JPH11102113A - 導電性ローラ - Google Patents

導電性ローラ

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Publication number
JPH11102113A
JPH11102113A JP26226197A JP26226197A JPH11102113A JP H11102113 A JPH11102113 A JP H11102113A JP 26226197 A JP26226197 A JP 26226197A JP 26226197 A JP26226197 A JP 26226197A JP H11102113 A JPH11102113 A JP H11102113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic layer
conductive elastic
conductive
rotating shaft
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP26226197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Chikamochi
一男 近持
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP26226197A priority Critical patent/JPH11102113A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電弾性層4が回転軸2に強固に接着され、
かつ回転軸2外周面と導電弾性層4表面との電気抵抗が
103〜1010Ωcmの導電性ローラを提供する。 【解決手段】 回転軸2の一部たとえば両端に直接触部
5を設け、回転軸2と導電弾性層4とを直に接触させ、
直接触部5を除く大部分の接着部3では、導電弾性層4
が導電性を付与するカーボン粉末などを混入しない接着
剤によって回転軸2に接着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の電子写真装置に用いる現像ローラ、
帯電ローラ、転写ローラなどの導電性ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置には、感光体の周囲に帯
電、現像、転写およびクリーニング等の装置が配されて
おり、これらの装置には、ローラ表面と回転軸の間の電
気抵抗が103〜1010Ωcm程度のいわゆる半導体性
領域の特定範囲にコントロールされた細長いローラ(以
後、「導電性ローラ」という)が用いられることが多く
なっている。これらの導電性ローラは、通常、金属性の
回転軸の外周に導電弾性層を形成した構成あるいは導電
弾性層の外周に表面層を設けた構成のものが、感光体と
の接触で変形しやすく、一定の接触幅(ニップ)が得ら
れやすいので好ましく用いられている。
【0003】これらの導電性ローラ11において回転軸
12の周囲に導電弾性層14を形成するには、図3に示
すように外周に接着剤13を塗布した回転軸12を、中
空円筒状の金型の中央にセットし、導電性付与剤を添加
したポリウレタン原液等の導電弾性層形成材料を注入ま
たは充填し、回転軸12を含む金型を加熱(必要に応じ
て加圧)して弾性体化と同時に接着力を発現させ、脱型
し、アフタキュア等によってさらに弾性体化および接着
一体化を完成させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、回転軸12
に塗布される接着剤13は、エポキシ系やフェノール系
のものが好ましく用いられるが、これらの接着剤は絶縁
性のため、回転軸12の全面に塗布されると、回転軸1
2の外周と導電弾性層14表面との電気抵抗が1010Ω
cm以下とはならない。このため接着剤13にカーボン
粒子を混合しているが、これには次のような問題点があ
る。
【0005】(a)エポキシ系やフェノール系接着剤は
粘度が高いためカーボン粒子を均一に混合するのに長時
間を要する。 (b)また接着剤とカーボン粒子とが均一に混合されな
いと、カーボン粒子の塊ができ接着不良となりやすい。 (c)カーボン粒子を使用するため、また撹拌のためコ
スト高となる。
【0006】本発明の目的は、導電弾性層と回転軸との
必要な接着力が安定して確保でき、かつ回転軸と導電弾
性層表面との電気抵抗が103〜1010Ωcmの導電性
ローラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸の外周
に接着剤を介して導電弾性層を同心に設けた導電性ロー
ラにおいて、導電弾性層の一部を回転軸と直に接触させ
ることを特徴とする導電性ローラである。
【0008】本発明に従えば、導電弾性層の一部が回転
軸に直に接触されているので、この部分で回転軸とロー
ラ表面との通電性が確保され、他の大部分で導電弾性層
が回転軸に接着剤で接着されているので、充分な接着力
でかつ通電性が確保される。
【0009】本発明は、導電弾性層の両端部を回転軸と
直に接触させることを特徴とする。本発明に従えば、導
電弾性層の両端部で回転軸が導電弾性層と直に接触する
ので、接着剤の塗布や導電弾性層を必要長さにカットす
る作業が容易であり、充分な接着力と導電性が確保され
るので特に好ましい。
【0010】本発明は、導電弾性層と回転軸とをスパイ
ラル状に直に接触させることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、導電弾性層と回転軸とが
スパイラル状に直に接するので、軸長方向全体に均一に
導電弾性層が回転軸に通電し、かつ接着され、部分的な
片寄りがないので特に好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の実施
の形態の導電性ローラ1の断面図である。なお、回転軸
2のハッチングを付した部分は接着剤を塗布した接着部
3を示す。導電性ローラ1は、回転軸2と導電弾性層4
とを接着部3で接着したものである。回転軸2として
は、通電性を有し、剛性の大きい金属性のパイプや棒か
ら成り、両端部が軸受および駆動部品(ギヤ、プーリ)
を装着すべく精密加工されたものが用いられる。防錆の
点で、ステンレスや表面処理(メッキ、燐酸処理など)
鋼が好適に用いられる。これらは、脱脂洗浄、接着剤塗
布後、導電弾性層形成金型に位置決めして配置される。
【0013】導電弾性層4は、導電性付与剤(カーボン
ブラック、金属粉末等)を含有させた低硬度(JIS・
A20〜40度)のポリウレタン、シリコンゴム、EP
DM、NBR等のゴム弾性体または発泡体である。導電
弾性層を形成する方法としては、たとえば回転軸を金型
内に保持し、予熱した金型にゴム弾性体形成材料を充填
し、加硫や硬化させると同時に回転軸に接着させた後、
金型を外し、外表面を研磨すればよい。
【0014】本発明の導電性ローラ1は、導電弾性層4
の一部が回転軸2に直に接触する直接触部5となってい
る。直接触部5は、これを設ける場所や設け方により異
なるが、たとえば、図1に示すように導電弾性層4の両
端に直接触部5を設ける場合は端部から中央に向かって
1〜10mmの範囲、導電弾性層内径面の1〜10%が
接着力と通電性とのバランスが取れ好ましい。図2に示
すように直接触部5を回転軸2の全体にスパイラル状ま
たは軸長あるいは周方向に一定間隔で設ける場合は、導
電弾性層内面の5〜20%に設定するのが好ましい。
【0015】導電弾性層4の一部が回転軸2に直に接触
するようにするには、直接触部5に接着剤が付着しない
ようマスキングして塗布するか、塗布部分に対応する幅
や刻印模様を設けた塗布ローラを用いて塗布すればよ
い。
【0016】ローラ1を製造するには、直接触部5に接
着剤を塗布しない回転軸2を金型に位置決めして固定
し、キャビテイに導電弾性層形成材料を充填し、弾性体
化すると同時に接着一体化し、脱型、アフタキュア後、
外径、長さを所定寸法に仕上げて、本発明の導電性ロー
ラ1を得る。必要に応じて、仕上げた導電弾性層4の外
周に、導電性付与剤を分散させたポリウレタンやポリア
ミド等の樹脂溶液を塗布して表面層を設けてもよい。
【0017】(実施例1)外径18mm、長さ240m
mの導電弾性層を設ける部分の外径が8mmで、表面が
無電解ニッケルメッキ処理された鋼製の回転軸の外周面
に、エポキシ樹脂を主成分とする液状接着剤(ロード社
製:ケムロック218と205との混合液)を長さが2
30mmの塗布ローラを用いて、導電弾性層4を設ける
べき位置の両端から中央に向けて5mm入った部分より
内側に塗布した。接着剤を回転軸に焼付けた後、円筒状
中型、上型および下型からなる導電弾性層形成金型に、
軸心を合わせて保持した。
【0018】カーボンブラックを1重量%分散させポリ
エステルポリオール(分子量:2000、OH基数:
2.3)101重量部に、トリレンジイソシアネート
7.5重量部を混合した液を、150℃に温調した上記
金型に注入充填し、150℃で30分硬化後、脱型、ア
フタキュアし、導電弾性層を外径18mm、長さ240
mmに仕上げ加工して、導電性ローラを得た。この導電
性ローラの表面と回転軸との間の電気抵抗および導電弾
性層と回転軸との接着力を測定した結果を表1に示す。
【0019】(実施例2)回転軸の外周に、幅1.5m
mで5mm間隔のスパイラルを成す接着剤非塗布部を、
回転軸を回転させながら、固定した塗布ノズルより接着
剤を塗出させて形成した以外は、実施例1と同様にし
て、導電性ローラを得、電気抵抗および接着力を測定し
た結果を表1に示す。
【0020】(比較例1)回転軸外径の導電弾性層の長
さに相当する部分全域に、接着剤を塗布した以外、実施
例1と同様にして、導電性ローラを得、電気抵抗および
接着力を測定した結果を表1に示す。
【0021】(比較例2)回転軸外径の導電弾性層の長
さに相当する部分全域に、カーボンブラック1重量部を
混入させたエポキシ樹脂を主成分とする接着剤を塗布し
た以外、実施例1と同様にして、導電性ローラを得、電
気抵抗および接着力を測定した結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1において、電気抵抗は、電極をローラ
表面と回転軸端部に当て、ケイスレー社製 エレクトロ
メータ617を用いて測定した。また、接着力は、導電
弾性層を10mm幅で周方向に切った試料を、引張り試
験機(イマダ社製 デジタルフォスゲージ)を用いて5
0mm/分で引張り剥離させた時の剥離力を測定した。
表1のデータは試料数5の平均値である。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転軸と
導電弾性層とを一部で直に接触させるようにしたので、
接着剤にカーボン粉末を混入する必要がなく、導電弾性
層を回転軸に導電性を保って強く接着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直に接触する部分を両端に設けた本発明の導電
性ローラ1の模式図である。
【図2】直に接触する部分をスパイラル状に設けた本発
明の導電性ローラ1の模式図である。
【図3】従来技術の導電性ローラ11の模式図である。
【符号の説明】
1 導電性ローラ 2 回転軸 3 接着部 4 導電弾性層 5 直接触部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の外周に接着剤を介して導電弾性
    層を同心に設けた導電性ローラにおいて、 導電弾性層の一部を回転軸と直に接触させることを特徴
    とする導電性ローラ。
  2. 【請求項2】 導電弾性層の両端部を回転軸と直に接触
    させることを特徴とする請求項1記載の導電性ローラ。
  3. 【請求項3】 導電弾性層と回転軸とをスパイラル状に
    直に接触させることを特徴とする請求項1記載の導電性
    ローラ。
JP26226197A 1997-09-26 1997-09-26 導電性ローラ Pending JPH11102113A (ja)

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JP26226197A JPH11102113A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 導電性ローラ

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JP26226197A JPH11102113A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 導電性ローラ

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JPH11102113A true JPH11102113A (ja) 1999-04-13

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ID=17373331

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JP26226197A Pending JPH11102113A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 導電性ローラ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7152322B2 (en) * 2002-01-24 2006-12-26 Nitto Kogyo Co., Ltd. Toner supply roller
JP2010151893A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 弾性ロール、弾性ロールの製造方法、帯電装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2012002836A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Alps Electric Co Ltd 光学装置及び光学装置の製造方法

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