JPH11101088A - 止水リングおよびシールド機のシール方法 - Google Patents

止水リングおよびシールド機のシール方法

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JPH11101088A
JPH11101088A JP9263757A JP26375797A JPH11101088A JP H11101088 A JPH11101088 A JP H11101088A JP 9263757 A JP9263757 A JP 9263757A JP 26375797 A JP26375797 A JP 26375797A JP H11101088 A JPH11101088 A JP H11101088A
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JP
Japan
Prior art keywords
shield machine
water
stop ring
ring
water stop
Prior art date
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Pending
Application number
JP9263757A
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English (en)
Inventor
Akiro Ueda
昭郎 上田
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Filing date
Publication date
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シ−ルド機の掘削開始時における止水を行う
止水用のリングおよびシ−ルド機のシ−ル方法を提供す
ることにある。 【解決手段】 セグメント15の外周を密着して移動
し、外径がシ−ルド機5の外径より大きいかほぼ等しい
止水リング17をセグメント15の外周に取り付け、シ
−ルド機5が前進して坑口に設けられたゴムパッキン1
1がシ−ルド機5から離れる直前に止水リング17を前
進させてゴムパッキン11を止水リング17に接触させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシ−ルド機で掘削を
行う際に用いられる止水リングおよびシ−ルド機のシ−
ル方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は立坑からシ−ルドシ機を発進さ
せる際の説明図である。図14において101は地山1
03は立坑、105はシ−ルド機であり、立坑103に
坑口コンクリ−ト107が設けられ、坑口コンクリ−ト
107にゴムパッキン111が設けられている。115
はセグメントである。
【0003】シ−ルド機105で掘削を行う際、発進時
のシ−ルド機105と坑口との間の止水は、坑口に設け
られたゴムパッキン111をシ−ルド機105の外周面
に密着させることによって行っており、さらにシ−ルド
機105が前進したときにはゴムパッキン111がシ−
ルド機105からセグメント115に移り、セグメント
115の外周面に密着することによって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法ではシ−ルド機105が前進して、坑口に設け
られたゴムパッキン111がシ−ルド機105の外周面
からセグメント115の外周面に乗り移る際に、シ−ル
ド機105とセグメント115の段差部分120でゴム
パッキン111がシ−ルド機105にもセグメント11
5にも接触していない状態が発生するので、この段差部
分120から地山101側の地下水が立坑103側へ流
出しやすくなり止水が不完全である。
【0005】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、シ−ルド機の掘削
開始時における止水を行う止水用のリングおよびシ−ル
ド機のシ−ル方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、第1の発明は、シ−ルド機で掘削を行う際に用い
られる止水リングであって、セグメント上を密着して移
動し、外径がシ−ルド機の外径より大きいかほぼ等しい
ことを特徴とする止水リングである。
【0007】また第2の発明は、坑口に設けられたパッ
キンでシ−ルド機と坑口との間を止水しつつシ−ルド機
で掘進を行う行程と、前記シ−ルド機が前進して、前記
シ−ルド機が前記パッキンと非接触になる直前に後方の
セグメントの周囲に設けられた請求項1記載の止水リン
グを前進させ、この止水リングと前記パッキンとを接触
させて止水を行う行程と、を具備することを特徴とする
シ−ルド機のシ−ル方である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0009】図1は立坑3の中にシ−ルド機5が設置さ
れた状態を示す。このシ−ルド機5は立坑3の壁面に向
かって前進氏、地山1の掘削を開始する。図2〜図7は
本発明に係る止水リングおよびこれを適用してシ−ルド
機5で地山1の掘削を開始する際の説明図である。
【0010】図2はシ−ルド機5が掘削を始める直前の
状態を示す。このシ−ルド機5は円筒径であり、このシ
−ルド機5の前面に設けられたカッタによって地山1を
円形に掘削しながら前進する。シ−ルド機5の発進直前
において立坑3の壁面には予めシ−ルド機5よりも若干
大きめの径を有する円形の坑口が形成されている。
【0011】そしてこの坑口の周縁に坑口コンクリ−ト
7が設けられ、この坑口コンクリ−ト7に環状にゴムパ
ッキン11が設けられている。このゴムパッキン11は
押さえ金9によって坑口コンクリ−ト7に取り付けられ
ていて、シ−ルド機5が前進するにしたがって端部分が
シ−ルド機5に坑口内側方向へ押され、ヒンジ部19か
ら水平方向に折曲がるようになっている。
【0012】シ−ルド機5の後部にはシ−ルド機5の内
径より若干小さい径を有する円筒形のセグメント15が
形成される。このセグメント15はシ−ルド機5が前進
して地山1を掘削した後に順次増設されていく。なお、
このセグメント15の外周面とシ−ルド機5の内周面と
の隙間から土砂や水がシ−ルド機5の内部に入らないよ
うに、シ−ルド機5の後端にはテ−ルシ−ル13が設け
られていて、セグメント15とシ−ルド機5との間をシ
−ルする。
【0013】そして、図3に示すような止水リング17
がセグメント15に設けられる。この止水リング17は
円環状であって、その外径R1はシ−ルド機5の外径に
ほぼ等しい。止水リング17の内径R2はセグメント1
5の外周の径にほぼ等しく形成され、この止水リング1
7がセグメント15の外周に密着して取り付けられるよ
うになっている。
【0014】また、この止水リング17は土砂や水の圧
力に耐え得るに充分な素材で形成差れるとともに充分な
厚みを有する。そして、この止水リング17はセグメン
ト15に前後方向に移動自在に取り付けられる。
【0015】図4はシ−ルド機5が図2の状態よりさら
に前進した状態を示して居る。シ−ルド機5の前面が地
山1に接し、地山1の掘削を始めた状態である。このと
きゴムパッキン11はヒンジ分19より折曲がりシ−ル
ド機5の外周面上に密着されている。この状態でゴムパ
ッキン11がシ−ルド機5と坑口との隙間を塞ぎ、地山
1側から立坑3側への地下水の流出を防ぐ。
【0016】図5は図4の状態からさらにシ−ルド機5
が前進した状態を示している。ゴムパッキン11はシ−
ルド機5を離れてセグメント15に乗り移る直前であ
る。子の瞬間に止水リング17を前進させてシ−ルド機
5の後端部間で持って行き、ゴムパッキン11が止水リ
ング17の外周面とシ−ルド機5の外周面に同時に密着
しているような状態にする。
【0017】そして、このままシ−ルド機5が前進して
ゴムパッキン11は図6に示すように完全に止水リング
17に乗り移る。乗り移る際、シ−ルド機5とセグメン
ト15側との間には段差による隙間が生じることがない
ので、この部分からの出水がない。
【0018】図6はゴムパッキン11近辺の一部断面拡
大図であり、止水リング17には、セグメント15に接
する内側にリング状のパッキン(Oリング)21が2つ
並列に嵌着されている。このリング状のパッキン21に
より止水リング17がより強固にセグメント15に密着
されて、止水リング17とセグメント15の外周面との
接触部分からの漏水が防がれる。
【0019】図7は図5よりシ−ルド機5が前進して、
シ−ルド機5全体が坑口より奥へ入り、さらにセグメン
ト15が増設された状態を示す。止水リング17は図6
のときと同位置にあって、これにゴムパッキン11が密
着されている。従って地山1側から立坑3側への地下水
の流出が防がれる。
【0020】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明の止水リングは円環状に限らず、適用
するシ−ルド機とセグメントの形状に応じて様々な形が
考えられる。
【0021】例えば、図8、図9に示すような2連、3
連のリング状の止水リング31、32でもよいし、図1
0、11に示すように外側を円形に、内側を馬蹄形、あ
るいは矩形とした止水リング35、37でもよいし、さ
らには、図12に示すような内側が矩形で全体が楕円形
の止水リング39や図13にあるような形状の止水リン
グ41でもよい。
【0022】これらのいずれの止水リングも前期の止水
リング17と同じようにそれぞれセグメントに密着して
前後に移動自在に設けられる。そして、シ−ルド機が前
進して坑口に設けられたゴムパッキンがシ−ルド機から
離れる直前にこれらの止水リングがシ−ルド機の後端部
へ移動させられる。この後の作動は止水リング17につ
いて説明したと同様であり、止水の効果も同様である。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、シ−ルド機の掘削開始時における止水を行うこと
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】立坑3の中にシ−ルド機5が設置された状態を
示す説明図
【図2】シ−ルド機5で地山1の掘削を開始する際の説
明図
【図3】止水リング17の正面図
【図4】シ−ルド機5で地山1の掘削を開始する際の説
明図
【図5】シ−ルド機5で地山1の掘削を開始する際の説
明図
【図6】シ−ルド機5で地山1の掘削を開始する際の説
明図
【図7】シ−ルド機5で地山1の掘削を開始する際の説
明図
【図8】止水リング31を示す図
【図9】止水リング33を示す図
【図10】止水リング35を示す図
【図11】止水リング37を示す図
【図12】止水リング39を示す図
【図13】止水リング41を示す図
【図14】従来の止水の説明図
【符号の説明】
5……シ−ルド機 11……ゴムパッキン 15……セグメント 17、31、33、35、37、39、41……止水リ
ング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シ−ルド機で掘削を行う際に用いられる
    止水リングであって、セグメント上を密着して移動し、
    外径がシ−ルド機の外径より大きいかほぼ等しいことを
    特徴とする止水リング。
  2. 【請求項2】 前記止水リングは、セグメントに接触す
    る側に、リング状のパッキンを有することを特徴とする
    請求項1記載の止水リング。
  3. 【請求項3】 前記止水リングは、円環状であることを
    特徴とする請求項1記載の止水リング。
  4. 【請求項4】 前記止水リングは2連リング状、3連リ
    ング状、内側が馬蹄形状、または内側が矩形状であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の止水リング。
  5. 【請求項5】 坑口に設けられたパッキンでシ−ルド機
    と坑口との間を止水しつつシ−ルド機で掘進を行う工程
    と、 前期シ−ルド機が前進して、前期シ−ルド機が前期パッ
    キンと非接触になる直前に後方のセグメントの周囲に設
    けられた請求項1記載の止水リングを前進差せ、この止
    水リングと前記パッキンとを接触させて止水を行う工程
    と、 を具備することを特徴とするシ−ルド機のシ−ル方法。
JP9263757A 1997-09-29 1997-09-29 止水リングおよびシールド機のシール方法 Pending JPH11101088A (ja)

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JP (1) JPH11101088A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091938A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Taisei Corp トンネル用エントランス構造およびシールド掘削機の発進方法
CN104455724A (zh) * 2014-09-30 2015-03-25 中铁十八局集团有限公司 高水压条件下顶管机接收装置及接收方法

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