JPH11101890A - 原子炉内出力監視装置 - Google Patents

原子炉内出力監視装置

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JPH11101890A
JPH11101890A JP9261174A JP26117497A JPH11101890A JP H11101890 A JPH11101890 A JP H11101890A JP 9261174 A JP9261174 A JP 9261174A JP 26117497 A JP26117497 A JP 26117497A JP H11101890 A JPH11101890 A JP H11101890A
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reactor
monitoring
lprm
local
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Mikio Izumi
幹雄 泉
Yasushi Goto
泰志 後藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子炉内センサの削減、原子炉内センサの交
換頻度の低減を可能とする原子炉内出力監視装置を提供
する。 【解決手段】 本発明に係る原子炉出力監視装置は、局
所監視用センサ11と分布計測用センサ12を格納した
複数の第1のLPRMストリング10と、局所監視用セ
ンサ17のみを格納した複数の第2のLPRMストリン
グ16と、分布計測用センサ12の出力と原子炉プロセ
ス量の計測値から原子炉内の出力分布を計算する出力分
布評価手段14と、この出力分布を用いて前記第1およ
び第2のLPRMストリング10,16内の局所監視用
センサ11の出力を補正または異常を検出する出力補正
手段15とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば沸騰水型原
子炉(以後、BWRと省略する。)の原子炉圧力容器内
( 以後、炉内と省略する。) の出力分布監視、または、
制御棒引き抜きの監視を行う原子炉内出力監視装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近のBWRでは、原子炉の出力を原子
炉圧力容器1内部に100〜200本の局所出力監視モ
ニタ(以後、LPRMという。)検出器を設置し、その
出力を出力領域モニタによって測定し、原子炉の出力を
監視している。
【0003】以下、図9乃至図11を用いて従来例を説
明する。LPRM検出器1a〜1dは、炉心軸方向に4
カ所に置かれ、これらはLPRMストリング2内にまと
めて設置される。このLPRMストリング2内には、T
IPチューブ3が挿入されており、その内部をTIP検
出器4が移動できるようになっている。LPRMストリ
ング2内に固定されているLPRM検出器1a〜1dは
炉心5内に固定して設置されているため強い放射線に照
射され、その検出感度が照射放射線量によって低下す
る。つまり、LPRM検出器1a〜1dは、通常核分裂
に最も影響する熱中性子を計測しているため、LPRM
検出器1a〜1d内部に設けられたセンサ(図示せず)
には中性子を荷電粒子に変換する核変換物質を用いてお
り、照射量が多くなるとこの核変換物質が消耗され、中
性子検出感度が低下するという問題点があった。よっ
て、LPRM検出器1a〜1dの感度を校正するため
に、TIP検出器4が設置されている。
【0004】TIP検出器4は、通常の原子炉運転時に
は放射線の弱い炉心5の外側に引き抜きぬかれ、感度変
化がおこらないように中性子照射量を低減し、LPRM
検出器1a,1b,1c1dの校正を行う際だけ炉心5内のTIP
チューブ3を移動し、炉心内の中性子束分布を測定する
とともに、前記LPRM検出器1a,1b,1c1d付近の中性子
束を測定し、TIP検出器4とLPRM検出器1a,1b,1c
1dとの比率を求めることで、LPRM検出器1a,1b,1c1d
の感度校正を行えるようになっている。
【0005】このようなLPRMストリング2は図10
の原子炉径方向断面に示すようにBWRの燃料棒が格納
されている燃料チャンネルの16個あたりに1つのLP
RMストリング2が配置されるように設計される。この
径方向のLPRMストリング数は、原子炉の出力が上昇
した場合に、LPRMの平均値の応答が十分早く応答で
きること、また、制御棒を引き抜く場合またはその他の
理由により異常な反応度が加わったときにも、十分早く
異常を検出器、制御棒の引き抜き禁止等の適切な操作で
きるように安全解析によりその燃料チャンネルあたりの
割合を設定している。
【0006】そして図11に示されるように、従来はL
PRMストリング内にすべてTIPチューブが挿入され
ていたので、全炉心のTIP測定を行った後に、その他
のプロセス計測量を用いて燃料バンドル内でのTIPと
LPRM検出器に出力比を計算し、TIP測定値を補正
し、LPRM検出器位置での中性子束(または推定LP
RM検出器出力値)を評価していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
原子炉内出力監視装置の第1の課題は、LPRM検出器
1が感度劣化を起こすとともに、炉心の高線量環境では
ストリング材料の損傷が問題となるため、4〜6年程度
でLPRMストリング2を交換廃棄しなければならない
という点である。つまり、交換により、放射化したLP
RMストリング2を保管する必要があるため、なるべく
炉内に挿入するLPRMストリング2を少なくした方が
望ましい。また、炉内センサが多い場合、それら信号の
取り出しのために原子炉の圧力容器6下部に信号取り出
し部を設ける必要があり、下部構造を複雑にするという
デメリットがあり、その点からも機能を落とさずに炉内
センサを削減できることが望まれている。しかし、BW
Rにおいては、出力が局所的であるため、制御棒の引き
抜き監視など局所出力を監視するには、故障による冗長
性も考慮し、燃料チャンネル16個あたり1個の割合で
高速な応答をするLPRM検出器1 を格納したLPRM
ストリング2を配置する設計とする必要があった。ま
た、LPRM検出器1 は感度劣化を生じるので、LPR
M検出器1 の感度を校正するために、LPRMストリン
グ2内にはTIP検出器4を挿入するためのTIPチュ
ーブ3を挿入する必要があった。つまり、不測の制御棒
の動作に対しては、現状のLPRM検出器4個とTIP
検出器4等の校正用センサを挿入したLPRMストリン
グス2がすべてのストリング挿入場所に必ず必要であっ
た。
【0008】第2の課題は、LPRMストリング2は隣
接する燃料チャンネル7の間に設置されるため、その外
径は燃料の設計条件等でほぼ決定され、現状のTIP検
出器4を挿入するTIPチューブ3と、4個のLPRM
検出器1a〜1dをLPRMストリング2内に挿入すること
により、LPRMストリング2内がほぼいっぱいとな
り、その他の情報を直接計測するためにプロセス計測用
のセンサを新たに追加することはスペース的に難しく、
多数のセンサを追加できないという点である。今後の原
子炉の長期運転に対応するために、炉内の情報をさらに
詳細に抽出することは有効と考えられるが、炉内に挿入
できるセンサ数がLPRMストリング2の外径によって
限られてしまっている。つまり、新たなセンサを炉心5
内に挿入するには、既存のLPRM検出器1およびTI
Pチューブ3を小型化または削減するか、LPRMスト
リング2の外径を燃料設計で許される範囲で大型化する
などする必要がある。
【0009】新たなセンサを炉心5内に挿入することに
より炉内のプロセス量を評価する試みとしては、強度比
である中性子束/ガンマ線束の比の計測に関しては、文
献1:Lionel Banda,"A VOID DETECTION SYSTEM FOR BW
RS",Conference record of the 1992 IEEE Nuclear Sci
ence Symposium and medical Imaging conference で、
冷却材でのボイド分布計測、文献2:E.B.J.Kleiss
他、"Experience with Incore and Gamma detectors fo
r BWR coolant velocity measurements",Progressin Nu
clear Energy 1985,Vol.15,pp.735-743, では、信号の
相関処理により径方向の流速分布の計測が上げられてい
る。また、温度計を炉内に挿入することでは、事故時の
残留熱の直接測定が可能となる。その他、材料の腐食環
境をモニタするために、材料の腐食電位、腐食割合を測
定する腐食電位センサ、亀裂進展センサ等も炉内に挿入
する場合があるが、文献3:W.W.Phelan,"In-core BWR
Measurements:Present and Future",Nuclear Europe 0-
10/1989 では、これらを挿入するために、LPRMスト
リングを改良している。つまり、LPRMストリング内
にこれらセンサのスペースを確保できれば、前記の炉内
監視機能を実現することが可能となるが、現状ではスペ
ースが確保できない。本発明は、上述した事情を考慮し
てなされたもので、従来の機能を少ない炉内センサで実
現のすることが可能な原子炉内出力監視装置提供するこ
とを目的とする。また、少ないセンサで従来の機能をカ
バーするとともに、新たな炉内監視を可能とする原子炉
内出力監視装置を提供することを目的とする。これらの
原子炉内出力監視装置によれば、炉内センサの削減、炉
内センサの交換頻度の低減を可能とし、さらに新たな監
視機能を追加することで、さらに安全な原子炉を実現す
ることが可能となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の請求項1に係る原子炉内出力監視装置は、原子炉
の局所出力を監視する局所監視用センサと原子炉の軸方
向出力分布を計測する分布計測用センサを格納した複数
の第1のLPRMストリングと、局所出力を監視する局
所監視用センサのみを格納した複数の第2のLPRMス
トリングと、前記複数の第1のLPRMストリング内の
分布計測用センサの出力とその他の原子炉プロセス量の
計測値から炉内の出力分布を計算する出力分布評価手段
と、この出力分布評価手段により評価された出力分布を
用いて前記第1および第2のLPRMストリング内の局
所監視用センサの出力を補正または異常を検出する出力
補正手段を有する。
【0011】このような構成においては、第1のLPR
Mストリング内の分布計測用センサにより炉内の軸方向
出力分布を計測し、その出力を出力分布評価手段に入力
する。出力分布評価手段では、炉内の軸方向出力分布と
その他の原子炉プロセス量から3次元シミュレーション
により分布計測用センサを有する第1のLPRMストリ
ングと、分布計測センサを含まない第2のLPRMスト
リング内のLPRM検出器位置での出力分布を予測す
る。この予測された出力分布より第1のLPRMストリ
ング内の局所監視用センサおよび第2のLPRMストリ
ング内の局所監視用センサの各位置での中性子束( 原子
炉出力) と実際の局所監視用センサの出力を用いて、そ
れらの感度を出力補正手段により補正する。第1のLP
RMストリングの数は、その内部の分布計測用センサの
計測精度と前記の出力分評価装置内の3次元炉心シミュ
レーションの精度によって決定される。一方、原子炉出
力の監視性能から必要とされる局所監視用センサの個数
は、第2のLPRMストリングを挿入することで別途評
価し、これを挿入することによりトリップ応答等を局所
監視性能を実現する。
【0012】これらにより、各局所監視用センサの補正
を出力分布評価手段内の3次元シミュレーションによる
出力分布計算を介して実施することにより、局所監視用
センサの近傍に分布計測用センサが無くとも、局所監視
用センサの校正が可能となり、分布計測用センサの個数
を削減できる。つまり、出力分布評価手段の予測精度に
より第1のLPRMストリングの個数を決定できるた
め、分布計測用センサのセンサ個数を最適化できる。ま
た、局所監視用センサの個数も、第2のLPRMストリ
ングを設けることで最適化することが可能となり、全体
のセンサ数を削減できる。また、出力補正手段では、局
所監視用センサの出力を補正するとともに、補正値が予
測値より異常に離れていた場合には、その異常を検出
し、異常原因を調査するように指示を外部に発する。
【0013】また、請求項2に記載された原子炉内出力
監視装置は、請求項1記載の原子炉内出力監視装置にお
いて、炉内で隣接するLPRMストリングが同じ種類と
ならないように第1のLPRMストリングと第2のLP
RMストリングを炉心内で格子状に交互に配置し、各々
の個数を1対1の割合としたものである。
【0014】このような構成においては、交互に配置す
ることにより、第2のLPRMストリングの局所出力監
視センサの校正を隣接する第1のLPRMストリング内
の分布計測センサを用い校正できる。また、ぞれぞれの
ストリングを炉心内に均等に配置することが可能とな
り、出力分布評価手段の測定精度を最適化できる。
【0015】請求項3に記載された原子炉内出力監視装
置は、請求項1に記載された原子炉内出力監視装置にお
いて、第1のLPRMストリングと第2のLPRMスト
リングを、炉心径方向断面の中心に対して点対称の位置
に配置することを特徴とするものである。
【0016】このような構成においては、原子炉の出力
がほぼ対称な出力分布になるように運転されるため、第
2のLPRMストリングの局所出力監視センサの校正
を、点対称の位置にある第1のLPRMストリング内の
分布計測センサを用い行うことが可能となる。
【0017】請求項4に記載された原子炉内出力監視装
置は、原子炉の局所出力を監視する局所監視用センサお
よび原子炉軸方向の出力分布を計測する分布計測用セン
サを格納した複数の第1のLPRMストリングと、局所
出力を監視する局所監視用センサとこの局所監視用セン
サとは異なる炉内情報を計測する炉内情報監視手段を格
納した複数の第2のLPRMストリングと、前記複数の
第1のLPRMストリング内の分布計測用センサの出力
とその他の原子炉プロセス量の計測値から炉内の出力分
布を計算する出力分布評価手段と、この出力分布評価手
段により評価された出力分布を前記分布計測用センサに
より評価された出力分布を用い、第1および第2のLP
RMストリング内の局所監視用センサの出力を補正する
とともに異常を検出する第1の出力補正手段と、前記の
第2のLPRMストリング内の炉内情報監視手段と局所
監視用センサの出力を用い第1および第2のLPRMス
トリング内の局所監視用センサの出力を補正する第2の
出力補正手段を有するものである。
【0018】このような構成においては、第1のLPR
Mストリング内の分布計測用センサの出力を用い、出力
分布評価手段により原子炉内の出力分布を予測し、その
値を用いて第1および第2のLPRMストリング内の局
所監視用センサの出力を第1の出力補正手段により補正
する。一方、第2のLPRMストリング内にある局所監
視用センサとは異なる炉内情報を計測する炉内情報監視
手段の信号と局所出力監視センサの出力を第2の出力補
正手段に入力し、この出力補正手段ではこれらの信号か
ら炉内のボイド率、流量、ガンマ線束等を評価し、第1
および第2の局所監視用センサの信号を補正するととも
に、それらの情報を他のプラント制御装置に伝達する。
これにより、炉内のプロセス量を直接測定し、これらの
プロセス量を用いて局所出力を補正することにより、さ
らに精度の高い監視が可能となる。また、第2のLPR
Mストリングは、局所監視用センサのみが挿入されてい
る構造のため、通常の第1のLPRMストリングで分布
計測センサが挿入されている位置にプロセス量を測定す
るセンサを簡単に挿入可能となり、直接炉内のプロセス
量、たとえば、温度、流量、流速、ボイド率、腐食電位
等を計測することが可能となる。
【0019】請求項5に係る原子炉内出力監視装置は、
原子炉の局所出力を監視する局所監視用センサおよび原
子炉軸方向の出力分布を計測する分布計測用センサを内
部に固定して格納した複数のLPRMストリングと、前
記分布計測用センサからの出力を原子炉運転中連続して
監視しその他の原子炉プロセス量の計測値を用いて炉内
の出力分布の積分値の分布を評価する積分出力評価手段
と、前記積分出力評価手段によって評価された積分出力
分布を用いて前記LPRMストリング中の局所監視用セ
ンサの出力を補正または異常を検出する出力補正手段と
を有するものである。
【0020】このような構成においては、分布計測用セ
ンサをLPRMストリング内に固定とすることで、この
値を連続して出力分布評価手段に入力する。出力分布評
価手段では、分布計測用センサの出力を積分処理するこ
とにより分布計測用センサ各位置での積分中性子照射量
を算出し、同一LPRMストリング内の局所監視用セン
サの積分中性子線量を評価する。この局所出力用センサ
での積算中性子照射量の評価値は、出力補正手段に入力
され、局所監視用センサの出力が補正される。これによ
り、途中の出力パターン変更、流速変更による出力レベ
ルによる変化も常に炉内固定の分布計測用センサでも監
視しているため、積分照射量を正確に評価することが可
能となる。局所監視用センサの感度は、この積分中性子
照射量によって決定されるため、従来の定期的に出力を
校正し感度を補正する手段に比べ、直接積分照射量を測
定することにより、この感度補正値の精度を向上させる
ことができる。また、出力分布の形状を連続して監視で
きるので、炉内での出力異常、または、突発的な局所監
視用センサの異常簡素ドリフト等を早期に検出できる。
【0021】請求項6に記載された原子炉内出力監視装
置は、請求項1記載の原子炉内出力監視装置において、
第1のLPRMストリングには、原子炉の局所出力を監
視する局所監視用センサおよび原子炉軸方向の出力分布
を計測する分布計測用センサが内部に固定して格納され
ており、前記分布計測用センサからの出力を原子炉運転
中連続して監視しその他の原子炉プロセス量の計測値を
用いて炉内の出力分布の積分値の分布を評価する積分出
力評価手段を有し、前記出力補正手段は前記積分出力評
価手段によって評価された積分出力分布を用いて前記第
1および第2のLPRMストリング中の局所監視用セン
サの出力を補正または異常を検出するものである。
【0022】このような構成では、第1のLPRMスト
リング内の分布計測センサは、LPRMストリング内に
固定されているため、連続して軸方向の出力分布を計測
し、それを出力分布評価手段で積分し軸方向の積分中性
子束の分布を求める。また、出力分布評価手段では、そ
の他のプロセス量値等を用い3次元シミュレーションを
行い、第2のLPRMストリングでの積算中性子束を評
価する。これら評価値は、出力補正手段で局所監視用セ
ンサの感度を補正する。これにより、請求項5と同様に
照射放射線の出力分布を連続して監視することにより、
積算照射中性子束を直接測定でき、その値を用いて第1
および第2のLPRMストリング内の局所監視用センサ
の感度校正が行われるため、校正精度が向上する。ま
た、連続して監視しているため、出力分布の変化を検出
し、原子炉の異常を早期に検出できるとともに、第1お
よび第2の局所監視用センサが故障した場合に、その異
常も早期に検出可能となる。
【0023】請求項7に記載された原子炉内出力監視装
置は、原子炉の局所出力を監視する局所監視用センサお
よび原子炉軸方向の出力分布を計測する分布計測用セン
サを内部に固定して格納した複数の第1のLPRMスト
リングと、前記分布計測用センサからの出力を原子炉運
転中連続して監視しその他の原子炉プロセス量の計測値
を用いて炉内の出力分布の積分値の分布を評価する積分
出力評価手段と、局所出力を監視する局所監視用センサ
とこの局所監視用センサとは異なる炉内情報を計測する
炉内情報監視手段を格納した複数の第2のLPRMスト
リングと、前記積分出力評価手段によって評価された積
分出力分布を用いて前記第1および第2のLPRMスト
リング中の局所監視用センサの出力を補正または異常を
検出する第1の補正手段と、前記第2のLPRMストリ
ング内の炉内情報監視手段と局所監視用センサの出力を
用いて前記第1および第2のLPRMストリング内の局
所監視用センサの出力を補正する第2の補正手段を有す
るものである。
【0024】このような構成では、請求項6と同様に局
所監視用センサの出力補正精度が向上できるとともに、
請求項4の第2のLPRMストリング内にある炉内情報
監視手段と局所監視用センサからの第2の補正手段によ
り、より精度の高い炉内の出力分布計測が可能となる。
【0025】請求項8に係る原子炉内出力監視装置は、
請求項2記載の原子炉内出力監視装置において、第1の
LPRMストリング内の局所監視用センサは熱中性子を
検出するセンサ、第2のLPRMストリング内の局所監
視用センサはガンマ線検出型センサであって、出力補正
手段は前記出力分布評価手段によって得られる出力分布
と隣接する第1および第2のLPRMストリング内の局
所監視センサの出力比から第1および第2の局所監視用
センサの出力を補正または異常を検出することを特徴と
するものである。
【0026】このような構成では、請求項第2の効果と
ともに、LPRMストリング内の熱中性子を検出するセ
ンサと第2のLPRMストリング内のガンマ線を検出す
るセンサの出力比を評価することにより、近傍のボイド
分布を評価し、出力補正手段のこのボイド率を参考に、
その他条件でも計算したボイド分布を補正し、炉内の出
力監視精度を向上できる。
【0027】請求項9に記載された原子炉内出力監視装
置は、原子炉の局所出力を監視する局所監視用センサお
よび原子炉軸方向の出力分布を計測する分布計測用セン
サを格納した複数の第1のLPRMストリングと、局所
出力を監視する局所監視用センサのみ格納した複数の第
2のLPRMストリングと、原子炉圧力容器の外部に設
置され原子炉圧力容器から漏洩する放射線を監視する外
部出力監視手段と、原子炉の制御棒の操作履歴を記録す
る制御棒操作履歴監視手段と、前記複数の第1のLPR
Mストリング内の分布計測用センサおよび外部出力監視
手段の出力とその他のプロセス計測値および制御棒操作
履歴を用いて炉内の出力分布を計算する出力分布評価手
段と、前記出力分布評価手段により評価された出力分布
を用いて第1および第2のLPRMストリング内の局所
監視用センサの出力を補正または異常を検出する出力補
正手段とを有するものである。
【0028】このような構成では、第1のLPRMスト
リング内の分布計測センサとRPV外部に漏れてくる放
射線量を監視する外部出力監視手段から出力および制御
棒履歴監視手段の出力は、出力分布評価手段に入力さ
れ、炉内の出力分布が評価される。これにより、外部出
力監視手段および制御棒操作履歴情報を用いることで、
炉内に挿入する分布計測用のTIP検出器の個数を削減
できる。
【0029】請求項10に記載された原子炉内出力監視
装置は、原子炉の局所出力を監視する局所監視用センサ
を格納した複数のLPRMストリングと、前記原子炉の
外部に設置し原子炉から漏れてくる放射線を監視する外
部出力監視手段と、前記原子炉の制御棒の操作履歴を記
録する制御棒操作履歴監視手段と、前記外部出力監視手
段の出力と前記局所監視用センサの出力履歴とその他の
プロセス計測値および制御棒操作履歴を用いて前記原子
炉内の出力分布を計算する出力分布評価手段と、この出
力分布評価手段により評価された出力分布を用いLPR
Mストリング内の局所監視用センサの出力を補正または
異常を検出する出力補正手段とを有するものである。
【0030】このような構成では、外部出力監視装置の
出力と制御棒操作履歴監視手段の出力は、出力分布評価
手段に入力され、その他のプロセス計測値を用い3次元
炉心シミュレーション計算により原子炉内の出力分布を
予測評価する。この炉内の出力分布は出力補正手段に入
力され、LPRMストリング内の局所監視用センサの出
力を補正する。これにより、炉心内に挿入する分布計測
センサを削減することができる。
【0031】請求項11に記載された原子炉内出力監視
装置は、原子炉の局所出力を監視する局所監視用センサ
およびこの局所監視用センサの感度を校正するとともに
原子炉軸方向の出力分布を計測する分布計測用センサを
格納した複数の第1のLPRMストリングと、原子炉圧
力容器の外部に設置し原子炉圧力容器から漏れてくる放
射線を監視する外部出力監視手段と、前記複数の第1の
LPRMストリング内の分布計測用センサおよび前記外
部出力監視手段の出力から前記原子炉内の流量、水位、
温度等のプロセス量を評価するプロセス量評価手段とを
有するものである。
【0032】このような構成では、LPRMストリング
内の分布計測センサの出力と、外部出力監視手段の出力
はプロセス量評価手段に入力される。プロセス量評価手
段では、これらの情報から3次元シミュレーション計算
を行い、内部の出力分布と外部への漏洩量を評価し、3
次元シュミレーションに入力する水位、流量等のプロセ
ス量の最適値を予測することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて説明する。 ( 第1の実施の形態;請求項1、2、3に対応) 図1は
本発明に係る原子炉内出力監視装置の第1の実施の形態
を示すブロック構成図である。図9、10と同一部分を
示す部分には同一符号を付し、その構成の説明は省略す
る。
【0034】圧力容器6の内部に燃料棒と制御棒から構
成されている炉心5があり、この炉心5の中に、第1の
LPRMストリング10が挿入される。第1のLPRM
ストリング10には、軸方向4カ所に局部出力監視用の
LPRM検出器11とTIPチューブ12が固定して設
置される。TIPチューブ12は、TIP検出器13が
炉心5内に挿入できるように内部が空洞になっている。
TIP検出器13はTIPチューブ12内を軸方向に移
動し、炉心5内の軸方向出力分布を計測する。計測され
た軸方向出力分布は出力分布評価手段14に入力され
る。出力分布評価手段14の評価結果は出力補正手段1
5に入力される。一方、第2のLPRMストリング16
内にはLPRM検出器17のみが挿入されており、その
出力は出力補正手段15に入力される(請求項1)。
【0035】また、本実施の形態における第1のLPR
Mストリング10と第2のLPRMストリング16の配
置は、図2の炉心断面図に示すように、第1のLPRM
ストリング10a,10bと第2のLPRMストリング
16a,16bの割合が1:1で、第1と第2のLPR
Mストリングが交互に配置されるようになっている(請
求項2)。また、図2は第1、第2のLPRMストリン
グが各々2個記載されているので、交互に配置されたも
のが、点対称に配置されたとも言えるが、このような配
置のみならず、第1と第2のLPRMストリング10
a,10b,16a,16bが炉心5中心に対して点対
称の位置に配置されるようにしてもよい(請求項3)。
【0036】( 第1の実施の形態の作用)次に、本実施
の形態の作用について説明する。このような構成におい
て、出力分布評価手段14では、第1のLPRMストリ
ングが挿入された複数の径方向位置での複数の炉内の中
性子またはガンマ線束の炉心軸方向分布と、その他の水
位、温度、炉心流量等の炉心のプロセス量から炉内の出
力分布を評価する。図3に出力評価手段14での評価フ
ローを示す。本実施の形態の出力分布評価手段14で
は、第1のLPRMストリング10内のTIP検出器1
3により得られた軸方向分布を用いて、3次元で全炉心
の出力分布を計算する全炉心出力分布計算を実施し、全
炉心での出力分布たとえば中性子束分布を計算する。そ
の結果を用いて、第1、第2のLPRMストリング1
0,16内のLPRM検出器11a 〜11d,17a 〜17d 位置
での中性子束値( または推定LPRM検出器出力値)
を、燃料バンドル内での補正を加えて求める。3次元炉
心シミュレーションの技術を用いた本手法を用いること
により、第1のLPRMストリングを従来の配置より少
なくしても、従来の同一ストリング内のTIP検出器と
の比較による校正精度と同等の精度で校正できる。従っ
て従来よりLPRMストリング内のTIP検出器13を
削減することが可能となる。このように各LPRM検出
器位置での予測出力分布は、出力補正手段15に入力さ
れ、第1のLPRMストリング10内のLPRM検出器
11a 〜11d の出力を補正し、各LPRM検出器11a 〜11
d の出力を正しい原子炉出力に変換し、原子炉出力制御
装置(図示せず)および原子炉のトリップ信号に用い
る。
【0037】一方、制御棒落下事象等高速の事象に対し
ては高速の応答が必要とされるので、センサの故障時の
バイパス余裕も考慮するとその制御棒周辺のLPRM検
出器を挿入することが必要とされ、従来と同じ割合でL
PRM検出器11が必要となる。
【0038】そこで、本実施の形態では、第2のLPR
Mストリング16を提供する。第2のLPRMストリン
グ16は、4つのLPRM検出器17a 〜17d を有
し、TIPチューブ12およびTIP検出器13は設置
しない簡単な構造となっている。この第2のLPRMス
トリング16内のLPRM検出器17はTIPチューブ
がないため直接出力をTIP検出器と比較することで感
度を校正できないが、出力分布評価手段14にて第2の
LPRMストリング16位置での中性子束またはガンマ
線束を予測計算し、その値を用いて出力補正手段15に
て、第2のLPRMストリング16内のLPRM検出器
17の出力を補正することができる。
【0039】第1のLPRMストリング10と第2のL
PRMストリング16の個数割合を1:1にし、隣合う
LPRMストリングが異なる種類とすることで、炉心内
に分布計測センサを均等に配置でき、また、隣合うLP
RMストリングを直接比較できる。また、従来に比べ分
布計測センサ数が1/2となり、特にこの配置では原子
炉の出力予測精度が低下しないことがわれわれの検討で
わかっている。
【0040】炉心中央に対して180度対称な位置に第
1と第2LPRMストリングを配置することによれば、
通常の原子炉は出力分布が対称になるように運転される
ため、この対称な位置の第1のLPRMストリング10
のTIP検出器13の出力を用いて、第2のLPRMス
トリング16のLPRM検出器17の校正も可能とな
る。
【0041】以上、本実施例によれば、第1のLPRM
ストリング10と第2のLPRMストリング16の2種
類のLPRMストリングを原子炉出力分布予測精度およ
び安全系に必要とされる時間応答に満たすようにぞれぞ
れ適切に配置することにより、監視性能を下げることな
く、分布計測用のセンサの数を減らすことが可能とな
る。
【0042】( 第2の実施の形態;請求項4に対応)図
4は本発明に係る原子炉内出力監視装置の第2の実施の
形態を示すブロック構成図である。
【0043】第1のLPRMストリング10は第1の実
施の形態に係る原子炉内出力監視装置と同一である。第
2の実施の形態では、第2のLPRMストリング16内
に炉内の異なる情報を計測するセンサとして、ガンマ線
検出器18を挿入した場合について示す。異なる情報を
計測するセンサは、このガンマ線検出器18の他、熱電
対等の温度センサ、周辺の腐食電位を測定する腐食電位
センサ、ストリング内の流量、流速を測定するセンサ、
超音波発振等により周囲の振動、ボイド率を測定するセ
ンサまたは高速中性子を検出するセンサなど異なる炉内
情報を測定できるものであればよい。第2のLPRMス
トリング16内は、第1のLPRMストリング10に比
べTIPチューブ12がない分、これらのプロセスセン
サを容易に挿入可能となっている。第1のLPRMスト
リング10内のTIP検出器13を用いて測定された、
第1のLPRMストリング10設置位置での軸方向出力
分布は、他のプロセス量測定値と同様に出力分布評価手
段14に入力される。この出力分布評価装置14の出力
は、第1の出力補正手段19に入力される。第1のLP
RMストリング10内のLPRM検出器11および第2
のLPRMストリング16内のLPRM検出器17およ
びガンマ線検出器18の出力は、第1の出力補正手段1
9に入力される。第2のLPRMストリング16内のL
PRM検出器17とガンマ線検出器18の出力は第1の
出力補正手段に入力された後、プロセス量評価手段20
に入力される。そのプロセス量評価手段20の出力は、
その他の原子炉の制御装置に出力されるとともに、第2
の出力補正手段21に入力される。
【0044】( 第2の実施の形態の作用)このような構
成においては、第1の実施の形態と同様に第2のLPR
Mストリング16内のLPRM検出器17は、出力分布
評価手段14によって評価された炉内の出力分布から第
1の出力補正手段19によって補正される。また、第2
のLPRMストリング16に挿入されたガンマ線検出器
18の出力も、照射中性子束によって感度低下を起こす
場合には、同様に第1の出力補正手段19でその出力を
補正する。このようにすることにより、第2のLPRM
ストリング16内では、LPRM検出器17で測定され
た中性子およびガンマ線検出器18で測定されたガンマ
線量をほぼ同じ場所で測定することができる。
【0045】これらの比率は、プロセス計測センサの種
類によって異なる情報であるが、たとえば本実施の形態
のガンマ線検出器の場合は、熱中性子束との比率が周囲
のボイド率、または、燃料の燃焼度に依存するため、こ
れらを測定することで、ボイド率および燃料の燃焼度に
関する情報を抽出できる。この情報は、出力分布評価手
段14での炉心性能計算に入力され、さらに精度の高い
シミュレーションを行えるようにするとともに、第1お
よび第2のLPRM検出器10,16の出力に対して、
第2の出力補正手段21によって補正を行う。
【0046】( 第2の実施の形態の効果)本実施例の形
態では、このように第2のLPRMストリングに異なる
炉内情報を抽出できるセンサを容易に設置でき、また、
この値を炉心性能計算へフィードバックさせることで、
さらに精度の高いシミュレーションができ、炉心出力の
監視精度を向上できる。また、本構成では炉内の温度等
のプロセス量が直接測定できるようになるので、原子炉
自体の運転・制御の信頼性を向上させることができる。
【0047】( 第3の実施の形態;請求項5、6、7に
対応)図5は本発明に係る原子炉内出力監視装置の第3
の実施の形態を示すブロック構成図である。
【0048】LPRMストリング22内には、固定して
設置される4個のLPRM検出器11a〜11dと、同
じように固定して設置される分布計測用センサ・ガンマ
サーモメータ23が挿入される。分布計測用センサとし
ては、ガンマサーモメータ23の他に、感度劣化がない
ガンマ線検出器、または、その他の感度校正ができ、多
数の測定点での放射線レベルの測定ができるものであれ
ばよい。ただし、本実施形態では、ガンマサーモメータ
23のガンマ線応答が、安全系のトリップ応答に比べ非
常に遅いので安全系用には使用できないため、応答の早
いLPRM検出器11a〜11dを4個挿入する。ガン
マサーモメータ23の出力は、ガンマサーモメータ23
自体が校正を行う以外は連続して炉内の出力分布を監視
し、その出力は積分中性子束評価装置24に入力され
る。この積分中性子束評価装置24は、その計算結果を
出力補正手段15に出力する(請求項5)。また、本実
施の形態における固定式分布計測センサ・ガンマサーモ
メータは、前述の第1の実施の形態における第1のLP
RMストリング10の分布計測用センサとしてのTIP
検出器13の代りに用いることもできる(請求項6)。
その場合には、図1における出力分布評価手段14に替
えて図5に示される本実施の形態の積分中性子束分布評
価手段24が配置されることになる。
【0049】さらに、本実施の形態における固定式分布
計測センサ・ガンマサーモメータは、前述の第2の実施
の形態の第1のLPRMストリング10の分布計測用セ
ンサとしてのTIP検出器13の代りに用いてもよい
(請求項7)。この場合には、図4における出力分布評
価手段14に替えて図5に示される積分中性子束分布評
価手段24が配置されることになる。これらの場合に
は、その出力は積分中性子束分布評価手段24で連続監
視され、積分値として出力分布が評価されることにな
る。
【0050】( 第3の実施の形態の作用)このような構
成においては、連続して炉内のガンマ線束を監視するこ
とにより、その積分照射量を測定値を積分することで得
られる。本実施の形態では、積分中性子束分布評価手段
24において、炉心性能計算を実施し、ガンマサーモメ
ータ23の出力を積分した積分ガンマ線束から積分中性
子束に換算し、その換算値を出力補正手段15に入力す
る。出力補正手段15では、この積分中性子照射量に基
づき、LPRM検出器の感度劣化を順次補正する。図6
に本実施の形態の校正フローを示す。従来はTIP検出
器の出力を燃料チャンネル内の位置による誤差を補正す
る補正計算を行なった後、LPRM検出位置での中性子
束を求めLPRM検出値の予測出力値を求めていたが、
本実施の形態では、LPRM検出器位置とガンマ線セン
サ位置での中性子束の比率とともに、その中性子束を時
間積分した値を常に計算して補正に用いる。つまり、L
PRM検出器11の感度は、LPRM検出器11に照射
される中性子束の積算量によって変化するため、その積
算中性子束を計測することによって、LPRM検出器1
1の感度を精度よく推定できる。本実施の形態では、積
分中性子束分布評価装置24にて、このような積分値を
計算し、従来の中性子束による感度補正ともに積分値に
よる推定感度( つまりLPRM検出器の出力) を評価
し、2つの推定値から最も妥当なものを補正係数として
出力する機能を持っている。
【0051】また、第1の実施の形態および第2の実施
の形態における第1のLPRMストリング10のLPR
M検出器11の代りに用いる場合には、図1および図4
に示された出力分布評価装置14で、第2のLPRMス
トリングでの積分中性子束を評価する。
【0052】( 第3の実施の形態の効果)本実施の形態
では、炉内の出力分布を連続して監視できるため、積分
の中性子照射量をガンマサーモメータの出力を積分する
ことによって測定できる。それにより、原子炉運転途中
の出力パターン変更や、出力密度の変更などが生じた場
合も、積分値を常に監視することにより、それらの影響
を常に考慮した校正が可能となる。また、常に出力分布
を連続監視することにより、LPRM検出器の異常も早
期に検出可能となる。
【0053】( 第4の実施の形態;請求項8に対応)図
7は本発明に係る原子炉内出力監視装置の第4の実施の
形態を示すブロック構成図である。
【0054】第1の実施形態の第2のLPRMストリン
グ16内の局所監視用センサとしてのLPRM検出器1
7の代りにガンマ線検出器25を用いた構成となってい
る。そして、出力補正手段15で補正した結果を用い
て、中性子/ガンマ比評価装置26において中性子束/
ガンマ線束比を評価する。
【0055】( 第4の実施の形態の作用)このような構
成によれば、中性子束/ガンマ線束比はこのストリング
が近接しているケースでは、そのストリング間のボイド
量に依存した値を示すので、その中性子束/ガンマ線束
比を炉心性能計算を実施している出力分布評価装置14
にフィードバックし、もっとも確からしい値に修正する
ことが可能となる。
【0056】( 第4の実施の形態の効果)以上、本実施
例によれば、従来計算のみで評価していたボイド率を、
2つのLPRMストリング間の中性子束/ガンマ線束比
から評価し、それらの収束する値を求めることで出力予
測精度を向上できる。
【0057】( 第5の実施の形態;請求項9、10、1
1に対応)図8は本発明に係る原子炉内出力監視装置の
第5の実施の形態を示すブロック構成図である。
【0058】原子炉の局所出力を監視する4つのLPR
M検出器11a〜11dおよび原子炉軸方向の出力分布
を計測するTIP検出器13を挿入するTIPチューブ
12を有する第1のLPRMストリング10と、局部出
力を監視するLPRM検出器17を格納する第2のLP
RMストリング16と、制御棒29が、圧力容器6内の
炉心5に挿入されている。第1および第2のLPRMス
トリング10,16中のLPRM検出器11,17の出
力は、それぞれ出力補正手段15に入力される。TIP
検出器13により測定された第1のLPRMストリング
10位置での軸方向出力分布は、出力分布評価手段14
に入力される。同様に、制御棒29の操作履歴も制御棒
履歴監視手段30によって記録され、その記録は出力評
価手段14に入力される。一方、圧力容器6の外側に
は、炉心から漏れてくるガンマ線を検出する外部ガンマ
線検出器27a,27b,27cを設置し、その出力は
外部線量分布評価手段28に入力され、その評価結果
は、出力分布評価手段14に入力される。出力分布評価
手段14はの出力は、LPRM検出器の出力を補正する
出力補正手段15に入力される。
【0059】( 第5の実施の形態の作用)次に、本実施
の形態の作用について説明する。上述のような構成の本
実施の形態において、第1のLPRMストリング11内
のLPRM検出器11とRPV外部に漏れてくる放射線
量を監視する外部ガンマ線検出器27a,27b,27
cの出力および制御棒履歴監視手段30の出力は、出力
分布評価手段14に入力され、炉内の出力分布をこれら
の情報と、その他のプラントプロセス計測量から3次元
炉心シミュレーションによって計算予測される。この出
力分布を用いて、出力補正手段15で、第1および第2
のLPRMストリング10,16内に配置したLPRM
検出器11,17の感度を補正することが可能となる。
第1のLPRMストリング10内のTIP検出器13に
より炉内でも出力分布を計測することもできるが、炉内
での出力分布計測は行わず、制御棒履歴と、外部に漏れ
出る放射線強度から3次元シミュレーションにより炉内
の出力分布を予測することもできる。また、逆にこれら
の炉内の放射線分布をシミュレーションすることによ
り、炉内の水位および流量などのプロセス量を評価する
ことも可能である。
【0060】( 第5の実施の形態の効果)以上、本実施
の形態によれば、RPV外部での漏洩ガンマ線を計測す
ることにより、炉内での分布計測用のTIP検出器を削
減することが可能となる。また、水位等のプロセス量に
よりRPV外部に漏洩する放射線強度が変化することを
検出することで、プロセス量を推定することができ、炉
内の情報を異なった手段で監視し、全体の監視性能を向
上させることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る原子炉
内出力監視装置においては、局所監視用センサと分布計
測用センサを異なる容器に格納することにより、それぞ
れの個数を最適化し、その結果、炉心監視性能を低下さ
せずに炉内に挿入するセンサを低減することができる。
それにより、貫通部の削減とともに、信号ケーブル数を
減らすことができ、RPV下部の配線ルートを簡略化す
ることが可能となる。また、炉内へ挿入するセンサを削
減することにより、新たな炉内情報を計測するセンサを
挿入できるようになり、原子炉全体の監視性能を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の原子炉内出力監視
装置のシステム構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の炉心径方向の配置
図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の出力分布評価手段
の手順フロー図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の原子炉内出力監視
装置のシステム構成図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の原子炉内出力監視
装置のシステム構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の積分中性子束分布
評価手段の手順フロー図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の原子炉内出力監視
装置のシステム構成図。
【図8】本発明の第5の実施の形態の原子炉内出力監視
装置のシステム構成図。
【図9】従来の原子炉内出力監視装置の一例のシステム
構成図。
【図10】従来の原子炉内出力監視装置の一例の炉内径
方向配置図。
【図11】従来の出力分布評価手段の手順フロー図。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d…LPRM検出器 2…LPRMストリング 3…TIPチューブ 4…TIP検出器 5…炉心 6…圧力容器 7…燃料チャンネル 8…中性子検出器 10,10a,10b…第1のLPRMストリング 11,11a,11b,11c,11d…LPRM検出
器 12…TIPチューブ 13…TIP検出器 14…出力分布評価手段 15…出力補正手段 16,16a,16b…第2のLPRMストリング 17,17a,17b,17c,17d…LPRM検出
器 18…ガンマ線検出器 19…圧力評価装置 20…プロセス量評価装置 21…第2の出力補
正手段 22…LPRMストリング 23…ガンマサーモ
メータ 24…積分中性子束評価手段 25…ガンマ線検出
器 26…中性子/ガンマ線評価手段 27a,27b,27c…外部ガンマ線検出器 28…外部線量分布評価装置 29…制御棒 30…制御棒履歴監視手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉の局所出力を監視する局所監視用
    センサと原子炉の軸方向出力分布を計測する分布計測用
    センサを格納した複数の第1のLPRMストリングと、
    局所出力を監視する局所監視用センサのみを格納した複
    数の第2のLPRMストリングと、前記複数の第1のL
    PRMストリング内の分布計測用センサの出力とその他
    の原子炉プロセス量の計測値から炉内の出力分布を計算
    する出力分布評価手段と、この出力分布評価手段により
    評価された出力分布を用いて前記第1および第2のLP
    RMストリング内の局所監視用センサの出力を補正また
    は異常を検出する出力補正手段とを有することを特徴と
    する原子炉内出力監視装置。
  2. 【請求項2】 前記炉内で隣接するLPRMストリング
    が同じ種類とならないように第1のLPRMストリング
    と第2のLPRMストリングを炉心内で格子状に交互に
    配置し、各々の個数を1対1の割合としたことを特徴と
    する請求項1記載の原子炉内出力監視装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のLPRMストリングと第2の
    LPRMストリングを、炉心径方向断面の中心に対して
    点対称の位置に配置することを特徴とする請求項1記載
    の原子炉内出力監視装置。
  4. 【請求項4】 原子炉の局所出力を監視する局所監視用
    センサおよび原子炉軸方向の出力分布を計測する分布計
    測用センサを格納した複数の第1のLPRMストリング
    と、局所出力を監視する局所監視用センサとこの局所監
    視用センサとは異なる炉内情報を計測する炉内情報監視
    手段を格納した複数の第2のLPRMストリングと、前
    記複数の第1のLPRMストリング内の分布計測用セン
    サの出力とその他の原子炉プロセス量の計測値から炉内
    の出力分布を計算する出力分布評価手段と、この出力分
    布評価手段により評価された出力分布を前記分布計測用
    センサにより評価された出力分布を用い、第1および第
    2のLPRMストリング内の局所監視用センサの出力を
    補正するとともに異常を検出する第1の出力補正手段
    と、前記第2のLPRMストリング内の炉内情報監視手
    段と局所監視用センサの出力を用い第1および第2のL
    PRMストリング内の局所監視用センサの出力を補正す
    る第2の出力補正手段とを有することを特徴とする原子
    炉内出力監視装置。
  5. 【請求項5】 原子炉の局所出力を監視する局所監視用
    センサおよび原子炉軸方向の出力分布を計測する分布計
    測用センサを内部に固定して格納した複数のLPRMス
    トリングと、前記分布計測用センサからの出力を原子炉
    運転中連続して監視しその他の原子炉プロセス量の計測
    値を用いて炉内の出力分布の積分値の分布を評価する積
    分出力評価手段と、前記積分出力評価手段によって評価
    された積分出力分布を用いて前記LPRMストリング中
    の局所監視用センサの出力を補正または異常を検出する
    出力補正手段とを有することを特徴とする原子炉内出力
    監視装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のLPRMストリングには、原
    子炉の局所出力を監視する局所監視用センサおよび原子
    炉軸方向の出力分布を計測する分布計測用センサが内部
    に固定して格納されており、前記分布計測用センサから
    の出力を原子炉運転中連続して監視しその他の原子炉プ
    ロセス量の計測値を用いて炉内の出力分布の積分値の分
    布を評価する積分出力評価手段を有し、前記出力補正手
    段は前記積分出力評価手段によって評価された積分出力
    分布を用いて前記第1および第2のLPRMストリング
    中の局所監視用センサの出力を補正または異常を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の原子炉内出力監視装
    置。
  7. 【請求項7】 原子炉の局所出力を監視する局所監視用
    センサおよび原子炉軸方向の出力分布を計測する分布計
    測用センサを内部に固定して格納した複数の第1のLP
    RMストリングと、前記分布計測用センサからの出力を
    原子炉運転中連続して監視しその他の原子炉プロセス量
    の計測値を用いて炉内の出力分布の積分値の分布を評価
    する積分出力評価手段と、局所出力を監視する局所監視
    用センサとこの局所監視用センサとは異なる炉内情報を
    計測する炉内情報監視手段を格納した複数の第2のLP
    RMストリングと、前記積分出力評価手段によって評価
    された積分出力分布を用いて前記第1および第2のLP
    RMストリング中の局所監視用センサの出力を補正また
    は異常を検出する第1の補正手段と、前記第2のLPR
    Mストリング内の炉内情報監視手段と局所監視用センサ
    の出力を用いて前記第1および第2のLPRMストリン
    グ内の局所監視用センサの出力を補正する第2の補正手
    段とを有することを特徴とする原子炉内出力監視装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のLPRMストリング内の局所
    監視用センサは熱中性子を検出するセンサ、第2のLP
    RMストリング内の局所監視用センサはガンマ線検出型
    センサであって、前記出力補正手段は前記出力分布評価
    手段によって得られる出力分布と前記隣接する第1およ
    び第2のLPRMストリング内の局所監視センサの出力
    比から第1および第2の局所監視用センサの出力を補正
    または異常を検出することを特徴とする請求項2記載の
    原子炉内出力監視装置。
  9. 【請求項9】 原子炉の局所出力を監視する局所監視用
    センサおよび原子炉軸方向の出力分布を計測する分布計
    測用センサを格納した複数の第1のLPRMストリング
    と、局所出力を監視する局所監視用センサのみ格納した
    複数の第2のLPRMストリングと、原子炉圧力容器の
    外部に設置され原子炉圧力容器から漏洩する放射線を監
    視する外部出力監視手段と、原子炉の制御棒の操作履歴
    を記録する制御棒操作履歴監視手段と、前記複数の第1
    のLPRMストリング内の分布計測用センサおよび外部
    出力監視手段の出力とその他のプロセス計測値および制
    御棒操作履歴を用いて炉内の出力分布を計算する出力分
    布評価手段と、前記出力分布評価手段により評価された
    出力分布を用いて第1および第2のLPRMストリング
    内の局所監視用センサの出力を補正または異常を検出す
    る出力補正手段とを有することを特徴とする原子炉内出
    力監視装置。
  10. 【請求項10】 原子炉の局所出力を監視する局所監視
    用センサを格納した複数のLPRMストリングと、前記
    原子炉の外部に設置し原子炉から漏れてくる放射線を監
    視する外部出力監視手段と、前記原子炉の制御棒の操作
    履歴を記録する制御棒操作履歴監視手段と、前記外部出
    力監視手段の出力と前記局所監視用センサの出力履歴と
    その他のプロセス計測値および制御棒操作履歴を用いて
    前記原子炉内の出力分布を計算する出力分布評価手段
    と、この出力分布評価手段により評価された出力分布を
    用いLPRMストリング内の局所監視用センサの出力を
    補正または異常を検出する出力補正手段とを有すること
    を特徴とする原子炉内出力監視装置。
  11. 【請求項11】 原子炉の局所出力を監視する局所監視
    用センサおよびこの局所監視用センサの感度を校正する
    とともに原子炉軸方向の出力分布を計測する分布計測用
    センサを格納した複数の第1のLPRMストリングと、
    原子炉圧力容器の外部に設置し原子炉圧力容器から漏れ
    てくる放射線を監視する外部出力監視手段と、前記複数
    の第1のLPRMストリング内の分布計測用センサおよ
    び前記外部出力監視手段の出力から前記原子炉内の流
    量、水位、温度等のプロセス量を評価するプロセス量評
    価手段とを有することを特徴とする原子炉内出力監視装
    置。
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