JPH11105725A - ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置 - Google Patents
ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置Info
- Publication number
- JPH11105725A JPH11105725A JP28775097A JP28775097A JPH11105725A JP H11105725 A JPH11105725 A JP H11105725A JP 28775097 A JP28775097 A JP 28775097A JP 28775097 A JP28775097 A JP 28775097A JP H11105725 A JPH11105725 A JP H11105725A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinion
- housings
- housing
- hydraulic
- output shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】配置に必要なスペースを小さくでき、バルブハ
ウジングとピニオンハウジングとを強固に連結でき、両
ハウジング間のシール性を向上し、組み立て工数、部品
点数、コストを低減できるラックピニオン式油圧パワー
ステアリング装置を提供する。 【解決手段】入出力シャフトの相対回転に応じて操舵補
助力発生用油圧アクチュエータへの供給圧油の油圧を制
御する制御弁を覆うバルブハウジング10aと、出力シャ
フトと同行回転するピニオンを覆うピニオンハウジング
10bとを備える。連結部材55の内周の第1の雌ねじ55a
がバルブハウジング10aの外周の第1の雄ねじ51にねじ
合わされ、第2の雌ねじ55bがピニオンハウジング10b
の外周の第2の雄ねじ52にねじ合わされ、両ハウジング
10a、10bが互いに押し付けられる。両雄ねじ51、52は
一方が右ねじ他方が左ねじとされる。
ウジングとピニオンハウジングとを強固に連結でき、両
ハウジング間のシール性を向上し、組み立て工数、部品
点数、コストを低減できるラックピニオン式油圧パワー
ステアリング装置を提供する。 【解決手段】入出力シャフトの相対回転に応じて操舵補
助力発生用油圧アクチュエータへの供給圧油の油圧を制
御する制御弁を覆うバルブハウジング10aと、出力シャ
フトと同行回転するピニオンを覆うピニオンハウジング
10bとを備える。連結部材55の内周の第1の雌ねじ55a
がバルブハウジング10aの外周の第1の雄ねじ51にねじ
合わされ、第2の雌ねじ55bがピニオンハウジング10b
の外周の第2の雄ねじ52にねじ合わされ、両ハウジング
10a、10bが互いに押し付けられる。両雄ねじ51、52は
一方が右ねじ他方が左ねじとされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧制御弁を覆う
バルブハウジングとピニオンを覆うピニオンハウジング
とを備えるラックピニオン式油圧パワーステアリング装
置に関する。
バルブハウジングとピニオンを覆うピニオンハウジング
とを備えるラックピニオン式油圧パワーステアリング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示す従来のラックピニオン式油圧
パワーステアリング装置101においては、操舵により
回転する入力シャフト102に、出力シャフト103が
操舵トルクに応じて弾性的に相対回転可能に連結され
る。その出力シャフト103に同行回転するように一体
的に設けられているヘリカルピニオン104に噛み合う
ヘリカルラック105が、そのピニオン104の回転に
よって移動することで車輪の舵角が変化する。ポンプ1
15から油圧シリンダ106に供給される圧油の油圧
を、その入力シャフト102と出力シャフト103の相
対回転量に応じて油圧制御弁107により制御すること
で、その相対回転量に応じた操舵補助力を発生する。そ
の油圧制御弁107を覆うと共に外周に圧油ポート10
8a、108b、108c、108dが形成されている
バルブハウジング108と、そのピニオン104を覆う
ピニオンハウジング109とを備え、そのピニオンハウ
ジング109が車体に固定される。
パワーステアリング装置101においては、操舵により
回転する入力シャフト102に、出力シャフト103が
操舵トルクに応じて弾性的に相対回転可能に連結され
る。その出力シャフト103に同行回転するように一体
的に設けられているヘリカルピニオン104に噛み合う
ヘリカルラック105が、そのピニオン104の回転に
よって移動することで車輪の舵角が変化する。ポンプ1
15から油圧シリンダ106に供給される圧油の油圧
を、その入力シャフト102と出力シャフト103の相
対回転量に応じて油圧制御弁107により制御すること
で、その相対回転量に応じた操舵補助力を発生する。そ
の油圧制御弁107を覆うと共に外周に圧油ポート10
8a、108b、108c、108dが形成されている
バルブハウジング108と、そのピニオン104を覆う
ピニオンハウジング109とを備え、そのピニオンハウ
ジング109が車体に固定される。
【0003】そのバルブハウジング108の一端部の外
周に形成されたフランジ108′と、そのピニオンハウ
ジング109の一端部の外周に形成されたフランジ10
9′とが、複数のボルト110により連結されること
で、そのバルブハウジング108とピニオンハウジング
109とはパッキン等のシール部材111を介して互い
に押し付けられる。また、出力シャフト103を支持す
るボールベアリング112の外輪112aを、両ハウジ
ング108、109によって挟み込むことで、そのピニ
オン104の軸方向のがたつきを防止している。
周に形成されたフランジ108′と、そのピニオンハウ
ジング109の一端部の外周に形成されたフランジ10
9′とが、複数のボルト110により連結されること
で、そのバルブハウジング108とピニオンハウジング
109とはパッキン等のシール部材111を介して互い
に押し付けられる。また、出力シャフト103を支持す
るボールベアリング112の外輪112aを、両ハウジ
ング108、109によって挟み込むことで、そのピニ
オン104の軸方向のがたつきを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
ハウジング108、109からフランジ108′、10
9′が突出するため、スペースの制限された空間におけ
る装置101の配置が困難になるという問題がある。
ハウジング108、109からフランジ108′、10
9′が突出するため、スペースの制限された空間におけ
る装置101の配置が困難になるという問題がある。
【0005】また、バルブハウジングに形成される圧油
ポート108a、108b、108c、108dのピニ
オンハウジング109に対する相対配置は車両によって
異なるため、その相対配置の相違に応じて複数種類のバ
ルブハウジングを製造する必要があり、部品の共通化が
阻害されていた。
ポート108a、108b、108c、108dのピニ
オンハウジング109に対する相対配置は車両によって
異なるため、その相対配置の相違に応じて複数種類のバ
ルブハウジングを製造する必要があり、部品の共通化が
阻害されていた。
【0006】また、ヘリカルピニオン104からヘリカ
ルラック105に操舵トルクを伝達する際に、噛み合い
反力の軸方向成分がボールベアリング112を介してバ
ルブハウジング108に作用する。また、そのバルブハ
ウジング108とピニオンハウジング109はボルト1
10の締め付け力によりシール部材111を介して互い
に押し付けられるが、その締め付け力はボルト110の
配置箇所においてのみ作用する。そのため、そのボルト
110の配置箇所以外において、その噛み合い反力の軸
方向成分によりバルブハウジング108とピニオンハウ
ジング109とが互いから離反しようとする。さらに、
そのボルト111の締め付け力によりボールベアリング
112の外輪112aを両ハウジング108、109に
より挟み込む場合、そのボルト110の配置箇所以外に
おいて、その挟み込み反力の作用によりバルブハウジン
グ108とピニオンハウジング109とが互いから離反
しようとする。そのため、その外輪112aとバルブハ
ウジング108との間にスプリングワッシャ113を介
在させ、そのスプリングワッシャ113の軸方向変位に
よりバルブハウジング108とピニオンハウジング10
9とが互いから離反するのを防止している。しかし、そ
のようなスプリングワッシャ113は、組み立て工数、
部品点数、コストを増大させる。また、両ハウジング1
08、109間のシール部材111は、両ハウジング1
08、109が互いから多少離反してもシール効果を奏
する必要があることから、液体パッキンのような変形能
の小さなものの使用が制限される。
ルラック105に操舵トルクを伝達する際に、噛み合い
反力の軸方向成分がボールベアリング112を介してバ
ルブハウジング108に作用する。また、そのバルブハ
ウジング108とピニオンハウジング109はボルト1
10の締め付け力によりシール部材111を介して互い
に押し付けられるが、その締め付け力はボルト110の
配置箇所においてのみ作用する。そのため、そのボルト
110の配置箇所以外において、その噛み合い反力の軸
方向成分によりバルブハウジング108とピニオンハウ
ジング109とが互いから離反しようとする。さらに、
そのボルト111の締め付け力によりボールベアリング
112の外輪112aを両ハウジング108、109に
より挟み込む場合、そのボルト110の配置箇所以外に
おいて、その挟み込み反力の作用によりバルブハウジン
グ108とピニオンハウジング109とが互いから離反
しようとする。そのため、その外輪112aとバルブハ
ウジング108との間にスプリングワッシャ113を介
在させ、そのスプリングワッシャ113の軸方向変位に
よりバルブハウジング108とピニオンハウジング10
9とが互いから離反するのを防止している。しかし、そ
のようなスプリングワッシャ113は、組み立て工数、
部品点数、コストを増大させる。また、両ハウジング1
08、109間のシール部材111は、両ハウジング1
08、109が互いから多少離反してもシール効果を奏
する必要があることから、液体パッキンのような変形能
の小さなものの使用が制限される。
【0007】本発明は、上記問題を解決することのでき
るラックピニオン式油圧パワーステアリング装置を提供
することを目的とする。
るラックピニオン式油圧パワーステアリング装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるラックピニ
オン式油圧パワーステアリング装置は、操舵により回転
する入力シャフトと、その入力シャフトに操舵トルクに
応じて弾性的に相対回転可能に連結される出力シャフト
と、その出力シャフトと同行回転するピニオンと、その
ピニオンの回転によって移動することで車輪の舵角を変
化させるラックと、供給される圧油の油圧に応じた操舵
補助力を発生可能な油圧アクチュエータと、その油圧ア
クチュエータに供給される圧油の油圧を、その入力シャ
フトと出力シャフトの相対回転量に応じて制御する油圧
制御弁と、その油圧制御弁を覆うと共に外周に圧油ポー
トが形成されているバルブハウジングと、そのピニオン
を覆うと共に車体に固定されるピニオンハウジングとを
備える。そのバルブハウジングの外周に第1の雄ねじが
形成され、そのピニオンハウジングの外周に第2の雄ね
じが形成される。その第1の雄ねじと第2の雄ねじは、
一方が右ねじ他方が左ねじとされる。その第1の雄ねじ
にねじ合わされる第1の雌ねじと、その第2の雄ねじに
ねじ合わされる第2の雌ねじとが内周に形成されている
筒状連結部材が設けられる。その連結部材の両ハウジン
グへのねじ込みにより、両ハウジングが互いに押し付け
られる。
オン式油圧パワーステアリング装置は、操舵により回転
する入力シャフトと、その入力シャフトに操舵トルクに
応じて弾性的に相対回転可能に連結される出力シャフト
と、その出力シャフトと同行回転するピニオンと、その
ピニオンの回転によって移動することで車輪の舵角を変
化させるラックと、供給される圧油の油圧に応じた操舵
補助力を発生可能な油圧アクチュエータと、その油圧ア
クチュエータに供給される圧油の油圧を、その入力シャ
フトと出力シャフトの相対回転量に応じて制御する油圧
制御弁と、その油圧制御弁を覆うと共に外周に圧油ポー
トが形成されているバルブハウジングと、そのピニオン
を覆うと共に車体に固定されるピニオンハウジングとを
備える。そのバルブハウジングの外周に第1の雄ねじが
形成され、そのピニオンハウジングの外周に第2の雄ね
じが形成される。その第1の雄ねじと第2の雄ねじは、
一方が右ねじ他方が左ねじとされる。その第1の雄ねじ
にねじ合わされる第1の雌ねじと、その第2の雄ねじに
ねじ合わされる第2の雌ねじとが内周に形成されている
筒状連結部材が設けられる。その連結部材の両ハウジン
グへのねじ込みにより、両ハウジングが互いに押し付け
られる。
【0009】本発明の構成によれば、筒状連結部材を、
バルブハウジングの外周に形成された第1の雄ねじとピ
ニオンハウジングの外周に形成された第2の雄ねじと
に、第1の雌ねじと第2の雌ねじとを介してねじ込むこ
とで、両ハウジングを互いに押し付けることができる。
これにより、両ハウジングを外周から突出するフランジ
を設けることなく連結できる。また、バルブハウジング
に形成される圧油ポートのピニオンハウジングに対する
相対配置に応じて、バルブハウジングとピニオンハウジ
ングとの周方向相対位置を任意の位置に設定し、両ハウ
ジングを連結できる。これにより、バルブハウジングの
種類を低減し、部品の共通化を図ることができる。
バルブハウジングの外周に形成された第1の雄ねじとピ
ニオンハウジングの外周に形成された第2の雄ねじと
に、第1の雌ねじと第2の雌ねじとを介してねじ込むこ
とで、両ハウジングを互いに押し付けることができる。
これにより、両ハウジングを外周から突出するフランジ
を設けることなく連結できる。また、バルブハウジング
に形成される圧油ポートのピニオンハウジングに対する
相対配置に応じて、バルブハウジングとピニオンハウジ
ングとの周方向相対位置を任意の位置に設定し、両ハウ
ジングを連結できる。これにより、バルブハウジングの
種類を低減し、部品の共通化を図ることができる。
【0010】本発明において、両ハウジングはシール部
材を介して互いに押し付けられ、そのピニオンとラック
はヘリカルとされ、出力シャフトを支持する転がり軸受
の外輪が、両ハウジングによって直接に挟み込まれるの
が好ましい。この構成によれば、ヘリカルピニオンから
ヘリカルラックに操舵トルクを伝達する際に、噛み合い
反力の軸方向成分が転がり軸受を介してバルブハウジン
グに作用する。両ハウジングは連結部材のねじ込みによ
りシール部材を介して互いに押し付けられる。その押し
付け力は両ハウジングの周方向全域において作用するの
で、その噛み合い反力の軸方向成分により両ハウジング
が互いから離反するのを防止でき、両ハウジングを強固
に連結できる。さらに、その連結部材のねじ込みによ
り、出力シャフトを支持する転がり軸受の外輪が両ハウ
ジングにより挟み込まれる。両ハウジングを互いに押し
付ける力は両ハウジングの周方向全域において作用する
ので、その挟み込み反力の作用により両ハウジングが互
いから離反するのを防止でき、両ハウジングを強固に連
結できる。これにより、その外輪とバルブハウジングと
の間にスプリングワッシャのような軸方向に弾性変形す
る部材を介在させる必要がなく、また、両ハウジング間
のシール部材として、液体パッキンのような変形能の小
さなものの使用が可能になる。
材を介して互いに押し付けられ、そのピニオンとラック
はヘリカルとされ、出力シャフトを支持する転がり軸受
の外輪が、両ハウジングによって直接に挟み込まれるの
が好ましい。この構成によれば、ヘリカルピニオンから
ヘリカルラックに操舵トルクを伝達する際に、噛み合い
反力の軸方向成分が転がり軸受を介してバルブハウジン
グに作用する。両ハウジングは連結部材のねじ込みによ
りシール部材を介して互いに押し付けられる。その押し
付け力は両ハウジングの周方向全域において作用するの
で、その噛み合い反力の軸方向成分により両ハウジング
が互いから離反するのを防止でき、両ハウジングを強固
に連結できる。さらに、その連結部材のねじ込みによ
り、出力シャフトを支持する転がり軸受の外輪が両ハウ
ジングにより挟み込まれる。両ハウジングを互いに押し
付ける力は両ハウジングの周方向全域において作用する
ので、その挟み込み反力の作用により両ハウジングが互
いから離反するのを防止でき、両ハウジングを強固に連
結できる。これにより、その外輪とバルブハウジングと
の間にスプリングワッシャのような軸方向に弾性変形す
る部材を介在させる必要がなく、また、両ハウジング間
のシール部材として、液体パッキンのような変形能の小
さなものの使用が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0012】図1に示すラックピニオン式パワーステア
リング装置1は、ステアリングホイール(図示省略)に
連結される入力シャフト2と、この入力シャフト2にト
ーションバー3を介して連結される出力シャフト4とを
備えている。そのトーションバー3はピン5を介して入
力シャフト2に連結され、また、セレーション6を介し
て出力シャフト4に連結されている。その出力シャフト
4にヘリカルピニオン7が同行回転するように一体的に
形成され、このピニオン7に噛み合うヘリカルラック8
が車輪(図示省略)に連結されている。その入力シャフ
ト2はベアリング9を介してバルブハウジング10aに
より支持され、また、ブッシュ11を介し出力シャフト
4に支持されている。その出力シャフト4はボールベア
リング12とブッシュ13を介して、そのピニオン7を
覆うと共に車体に固定されるピニオンハウジング10b
により支持されている。これにより、操舵による入力シ
ャフト2の回転がトーションバー3を介してピニオン7
に伝達されることでラック8が車両幅方向に移動する。
このラック8の移動により車輪の舵角が変化する。な
お、その入出力シャフト2、4とバルブハウジング10
aとの間にオイルシール14、15が設けられている。
また、そのラック8を支持するサポートヨーク16がピ
ニオンハウジング10b内に設けられ、このサポートヨ
ーク16はバネ17の弾力によりラック8に押し付けら
れている。
リング装置1は、ステアリングホイール(図示省略)に
連結される入力シャフト2と、この入力シャフト2にト
ーションバー3を介して連結される出力シャフト4とを
備えている。そのトーションバー3はピン5を介して入
力シャフト2に連結され、また、セレーション6を介し
て出力シャフト4に連結されている。その出力シャフト
4にヘリカルピニオン7が同行回転するように一体的に
形成され、このピニオン7に噛み合うヘリカルラック8
が車輪(図示省略)に連結されている。その入力シャフ
ト2はベアリング9を介してバルブハウジング10aに
より支持され、また、ブッシュ11を介し出力シャフト
4に支持されている。その出力シャフト4はボールベア
リング12とブッシュ13を介して、そのピニオン7を
覆うと共に車体に固定されるピニオンハウジング10b
により支持されている。これにより、操舵による入力シ
ャフト2の回転がトーションバー3を介してピニオン7
に伝達されることでラック8が車両幅方向に移動する。
このラック8の移動により車輪の舵角が変化する。な
お、その入出力シャフト2、4とバルブハウジング10
aとの間にオイルシール14、15が設けられている。
また、そのラック8を支持するサポートヨーク16がピ
ニオンハウジング10b内に設けられ、このサポートヨ
ーク16はバネ17の弾力によりラック8に押し付けら
れている。
【0013】供給される圧油の油圧に応じた操舵補助力
を発生可能な油圧アクチュエータとして油圧シリンダ1
8が設けられている。その油圧シリンダ18は、ピニオ
ンハウジング10bにより構成されるシリンダチューブ
と、ラック8に一体に形成されたピストン20と、その
ピストン20により仕切られる一対の油室21、22を
備える。
を発生可能な油圧アクチュエータとして油圧シリンダ1
8が設けられている。その油圧シリンダ18は、ピニオ
ンハウジング10bにより構成されるシリンダチューブ
と、ラック8に一体に形成されたピストン20と、その
ピストン20により仕切られる一対の油室21、22を
備える。
【0014】その油圧シリンダ18に供給される圧油の
油圧を、入力シャフト2と出力シャフト4の相対回転量
に応じて制御するロータリー式油圧制御弁23が、各油
室21、22に接続されている。その制御弁23は、上
記バルブハウジング10aにより覆われ、筒状の第1バ
ルブ部材24と、この第1バルブ部材24に相対回転可
能に挿入される第2バルブ部材25とを備えている。そ
の第1バルブ部材24は出力シャフト4にピン26を介
して同行回転可能に取り付けられている。その第2バル
ブ部材25は入力シャフト2の外周に一体的に形成され
ている。これにより、操舵トルクに応じて上記トーショ
ンバー3が弾性的に捩じれることで、入力シャフト2と
出力シャフト4は弾性的に相対回転し、両バルブ部材2
4、25も弾性的に相対回転する。
油圧を、入力シャフト2と出力シャフト4の相対回転量
に応じて制御するロータリー式油圧制御弁23が、各油
室21、22に接続されている。その制御弁23は、上
記バルブハウジング10aにより覆われ、筒状の第1バ
ルブ部材24と、この第1バルブ部材24に相対回転可
能に挿入される第2バルブ部材25とを備えている。そ
の第1バルブ部材24は出力シャフト4にピン26を介
して同行回転可能に取り付けられている。その第2バル
ブ部材25は入力シャフト2の外周に一体的に形成され
ている。これにより、操舵トルクに応じて上記トーショ
ンバー3が弾性的に捩じれることで、入力シャフト2と
出力シャフト4は弾性的に相対回転し、両バルブ部材2
4、25も弾性的に相対回転する。
【0015】図2に示すように、第1バルブ部材24の
内周と第2バルブ部材25の外周とに軸方向に沿う複数
の凹部が周方向等間隔に形成されている。その第1バル
ブ部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つの
右操舵用凹部27と、互いに周方向等間隔に位置する4
つの左操舵用凹部28とで構成される。その第2バルブ
部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つの圧
油供給用凹部29と、互いに周方向等間隔に位置する4
つの圧油排出用凹部30とで構成される。各右操舵用凹
部27と各左操舵用凹部28とは周方向に交互に配置さ
れ、各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部30とは
周方向に交互に配置される。各右操舵用凹部27は、第
1バルブ部材24に形成された第1流路31およびバル
ブハウジング10aの外周に形成された第1ポート32
を介して、図1に示すように油圧シリンダ18の一方の
油室21に通じ、各左操舵用凹部28は、第1バルブ部
材24に形成された第2流路33およびバルブハウジン
グ10aの外周に形成された第2ポート34を介して油
圧シリンダ18の他方の油室22に通じる。各圧油供給
用凹部29は、第1バルブ部材24に形成された第3流
路35およびバルブハウジング10aの外周に形成され
た入口ポート36を介して、図1に示すようにポンプ3
7に通じる。各圧油排出用凹部30は第2バルブ部材2
5に形成された第1排出路38、入力シャフト2とトー
ションバー3の内外周間の通路47、入力シャフト2に
形成された第2排出路39、及びバルブハウジング10
aの外周に形成された排出ポート40を介しタンク41
に通じる。これにより、そのポンプ37、タンク41、
及び油圧シリンダ18の各油室21、22が第1バルブ
部材24と第2バルブ部材25の内外周間の弁間流路4
2を介して通じる。
内周と第2バルブ部材25の外周とに軸方向に沿う複数
の凹部が周方向等間隔に形成されている。その第1バル
ブ部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つの
右操舵用凹部27と、互いに周方向等間隔に位置する4
つの左操舵用凹部28とで構成される。その第2バルブ
部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つの圧
油供給用凹部29と、互いに周方向等間隔に位置する4
つの圧油排出用凹部30とで構成される。各右操舵用凹
部27と各左操舵用凹部28とは周方向に交互に配置さ
れ、各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部30とは
周方向に交互に配置される。各右操舵用凹部27は、第
1バルブ部材24に形成された第1流路31およびバル
ブハウジング10aの外周に形成された第1ポート32
を介して、図1に示すように油圧シリンダ18の一方の
油室21に通じ、各左操舵用凹部28は、第1バルブ部
材24に形成された第2流路33およびバルブハウジン
グ10aの外周に形成された第2ポート34を介して油
圧シリンダ18の他方の油室22に通じる。各圧油供給
用凹部29は、第1バルブ部材24に形成された第3流
路35およびバルブハウジング10aの外周に形成され
た入口ポート36を介して、図1に示すようにポンプ3
7に通じる。各圧油排出用凹部30は第2バルブ部材2
5に形成された第1排出路38、入力シャフト2とトー
ションバー3の内外周間の通路47、入力シャフト2に
形成された第2排出路39、及びバルブハウジング10
aの外周に形成された排出ポート40を介しタンク41
に通じる。これにより、そのポンプ37、タンク41、
及び油圧シリンダ18の各油室21、22が第1バルブ
部材24と第2バルブ部材25の内外周間の弁間流路4
2を介して通じる。
【0016】その第1バルブ部材24の内周と第2バル
ブ部材25の外周との間の弁間流路42において、第1
バルブ部材側凹部と第2バルブ部材側凹部の間は、両バ
ルブ部材24、25の相対回転により開度が変化する絞
り部A、B、C、Dとされている。各絞り部A、B、
C、Dは、そのポンプ37、タンク41、及び油圧シリ
ンダ18の各油室21、22に通じ、各絞り部A、B、
C、Dの開度変化により油圧シリンダ18に作用する油
圧が制御される。
ブ部材25の外周との間の弁間流路42において、第1
バルブ部材側凹部と第2バルブ部材側凹部の間は、両バ
ルブ部材24、25の相対回転により開度が変化する絞
り部A、B、C、Dとされている。各絞り部A、B、
C、Dは、そのポンプ37、タンク41、及び油圧シリ
ンダ18の各油室21、22に通じ、各絞り部A、B、
C、Dの開度変化により油圧シリンダ18に作用する油
圧が制御される。
【0017】図2は、直進運転状態での両バルブ部材2
4、25の相対位置を示しており、この状態においては
各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部30とが全絞
り部A、B、C、Dを介して通じるため、ポンプ37か
ら供給された圧油は直接タンク41へ還流し操舵補助力
は発生しない。直進運転状態から右方へ操舵すると、操
舵トルクに応じてトーションバー3は捩じれ、両バルブ
部材24、25は相対回転する。その結果、各右操舵用
凹部27と各圧油供給用凹部29との間の絞り部Aの開
度および各左操舵用凹部28と各圧油排出用凹部30と
の間の絞り部Bの開度が大きくなり、各左操舵用凹部2
8と各圧油供給用凹部29との間の絞り部Cの開度およ
び各右操舵用凹部27と各圧油排出用凹部30との間の
絞り部Dの開度が小さくなる。これにより、ポンプ37
から油圧シリンダ18の一方の油室21へ圧油が供給さ
れ、油圧シリンダ18の他方の油室22よりタンク41
へ圧油が還流され、車両の右方への操舵補助力がラック
8に作用する。直進運転状態から左方へ操舵すると、各
絞り部A、B、C、Dの開度は右方へ操舵した場合と逆
に変化するので、車両の左方への操舵補助力がラック8
に作用する。
4、25の相対位置を示しており、この状態においては
各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部30とが全絞
り部A、B、C、Dを介して通じるため、ポンプ37か
ら供給された圧油は直接タンク41へ還流し操舵補助力
は発生しない。直進運転状態から右方へ操舵すると、操
舵トルクに応じてトーションバー3は捩じれ、両バルブ
部材24、25は相対回転する。その結果、各右操舵用
凹部27と各圧油供給用凹部29との間の絞り部Aの開
度および各左操舵用凹部28と各圧油排出用凹部30と
の間の絞り部Bの開度が大きくなり、各左操舵用凹部2
8と各圧油供給用凹部29との間の絞り部Cの開度およ
び各右操舵用凹部27と各圧油排出用凹部30との間の
絞り部Dの開度が小さくなる。これにより、ポンプ37
から油圧シリンダ18の一方の油室21へ圧油が供給さ
れ、油圧シリンダ18の他方の油室22よりタンク41
へ圧油が還流され、車両の右方への操舵補助力がラック
8に作用する。直進運転状態から左方へ操舵すると、各
絞り部A、B、C、Dの開度は右方へ操舵した場合と逆
に変化するので、車両の左方への操舵補助力がラック8
に作用する。
【0018】そのバルブハウジング10aは、その一端
面から図1において下方に延びる第1周壁部10a′を
有する。そのピニオンハウジング10bは、その一端面
から図1において上方に延びる第2周壁部10b′を有
する。その第1周壁部10a′の外周面と第2周壁部1
0b′の内周面とを介して、バルブハウジング10aは
ピニオンハウジング10bに嵌合されている。
面から図1において下方に延びる第1周壁部10a′を
有する。そのピニオンハウジング10bは、その一端面
から図1において上方に延びる第2周壁部10b′を有
する。その第1周壁部10a′の外周面と第2周壁部1
0b′の内周面とを介して、バルブハウジング10aは
ピニオンハウジング10bに嵌合されている。
【0019】図3、図4に示すように、そのバルブハウ
ジング10aとピニオンハウジング10bの周方向相対
位置の位置決めのため、その第1周壁部10a′にピン
53外方に突出するように圧入され、そのピン53は第
2周壁部10b′に形成された切欠54に嵌め合わされ
ている。
ジング10aとピニオンハウジング10bの周方向相対
位置の位置決めのため、その第1周壁部10a′にピン
53外方に突出するように圧入され、そのピン53は第
2周壁部10b′に形成された切欠54に嵌め合わされ
ている。
【0020】そのバルブハウジング10aの一端側の外
周に第1の雄ねじ51が形成され、そのピニオンハウジ
ング10bの一端側の第2周壁部10b′の外周に第2
の雄ねじ52が形成されている。その第1の雄ねじ51
と第2の雄ねじ52は、一方が右ねじ他方が左ねじとさ
れている。
周に第1の雄ねじ51が形成され、そのピニオンハウジ
ング10bの一端側の第2周壁部10b′の外周に第2
の雄ねじ52が形成されている。その第1の雄ねじ51
と第2の雄ねじ52は、一方が右ねじ他方が左ねじとさ
れている。
【0021】そのバルブハウジング10aとピニオンハ
ウジング10bは、図5に示す筒状の連結部材55によ
り連結される。すなわち、図3に示すように、その連結
部材55の内周に、その第1の雄ねじ51にねじ合わさ
れる第1の雌ねじ55aと、その第2の雄ねじ52にね
じ合わされる第2の雌ねじ55bとが形成されている。
その連結部材55の両ハウジング10a、10bへのね
じ込みにより、両ハウジング10a、10bは互いに押
し付けられ、本実施形態では、バルブハウジング10a
の一端面とピニオンハウジング10bの第2周壁部10
b′の端面とが、シール部材56を介して互いに押し付
けられる。なお、その連結部材55の外周には工具挿入
用凹部55′が形成され、図6に示すように、その凹部
55′に先端を挿入した工具57により連結部材55を
回転させることで、連結部材55を両ハウジング10
a、10bにねじ込むことができる。
ウジング10bは、図5に示す筒状の連結部材55によ
り連結される。すなわち、図3に示すように、その連結
部材55の内周に、その第1の雄ねじ51にねじ合わさ
れる第1の雌ねじ55aと、その第2の雄ねじ52にね
じ合わされる第2の雌ねじ55bとが形成されている。
その連結部材55の両ハウジング10a、10bへのね
じ込みにより、両ハウジング10a、10bは互いに押
し付けられ、本実施形態では、バルブハウジング10a
の一端面とピニオンハウジング10bの第2周壁部10
b′の端面とが、シール部材56を介して互いに押し付
けられる。なお、その連結部材55の外周には工具挿入
用凹部55′が形成され、図6に示すように、その凹部
55′に先端を挿入した工具57により連結部材55を
回転させることで、連結部材55を両ハウジング10
a、10bにねじ込むことができる。
【0022】図3に示すように、両ハウジング10a、
10bが互いに押し付けられることで、上記出力シャフ
ト4を支持するボールベアリング12の外輪12aが、
両ハウジング10a、10bによって直接に挟み込ま
れ、本実施形態では、バルブハウジング10aの第1周
壁部10a′の端面とピニオンハウジング10bの内周
に形成された段差面10b″とで直接に挟み込まれる。
なお、図1に示すように、そのボールベアリング12の
内輪12bは、出力シャフト4の外周の段差4′と出力
シャフト4に嵌め合わされた止め輪60とで挟まれるこ
とで出力シャフト4に固定されている。
10bが互いに押し付けられることで、上記出力シャフ
ト4を支持するボールベアリング12の外輪12aが、
両ハウジング10a、10bによって直接に挟み込ま
れ、本実施形態では、バルブハウジング10aの第1周
壁部10a′の端面とピニオンハウジング10bの内周
に形成された段差面10b″とで直接に挟み込まれる。
なお、図1に示すように、そのボールベアリング12の
内輪12bは、出力シャフト4の外周の段差4′と出力
シャフト4に嵌め合わされた止め輪60とで挟まれるこ
とで出力シャフト4に固定されている。
【0023】上記構成によれば、筒状連結部材55を、
バルブハウジング10aの外周に形成された第1の雄ね
じ51とピニオンハウジング10bの外周に形成された
第2の雄ねじ52とに、第1の雌ねじ55aと第2の雌
ねじ55bとを介してねじ込むことで、両ハウジング1
0a、10bを互いに押し付けることができる。これに
より、両ハウジング10a、10bを外周から突出する
フランジを設けることなく連結できる。また、ハウジン
グ10a、10bに形成される圧油ポート32、34、
36、40のピニオンハウジング10bに対する相対配
置に応じて、バルブハウジング10aとピニオンハウジ
ング10bとの周方向相対位置を任意の位置に設定し、
両ハウジング10a、10bを連結できる。これによ
り、バルブハウジング10aの種類を低減し、部品の共
通化を図ることができる。
バルブハウジング10aの外周に形成された第1の雄ね
じ51とピニオンハウジング10bの外周に形成された
第2の雄ねじ52とに、第1の雌ねじ55aと第2の雌
ねじ55bとを介してねじ込むことで、両ハウジング1
0a、10bを互いに押し付けることができる。これに
より、両ハウジング10a、10bを外周から突出する
フランジを設けることなく連結できる。また、ハウジン
グ10a、10bに形成される圧油ポート32、34、
36、40のピニオンハウジング10bに対する相対配
置に応じて、バルブハウジング10aとピニオンハウジ
ング10bとの周方向相対位置を任意の位置に設定し、
両ハウジング10a、10bを連結できる。これによ
り、バルブハウジング10aの種類を低減し、部品の共
通化を図ることができる。
【0024】また、上記構成によれば、ヘリカルピニオ
ン7からヘリカルラック8に操舵トルクを伝達する際
に、噛み合い反力の軸方向成分がボールベアリング12
を介してバルブハウジング10aに作用する。両ハウジ
ング10a、10bは連結部材55のねじ込みによりシ
ール部材56を介して互いに押し付けられる。その押し
付け力は両ハウジング10a、10bの周方向全域にお
いて作用するので、その噛み合い反力の軸方向成分によ
り両ハウジング10a、10bが互いから離反するのを
防止でき、両ハウジング10a、10bを強固に連結で
きる。さらに、その連結部材55のねじ込みにより、出
力シャフト4を支持するボールベアリング12の外輪1
2aが両ハウジング10a、10bにより挟み込まれ
る。両ハウジング10a、10bを互いに押し付ける力
は両ハウジング10a、10bの周方向全域において作
用するので、その挟み込み反力の作用により両ハウジン
グ10a、10bが互いから離反するのを防止でき、両
ハウジング10a、10bを強固に連結できる。これに
より、その外輪12aとバルブハウジング10aとの間
にスプリングワッシャのような軸方向に弾性変形する部
材を介在させる必要がなく、また、両ハウジング10
a、10b間のシール部材56として、液体パッキンの
ような変形能の小さなものの使用が可能になる。
ン7からヘリカルラック8に操舵トルクを伝達する際
に、噛み合い反力の軸方向成分がボールベアリング12
を介してバルブハウジング10aに作用する。両ハウジ
ング10a、10bは連結部材55のねじ込みによりシ
ール部材56を介して互いに押し付けられる。その押し
付け力は両ハウジング10a、10bの周方向全域にお
いて作用するので、その噛み合い反力の軸方向成分によ
り両ハウジング10a、10bが互いから離反するのを
防止でき、両ハウジング10a、10bを強固に連結で
きる。さらに、その連結部材55のねじ込みにより、出
力シャフト4を支持するボールベアリング12の外輪1
2aが両ハウジング10a、10bにより挟み込まれ
る。両ハウジング10a、10bを互いに押し付ける力
は両ハウジング10a、10bの周方向全域において作
用するので、その挟み込み反力の作用により両ハウジン
グ10a、10bが互いから離反するのを防止でき、両
ハウジング10a、10bを強固に連結できる。これに
より、その外輪12aとバルブハウジング10aとの間
にスプリングワッシャのような軸方向に弾性変形する部
材を介在させる必要がなく、また、両ハウジング10
a、10b間のシール部材56として、液体パッキンの
ような変形能の小さなものの使用が可能になる。
【0025】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、出力シャフトを支持する転がり軸受はロー
ラーベアリングであってもよい。
い。例えば、出力シャフトを支持する転がり軸受はロー
ラーベアリングであってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、スペースの制限された
車体内に配置するのに適し、バルブハウジングとピニオ
ンハウジングとを強固に連結でき、両ハウジング間のシ
ール性を向上し、組み立て工数、部品点数、コストを低
減できるラックピニオン式油圧パワーステアリング装置
を提供できる。
車体内に配置するのに適し、バルブハウジングとピニオ
ンハウジングとを強固に連結でき、両ハウジング間のシ
ール性を向上し、組み立て工数、部品点数、コストを低
減できるラックピニオン式油圧パワーステアリング装置
を提供できる。
【図1】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置の断面図
置の断面図
【図2】図1のII‐II線断面図
【図3】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置の要部の断面図
置の要部の断面図
【図4】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置の要部の側面図
置の要部の側面図
【図5】本発明の実施形態の連結部材の斜視図
【図6】本発明の実施形態の油圧パワーステアリング装
置の平面図
置の平面図
【図7】従来の油圧パワーステアリング装置の断面図
2 入力シャフト 4 出力シャフト 7 ピニオン 8 ラック 10a バルブハウジング 10b ピニオンハウジング 12 ボールベアリング 18 油圧シリンダ 23 油圧制御弁 51 第1の雄ねじ 52 第2の雄ねじ 55 連結部材 55a 第1の雌ねじ 55b 第2の雌ねじ 56 シール部材
Claims (2)
- 【請求項1】 操舵により回転する入力シャフトと、 その入力シャフトに操舵トルクに応じて弾性的に相対回
転可能に連結される出力シャフトと、 その出力シャフトと同行回転するピニオンと、 そのピニオンの回転によって移動することで車輪の舵角
を変化させるラックと、 供給される圧油の油圧に応じた操舵補助力を発生可能な
油圧アクチュエータと、 その油圧アクチュエータに供給される圧油の油圧を、そ
の入力シャフトと出力シャフトの相対回転量に応じて制
御する油圧制御弁と、 その油圧制御弁を覆うと共に外周に圧油ポートが形成さ
れているバルブハウジングと、 そのピニオンを覆うと共に車体に固定されるピニオンハ
ウジングとを備え、 そのバルブハウジングの外周に第1の雄ねじが形成さ
れ、 そのピニオンハウジングの外周に第2の雄ねじが形成さ
れ、 その第1の雄ねじと第2の雄ねじは、一方が右ねじ他方
が左ねじとされ、 その第1の雄ねじにねじ合わされる第1の雌ねじと、そ
の第2の雄ねじにねじ合わされる第2の雌ねじとが内周
に形成されている筒状連結部材が設けられ、 その連結部材の両ハウジングへのねじ込みにより、両ハ
ウジングが互いに押し付けられる油圧パワーステアリン
グ装置。 - 【請求項2】 両ハウジングはシール部材を介して互い
に押し付けられ、 そのピニオンとラックはヘリカルとされ、 出力シャフトを支持する転がり軸受の外輪が、両ハウジ
ングによって直接に挟み込まれる請求項1に記載の油圧
パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28775097A JPH11105725A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28775097A JPH11105725A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105725A true JPH11105725A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17721286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28775097A Pending JPH11105725A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11105725A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006137385A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Jtekt Corp | ステアリング装置 |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP28775097A patent/JPH11105725A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006137385A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Jtekt Corp | ステアリング装置 |
US7765888B2 (en) | 2004-11-15 | 2010-08-03 | Jtekt Corporation | Steering apparatus |
JP4560719B2 (ja) * | 2004-11-15 | 2010-10-13 | 株式会社ジェイテクト | ステアリング装置 |
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