JPH1110301A - 高精度流量制御ストッパー装置およびそれを用いた連続鋳造方法と装置 - Google Patents

高精度流量制御ストッパー装置およびそれを用いた連続鋳造方法と装置

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JPH1110301A
JPH1110301A JP17190397A JP17190397A JPH1110301A JP H1110301 A JPH1110301 A JP H1110301A JP 17190397 A JP17190397 A JP 17190397A JP 17190397 A JP17190397 A JP 17190397A JP H1110301 A JPH1110301 A JP H1110301A
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Katsuhiro Sasai
勝浩 笹井
Hajime Hasegawa
一 長谷川
Eiichi Takeuchi
栄一 竹内
Takehiko Fuji
健彦 藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、タンディッシュノズルの閉塞を防
止した上で、常に安定して介在物欠陥および気泡欠陥の
ない加工用鋼板素材を鋳造できるタンディッシュストッ
パー装置およびそれを用いた連続鋳造方法と装置を提供
する。 【解決手段】 鋳型に溶融金属をタンディッシュからタ
ンディッシュノズルを介して注入し注入流量を制御する
ストッパーを設けた連続鋳造設備において、ストッパー
の先端にコア状の流量制御部を設けたストッパーを振動
させる振動発生装置を設けた連続鋳造装置。また、溶融
金属の注入流量を制御するストッパーにおいて、ストッ
パーの先端にコア状の流量制御部を設け、該コア状流量
制御部のテーパを35°以下とし、かつコア状流量制御
部長さ/タンディッシュノズル内径を0.5以上とした
高精度流量制御ストッパー装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精度流量制御ス
トッパー装置およびそれを用いた連続鋳造方法と装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、連続鋳造においては、溶鋼を酸化
させることなくタンディッシュからモールド内に供給す
るために、タンディッシュノズルが使用されている。タ
ンディッシュノズルの材質としては、アルミナ及びカー
ボンを主体とし、これに20%程度のシリカを含有する
ものが主流となっている。このような、タンディッシュ
ノズルでは、鋳造時間の経過とともに鋼中析出物のアル
ミナおよび地金がノズル内壁に付着し、激しい場合には
ノズル閉塞を引き起こし鋳造を停止する場合もあった。
また、ノズル閉塞は鋳型内の溶鋼流動を乱す原因にもな
るため、パウダー巻き込みによる介在物欠陥を増加させ
る。この問題を解決する手段の1つとして、例えば、特
公昭58−3467号公報に示されるように、タンディ
ッシュノズル内孔と同心円となる多孔質耐火物(内孔
体)をタンディッシュノズル本体に内挿し、この多孔質
耐火物内壁からArその他の不活性ガスを吹き込むこと
が知られている。このガス吹き込みは、ノズル内壁と溶
鋼との接触面積を減少させ、さらに溶鋼を撹拌するこ
と、あるいは付着物をガス気泡により強制的に剥離させ
ることによりノズル内壁へのアルミナ介在物の付着成長
を防止する効果がある。また、別の手段として例えば特
開昭64−40154号公報に記載されているように、
ジルコニア−ライム−カーボン材質からなるノズルの使
用が試みられている。このジルコニア−ライム−カーボ
ン材質をノズル内壁に用いることで、耐火物中のライム
と溶鋼中のアルミナとを反応させカルシウムアルミネー
トの低融物を生成させる。この低融物を溶鋼流により洗
い流し、微少な溶損を与えることによりアルミナの付着
を防止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノズル
内壁へのアルミナの付着を確実に防止するためには溶鋼
中に多量のArガスを吹き込む必要があり、この場合吹
き込まれたAr気泡は完全に浮上せず、モールド内で凝
固界面に捕捉され、熱間圧延、冷間圧延後に発生する気
泡系欠陥の原因となる。一方、Arガス吹き込みを実施
せず、ノズル閉塞を防止するためにジルコニア−ライム
−カーボン材質のノズルが使用されているが、鋳造時間
が長いか、あるいは溶鋼清浄性が低下する場合には、ノ
ズル内壁に付着したアルミナを低融点化するのに十分な
ライムを供給できなくなり、鋳造途中でノズル閉塞が発
生する。このため、ジルコニア−ライム−カーボン材質
ノズルも確実な閉塞防止対策になっていないのが現状で
ある。
【0004】本発明は、従来のタンディッシュノズルに
おけるこれらの問題点を解決するもので、タンディッシ
ュノズルの閉塞を防止した上で、常に安定して介在物欠
陥および気泡欠陥のない加工用鋼板素材を鋳造できる高
精度流量制御ストッパー装置およびそれを用いた連続鋳
造方法と装置の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)鋳型に
溶融金属をタンディッシュからタンディッシュノズルを
介して注入し注入流量を制御するストッパーを設けた連
続鋳造設備において、該ストッパーの先端にコア状の流
量制御部を設けたストッパー装置および該ストッパーを
振動させる振動発生装置を設け、タンディッシュノズル
への介在物や地金の付着および成長を防止することを特
徴とする連続鋳造装置である。また、(2)鋳型に溶融
金属をタンディッシュからタンディッシュノズルを介し
て注入し注入流量を制御するストッパーを設けた連続鋳
造設備において、該ストッパーの先端にコア状の流量制
御部を設けたストッパーを振動させ、タンディッシュノ
ズルへの介在物や地金の付着および成長を防止すること
を特徴とする連続鋳造方法である。更に、(3)溶融金
属の注入流量を制御するストッパーにおいて、ストッパ
ーの先端にコア状の流量制御部を設け、該コア状流量制
御部とタンディッシュノズルとのなす角度であるテーパ
を35°以下とし、かつコア状流量制御部長さ/タンデ
ィッシュノズル内径を0.5以上としたことを特徴とす
る高精度流量制御ストッパー装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、タンディッシュノズル
内の溶鋼に振動を印加することにより、ノズル内壁への
アルミナ介在物の付着を抑制すると共に、一旦ノズル内
壁に付着したアルミナ介在物を強制的に剥離させ、アル
ミナ介在物の付着および成長を防止するものである。
【0007】本発明者らは、タンディッシュノズル内の
溶鋼に振動を印加する方法として、タンディッシュノズ
ルの入り側に設置されたストッパーを上下に振動させる
方法を着想し、連続鋳造機の水モデル実験装置により詳
細な検討を行った。連続鋳造機の水モデル実験装置は実
機の1/5サイズである、鋳型は幅400mm×厚み50
mmである。実験に使用したタンディッシュノズルは内径
18mm×長さ220mmで、吐出孔径16mm、吐出角度3
0°の逆Y型2孔ノズルで、さらにストッパーの形状は
胴部の直径が32mm、ストッパー先端の形状は円弧状で
ある。タンディッシュノズルの入り側に設置したストッ
パーを振幅2mmで振動させながら、タンディッシュノズ
ル吐出孔からの吐出流速をプロペラ流速計で測定した。
吐出流速の標準偏差を吐出流速の平均値で除した値を吐
出流変動と定義し、振動数との関係を整理し図1に示
す。振動数が大きくなるほど、吐出流変動が大きくなる
ことが分かる。これは、通常のストッパーによりタンデ
ィッシュノズル内の溶鋼に振動を与えると、タンディッ
シュノズル吐出孔からの吐出流が変動し、それに伴い湯
面変動が顕著になることを意味する。湯面変動はパウダ
ーの巻き込みを助長し、鋳片品質を低下させる大きな原
因となるため、ストッパーによる溶鋼への振動印加は、
タンディッシュノズル吐出孔からの吐出流に変動を与え
ず高精度に流量を制御した上で、振動成分のみを効率的
にタンディッシュノズル内の溶鋼に伝達することが重要
となる。
【0008】本発明者らは、振動印加時の吐出流変動を
防止し高精度に流量を制御するためには、ストッパーの
移動量に対する流量変化を小さく抑えることが、またタ
ンディッシュノズル内の溶鋼に振動を効果的に印加する
ためには、タンディッシュノズル入り側だけでなく、タ
ンディッシュノズル内でも振動を印加することが重要で
あると考え、その方法として図2に示す連続鋳造装置を
発明した。図2において、タンディッシュノズル2を有
するタンディッシュ5内には溶融金属6が貯えられ、こ
の溶融金属6はストッパー1の開閉でタンディッシュノ
ズル2を経て鋳型(図示せず)に注入される。本発明者
らは、前記ストッパー1の先端にタンディッシュノズル
2内に突出したコア状流動制御部3を設け、更に前記ス
トッパー1の上部に外部に設けた振動発生装置4から発
生する振動を振動伝達手段7を介して接続し、前記した
振動をストッパー1に伝達する構成とした連続鋳造装置
を発明した。本発明者らは更に、図5に示すような高精
度流量制御ストッパー装置を発明した。図5は、本発明
による高精度流量制御ストッパー装置の一例を示すもの
で、ストッパー1の先端にタンディッシュノズル内に突
出したコア状の流量制御部3を設けたもので、図5
(a)は、コア状流量制御部のテーパθを10°とし、
コア状流量制御部とテーパを形成するタンディッシュ側
のノズル内径が一定の場合であり、コア状流量制御部長
(L)とタンディッシュノズル内径(D)の値(L/
D)をL/D=1.5に設定した例を示すものである。
また、タンディッシュノズルの上部構造を斜めにしてテ
ーパを変えてもよい。図5(b)にタンディッシュノズ
ルの上部構造を外側に斜めに広くした場合の例を示す。
図2に示すストッパー1の先端にタンディッシュノズル
2内に突出したコア状の流量制御部3を設けたストッパ
ーを発明した。
【0009】タンディッシュノズル内の振動および吐出
流変動に与えるコア状流量制御部の影響を明らかにする
ため、上記水モデル実験装置を用いて、振動数3Hz、振
幅2mmの振動印加実験を行った。タンディッシュノズル
内壁には圧力センサーを設置し、振動印加時の圧力変動
を測定した。図3にコア状流量制御部長さL/タンディ
ッシュノズル内径Dとタンディッシュノズル内の振動指
標の関係を示す。コア状流量制御部のテーパθ(コア状
流量制御部とタンディッシュノズルとのなす角度)は1
5°と一定にした。また、振動指標は振動印加時におけ
る圧力変動の標準偏差を振動無印加時における圧力変動
の標準偏差で除した値とした。L/Dが大きくなるにつ
れて振動指標が大きくなり、L/Dが0.5以上になる
とストッパーの振動がタンディッシュノズル内に有効に
伝達されていることが分かる。これは、コア状流量制御
部をタンディッシュノズル内に深く突出させると、タン
ディッシュノズル内にストッパーの振動が伝わり易くな
るためである。
【0010】図4にコア状流量制御部のテーパθと吐出
流変動の関係を示す。なお、コア状流量制御部の長さL
を9mmとした。コア状流量制御部のテーパθが35°以
下になると、吐出流変動が小さく抑えられることが分か
る。これは、コア状流量制御部のテーパが小さくなると
ストッパーの移動量に対する流量変化が小さくなるた
め、ストッパーを振動させても吐出流が大きく変動せ
ず、高精度に流量を制御できるためである。
【0011】ストッパーを振動させるだけでもノズル閉
塞に効果があるものの、吐出流変動が大きくなる。そこ
で、ストッパーの先端にコア状の流量制御部を設けたス
トッパーを振動させることにより吐出流変動を抑え、タ
ンディッシュノズル内の溶鋼に振動を効果的に印加でき
るようになる。さらに、振動印加時の吐出流変動を防止
し、かつタンディッシュノズル内に効果的に振動を印加
するためにはコア状流量制御部のテーパθを35°以
下、コア状流量制御部長さL/タンディッシュノズル内
径Dを0.5以上にすることが好適である。また、この
コア状流量制御部の形状はその中央部にテーパθを有す
る部分があればよく、その先端部はコーナに曲率を持た
せたり、円弧状にするなど、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において種々変更を加えることができる。
【0012】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
について説明する。 〈実施例1〉ストッパー胴部の直径が160mm、コア状
流量制御部のテーパθが40°、コア状流量制御部の長
さLが27mmのストッパーを振動数3Hz、振幅2mmで振
動させながら、内径90mm×長さ1100mm、L/D=
0.67、吐出孔径80mm、吐出角度30°の逆Y型2
孔タンディッシュノズルを用いて、鋳片サイズ250mm
(厚み)×2000mm(幅)、炭素濃度30ppm の極低
炭素鋼1250tを鋳造速度1.8m/min で鋳造し
た。ノズル閉塞を防止するためのArガス吹き込みは実
施しなかった。鋳片は8500mm長さに切断した1コイ
ル単位とし、このスラブを常法により熱間圧延、冷間圧
延し、最終的に0.7mm厚み×2000mm幅コイルの冷
延鋼板とした。鋳片品質については、冷間圧延後の検査
ラインで目視観察を行い、1コイル当たりに発生するパ
ウダー系表面欠陥及び気泡系欠陥の発生個数を評価し
た。鋳造時のアルミナの付着状況は、実注入流量をスト
ッパーの移動量から理論的に計算される理論注入流量で
除した値をノズル開口率と定義し、これにより評価し
た。その結果、鋳造中のノズル開口率は0.80〜1.
0の範囲で推移し、鋳造後に回収したタンディッシュノ
ズルには少量のアルミナが付着していたが、アルミナの
付着に伴う操業上の問題は発生しなかった。さらに、A
rガス吹き込みを実施せずに鋳造できたため、気泡系欠
陥は全く発生しなかった。また、ストッパーの振動に伴
い湯面変動が若干大きくなったが、パウダー系表面欠陥
は発生しなかった。 〈実施例2〉ストッパー胴部の直径が160mm、コア状
流量制御部のテーパθが15°、コア状流量制御部の長
さLが45mmのストッパーを振動数3Hz、振幅2mmで振
動させながら、内径90mm×長さ1100mm、L/D=
0.5、吐出孔径80mm、吐出角度30°の逆Y型2孔
タンディッシュノズルを用いて、鋳片サイズ250mm
(厚み)×2000mm(幅)、炭素濃度30ppm の極低
炭素鋼1250tを鋳造速度1.8m/min で鋳造し
た。ノズル閉塞を防止するためのArガス吹き込みは実
施しなかった。この時、鋳造中のノズル開口率は0.9
7〜1.0の範囲で推移し、鋳造後のタンディッシュノ
ズルを調査しても殆どアルミナの付着は見られなかっ
た。また、パウダー系表面欠陥及び気泡系欠陥も全く発
生しなかった。 〈比較例1〉ストッパー胴部の直径が160mmのストッ
パーを振動数3Hz、振幅2mmで振動させながら、内径9
0mm×長さ1100mm、吐出孔径80mm、吐出角度30
°の逆Y型2孔タンディッシュノズルを用いて、鋳片サ
イズ250mm(厚み)×2000mm(幅)、炭素濃度3
0ppm の極低炭素鋼1250tを鋳造速度1.8m/mi
n で鋳造した。ノズル閉塞を防止するためのArガス吹
き込みは実施しなかった。この時、鋳造中のノズル開口
率は0.95〜1.0の範囲で推移し、鋳造後のタンデ
ィッシュノズルを調査しても殆どアルミナの付着は見ら
れなかった。また、気泡系欠陥も発生しなかった。しか
し、ストッパーの振動に伴い湯面変動が大きくなり、パ
ウダー巻き込みが生じたため、冷間圧延後にパウダー系
表面欠陥が8コ/コイル発生した。 〈比較例2〉ストッパー胴部の直径が160mmのストッ
パーを振動させない状態で、内径90mm×長さ1100
mm、吐出孔径80mm、吐出角度30°の逆Y型2孔タン
ディッシュノズルを用いて、鋳片サイズ250mm(厚
み)×2000mm(幅)、炭素濃度30ppm の極低炭素
鋼1250tを鋳造速度1.8m/min で鋳造した。ノ
ズル閉塞を防止するために、10Nl/min の流量でA
rガスを吹き込んだ。この時、鋳造中のノズル開口率は
0.8〜1.0の範囲で推移し、鋳造後に回収したタン
ディッシュノズルには少量のアルミナが付着していた。
パウダー系表面欠陥は発生しなかったが。多量のArガ
ス吹き込みに伴い気泡系欠陥が10コ/コイル発生し
た。 〈比較例3〉ストッパー胴部の直径が160mmのストッ
パーを振動させない状態で、内径90mm×長さ1100
mm、吐出孔径80mm、吐出角度30°の逆Y型2孔タン
ディッシュノズルを用いて、鋳片サイズ250mm(厚
み)×2000mm(幅)、炭素濃度30ppm の極低炭素
鋼1250tを鋳造速度1.8m/min で鋳造した。ノ
ズル閉塞を防止するためのArガス吹き込みは実施しな
かった。この時、鋳造開始からノズル開口率は徐々に低
下し、500t鋳造したところでノズル開口率は0.3
程度に達し、鋳造を停止した。鋳造後に回収したタンデ
ィッシュノズルには多量のアルミナが付着しており、ノ
ズル閉塞が激しかった。また、Arガス吹き込みを実施
しなかったため、気泡系欠陥は発生しなかったが、ノズ
ル閉塞に伴い湯面変動が大きくなったため、パウダー巻
き込みが発生し、パウダー系表面欠陥が9コ/コイル発
生した。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によりA
rガス吹き込みを実施しない状態でもノズル閉塞を確実
に防止できるため、鋳片品質が向上すると共に、ノズル
閉塞に伴い発生する非定常作業もなくなるため、操業性
も格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】吐出流変動と振動数との関係を示す図。
【図2】本発明の一実施例による装置の全体構成図。
【図3】コア状流量制御部長さ/タンディッシュノズル
内径とタンディッシュノズル内の振動指標の関係を示す
図。
【図4】コア状流量制御部のテーパと吐出流変動の関係
を示す図。
【図5】コア状の流量制御部を有するストッパーの図で
あり、(a)はタンディッシュ側のノズル内径が一定の
場合の例で、(b)はタンディッシュノズルの上部構造
を外側に斜めに広くした場合の例を示す図。
【符号の説明】 1…ストッパー 2…タンディッシュノズル 3…コア状流量制御部 4…振動発生装置 5…タンディッシュ 6…溶融金属 7…振動伝達手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B22D 41/50 540 B22D 41/50 540 (72)発明者 藤 健彦 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型に溶融金属をタンディッシュからタ
    ンディッシュノズルを介して注入し注入流量を制御する
    ストッパーを設けた連続鋳造設備において、該ストッパ
    ーの先端にコア状の流量制御部を設けたストッパー装置
    および該ストッパーを振動させる振動発生装置を設け、
    タンディッシュノズルへの介在物や地金の付着および成
    長を防止することを特徴とする連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】 鋳型に溶融金属をタンディッシュからタ
    ンディッシュノズルを介して注入し注入流量を制御する
    ストッパーを設けた連続鋳造設備において、該ストッパ
    ーの先端にコア状の流量制御部を設けたストッパーを振
    動させ、タンディッシュノズルへの介在物や地金の付着
    および成長を防止することを特徴とする連続鋳造方法。
  3. 【請求項3】 溶融金属の注入流量を制御するストッパ
    ーにおいて、ストッパーの先端にコア状の流量制御部を
    設け、該コア状流量制御部とタンディッシュノズルとの
    なす角度であるテーパを35°以下とし、かつコア状流
    量制御部長さ/タンディッシュノズル内径を0.5以上
    としたことを特徴とする高精度流量制御ストッパー装
    置。
JP17190397A 1997-06-27 1997-06-27 高精度流量制御ストッパー装置およびそれを用いた連続鋳造方法と装置 Withdrawn JPH1110301A (ja)

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