JPH11104381A - 縫製装置 - Google Patents

縫製装置

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JPH11104381A
JPH11104381A JP28470297A JP28470297A JPH11104381A JP H11104381 A JPH11104381 A JP H11104381A JP 28470297 A JP28470297 A JP 28470297A JP 28470297 A JP28470297 A JP 28470297A JP H11104381 A JPH11104381 A JP H11104381A
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JP
Japan
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sound
sewing
operated
sound data
sewing machine
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Pending
Application number
JP28470297A
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English (en)
Inventor
Nami Morita
奈美 森田
Masae Ikeba
雅苗 池場
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 興味を持って縫製装置を操作することができ
ると共に、誤操作を防止しうる縫製装置を提供する。 【解決手段】 予め設定された音に対応する音データを
記憶するEEPROM26と、予め設定された刺繍ミシ
ン内の部位を人が操作したことを検出し、検出信号を出
力するリミットスイッチ38と、検出信号が出力された
とき、記憶されている音データを用いて音を発生するC
PU16と、を備える。更に、刺繍ミシンを子供が触る
ことを禁止する状態のとき、上記音データとして母親の
叱り声を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUを少なくと
も含んで縫製すべき模様の選択等や音の発生等の情報の
処理が電子的に可能であると共に、自動的に縫製処理が
可能なミシンの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、ミシンを含む縫製装置の分野にお
いても、当該ミシン内にCPUを含んだマイクロコンピ
ュータを内蔵するか、又は外部のコンピュータと当該ミ
シンとを接続して当該コンピュータによりミシンを制御
することにより、例えば、刺繍したい模様をミシン上の
タッチパネル等により選択するか、又はコンピュータ上
で選択するだけで所望の刺繍を自動的に縫い上げるとい
ったような種々の処理が可能な、いわゆる刺繍ミシンを
含む縫製装置が一般的となってきている。
【0003】ここで、上記従来の縫製装置においては、
模様の選択の際に予め設定された所定の音を出したり、
また、縫製中に縫針の付近を人が触ると警告音を発する
等の、いわゆる音出し機能を備えた縫製装置が一般に知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の縫製装置において、夫々の場合に発生される音は一
定の単調な音であり、無味乾燥な印象を与えるものでし
かないという問題点があった。
【0005】また、誤操作に対する警告音の場合でも、
単調な電子音である場合が多く、例えば、幼児が当該誤
操作をした場合、上記電子音だけではそれが危険な行為
であることが認識できず、継続して誤操作を実行した結
果、重大な事故につながる恐れがあるという問題点もあ
った。
【0006】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
てなされたもので、その課題は、興味を持って縫製装置
を操作することができると共に、誤操作を防止しうる縫
製装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、予め設定された音に対
応する音データを記憶するEEPROM等の記憶手段
と、予め設定された縫製装置内の部位を人が操作したこ
とを検出し、検出信号を出力するリミットスイッチ等の
検出手段と、前記検出信号が出力されたとき、前記記憶
されている音データを用いて前記音を発生するCPU等
の発生手段と、を備える。
【0008】請求項1に記載の発明の作用によれば、記
憶手段は、予め設定された音に対応する音データを記憶
する。
【0009】一方、検出手段は、予め設定された縫製装
置内の部位を人が操作したことを検出し、検出信号を出
力する。
【0010】そして、発生手段は、検出信号が出力され
たとき、記憶されている音データを用いて音を発生す
る。
【0011】よって、人が縫製装置を操作したときに予
め設定された音を出すので、縫製装置を操作する際に興
味を持って操作することができる。
【0012】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の縫製装置において、前
記記憶手段は、前記縫製装置内の予め設定された可動部
位毎に異なる前記音データを記憶すると共に、前記検出
手段は、前記可動部位を人が操作したとき、当該操作さ
れた可動部位を示す前記検出信号を出力し、前記発生手
段は、前記検出された可動部位毎に対応する前記音デー
タに基づいて前記音を発生するように構成される。
【0013】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、記憶手段は縫製装
置内の予め設定された可動部位毎に異なる音データを記
憶すると共に、検出手段は当該可動部位を人が操作した
とき、当該操作された可動部位を示す検出信号を出力す
ると共に、発生手段は検出された可動部位毎に対応する
音データに基づいて音を発生する。
【0014】よって、可動部位を操作したときに夫々の
可動部位に対応した音を発生するので、より興味を持っ
て縫製装置を操作することができる。
【0015】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の縫製装置におい
て、前記発生手段は、縫製装置が非稼動状態であるとき
のみ前記音を発生させるように構成される。
【0016】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、発生手段は
縫製装置が非稼動状態であるときのみ音を発生させるの
で、縫製装置を娯楽用にも用いることができる。
【0017】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
縫製装置において、前記音データは、警告を示す音に対
応する音データであると共に、前記発生手段は、前記縫
製装置が、人の操作を禁止する禁止状態であるときの
み、前記音データに基づいて前記警告を示す音を発生す
るように構成される。
【0018】請求項4に記載に発明の作用によれば、請
求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、音データが警告を示す音に対応する音データである
と共に、発生手段は縫製装置が禁止状態であるときの
み、音データに基づいて警告を示す音を発生する。
【0019】よって、操作してはいけない状態の縫製装
置が誤って操作されることを防止できる。
【0020】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項4に記載の縫製装置において、前
記警告を示す音は、母親が子供を叱る音声であるように
構成される。
【0021】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項4に記載の発明の作用に加えて、警告を示す音は、
母親が子供を叱る音声であるので、禁止状態の縫製装置
を子供が操作することによる事故を未然に防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0023】始めに、実施形態の刺繍ミシンの概観につ
いて、図1を用いて説明する。
【0024】図1に示すように、実施形態に係る刺繍ミ
シンMは、ボディ1上に、刺繍ミシンMによって種々の
縫製を行う際に当該刺繍ミシンMの動作状況等を表示す
るためのLCD(Liquid Crystal Display;液晶ディ
スプレイ)パネル2と、予め設定されている縫製模様等
を記憶している外部ROM(Read Only Memory)カー
ド等が接続されるカードコネクタ3と、外部のコンピュ
ータと刺繍ミシンMとを接続してデータの授受を実行す
るための通信接続コネクタ4と、電源ケーブル5と、縫
製の際に布が固定される布固定台6と、実際に縫製を行
う縫針7と、縫製を開始するとき及び終了するとき操作
されるスタート/ストップボタン8と、縫製の際の返し
を行うときに操作される返しボタン9と、縫針7を上下
させるときに操作される針上下ボタン10と、縫製後等
で糸を切る場合に操作される糸切りボタン11と、縫針
7を上下動させるためのモータの回転速度を調節するた
めのモータ速度ボリューム12と、刺繍ミシンMにおけ
る後述の禁止モードを設定解除するときに操作される禁
止モード設定キー27と、刺繍ミシンMにおける後述の
チャイルドロックモードを設定解除するときに操作され
るチャイルドロック設定キー28と、縫針7を手動で上
下させるためのハンドプーリー31と、刺繍ミシンMの
背面に配置された糸通し棒32と、マイク33と、縫製
の際に布を押さえる押え足を上下させるための押え足レ
バー34と、を備えている。
【0025】なお、LCDパネル2の表面には、各種の
入力操作を実行するための複数のキー25aを一又は複
数個含むタッチパネル25が配置されている。
【0026】更に、布固定台6内には、固定されている
布を縫製すべき模様等に対応して縫針7の移動方向に垂
直な面(X−Y面)内で移動させるための回転モータ
や、下糸を格納する釜等が内蔵されている。
【0027】また、実際に縫製模様を縫製する際には、
図1に実線で示すミシンMの構成に加えて、図1に点線
で示すような、縫製模様を刺繍する布を固定するための
刺繍枠35と、縫製すべき縫製模様に応じて刺繍枠35
を図1の紙面に垂直な方向に移動させるための移動体3
6と、縫製すべき縫製模様に対応して移動体36を図1
の紙面に平行な方向に移動させることにより刺繍枠35
を図1の紙面に平行な方向に移動するための刺繍器37
とが装着される。このうち、刺繍器37内には、上記移
動体36を駆動すると共に当該移動体36を図1の紙面
に垂直な方向に移動させることにより、刺繍枠35を縫
針7の移動方向に垂直な面内で移動させるため後述する
X方向回転モータ23やY方向回転モータ24が備えら
れている。
【0028】次に、刺繍ミシンMの内部構成について、
図2に示すブロック図を用いて説明する。
【0029】刺繍ミシンMの動作は、その内部にある信
号処理部15により一元的に制御されている。
【0030】この信号処理部15は、図2に示すよう
に、実際に刺繍ミシンMの制御を行う発生手段としての
CPU16と、CPU16が動作するための制御プログ
ラム等を予め読み出し可能に記憶するROM17と、刺
繍ミシンMの制御に必要なデータ等を一時的に読み出し
可能に格納するRAM(Random Access Memory)18
と、信号処理部15内の各構成部材を接続するバス20
と、バス20及び後述する入出力インターフェース21
による各構成部材の接続を制御するコントローラ19
と、信号処理部15と外部の構成部材とを接続する入出
力インターフェース21と、により構成されている。
【0031】そして、信号処理部15は、当該入出力イ
ンターフェース21を介して、カードコネクタ3に挿入
された上記外部ROMカード22、通信接続コネクタ
4、LCDパネル2、外部周辺スイッチS(上述したス
タート/ストップボタン8、返しボタン9、針上下ボタ
ン10等の外部から操作されるためのボタンを総称して
外部周辺スイッチSと現す。)、タッチパネル25、X
方向駆動モータ23、Y方向駆動モータ24及びリミッ
トスイッチ等と接続されている。
【0032】ここで、上述した構成のうち、モータ速度
ボリューム12、ハンドプーリー31、糸通し棒32及
び押え足レバー34、並びに上糸が巻いてある図示しな
い糸巻き棒及び使用者の足で操作されることにより上記
スタート/ストップボタン8と同様の動作を行う図示し
ないフットコントローラには、夫々の部材が操作された
ことを検出する検出手段としてのリミットスイッチ38
が取り付けされており、夫々のリミットスイッチ38が
入出力インターフェース21を介して信号処理部15に
接続されている。
【0033】また、本実施形態の刺繍ミシンMの動作
は、CPU16により制御されつつ実行されるものであ
り、そのために必要な後述の各フローチャートで示され
る処理動作に対応するプログラムは、予めROM17内
に記憶されている。
【0034】更に、当該信号処理部15内には、刺繍ミ
シンMに関する修理履歴情報等の固有情報又は後述の音
データ等を記憶する記憶手段としてのEEPROM(El
ectrically Erasable and Programmable ROM;
読み書き可能なROM)26を備えている。このEEP
ROM26は、電気的に記憶内容を書き変えることが可
能であると共に、刺繍ミシンM自体の電源を断としても
それまでの記憶内容を維持し続けるメモリである。
【0035】次に、EEPROM26内に予め記憶され
ている本発明に係る動物縫製データ及び音データについ
て、図3を用いて説明する。
【0036】先ず、動物縫製データについて、図3
(a)を用いて説明する。
【0037】実施形態の刺繍ミシンMにおいては、動物
模様を刺繍するときには、当該刺繍される動物の鳴き声
が同時に発生される。
【0038】そこで、EEPROM26内には、図3
(a)に示すように、縫製される動物の模様毎に、動物
の刺繍模様をLCD2に表示するための液晶データ41
と、当該動物の鳴き声を発生させるための音データであ
る鳴き声データ42と、縫製の際の縫針7の位置を示す
座標データである縫製データ43とを含む動物縫製デー
タ40が記憶されている。
【0039】更に、実施形態のミシンMにおいては、当
該刺繍ミシンMが非稼動状態である禁止モードのとき
に、モータ速度ボリューム12、ハンドプーリー31、
糸通し棒32及び押え足レバー34、並びに糸巻き棒及
びフットコントローラがいずれかが何らかの操作をされ
ると、夫々の部材毎に異なった音が発生する。
【0040】そのため、EEPROM26内の上記動物
縫製データ40以外の領域には、押え板レバー34が操
作されたときに発生する音に対応する音データが記憶さ
れているアドレスを示す先頭アドレス45と、糸通し棒
32が操作されたときに発生する音に対応する音データ
が記憶されているアドレスを示す先頭アドレス46と、
糸巻き棒が操作されたときに発生する音に対応する音デ
ータが記憶されているアドレスを示す先頭アドレス47
と、ハンドプーリー31が操作されたときに発生する音
に対応する音データが記憶されているアドレスを示す先
頭アドレス48と、モータ速度ボリューム12が操作さ
れたときに発生する音に対応する音データが記憶されて
いるアドレスを示す先頭アドレス49と、フットコント
ローラが操作されたときに発生する音に対応する音デー
タが記憶されているアドレスを示す先頭アドレス50
と、刺繍ミシンMが後述のチャイルドロックモードにあ
るときに用いられる音に対応する音データが記憶されて
いるアドレスを示す先頭アドレス51とが記憶されてい
る。
【0041】また、先頭アドレス45により示されるア
ドレスには、押え板レバー34が操作されたときに発生
する音に対応する実際の音データ52が記憶されてお
り、先頭アドレス46により示されるアドレスには、糸
通し棒32が操作されたときに発生する音に対応する実
際の音データ53が記憶されており、先頭アドレス47
により示されるアドレスには、糸巻き棒が操作されたと
きに発生する音に対応する実際の音データ54が記憶さ
れており、先頭アドレス48により示されるアドレスに
は、ハンドプーリー31が操作されたときに発生する音
に対応する実際の音データ55が記憶されており、先頭
アドレス49により示されるアドレスには、モータ速度
ボリューム12が操作されたときに発生する音に対応す
る実際の音データ56が記憶されており、先頭アドレス
50により示されるアドレスには、フットコントローラ
が操作されたときに発生する音に対応する実際の音デー
タ57が記憶されており、先頭アドレス51により示さ
れるアドレスには、刺繍ミシンMがチャイルドロックモ
ードにあるときに用いられる音に対応する実際の音デー
タが記憶されている。なお、音データ52乃至57につ
いては、例えば、夫々異なった楽器の音とされる。
【0042】次に、刺繍ミシンMの本発明に係る動作に
ついて、図4乃至図5を用いて説明する。
【0043】本発明の刺繍ミシンMにおいては、図4に
示すように、始めに、通常の縫製処理を行う通常ミシン
モードであるか否かが判定され(ステップS1)、通常
ミシンモードであるときは(ステップS1;YES)、
次に禁止モード(刺繍ミシンMを非稼動状態にするこ
と)設定キー27が操作されたか否かが判定される(ス
テップS2)。
【0044】そして、禁止モード設定キー27が操作さ
れていないときは(ステップS2;NO)、刺繍ミシン
Mに通常の縫製処理を行わせ(ステップS3)、次に、
いずれかの動物模様の縫製中であるか否かが判定される
(ステップS4)。そして、いずれかの動物模様の縫製
中であるときは(ステップS4;YES)、対応する動
物縫製データ40の中から鳴き声データ42を読み出し
て(ステップS5)、当該鳴き声データ42に対応する
鳴き声を発生させつつ縫製を行う(ステップS6)。そ
して、刺繍ミシンMの電源が断とされたか否かが判定さ
れ(ステップS7)、断であるときは(ステップS7;
YES)そのまま処理を終了し、断でないときは(ステ
ップS7;NO)ステップS1に戻って上述した処理を
繰り返す。
【0045】一方、ステップS4の判定において、動物
模様の縫製中でないときは(ステップS4;NO)その
ままステップS7へ移行する。
【0046】また、ステップS2の判定において、禁止
モード設定キー27が操作されているときは(ステップ
S2;YES),次に、チャイルドロック設定キー28
が操作されたか否かが判定される(ステップS9)。
【0047】ここで、上記チャイルドロックモードと
は、非稼動中において、子供が刺繍ミシンMに触ること
を禁止するべき状態であるときに刺繍ミシンMが設定さ
れるモードである。
【0048】ステップS9の判定において、チャイルド
ロック設定キー28が操作されないときは(ステップS
9;NO)そのままステップS7に移行し、操作された
ときは(ステップS9;YES)、次に、タッチパネル
25が操作されることにより入力されたパスワードを受
け付け(ステップS10)、次に、マイク33を介して
入力された母親の子供を叱る音声を上記音データ58と
して記憶し(ステップS11)、刺繍ミシンMをチャイ
ルドロックモードとして(ステップS12)ステップS
7へ移行する。
【0049】一方、ステップS1において通常ミシンモ
ードでないときは(ステップS1;NO)次にチャイル
ドロックモードが設定されているか否かが判定され(ス
テップS13)、チャイルドロックモードでないときは
(ステップS13;NO)、上記禁止モードであるとし
て、次に刺繍ミシンMを楽器ミシンモード(刺繍ミシン
Mの各部材が操作されると縫製処理は行わずに音だけを
出すモード)とする(ステップS14)。
【0050】そして、禁止モード解除キー(図1又は図
2には図示していないが、禁止モードのときに再度禁止
モード設定キー27を操作すると、禁止モードが解除さ
れる。)が操作されたか否かが判定され(ステップS1
5)、操作されていないとはき(ステップS15;N
O)そのままの状態を維持してステップS7に移行し、
禁止モード解除キーが操作されたときは(ステップS1
5;YES)禁止モードを解除して刺繍ミシンMを通常
ミシン状態とし(ステップS16)ステップS7へ移行
する。
【0051】一方、ステップS13の判定において、チ
ャイルドロックモードであるときは(ステップS13;
YES)、次に刺繍ミシンMをチャイルドロック状態と
する(ステップS17)。
【0052】そして、チャイルドロック解除キー(図1
又は図2には図示していないが、チャイルドロックモー
ドのときに再度チャイルドロック設定キー28を操作す
ると、チャイルドロックモードが解除される。)が操作
されたか否かが判定され(ステップS18)、操作され
ていないとは(ステップS18;NO)そのままの状態
を維持してステップS7に移行し、チャイルドロック解
除キーが操作されたときは(ステップS18;YE
S)、タッチパネル25を介して入力されたパスワード
を受け付け(ステップS19)、当該受け付けたパスワ
ードがステップS10で入力されたパスワードと同じパ
スワードか否かを判定し(ステップS20)、パスワー
ドが一致したときには(ステップS20;YES)チャ
イルドロックモードを解除して(ステップS21)ステ
ップS7へ移行し、一致しないときは(ステップS2
0;NO)エラー処理をして(ステップS22)ステッ
プS7へ移行する。
【0053】次に、ステップS14の詳細処理を図5を
用いて説明する。
【0054】ステップS14の楽器ミシンモードに移行
したときは、始めに、押え足レバー34に付随するリミ
ットスイッチ38により、当該押え足レバー34が操作
されたか否かが判定され(ステップS25)、操作され
たときは(ステップS25;YES)、先頭アドレス4
5を介して音データ52を読み込み(ステップS2
6)、当該音データ52に対応する音を発生させて(ス
テップS27)ステップS15へ移行する。
【0055】次に、ステップS25の判定において、押
え足レバー34が操作されていないときは(ステップS
25;NO)、次に、糸通し棒32に付随するリミット
スイッチ38により、当該糸通し棒32が操作されたか
否かが判定され(ステップS28)、操作されたときは
(ステップS28;YES)、先頭アドレス46を介し
て音データ53を読み込み(ステップS29)、当該音
データ53に対応する音を発生させて(ステップS2
7)ステップS15へ移行する。
【0056】次に、ステップS28の判定において、糸
通し棒32が操作されていないときは(ステップS2
8;NO)、次に、糸巻き棒に付随するリミットスイッ
チ38により、当該糸巻き棒が操作されたか否かが判定
され(ステップS30)、操作されたときは(ステップ
S30;YES)、先頭アドレス47を介して音データ
54を読み込み(ステップS31)、当該音データ54
に対応する音を発生させて(ステップS27)ステップ
S15へ移行する。
【0057】次に、ステップS30の判定において、糸
巻き棒が操作されていないときは(ステップS30;N
O)、次に、ハンドプーリー31に付随するリミットス
イッチ38により、当該ハンドプーリー31が操作され
たか否かが判定され(ステップS32)、操作されたと
きは(ステップS32;YES)、先頭アドレス48を
介して音データ55を読み込み(ステップS33)、当
該音データ55に対応する音を発生させて(ステップS
27)ステップS15へ移行する。
【0058】次に、ステップS32の判定において、ハ
ンドプーリー31が操作されていないときは(ステップ
S32;NO)、次に、モータ速度ボリューム12に付
随するリミットスイッチ38により、当該モータ速度ボ
リューム12が操作されたか否かが判定され(ステップ
S34)、操作されたときは(ステップS34;YE
S)、先頭アドレス49を介して音データ56を読み込
み(ステップS35)、当該音データ56に対応する音
を発生させて(ステップS27)ステップS15へ移行
する。
【0059】最後に、ステップS34の判定において、
モータ速度ボリューム12が操作されていないときは
(ステップS34;NO)、次に、フットコントローラ
に付随するリミットスイッチ38により、当該フットコ
ントローラが操作されたか否かが判定され(ステップS
36)、操作されたときは(ステップS36;YE
S)、先頭アドレス50を介して音データ57を読み込
み(ステップS37)、当該音データ57に対応する音
を発生させて(ステップS27)ステップS15へ移行
する。
【0060】次に、ステップS17の詳細処理を図6を
用いて説明する。
【0061】ステップS17のチャイルドロック状態に
移行したときは、始めに、いずれかのリミットスイッチ
38により、刺繍ミシンMのいずれかの部位が操作され
たか否かが判定され(ステップS40)、何の操作もさ
れないときは(ステップS40;NO)そのままの状態
を維持してステップS18に移行し、何らかの操作がさ
れたときは(ステップS40;YES)、先頭アドレス
51を介して音データ58(母親の叱り声)を読み込み
(ステップS41)、当該音データ58に対応する音を
発生させて(ステップS42)ステップS18へ移行す
る。
【0062】以上説明したように、実施形態の刺繍ミシ
ンMによれば、人が刺繍ミシンMを操作したときに予め
設定された音を出すので、刺繍ミシンMを操作する際に
興味を持って操作することができる。
【0063】また、刺繍ミシンMの可動部位を操作した
ときに夫々の可動部位に対応した音を発生するので、よ
り興味を持って縫製装置を操作することができる。
【0064】更に、刺繍ミシンMが非稼動状態であると
きのみ音を発生させるので、刺繍ミシンMを娯楽用にも
用いることができる。
【0065】また、チャイルドロックモードで操作して
はいけない状態の刺繍ミシンMが誤って操作されること
を防止できる。
【0066】更にまた、警告を示す音が母親が子供を叱
る音声であるので、禁止モードの刺繍ミシンMを子供が
操作することによる事故を未然に防止できる。
【0067】なお、上述の実施形態においては、動物縫
製データ40及び各音データをEEPROM26に記憶
するようにしたが、これ以外に、動物縫製データ40及
び音データ52乃至57についてはROM17に予め記
憶させておいてもよい。
【0068】また、全ての動物縫製データ40と音デー
タを外部ROMカード22から供給するように構成する
こともできる。
【0069】更に、外部のコンピュータにより制御され
る刺繍ミシンに対して本発明を適用することもできる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、人が縫製装置を操作したときに予め設定
された音を出すので、縫製装置を操作する際に興味を持
って操作することができる。
【0071】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、可動部位を操作したとき
に夫々の可動部位に対応した音を発生するので、より興
味を持って縫製装置を操作することができる。
【0072】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、縫製装置が非稼動
状態であるときのみ音を発生させるので、縫製装置を娯
楽用にも用いることができる。
【0073】請求項4に記載に発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、操
作してはいけない状態の縫製装置が誤って操作されるこ
とを防止できる。
【0074】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、警告を示す音は、母親が
子供を叱る音声であるので、禁止状態の縫製装置を子供
が操作することによる事故を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺繍ミシンの概観を示す側面図である。
【図2】刺繍ミシンの内部概要構成を示すブロック図あ
る。
【図3】EEPROM内のデータ構成を示す図であり、
(a)は動物縫製データの構成を示す図であり、(b)
は音データの構成を示す図である。
【図4】実施形態の刺繍ミシンの全体動作を示すフロー
チャートである。
【図5】楽器ミシンとしての動作を示すフローチャート
である。
【図6】チャイルドロックモードの刺繍ミシンの動作を
示すフローチャートである
【符号の説明】
1…ボディ 2…LCDパネル 3…カードコネクタ 4…通信接続コネクタ 5…電源ケーブル 6…布固定台 7…縫針 8…スタート/ストップキー 9…返しキー 10…針上下キー 11…糸切りキー 12…モータ速度ボリューム 15…信号処理部 16…CPU 17…ROM 18…RAM 19…コントローラ 20…バス 21…入出力インターフェース 22…外部ROMカード 23…X方向駆動モータ 24…Y方向駆動モータ 25…タッチパネル 25a…キー 26…EEPROM 27…禁止モード設定キー 28…チャイルドロック設定キー28 31…ハンドプーリー 32…糸通し棒 33…マイク 34…押え足レバー 35…刺繍枠 36…移動体 37…刺繍器 38…リミットスイッチ M…刺繍ミシン S…外部周辺スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された音に対応する音データを
    記憶する記憶手段と、 予め設定された縫製装置内の部位を人が操作したことを
    検出し、検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号が出力されたとき、前記記憶されている音
    データを用いて前記音を発生する発生手段と、 を備えることを特徴とする縫製装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の縫製装置において、 前記記憶手段は、前記縫製装置内の予め設定された可動
    部位毎に異なる前記音データを記憶すると共に、 前記検出手段は、前記可動部位を人が操作したとき、当
    該操作された可動部位を示す前記検出信号を出力し、 前記発生手段は、前記検出された可動部位毎に対応する
    前記音データに基づいて前記音を発生することを特徴と
    する縫製装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の縫製装置におい
    て、 前記発生手段は、縫製装置が非稼動状態であるときのみ
    前記音を発生させることを特徴とする縫製装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    縫製装置において、 前記音データは、警告を示す音に対応する音データであ
    ると共に、 前記発生手段は、前記縫製装置が、人の操作を禁止する
    禁止状態であるときのみ、前記音データに基づいて前記
    警告を示す音を発生することを特徴とする縫製装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の縫製装置において、 前記警告を示す音は、母親が子供を叱る音声であること
    を特徴とする縫製装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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