JPH11102542A - 情報記録媒体の製法 - Google Patents

情報記録媒体の製法

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JPH11102542A
JPH11102542A JP26604897A JP26604897A JPH11102542A JP H11102542 A JPH11102542 A JP H11102542A JP 26604897 A JP26604897 A JP 26604897A JP 26604897 A JP26604897 A JP 26604897A JP H11102542 A JPH11102542 A JP H11102542A
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JP
Japan
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sheet
double
sided adhesive
release
release sheet
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Application number
JP26604897A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Matsuoka
均 松岡
Toshihiko Tomita
俊彦 富田
Masao Nakamura
正雄 中村
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両面接着シートに歪みが発生せず、外観が良好
な情報記録媒体を得ることができる製法を提供する。 【解決手段】第一剥離シートおよび第二剥離シートが両
面接着シート11を介して剥離自在に接合された積層体
と、第一ディスク基板16aと、第二ディスク基板16
bとを準備し、上記積層体から第一剥離シートを剥離除
去し、露出した両面接着シート11の接着面に第一ディ
スク基板16aを接着し、ついで上記第一ディスク基板
16aが接着された両面接着シート11の他面から第二
剥離シートを剥離除去し、露出した両面接着シート11
の接着面に第二ディスク基板16bを接着する情報記録
媒体18の製法であって、下記の要件(X)および
(Y)を満足させるようにする。 (X)上記第一剥離シートを剥離除去する際に、上記両
面接着シート11が第二剥離シートから剥離せずに接合
している。 (Y)上記第二剥離シートを剥離除去する際に、上記両
面接着シート11が第一ディスク基板16aから剥離せ
ずに接着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面接着シートを
介して二枚のディスク基板を接着して情報記録媒体を製
造する情報記録媒体の製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体は、少なくとも一面に記録
層を有する二枚のディスク基板を互いに貼り合わせるこ
とにより構成される。この貼り合わせは、従来から、
UV硬化型接着剤を用いる方法、熱可塑性シートを用
いる方法等を用いて行われている。
【0003】しかしながら、上記の方法を用いた場合
には、接着剤をディスク基板に均一に塗布するといった
面倒な作業が必要である。しかも、接着剤を均一に塗布
することが困難なため貼り合わせたディスク基板の平行
度が悪くなったり、接着剤に空気が混入して接合部に気
泡が生じたり、接着剤の硬化時の収縮により記録層の情
報記録機能が悪くなったりする場合があり、品質面に問
題がある。また、ディスク基板を加圧した際に接着剤が
縁部からはみ出してばりを発生させるため、ばり取り作
業が新たに必要となり、作業面にも問題がある。
【0004】一方、上記の方法を用いた場合には、耐
熱性に問題があり、近年需要が伸びているカーナビゲー
ションシステムやCDオートチェンジャー等、車内で使
用する場合に問題がある。
【0005】そこで、上記方法を用いずに両面粘着シー
トを介して二枚のディスク基板を貼り合わせることが提
案され、実現化されている。具体的には、つぎのように
して情報記録媒体が製造されている。すなわち、まず、
二枚の剥離シート(同種)が両面接着シートを介して剥
離自在に接合された積層体と、第一ディスク基板と、第
二ディスク基板とをそれぞれ準備する。ついで、上記積
層体から二枚のうち一枚の剥離シート(第一剥離シー
ト)を剥離除去し、この剥離除去面に第一ディスク基板
の一面を合わせて接着する。そして、上記第一ディスク
基板が接着された両面接着シートから残りの剥離シート
(第二剥離シート)を剥離除去し、この剥離除去面に第
二ディスク基板の一面を合わせて接着することにより、
情報記録媒体が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記両面接着シートを
用いて製造した場合には、第一剥離シートを剥離除去す
る際に、両面接着シートの状態が変化してしまうことが
ある。例えば、図8に示すように、積層体1から第一剥
離シート2aを剥離除去する際に、両面接着シート3の
縁部が引きつり、部分的に剥離して、歪みが発生すると
いう問題が生じる。なお、図において、2bは第二剥離
シートであり、12は積層体1の略中央に設けられた孔
である。
【0007】また、第一剥離シート2aを剥離除去する
際に両面接着シート3の状態が変化しなかったとして
も、例えば、図9に示すように、その剥離除去面に第一
ディスク基板4aを接着する際その接着時間を短縮して
生産性を向上させようとすると、第二剥離シート2bを
剥離除去する際に、両面接着シート3の縁部が引きつ
り、部分的に剥離して、歪みが発生するという問題が生
じる。なお、図において、5aおよび6aは第一ディス
ク基板4aを構成する記録層および保護層である。
【0008】このように、両面接着シート3に歪みが発
生すると、得られる情報記録媒体に浮きや気泡残りが生
じ、外観が損なわれるという問題がある。また、最近で
は読み取り装置の高速化に伴い、より良好な状態での情
報の記録が望まれており、歪みを生じず高精度な製品の
開発が急がれている。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、両面接着シートに歪みが発生せず、外観が良好
な情報記録媒体を得ることができる製法の提供をその目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の情報記録媒体の製法は、第一剥離シートお
よび第二剥離シートが両面接着シートを介して剥離自在
に接合された積層体と、第一ディスク基板と、第二ディ
スク基板とを準備し、上記積層体から第一剥離シートを
剥離除去し、露出した両面接着シートの接着面に第一デ
ィスク基板を接着し、ついで上記第一ディスク基板が接
着された両面接着シートの他面から第二剥離シートを剥
離除去し、露出した両面接着シートの接着面に第二ディ
スク基板を接着する情報記録媒体の製法であって、下記
の要件(X)および(Y)を満足するという構成をと
る。 (X)上記第一剥離シートを剥離除去する際に、上記両
面接着シートが第二剥離シートから剥離せずに接合して
いる。 (Y)上記第二剥離シートを剥離除去する際に、上記両
面接着シートが第一ディスク基板から剥離せずに接着し
ている。
【0011】すなわち、本発明者らは、両面接着シート
に歪みが発生せず、外観が良好な情報記録媒体を得るた
め、一連の研究を重ねた。その結果、上記第一剥離シー
トを剥離除去する際に、上記両面接着シートが第二剥離
シートから剥離せずに接合しており、かつ上記第二剥離
シートを剥離除去する際に、上記両面接着シートが第一
ディスク基板から剥離せずに接着していれば、所期の目
的を達成できることを突き止め、本発明に到達した。
【0012】特に、上記第一剥離シートを剥離除去する
際に、上記両面接着シートが第二剥離シートから剥離せ
ずに接合しており、かつ上記第二剥離シートを剥離除去
する際に、上記両面接着シートが第一ディスク基板から
剥離せずに接着していることを実現するには、第一ディ
スク基板に対する両面接着シートの初期接着強度、第二
剥離シートの剥離力および第一剥離シートの剥離力が、
この順で大きくなるようにすれば有効であることを突き
止めた。
【0013】さらに、上記第一剥離シートとしては、離
型処理されたポリエチレンシートを用い、かつ上記第二
剥離シートとしては、離型処理されたポリエステルシー
トを用いることが両剥離シートとして特に好ましいこと
を突き止めた。
【0014】なお、本発明において、「第一剥離シート
の剥離力」とは、第一剥離シートの両面接着シートに対
する接着強度をいい、「第二剥離シートの剥離力」と
は、第二剥離シートの両面接着シートに対する接着強度
をいう。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0016】本発明では、第一剥離シートおよび第二剥
離シートが両面接着シートを介して剥離自在に接合され
た積層体と、第一ディスク基板と、第二ディスク基板と
を用いる。
【0017】上記積層体としては、例えば、図1および
図2に示すように、第一剥離シート9および第二剥離シ
ート10が両面接着シート11を介して剥離自在に接合
された構成であり、その形状は略中央に孔12が穿孔さ
れた円盤状(ドーナツ状)であるものがあげられる。な
お、本発明において、その形状に特に限定するものでは
なく、略中央に孔12が穿孔されていない円盤状であっ
てもよいし、円盤状に限らず矩形状であってもよい。
【0018】上記積層体13を構成する第一剥離シート
9および第二剥離シート10としては、特に限定するも
のではないが、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロ
ピレン等の高分子シートや、紙等が用いられる。上記第
一剥離シート9および第二剥離シート10は、同じ材質
であってもよいし、異なる材質であってもよいが、第一
剥離シート9の方が第二剥離シート10より、両面接着
シート11に対して剥離しやすい材質の方が好ましい。
例えば、第一剥離シート9がポリエチレンシートであ
り、第二剥離シート10がポリエステルシートであるよ
うな組み合わせが好適である。
【0019】また、上記両剥離シート9,10には離型
処理が施されてあってもよい。そして、片方だけに施し
た場合は、第一剥離シート9にのみ離型処理が施されて
いることが好ましい。また、両方ともに施した場合は、
第一剥離シート9の方が第二剥離シート10より、両面
接着シート11に対して剥離しやすい離型処理が施され
ていることが好ましい。
【0020】さらに、上記両剥離シート9,10の厚み
としては、得られる情報記録媒体の全体の厚みを考慮し
て、30〜150μmの範囲に設定されていることが好
ましい。また、厚みは剥離力に影響を与えるので、両剥
離シート9,10の厚みに差を持たせることが好まし
い。その場合には、厚みの差が5〜100μm程度の範
囲に設定されていることが好ましい。
【0021】上記積層体13を構成する両面接着シート
11としては、特に限定するものではなく、従来公知の
ものが適宜用いられるが、第一ディスク基板に対する初
期接着強度の大きいものが好適に用いられる。
【0022】そして、上記積層体13は、上記両面接着
シート11および両剥離シート9,10を用いて、例え
ば両面接着シート11の上下両面に、第一剥離シート9
および第二剥離シート10を剥離自在に接合したのち、
所定の形状(例えば円盤状)となるよう加工することに
よって作製することができる。
【0023】上記積層体13とともに用いる、第一ディ
スク基板および第二ディスク基板は、通常同一構造であ
り、第一ディスク基板16aを例にとって説明すると、
例えば、図3に示すように、記録層14aに保護層15
aが裏打ち形成された構成であり、その形状は略中央に
孔12が穿孔された円盤状(ドーナツ状)であるものが
あげられる。なお、本発明において、その形状は特に限
定されるものではなく、略中央に孔12が穿孔されてい
ない円盤状であってもよいし、円盤状に限らず矩形状で
あってもよい。
【0024】上記記録層14aおよび保護層15aの形
成材料としては、特に限定するものではなく、従来公知
のものが適宜用いられる。
【0025】本発明では、上記各材料を用い、例えばつ
ぎのようにして情報記録媒体を製造することができる。
すなわち、まず、積層体13と、第一ディスク基板16
aと、これと同一構造の第二ディスク基板16bとを準
備する。この第一ディスク基板16aは、例えば保護層
15aとなる所定形状(例えば、円盤状)の基板の片面
に、スパッタリング等により記録層14aを形成するこ
とによって作製される。また、これと同様に、第二ディ
スク基板16bは、例えば保護層15bとなる所定形状
(例えば、円盤状)の基板の片面に、スパッタリング等
により記録層14bを形成することによって作製され
る。
【0026】つぎに、図4に示すように、上記積層体1
3の縁部の一端から第一剥離シート9の剥離を開始し
て、完全に剥離除去する。この際、両面接着シート11
が第二剥離シート10から剥離せずに両者は接合を維持
していなければならない。
【0027】そして、図5に示すように、上記第一剥離
シート9の剥離除去によって露出した両面接着シート1
1の接着面17(図においては、両面接着シート11お
よび記録層14aの界面)に、第一ディスク基板16a
の記録層14a形成面を合わせて、両者を接着させる。
【0028】ついで、図6に示すように、上記第一ディ
スク基板16aが接着された両面接着シート11の縁部
の一端から第二剥離シート10の剥離を開始して、完全
に剥離除去する。この際、両面接着シート11が第一デ
ィスク基板16aから剥離せずに接着している。
【0029】そして、図7に示すように、上記第二剥離
シート10の剥離除去によって露出した両面接着シート
11の接着面17′(図においては、両面接着シート1
1および記録層14bの界面)に、第二ディスク基板1
6bの記録層14b形成面を合わせて、両者を接着し、
情報記録媒体18を得ることができる。
【0030】上記製法によれば、第一剥離シート9を剥
離除去する際、両面接着シート11が第二剥離シート1
0から剥離せずに両者が接合しており、かつ第二剥離シ
ート10を剥離除去する際、両面接着シート11が第一
ディスク基板16aから剥離せずに接着している。この
ため、両面接着シート11に歪みが発生せず、外観が良
好な情報記録媒体18を得ることができる。
【0031】なお、上記製法において、上記第一剥離シ
ート9の剥離力(A)と、第二剥離シート10の剥離力
(B)と、上記第一ディスク基板16aに対する両面接
着シート11の初期接着強度(C)とが、下記の式
(1)を満足するよう設定することが好ましい。すなわ
ち、この関係を満足させることにより、両面接着シート
11の片面側での剥離作業時に、他面側で剥離が生じな
いからである。
【0032】
【数1】A<B<C …(1)
【0033】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0034】
【実施例1】まず、第一剥離シートとして離型処理した
ポリエチレンシート(厚み:80μm)を用い、第二剥
離シートとして離型処理したポリエステルシート(厚
み:38μm)を用い、両者を両面接着シートを介して
接合した積層体を準備した。なお、この積層体では、第
一剥離シートの剥離力のほうが、第二剥離シートの剥離
力より小さいことを確認した。ついで、この積層体から
上記第一剥離シートを剥離除去した。この際、両面接着
シートおよび第二剥離シートの接合界面を目視により観
察したが、両面接着シートは第二剥離シートから剥離せ
ずに接合していた。つぎに、上記第一剥離シートの剥離
除去により露出した両面接着シートの接着面に、予め準
備しておいた第一ディスク基板の記録層形成面を合わせ
て、両者を接着させた。そして、第一ディスク基板が接
着された両面接着シートから第二剥離シートを剥離除去
した。この際、両面接着シートおよび第一ディスク基板
の接着界面を目視により観察したが、両面接着シートは
第一ディスク基板から剥離せずに接着していた。つい
で、第二剥離シートの剥離除去により露出した両面接着
シートの接着面に、予め準備しておいた第二ディスク基
板の記録層形成面を合わせて、両者を接着させ、情報記
録媒体を得た。この情報記録媒体は、両面接着シートに
歪みを発生させておらず、また外観が良好であった。
【0035】
【実施例2】第一剥離シートとして離型処理したポリエ
チレンシート(厚み:100μm)を用い、第二剥離シ
ートとして離型処理したポリエステルシート(厚み:3
8μm)を用い、両者を両面接着シートを介して接合し
た積層体を準備した以外は、実施例1と同様にして、情
報記録媒体を作製した。この情報記録媒体は、両面接着
シートに歪みを発生させておらず、また外観が良好であ
った。
【0036】
【実施例3】第一剥離シートとして離型処理したポリエ
チレンシート(厚み:100μm)を用い、第二剥離シ
ートとして離型処理したポリエステルシート(厚み:5
0μm)を用い、両者を両面接着シートを介して接合し
た積層体を準備した以外は、実施例1と同様にして、情
報記録媒体を作製した。この実施例3においては、第二
剥離シートを剥離除去する際に、両面接着シートの部分
的な剥離が多少見られたが、情報記録媒体の外観への影
響は少なかった。
【0037】
【比較例】第一剥離シートとして離型処理したポリエチ
レンシート(厚み:80μm)を用い、第二剥離シート
として離型処理したポリエステルシート(厚み:75μ
m)を用い、両者を両面接着シートを介して接合した積
層体を準備した以外は、実施例1と同様にして、情報記
録媒体を作製した。この比較例においては、第一剥離シ
ートの剥離除去は容易に行えたが、第二剥離シートの剥
離除去の際に、両面接着シートが部分的に剥離してしま
った。このため、両面接着シートに歪みが発生した。そ
して、得られる情報記録媒体の外観は非常に悪かった。
【0038】
【従来例】第一剥離シートおよび第二剥離シートとし
て、共にポリエチレンシート(厚み:38μm)を用
い、両者を両面接着シートを介して接着した積層体を準
備した以外は、実施例1と同様にして、情報記録媒体を
作製した。この従来例においては、第一剥離シートの剥
離除去の際に、両面接着シートが部分的に剥離してしま
った。このため、両面接着シートに歪みが発生した。そ
して、得られる情報記録媒体の外観は非常に悪かった。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報記録媒体の
製法では、第一剥離シートを剥離除去する際、両面接着
シートは第二剥離シートから剥離せずに接合しており、
かつ第二剥離シートを剥離除去する際、両面接着シート
は第一ディスク基板から剥離せずに接着している。この
ため、両面接着シートに歪みが発生せず、両面接着シー
トおよびディスク基板の接合界面に気泡や浮きに起因す
るずれ等が発生しない。このため、高精度で、外観が良
好な情報記録媒体を得ることができる。そして、このよ
うに外観が良好であると、読み取り装置の高速化にも対
応できる製品となって、高品質な製品を提供できるとい
う利点を有する。
【0040】さらに、上記第一ディスク基板に対する両
面接着シートの初期接着強度と、第二剥離シートの剥離
力と、第一剥離シートの剥離力とがこの順で大きけれ
ば、両面接着シートに歪みを生じず、外観が良好な情報
記録媒体を得ることができる。
【0041】特に、上記第一剥離シートとして、離型処
理されたポリエチレンシートを用い、かつ上記第二剥離
シートとして、離型処理されたポリエステルシートを用
いることが、両面接着シートとの剥離性の観点から、特
に好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録媒体の製法に用いる、積層体
の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の情報記録媒体の製法に用いる、積層体
の一例を示す平面図である。
【図3】本発明の情報記録媒体の製法に用いる、ディス
ク基板の一例を示す断面図である。
【図4】本発明の情報記録媒体の製法を説明する説明図
である。
【図5】本発明の情報記録媒体の製法を説明する説明図
である。
【図6】本発明の情報記録媒体の製法を説明する説明図
である。
【図7】本発明の情報記録媒体の製法を説明する説明図
である。
【図8】従来の情報記録媒体の製法の問題点を説明する
ための説明図である。
【図9】従来の情報記録媒体の製法の問題点を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
11 両面接着シート 16a 第一ディスク基板 16b 第二ディスク基板 18 情報記録媒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一剥離シートおよび第二剥離シートが
    両面接着シートを介して剥離自在に接合された積層体
    と、第一ディスク基板と、第二ディスク基板とを準備
    し、上記積層体から第一剥離シートを剥離除去し、露出
    した両面接着シートの接着面に第一ディスク基板を接着
    し、ついで上記第一ディスク基板が接着された両面接着
    シートの他面から第二剥離シートを剥離除去し、露出し
    た両面接着シートの接着面に第二ディスク基板を接着す
    る情報記録媒体の製法であって、下記の要件(X)およ
    び(Y)を満足することを特徴とする情報記録媒体の製
    法。 (X)上記第一剥離シートを剥離除去する際に、上記両
    面接着シートが第二剥離シートから剥離せずに接合して
    いる。 (Y)上記第二剥離シートを剥離除去する際に、上記両
    面接着シートが第一ディスク基板から剥離せずに接着し
    ている。
  2. 【請求項2】 上記第一ディスク基板に対する両面接着
    シートの初期接着強度、上記第二剥離シートの剥離力お
    よび上記第一剥離シートの剥離力が、この順で大きい請
    求項1記載の情報記録媒体の製法。
  3. 【請求項3】 上記第一剥離シートが離型処理されたポ
    リエチレンシートであり、上記第二剥離シートが離型処
    理されたポリエステルシートである請求項1または2記
    載の情報記録媒体の製法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6262969B1 (en) * 1998-02-21 2001-07-17 Taiyo Yuden Co., Ltd. Optical disk
US8007867B2 (en) 2005-08-30 2011-08-30 Panasonic Corporation Multilayered information recording medium and process for producing said multilayered information recording medium, and apparatus for producing multilayered information recording medium and screen constituting said production apparatus for producing multilayered information recording medium
CN103797536A (zh) * 2011-09-13 2014-05-14 富士胶片株式会社 多层结构片材的制造方法以及光学信息记录介质

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