JPH11103541A - 省電力電気機器またはその電源装置 - Google Patents

省電力電気機器またはその電源装置

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JPH11103541A
JPH11103541A JP10016342A JP1634298A JPH11103541A JP H11103541 A JPH11103541 A JP H11103541A JP 10016342 A JP10016342 A JP 10016342A JP 1634298 A JP1634298 A JP 1634298A JP H11103541 A JPH11103541 A JP H11103541A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/02Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal
    • H02M7/04Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/05Capacitor coupled rectifiers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコンやサブスイッチを有するテレビジョ
ン受像機、ビデオ機器、ステレオ機器などの電気機器、
受信待機を行う電話機、ファクシミリ装置、コンピュー
タなどの電気機器またはその電源装置、あるいはACア
ダプタの待機時に流れる無駄な待機電流を抑制し、待機
機能に必要な最小限の消費電力のみとすることで、省電
力化を図る。 【解決手段】 リモコンやサブスイッチを有する電気機
器の待機回路に必要な電力を、電源回路の一次側を間欠
的に通電させて供給することで、待機に必要な最小限の
電力供給を行う。また、電力供給のための開閉あるいは
発振動作を間欠的に行うことで通電し、この間欠通電の
ための電源を一次側に配置することで、スタートアップ
や停電後の自動復帰を可能にさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビジョン受
像機、映像機器、音響機器など遠隔操作(以下リモコン
という)やサブスイッチによる入切動作を有する電気機
器、あるいは電話機、ファクシミリ装置、パーソナルコ
ンピュータ、その他の待機機能を有する電気機器、さら
にはACアダプターにより駆動電力を得る電気機器、ま
たはこれらの電源装置の省電力化に関する。
【0002】
【従来の技術】リモコン装置はその便利さ故、各種の電
気機器に使用されている。最近ではリモコンの待機状態
が常態でメインスイッチを省いてしまったものさえあ
る。また、メインスイッチを付けずに軽く小さなサブス
イッチを使用してスイッチ動作のための何らかの待機電
力を必要とするものもある。一方、電話機、ファクシミ
リ装置などの通信機器は信号受信のため、常時待機状態
にあり、この待機機能を維持するように一定の電力が日
夜消費されている。
【0003】このようなリモコン機能や待機機能などを
持つ電気機器を通電状態によって区分すると、次の4つ
の状態が考えられる。 (1)コンセントが抜かれた完全なオフ状態 (2)メインスイッチが切られた状態 (3)リモコンや受信待ちなどを動作させるための待機
状態 (4)通常の動作(使用)状態
【0004】これらの状態の中で、(1)、(2)の状
態では電流は全く流れないか、殆ど流れない。しかし、
(3)のリモコン動作等のため待機状態とした場合に流
れる電流は以外と多いものである。これは、電気機器の
電源トランスの一次側を入れたまま二次側の主要な負荷
回路のみを切るため、電源トランスの一次インダクタン
スと呼ばれる電流と、それに起因する銅損と呼ばれるコ
イルのジュール熱、鉄損と呼ばれる磁気コア内に流れる
渦電流損によるロスが生じてしまう。またスイッチング
電源では半導体のスイッチングロスが生ずるし、LED
やプラズマディスプレイといった状態を示す表示類の消
費電力も馬鹿にならない。同様にACアダプタを使用し
た機器においても、二次側のみを切り、一次側までをオ
フにするものはなく、ACアダプタを接続した状態で無
負荷損と呼ばれる無駄な電力が生じている。
【0005】従来の電気機器やACアダプタは、このよ
うな待機動作中の電力の消費の低減化について、十分な
対応がなされているとはいい難く、むしろ回路構成を簡
略化することで機器の価格を下げることに主眼が置かれ
て、省エネルギーという観点で設計されることが少なか
った。例えばこの様なものとして、ある種の音響機器で
は、待機状態では単にミューティングをかけてディスプ
レイ部のみを消灯し、音響回路はそのまま通電状態にあ
るものとか、ビデオ機器等において、ふたが閉じればデ
ィスプレイが見えなくなるにもかかわらず、プラズマデ
ィスプレイが点灯し続けるものなどの例が見られる。
【0006】上述したように、電気機器では待機時の電
力を必要とするものがますます多くなり、しかも、こう
いった機器は24時間通電されることが多い。最近は、
通常の使用状態での消費電力は相当改善されてきている
ので、待機時の消費電力が大きな問題となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
従来の電気機器が待機に必要な最小限の電力消費に止ま
らず、相当量の電力を無駄に消費していたことに対し、
リモコンやサブスイッチ機能、受信待機機能などを維持
する待機電力を必要最小限まで低減させ、無駄なエネル
ギー消費を極限に近くまで抑制した省電力電気機器を得
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、まず第一に
リモコンなどの機能のために待機中の電気機器の電源の
一次側で間欠通電させることによって、待機時の回路に
要求される限界に近い最小限の電力供給状態を安定して
作り出すことにある。ここで間欠通電には、通常のトラ
ンスを用いた電源を例えばサイリスタなどをある間隔で
開閉させるもの(間欠開閉)と、スイッチング電源のよ
うに、本来通常負荷時のパルス幅や周波数よりずっと低
い間隔でのスイッチング動作(間欠発振)の双方の概念
を含んでいる。
【0009】次に、この発明では間欠通電のための制御
回路を電源の一次側に設置している。二次側に設置する
と、スタートアップができないとか、停電後の自動復帰
が出来ない障害が発生する。また、スイッチング電源
で、いわゆる三次巻線から制御回路の電源供給を受ける
ものは起動回路や起動抵抗が必要となり、このロスのた
め省電力化ができにくい。そこで間欠制御用の電源を一
次側に設置し、しかもリアクタンスドロッパを使用した
制御用電源または起動回路を使用することで絶縁を確保
しながらも課題を解決している。
【0010】また、待機時などはコンデンサーを通し、
通常の定格より低い電圧で電源トランスを駆動させるこ
とでも節約をした。さらに、待機状態と通常の使用状態
との移行を円滑にさせる手段、待機に必要な回路自体に
も、省電力を目指した手段を組み合わせて以下のように
発明を構成した。以下、請求項の記載にそってこの発明
の内容を説明する。
【0011】この出願の第1の発明の構成は、商用電源
と接続された一次側に電源回路を開閉する素子を配置
し、この素子を一定時間ごとまたは、電流の使用状況に
応じた時間間隔で間欠開閉させる制御回路か、本体から
の制御信号または電流の使用量で連続通電に移行する制
御回路持つものである。待機動作中などの電力を多く必
要としない状態では、必要な電力は僅かで済むことか
ら、制御回路の電源に接続された平滑用コンデンサ、あ
るいは電荷蓄積のための素子からの電流で動作を維持さ
せる。負荷が比較的一定のものについては、電圧低下時
間を見込んで一定間隔ごとに、また負荷が変動するもの
や、より細かな制御を行う場合については電流の使用状
況を検出した間欠動作で一次側を通電することで、必要
かつ最小限の電力を待機回路に供給しようとするもので
ある。なお、状態や回路構成によっては、本体からの制
御信号、あるいは電流の使用量によって連続通電する制
御を行うこともこの発明には含まれる。
【0012】この出願の第2の発明の構成は、商用電源
と接続された一次側に電源回路を開閉する素子を配置
し、この素子を一定時間ごとまたは、電流の使用状況に
応じて間欠発振させる制御回路か、本体からの制御信号
または電流の使用量で連続発振に移行する制御回路を持
つものである。待機動作中などの電力を多く必要としな
い状態では、必要な電力は僅かで済むことから、電源に
接続された平滑用コンデンサ、あるいは電荷蓄積のため
の素子からの電流で動作を維持させる。負荷が比較的一
定のものについては、電圧低下時間を見込んで一定間隔
ごとに、また負荷が変動するものや、より細かな制御を
行う場合については電流の使用状況を検出した間欠発振
動作で一次側を通電することで、必要かつ最小限の電力
を待機回路に供給しようとするものである。
【0013】次に第3の発明の構成は、一次側の電源回
路開閉の制御が、電源トランスの残留磁気の方向を揃え
るために、通流電流の位相とタイミングを制御する手段
を持つものである。一次側の電源回路開閉動作のタイミ
ングにより、電源トランスの残留磁気の方向が様々な状
態になる。そして、次に開閉動作を行うと、そのときの
残留磁気の方向で突入電流が流れ易いかどうかの状態が
異なる。そこでこの突入電流の位相とタイミングを制御
することで、電力消費を抑えようとするものである。
【0014】次に第4の発明の構成は、一次側の電源回
路開閉の素子を間欠開閉させるための制御用の電源を一
次側に配置したものである。待機時から通常動作への移
行は、通常の待機時であれば、制御回路に蓄積された電
力で、一次側のオンに必要な動作ができるように設計で
きるが、機器に最初に通電したときや停電後の復帰時、
あるいは一次側のメインスイッチをオフした場合起動し
なくなる。そこでこの発明では、制御回路の駆動の電源
部分を一次側に配置することで、定常時以外からの復帰
動作時も制御回路に電力を供給し、動作が確保できるよ
うにしたものである。いわゆる三次巻線から電源を供給
するものは、起動抵抗や起動回路が必要でこのロスも馬
鹿にならない。因みに絶縁の必要が無い物は起動の制約
が無いので、1mW以下の消費電力も可能であったが絶
縁されたものは、この理由で100mW以下は殆どなか
った。
【0015】次に第5の発明の構成は、商用電源の一次
側に電源回路を間欠開閉あるいは間欠発振させる素子を
配置し、この素子の制御用の電源として、一次側からコ
ンデンサのリアクタンス分を流れる電流を用いたもので
ある。この構成では、双方向性サイリスタ、MOSFE
Tなどのスイッチング素子の開閉装置を商用電源ライン
側に配置してこの開閉を制御するようにし、併せて制御
用の電源に一次側のコデンサのリアクタンス分を流れる
電流を使用することで、不要な損失を低減させている。
むろんこれを3次巻線を利用する場合の起動回路として
使用しても良い。この方法が従来あまり使われなかった
のは、電源電圧が緩やかに立ち上がる場合、制御回路に
よっては確実な起動をしないことがあげられる。この問
題は使用半導体の選択や回路に工夫を加えることで確実
な起動をさせることができた。本発明ではこれらの相乗
効果により100mW以下の待機電力や無負荷損とする
ことができた。
【0016】次に第6の発明の構成は、商用電源の一次
側入力電圧をコンデンサにより分圧するか、もしくはコ
ンデンサを通して電源トランスの一次側をドライブする
ものである。むろんこの前に更にコンデンサを並列に接
続してもよい。待機時の負荷が少ない状態では、このよ
うにして下げても必要な電圧を二次側から取り出すこと
ができ、その分は節約できるからである。
【0017】また、第7の発明の構成として、第1ない
し第6の発明の省電力電気機器において、電流の使用状
況の検出をコンパレータ、またはヒステリシス特性を持
つコンパレータ、またはコンパレータとワンショットの
いずれかを使用するか、フォトカプラのLEDを直接ド
ライブできる場合は、フォトカプラのLEDを駆動をさ
せる構成の電気機器を得ている。そして、この回路構成
により、所定の電流が必要な状態になると、間欠通電状
態から連続通電状態へ移行するか、間欠通電状態であっ
ても間欠時間の短縮などにより電力移送を高める状態へ
移行させるか、あるいは減圧状態を解除し電力供給を高
める手段を有するものである。
【0018】さらに第8の発明の構成は、間欠開閉の動
作のためのオン、オフ信号または間欠動作の開始や終了
の信号を伝達する手段が、アイソレーションをとる必要
から二次側からフォトカプラを用いて伝達されるもので
ある。
【0019】さらに第9の発明の構成は、遠隔操作機能
やサブスイッチを使用した電気機器において、これら機
能の動作のための補助電源として第1の構成ないし第8
の発明の構成に記載した電源を使用することにある。待
機時の制御回路の電源を補助電源により別個に設定する
ことで、極限の省電力設計のものとすることができる。
【0020】そして第10の発明の構成として、待機動
作のための補助電源からの通電信号で機器本体部の電源
が動作し、以降の動作に必要な電力を本体電源から得る
か、または一次側から補助電源に供給するようにしたも
のである。待機動作から通常の使用状態に移行にかかる
最低限の動作を待機制御回路に委ね、動作開始後の供給
はメイン回路側に委ねるか、もしくは一次側からの電力
の供給を受けて動作を継続するようにしたことで待機時
の電力を最小限とするものである。
【0021】第11の発明の構成は、商用電源を利用す
るスイッチング電源または一次側と二次側を絶縁したD
C/DCコンバータの一次側から二次側への電力伝達手
段が、等価的なデューティサイクルを制御するものにお
いて、一定の値以下のデューティサイクルでは、発振を
停止させることで待機時などは間欠発振動作に移行する
ものである。従来からもスイッチング電源やDC/DC
コンバータは、負荷が極端に軽減されると回路や調整次
第では間欠発振状態になるものがあった。しかしながら
この領域はリップルのみならず、耳に付く異音が発生す
るので異常動作領域とされていた。そのためこれがなく
なるまでブリーダ抵抗で無駄な電流消費させるなどし
て、連続発振を維持しようとするのが普通であった。最
近では待機時に限り本体からの制御信号で間欠発振させ
るもの(例えば特開平8−130871号公報)も考え
られているが、異音の問題等で実用化されるには至って
いない。異音の問題については、耳につき易い周波数を
避ければよく、例えば20kHz以上にするか、逆に数
百Hz以下にしてしまえば気になりにくく、ヒステリシ
ス特性や時定数を利用することで耳に付きにくい周波数
にまで下げることができる。またトランスの固定を強固
にすることで異音を減らすことも可能である。また別の
問題として、間欠の周波数下げるとリップルは大きくな
る傾向にある。ただ、この点についても挿入されている
コンデンサの容量を大きくすることで低減は可能である
し、どうしてもリップルがあってはいけない場合は、後
段にレギュレータやリップルフィルタを入れればよい。
しかし、通常は待機時に電源に高度な性能を要求される
ことは殆どない。
【0022】第12の発明は、発振周波数の変化で出力
電圧を制御する電源装置、例えば共振型コンバータなど
で、低負荷時などに共振周波数から変位させて共振電流
を低減させる場合に、特定の周波数範囲外になると発振
を停止させる制御回路と組み合わせて、間欠発振へ移行
させるようにしたものである。
【0023】第13の発明の構成は、異音の問題を解決
するもので、デューティサイクルや発振周波数の検出部
が、間欠発振周波数を下げるためのヒステリシス特性や
時間遅れの機能を有したものである。
【0024】第14発明の構成は、待機機能を持つ電気
機器の待機モードの検出に、電源二次側の直列ループに
挿入された抵抗分の電圧降下を検出し、これにより基準
電圧部の分圧比を変えるなどして待機時の電圧を下げる
ことで省電力動作をする電源装置において、直列に挿入
された抵抗分として、リップルフィルタを構成するイン
ダクタによる電圧降下をローパスフィルタを通じて得た
ものを使用したものである。最近の電気機器は、消費電
流が少ない待機時モードを持つものがある。このときは
必ずしも規定の電圧を必要とする訳ではない。そこでこ
のモード時は、電圧を下げることで更に省電力化が図れ
る場合もある。この発明では待機モード時の検出につい
て、新たな検出抵抗による損失を防ぐため、リップルフ
ィルタを構成するインダクタの抵抗分の電圧降下をロー
パスフィルターを利用するなどして検出を行い、無用な
電力消費を抑制したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて述べる。なお、この実施の形態以降の各実施例の各
図で同一部分、同一機能については共通の符号を付して
いる。図1は、この発明の代表的な回路構成を示したブ
ロック図である。図は、音響機器、テレビ、ビデオ機器
などで、リモコン装置、タイマーの表示部などを有し、
かつ電源を商用電源から得ている機器を示している。
【0026】図1においてACプラグなどの商用電源入
力部101から交流電源が機器の本体102に供給され
る。本体102は、電源が投入されると機器本来の機能
を動作させる部分である。また本体102には、これを
駆動させるために必要な電圧、電流を供給するための主
電源が含まれている。商用電源の供給ラインには、リレ
ーなどの開閉装置103が設けられており、制御回路1
04からの開閉信号によって供給ラインの開閉が可能に
なっている。制御回路104は、主電源とは別に補助電
源105が設けられ、待機時の電力供給は補助電源10
5からなされる。また制御回路104には、リモコンの
受光回路106、受光信号により必要な各種の制御信号
を出力する演算装置107が設けられ、リモコン信号に
よって本体102への通電の命令が来た場合には、開閉
装置103の制御端子に信号を送り、開閉装置を駆動さ
せて商用電源を本体102に供給する。また、演算装置
107は、本体102への制御信号を送る機能も有して
いる。
【0027】タイマー108は、待機時にも動作する必
要があることから制御回路104に置かれており、液晶
による表示部109を駆動している。このとき、液晶の
表示のためのバックライト110は、電力消費が大きい
ことから、待機時には点灯させず、通常動作時に本体1
02側から電流が供給されるようになっている。制御回
路104は、間欠通電の場合でもコンデンサなどの電荷
蓄積素子111に蓄積された電荷により待機状態を維持
している。待機状態解除後に開閉装置の動作に必要な最
初の電流は、電荷蓄積素子111から供給し、本体が動
作した後、本体電源部からダイオード112を介して補
充される。
【0028】このように待機電流のみから考えれば、本
体電源部と補助電源の両方を備えたもののほうが望まし
い。というのも、補助電源については必要最小限の消費
電力まで削減した省電力設計ができるからである。また
このような構成としたことで、部品等のコストの上昇は
若干あるが、その電気機器が生涯で消費する電力量を削
減できる。
【0029】
【実施例】次に、より具体的な実施例によってこの発明
をさらに詳しく説明する。図2、図3及び図4は、実施
例2ないし4を表している。これら実施例は、いずれも
共通して図中の実線Aで囲まれたブロックの回路と点線
Bで囲まれたブロックの回路のいずれかの構成をとるこ
とができるようになっている。
【0030】まず、実線Aのブロックの回路を選択した
場合(このとき点線Bのブロックの部分は存在しな
い)、リレードライブ210と連動したリレースイッチ
215で、リモコン信号回路213からの信号によりリ
レースイッチ215を経てメイン回路への電流の供給を
するようになっている。この場合、メイン回路213と
メイン回路とは、共通の電源を使用している。一方、点
線Bのブロックを選択した場合(このときは実線Aのブ
ロックの部分は存在しない)、この電源回路はリモコン
信号回路やタイマー回路専用の補助電源として機能し、
メイン回路への電流供給は、本体102に別に設けられ
た主電源を用いることになる。この場合、リモコン信号
回路回路213からの信号により、リレードライブ21
0と連動したリレースイッチ216を駆動させて、本体
102への電流の供給を行う。制御回路を主電源と共通
化するか、補助電源として別途設けるかは、機器の仕様
やスペース、用途等に応じて任意に選択できる。
【0031】次に個別の実施例について説明する。まず
図2の実施例2は、スイッチング電源にこの発明を適用
したもので、制御用電源として、コンデンサ201を通
してダイオード202で整流する。この部分にコンデン
サ201を使用することは、発熱によるエネルギーのロ
スを少なくすることができる。因みにこの値は0.01
μF程度である。この容量性リアクタンスを通る僅かな
電流は次のコンデンサ203に蓄えられ、制御用電源と
なる。なお、204はツェナーダイオードである。この
電源により、シュミットトリガーインバータ205を用
いた発振器を動作させ、スイッチング用のMOSFET
206をドライブする。
【0032】一方、商用電源の入力は、ダイオード20
7で整流され、これをコンデンサ208に蓄える。これ
をMOSFET206でスイッチングさせることでパル
ス電流を作りだし、トランス209を通じてアイソレー
トさせたものを再び整流し、コンデンサなどの蓄電装置
214に蓄える。これはリレーのドライブ回路210を
駆動する瞬間に必要なエネルギーを蓄えておく役割を担
っている。この蓄電装置214の電圧は、シュミットト
リガー回路211に入る。もし、電圧が設定された電圧
以上に高くなり過ぎると、フォトカプラ212が点灯
し、スイッチング用のMOSFET206にパルスが入
るのを止める。するとスイッチング動作が停止し、シュ
ミットトリガー回路211に入る電圧もやがて低下して
フォトカプラ212は消灯することになる。すると再び
スイッチング動作が始まり電圧が上昇する。このフィー
ドバックループを形成させたことにより、電圧はある範
囲に管理される。この動作はむろんコンパレータとワン
ショトとの組み合わせに置き換えることも可能である。
これらはいずれもスレショールド電圧付近でのノイズの
影響を受けにくくするための工夫である。
【0033】このように、間欠通電させることで消費電
流を格段に低減させることができる。因みにスイッチン
グ周波数とは、一般に周波数が10kHz以上のものを
指しているが、間欠通電のインターバル時間は数百Hz
程度以下のゆっくりとしたものを指している。なお、こ
の例では巻線トランス209を使用したスイッチング電
源としたが、圧電素子を用いた圧電トランスを用いても
同様の回路を得ることができる。
【0034】次に、図3の実施例3について説明する。
まず、制御回路用の電源は、商用電源からコンデンサ2
01を通り、全波整流のダイオード301にて整流さ
れ、コンデンサ203に蓄えられる。なお、204はツ
ェナーダイオードである。この電圧がシュミットトリガ
ーインバータ205を用いたパルス発生器を動作させ、
この電圧がフォトカプラ302のLEDを点灯させる。
因みにLEDの点灯時間は、消灯時間よりはるかに短く
設定されているのでフォトカプラ302の双方向性サイ
リスタのオン時間は短くなる。これはリモコン等の待機
時に使用される電力は僅かなため連続通電させる必要は
なく、このような間欠動作で励磁電流による消費電力を
大幅に減少させることができる。そして通電時にトラン
ス304を介して二次側へ電力が供給される。
【0035】なお、リモコン信号回路213からの信号
によりリレー210とフォトカプラ303をドライブ
し、リレースイッチ215でメイン回路の負荷への接続
を得るとともに、フォトカプラ302の双方向性サイリ
スタをショートさせて連続通電モードとすることができ
る。このとき双方向性サイリスタ部をゼロクロススイッ
チングとすることでスパイクノイズ発生の問題を低減で
きる。なお、制御回路の電源をメイン回路の電源と独立
した補助電源として用いるときは、前述したように実線
ブロックAの回路によらず点線ブロックBの回路を選択
する。
【0036】次に、図4の実施例4について説明する。
これは、補助電源に小さい商用トランスを使用するもの
である。ところがこの損失は以外に少なくはならない。
というのは、トランスは小さいものほど効率が悪くなる
からである。そこで、待機時はトランスへの入力電圧を
下げて動作させるようコンデンサを通して、省電力効果
を得たものがこの実施例4である。図において、商用電
源から分圧コンデンサ401、402によって分圧され
た電圧をトランス304の一次側への入力とする。そし
て二次側の整流された電流を制御回路の待機時の電源と
して用いている。この回路例においてもリモコン信号回
路213からの信号により、フォトカプラ404が動作
し、双方向性サイリスタがショートして商用電源の電圧
が分圧されなくなる。
【0037】このように、コンデンサで分圧後、トラン
スという誘導性インピーダンスをドライブするのは一種
のインピーダンスマッチング回路なので、待機専用の補
助電源なら電圧の異なる国向けでも回路定数を変えるだ
けで同じトランスが使用できる。また、50Hz、60
Hzの地域差については、その間に合わせるか、余裕の
少ない周波数側で合わせればよい。待機時のように負荷
の少ないときは、このような回路構成としても必要な電
圧を二次側から取り出すことができる。なお、一般的に
商用電源の一次側に高周波ノイズをカットする目的でも
コンデンサが挿入される場合もあるが、その値はこうい
った目的のものに比べ格段に小さいものであり、挿入方
法もコンデンサの種類も異なったものである。
【0038】図5の実施例5は、ACアダプタなど、負
荷電流量の情報しか得られない場合の消費電力の節約の
例を示している。この例も、図4の実施例4同様に分圧
してトランス304をドライブするものであるが、むろ
ん図2や図3に使われている例と組み合わせることがで
きる。この例では電流の検出にコンパレータ501を使
用している。直流出力端子502に接続された電気機器
が待機時と見られる場合、電流は殆ど流れない。このと
きフォトカプラ404のLEDは点灯しない。しかし、
規定以上の電流が流れると、コンパレータ501の比較
入力電圧が逆転してLEDが点灯し、双方向性サイリス
タがショートして分圧状態でなくなる。電流がフォトカ
プラ404の点灯電流に近い値を確保できるときは、コ
ンパレータ501を省略し、フォトカプラ404に直接
接続した構成とすることもできる。
【0039】図6は、図3の実施例3に関連した別の実
施例6である。実施例3の場合において、図の実線Aの
ブロックを採用したときは、トランス304を大きくす
る必要が生じる。電源トランスは、大きくなるにしたが
って突入電流が流れ易くなることと相まって、磁気コア
が飽和し易くなるからである。このため、電源を切った
タイミングによって残留磁気の方向が決まってしまう。
そして次の電源投入時に、この磁気の方向を反転させる
か、同じ方向から始まるかで突入電流は全く異なったも
のとなってしまう。そこで、電源のオン−オフのタイミ
ングを電源周波数に同期させて管理することにより、こ
の突入電流をいつも少なくすることができた。
【0040】図6にあるように、この実施例ではバイナ
リカウンタ601で商用周波数を分周し、ゲート回路6
02でアンドをとることで、この例では64波中の2波
分の時間だけを規則的なタイミングで通電させ突入電流
を少なくしている。電源のオン−オフのタイミングの同
期は、この例のみでなく、例えばフォトカプラ302の
双方向性サイリスタを制御するゼロクロススイッチに方
向性、すなわち一定の方向のゼロクロス時のみに選択的
に動作するものがあれば、バイナリカウンタ601を用
いずに同期をとることもできる。なお、この実施例では
トランス304の二次側の回路については、省略して説
明している。
【0041】図7の第7の実施例はスイッチング電源の
例で、負荷電流が20%以上100%までの大きい領域
では連続発振し、20%未満の負荷の小さい時には間欠
発振するように動作を明確に区分した回路構成である。
図において、商用電源の一方はダイオード701で整流
され、コンデンサ702で平滑されて主電源用となる。
他方はコンデンサ703を通りダイオード704、70
5で整流され、コンデンサ706で平滑され、制御用の
電源となる。発振回路707には、疑似三角波を発生す
ると同時に発振停止用のリセット端子がある。第1のコ
ンパレータ708の−端子は電源電圧を分圧し、フォト
カプラ710がオフの時、等価的なデューティサイクル
が50%、オンの時は0%になるように設定されてい
る。この出力がスイッチング素子711を駆動し、この
パルス電流でトランス712を駆動する。トランス71
2の二次側は、ダイオード713で整流され、π型フィ
ルタ714で平滑される。この出力電圧は基準電圧71
6と比較され、もし大きい場合にはフォトカプラ710
のLEDが点灯する。すると制御回路のX点の電位を上
げ、第1のコンパレータ708の出力のデューティサイ
クルが下がって二次側の電圧が下がるように、制御ルー
プが形成されている。
【0042】ここで第2のコンパレータ709は、X点
の電位が上がりデューティサイクルが10%を切る領域
に下がろうとするとリセットをかけ、発振を停止させ
る。このためある値以下の消費電流では間欠発振を余儀
なくされることになる。このように、デューティサイク
ルの少ない領域については発振停止、すなわちデットゾ
ーンを設けることでこの領域でのスイッチングロスが低
減されることになる。第2のコンパレータ709に正帰
還がかけられているのは、この間欠発振の周波数を下げ
る効果がある。また、X点とグランド間に挿入されたコ
ンデンサ715も同様の働きをする。間欠発振の動作に
伴う音の発生が気にならない場合は、この回路を省略し
てもよい。
【0043】なお、電源装置おいてはアイソレーション
が課題の一つとなる。バッテリ機器用のアイソレーショ
ンが絡まないものには、従来からも間欠発振動作をさせ
るものがあった。しかし、アイソレーションが絡むとス
タートアップしない回路になったり、起動回路が必要に
なったりして、省電力化が難しくなる。更に、アイソレ
ーションを必要とするにはエネルギーを伝達するための
トランスと、信号をフィードバックするフォトカプラが
必要となり、ループの伝達関数は複雑になりやすい。こ
のため、より高度な制御技術が必要となる。スイッチン
グ電源の場合、フォトカプラの点灯で発振停止という設
計でないとスタートアップできない制約も発生する。こ
の発明では、アイソレーションを確保しているにも関わ
らず低消費電力化を達成している。しかも、スタンバイ
信号といった特別な制御信号を用いることなく、電流の
消費量が下がると自動的に間欠発振動作に移行でき、ス
タートアップの問題もない。
【0044】この実施例は、間欠発振の決定を出力電圧
を監視して決定するのでなく、あくまでデューティサイ
クルの範囲を制限することで自動的に間欠発振に移行す
る構成としている。この構成を達成するためには、実質
的に第2のコンパレータ709を1個追加するのみとい
う簡単な回路で達成できるので、消費電力の少ない回路
で通常動作時の性能と効率を上げながら待機時の損失も
少なくできる。因みに、間欠の動作の判断に電流を利用
するのは抵抗による損失が発生する。明確な動作をする
ようにヒステリシス電圧で判断するには、リップルが発
生する。待機時はこれでもよいが、通常動作時はリップ
ルフィルタが必要な場合もあるのでこの部分で損失が生
じる。この実施例のデューティサイクルにデッドゾーン
を設ける手段は、通常動作時には連続発振で本来のスイ
ッチング電源による必要な電力供給性能と効率を確保し
ながら、待機時には多少リップルがあろうとも、消費電
流を下げるという機能を簡単な回路で達成できる。な
お、この実施例のデューティサイクルについて言えば、
周波数固定でデューティサイクルのみが変化するもの、
オン時間固定でオフ時間が変わるもの、あるいはその逆
のものがあるが、いずれも等価的なデューティサイクル
を変えているに過ぎない。また、多石型や共振型や部分
共振型の場合は、波形上からは明確な形で定義できにく
いものも存在するが、エネルギーからみれば、同様の定
義ができるといえる。そこで、これらの内容を含んだ意
味でこの出願では、等価的デューティサイクルと呼んで
いる。
【0045】また、実施例7は、効率的な電流検出の手
段についても開示している。常識的には、電流を検出す
るには直列に抵抗が必要であり、ここでエネルギーを損
失する。そこで図7の実施例では、多くの電源で使われ
ている平滑用π型フィルタ714を構成するインダクタ
717が持つ直流抵抗を利用している。なおここには高
周波成分も含まれているので、ローパスフィルタで高域
を落とせばよい。しかも、この例ではインダクタ717
を常識的な+側に配置せず、−側に配置することで汎用
の単電源オペアンプがそのまま使用できるメリットもあ
る。この出力で基準電圧716のゲート部分をドライブ
すれば待機時などの電流が少ないとき、さらに電圧を下
げて電力削減ができる。
【0046】この実施例7は、フライバック方式で説明
したが、これはフォワード方式にも適用可能であるし、
同期整流とも組み合わせることができる。
【0047】図8は、第8の実施例を表す。この実施例
は、共振型コンバータの例である。商用電源を整流した
ものか、直流源の801は、発振制御路802により交
互に開閉されるスイッチング素子803、804で、コ
ンデンサ805と直列接続されたトランス806の一次
側のインダクタンスとで共振させている。この共振周波
数(f)と共振電流(i)との関係は、図9のグラフに
示すように、最大負荷時の電流は共振点(fr)の電流
となり、多く流れる。軽負荷時は、より高い周波数pま
で変移することで共振電流を少なくしている。なお、8
07は、二次側の整流平滑回路である。図において、も
し出力電圧が高くなると、フォトカプラ808の発光ダ
イオードが強く光り、Y点の電位が上がることになる。
そうすると、発振制御回路802は、周波数を上げ、共
振電流を下げ、出力電圧が下がるようにフィードバック
ループが形成される。
【0048】この実施例では、ある設定、例えば最大出
力の5分の1の電流以下になるように発振周波数を上げ
ようとする場合は、別に設置したコンパレータ809で
発振制御回路802のリセット信号を出力し、発振を停
止させるようにする。これにより、小電流時には自動的
に間欠発振動作に移行し、省電力効果が得られるように
している。なお、この実施例では、制御回路用の電源部
分等は省略してあるが、リアクタンス分を通過する電流
を利用することで、この部分での発熱や、損失を一層削
減できる形態としてもよいのは、言うまでもない。
【0049】以上の各種の実施例のように、これら発明
は、間欠通電とコンデンサを通しての減電圧駆動を基本
技術とし、これらがスタンバイ時の特殊性を利用して、
省電力となるよう制御技術を組み合わせて達成されてい
る。また、絶縁すなわちエネルギーを送る部分と、フィ
ードバック用の2つのアイソレーションを取る必要があ
るが、これに伴う起動回路での損失の発生をリアクタン
スドロッパで解決している。また、一次側の開閉素子の
間欠開閉に伴う、突入電流、ノイズ、リップルの発生が
あるが、突入電流は位相やタイミングの制御により、ノ
イズはゼロクロススイッチにより、またリップルは待機
状態や無負荷状態では実質的に問題を生じにくいが、必
要ならリップルフィルタを設置できる。。また、省電力
状態から通常の使用状態などへ復帰するための制御回路
の主要部を一次側に配置し、二次側には電流の検出等の
必要最小限の回路構成としたことで、停電やメインスイ
ッチのオフ後も復帰起動を問題なく行うことができる。
さらには、待機時の動作に必要な電力を最小限とし、復
帰動作のために必要な電力の供給はバックアップを行う
構成としたことで、待機時の消費電力を更に低減するこ
とができた。この様な効果により、いずれの実施例の場
合も待機時の電力は従来のおよそ10分の1以下の10
0mW以下にまで低減させることができた。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば電
気機器のリモコン動作やサブスイッチ動作あるいは信号
待ちなどのための待機時の電力を大幅に低減させ、機器
のライフサイクルでの省電力化を達成することができ
る。これにより地球環境における、資源枯渇や温暖化の
抑止に至る多大な効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機器の基本的な構成の第1実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】本発明をスイッチングレギュレータを使用した
機器に適用した第2の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明を通常のトランスを使用した機器に適用
した第3の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明を通常のトランスを使用した機器に適用
した第4の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明をトランスを用いたACアダプタに適用
した第5の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明を通常のトランスを使用した機器に適用
した第6の実施例を示す回路図である。
【図7】本発明をスイッチングレギュレータに適用した
第7の実施例を示す回路図である。
【図8】本発明を共振型DC/DCコンバータに適用し
た第8の実施例を示す回路図である。
【図9】図8の実施例の共振型コンバータの共振電流と
発振周波数との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
101 商用電源入力部 102 本体 103 開閉装置 104 制御回路 105 補助電源 111、214 電荷蓄積素子 206 MOSFET 210 リレードライブ 215、216 リレースイッチ 205 シュミットトリガーインバータ 209、304、712 トランス 212、302、303、404、710、808 フ
ォトカプラ 401、402 分圧コンデンサ 501、708、709、809 コンパレータ 601 バイナリカウンタ 602 ゲート回路 707 発振回路 717 インダクタ 802 発振制御回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を利用する電気機器において、
    一次側で一定時間ごと、または電流の使用状況に応じた
    時間間隔で間欠開閉をさせる制御回路か、電源の制御信
    号または電流の使用量で連続通電に移行する制御回路を
    有することを特徴とする省電力電気機器またはその電源
    装置。
  2. 【請求項2】 商用電源を利用する電気機器において、
    一次側で一定時間ごと、または電流の使用状況に応じた
    時間間隔で間欠発振をさせる制御回路か、電源の制御信
    号または電流の使用量で連続通電に移行する制御回路を
    有することを特徴とする省電力電気機器またはその電源
    装置。
  3. 【請求項3】 商用電源と接続された一次側での電源開
    閉の制御が、商用電源トランスの残留磁気の方向を揃え
    るために、通流電流の位相とタイミングを制御する手段
    により行われることを特徴とする省電力電気機器または
    その電源装置。
  4. 【請求項4】 商用電源を利用する電気機器において、
    商用電源と接続された一次側に間欠制御をする回路を配
    置し、この制御回路駆動用の電源も一次側に配置したこ
    とを特徴とする省電力電気機器またはその電源装置。
  5. 【請求項5】 商用電源を利用する電気機器において、
    商用電源と接続された一次側に間欠通電する素子を配置
    し、この素子の制御用の電源としてまたはこれらの起動
    用として、一次側からコンデンサのリアクタンス分を流
    れる電流を用いたことを特徴とする省電力電気機器また
    はその電源装置。
  6. 【請求項6】 商用電源を利用する電気機器において、
    商用電源と接続された電源トランスの一次側をコンデン
    サにより分圧するか、コンデンサを通じて駆動すること
    を特徴とする省電力電気機器またはその電源装置。
  7. 【請求項7】 電流の使用状況の検出が、コンパレー
    タ、またはヒステリシス特性を持つコンパレータ、また
    はコンパレータとワンショットの組み合わせからなるも
    のか、あるいは直接フォトカプラのLEDの駆動のいず
    れかの手段を用いたものであり、電流が必要になると、
    間欠通電から連続通電へ、または間欠通電間隔を短縮す
    るか、または減圧状態から減圧の解除に移行するいずれ
    かの手段を有するものであるところの請求項1ないし6
    に記載の省電力電気機器またはその電源装置。
  8. 【請求項8】 間欠通電または減圧制御のためのオン,
    オフ信号、もしくはこれらの開始や終了の信号が、二次
    側からフォトカプラを用いて一次側に伝達されるもので
    あるところの請求項1ないし7に記載の省電力電気機器
    またはその電源装置。
  9. 【請求項9】 遠隔操作機能やサブスイッチを使用する
    電気機器の、これら待機機能のための補助電源として請
    求項1ないし8に記載した電源を使用した省電力電気機
    器。
  10. 【請求項10】 待機動作のための補助電源からの通電
    信号で、機器本体部の電源が動作し、以降の動作に必要
    な電力を本体電源から得るか、または一次側から補助電
    源に供給する機能を持つ請求項1ないし9に記載の省電
    力電気機器またはその電源装置。
  11. 【請求項11】 商用電源を利用するスイッチング電源
    または一次側と二次側を絶縁したDC/DCコンバータ
    の一次側から二次側への電力伝達手段が、等価的なデュ
    ーティサイクルを変化させることで制御するものにおい
    て、一定の値以下のデューティサイクルでは、発振を停
    止させ間欠発振動作となる比較制御回路を有することを
    特徴とする省電力電気機器またはその電源装置。
  12. 【請求項12】 商用電源を利用するスイッチング電源
    または一次側と二次側を絶縁したDC/DCコンバータ
    の一次側から二次側への電力伝達手段が、発振周波数を
    変化させることで、制御する電源装置において、特定の
    周波数以上または、以下になると発振を停止させ、間欠
    発振動作となる比較制御回路を有することを特徴とする
    省電力機器またはその電源装置。
  13. 【請求項13】 一定の値のデューティサイクルや発振
    周波数の検出部が、間欠発振の周波数を下げるべくヒス
    テリシス特性や時間遅れの機能を有するものであるとこ
    ろの請求項11または12に記載の省電力電気機器また
    はその電源装置。
  14. 【請求項14】 待機機能を持つ電気機器の待機モード
    の検出に、電源二次側の直列ループに挿入された抵抗分
    の電圧降下を検出し、待機時の電圧を下げて省電力動作
    をする電源装置において、直列に挿入された抵抗分とし
    て、リップルフィルタを構成するインダクタの電圧降下
    分を利用した省電力電気機器またはその電源装置。
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