JPH11103451A - 在宅旅行システム - Google Patents
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
Abstract
映像をそれぞれリアルタイムに常時入力するために各地
点に設けられたカメラ12及び集音マイク13、カメラ
12及び集音マイク13から常時入力される実況の映像
及び音声を互いに他の実況の映像及び音声と識別するた
めの実況映像識別データを、所定の文字列・記号列・数
値列・図形・映像等の検索用データと関連付けながら、
記録する実況映像検索用データベースを記録したCD−
ROM4、並びにCD−ROM4に記録された実況映像
検索用データベースから、ユーザーの希望に対応する実
況映像を検索して、ユーザーにネットワーク用公衆回線
10を介して、リアルタイムに提供する中継サービス用
コンピュータ11を備え、ユーザー側のディスプレイ7
に表示される実況映像のの提供行為に応じて、ユーザー
の利用料金を算出する。
Description
イムの実況映像をユーザーの希望に応じて任意に提供す
ることにより、ユーザーに、自宅に居ながら、遠隔の地
に実際に旅行しているのと同じ感覚や感動を与えること
ができる在宅旅行システムに関する。
ROM又はハードディスクなどの記録媒体に記録してお
き、それを所定のキーワードや地図上の地点等の検索デ
ータに基づいて検索して表示するシステムが存在してい
る。
の記録媒体に記録された映像は、「過去のもの」に過ぎ
ず、「現在のもの、生のもの」ではない。そのため、実
際の景色などは、季節の移り変わり、その日の天候、道
路や建物の工事状況などにより、日々刻々変遷していく
ものであるのに、ユーザーが見ることができるのは「古
い(新鮮でない)」ものでしかないという問題がある。
また、ユーザーは、紙やCD−ROMに編集された観光
地の「旅行ガイドブック」を見て、「旅行した気分」に
なることはある。しかしながら、それはあくまで、「編
集者に選ばれた写真」などを通してその観光地を見てい
るに過ぎないので、「生の感動」を得ることは到底でき
ないという問題がある。本発明はこのような従来技術の
問題点に着目してなされたもので、遠隔のユーザーに、
希望の観光地の現在の実際の状況を、リアルタイムの映
像で提供することにより、遠隔のユーザーがあたかもそ
の観光地に実際に行っているような「感動」や「臨場
感」を与えることができる、在宅旅行システムを提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための本発明による在宅旅行システム
は、次のようなものである。 1.公衆への開示が可能な多数の地点の実況映像をそれ
ぞれリアルタイムに常時入力するために、各地点にそれ
ぞれ設けられた映像入力手段、ユーザーからの要求に基
づいて、前記の多数の映像入力手段により得られた実況
映像の中から、予め決定されたあるグループに含まれる
複数の実況映像を、予め決定された順序に従って、ユー
ザーに提供する実況映像提供手段、及び、前記実況映像
提供手段から提供された実況映像を、ユーザーのため
に、リアルタイムに表示するための表示手段、を含むこ
とを特徴とする在宅旅行システム。なお、本明細書にお
いて、「在宅旅行」と「仮想旅行」とは同一の意味で使
用している。 2.上記1において、前記映像入力手段は、汽車、電
車、バス、飛行機、船舶などの乗物から外を見た景色を
撮像するように、前記乗物に取り付けられたものを含む
ものである、在宅旅行システム。なお、本発明におい
て、前記乗物に取り付けられる映像入力手段は、前記乗
物の客席又はその近傍、乗物の運転席又はその近傍、乗
物の屋根などに取り付けられて、乗物の内部から外を眺
めたのとほぼ同じような景色を撮像するものである。 3.上記1又は2において、さらに、ユーザーから入力
された希望データに基づいて、前記の多数の映像入力手
段により得られた実況映像の中から、複数の実況映像を
選択して、これらを一つのグループと決定するグループ
決定手段、を含むことを特徴とする在宅旅行システム。 4.上記3において、さらに、ユーザーから入力された
希望データに基づいて、前記のグループとして選択され
た複数の実況映像をユーザーへ提供するときの、各実況
映像の提供の順序を決定する順序決定手段、を含むこと
を特徴とする在宅旅行システム。 5.上記3又は4において、さらに、前記各実況映像を
互いに識別するための実況映像識別データを、キーワー
ド又は文章などの文字列と関連付けながら、記録する実
況映像識別データ及び文字列記録手段、前記ユーザーか
らの希望データを、キーワード又は文章などの文字列に
より入力するための文字列入力手段、を含むことを特徴
とする在宅旅行システム。なお、本発明において、実況
映像識別データとは、各地点のカメラ又はそのカメラか
らの実況映像を他の実況映像と識別するための識別デー
タである。 6.上記3又は4において、さらに、前記各実況映像を
互いに識別するための実況映像識別データを、地図が表
示された地図画面上の各地点を互いに識別するための地
点識別データと関連付けながら、記録する実況映像識別
データ及び地点識別データ記録手段、前記ユーザーから
の希望データを、地図画面上の任意の地点の指定により
入力するための地点入力手段、を含むことを特徴とする
在宅旅行システム。 7.上記1から6までのいずれかにおいて、さらに、前
記実況映像のユーザーへの提供行為に応じて、ユーザー
の利用料金を算出する利用料金算出手段、を含むことを
特徴とする在宅旅行システム。 8.上記7において、前記利用料金算出手段は、前記の
実況映像が提供された時期により、例えば、その提供し
た時期がユーザーからの提供の要求が多い時期か否かに
より、利用料金を変更するものである、在宅旅行システ
ム。 9.上記8において、さらに、前記利用料金算出手段に
より算出された利用料金をユーザーに通知する利用料金
通知手段を含むことを特徴とする、在宅旅行システム。 10.上記5から9までのいずれかにおいて、前記各実
況映像を互いに識別するための実況映像識別データは、
前記映像入力手段が設けられた各地点を示すデータとそ
の映像入力手段が撮影する方向を示すデータとから構成
されている、在宅旅行システム。 11.公衆への開示が可能な多数の地点の実況映像をそ
れぞれリアルタイムに常時入力するために、各地点にそ
れぞれ設けられた映像入力手段、前記映像入力手段から
の実況映像を互いに識別するための実況映像識別データ
を記録する実況映像識別データ記録手段、ユーザーの現
在位置を特定する現在位置特定手段、この現在位置特定
手段により特定されたユーザーの現在位置に基づいて、
前記実況映像識別データ記録手段から、前記ユーザーの
現在位置の近くにある一つ又は複数の実況地点の実況映
像を特定するための実況映像識別データを選択する実況
映像識別データ選択手段、この選択された実況映像識別
データに基づいて、該当する実況映像をオンラインで取
り込む映像取り込み手段、及び、この映像取り込み手段
により取り込まれた実況映像をリアルタイムに表示する
表示手段、からなる、在宅旅行システム。 12.上記11において、前記映像入力手段は、前記各
実況地点から複数の方向に向かって見える映像をそれぞ
れ撮像するものであり、前記各実況映像を互いに識別す
るための実況映像識別データは、前記映像入力手段が設
けられた各実況地点の位置を示す位置データと、その映
像入力手段が撮像する方向を示す方向データと、から構
成されており、前記現在位置特定手段は、ユーザーの現
在位置を特定する手段とユーザーの進行方向を特定する
手段とを含んでおり、前記実況映像識別データ選択手段
は、前記現在位置特定手段により特定されたユーザーの
現在位置及びユーザーの進行方向に基づいて、ユーザー
の現在位置からユーザーの進行する側の方向に存在する
実況地点であってユーザーの現在位置に近い実況地点の
位置を示す位置データと、ユーザーの進行方向を示す方
向データと、から成る実況映像識別データを、選択する
ものである、ことを特徴とする在宅旅行システム。
形態1を説明する。図1は本実施形態1のシステムを説
明するための図である。図1において、1はグローバル
な(地球規模の)コンピュータ通信ネットワークである
インターネットである。また、2は公衆への公開が可能
な多数の地点にそれぞれ設置され、前記各地点から見え
る情景を撮像するためのカメラである。このカメラ2が
撮像した実況映像データは、各カメラ2又はそれが撮像
した実況映像を他のカメラ又は他のカメラが撮像した実
況映像と識別するための実況映像識別データと共に、ほ
ぼリアルタイムに、インターネット1を介して、後述の
映像管理用コンピュータ3に伝送されるようになってい
る。なお、図1には図示していないが、前記各カメラ2
には、それぞれ、その近傍の位置にマイクロホンが設置
されている。そして、このマイクロホンが収集した音デ
ータは、前記カメラ2が撮像した実況映像データと関連
付けられながら、一緒に伝送されるようになっている。
また、本実施形態では、前記カメラ2は、インターネッ
ト1を介して、遠隔のユーザーが、そのズーム倍率や撮
像方向を遠隔制御できるようになっている。このカメラ
の遠隔制御の技術については、既に多数の技術が公開さ
れている。
1に接続された映像管理用コンピュータである。この映
像管理用コンピュータ3は、前記各カメラ2からの実況
映像データ及び実況映像識別データ(及び前記マイクロ
ホンからの音データ。なお、以下の記述では、この音デ
ータは記述を省略する)を受信し、実況映像データと実
況映像識別データとを互いに関連付けながら蓄積し管理
するためのコンピュータである。また、この映像管理用
コンピュータ3は、各実況映像の実況映像識別データ
と、それらの各地点の地図上の位置座標データ(経度及
び緯度の座標データ)と、それらの各地点の属性を示す
キーワードなどの文字列とを、互いに関連付けて記録す
るデータベースをも、有している。なお、ここで、前記
の各地点の属性を示すキーワードには、例えば、各地点
の大陸名・国名・地名、各地点の特徴を示す言葉(例え
ば、海岸、山、森林、滝、河川、都市、田舎、交差点、
街角、観光地)、各地点に存在する施設を示す言葉(例
えば、城跡、美術館、博物館、ビール工場、自動車工
場、レストラン、ホテル、ゴルフ場)などの様々なもの
が含まれる。
コンピュータ3に接続された映像編集用コンピュータで
あって、前記映像管理用コンピュータ3が管理している
多数の実況映像を、所定のグループにグループ分けした
り、このグループの中に含まれる複数の実況映像をユー
ザーに提供するときの各実況映像の提供の順序を決める
ための映像編集用コンピュータである。この映像編集用
コンピュータ4は、前記の多数の地点から撮像された映
像を、例えば、予め決められた基準に基づいてグループ
分けする。また、前記映像編集用コンピュータ4は、前
記の一つのグループの中に含められた各実況映像をユー
ザーに提供するときの提供の順序を、予め決められた基
準に基づいて決定する。
1に接続されたユーザーの端末6からの「仮想旅行(在
宅旅行)」サービスの要求に基づいて、ユーザーの前記
要求の受付と「仮想旅行」サービスの提供を行うための
受付・提供用コンピュータである。この受付・提供用コ
ンピュータ5は、ユーザー端末6からのアクセスに基づ
いて、所定の「仮想旅行」のためのメニュー画面を、ユ
ーザー端末6の表示装置に提示する。このメニュー画面
には、例えば、「フランスのパリ周辺の仮想旅行」「ハ
ワイ島周辺の仮想旅行」「ヨーロッパ一周の仮想旅行」
などの表示がなされる。そのメニュー画面から、ユーザ
ーがどれかを選択すると、その選択した仮想旅行がユー
ザーに提供される。具体的には、例えば、ユーザーが
「ヨーロッパ一周の仮想旅行」を選択した場合は、例え
ば、イギリス、フランス、ドイツなどの各国の予め決め
られた地点の実況映像が、リアルタイムに、所定の順序
で、ユーザーに提供される。また、各実況映像がユーザ
ーに提供される時間は、例えば各実況映像毎に、1分
間、3分間、又は5分間などのように、予め決められて
いる。
コンピュータ5は、ユーザーからの要望データに基づい
て、予め決められたコースではない、いわば「ユーザー
からのオーダーメードのコース(ユーザーからのオーダ
ーに基づいて決められるコース)による仮想旅行」のサ
ービスを提供することもできる。すなわち、前記受付・
提供用コンピュータ5が提供するメニュー画面には、オ
ーダーメードの選択もできるようになっている。ユーザ
ーがこのオーダーメードを選択すると、ユーザーがキー
ワードや文章などの文字列を入力するためのブロック
(囲み)が画面に現れる。ユーザーは、そのブロック
(囲み)に、希望する仮想旅行を示すキーワード、例え
ば、「フランス、パリ、セーヌ川、凱旋門、10カ所」
などのキーワードを書き込む。また、ユーザーは、この
仮想旅行の提供を受けたい希望日時をも入力する。する
と、前記受付・提供用コンピュータ5は、この入力され
たキーワードを、前記映像編集用コンピュータ4に送信
する。前記映像編集用コンピュータ4は、この送られた
キーワードに基づいて、「フランスのパリのセーヌ川と
凱旋門の周辺の代表的な10カ所の地点からの実況映
像」を選択し、それらの10カ所からの実況映像を、
「セーヌ川から凱旋門に向かう順序で提供する」、とい
う仮想旅行のコース・プログラム(仮想旅行の予定)を
決める。また、映像編集用コンピュータ4は、前記のユ
ーザーが入力した希望日時などに基づいて、今回の仮想
旅行のコース・プログラムの利用料金を決定する。この
場合、ユーザーの希望日時が多数のユーザーが希望する
祝日や休日に該当するときは、利用料金を所定の率で割
増計算する。
出した利用料金を、前記受付・提供用コンピュータ5に
送る。前記受付・提供用コンピュータ5はこの送られた
利用料金をユーザー端末6の画面に表示する。ユーザー
は、この利用料金を確認して、よいと思えば、OKの指
示を、受付・提供用コンピュータ4に入力する。ユーザ
ーの希望日時がくると、前記映像編集用コンピュータ4
は、前記のコース・プログラムの内容のとおりの手順
で、10カ所からの実況映像を、前記映像管理用コンピ
ュータ3から順次取り込んで、前記受付・提供用コンピ
ュータ5に送る。受付・提供用コンピュータ5は、この
送られた実況映像を、順次、リアルタイムに、ユーザー
に伝送する。これにより、ユーザーに、仮想旅行サービ
スが提供される。
コンピュータ5が提供するメニュー画面の中から、ユー
ザーがオーダーメードの選択をする場合、キーワードな
どの文字列を使用したオーダーの指定以外に、地図から
のオーダーの指定もできるようになっている。すなわ
ち、ユーザーが、例えば、「フランス」というキーワー
ドを入力すると共に、「地図」の画面表示を要求する
と、フランスの地図が画面表示される。このフランスの
地図を示す画面には、前記カメラ2が設置してある地点
を示すシンボル(アイコン)が地図の上に重畳的に表示
されている。ユーザーは、このフランスの地図を見なが
ら、例えば、セーヌ川から凱旋門に向かうルートの中の
前記カメラの設置された各地点を示すシンボル(アイコ
ン)を、マウス等で選択していく。ユーザーが例えば1
0カ所のシンボルを選択してリターンキーを押すと、こ
のユーザーの選択内容が、前記受付・提供用コンピュー
タ5から前記映像編集用コンピュータ4に送られる。前
記映像編集用コンピュータ4は、この送られた指示内容
に基づいて、「この指示された10カ所の地点からの実
況映像を、指示された順序(ユーザーが選択した順序)
で、提供していく」という仮想旅行のコース・プログラ
ムを編集し、受付・提供用コンピュータ5に送る。ユー
ザーは、このコース・プログラムの内容を確認して、O
Kの指示を出す。これより、この内容の仮想旅行がユー
ザーに提供される。
地点の実況映像の提供時間についても、ユーザーが自由
に決めることができる。例えば、前記10カ所につい
て、それぞれ、ユーザーは、1分、2分、3分などのよ
うに、提供時間の要望を入力することができる。映像編
集用コンピュータ4は、このユーザーからの要望をも取
り入れて、前記仮想旅行のプログラムを決定すると共
に、利用料金を算出する。また、本実施形態において
は、前記10カ所の各地点の実況映像の提供時間(各実
況映像を継続して表示する時間)については、ユーザー
が提供時に自由に決めるようにすることも、できる。す
なわち、各実況映像の提供時間について、予め、ユーザ
ーが「各実況映像の提供時間は、ユーザーが提供時に自
由に決める」ことを選択しておいたときは、実際に各実
況映像が提供されているときに、ユーザーが、「次の実
況映像」を選択するまで、「今の実況映像」が提供され
続ける。但し、本実施形態のシステムでは、一つの実況
映像の提供時間は最大で1時間以内と予め決められてい
る。そのため、ユーザーが前記の「各実況映像の提供時
間は、ユーザーが提供時に自由に決める」ことを選択し
た場合でも、1時間以上にわたって一つの実況映像を提
供してもらうことはできない。よって、ユーザーは、1
つの実況映像について1時間継続して見たら、1時間が
経過する前に、次の実況映像に進む必要がある。
は、本実施形態において、ユーザーが前記受付・提供用
コンピュータ5にアクセスして、仮想旅行のサービスの
提供を希望した場合の動作を説明するための図である。
この場合、まず、ユーザーは、自分が希望する仮想旅行
の内容を示す複数のキーワード又は文章を入力する。こ
こでは、例えば、「東京、1日周遊」などのキーワード
や「東京を一日で周遊する」などの文章を入力する。す
ると、ユーザー端末6に、図2に示すような画面が表示
される。この図2の画面は、ユーザーが入力した前記の
キーワード又は文章に即した内容の「仮想旅行」のコー
スのメニュー(例示集)である。このコースのメニュー
(例示集)を見ながら、ユーザーは、例えば、A,B,
C,Dをマウスでクリックする等して、希望するコース
・プログラムを決定する。また、ユーザーは、前記A,
B,C,Dの各実況映像の提供時間(継続して提供して
もらう時間)を、例えば、Aについては3分間、Bにつ
いては10分間などのように、入力する。さらに、ユー
ザーは、この仮想旅行サービスの提供を受けたいサービ
ス希望日時を入力する。この日時は、例えば、「今から
直ちに」でもよいし、「明日の朝10時から」などでも
よい。
ュー及びサービス希望日時は、受付・提供用コンピュー
タ5から、映像編集用コンピュータ4に送られる。映像
編集用コンピュータ4は、この送られたデータに基づい
て、前記サービス希望日時における仮想旅行のコース・
スケジュールを決定する。また、前記映像編集用コンピ
ュータ4は、前記のユーザーからの各入力に基づいて、
この選択されたコース・プログラムの利用料金を算出す
る。この場合、前記映像編集用コンピュータ4は、例え
ば、前記のA,B,C,Dの各地点の数と、各地点から
の実況映像の各提供時間とに基づいて、利用料金を算出
する。また、前記映像編集用コンピュータ4は、ユーザ
ーがサービスを希望する日時に基づいて、利用料金を変
更するようにしている。例えば、お正月休み、夏休み、
祝日などのユーザーの仮想旅行の利用の希望が多いと予
想される日時は、他の日時に比べて割高(例えば30〜
50%アップ)に算出するようにする。映像編集用コン
ピュータ4は、利用料金を算出して、受付・提供用コン
ピュータ5に送る。受付・提供用コンピュータ5は、こ
の利用料金を、ユーザー端末6の画面に表示する。ユー
ザーは、この画面に表示された利用料金を見て、その金
額でよいと思えば、OKの指示を出す。ユーザーがOK
の指示を出したときは、前記サービス希望日時が来る
と、前記映像編集用コンピュータ4は、前記のユーザー
の希望に基づいて決定したコース・スケジュールに従っ
て、前記映像管理用コンピュータ3から、該当する実況
映像を選択的に取り出して、順次、受付・提供用コンピ
ュータ5に送る。受付・提供用コンピュータ5は、この
送られた実況映像を、ユーザー端末6に、リアルタイム
に伝送する。これにより、前記のユーザーが希望した日
時に、上記の「A,B,C,D」のそれぞれのリアルタ
イムの実況映像を、前記のA,B,C,Dの順序で視聴
する、という仮想旅行サービスが、ユーザーに提供され
る。
前記の「A,B,C,D」のコースだけでなく、例え
ば、「A,B,E,D」や「A,B,C,E,F」や
「A,B,C,E,G,F」などのコース・メニューを
も選択することができる。次に、本実施形態による他の
仮想旅行サービスを図3に基づいて説明する。この図3
は、ユーザーが前記受付・提供用コンピュータ5にアク
セスして、「東京、通り、街角」というキーワード又は
「東京のいろいろな通りの街角が見たい」という文章を
入力した場合のコースのメニュー(例示集)を示す画面
である。ユーザーは、この図3の画面を見ながら、例え
ば、「A,A’,B,B’,C,C’,D,D’,E」
というコースを選択する。また、ユーザーは、この選択
した「A,A’,B,B’,C,C’,D,D’,E」
の各実況映像のそれぞれの提供時間(各実況映像を継続
して提供してもらう時間)を入力する。またユーザー
は、この仮想旅行サービスを受けたいと思う希望日時
(例えば、「今から」「明日の午後2時から」など)を
入力する。
ピュータ4は、前記のコース・スケジュールに対応する
利用料金を算出する。そして、受付・提供用コンピュー
タ5は、この利用料金を画面に表示する。ユーザーは、
この画面に表示された利用料金を確認して、その金額で
利用して良いと考えたらOKの指示を出す。前記受付・
提供用コンピュータ5は、このOKの指示を、前記映像
編集用コンピュータ4に送る。すると、前記映像編集用
コンピュータ4は、前記のユーザーの希望日時に、前記
の決定された仮想旅行のコース・スケジュールに基づい
て、前記映像管理用コンピュータ3から、該当する実況
映像を所定の順序で選択的に取り込み、順次、前記受付
・提供用コンピュータ5に送る。受付・提供用コンピュ
ータ5は、この送られた実況映像を、順次、ユーザーに
提供する。これにより、前記のユーザーは、希望日時
に、ユーザーが選択した前記「A,A’,B,B’,
C,C’,D,D’,E」の計9個の実況映像が、前記
の順序で、ユーザーにリアルタイムで提供される。
で示す「JR山手線からの景色」は、JR山手線の客席
の又はその近傍、運転席又はその近傍、又は屋根などに
取り付けられたカメラが撮像した、JR山手線の客席、
運転席、屋根などから見える外の景色の実況映像であ
る。また、前記A’の「JR山手線からの景色」は、J
R高田馬場駅からJR新宿駅に向かう途中のJR山手線
から見える外の景色である。また、前記B’の「JR山
手線からの景色」は、JR新宿駅からJR原宿駅に向か
う途中のJR山手線から見える外の景色である。また、
図3のD’で示す「バスからの景色」は、渋谷から銀座
に向かうバスの客席又はその近傍、運転席又はその近
傍、又は屋根などに取り付けられたカメラが撮像した、
バスの客席、運転席、屋根などから見える外の景色の実
況映像である。これらの乗物からの実況映像も、リアル
タイムに、ユーザーに送られる。なお、ユーザーは、図
3に示す画面をみながら、前述の「A,A’,B,
B’,C,C’,D,D’,E」ではなく、例えば、
「A,A’,C,C’,E」などの他のコースを選択す
ることもできる。
る。いま、ユーザーが、前記受付・提供用コンピュータ
5にアクセスして、例えば、「世界、滝」などのキーワ
ード又は「世界中の滝が見たい」という文章を入力した
とする。すると、前記受付・提供用コンピュータ5は、
該当する滝の名称や説明を一覧表で表示する(例えば、
「ナイアガラの滝(米国)、華厳の滝(日本)、那智の
滝(日本)」などを一覧表の形で表示する)。あるい
は、前記受付・提供用コンピュータ5は、世界地図を表
示して、その地図の画面上に、例えば、ナイアガラの滝
(米国)、華厳の滝(日本)、那智の滝(日本)などの
滝の位置を、シンボル(アイコン)により重畳表示す
る。ユーザーは、このユーザー端末6に表示された前記
の一覧表又は世界地図の画面を見ながら、それらの中の
いずれか複数をマウスでクリックする等して選択する。
また、ユーザーは、選択した各地点からの実況映像の提
供の順序と、各実況映像の提供時間と、それらの実況映
像から成る仮想旅行サービスの提供を受けたい希望日時
をも、指定する。
提供の順序について、「地球を西回りで」と入力する
と、地球を西回りする順番に従って、前記の各実況映像
の提供の順序が決められる。また、ユーザーが、前記の
各実況映像の提供の順序について、「それぞれの滝がで
きた年代の古い順番で」と入力すると、各滝ができた年
代の古い順番に従って、前記の各実況映像の提供の順序
が決められる。すると、前記映像編集用コンピュータ4
は、このユーザーの希望したデータにに基づいて、仮想
旅行のコース・スケジュールを決定する。また、前記映
像編集用コンピュータ4は、このコース・スケジュール
に対応する利用料金を算出する。受付・提供用コンピュ
ータ5は、その利用料金をユーザー端末6の画面に表示
する。ユーザーがこの利用料金で良いと考えたら、OK
の指示を出す。すると、前記受付・提供用コンピュータ
5は、このOKが出されたことを、映像編集用コンピュ
ータ4に送る。その後、ユーザーが仮想旅行サービスを
希望した日時になると、映像編集用コンピュータ4は、
前記のコース・スケジュールに基づいて、前記映像管理
用コンピュータ3から、リアルタイムに各実況映像を取
り込み、受付・提供用コンピュータ5に送る。受付・提
供用コンピュータ5は、この送られた各実況映像を、順
次、リアルタイムに、ユーザーに提供する。
本発明の実施形態2を説明する。図4において、1はユ
ーザーが使用するパーソナルコンピュータ(パソコ
ン)、2はCPU及び通信モデム等より成る制御装置、
3はコンピュータプログラム及びデータが記録されたハ
ードディスク装置、4はコンピュータプログラム及びデ
ータが記録されたCD−ROM、5はCD−ROM4を
駆動するためのCD−ROMドライブ、6はデータ入力
するためのキーボード6、6aはマウス、7は画像を出
力するためのディスプレイ、8は音声を出力するための
スピーカ8である。
ーネット等のコンピュータネットワーク用公衆回線10
を介して、中継サービス用コンピュータ11に接続され
ている。この中継サービス用コンピュータ11には、多
数の実況地点にそれぞれ設置されたビデオカメラ12,
12a,12b及び集音マイク13,13a,13bを
制御し且つこれらのビデオカメラ12及び集音マイク1
3からのデータを記録し通信ネットワークを介して閲覧
させるためのコンピュータ(サーバー)14,14a,
14bが、接続されている。これらの多数のビデオカメ
ラ12及びマイク13等により入力された映像データ及
び音声データは、ユーザー側からの要求により、コンピ
ュータ14及び中継サービス用コンピュータ11を介し
て、ユーザー側に送信できるようになっている。なお、
前記ビデオカメラ12は、各実況地点において、それぞ
れ4個ずつ設置され、それらの4個のビデオカメラは、
それぞれ東西南北の4つの方向の映像を撮像するよう
に、設置されていることが望ましい。また、前記中継用
サービスコンピュータ11は、他の多数の中継用サービ
スコンピュータ12などとも接続されており、例えば、
ある中継サービス用コンピュータ11に接続されたユー
ザーは、この中継サービス用コンピュータ11を介して
他の中継サービス用コンピュータ12などから、それに
接続されたコンピュータ(サーバー)を介してビデオカ
メラ及びマイクから入力されたデータを取り込めるよう
になっている。この場合の映像や音声をユーザーが取り
込むための方法としては、例えば、前記のビデオカメラ
やマイクからの情報を前記中継サービス用コンピュータ
11から遠隔のユーザーに送信する方法(「放送型=プ
ッシュ(push)型」のインターネット・サービ
ス)、前記のビデオカメラ及びマイクからの情報を提供
するためのホームページがコンピュータ・ネットワーク
(インターネット)上に開設されており、このホームペ
ージをユーザー側がインターネット用のブラウザー・ソ
フトウェア(閲覧ソフト)により取り込みにいく方法
(「プル(pull)型」のインターネット・サービ
ス)、などの様々な方法が有り得る。
には、例えば、「海岸、山、湖」又は「朝日、夕日」な
どの各実況映像の属性を示す検索用データ(この場合は
キーワード)、「東京、富士山、北海道、小樽、ニュー
ヨーク、ナイアガラ」などの実況映像の地名を示す検索
用データが、前記各実況地点(前記ビデオカメラ12及
びマイク13が設置された各場所)の実況映像を識別す
るための映像識別データと、互いに関連付け・対応付け
て記録する実況映像データベースが記録されている。ま
た、前記CD−ROM4には、これらの検索用データに
基づいて前記実況映像データベースを検索する検索プロ
グラムと、この検索された実況映像識別データからそれ
に対応する実況映像を取り込んで表示するためのプログ
ラムとが、記録されている。また、前記CD−ROM4
には、前記のような検索用データ(キーワード)のみで
なく、「日本の縄文時代の主な遺跡が見たい」などの
「文章」をも、検索用データとして、前記の各地点の実
況映像を識別するための映像識別データと関連付けて、
記録している。また、前記CD−ROM4には、このよ
うな文字列だけでなく、記号列、数値列、図形、又は映
像なども検索用データとして使用することができる。
大阪に住んでいるユーザーが、「自分の故郷の神奈川県
の夏の湘南海岸の海岸線に沈む夕陽の景色を見たい」と
考えたとする。そして、「自分の故郷の神奈川県の夏の
湘南海岸の海岸線に沈む夕陽の景色を今日(又は、明
日)見たい」という文章を、例えば、ある日の午前10
時にインターネットを介して入力しておいたとする。す
ると、本実施形態のシステムにより、その日(又は、次
の日の)夕日の時刻に、自動的に、前記の文章に対応す
る「夕陽の景色」がユーザーが保有するコンピュータ端
末の画面に表示されることになる。また、前記中継サー
ビス用コンピュータ11には、利用料金算出部19が接
続されている。この利用料金算出部19は、前記ユーザ
ーが実況映像の利用(視聴)に対して、所定の利用料金
を算出するものである。本実施形態による「在宅ユーザ
ーへの遠隔地の実況映像の提供」は、「ユーザーが在宅
のまま行う、遠隔地への仮想旅行」であり、「通信ネッ
トワークを利用した娯楽サービスの提供」に他ならない
から、その娯楽サービスの享受に応じた利用料金の支払
いが、ユーザーにとっては必要になる。
料金の算出方法には、様々なものが有り得る。例えば、
次のとおりである。 (a)ユーザーが一つの実況地点からの実況映像を視聴
する毎に、所定の利用料金を加算していく方法。 (b)前記実況地点を複数個、予め幾つかのグループに
分けるようにする。例えば、「古代遺跡巡り」という基
準で、アンコールワット、エジプトのスフィンクス、日
本国の佐賀県の吉野ケ里遺跡、メキシコの古代文明のあ
る地点、及びナスカの巨大文字のあるナスカ高原などの
複数の地点を一つのグループにまとめておく。あるい
は、「香港・マカオの一周」という基準で「香港とマカ
オの複数の地点」を一つのグループにまとめておく。そ
して、ユーザーが前記の「古代遺跡巡り」又は「香港・
マカオ一周」を希望したとき、それに応じた映像を順次
提供していく(その場合、各映像の提供時間は、一定に
してもよいし、各ユーザーがそれぞれの視聴時間を自由
にできるようにしてもよい)。この場合のユーザーの利
用料金は、各グループ毎に予め設定された利用料金に基
づいて、さらにその利用時間などに応じて、算出する方
法を取ることができる。 (d)各ユーザーが各実況地点からの実況映像を視聴し
た時間の長さを一つの要素として利用料金を算出する方
法(ユーザーの視聴時間は、タイマ手段を備えることに
より、計測できる)。 (e)以上の(a)〜(d)の各算出基準に加えて、ユ
ーザーによる利用時期(一年の中の利用時期)をも一つ
の要素として算出する方法。例えば、年末年始の時期に
は、「日本の神社の風景」や「富士山の朝日」の実況映
像の視聴は、通常の利用に比べて、2倍の利用料金とす
る方法。あるいは、夏の季節には、「沖縄の海、ハワイ
の海」などの実況映像の視聴は、通常の利用料金の1.
5倍とする方法など。
実況映像の視聴(「遠隔への仮想旅行」)が終了したと
き、前記利用料金算出部19により算出された利用料金
を、前記中継サービス用コンピュータ11が、ユーザー
側に通信ネットワークを介して、リアルタイムに又はほ
ぼリアルタイムに、通知するようにしている。これによ
り、ユーザーは、今利用した実況映像の視聴(「遠隔へ
の仮想旅行」)の利用料金を直ちに知ることができる。
また、場合により、ユーザーは、この通知された利用料
金を、例えば、電子マネー(貨幣価値を体言した暗号化
された文字列)を実況映像提供元(例えば、前記中継サ
ービス用コンピュータ11の運営会社)に対して送信す
ることにより、支払うことができる。
4には、地図データとこの地図上の各地点を特定するた
めのアドレスデータとを関連させて記録する地図データ
ベースと、このアドレスデータと、前記各実況地点(前
記ビデオカメラ12及びマイク13が設置された各場
所)の実況映像を識別するための映像識別データとを、
互いに関連付け・対応付けて記録する実況映像データベ
ースと、これらの前記地図データベースを再生する再生
プログラムと、前記実況映像データベースを検索する検
索プログラムと、この検索された実況映像識別データか
らそれに対応する実況映像を取り込んで表示するための
プログラムとが、記録されている。
「自分の故郷の神奈川県の夏の湘南海岸の海岸線に沈む
夕陽の景色を見たい」と考えたとする。その場合、例え
ば、ユーザーが地図データベースを再生させて湘南海岸
を含む所定領域の地図を画面表示させ、その画面上で前
記の湘南海岸の地点をマウス6aでクリックしたとす
る。すると、制御装置2は、この入力に基づいて、前記
地点データベースから、この地図上の地点に対応するア
ドレスデータを検索する。そして、この検索されたアド
レスデータに基づいて、前記実況映像データベースか
ら、対応する実況地点の実況映像を示す実況映像識別デ
ータを検索する。そして、この検索された実況映像識別
データに基づいて、中継サービス用コンピュータ11に
アクセスして、前記の実況映像識別データに対応する実
況地点に設置されたビデオカメラ及びマイク(且つ、前
記実況映像識別データが撮像方向をも特定したものであ
るときは、その撮像方向と対応する方向に設置されたビ
デオカメラ及びマイク)からの映像データ及び音声デー
タをオンラインで取り込んで、ディスプレイ7及びスピ
ーカ8によりリアルタイムに出力する。このとき出力さ
れる映像及び音声は、現時点のリアルタイムの映像及び
音声なので、ユーザーはあたかもその現場に実際にいる
ような感覚・臨場感・感動を得ることができる。
どの海岸の映像を記録し、それらをキーワードなどで検
索して出力できるCD−ROMなどは存在している。そ
して、これらのCD−ROMに記録された映像は、プロ
のカメラマンが絶好の日和・時刻(例えば夕陽のきれい
な時刻)の絶好の角度から美しく撮影したものである。
これに対して、本実施形態で提供される映像は、雨天の
ときも曇りのときもあるし、時刻も絶好の景色が見られ
る時刻ではないかもしれない。しかし、ユーザーにとっ
ては、「今この時点・この瞬間の映像(二度とない映
像)である」ということが、ひとつの「臨場感」「感
動」を生むことになる。つまり、「今、湘南海岸に沈む
夕陽を見たい」とユーザーが思った場合、過去の記録に
過ぎない記録された「湘南海岸の夕陽」の映像ではな
く、「今この瞬間の湘南海岸の夕陽」の映像を見られな
ければ、ユーザーにとっては大きな感動は得られない。
この実施形態はこのようなユーザーの希望に答えること
ができるものなのである。また、この地図上の地点に基
づいて呼び出して行った実況映像の視聴(「遠隔への仮
想旅行」)に対しても、前記利用料金算出部19によ
り、前記と同様の方法により、直ちに利用料金が算出さ
れ、その算出された利用料金が、直ちに、前記中継サー
ビス用コンピュータ11により、ユーザー側に通知され
るようになっている。
た実施形態の構成を図5を参照してもう一度説明する。
この図5は、実施形態の構成を機能的・概念的に示した
ものである。図5において、符号32は、コンピュータ
ネットワーク(コンピュータ通信網)30に接続され、
各地の実況映像と音声をリアルタイムに入力するための
ビデオカメラ及びマイクから成る実況映像入力部であ
る。また、符号24は、前記地図データベース26とそ
の再生プログラムとその検索プログラム、前記実況映像
データベース25とその検索プログラム、及び前記実況
映像識別データから通信ネットワークを介して該当する
実況映像を取り込むためのプログラムなどが記録された
CD−ROMである。
M24に記録された前記地図データベース26を再生す
るための地図データベース再生部、22はこの地図デー
タベース再生部21からの信号を受けて表示部27及び
スピーカ28を制御して所定の画像及び音声を出力する
制御部である。また23は、前記制御部22からの信号
を受けて、前記地図データベース26が再生された画面
上でユーザーが指定(マウスでクリック)した地点のア
ドレスデータに基づいて、前記実況映像データベース2
5から、対応する実況映像の識別データを検索する検索
部である。制御部22は、この検索部23からの実況映
像の識別データに基づいて、映像取り込み部(例えばイ
ンターネットのホームページ閲覧用ソフトウェアである
ブラウザーを記録し実行する装置)26を制御して、コ
ンピュータネットワーク用通信回線30を介して映像入
力部32にアクセスし、そこから、オンラインで、リア
ルタイムの実況映像及び音声を取り込む。制御部22
は、このオンラインで取り込まれた実況映像と音声を、
前記地図データベース26からの再生画像(地図画像)
と関連させながら、前記表示部27及びスピーカ28に
よりリアルタイムに出力させる。
ながら、前記ディスプレイ7により表示される画面を、
図6及び図7に基づいて説明する。前記CD−ROM4
に記録された各プログラムにより、ディスプレイ7に
は、図6に示すように、その上半分7aに実況映像が表
示され、その下半分7bに地図が表示されるようになっ
ている。この実施形態2を使用するときは、ユーザー
は、まず図4の前記CD−ROM4を駆動して、前記地
図データベースから前記ディスプレイ7の下半分7bに
希望する地図を表示させる。CD−ROM4に記録され
た地図データベースの中のどの部分の地図を表示させる
かは、例えば、地名などのキーワードから地図データを
検索して表示させればよい(このような技術は従来より
公知である)。
地図には、例えば図7のア、イ、ウ、エ、オ、カ、キに
示すように、各地点を示す点が所定の色(例えば赤色)
に着色されて表示されている。これらの図7のア、イ、
ウ、エ、オ、カ、キで示す各点の中で、図7のア、イ、
ウ、及びエは、図3のビデオカメラ12及びマイク13
に対応している。すなわち、この実施形態2では、図3
のビデオカメラ12は、それぞれ互いに異なる方向を撮
像するように図7のア、イ、ウ、及びエの位置に設置さ
れた4個のビデオカメラにより構成されている。また、
図4のマイク13は、それぞれ互いに異なる方向を集音
するように設置された4個のマイクにより構成されてい
る。つまり、ビデオカメラ12について説明すると、ビ
デオカメラ12を構成する4個のビデオカメラの中で、
図7のアの位置に設置されたビデオカメラは、図の西方
向(左方向)に向けて撮像しており、“1428A”の
映像識別データを有する実況映像を生成する。また、図
7のイの位置に設置されたビデオカメラは、図の南方向
(下方向)に向けて撮像しており、“1428B”の映
像識別データを有する実況映像を生成する。また、図7
のウの位置に設置されたビデオカメラは、図の東方向
(右方向)に向けて撮像しており、“1428C”の映
像識別データを有する実況映像を生成する。また、図7
のエの位置に設置されたビデオカメラは、図の北方向
(上方向)に向けて撮像しており、“1428D”の映
像識別データを有する実況映像を生成する。
カ、キで示す各点の中で、図7のオ、カ、及びキは、図
4のビデオカメラ12a及びマイク13aに対応してい
る。すなわち、この実施形態2では、図4のビデオカメ
ラ12aは、それぞれ互いに異なる方向を撮像するよう
に図7のオ、カ、及びキの位置に設置された3個のビデ
オカメラにより構成されている。また、図4のマイク1
3aは、それぞれ互いに異なる方向を集音するように設
置された3個のマイクにより構成されている。つまり、
ビデオカメラ12aについて説明すると、ビデオカメラ
12aを構成する3個のビデオカメラの中で、図7のオ
の位置に設置されたビデオカメラは、図の北西方向(左
上方向)に向けて撮像しており、“1429A”の映像
識別データを有する実況映像を生成する。また、図7の
カの位置に設置されたビデオカメラは、図の東南方向
(右下方向)に向けて撮像しており、“1429B”の
映像識別データを有する実況映像を生成する。また、図
7のキの位置に設置されたビデオカメラは、図の東方向
(右方向)に向けて撮像しており、“1429C”の映
像識別データを有する実況映像を生成する。
る実施形態では、地図上の各地点を識別するためのアド
レスデータ(“1428”や“1429”など)と同一
実況地点での各ビデオカメラの撮像方向を示すデータ
(“A”“B”“C”“D”など)との組合せと、各地
点の実況映像を識別するための実況映像識別データ
(“1428A”や“1429A”など)とを、互いに
対応させて記録している。より詳細に述べると、この図
7の例では、地図上の1つのアドレスデータ“142
8”(図7の中央の交差点の領域を識別するアドレスデ
ータ)については、“1428A”“1428B”“1
428C”及び“1428D”の4つの撮像方向をそれ
ぞれ示す4つの実況映像識別データが、対応させて記録
されている。また、地図上の1つのアドレスデータ“1
429”(図7の図示左側の交差点の領域を識別するア
ドレスデータ)については、“1429A”“1429
B”及び“1429C”の3つの撮像方向を示す3つの
実況映像識別データが、対応させて記録されている。
ータ(例えば“1428A”)を、地図上のアドレスデ
ータ(例えば“1428”)と方向データ(例えば
“A”)との組合せにより構成しているが、本発明で
は、必ずしも、実況識別データの中に地図上のアドレス
データをそのまま使用する必要はない。例えば、地図上
のアドレスデータは地図全体を均等に割り付けて構成し
た番地データ(又は座標データ)とし、実況映像識別デ
ータはビデオカメラが実際に取り付けてある地点の識別
コード(例えば、ビデオカメラの設置順の連続番号)と
方向データとの組合せにより構成する、などのようにす
ることもできる。
2及びマイク13がそれぞれ映像及び音声を入力して得
られる実況映像(ここでの「実況映像」という用語は、
原則として、ビデオカメラで入力した映像データとマイ
クで入力した音声データとの両者を含む意味で使用して
いる)の識別データには、その地点を示すデータとその
ビデオカメラ12が撮影している方向(これはマイク1
3が集音しようとする方向と一致している)とから、構
成されている。つまり、実況映像は、各地点とその撮像
方向とで互いに識別されており、「実況映像識別デー
タ」は、各地点を示すデータと撮影又は集音の方向を示
すデータとから、構成されている。だから、同じ地点で
も、撮影する方向(東西南北などの方向)が違えば別の
識別データを有する別の実況映像となる。
“ア”で示すアドレスデータ(1428A)を有する地
点は、(1428A)という映像識別データを有する実
況映像と対応しており、この(1428A)という識別
データを示す実況映像は、図7の“ア”の地点からAの
方向(図面に向かって左の方向)を撮影した映像であ
る。また、図7の“イ”で示すアドレスデータ(142
8B)を有する地図上の地点は、(1428B)という
識別データを有する実況映像と対応しており、この(1
428B)という識別データを示す実況映像は、図7の
“イ”の地点からBの方向(図面に向かって下の方向)
を撮影した映像である。また、図7の“ウ”で示すアド
レスデータ(1428C)を有する地点は、(1428
C)という識別データを有する実況映像と対応してお
り、この(1428C)という識別データを示す実況映
像は、図7の“ウ”の地点からCの方向(図面に向かっ
て右の方向)を撮影した映像である。また、(1428
D)というアドレスデータを有する図7の“エ”で示す
地点は、(1428D)という識別データを有する実況
映像と1対1に対応しており、この(1428D)とい
う識別データを示す実況映像は、図7の“エ”の地点か
らDの方向(図面に向かって上の方向)を撮影した映像
である。
(1429A)を有する“オ”で示す地点は、(142
9A)という識別データを有する実況映像と対応してお
り、この(1429A)という識別データを示す実況映
像は、図7の“オ”の地点からAの方向(図面に向かっ
て左上の方向)を撮影した映像である。また、図7の
(1429B)というアドレスデータを有する“カ”で
示す地点は、(1429B)という識別データを有する
実況映像と対応しており、この(1429B)という識
別データを示す実況映像は、図7の“カ”の地点からB
の方向(図面に向かって右下の方向)を撮影した映像で
ある。また、図7の(1429C)というアドレスデー
タを有する“キ”で示す地点は、(1429C)という
識別データを有する実況映像と対応しており、この(1
429C)という識別データを示す実況映像は、図7の
“キ”の地点からCの方向(図面に向かって右の方向)
を撮影した映像である。
は、1428は、図7の地図の中央に位置する交差点の
領域(この図7の例では、この交差点の領域を「実況地
点」という言葉で呼んでいる)を示す地図上のアドレス
データであり、A,B,C,Dはその交差点領域(実況
地点)からの撮影(及び集音)の方向を示している。ま
た同様に、図7の例では、1429は、図7の地図の左
端の交差点の領域(実況地点)を示す地図上のアドレス
データであり、A,B,Cはその交差点(実況地点)内
の各場所からの撮影(及び集音)の方向を示している。
また、この図7の例では、実況映像の識別データは、前
記地図上の各実況地点の位置を示すアドレスデータ
(“1428”,“1429”など)と前記方向を示す
データ(A,B,C,Dなど)との組合せにより、構成
されている。
を見ながら、自分がこれから行きたいと思う場所が例え
ば図4の1428で示す交差点の領域だとして、「今、
この交差点の状況はどうなっているか(混雑しているの
かどうか、どういう人達がどういう服装で通行している
のか、など)知りたい、そのために実況映像を見たい」
と思えば、図7で示す地図上のア〜エの地点のいずれか
をマウスなどのポインティングデバイスでクリックすれ
ばよい。すると、前記制御装置2により、その地図上の
アドレスデータに対応する実況映像識別データが検索さ
れ(前記実況映像データベースから)、この検索された
実況映像識別データに基づいて、該当する実況映像がコ
ンピュータ・ネットワークを介して取り込まれて、ディ
スプレイ7の上半分7aに表示される。
と思う場所と今自分が居る場所との間の交通経路を地図
上で求めて(これは従来から公知の技術で既に実現され
ている)、その経路上にある地点の実況映像を順番に表
示していく(一つの実況映像の表示時間を例えば5秒と
して、5秒毎に次の実況映像を順番に表示していく)こ
ともできる。なお、前記制御装置2と中継サービス用コ
ンピュータ11の接続は無線でもよいこと、前記中継サ
ービス用コンピュータと各ビデオカメラ12及びマイク
13との接続も無線でもよいこと、及び、前記「地図デ
ータベース」、「実況映像データベース」、これらの検
索プログラム、及び地図データベース再生プログラム
は、CD−ROM4から読み取るのではなく、前記中継
サービス用コンピュータ11などのネットワーク上のサ
ーバー(コンピュータ)から取り込むようにしてもよ
い。特に、上記のように、図4のパソコン1を移動中の
自動車内で使用する場合(自分が自動車を運転している
とき、GPS受信機で受信した測位情報や各種のセンサ
により得た測位情報から現在の位置を画面表示された地
図上で求め、この「自分の現在位置に対応する実況地点
の実況映像で且つ自分の進行方向に対応する撮像方向の
実況映像」を、パソコン1のディスプレイ7に表示させ
る場合)は、前記パソコン1の制御装置2と前記中継サ
ービス用コンピュータとの間は無線で送受信する必要が
ある。
OM4には、前記各地点(前記ビデオカメラ12及びマ
イク13が設置された各場所)の実況映像を識別するた
めの映像識別データと多数のキーワードとを互いに関連
付けた実況映像データベースと、これらのキーワードか
ら前記映像識別データを検索するプログラムとが、記録
されている。この実況映像データベースに記録されてい
るキーワードには、地名、場所のジャンル(海岸、町
角、港町、山、交差点、建物、レストラン、劇場、映画
館、スポーツ施設、野球場、温泉、寺院など)、行動の
ジャンル(スポーツ、演劇、映画、食事、散歩など)、
などの様々なものが含まれている。今、例えば大阪に住
んでいるユーザーが、「自分の故郷の神奈川県の夏の湘
南海岸の海岸線に沈む夕陽の景色を見たい」と考えたと
する。その場合、例えば、ユーザーが前記キーボード6
により「神奈川県、夏、湘南海岸、海岸線、夕陽」など
のキーワードを入力すると、制御装置2は、これらの入
力されたキーワードに基づいて、CD−ROM4に記録
された実況映像識別データの中から対応するものを検索
する。そして、この検索された実況映像識別データに基
づいて、中継サービス用コンピュータ11にアクセスし
て、その識別データに対応する地点に設置されたビデオ
カメラ及びマイクからの映像データ及び音声データをリ
アルタイムに取り込んで、ディスプレイ7及びスピーカ
8から出力することができる。このとき出力される映像
及び音声は、現時点のリアルタイムの映像及び音声なの
で、ユーザーはあたかもその現場に実際にいるような感
動を得ることができる。
ザーが例えば「寺院、京都」というキーワードを入力す
れば、前記制御装置2がそれに該当する複数の映像識別
データを検索し、それらを順次ディスプレイ7に表示す
る。また、例えば長期入院しているユーザーが、実際に
は行けないが「九州各地の温泉巡りをしてみたい」と思
えば、「九州各地、温泉巡り」などのキーワードを入力
すれば、前記制御装置2が、それに該当する複数の映像
識別データを検索し、それらの識別データに対応する実
際映像を受信して、順次ディスプレイ7に表示する。こ
れは、ユーザーにとっては、実際には行っていないのに
実際に行っているのと同じ感動を得ることができる。こ
のように、この実施形態2は、ユーザーにとってあたか
も旅行に行っていないの行っているのと同様の感動を得
られる「バーチァル・トラベル(仮想旅行)」を実現で
きるシステムであると言える。
べ歩きしたい」と思えば、「横浜、港町、食べ歩き」と
いうキーワードを入力すれば、前記制御装置2がこれら
のキーワードに基づいて対応する複数の映像識別データ
を検索し、これらに対応する複数の前記各地点からの実
況映像のデータを取り込んでくれる(この場合、公衆へ
の映像提供を承諾したレストランの内部に前記ビデオカ
メラとマイクを設置しておけば、その内部の状況、例え
ば客の今の混み具合や店内の雰囲気なども知ることがで
きる)。また、同様に、ユーザーが「日本全国の劇場巡
り(野球場巡り)をしてみたい」と思えば、「日本、劇
場巡り(野球場巡り)」というキーワードを入力すれ
ば、前記制御装置2がこれらのキーワードに基づいて対
応する映像識別データを検索し、それらに対応する実況
映像をリアルタイムに出力してくれる。この場合、各劇
場又は各野球場に、所定時間のみ劇の内容(又は試合内
容)の送信を承諾してもらっておけば、ユーザーは所定
時間のみではあるが、その劇(又は試合)の内容を言わ
ばインデックス代わりに見ることができる。
システムによれば、一つのグループにまとめられた複数
の地点からそれぞれ見える実況映像を、リアルタイム
に、所定の順序で、次々とユーザーに提供することがで
きる。したがって、ユーザーは、自宅にいながら、あた
かも、前記のグループ内の複数の地点を所定の順序で周
遊しているのと同様の感動・臨場感を得ることが可能に
なる。 (2)本発明による在宅旅行システムによれば、ユーザー
は、地図を見ながら、例えば希望の地点をポインティン
グデバイスで指定する(例えばマウスでクリックする)
だけで、その地点の今の現時点の状況を実況映像で見る
ことができる。また、ユーザーは、いちいちポインティ
ングデバイスで指定しなくても、予めコンピュータプロ
グラムにより、複数の地点からの実況映像を順次リアル
タイムに表示するように設定しておけば、コンピュータ
により次々と希望する地点に対応する実況映像を表示さ
せることができる。よって、ここでも、ユーザーは画面
上で、実際には行っていないのに実際に行っているのと
同じ感動や臨場感を得られる「バーチァル・トラベル
(仮想旅行)」を実現できるようになる。また、例え
ば、全世界の地図から全世界の各地の実況映像をみなが
ら、全世界のユーザーが一つの宝を探していくというよ
うな、コンピュータ通信ネットワークの世界の中での
「宝探し」ゲームを世界中で同時に競うことも可能にな
る。 (3)また本発明による遠隔旅行システムによれば、ユー
ザーは、自分の希望する文字列等により構成される検索
データを入力することにより、その検索データに対応す
る一つ又は複数の地点の実況映像を、その場でリアルタ
イムに見ることが可能になる。特に、遠隔の複数の地点
における今この瞬間の実況を映像でリアルタイムに順次
見ることができる「バーチャル・トラベル(仮想旅
行)」を提供できるようになる。 (4)なお、本発明において、前記各実況映像を特定する
ための実況映像識別データを、前記映像入力手段が設け
られた各地点を示す位置データとその映像入力手段が撮
影した方向を示す方向データとから構成するようにすれ
ば、同じ地点でも、見る方向によって異なる実況映像を
提供できるようになり、「生の現場」をより詳細にリア
ルタイムに再現できる実況映像を提供できるようにな
る。 (5)また従来より存在しているGPS受信機と本発明と
を組み合わせることによって、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、ユーザーがGPS受信機からの
現在位置(緯度データと経度データの座標データ)に基
づいて地図データベースから現在位置を含む所定領域の
地図を読み出して表示し、その表示された地図上に表示
された現在位置(座標データ)又はそれと近い地点をユ
ーザーがマウスでクリックしてその地点の実況映像をオ
ンラインで取り出すように指令すれば、GPS受信機か
らの現在位置が計測誤差などがなく正しいものかどうか
を確認できる。つまり、表示された実況映像がユーザー
の現在の位置から実際に見えるものと一致していれば、
GPS受信機からの現在位置は正しいものと判定できる
(従来は、ユーザーは、地図だけでは、GPS受信機に
よる現在位置が正しいかどうかを自分で確かめることが
困難だった)。
示す図である。
ーの一例を示す図である。
ーの他の例を示す図である。
例を示す図である。
を説明するための図である。
3 映像管理用コンピュータ. 4 映像編集用コンピ
ュータ. 5 受付・提供用コンピュータ.6 ユーザ
ー端末。図4〜図7において、1 パーソナルコンピュ
ータ(パソコン).2 制御装置. 3 ハードディス
ク装置. 4 CD−ROM. 5 CD−ROMドラ
イブ5. 6 キーボード. 7 ディスプレイ. 7
a ディスプレイの上半分. 7b ディスプレイの下
半分. 8 スピーカ. 10 公衆回線. 11 中
継サービス用コンピュータ. 12,12a,12b
ビデオカメラ.13,13a,13b マイク. 21
地図データベース再生部. 22 制御部. 23
検索部. 24 データベース用サーバー(コンピュー
タ).25 映像入力装置. 26 映像取り込み部.
27 表示部. 28 スピーカ. 32 映像入力
部。
Claims (8)
- 【請求項1】 公衆への開示が可能な多数の地点から見
える情景をそれぞれ撮像するために、各地点にそれぞれ
設けられた映像入力手段、 ユーザーからの要求に基づいて、前記の多数の映像入力
手段により得られた実況映像の中から、予め決定された
あるグループに含まれる複数の実況映像を、リアルタイ
ムに、予め決定された順序に従って、ユーザーに提供す
る実況映像提供手段、及び、 前記実況映像提供手段から提供された実況映像を、ユー
ザーのために、リアルタイムに表示するための表示手
段、を含むことを特徴とする在宅旅行システム。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記映像入力手段は、汽車、電車、バス、飛行機、船舶
などの乗物から見える情景を撮像するように、前記乗物
に取り付けられたものを含むものである、在宅旅行シス
テム。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、さらに、 ユーザーから入力された希望データに基づいて、前記の
多数の映像入力手段により得られた実況映像の中から、
複数の実況映像を選択して、これらを一つのグループと
決定するグループ決定手段、を含むことを特徴とする在
宅旅行システム。 - 【請求項4】 請求項3において、さらに、 ユーザーから入力された希望データに基づいて、前記の
決定されたグループに含まれる各実況映像をユーザーへ
提供するときの各実況映像の提供の順序を決定する順序
決定手段、を含むことを特徴とする在宅旅行システム。 - 【請求項5】 請求項3又は4において、さらに、 前記各実況映像を互いに識別するための実況映像識別デ
ータを、キーワード又は文章などの文字列と関連付けな
がら、記録する実況映像識別データ及び文字列記録手
段、 前記のユーザーからの希望データを、キーワード又は文
章などの文字列により入力するための文字列入力手段、
を含むことを特徴とする在宅旅行システム。 - 【請求項6】 請求項3又は4において、さらに、 前記各実況映像を互いに識別するための実況映像識別デ
ータを、地図画面上の各地点を互いに識別するための地
点識別データと関連付けながら、記録する実況映像識別
データ及び地点識別データ記録手段、 前記のユーザーからの希望データを、地図画面上の任意
の地点を指定することにより入力するための地点入力手
段、を含むことを特徴とする在宅旅行システム。 - 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかにおい
て、さらに、 前記実況映像のユーザーへの提供行為に応じて、ユーザ
ーの利用料金を算出する利用料金算出手段、を含むこと
を特徴とする在宅旅行システム。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記利用料金算出手段は、前記の実況映像が提供される
時期により、利用料金を変更するものである、在宅旅行
システム。 【0001】
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