JPH11103152A - 配線修正方法および装置 - Google Patents

配線修正方法および装置

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JPH11103152A
JPH11103152A JP26341797A JP26341797A JPH11103152A JP H11103152 A JPH11103152 A JP H11103152A JP 26341797 A JP26341797 A JP 26341797A JP 26341797 A JP26341797 A JP 26341797A JP H11103152 A JPH11103152 A JP H11103152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザCVD装置が高価になり、実用的なスル
ープットが得られない。 【解決手段】第1の工程では、Ni微粉末から構成され
る磁性体粉末15を満たした原料容器11に着磁した吸
着用磁石14を内部に設けたアーム9を近づけ、アーム
9に磁性体粉末15を吸着させる。第2の工程では、磁
性体粉末15を吸着させたアーム9を基板8上に搬送す
る。第3の工程では、基板8上の断線欠陥部の真上にア
ーム9を置き、吸着用磁石14を脱磁することにより、
磁性体粉末15を基板8上の断線欠陥部に落下させ、基
板8上に原料の磁性体粉末15を付着させる。第4の工
程では、基板8上の磁性体粉末15にレーザ光16を照
射して磁性体粉末15を焼結する。第5の工程では、第
4の工程で修正された断線箇所(修正部)に回収用磁石
17を近づけ、修正部の周囲に飛び散った磁性体粉末の
余分な原料18を回収用磁石17に吸着して基板8上の
「ごみ」を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配線修正方法および
装置に関し、特にプラズマディスプレイや液晶ディスプ
レイ等の断線欠陥部を修正する配線修正方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の配線修正方法としては、
原料ガス雰囲気中でレーザ光を照射して導電性物質を堆
積させることにより結線を行うレーザCVD(Chem
ical Vapor Deposition)法が知
られている。
【0003】例えば、特開平2−146724号公報に
は、CVD原料ガスと接触する試料の表面上にレーザ光
を照射することにより、主にCVD原料ガスの熱解離反
応を利用して試料の表面のレーザ光照射部分およびその
周辺にのみ選択的に薄膜を形成する「レーザCVD装
置」が記載されている。
【0004】そして、このレーザCVD法によれば、最
小数μm程度の細い線を顕微鏡光学系の観察分解能程度
の位置決め精度で、正確に修正することができるとして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のレーザCVDによる配線修正方法では、原料ガスに
毒性のある有機金属化合物を使用しているので、ガス漏
れを防止するガス制御機構が不可欠であり、レーザCV
D装置が複雑になって高価になるという問題点があっ
た。
【0006】また、原料を気相から供給するために原料
供給速度が原料の蒸気圧に律束され、その結果、プラズ
マディスプレイの修正等で必要になる幅が30μm,厚
みが2μm,長さが100μmなどの厚膜を形成すると
きに、CVD時間が数10分もかかって、実用的なスル
ープットが得られないという問題点があった。
【0007】本発明の目的は、原料として磁性体粉末を
使用することにより、基板上の厚く長い配線欠陥の修正
を行う際にも、数分間の非常に短い時間で導電性に優れ
る金属配線により配線修正を行うことが可能な配線修正
方法および装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明によれば、基
板上の断線欠陥部を修正する配線修正方法において、原
料容器内の原料の磁性体粉末を取り出して前記基板上の
前記断線欠陥部の真上に搬送した後、この搬送された前
記磁性体粉末を前記基板上の前記断線欠陥部に付着さ
せ、次にこの付着した前記磁性体粉末を前記断線欠陥部
に焼結させ、その後前記基板上の余分な前記原料の前記
磁性体粉末を回収することを特徴とする配線修正方法が
得られる。
【0009】そして、その実施態様として、基板上の断
線欠陥部を修正する配線修正方法において、前記原料の
前記磁性体粉末を満たした前記原料容器に着磁させた吸
着用磁石を内蔵したアームを挿入する第1の工程と、前
記アームを前記基板上の前記断線欠陥部の真上に搬送す
る第2の工程と、着磁した前記吸着用磁石を脱磁させて
前記基板上に前記原料の前記磁性体粉末を付着させる第
3の工程と、この第3の工程で付着した前記磁性体粉末
にレーザ光を照射して前記断線欠陥部に焼結させる第4
の工程と、前記断線欠陥部に回収用磁石を近づけて前記
基板上の余分な前記原料を回収する第5の工程とを備え
ることを特徴とする配線修正方法が得られる。
【0010】次に、第2の発明によれば、基板上の断線
欠陥部を修正する配線修正装置において、原料の磁性体
粉末を満たした原料容器と、前記磁性体粉末を吸着する
ための吸着用磁石を内蔵したアームと、このアームを前
記原料容器と前記基板上の修正すべき前記断線欠陥部と
の間を移動させる移動機構と、前記アームの着磁および
脱磁をそれぞれ行う着磁ユニットおよび脱磁ユニット
と、レーザ光を発生するレーザ光源と、前記レーザ光を
前記断線欠陥部に照射するとともに断線箇所を観察する
照射光学系と、前記基板を保持するとともに前記レーザ
光の前記基板上の照射位置を移動させるX−Yステージ
と、前記レーザ光の照射後の前記基板上の余分な前記原
料の前記磁性体粉末を回収するための回収用磁石とを備
えることを特徴とする配線修正装置が得られる。
【0011】そして、前記吸着用磁石は電磁コイルを備
えることを特徴とする配線修正装置が得られる。
【0012】また、前記アームは前記吸着用磁石の周囲
を非磁性体で覆うとともに前記基板に対向する面に溝状
の凹み部を有することを特徴とする配線修正装置が得ら
れる。
【0013】さらに、前記アームの幅は前記基板上の前
記断線欠陥部の配線の幅をカバーするサイズであること
を特徴とする配線修正装置が得られる。
【0014】さらにまた、前記脱磁ユニットはヒータで
あることを特徴とする配線修正装置が得られる。
【0015】そしてまた、前記原料の前記磁性体粉末は
ニッケルの微粉末およびコバルトの微粉末のいずれかを
含むことを特徴とする配線修正方法もしくは配線修正装
置が得られる。
【0016】さらに、前記原料容器内および前記基板上
の雰囲気を不活性ガスから構成される雰囲気に保持する
ことを特徴とする配線修正方法もしくは配線修正装置が
得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0018】まず、第1の発明の配線修正方法について
説明すると、図1は第1の発明の配線修正方法の一実施
形態を示す工程図であり、(a),(b),(c),
(d)および(e)はそれぞれ第1,第2,第3,第4
および第5の工程を示す。
【0019】図1を参照すると、図1(a)に示す第1
の工程は、ニッケル(Ni)微粉末から構成される磁性
体粉末15を満たした原料容器11に着磁した吸着用磁
石14を内部に設けたアーム9を近づけ、アーム9に磁
性体粉末15を吸着させる原料取出し工程である。
【0020】次に、図1(b)に示す第2の工程は、磁
性体粉末15を吸着させたアーム9を基板8上に搬送す
る原料搬送工程である。
【0021】次に、図1(c)に示す第3の工程は、基
板8上の断線欠陥部の真上にアーム9を置き、吸着用磁
石14を脱磁することにより、磁性体粉末15を基板8
上の断線欠陥部に落下させ、基板8上に原料の磁性体粉
末15を付着させる原料付着工程である。
【0022】次に、図1(d)に示す第4の工程は、基
板8上の断線欠陥部をなぞるようにレーザ光16を照射
して基板8上の磁性体粉末15を焼結する原料焼結工程
である。この第4の工程で焼結することにより、Ni微
粉末が配線になり、断線欠陥部の断線箇所が結線され
る。
【0023】次に、図1(e)に示す第5を工程は、第
4の工程で修正された断線箇所(修正部)に回収用磁石
17を近づけ、修正部の周囲に飛び散った磁性体粉末の
余分な原料18を矢印で示すように回収用磁石17に吸
着して基板8上の「ごみ」を除去する余分原料回収工程
である。
【0024】なお、第1乃至第5の各工程はそれぞれ長
くとも30秒程度の時間で行うことが可能であり、配線
幅が40μm,厚みが2μm,配線長が100μmの断
線箇所を修正する時間は約3分間である。
【0025】つまり、本実施形態の配線修正方法によれ
ば、従来のレーザCVDによる配線修正方法と比較して
格段に短い時間で、配線修正を行うことができる。
【0026】また、原料は不純物のない金属体のみであ
るため、焼結した配線の比抵抗値は、通常のバルクの2
倍以下の非常に低い良好な値が得られる。
【0027】次に、第2の発明の配線修正装置について
説明すると、図2は第2の発明の配線修正装置の一実施
形態を示す側面透視図、図3は図2におけるアーム部を
拡大して示す部分斜視図である。
【0028】図2を参照すると、本発明の基板上の断線
欠陥部を修正する配線修正装置の一実施形態は、原料の
磁性体粉末15を満たした原料容器11と、磁性体粉末
15を吸着するための吸着用磁石を内蔵したアーム9
と、このアーム9を原料容器11と基板8上の修正すべ
き断線欠陥部との間を移動させる移動機構6と、アーム
9の着磁および脱磁をそれぞれ行う着磁ユニット10お
よび脱磁ユニット5と、レーザ光を発生するレーザ光源
1と、レーザ光を断線欠陥部に照射するとともに断線箇
所を観察する照射光学系2と、基板8を保持するととも
にレーザ光の基板8上の照射位置を移動させるX−Yス
テージ7と、レーザ光の照射後の基板8上の余分な原料
の磁性体粉末を回収するための回収用磁石17とを備え
ている。
【0029】X−Yステージ7の上に置かれたプラズマ
ディスプレイ用の基板8は、断線欠陥部の観察を行うモ
ニタTV3および対物レンズ4を備える照射光学系2に
よって表面状態を観察することができる構成となってい
る。
【0030】QswNd:YAGレーザの第2高調波を
発生するレーザ光源1からの出射光は、照射光学系2に
より基板8にスリットイメージを縮小転写して照射する
構成となっている。
【0031】磁性体粉末15から構成される原料を供給
する原料容器11には、平均直径が0.2μmのNi微
粉末が満たされ、移動機構6により上下および回転動作
を行うアーム9が原料容器11と基板8との間を往き来
する構成をとっている。
【0032】図3に示す吸着用磁石14を内蔵したアー
ム9には脱磁ユニット5が組み込まれ、アーム9の移動
通路の下に着磁ユニット10が設けられている。
【0033】脱磁ユニット5および着磁ユニット10は
アーム9の内部に設けられ、図1における第1の工程に
示した適切なタイミングで、吸着用磁石14の脱磁およ
び着磁を行う。
【0034】また、回収用磁石17は断線欠陥部の断線
箇所を修正した後に、基板8上に残った余分な磁性体粉
末を回収するために使用される。
【0035】次に、図3を参照すると、非磁性体の石英
ガラスの中にキュリー温度が100°C程度の強力な磁
石であるNd−Fe−B磁石から構成される吸着用磁石
14を封じ込めたアーム9の下部には原料の磁性体粉末
を吸着する吸着溝13が設けられ、側面には脱磁ヒータ
12が設けられ、この脱磁ヒータ12を150°Cにす
ると、吸着用磁石14は脱磁される。
【0036】続いて、図2および図3を併用して本実施
形態における配線修正の手順について配線修正装置の動
作に合わせて説明する。
【0037】まず、基板8をX−Yステージ7に載せ、
断線欠陥部の断線箇所がモニタTV3の中心にくるよう
にX−Yステージ7を動かす。
【0038】次に、吸着用磁石14を着磁ユニット10
によって着磁した後、アーム9を移動機構6によって原
料容器11に挿入して磁性体粉末15をアーム9の吸着
溝13に吸着させる。
【0039】次に、移動機構6によってアーム9を基板
8上の断線欠陥部の断線箇所(被修正箇所)の真上に移
動する。そして、脱磁ユニット5を動作させて磁性体粉
末15を基板8上の被修正断線箇所の位置に落下させ
る。
【0040】次に、レーザ光源1からレーザ光を基板8
上の断線欠陥部をなぞるように照射して被修正箇所の原
料を焼結して配線を形成する。
【0041】ここで、レーザ照射条件として、パルス繰
返し周波数を4kHzとし、基板8上のビーム形状を3
8×38μmとし、平均照射パワーを30mWとし、ス
テージ走査速度を10μm/sとしたときに、配線長が
100μmの断線箇所を、実用上十分に低い抵抗値(配
線抵抗0.1Ω)で結線することができた。なお、得ら
れた配線幅は40μm,厚みは2μmであった。
【0042】次に、基板8上の被修正箇所の位置が回収
用磁石17の真下になるようにX−Yステージ7を動か
して、被修正箇所の周囲に飛び散った磁性体粉末を回収
用磁石17に吸着させて基板8上の汚れを清掃する。
【0043】本実施形態では、上記の全工程を実用上十
分速いスループット(精々3分間)で終了することがで
きた。
【0044】なお、この実施形態では、原料(磁性体粉
末15)としてNi微粉末を用いた例を示したが、原料
はこれに限定されず、コバルト(Co)微粉末等の磁性
のある導電体であれば本発明を適用できることは言うま
でもない。
【0045】また、図2に示す配線修正装置内の雰囲気
全体、または磁性体粉末(原料)が通過する通路および
レーザ光照射部や原料容器の一部もしくはすべての場所
を、不活性ガス(例えば窒素ガス)に置き換えた構成に
すれば、原料粉末の酸化などによる原料の経時劣化を最
小限に抑制することができる。
【0046】また、本実施形態における吸着用磁石14
を電磁コイルにより構成してもよい。この場合は、電流
のオン/オフにより着磁/脱磁を行うことができるの
で、制御が著しく容易になるという利点がある。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明の配線修
正方法は、基板上の断線欠陥部を修正する配線修正方法
において、原料容器内の原料の磁性体粉末を取り出して
基板上の断線欠陥部の真上に搬送した後、この搬送され
た磁性体粉末を基板上の断線欠陥部に付着させ、次にこ
の付着した磁性体粉末を断線欠陥部に焼結させ、その後
基板上の余分な原料の磁性体粉末を回収することによ
り、そして、その実施態様として、原料の磁性体粉末を
満たした原料容器に着磁させた吸着用磁石を内蔵したア
ームを挿入する第1の工程と、アームを基板上の断線欠
陥部の真上に搬送する第2の工程と、着磁した吸着用磁
石を脱磁させて基板上に原料の磁性体粉末を付着させる
第3の工程と、この第3の工程で付着した磁性体粉末に
レーザ光を照射して断線欠陥部に焼結させる第4の工程
と、断線欠陥部に回収用磁石を近づけて基板上の余分な
原料を回収する第5の工程とを備えることにより、ま
た、第2の発明の配線修正装置は、基板上の断線欠陥部
を修正する配線修正装置において、原料の磁性体粉末を
満たした原料容器と、磁性体粉末を吸着するための吸着
用磁石を内蔵したアームと、このアームを原料容器と基
板上の修正すべき断線欠陥部との間を移動させる移動機
構と、アームの着磁および脱磁をそれぞれ行う着磁ユニ
ットおよび脱磁ユニットと、レーザ光を発生するレーザ
光源と、レーザ光を断線欠陥部に照射するとともに断線
箇所を観察する照射光学系と、基板を保持するとともに
レーザ光の基板上の照射位置を移動させるX−Yステー
ジと、レーザ光の照射後の基板上の余分な原料の磁性体
粉末を回収するための回収用磁石とを備えることによ
り、そして、上記吸着用磁石は電磁コイルを備えること
により、さらに、上記アームは吸着用磁石の周囲を非磁
性体で覆うとともに基板に対向する面に溝状の凹み部を
有することにより、さらにまた、上記アームの幅は基板
上の断線欠陥部の配線の幅をカバーするサイズであるこ
とにより、そしてまた、上記脱磁ユニットはヒータであ
ることにより、さらに、上記第1の発明の配線修正方法
および第2の発明の配線修正装置において、上記原料の
磁性体粉末はニッケルの微粉末およびコバルトの微粉末
のいずれかを含むことにより、また、上記原料容器内お
よび上記基板上の雰囲気を不活性ガスから構成される雰
囲気に保持することにより、厚くかつ長い配線の修正に
おいても、数分間の非常に短い時間で、導電性に優れる
金属配線による配線修正を行うことが可能になるという
効果を有する。
【0048】また、従来のレーザCVD法に比べて、構
成が著しく簡単であり、したがって安価に配線修正が行
われ、保守が容易な実用性に優れた配線修正方法および
装置が実現されるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の配線修正方法の一実施形態を示す
工程図である。
【図2】第2の発明の配線修正装置の一実施形態を示す
側面透視図である。
【図3】図2におけるアーム部を拡大して示す部分斜視
図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 照射光学系 3 モニタTV 4 対物レンズ 5 脱磁ユニット 6 移動機構 7 X−Yステージ 8 基板 9 アーム 10 着磁ユニット 11 原料容器 12 脱磁ヒータ 13 吸着溝 14 吸着用磁石 15 磁性体粉末 16 レーザ光 17 回収用磁石 18 余分な原料

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の断線欠陥部を修正する配線修正
    方法において、原料容器内の原料の磁性体粉末を取り出
    して前記基板上の前記断線欠陥部の真上に搬送した後、
    この搬送された前記磁性体粉末を前記基板上の前記断線
    欠陥部に付着させ、次にこの付着した前記磁性体粉末を
    前記断線欠陥部に焼結させ、その後前記基板上の余分な
    前記原料の前記磁性体粉末を回収することを特徴とする
    配線修正方法。
  2. 【請求項2】 基板上の断線欠陥部を修正する配線修正
    方法において、前記原料の前記磁性体粉末を満たした前
    記原料容器に着磁させた吸着用磁石を内蔵したアームを
    挿入する第1の工程と、前記アームを前記基板上の前記
    断線欠陥部の真上に搬送する第2の工程と、着磁した前
    記吸着用磁石を脱磁させて前記基板上に前記原料の前記
    磁性体粉末を付着させる第3の工程と、この第3の工程
    で付着した前記磁性体粉末にレーザ光を照射して前記断
    線欠陥部に焼結させる第4の工程と、前記断線欠陥部に
    回収用磁石を近づけて前記基板上の余分な前記原料を回
    収する第5の工程とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の配線修正方法。
  3. 【請求項3】 基板上の断線欠陥部を修正する配線修正
    装置において、原料の磁性体粉末を満たした原料容器
    と、前記磁性体粉末を吸着するための吸着用磁石を内蔵
    したアームと、このアームを前記原料容器と前記基板上
    の修正すべき前記断線欠陥部との間を移動させる移動機
    構と、前記アームの着磁および脱磁をそれぞれ行う着磁
    ユニットおよび脱磁ユニットと、レーザ光を発生するレ
    ーザ光源と、前記レーザ光を前記断線欠陥部に照射する
    とともに断線箇所を観察する照射光学系と、前記基板を
    保持するとともに前記レーザ光の前記基板上の照射位置
    を移動させるX−Yステージと、前記レーザ光の照射後
    の前記基板上の余分な前記原料の前記磁性体粉末を回収
    するための回収用磁石とを備えることを特徴とする配線
    修正装置。
  4. 【請求項4】 前記吸着用磁石は電磁コイルを備えるこ
    とを特徴とする請求項3記載の配線修正装置。
  5. 【請求項5】 前記アームは前記吸着用磁石の周囲を非
    磁性体で覆うとともに前記基板に対向する面に溝状の凹
    み部を有することを特徴とする請求項3記載の配線修正
    装置。
  6. 【請求項6】 前記アームの幅は前記基板上の前記断線
    欠陥部の配線の幅をカバーするサイズであることを特徴
    とする請求項3記載の配線修正装置。
  7. 【請求項7】 前記脱磁ユニットはヒータであることを
    特徴とする請求項3記載の配線修正装置。
  8. 【請求項8】 前記原料の前記磁性体粉末はニッケルの
    微粉末およびコバルトの微粉末のいずれかを含むことを
    特徴とする請求項1または2記載の配線修正方法もしく
    は請求項3記載の配線修正装置。
  9. 【請求項9】 前記原料容器内および前記基板上の雰囲
    気を不活性ガスから構成される雰囲気に保持することを
    特徴とする請求項1または2記載の配線修正方法もしく
    は請求項3記載の配線修正装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104475976A (zh) * 2014-11-19 2015-04-01 江苏大学 磁粉诱导式激光等离子刻蚀绝缘透明材料的方法和装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104475976A (zh) * 2014-11-19 2015-04-01 江苏大学 磁粉诱导式激光等离子刻蚀绝缘透明材料的方法和装置

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