JPH1110243A - 二重螺旋体の製造方法 - Google Patents
二重螺旋体の製造方法Info
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- JPH1110243A JPH1110243A JP16551197A JP16551197A JPH1110243A JP H1110243 A JPH1110243 A JP H1110243A JP 16551197 A JP16551197 A JP 16551197A JP 16551197 A JP16551197 A JP 16551197A JP H1110243 A JPH1110243 A JP H1110243A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車用マフラに有効な二重螺旋体を、内管
に固定しないで製造する。高精度で安く作る。 【解決手段】 断面コ字形の長い条に成形した素材1の
端部の貫通孔に、型4の螺旋状突起部6に設けた係合ピ
ン7を引っ掛ける。素材1のコ字形断面の開放側を内側
にして型4の螺旋状突起部6に素材1を巻き付けて二重
螺旋体1Aを形成する。外型13は型4との間に素材1
を保持して加工を助ける。加工完了後は型4を逆転させ
る。係合ピン7が内側に後退して製品が外れる。
に固定しないで製造する。高精度で安く作る。 【解決手段】 断面コ字形の長い条に成形した素材1の
端部の貫通孔に、型4の螺旋状突起部6に設けた係合ピ
ン7を引っ掛ける。素材1のコ字形断面の開放側を内側
にして型4の螺旋状突起部6に素材1を巻き付けて二重
螺旋体1Aを形成する。外型13は型4との間に素材1
を保持して加工を助ける。加工完了後は型4を逆転させ
る。係合ピン7が内側に後退して製品が外れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重螺旋体の製造方
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来の技術】断面をU字状に成形加工した成形フィン
を金属パイプに間隙部をもって螺旋状に巻き付けると共
に、前記間隙部にアルミニウムハンダ等の接合材ワイヤ
を巻き付け、加熱処理して前記接合材ワイヤを溶融して
金属パイプと成形フィンを接合する熱交換器の製造方法
が特公昭59−31677号公報で公知である。
を金属パイプに間隙部をもって螺旋状に巻き付けると共
に、前記間隙部にアルミニウムハンダ等の接合材ワイヤ
を巻き付け、加熱処理して前記接合材ワイヤを溶融して
金属パイプと成形フィンを接合する熱交換器の製造方法
が特公昭59−31677号公報で公知である。
【0003】また、多孔板製の小径円筒内に吸音材を詰
め、該小径円筒の外周に螺旋状多孔板と螺旋板を一定間
隔を明けて取り付け、該間隔内に吸音材を詰め、両螺旋
板の周囲を多孔板製大径筒と吸音材と外筒体とで覆った
消音器が実開昭48−79929号公報で公知である。
め、該小径円筒の外周に螺旋状多孔板と螺旋板を一定間
隔を明けて取り付け、該間隔内に吸音材を詰め、両螺旋
板の周囲を多孔板製大径筒と吸音材と外筒体とで覆った
消音器が実開昭48−79929号公報で公知である。
【0004】これらの従来技術は何れも二つの螺旋体を
互いに接触しないように軸方向に離して配し、内管(小
径管)に固定している。
互いに接触しないように軸方向に離して配し、内管(小
径管)に固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近時、環境問題に有効
な自動車用消音器として、吸音材のグラスウールを用い
ないグラスウールレスサブマフラが望まれている。この
種のサブマフラでは多孔のパンチングプレートを二重螺
旋状に形成するが、内管への固定を避ける構造にする必
要があり、前記従来技術のように内管に二つの螺旋体を
固定する構造にはできなくて前記従来技術では生産でき
ないという問題点があった。
な自動車用消音器として、吸音材のグラスウールを用い
ないグラスウールレスサブマフラが望まれている。この
種のサブマフラでは多孔のパンチングプレートを二重螺
旋状に形成するが、内管への固定を避ける構造にする必
要があり、前記従来技術のように内管に二つの螺旋体を
固定する構造にはできなくて前記従来技術では生産でき
ないという問題点があった。
【0006】そこで、本発明はかかる問題点を解消し、
内管を必要としないか内管への固定を避けたい場合に好
都合な二重螺旋体の製造方法を提供することを目的とす
る。
内管を必要としないか内管への固定を避けたい場合に好
都合な二重螺旋体の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、螺旋状突起部(6)を有する型
(4)を螺旋軸(X−X)を中心に回転させ、該型
(4)に断面がコ字状もしくはU字状の素材(1)を、
開口部を内側にして巻き付けることを特徴とする二重螺
旋体の製造方法である。
に、請求項1の発明は、螺旋状突起部(6)を有する型
(4)を螺旋軸(X−X)を中心に回転させ、該型
(4)に断面がコ字状もしくはU字状の素材(1)を、
開口部を内側にして巻き付けることを特徴とする二重螺
旋体の製造方法である。
【0008】この発明によれば、内管および内管への固
定を必要とせずに、二重螺旋体を得られる。請求項2の
発明は、請求項1の二重螺旋体の製造方法において、前
記螺旋状突起部(6)の最外周断面がコ字状もしくはU
字状であって、同段面形状を有する外型(13)に部分
的にゆるく嵌合していることを特徴とするものである。
定を必要とせずに、二重螺旋体を得られる。請求項2の
発明は、請求項1の二重螺旋体の製造方法において、前
記螺旋状突起部(6)の最外周断面がコ字状もしくはU
字状であって、同段面形状を有する外型(13)に部分
的にゆるく嵌合していることを特徴とするものである。
【0009】この発明によれば、さらにコ字状もしくは
U字状断面の素材が同断面の螺旋状突起および外型で内
外を規制されつつ成形されるため、断面形状精度の高い
二重螺旋体が得られる。
U字状断面の素材が同断面の螺旋状突起および外型で内
外を規制されつつ成形されるため、断面形状精度の高い
二重螺旋体が得られる。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の二重螺旋体
の製造方法において、前記螺旋状突起部(6)の表面に
は少なくとも一つの係合ピン(7)が設けられていると
ともに、前記素材(1)にも少なくとも一つの貫通孔
(3)が設けられていて、係合ピン(7)と貫通孔
(3)とが互いに係合して素材(1)を螺旋状突起部
(6)に巻き付けることを特徴とするものである。
の製造方法において、前記螺旋状突起部(6)の表面に
は少なくとも一つの係合ピン(7)が設けられていると
ともに、前記素材(1)にも少なくとも一つの貫通孔
(3)が設けられていて、係合ピン(7)と貫通孔
(3)とが互いに係合して素材(1)を螺旋状突起部
(6)に巻き付けることを特徴とするものである。
【0011】この発明によれば、さらに係合ピンと貫通
孔の係合によって素材が型の係合ピンに係止されるの
で、型の回転力が確実に素材の巻き取り力に変換され、
型と素材間の滑りによるロスが無く、効率よく二重螺旋
体を得られる。
孔の係合によって素材が型の係合ピンに係止されるの
で、型の回転力が確実に素材の巻き取り力に変換され、
型と素材間の滑りによるロスが無く、効率よく二重螺旋
体を得られる。
【0012】そして、請求項4の発明は、請求項3の二
重螺旋体の製造方法において、前記係合ピン(7)は螺
旋状突起部(6)内に収納可能でかつ外方に突出可能に
付勢されているとともに、先端に非回転方向へ傾斜する
傾斜面(10)とまわり止め手段(12)とを有するこ
とを特徴とするものである。
重螺旋体の製造方法において、前記係合ピン(7)は螺
旋状突起部(6)内に収納可能でかつ外方に突出可能に
付勢されているとともに、先端に非回転方向へ傾斜する
傾斜面(10)とまわり止め手段(12)とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0013】この発明によると、さらに巻き終わったあ
とで型を逆回転すれば、傾斜面により係合ピンが素材の
貫通孔から抜けて係合関係が解かれるため、二重螺旋体
を容易に型から外すことができる。また、まわり止めに
より係合ピンの傾斜面の向きは一定方向に保持される。
とで型を逆回転すれば、傾斜面により係合ピンが素材の
貫通孔から抜けて係合関係が解かれるため、二重螺旋体
を容易に型から外すことができる。また、まわり止めに
より係合ピンの傾斜面の向きは一定方向に保持される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図面の実施例に基づいて説明する。 〔実施例1〕図1〜図10に示す実施例1において、素
材(線材)1は底面1aと側面1b,1cの3面で構成
されるコの字断面の樋形の素材(条)で、対向する両側
面1b,1cには多数の小孔2がパンチング加工で明け
てある。なお、線状の素材1は予め小孔2を加工すると
共にコの字断面に成形してある(図3,6参照)。
を図面の実施例に基づいて説明する。 〔実施例1〕図1〜図10に示す実施例1において、素
材(線材)1は底面1aと側面1b,1cの3面で構成
されるコの字断面の樋形の素材(条)で、対向する両側
面1b,1cには多数の小孔2がパンチング加工で明け
てある。なお、線状の素材1は予め小孔2を加工すると
共にコの字断面に成形してある(図3,6参照)。
【0015】素材1の端部近くには、その底面1aに貫
通孔3が明けてある。素材1を螺旋状に巻き取って曲げ
加工する曲げ型(曲げロール)は、図1に示すように、
内型として作用する型4の軸部5の外周にねじ山様の螺
旋状突起部6が一体的に形成されている。
通孔3が明けてある。素材1を螺旋状に巻き取って曲げ
加工する曲げ型(曲げロール)は、図1に示すように、
内型として作用する型4の軸部5の外周にねじ山様の螺
旋状突起部6が一体的に形成されている。
【0016】螺旋状突起部6は、軸部5の外周に一体的
に形成された所定ピッチの螺旋状に形成され、そのねじ
山様断面は突面6aと両側面6b,6cとから成ってい
る。突面6aの外径は二重螺旋体の外径を決めるもので
もあり、両側面6b,6cの間隔は二重螺旋体の内幅の
最小値を決めるものである。
に形成された所定ピッチの螺旋状に形成され、そのねじ
山様断面は突面6aと両側面6b,6cとから成ってい
る。突面6aの外径は二重螺旋体の外径を決めるもので
もあり、両側面6b,6cの間隔は二重螺旋体の内幅の
最小値を決めるものである。
【0017】突起部6の曲げ始め側には素材1を曲げロ
ールとしての型4に固定する為の係合ピン7が組み込ま
れている。係合ピン7の先端は螺旋送り方向の側で突面
6aから所定の高さ突き出した突き出し高部8と、螺旋
送り方向と反対の側で突面6a以下の高さの突き出し低
部9の2点を結ぶ傾斜面10を有する。
ールとしての型4に固定する為の係合ピン7が組み込ま
れている。係合ピン7の先端は螺旋送り方向の側で突面
6aから所定の高さ突き出した突き出し高部8と、螺旋
送り方向と反対の側で突面6a以下の高さの突き出し低
部9の2点を結ぶ傾斜面10を有する。
【0018】また、係合ピン7はその先端傾斜面方向へ
常時付勢手段であるばね11で付勢されている。12は
係合ピン7に切欠形成したまわり止めで、係合ピン7の
先端傾斜面を常に同一方向に定めるように係合ピン7の
軸まわりの回動を規制する。
常時付勢手段であるばね11で付勢されている。12は
係合ピン7に切欠形成したまわり止めで、係合ピン7の
先端傾斜面を常に同一方向に定めるように係合ピン7の
軸まわりの回動を規制する。
【0019】外型13は素材1の外形を案内する素材外
形ガイド部13aと、曲げ始めから所定の角度までの間
製品の外形を受ける製品ガイド部13bからなってい
る。そして、その断面は、素材1のコの字断面の底面1
aを受ける部分14aと、前記両側面1b,1cの外側
を受け部分14b,14c及び部分14aの中央部に形
成した凹状の逃がし15を有する。
形ガイド部13aと、曲げ始めから所定の角度までの間
製品の外形を受ける製品ガイド部13bからなってい
る。そして、その断面は、素材1のコの字断面の底面1
aを受ける部分14aと、前記両側面1b,1cの外側
を受け部分14b,14c及び部分14aの中央部に形
成した凹状の逃がし15を有する。
【0020】素材1の貫通孔3を明けた側を外型13の
素材外形ガイド部13aに乗せて、貫通孔3が曲げロー
ルとしての型4の突面6aに接するまで押し込み(図
4)、型4を矢印で示す時計方向即ち螺旋の送り方向に
回転させると、係合ピン7の突き出し高部8が素材1の
底面1aと干渉する。
素材外形ガイド部13aに乗せて、貫通孔3が曲げロー
ルとしての型4の突面6aに接するまで押し込み(図
4)、型4を矢印で示す時計方向即ち螺旋の送り方向に
回転させると、係合ピン7の突き出し高部8が素材1の
底面1aと干渉する。
【0021】さらに螺旋軸X−Xまわりに時計方向への
回転を継続すると、係合ピン7は一旦型4の軸心方向
に、ばね11に抗して後退して沈み込み、その後貫通孔
3の位置にくるとばね14により始めの位置まで進出し
て突き出る。この状態で係合ピン7が貫通孔3に係合し
て素材1が型4の螺旋状突起部6に固定される。
回転を継続すると、係合ピン7は一旦型4の軸心方向
に、ばね11に抗して後退して沈み込み、その後貫通孔
3の位置にくるとばね14により始めの位置まで進出し
て突き出る。この状態で係合ピン7が貫通孔3に係合し
て素材1が型4の螺旋状突起部6に固定される。
【0022】さらに時計方向に型4を回転させると、素
材1は曲げロールとしての型(内型)4の螺旋状突起部
6にならった型の二重螺旋体1Aに加工形成される。加
工された二重螺旋体1Aを型4から取り外すには、二重
螺旋体1Aを外部から固定し、型4を矢印と反対の反時
計方向に回転させると、係合ピン7の突き出し低部9が
二重螺旋体1Aの底面1aに当たる為、係合ピン7がば
ね11に抗して後退し型4と二重螺旋体1Aとの固定関
係が解除されて取り外しができる。
材1は曲げロールとしての型(内型)4の螺旋状突起部
6にならった型の二重螺旋体1Aに加工形成される。加
工された二重螺旋体1Aを型4から取り外すには、二重
螺旋体1Aを外部から固定し、型4を矢印と反対の反時
計方向に回転させると、係合ピン7の突き出し低部9が
二重螺旋体1Aの底面1aに当たる為、係合ピン7がば
ね11に抗して後退し型4と二重螺旋体1Aとの固定関
係が解除されて取り外しができる。
【0023】図7はこのようにして加工形成した二重螺
旋体1Aを示す。なお、二重螺旋体1Aの名称は、素材
1の対向する二つの側面1bと1cとが軸部5の軸心方
向に一定の間隔をおいて螺旋状に形成されていることか
ら二重の用語を用いて名付けたものである。
旋体1Aを示す。なお、二重螺旋体1Aの名称は、素材
1の対向する二つの側面1bと1cとが軸部5の軸心方
向に一定の間隔をおいて螺旋状に形成されていることか
ら二重の用語を用いて名付けたものである。
【0024】上述のようにして、型4と外型13とで加
工形成した二重螺旋体1A(図7)は、図8に示すよう
に自動車用サブマフラの外筒16内に挿入又は圧入して
電気抵抗溶接で接合する。
工形成した二重螺旋体1A(図7)は、図8に示すよう
に自動車用サブマフラの外筒16内に挿入又は圧入して
電気抵抗溶接で接合する。
【0025】抵抗溶接は上電極17と、下電極18と下
電極ホルダ19とからなる下電極ユニットとを用いて行
う。水平に延びる下電極ホルダ19と直角に下電極18
を取り付け、下電極18と同一軸線上に上電極17をレ
イアウトする。
電極ホルダ19とからなる下電極ユニットとを用いて行
う。水平に延びる下電極ホルダ19と直角に下電極18
を取り付け、下電極18と同一軸線上に上電極17をレ
イアウトする。
【0026】上電極17は、その軸線方向に図示されて
ないアクチュエータで移動可能である。また、下電極ホ
ルダ19の外径は二重螺旋体1Aの内径とほぼ同等の大
きさに設定する。
ないアクチュエータで移動可能である。また、下電極ホ
ルダ19の外径は二重螺旋体1Aの内径とほぼ同等の大
きさに設定する。
【0027】二重螺旋体1Aの底面1a、両側面1b,
1cで構成されるコの字断面の開放端部から下電極ユニ
ットを挿入して抵抗溶接を行うが、外筒4と二重螺旋体
1Aとを螺旋の送り方向に一体的に回転して、抵抗溶接
位置を移動し多点連続抵抗溶接を行う。
1cで構成されるコの字断面の開放端部から下電極ユニ
ットを挿入して抵抗溶接を行うが、外筒4と二重螺旋体
1Aとを螺旋の送り方向に一体的に回転して、抵抗溶接
位置を移動し多点連続抵抗溶接を行う。
【0028】その後で、アウタプレート20,21及び
排気管(内筒)22を組み付けてグラスウールレスサブ
マフラを図10のように完成する。 〔実施例2〕図11と図12に示す実施例2では、外筒
16と二重螺旋体1Aとの電気抵抗溶接を行う溶接治具
が前記実施例1の場合と異なる。
排気管(内筒)22を組み付けてグラスウールレスサブ
マフラを図10のように完成する。 〔実施例2〕図11と図12に示す実施例2では、外筒
16と二重螺旋体1Aとの電気抵抗溶接を行う溶接治具
が前記実施例1の場合と異なる。
【0029】この実施例では下電極ホルダ19の外径上
に下電極18,18を二重螺旋体1Aのピッチの1/2
の間隔で上下に配置している。上電極17,17は各下
電極18,18の軸線上に配置する。
に下電極18,18を二重螺旋体1Aのピッチの1/2
の間隔で上下に配置している。上電極17,17は各下
電極18,18の軸線上に配置する。
【0030】下電極ユニットを二重螺旋体1Aの開放端
から挿入し、上電極17,17で加圧して図の上下2箇
所を同時に抵抗溶接する。以後、外筒16を螺旋の送り
方向に回転することにより複数の上下同時抵抗溶接を行
う。
から挿入し、上電極17,17で加圧して図の上下2箇
所を同時に抵抗溶接する。以後、外筒16を螺旋の送り
方向に回転することにより複数の上下同時抵抗溶接を行
う。
【0031】上下の電極の数は螺旋の円周ピッチ線上で
あれば2個以上複数配置する事が可能であり、実施例2
と同様に抵抗溶接する事ができる。 〔実施例3〕図13と図14に示す実施例3では、外筒
16と二重螺旋体1Aとの電気抵抗溶接を行う溶接治具
が前記実施例1や2と異なる。
あれば2個以上複数配置する事が可能であり、実施例2
と同様に抵抗溶接する事ができる。 〔実施例3〕図13と図14に示す実施例3では、外筒
16と二重螺旋体1Aとの電気抵抗溶接を行う溶接治具
が前記実施例1や2と異なる。
【0032】この実施例では、外筒16と二重螺旋体1
Aの抵抗溶接治具として、下電極ホルダ19の外径上に
2個以上の下電極18を螺旋のピッチで軸直角で見た時
に同一位置になるように配置する。上電極17は各下電
極18の軸線上に下電極18と同数の6個配置してい
る。外筒を螺旋の送り方向に回転し、全ての下電極18
が二重螺旋体1A内に在るようにして複数箇所の同時抵
抗溶接を行う。
Aの抵抗溶接治具として、下電極ホルダ19の外径上に
2個以上の下電極18を螺旋のピッチで軸直角で見た時
に同一位置になるように配置する。上電極17は各下電
極18の軸線上に下電極18と同数の6個配置してい
る。外筒を螺旋の送り方向に回転し、全ての下電極18
が二重螺旋体1A内に在るようにして複数箇所の同時抵
抗溶接を行う。
【0033】〔実施例4〕図15と図16に示す実施例
4は上記実施例1と異なり、貫通孔3を複数設けてい
る。
4は上記実施例1と異なり、貫通孔3を複数設けてい
る。
【0034】即ち、素材1の貫通孔3を片側端面近傍及
び以降所定のピッチで複数明けている。型4の係合ピン
7で端面近傍の貫通孔3を固定して螺旋の送り方向(前
記時計方向)に回転し、次の貫通孔3が型4と接した時
点で曲げ回転方向を反転して型4のみを初期の位置に戻
して次の貫通孔3で固定して角度曲げ加工を行う。この
工程を繰り返すことにより所定の長さの二重螺旋体を加
工する。
び以降所定のピッチで複数明けている。型4の係合ピン
7で端面近傍の貫通孔3を固定して螺旋の送り方向(前
記時計方向)に回転し、次の貫通孔3が型4と接した時
点で曲げ回転方向を反転して型4のみを初期の位置に戻
して次の貫通孔3で固定して角度曲げ加工を行う。この
工程を繰り返すことにより所定の長さの二重螺旋体を加
工する。
【0035】こうして加工した二重螺旋体16を図16
に示す。なお上記各実施例では、素材1の断面と、型4
の螺旋状突起部6の最外周断面がコ字状であるが、U字
状であってもよく、この点は外型13の断面形状につい
ても同じである。
に示す。なお上記各実施例では、素材1の断面と、型4
の螺旋状突起部6の最外周断面がコ字状であるが、U字
状であってもよく、この点は外型13の断面形状につい
ても同じである。
【0036】
【発明の効果】本発明の二重螺旋体の製造方法は上述の
ように構成されているので、内管を必要としないか内管
への固定を避けたい場合でも容易に二重螺旋体を製造で
きるので、特に自動車用のマフラに用いると環境問題に
適するグラスウールレスマフラの仕切板の螺旋巻き加工
を低コストで行うことができる。
ように構成されているので、内管を必要としないか内管
への固定を避けたい場合でも容易に二重螺旋体を製造で
きるので、特に自動車用のマフラに用いると環境問題に
適するグラスウールレスマフラの仕切板の螺旋巻き加工
を低コストで行うことができる。
【0037】また、断面形状精度の高い二重螺旋体を効
率よく生産できる。さらにまた、製品を型から取り外す
ことが容易で、この面からも生産コストを低くできる。
率よく生産できる。さらにまた、製品を型から取り外す
ことが容易で、この面からも生産コストを低くできる。
【図1】本発明の製造方法の実施例を説明する正面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1のC−C断面図である。
【図5】図1のC−C断面図で図4と異なる態様を示す
図である。
図である。
【図6】図1の実施例に用いる素材の図面で(a)は正
面図、(b)は同図(a)のD−D断面視図である。
面図、(b)は同図(a)のD−D断面視図である。
【図7】図1の実施例で加工した製品の正面図である。
【図8】図1の実施例で加工した製品で自動車用マフラ
を組み立てる手順を説明する縦断面図である。
を組み立てる手順を説明する縦断面図である。
【図9】図8のE−E断面図である。
【図10】本発明の製造方法による二重螺旋体を用いた
自動車用マフラの縦断正面図である。
自動車用マフラの縦断正面図である。
【図11】本発明の実施例2の縦断正面図である。
【図12】図11のF−F断面図である。
【図13】本発明の実施例3の縦断面図である。
【図14】図13のG−G断面図である。
【図15】本発明の実施例4に用いる素材の図で、
(a)は正面図、(b)は同図(a)のH−H断面図で
ある。
(a)は正面図、(b)は同図(a)のH−H断面図で
ある。
【図16】本発明の実施例4の製法で加工した製品の正
面図である。
面図である。
1 素材 1a 底面 1b,1c 側面 3 貫通孔 4 型(曲げロール、内型) 6 螺旋状突起部 7 係合ピン 10 傾斜面 12 まわり止め 13 外型 X−X 螺旋軸
Claims (4)
- 【請求項1】 螺旋状突起部を有する型を螺旋軸を中心
に回転させ、該型に断面がコ字状もしくはU字状の素材
を、開口部を内側にして巻き付けることを特徴とする二
重螺旋体の製造方法。 - 【請求項2】 前記螺旋状突起部の最外周断面がコ字状
もしくはU字状であって、同段面形状を有する外型に部
分的にゆるく嵌合していることを特徴とする請求項1記
載の二重螺旋体の製造方法。 - 【請求項3】 前記螺旋状突起部の表面には少なくとも
一つの係合ピンが設けられているとともに、前記素材に
も少なくとも一つの貫通孔が設けられていて、係合ピン
と貫通孔とが互いに係合して素材を螺旋状突起部に巻き
付けることを特徴とする請求項2記載の二重螺旋体の製
造方法。 - 【請求項4】 前記係合ピンは螺旋状突起部内に収納可
能でかつ外方に突出可能に付勢されているとともに、先
端に非回転方向へ傾斜する傾斜面とまわり止め手段とを
有することを特徴とする請求項3記載の二重螺旋体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16551197A JPH1110243A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 二重螺旋体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16551197A JPH1110243A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 二重螺旋体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1110243A true JPH1110243A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15813791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16551197A Withdrawn JPH1110243A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 二重螺旋体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1110243A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101850379A (zh) * | 2010-06-02 | 2010-10-06 | 李正峰 | 一种电动螺旋叶片拉伸机组 |
KR102498713B1 (ko) * | 2022-05-26 | 2023-02-10 | 강종민 | 스프링과 지그의 회전 결합 장치 |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP16551197A patent/JPH1110243A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101850379A (zh) * | 2010-06-02 | 2010-10-06 | 李正峰 | 一种电动螺旋叶片拉伸机组 |
KR102498713B1 (ko) * | 2022-05-26 | 2023-02-10 | 강종민 | 스프링과 지그의 회전 결합 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |