JPH0230122Y2 - - Google Patents

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JPH0230122Y2
JPH0230122Y2 JP1986134179U JP13417986U JPH0230122Y2 JP H0230122 Y2 JPH0230122 Y2 JP H0230122Y2 JP 1986134179 U JP1986134179 U JP 1986134179U JP 13417986 U JP13417986 U JP 13417986U JP H0230122 Y2 JPH0230122 Y2 JP H0230122Y2
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nozzle
molten steel
gas
continuous casting
porous
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は溶鋼路内にガスを吹込む連続鋳造用浸
漬ノズルに関するものである。 〔従来技術〕 連続鋳造装置は従来公知の特許例としては例え
ば特開昭49−87527がある。これは連続鋳造によ
る薄鋼板用アルミキルド鋼の製造法に関するもの
で、浸漬ノズル内面に規定量の不活性ガスを吹込
むことが記載されており、浸漬ノズルについては
全長に亘つて内外径ともほぼ同径となつている。
又実公昭46−26241、特公昭46−27954に示される
ノズルについても全長に亘つてほぼ同径となつて
いる。一般に第2図に示すごとく精練後の溶鋼1
を取鍋2へ出鋼し、中間容器3(タンデイツシ
ユ)を介して浸漬ノズル4から鋳型5へ注入し、
連続して鋳片6を鋳込むものである。 この浸漬ノズル4は第3図に示すごとく、通常
溶鋼流路7は図示のごとく溶鋼流入部から流出部
まで同径で構成し、その下端に吐出孔8を構成す
る。 又、図示のごとく溶鋼流路内にガスを吹込む場
合は流路7内壁にポーラス煉瓦9を配置し、ガス
吹込スリツト10を介してArガス等の下活性ガ
スを吹込む。かくすることにより溶鋼流路7内壁
への溶鋼中の脱酸生成物であるアルミナ等の付着
を出来るかぎり防止しノズル閉塞を防がんとする
ものである。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、ガス吹込みを行つても実際には溶鋼流
路7へのアルミナの付着を完全に防止することは
不可能で、この付着物の生長に伴いポーラス煉瓦
9へのアルミナ付着が生じポーラス煉瓦からのガ
ス供給に支障をきたし、これによつて更にアルミ
ナ付着が増大し、遂には溶鋼流路7が閉塞するい
わゆるノズル詰りを生じ、鋳造中止に至る等の欠
点をともなうことがある。 またノズル詰りに到らない場合でも、鋳造時間
の経過と共に浸漬ノズル外面のパウダーラインが
溶融パウダーに浸蝕されて溶損する。このように
ノズル詰り、ノズル溶損が浸漬ノズルの使用時間
を規制している。 本考案はこの様な欠点を有利に解決するために
なされたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 ノズル内面にガス吹込用ポーラス煉瓦部を有す
る連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、該ノズルの上
部溶鋼流入部よりポーラス煉瓦配置位置までのノ
ズル内径を順次直線状に狭くポーラス煉瓦配置位
置から下端の吐出孔までのノズル内径を順次直線
状に広く構成したことを特徴とする連続鋳造用浸
漬ノズルにある。 〔作用〕 本考案を図面に基づいて説明すると第1図に示
すごとくポーラス煉瓦9の設定部つまりガス吹込
み部を他の部位より狭く構成する。その構成態様
としては図示のごとく溶鋼流入部より溶鋼流路7
をほぼ直線状にポーラス煉瓦9の部位まで狭くし
(溶鋼流入部に比べて開孔部断面積比が50〜90
%)、更に吐出孔8まで徐々に直線状に広げる。
上記のごとくガス吹込み部を他の部位より狭く構
成するが、溶鋼流路内面は直線状、曲線状等の任
意の形状をとることができる。 この様に構成することにより、溶鋼流速がガス
吹込部(ポーラス煉瓦9設定部)にて溶鋼流入部
に対して1.2〜1.5倍の速さとなるため、この部位
が負圧(大気圧以下)になり、外方からのガス吹
込みが容易になり、又ガス吹込みがスムーズに行
なわれることによつてノズル詰りを防止すること
ができる。 更にノズル内での圧損を発生することにより、
ノズル流路内での溶鋼の偏流が防止でき、両吐出
孔8,8からの溶鋼流出が均一になり、鋳型内で
の溶鋼偏流によるパウダーの巻込みを防止し、介
在物の浮上を確実に行なうことができる。 この他ガス吹込み部の流路が狭くなつているの
で、結果的にその部位のノズルを構成する耐火物
の肉厚が1.1〜1.5倍厚くなるので、ノズル組込み
に際し、浸蝕が大きく、ノズルを短命にする主原
因となる鋳型内溶鋼表面部のパウダー層(メニス
カス部)に肉厚部が合致するよう位置させれば、
肉厚分だけ耐蝕量が増大しノズルの長寿命化が図
られる。 〔実施例〕 次に本考案の実施例について比較例とともに示
す。 アルミナグラフアイト質から成るノズル内径
φ100、外径φ175、絞り部内径φ60の浸漬ノズル
を使用し、比較例として同材質のノズルで内径
φ100、外径φ175のものを溶鋼通過量1500tにおい
て次の結果を得た。
〔考案の効果〕
本考案によりノズル内へのガス吹込が確実にで
き、ノズル内壁へのアルミナ等の付着物を確実に
防止できる。又、ノズル内での溶鋼偏流を防止
し、鋳型内での介在物浮上を確実にして鋳片の品
質を向上することができる。更にノズルの寿命を
延長することができる等の優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の浸漬ノズルの縦断面説明図、
第2図は連続鋳造装置の一例を示す説明図、第3
図は従来の浸漬ノズルの縦断面説明図である。 4……浸漬ノズル、7……溶鋼流路、9……ガ
ス吹込位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ノズル内面にガス吹込用ポーラス煉瓦部を有す
    る連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、該ノズルの上
    部溶鋼流入部よりポーラス煉瓦配置位置までのノ
    ズル内径を順次直線状に狭くポーラス煉瓦配置位
    置から下端の吐出孔までのノズル内径を順次直線
    状に広く構成したことを特徴とする連続鋳造用浸
    漬ノズル。
JP1986134179U 1986-09-03 1986-09-03 Expired JPH0230122Y2 (ja)

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JPS6341346U JPS6341346U (ja) 1988-03-18
JPH0230122Y2 true JPH0230122Y2 (ja) 1990-08-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56148453A (en) * 1980-04-18 1981-11-17 Shinagawa Refract Co Ltd Nozzle for continuous casting

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56148453A (en) * 1980-04-18 1981-11-17 Shinagawa Refract Co Ltd Nozzle for continuous casting

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JPS6341346U (ja) 1988-03-18

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