めて少な
く、確実な液体充填ができる液体の充填装置を提案して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、本出願人
がすでに提案している液体の充填装置に関連する改良発
明であり、その目的は、液面の設定が任意かつ簡易に行
える液面設定装置、および充填量の調整が簡易に行え、
液体の充填量のバラツキが極めて少なく、確実な液体充
填ができる液体の充填装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、液体を貯留し、その上部空間が密閉可
能となるタンク本体を備える第1のタンクと、この第1
のタンクと連通管によって連結される第2のタンクと、
を有する液面設定装置であって、前記第1のタンクは、
タンク本体に貯留された液体中に一方端が浸漬するとと
もに他方端がタンク本体の外部に通じる筒体を備え、前
記第2のタンクは、前記第1のタンクのタンク本体に貯
留された液体中に浸漬される筒体の一方端の開口部位置
と同一レベルの液面を形成し、前記筒体は、前記第1の
タンクのタンク本体に貯留された液体中に浸漬される一
方端の開口部位置が深さ方向に移動可能なように、液面
調整機構を備えて構成される。
【0009】また、本発明の好ましい態様として、前記
液面調整機構は、前記筒体の側面に形成された螺子部の
回動により行われるように構成される。
【0010】また、本発明の好ましい態様として、前記
液面調整機構は、前記前記第1のタンクの側面から延出
するように取りつけられ、かつ液体中に浸漬する一方端
近傍にエルボ部を備える筒体を、回動にすることにより
行われるように構成される。
【0011】また、本発明の好ましい態様として、前記
液面調整機構は、深さ方向に摺動可能に取りつけられた
筒体の側面を押し螺子により固定することにより行われ
るように構成される。
【0012】また、前記第1のタンク内に設置される筒
体の内部の圧力と、前記第2のタンクの液面を加圧する
圧力とは同一に設定されて構成される。
【0013】また、前記第1のタンク内に設置される筒
体の内部の圧力と、前記第2のタンクの液面を加圧する
圧力とは共に大気圧であるように構成される。
【0014】また、前記第1のタンクには、液体供給管
が接続されて構成される。
【0015】本発明の液体の充填装置は、前記液面設定
装置の第2のタンクに、さらに液体を充填するための充
填管を形成してなるように構成される。
【0016】また、前記充填管は、充填用の容器の中に
挿入可能になっており、第2のタンクの液面と同一レベ
ルまで容器内に液体が充填されるように構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0018】図1には本発明の液面設定装置の好適な実
施の形態が示される。図1に示されるように液面設定装
置1は、連通管30によって連通された第1のタンク1
0と、第2のタンク20を備えている。
【0019】第1のタンク10は、液体3を貯留するこ
とができ、その上部空間4が密閉可能となるタンク本体
6と、このタンク本体6内に外部から挿入するように設
置された筒体9とを備えている。図示のごとく筒体9の
一方端9aは、タンク本体6に貯留された液体3中に浸
漬されるとともに開口部9bを備えており、この一方
で、筒体9の他方端9cは、タンク本体6の外部に通じ
るようになっている。本実施の形態において、筒体9
は、タンク本体6の蓋体6aから突出するように設置さ
れているが、蓋体6aと筒体9との接触面には、上部空
間4の気密性を保持できるようにシール部材13を介在
させることが好ましい。
【0020】本発明における前記筒体9は、第1のタン
ク10のタンク本体6に貯留された液体中に浸漬される
一方端の開口部9bの位置が深さ方向に任意に移動可能
なように、液面調整機構を備えて構成される。
【0021】図1に示される本実施の形態の場合、液面
調整機構は、筒体9の側面に形成された螺子部19を備
え、この螺子部19は、蓋体6a側に形成された螺子部
18と螺合されている。そして、筒体9を回動(螺子部
19を回動)させることによって、筒体9そのものを適
宜、上下移動させることができるようになっている。筒
体9を上下に移動させることにより、筒体9の開口部9
bの高さ方向の位置を変えることができ、これにより第
2のタンク20の液面の高さを簡易に調整することがで
きる。
【0022】また、上記の螺合方式に代わる他の液面調
整機構として、図1における筒体9を深さ方向に摺動可
能に取りつけ、所定の高さのところで筒体9の側面を押
し螺子により押し付けて固定するようにしてもよい。
【0023】前記第1のタンク10は、その内部を頻繁
に洗浄することがあり、そのため、蓋体6aの取り外し
以外に、蓋体6aと筒体9との接合部の周辺で筒体9を
単独に取り外しできる機構を設けることが好ましい。
【0024】また、図示の例では、筒体9は、蓋体6a
を通して挿入されているが、本発明の作用効果を維持で
きるかぎりにおいて、第1のタンク10の側面方向から
挿入して設置することもできる。その場合の具体的態様
が図2に示される。図2に示される液面調整機構は、第
1のタンク10の側面から筒体9が延出するように取り
つけられており、この筒体9は液体中に浸漬する一方端
9aの近傍にエルボ部14が形成されている。図3は、
図2のA−A矢視図を示したものであり、この図に示さ
れるようにエルボ部14を例えば角度θの範囲で回動に
することにより、筒体9の開口部9bの高さ方向の位置
を変えることができる。これにより第2のタンク20の
液面の高さを簡易に調整することができる。なお、図2
において、図1と同一の符号は実質的に同一な部材を示
している。
【0025】本発明における第1のタンク10には、開
閉バルブ45を介して液体供給管40が接続されてお
り、第1のタンク10内に常に所定の液体量が確保でき
るようになっている。また、液面センサ(図示していな
い)をタンク内の上下に2箇所設け、これらからの信号
に基づき開閉バルブ45の開閉を自動制御するようにし
てもよい。なお、第1のタンク10内の液面高さは、筒
体9の開口部9bの位置より常に高いことが必要であ
る。
【0026】このような第1のタンク10は、その底部
に連通管30の一端が固着されており、連通管30の他
端は、第2のタンク20の底部に固着され、第1のタン
ク10と第2のタンク20とは互いに連通するようにな
っている。連通管30の途中には開閉バルブ35が介在
される。
【0027】次に、上述してきた本発明の液面設定装置
1の操作および作用を図1に基づいて説明する。
【0028】第1のタンク10の筒体9の他方端9c
は、タンク本体6の外部に通じ、大気開放の状態となっ
ており、また、第2のタンク20の液面上も大気開放に
なっている。
【0029】まず、最初に連通管30の開閉バルブ35
を『閉』の状態にしておき、タンク本体6の蓋体6aを
開けて、あるいは液体供給管40から、タンク本体6内
に所定量の液体3を注入する。その後、蓋体6aを密閉
状に被着させるか、あるいは開閉弁45を閉じる。この
時、上部空間4は密閉状態になる。
【0030】次いで、連通管30の開閉バルブ35を開
けて、第1のタンク10と第2のタンク20とを連通さ
せる。すると、第1のタンク10に貯留されていた液体
の一部は第2のタンク20側に流れて行き、図1に示さ
れるように第2のタンク20の液面7が、第1のタンク
10に設置された筒体9の一方端の開口部9bの位置
と、同一レベルとなったところで第1のタンク10から
第2のタンク20への液体移動は停止する。筒体9の一
方端の開口部9bの高さ位置(図面の点線で示される位
置)においては、第1のタンク10および第2のタンク
20いずれも大気圧でバランスがとれている。
【0031】第2のタンク20の液面7を上昇させるよ
うに液面設定(液面調整)する場合、筒体9を回動させ
ながら筒体9を上昇させる。すると、第2のタンク20
の液面7は、筒体9の開口部9bの高さ位置に追従して
上昇するので、液面7は任意の高さに設定可能になる。
この一方で、第2のタンク20の液面7を下降させるよ
うに液面設定(液面調整)する場合、筒体9を逆方向に
回動させながら筒体9を下降させた後、第2のタンク2
0の液体21を排出すれば、液面7は設定後の筒体9の
開口部9bの高さ位置で停止する。
【0032】このように本発明の筒体9は、第1のタン
ク10のタンク本体6に貯留された液体中に浸漬される
一方端の開口部9b位置が深さ方向に移動できる機構を
備えているので、第2のタンク20の液面7高さが任意
に設定できる。
【0033】次に、このような液面設定装置を用いた本
発明の液体の充填装置2について、図4を参照しつつ説
明する。
【0034】図4には本発明の液体の充填装置の好適な
実施の形態が示される。図4に示されるように液体の充
填装置2は、連通管30によって連通された第1のタン
ク10と、第2のタンク20を備えており、第2のタン
ク20側から充填用の容器50(被充填容器50)内に
液体が定量充填されるようになっている。液体の充填装
置2は前述した液面設定装置1の主要部を全部備えてお
り、図4において、図1と同一の符号は実質的に同一な
部材を示しているので重複する部分の説明は省略する。
【0035】図4において、第2のタンク20は、第2
のタンク20内の液体21を充填用の容器50(被充填
容器50)に送り込み充填するための充填管25を備
え、通常、この充填管25の注ぎ口近傍には図示のごと
く開閉バルブ28が形成されている。充填管25は、充
填用の容器50の中に挿入可能になっており、第2のタ
ンクの液面7と同一レベルまで容器50内に液体が充填
される本発明においては、筒体9を上下に移動させるこ
とにより、筒体9の開口部9bの高さ方向の位置を変え
ることができ、これにより第2のタンク20の液面の高
さ、ひいては充填用の容器50(被充填容器50)の充
填液高さ(すなわち充填量)を調整することができる。
そのため、例えば、充填液高さの異なる多品種の切り替
え操作に即座に対応することができる。
【0036】本発明の液体の充填装置2において、筒体
9の一方端の開口部9bの高さ位置(図面の点線で示さ
れる位置)においては、第1のタンク10および第2の
タンク20いずれも大気圧でバランスがとれている。
【0037】従って、第2のタンク20内の液体が容器
50内の液体充填に使われて、わずかに水位が減少した
とすると、その減少した水頭相当分だけ連通管内での圧
力バランスが崩れ、この圧力バランスを回復させるため
に、新たに第1のタンク10から第2のタンク20へと
液体の移動が生じ、再び、第2のタンク20の液面が、
筒体9の開口部9bの位置と、同一レベルとなったとこ
ろで液体移動は停止し、平衡状態となる。
【0038】従って、このような本発明の構成によれ
ば、第2のタンク20は、第1のタンク10の液中に浸
漬されている筒体9の一方端の開口部9bの位置と同一
レベルの液面を常に形成することができる。そのため、
充填管25を用いて第2のタンク20内の液体21を充
填用の容器50(被充填容器50)に送り込んで充填す
る際に、サイフォンの原理を用いれば、充填用の容器5
0(被充填容器50)内に充填される液面レベルも第2
のタンク20のそれと同じになる。従って、本発明のご
とく第2のタンク20の液面レベルが一定状態を保たれ
る限りにおいて、容器50内の充填量も均一になる。な
お、容器50内への液体充填が完了した時点で、充填管
25に設置された開閉バルブ28は閉じられ、容器50
は充填管25から外される。
【0039】次に、第2のタンク20から充填用の容器
50に液体を充填する具体的な好適例を、図5および図
6を参照しつつ説明する。
【0040】図5は、第2のタンク20の周辺に設置さ
れたコンベア80およびそのコンベア80上に一定間隔
で配置、並べられた複数の容器50を示す平面図であ
り、図6は容器50が第2のタンク20の周辺を液体充
填されながら回動する際の、高さ方向の動きを模式的に
示した図である。
【0041】図5および図6に示されるように、コンベ
ア80によって搬送されてきた容器50は、エリアUに
おいて徐々に持ち上げられつつ、容器50内には充填管
25の先端が挿入されるとともに、液充填が開始され
る。その後、エリアPにおいて容器50は一定高さに一
定時間(距離)保持されて、この間で、液体の充填が完
了するとともに開閉バルブ28が閉じられる。ちなみ
に、図4に示される状態がエリアPの状態に相当する。
しかる後、エリアDにおいて容器50は徐々に降下して
いき、充填管25の先端は容器50から外され、容器5
0は、その後、次工程へと搬送されていく。なお、この
場合、充填管25は、図5に示されるように、第2のタ
ンク20の中心から放射状に複数個(図5において、下
半分は充填管25の記載を省略してある)配置されてお
り、第2のタンク20の周辺の容器50の回動に同期し
て回動するようになっている。つまり、一定のエリア内
においては、容器50内に充填管25が挿入されたまま
状態で容器搬送が行われるようになっている。
【0042】なお、充填管25の先端は、図6に示され
るごとく容器50の上下運動に対応して、上下方向に伸
縮自在な機構(例えば、外径の異なる複数の筒体を竹の
子状に組み合わせて伸縮自在としてもの)を備えるよう
にすることが望ましい。例えば、上記のエリアU内にお
いて、容器50内への充填管25の挿入を確実にするた
めである。また、図6に示されるような容器の上下運動
は、例えば、カム機構を用いればよい。また、液体充填
される容器50の内部を予め真空にし、仮蓋止めてお
き、この蓋の上から強制的に充填管25を挿入する方法
を採択してもよい。この場合には、充填時間の短縮化が
図られる。
【0043】なお、上記の説明では、簡易な好適例とし
て、筒体9の他方端9c、および第2のタンク20の液
面上の双方を大気開放とした場合を例に採って説明した
が、第2のタンク20に蓋体を設けて密閉状態とし、別
途、加圧機構を設けて、第2のタンク20の液面を加圧
する圧力と、筒体9の内部の圧力とが同一になるように
設定してもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明の液面設定装置は、液体を貯留
し、その上部空間が密閉可能となるタンク本体を備える
第1のタンクと、この第1のタンクと連通管によって連
結される第2のタンクとを有し、前記第1のタンクは、
タンク本体に貯留された液体中に一方端が浸漬するとと
もに他方端がタンク本体の外部に通じる筒体を備え、前
記第2のタンクは、前記第1のタンクのタンク本体に貯
留された液体中に浸漬される筒体の一方端の開口部位置
と同一レベルの液面を形成し、前記筒体は、前記第1の
タンクのタンク本体に貯留された液体中に浸漬される一
方端の開口部位置が深さ方向に移動可能なように、液面
調整機構を備えてなるように構成されているので、第2
のタンクの液面の設定が任意かつ簡易に行える。また、
このような液面設定装置を備える液体の充填装置は、充
填量の調整が任意にでき、液体の充填量のバラツキが極
めて少なく、確実な液体充填ができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液面設定装置の実施の形態を示す概略
断面図である。
【図2】液面調整機構の他の例を示すための概略断面図
である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】本発明の液体の充填装置の実施の形態を示す概
略断面図である。
【図5】第2のタンクの周辺に設置されたコンベアおよ
びそのコンベア上に一定間隔で配置、並べられた複数の
容器を示す平面図である。
【図6】容器が第2のタンクの周辺を液体充填されなが
ら回動移動する際の、高さ方向の動きを模式的に示す図
である。
【符号の説明】
1…液面設定装置 2…液体の充填装置 6…タンク本体 9…筒体 9b…筒体の一方端の開口部 10…第1のタンク 20…第2のタンク 25…充填管 30…連通管

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を貯留し、その上部空間が密閉可能
    となるタンク本体を備える第1のタンクと、この第1の
    タンクと連通管によって連結される第2のタンクと、を
    有する液面設定装置であって、 前記第1のタンクは、タンク本体に貯留された液体中に
    一方端が浸漬するとともに他方端がタンク本体の外部に
    通じる筒体を備え、 前記第2のタンクは、前記第1のタンクのタンク本体に
    貯留された液体中に浸漬される筒体の一方端の開口部位
    置と同一レベルの液面を形成し、 前記筒体は、前記第1のタンクのタンク本体に貯留され
    た液体中に浸漬される一方端の開口部位置が深さ方向に
    移動可能なように、液面調整機構を備えてなることを特
    徴とする液面設定装置。
  2. 【請求項2】 前記液面調整機構は、前記筒体の側面に
    形成された螺子部の回動により行われる請求項1に記載
    の液面設定装置。
  3. 【請求項3】 前記液面調整機構は、前記第1のタンク
    の側面から延出するように取りつけられ、かつ液体中に
    浸漬する一方端近傍にエルボ部を備える筒体を、回動に
    することにより行われる請求項1記載の液面設定装置。
  4. 【請求項4】 前記液面調整機構は、深さ方向に摺動可
    能に取りつけられた筒体の側面を押し螺子により固定す
    ることにより行われる請求項1記載の液面設定装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のタンク内に設置される筒体の
    内部の圧力と、前記第2のタンクの液面を加圧する圧力
    とは同一に設定されてなる請求項1ないし請求項4のい
    ずれかに記載の液面設定装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のタンク内に設置される筒体の
    内部の圧力と、前記第2のタンクの液面を加圧する圧力
    とは共に大気圧である請求項5に記載の液面設定装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のタンクには、液体供給管が接
    続されてなる請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    の液面設定装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし請求項7のいずれか
    に記載の液面設定装置の第2のタンクに、さらに液体を
    充填するための充填管を形成してなることを特徴とする
    液体の充填装置。
  9. 【請求項9】 前記充填管は、充填用の容器の中に挿入
    可能になっており、第2のタンクの液面と同一レベルま
    で容器内に液体が充填される請求項8に記載の液体の充
    填装置。
JP28261697A 1997-09-30 1997-09-30 液面設定装置およびそれを用いた液体の充填装置 Withdrawn JPH11105807A (ja)

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US7152757B2 (en) 2003-07-14 2006-12-26 Maytag Corporation Can and bottle dispenser
CN115958670A (zh) * 2023-02-14 2023-04-14 福建工程学院 一种竹编工艺品原料浸泡装置

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