JPH11102954A - パターン形成装置 - Google Patents

パターン形成装置

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JPH11102954A
JPH11102954A JP9281447A JP28144797A JPH11102954A JP H11102954 A JPH11102954 A JP H11102954A JP 9281447 A JP9281447 A JP 9281447A JP 28144797 A JP28144797 A JP 28144797A JP H11102954 A JPH11102954 A JP H11102954A
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JP
Japan
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pattern forming
position deviation
angular position
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Withdrawn
Application number
JP9281447A
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English (en)
Inventor
Takashi Okuyama
隆志 奥山
Ryuji Maeda
龍治 前田
Mitsugi Kamimura
貢 上村
Masahiro Urakuchi
雅弘 浦口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9281447A priority Critical patent/JPH11102954A/ja
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々のパターン形成装置でのテーブルの回動
角度基準データ及び角度位置ずれ基準データを前以って
実測し、この実測データに基づいて被パターン形成体の
角度位置ずれ補正を行うパターン形成装置を提供する。 【解決手段】 パターン形成装置は回転自在なテーブル
16上に被パターン形成体46を搭載して所定のパター
ンを形成する。テーブルの回動角度基準データと所定の
基準方向に対する該テーブルの角度位置ずれ基準データ
とが実測された後に互いに対応させられてデータ格納手
段44に格納される。テーブル上の適当な位置に搭載さ
れた被パターン形成体の角度位置ずれデータが角度位置
ずれデータ検出手段30A、30Bによって検出され
る。角度位置ずれデータに基づいて、データ格納手段か
らそれに対応した回動角度補正データが読み出され、そ
れに基づくテーブルの回動により被パターン形成体の角
度位置ずれを解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、被描画体
を光ビームや電子ビームでもって主走査方向に走査させ
つつ該被描画体を副走査方向に移動させて所定のパター
ンを記録する描画装置や基板の感光層にフォトマスクを
介して所定のパターンを露光して焼き付ける露光装置等
のパターン形成装置に関し、一層詳しくは被描画体や基
板等即ち被パターン形成体を搭載するための回動自在と
なったテーブルを具備するパターン形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したようなパターン形成装置のうち
の描画装置は、一般的には、適当な被パターン形成体即
ち被描画体の表面に微細なパターンを光ビームでもって
描画するために使用されるものであり、代表的な使用例
としては、フォトリソグラフの手法を用いてプリント回
路基板の製造過程での回路パターンやプラズマ表示パネ
ル(PDP)の透明電極パターン等の描画が挙げられ
る。この場合、被描画体としては、例えばフォトマスク
用感光フィルムあるいは基板上のフォトレジスト層等が
挙げられる。また、かかる描画装置には、光ビームを生
じさせる光源としてレーザ発生器を用いるタイプのもの
や発光ダイオード(LED)を用いるタイプのものが知
られ、更に電子ビーム等を用いる描画装置も知られてい
る。
【0003】通常、描画装置では、同一規格の複数の被
描画体の各々には同じパターンが描画され、このとき複
数の被描画体に対して該パターンを常に同じ位置で記録
することが要求される。このような要求に応える方策と
して、描画装置の描画テーブルに対して個々の被描画体
を常に適正な所定位置に高精度で位置決めすることが考
えられるが、しかし実際には製造工程における誤差があ
り、その誤差が累積されるために被描画体を描画テーブ
ルに対して単に機械的に位置決めすることはできない。
【0004】そこで、従来では、複数の被描画体に対し
て同じパターンを常に同じ描画し得るようにするため
に、描画装置にはそのフレーム枠に固定支持された一対
のCCDカメラが設けられ、一方被描画体にはその一辺
の両コーナ部に位置決めマークが施される。被描画体が
描画装置の描画テーブル上の適当な位置に搭載される
と、一対のCCDカメラにより、描画装置のフレーム枠
に対して設定された例えばXY座標系に基づいて該被描
画体の位置決めマークの座標データが読み取られ、この
座標データを基に被描画体の傾きが演算される。
【0005】一方、描画テーブルはXY座標系の座標面
に垂直となった回転軸線の回りで回動自在であり、かつ
XY座標系にX軸に沿って移動自在とされる。従って、
上述の座標データを基に被描画体の傾きが演算されたと
き、その傾きを解消するように描画テーブルをその回転
軸線の回りで回動させることにより、被描画体を適正な
位置に位置決めすることができる。
【0006】詳述すると、図8に示すように、描画テー
ブルに対して被描画体を適当な位置に搭載した際のその
位置決めマークのXY座標をP1 (X1 :Y1 )とし、
このとき被描画体の傾きθをとする。また、被描画体の
傾きθを解消するように描画テーブルを回動させた際の
位置決めマークのXY座標をP2 (X2 :Y2 )とする
と、以下の関係式が成立する。 X2 =X1 *cosθ−Y1 *sinθ Y2 =Y1 *sinθ−Y1 *cosθ なお、図8において、rはXY座標の原点と座標P
1 (X1 :Y1 )との間の距離である。
【0007】勿論、描画テーブルに対して被描画体を搭
載する場合には、被描画体の傾きθができるだけ小さく
なるような態様で配置されるので、傾きθ自体は微小角
度であり、このため上記2つの三角関数を冪級数展開を
用いて近似すると、 sinθ≒θ cosθ≒1−1/2θ2 また、θが微小角度であることから、θ≒s/r
【0008】従って、上記2つの式は以下の式に書き直
すことができる。 X2 ≒X1 −Y1 *(s/r)−1/2X1 *(s/r)…(1) Y2 ≒Y1 −X1 *(s/r)−1/2Y1 *(s/r)…(2)
【0009】例えば、描画装置の描画制御単位が1μm
であり、また描画装置の制御回路のCPUが16ビット構
成である場合、XY座標データを2分割して32ビットと
して取り扱うことにより、XY座標データは±231通り
の値を取り得ることになる。また、各変数の取り得る範
囲は以下の通りである。 −350 ≦X1 ≦+350 −275 ≦Y1 ≦+275 −6≦s≦+6 r=450 [単位: mm]
【0010】通常、乗算と除算が混在した式をマイクロ
コンピュータで演算を行うとき、演算の精度を得るため
に乗算から行われる。上述の2つの式(1) 及び(2) の第
2項目に含まれる乗算Y1 *sあるいはX1 *sの演算
単位については、以下の関係を満たすためには1μm と
される。 Y1 *s<2311 *s<231 なお、演算単位0.1 μm とした場合には、乗算Y1 *s
あるいはX1 *sの取り得る値は231通り以上となる。
【0011】要するに、演算単位が1μm であるという
ことは、その段階でミクロンオーダーの演算誤差が発生
し、このため被描画体の高精度位置決めが得られないと
いう結果になる。仮に被描画体の位置決めマークのXY
座標データのビット数を増大させることにより、被描画
体の高精度位置決めが得られるとしても、その場合には
演算時間も増大し、迅速な高精度位置決めが行えないと
いうことになる。
【0012】更に、従来の被描画体の角度位置決めにつ
いては、描画テーブル上に任意の基準線を設定した場合
に該描画テーブルの回動による基準線の傾き角度と該描
画テーブルの回動角度とは互いに比例関係にあるという
仮定に基づいているが、しかし実際には正確な比例関係
が得られるわけでなく多少の誤差が含まれているので、
たとえ位置決めマークのXY座標データのビット数を上
述したように増大させたとしても、必ずしも被描画体の
高精度位置決めが保証される訳ではない。
【0013】なお、同様なことは、基板の感光層にフォ
トマスクを介して所定のパターンを露光して焼き付ける
露光装置等のパターン形成装置についても言える。
【0014】
【発明が解決しようとす課題】従って、本発明の目的
は、個々のパターン形成装置でのテーブルの回動角度デ
ータ及び角度位置ずれデータを前以って実測し、これら
実測データを互いに対応させてデータ格納手段に格納
し、テーブル上への被パターン形成体の搭載時にその角
度位置ずれデータを検出し、この角度位置ずれデータに
基づいて該実測データから該当回動角度データを読み出
し、その該当回動角度データに基づいてテーブルを回動
させて被パターン形成体の角度位置ずれを補正するよう
に構成されたパターン形成装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるパターン形
成装置は回動自在となったテーブル上に被パターン形成
体を搭載して所定のパターンを形成するものであって、
テーブルの回動角度基準データと所定の基準方向に対す
る該テーブルの角度位置ずれ基準データとを実測してそ
れら実測データを互いに対応させて格納するデータ格納
手段と、テーブル上の適当な位置に搭載された被パター
ン形成体の角度位置ずれデータを検出する角度位置ずれ
データ検出手段と、この角度位置ずれデータ検出手段で
検出された角度位置ずれデータに基づいて、データ格納
手段からそれに対応した回動角度補正データを読み出す
データ読出し手段と、このデータ読出し手段によって読
み出された回動角度データに基づいて、テーブルを回動
させて被パターン形成体の角度位置ずれを解消させる角
度位置ずれ補正手段とを具備して成る。
【0016】本発明によるパターン形成装置にあって
は、データ格納手段はルックアップテーブルであっても
よいし、あるいは一次元マップメモリであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明によるパターン形成装置の一実施形態について説明す
る。なお、この実施形態は被パターン形成体としての被
描画体を光ビームや電子ビームでもって主走査方向に走
査させつつ該被描画体を副走査方向に移動させて所定の
パターンを記録する描画装置に向けられているものであ
る。
【0018】図1及び図2を参照すると、本発明による
描画装置の外観が部分的に図示され、同図から明らかな
ように、描画装置は基台10を具備し、この基台10上
には一対のガイドレール12が副走査方向に沿って敷設
される。一対のガイドレール12上にはXテーブル14
が搭載され、このXテーブル14は一対のガイドレール
12に沿って副走査方向に案内移動させられるようにな
っている。
【0019】Xテーブル14上には描画テーブル16が
回動自在に設けられる。即ち、描画テーブル16の下面
の中心からは回動軸18が延び、この回動軸18はXテ
ーブル14に形成したボア内に適当な軸受(図示されな
い)を介して回動自在に収容される。また、Xテーブル
14と描画テーブル16との間には一対の円弧状ベアリ
ング部材20が介在させられ、円弧状ベアリング部材2
0の各々はXテーブル14及び描画テーブル16のそれ
ぞれに固着された半部分20A及び20Bから成る。各
円弧状ベアリング部材20の半部分20A及び20Bは
互いに摺動係合しつつ描画テーブル16を水平位置に支
えている。
【0020】図1及び図2に示すように、Xテーブル1
4の一側辺からは支持ブラケット22が固着され、この
支持ブラケット22にはθ軸モータ24が搭載支持され
る。θ軸モータ24のモータ本体からは出力シャフト2
4Aが突出し、θ軸モータ24の駆動時、出力シャフト
24Aは回転しつつそのモータ本体に対して伸縮するよ
うになっている。即ち、θ軸モータ24が一方向に駆動
されると、出力シャフト24Aはモータ本体から引き出
されるように回転させられ、θ軸モータ24が反対方向
に駆動されると、出力シャフト24Aはモータ本体内に
引き込まれるように回転させられる。
【0021】θ軸モータ24の出力シャフト24Aの先
端面は球面として形成され、その先端面は描画テーブル
16から突出支持された衝合板26に衝合させられる。
描画テーブル16は適当な弾性偏倚手段(図示されな
い)によって常に反時計方向(図2)に弾性的に回動偏
倚させられるが、しかし描画テーブル16はθ軸モータ
24の出力シャフト24Aの先端面に対する衝合板26
の衝合のために所定位置に保持される。なお、弾性偏倚
手段は描画テーブル16の回動軸18を収容すべくXテ
ーブル14に形成されたボア内に収納されてもよいし、
それらテーブル14及び16間で回動軸18の回りに設
けてもよい。
【0022】要するに、出力シャフト24Aがモータ本
体から引き出されるように回転させられると、描画テー
ブル16は上述の弾性偏倚手段の弾性力に抗して時計方
向(図2)に回動させられ、θ軸モータ24の駆動停止
により、描画テーブル16はその回動位置に保持され
る。また、出力シャフト24Aがモータ本体内に引き込
まれるように回転させられると、描画テーブル16は上
述の弾性偏倚手段の弾性力によって反時計方向(図2)
に回動させられ、θ軸モータ24の駆動停止により、描
画テーブル16はその回動位置に保持される。
【0023】基台10上には描画装置のフレーム枠28
が設置され、本実施形態では、フレーム枠28にはレー
ザビーム走査光学系(図示されない)が搭載され、この
レーザビーム走査光学系により、図1に示すように、レ
ーザビームLBが主走査方向(即ち、一対のガイドレー
ル12に対して直角な方向)に沿って偏向させられる。
また、フレーム枠28には図1及び図2に示すように一
対のCCDカメラ30A及び30Bが支持され、この一
対のCCDカメラ30A及び30Bは描画テーブル16
上の適当な位置に搭載された被描画体の位置決めマーク
の位置を検出するために使用される。
【0024】図3を参照すると、図1及び図2に示した
描画装置がブロック図として示され、同図から明らかな
ように、描画装置にはシステムコントロール回路32が
設けられ、このシステムコントロール回路32はマイク
ロコンピュータから構成される。即ち、システムコント
ロール回路32は中央処理ユニット(CPU)から成
り、このCPUには、種々のルーチンを実行するための
プログラム、換算テーブル及び常数等を格納する読出し
専用メモリ(ROM)32Aと、データ等を一時的に格
納する書込み/読出し自在なメモリ(RAM)32B
と、電気的に消去可能なメモリ(EEPROM)32C
と、LAN(Local Aerea Network) インターフェース回
路(I/F)32Dとがバスを介して接続される。
【0025】EEPROM32Cのメモリ領域の一部は
ルックアップテーブル(LUT)44として使用され、
このLUT44には描画作動開始前に描画テーブル16
上の被描画体を主走査方向に対して適正に角度位置決め
するのに必要とされる角度補正データが格納される。ま
た、描画装置はI/F32Dを介してエンジニアリング
ワークステーション(EWS)に接続され、そこから描
画ベクタデータ及び描画作動指令を受けるようになって
いる。
【0026】図3に示すように、一対のCCDカメラ3
0A及び30Bは画像処理回路34を介してシステムコ
ントロール回路32に接続される。一対のCCDカメラ
30A及び30Bがその視野内に被描画体の位置決めマ
ークを捉えたとき、そのビデオデータが画像処理回路3
4で処理された後にシステムコントロール回路32に取
り込まれ、そこで位置決めマークの位置が後述するよう
な座標系の座標データとして演算される。
【0027】また、図3に示すように、θ軸モータ24
はθ軸モータ駆動回路36を介してシステムコントロー
ル回路32に接続される。θ軸モータ駆動回路36から
はθ軸モータ24に対して駆動パルスが出力され、この
駆動パルスに基づいてθ軸モータ24が駆動させられ
て、その出力シャフト24Aが適宜伸縮させられる。θ
軸モータ駆動回路36からθ軸モータ24への駆動パル
スの出力についてはシステムコントロール回路32によ
って適宜制御される。
【0028】図1及び図2には図示されていないが、描
画装置にはX軸モータ38が設けられ、このX軸モータ
38はXテーブル14を副走査方向に沿って駆動するた
めに用いられるものである。X軸モータ38は例えばス
テッピングモータあるいはサーボモータから成り、X軸
モータ駆動回路40を介してシステムコントロール回路
32に接続される。X軸モータ駆動回路40からはX軸
モータ38に対して駆動パルスが出力され、この駆動パ
ルスに基づいてX軸モータ38が駆動させられて、Xテ
ーブル14が一対のガイドレール12に沿って移動させ
られる。X軸モータ駆動回路40からX軸モータ38へ
の駆動パルスの出力についてはシステムコントロール回
路32によって適宜制御される。
【0029】図3に示すように、描画装置には描画制御
回路42が設けられ、この描画制御回路42はシステム
コントロール回路32によって制御される。描画制御回
路44には上述のEWSから送られてきた描画ベクタデ
ータを描画ラスタデータに変換するラスタ変換回路が含
まれる。描画作動時、システムコントロール回路32か
ら描画制御回路42に対して所定周波数のクロックパル
スが出力され、走査レーザビームLB(図1)はそのク
ロックパルスに従って描画ラスタデータに基づいて変調
させられ、これにより描画テーブル16上の被描画体に
は該ラスタデータに基づく所定のパターンが記録される
ことになる。
【0030】本実施形態にあっては、後で詳しく説明す
るように、被描画体が描画テーブル16上の適当な位置
に搭載された後、一対のCCDカメラ30A及び30B
によって得られた被描画体の位置決めマークの座標デー
タに基づいて、主走査方向に対する該被描画体の角度位
置ずれデータが求められ、その角度位置ずれデータをL
UT44に入力することにより、そのLUT44から被
描画体の角度位置ずれを補正するための角度補正データ
が求められ、その角度補正データに基づいて描画テーブ
ル16を回動させ、これにより該被描画体が主走査方向
に対して適正に角度位置決めされることになる。
【0031】次に、図4を参照して、LUT44に格納
されるべき角度位置ずれデータ及び角度補正データの作
成について説明する。
【0032】図4には描画テーブル16が回動軸18の
回動軸線(θ軸)に対する回動原点位置で示され、この
描画テーブル16上には一対の位置決めマークMP及び
MQが仮に付される。描画テーブル16が図4に示すよ
うな回動原点位置にあるとき、一対の位置決めマークM
P及びMQ間の線分は主走査方向に対して平行となって
いる。
【0033】また、図4に示すように、XY座標系が一
対のCCDカメラ30A及び30Bを固定支持するフレ
ーム枠28に対して設定され、描画テーブル16が上述
の回動原点位置にあるとき、一対のCCDカメラ30A
及び30Bによって得られる一対の位置決めマークMP
及びMQのビデオデータに基づいて、該一対の位置決め
マークMP及びMQのそれぞれのXY座標データを求め
る。このとき位置決めマークMPの座標データについて
はP0 (PX0 :PY0 )、位置決めマークMQの座標
データについてはQ0 (QX0 :QY0 )とし、以下の
演算を行う。 ΔX0 =QX0 −PX0 ΔY0 =QY0 −PY0 一方、描画テーブル16が上述の回動原点位置にあると
き、描画テーブル16の回動角度についてはθ0 (=
0)とする。
【0034】次いで、θ軸モータ24を駆動して描画テ
ーブル16を回動原点位置から角度+θ+1まで回動させ
た後、一対の位置決めマークMP及びMQのそれぞれの
XY座標データを上述の場合と同様な態様で求める。こ
のとき位置決めマークMPの座標データについてはP+1
(PX+1:PY+1)、位置決めマークMQの座標データ
についてはQ+1(QX+1:QY+1)とし、以下の演算を
行う。 ΔX+1=QX+1−PX+1 ΔY+1=QY+1−PY+1
【0035】続いて、θ軸モータ24を駆動して描画テ
ーブル16を回動原点位置から更に角度+θ+2まで回動
させた後、一対の位置決めマークMP及びMQのそれぞ
れのXY座標データを上述の場合と同様な態様で求め
る。このとき位置決めマークMPの座標データについて
はP+2(PX+2:PY+2)、位置決めマークMQの座標
データについてはQ+2(QX+2:QY+2)とし、以下の
演算を行う。 ΔX+2=QX+2−PX+2 ΔY+2=QY+2−PY+2
【0036】同様な作業を順次繰り返し、θ軸モータ2
4を駆動して描画テーブル16を回動原点位置から角度
+θ+nまで回動させて以下の演算結果を得る。 ΔX+n=QX+n−PX+n ΔY+n=QY+n−PY+n
【0037】次に、θ軸モータ24を反対方向に駆動し
て描画テーブル16を回動原点位置から角度−θ-1まで
回動させた後、一対の位置決めマークMP及びMQのそ
れぞれのXY座標データを上述の場合と同様な態様で求
める。このとき位置決めマークMPの座標データについ
てはP-1(PX-1:PY-1)、位置決めマークMQの座
標データについてはQ-1(QX-1:QY-1)とし、以下
の演算を行う。 ΔX-1=QX-1−PX-1 ΔY-1=QY-1−PY-1
【0038】続いて、θ軸モータ24を駆動して描画テ
ーブル16を回動原点位置から更に角度−θ-2まで回動
させた後、一対の位置決めマークMP及びMQのそれぞ
れのXY座標データを上述の場合と同様な態様で求め
る。このとき位置決めマークMPの座標データについて
はP-2(PX-2:PY-2)、位置決めマークMQの座標
データについてはQ-2(QX-2:QY-2)とし、以下の
演算を行う。 ΔX-2=QX-2−PX-2 ΔY-2=QY-2−PY-2
【0039】同様な作業を繰り返し、θ軸モータ24を
駆動して描画テーブル16を回動原点位置から更に角度
−θ-nまで回動させて以下の演算結果を得る。 ΔX-n=QX-n−PX-n ΔY-n=QY-n−PY-n
【0040】ここで、上述したような演算結果から得ら
れる実測データΔXn 及びΔYn に基づいて角度位置ず
れデータEn を以下の態様で作成する。
【0041】即ち、先ず、図5に示すように、描画テー
ブル16が回動原点位置にあるときの一対の位置決めマ
ークMP及びMQの間の距離、即ちP0 (PX0 :PY
0 )とQ0 (QX0 :QY0 )との間の距離をL0
し、次いで描画テーブル16を角度θn だけ回動させ
る。このときのP0 及びQ0 間の距離をX成分(E
n )及びY成分(EYn )に分けると、以下のような
式が得られる。 EXn =ΔXn −ΔX0 EYn =L0 +ΔYn −ΔY0 以上の角度位置ずれ基準データEn は以下のように定義
される。 En =EXn /EYn =(ΔXn −ΔX0 )/(L0 +ΔYn −ΔY0
【0042】描画テーブル16の回動原点位置に対する
個々の回動位置について角度位置ずれ基準データEn
演算をすべて行う。これら角度位置ずれ基準データEn
に対応した回動角度データθn が角度補正基準データと
なる。角度位置ずれ基準データEn と角度補正基準デー
タθn との間には以下の表1に示すような関係が得られ
る。
【0043】
【表1】
【0044】要するに、LUT44には角度補正基準デ
ータθn が角度位置ずれ基準データEn と共に表1に示
すような対応関係で格納される。
【0045】図6を参照すると、システムコントロール
回路32で実行される角度位置ずれ補正ルーチンのフロ
ーチャートが示されている。なお、角度位置ずれ補正ル
ーチンは描画装置の描画作動メインルーチンのサブルー
チンとして実行されるものである。また、図7を参照す
ると、被描画体46が描画テーブル16上の適当な位置
に搭載された被描画体が参照符号46で示され、この被
描画体46には上述した一対の位置決めマークMP及び
MQに対応した一対の位置決めマークmp及びmqが付
されている。被描画体46は描画テーブル16上の適当
な位置に搭載されて位置決めされるが、しかしその位置
決め精度はサブミクロンオーダの描画精度に比べれば粗
いものとなっている。従って、一対の位置決めマークm
p及びmq間の線分は主走査方向に対して必ずしも平行
とはならない。
【0046】ステップ601では、一対のCCDカメラ
30A及び30Bによって得られる一対の位置決めマー
クmp及びmqのビデオデータが取り込まれる。次い
で、ステップ602では、かかるビデオデータに基づい
て、一対の位置決めマークmp及びmqのそれぞれのX
Y座標データpa (pxa :pya )及びXY座標デー
タqa (qxa :qya )が求められる。
【0047】ステップ603では、XY座標データpa
(pxa :pya )及びXY座標データqa (qxa
qya )に基づいて、以下の演算を行って角度位置ずれ
データΔxa 及びΔya を求める。 Δxa ←qxa −pxa Δya ←qya −pya
【0048】続いて、ステップ604では、実測データ
Δxa 及びΔya に基づいて、上述の角度位置ずれ基準
データ(En )と同様な態様で角度位置ずれデータen
を以下の演算で求める。 en ←(Δxa −(ΔX0 )/(L0 +Δya −Δ
0
【0049】ステップ605では、LUT44から角度
位置ずれ基準データEn を順次読み出して、En-1 ≦e
a ≦En を満足するnが求められる。即ち、角度位置ず
れデータea に対する直前の角度位置ずれ基準データ
(En-1 )及びその直後の角度位置ずれ基準データ(E
n )が求められる。次いで、ステップ606では、2つ
の角度位置ずれ基準データEn-1 及びEn に基づいて、
角度補正データθa が以下の一次関数補間演算によって
求められる。 θa ←(θn −θn-1 )*(ea −En-1 )/(En
n-1 )+θn-1
【0050】ステップ607では、角度補正データθa
に基づいて、θ軸モータ24が駆動されて描画テーブル
16が回動させられ、これにより主走査方向に対する被
描画体46の角度位置ずれが解消され、一対の位置決め
マークmp及びmq間の線分が主走査方向に対して平行
とされる。
【0051】ステップ608では、XY座標データpa
(pxa :pya )及びXY座標データqa (qxa
qya )に基づいて、描画開始位置データが算出され
る。次いで、描画開始位置データに基づいて、X軸モー
タ駆動回路40からX軸モータに駆動パルスが出力さ
れ、これにより描画テーブル16(即ち、被描画体4
6)が副走査方向に移動させられて描画開始位置に位置
決めされる。
【0052】描画テーブル16が描画開始位置に位置決
めされると、描画装置の描画作動メインルーチンに戻
り、そこで描画制御回路42が作動させられ、これによ
り被描画体46にはその適正な位置に所定のパターンの
描画記録が行われる。かくして、複数の同一規格の被描
画体の各々に対して常に同じ位置に所定のパターンを描
画記録することが可能となる。
【0053】上述の実施形態では、角度位置ずれ基準デ
ータ及び角度補正基準データを互いに対応させて格納す
るデータ格納手段としてルックアップテーブル44が用
いられているが、その他の格納手段例えば一次元マップ
メモリ等をルックアップテーブル44の代わりに用いる
こともできる。
【0054】
【発明の効果】以上の記載から明らかように、本発明に
よるパターン形成装置にあっては、角度補正データθn
と角度位置ずれデータEn とについては描画装置の描画
テーブル16を実際に回動させることによって得られる
実測データであるので、被描画体に対して高精度の角度
補正を行うことができる。また、実測データが前以って
用意されているので、被描画体の角度位置ずれデータが
得られれば、その角度位置データに対応した角度補正デ
ータを速やかに得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による描画装置の部分立面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明による描画装置の概略ブロック図であ
る。
【図4】被描画体の角度位置ずれ基準データ及び角度補
正基準データの作成手順を説明するための模式図であ
る。
【図5】被描画体の角度位置ずれ基準データ及び角度補
正基準データの作成手順を説明する別の模式図である。
【図6】本発明による描画装置で実行される角度位置ず
れ補正ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】描画装置の描画テーブル上に搭載された被描画
体を示す模式図である。
【図8】被描画体を描画テーブル上に適正な位置に位置
決めするための従来の演算方法を模式的に示す模式図で
ある。
【符号の説明】
10 基台 12 ガイドレール 14 Xテーブル 16 描画テーブル 18 回動軸 20 円弧状ベアリング 22 ブラケット 24 θ軸モータ 26 衝合板 28 フレーム枠 30A CCDカメラ 30B CCDカメラ 32 システムコントロール回路 32A 読出し専用メモリ(ROM) 32B 書込み/読出し自在なメモリ(RAM) 32C 電気的に消去可能なメモリ(EEPROM) 32D LANインターフェース回路 34 画像処理回路 36 θ軸モータ駆動回路 38 X軸モータ 40 X軸モータ駆動回路 42 描画制御回路 44 ルックアップテーブル(LUT) 46 被描画体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 龍治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 上村 貢 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 浦口 雅弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在となったテーブル上に被パター
    ン形成体を搭載して所定のパターンを形成するパターン
    形成装置であって、 前記テーブルの回動角度基準データと所定の基準方向に
    対する該テーブルの角度位置ずれ基準データとを実測し
    てそれら実測データを互いに対応させて格納するデータ
    格納手段と、 前記テーブル上の適当な位置に搭載された被パターン形
    成体の角度位置ずれデータを検出する角度位置ずれデー
    タ検出手段と、 前記角度位置ずれ検出手段で検出された角度位置ずれデ
    ータに基づいて、前記データ格納手段からそれに対応し
    た回動角度補正データを読み出すデータ読出し手段と、 前記データ読出し手段によって読み出された回動角度デ
    ータに基づいて、前記テーブルを回動させて被パターン
    形成体の角度位置ずれを解消させる角度位置ずれ補正手
    段とを具備して成るパターン形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパターン形成装置にお
    いて、前記データ格納手段がルックアップテーブルから
    成ることを特徴とするパターン形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のパターン形成装置にお
    いて、前記データ格納手段が一次元マップメモリから成
    ることを特徴とするパターン形成装置。
JP9281447A 1997-09-29 1997-09-29 パターン形成装置 Withdrawn JPH11102954A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005005153A1 (en) * 2003-07-10 2005-01-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and device for accurately positioning a pattern on a substrate

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WO2005005153A1 (en) * 2003-07-10 2005-01-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and device for accurately positioning a pattern on a substrate

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