JPH08239892A - ライニングの鏡切断工法 - Google Patents
ライニングの鏡切断工法Info
- Publication number
- JPH08239892A JPH08239892A JP7074482A JP7448295A JPH08239892A JP H08239892 A JPH08239892 A JP H08239892A JP 7074482 A JP7074482 A JP 7074482A JP 7448295 A JP7448295 A JP 7448295A JP H08239892 A JPH08239892 A JP H08239892A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- lining
- mirror
- sluice valve
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薬液注入作業を行うことなく、ライニングの
鏡を切断することのできる、ライニングの鏡切断工法を
提供する。 【構成】 立坑１のライニング２に鏡３を切断するに際
し、ライニング２の鏡３の外周に沿って円筒状の止水坑
口４の一端部を溶接固定５し、該止水坑口４の他端部に
止水坑口４と略等径の直線状の弁穴６を有する仕切弁７
を直列に接続し、該仕切弁７の弁体１４を開放状態にし
て前記鏡３を切断するカッター鋼管１３を仕切弁７の開
放端部側から仕切弁７の弁穴６と止水坑口４内に挿通し
て前記ライニング２の鏡３を切断し、該鏡３を切断後カ
ッター鋼管１３を仕切弁７の開放端部側に引き戻した
後、前記仕切弁７の弁体１４を閉じる。
鏡を切断することのできる、ライニングの鏡切断工法を
提供する。 【構成】 立坑１のライニング２に鏡３を切断するに際
し、ライニング２の鏡３の外周に沿って円筒状の止水坑
口４の一端部を溶接固定５し、該止水坑口４の他端部に
止水坑口４と略等径の直線状の弁穴６を有する仕切弁７
を直列に接続し、該仕切弁７の弁体１４を開放状態にし
て前記鏡３を切断するカッター鋼管１３を仕切弁７の開
放端部側から仕切弁７の弁穴６と止水坑口４内に挿通し
て前記ライニング２の鏡３を切断し、該鏡３を切断後カ
ッター鋼管１３を仕切弁７の開放端部側に引き戻した
後、前記仕切弁７の弁体１４を閉じる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、下水管等の埋設管を敷
設する際、立坑（ピット）の壁面に設置した鋼矢板等か
らなるライニングの鏡を切断する際の工法に関する。
設する際、立坑（ピット）の壁面に設置した鋼矢板等か
らなるライニングの鏡を切断する際の工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、地中に下水管等の埋設管を敷設す
るには、図４に示すように、立坑（ピット）３０の壁面
に設置した鋼矢板からなるライニング３１の鏡３２を酸
素溶断機等を用いて切断し、該鏡３２の外周に沿って止
水坑口３３の一端部３４を溶接固定し、止水坑口３３の
開放端部側に設けたフランジ３５に止水ゴム輪３６を取
付け、その開放端部側から掘削機（図示せず）を止水坑
口３３内に挿通して掘削する。ところで、鋼矢板３１の
鏡３２の切断作業に先立ち、鏡３２の前方側の土砂が鏡
の切断時に崩壊して立坑内に流出するのを防止するた
め、地上からボーリンング３７して薬液を注入し、鏡３
２の前方側の土砂３８を固めるように地盤を改良してお
く必要があった。
るには、図４に示すように、立坑（ピット）３０の壁面
に設置した鋼矢板からなるライニング３１の鏡３２を酸
素溶断機等を用いて切断し、該鏡３２の外周に沿って止
水坑口３３の一端部３４を溶接固定し、止水坑口３３の
開放端部側に設けたフランジ３５に止水ゴム輪３６を取
付け、その開放端部側から掘削機（図示せず）を止水坑
口３３内に挿通して掘削する。ところで、鋼矢板３１の
鏡３２の切断作業に先立ち、鏡３２の前方側の土砂が鏡
の切断時に崩壊して立坑内に流出するのを防止するた
め、地上からボーリンング３７して薬液を注入し、鏡３
２の前方側の土砂３８を固めるように地盤を改良してお
く必要があった。
【０００３】しかし、かかるボーリンング作業や薬液注
入作業を行うのは作業時間を要しコストがかかり、ま
た、例えば砂地質等では、薬液注入しても、固まるのに
長時間を要し、また十分に土砂を固めることが難しい場
合もあった。
入作業を行うのは作業時間を要しコストがかかり、ま
た、例えば砂地質等では、薬液注入しても、固まるのに
長時間を要し、また十分に土砂を固めることが難しい場
合もあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、か
かる薬液注入作業を行うことなく、ライニングの鏡を切
断することのできる、ライニングの鏡切断工法を提供す
ることを目的とする。
かる薬液注入作業を行うことなく、ライニングの鏡を切
断することのできる、ライニングの鏡切断工法を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のライニングの鏡切断工法は、立坑のライニ
ングに鏡を切断するに際し、ライニングの鏡の外周に沿
って円筒状の止水坑口の一端部を溶接固定し、該止水坑
口の他端部に止水坑口と略等径の直線状の弁穴を有する
仕切弁を直列に接続し、該仕切弁の弁体を開放状態にし
て前記鏡を切断するカッター鋼管を仕切弁の開放端部側
から仕切弁の弁穴と止水坑口内に挿通して前記ライニン
グの鏡を切断し、該鏡を切断後カッター鋼管を仕切弁の
開放端部側に引き戻した後、前記仕切弁の弁体を閉じる
こと、を特徴としている。本発明の好ましい態様におい
て、前記止水坑口と仕切弁との接続部に止水ゴム輪を介
在させてなるものとすることができる。
めに本発明のライニングの鏡切断工法は、立坑のライニ
ングに鏡を切断するに際し、ライニングの鏡の外周に沿
って円筒状の止水坑口の一端部を溶接固定し、該止水坑
口の他端部に止水坑口と略等径の直線状の弁穴を有する
仕切弁を直列に接続し、該仕切弁の弁体を開放状態にし
て前記鏡を切断するカッター鋼管を仕切弁の開放端部側
から仕切弁の弁穴と止水坑口内に挿通して前記ライニン
グの鏡を切断し、該鏡を切断後カッター鋼管を仕切弁の
開放端部側に引き戻した後、前記仕切弁の弁体を閉じる
こと、を特徴としている。本発明の好ましい態様におい
て、前記止水坑口と仕切弁との接続部に止水ゴム輪を介
在させてなるものとすることができる。
【０００６】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図１は本発明の実施例を示す鏡切断時の様子を示す
概要図、図２はその要部側面断面図、図３は鏡切断後カ
ッター鋼管を引き戻す際の要部側面断面図である。立坑
１の側壁に設置した鋼矢板（ライニング）２に鏡３の切
断箇所の外周に沿って円筒状の止水坑口４の一端部を溶
接固定５する。止水坑口４の他端部に止水坑口４と略等
径の直線状の弁穴６を有する仕切弁７を直列に接続す
る。その際、止水坑口４の他端部側に設けたフランジ８
と仕切弁７の接続側フランジ９との間に止水ゴム輪１０
ａを介在させ、仕切弁７の開放端部側フランジ１１の後
方に同様の止水ゴム輪１０ｂを取付けリング１２により
取付けておく。止水ゴム輪１０ａ，１０ｂの内径は、カ
ッター鋼管１３や掘進機（図示せず）の外径よりも小径
に形成しておき、鏡切断後掘進機で掘削を進めていく際
に、止水ゴム輪の内周部が掘進機の進行方向に屈曲しつ
つ掘進機の外周面に摺接して、掘進機の外周部から水が
漏れ出すのを防止する。かかる漏水を防止するには、止
水坑口４と仕切弁７との接続部に止水ゴム輪１０ａを介
在させれば足りるが、仕切弁７の開放端部側にも同様の
止水ゴム輪１０ｂを設ければ、さらに止水効果を高める
ことができる。また、仕切弁７の弁穴６の口径は止水坑
口４の口径と略等径とし、カッター鋼管１３や掘進機の
外径よりも大径のものを用いる。仕切弁７の弁体１４の
開放状態において、カッター鋼管１３や掘進機が弁穴６
内に挿通できるよう、直線状の弁穴６を有するものであ
れば、仕切弁７は図示した形態のものに限られない。
る。図１は本発明の実施例を示す鏡切断時の様子を示す
概要図、図２はその要部側面断面図、図３は鏡切断後カ
ッター鋼管を引き戻す際の要部側面断面図である。立坑
１の側壁に設置した鋼矢板（ライニング）２に鏡３の切
断箇所の外周に沿って円筒状の止水坑口４の一端部を溶
接固定５する。止水坑口４の他端部に止水坑口４と略等
径の直線状の弁穴６を有する仕切弁７を直列に接続す
る。その際、止水坑口４の他端部側に設けたフランジ８
と仕切弁７の接続側フランジ９との間に止水ゴム輪１０
ａを介在させ、仕切弁７の開放端部側フランジ１１の後
方に同様の止水ゴム輪１０ｂを取付けリング１２により
取付けておく。止水ゴム輪１０ａ，１０ｂの内径は、カ
ッター鋼管１３や掘進機（図示せず）の外径よりも小径
に形成しておき、鏡切断後掘進機で掘削を進めていく際
に、止水ゴム輪の内周部が掘進機の進行方向に屈曲しつ
つ掘進機の外周面に摺接して、掘進機の外周部から水が
漏れ出すのを防止する。かかる漏水を防止するには、止
水坑口４と仕切弁７との接続部に止水ゴム輪１０ａを介
在させれば足りるが、仕切弁７の開放端部側にも同様の
止水ゴム輪１０ｂを設ければ、さらに止水効果を高める
ことができる。また、仕切弁７の弁穴６の口径は止水坑
口４の口径と略等径とし、カッター鋼管１３や掘進機の
外径よりも大径のものを用いる。仕切弁７の弁体１４の
開放状態において、カッター鋼管１３や掘進機が弁穴６
内に挿通できるよう、直線状の弁穴６を有するものであ
れば、仕切弁７は図示した形態のものに限られない。
【０００７】かかる準備が完了したならば、仕切弁７の
弁体１４を開放した状態で、仕切弁７の開放端部側から
仕切弁７の弁穴６と止水坑口４内にカッター鋼管１３を
挿通し、鋼矢板２の鏡３をカッター鋼管１３により切断
する。鏡３の切断作業が終了したならば、カッター鋼管
１３を仕切弁７の開放端部側に引き戻すが、その際、カ
ッター鋼管１３の前方刃部１５が仕切弁７の弁体１４を
通過した段階で、仕切弁７の弁体１４を閉じる（図
３）。このような工法によれば、鏡３を切断した際に鏡
３の前方の土砂は仕切弁７の弁体１４によって仕切られ
るので、外部へ溢れ出ることはない。
弁体１４を開放した状態で、仕切弁７の開放端部側から
仕切弁７の弁穴６と止水坑口４内にカッター鋼管１３を
挿通し、鋼矢板２の鏡３をカッター鋼管１３により切断
する。鏡３の切断作業が終了したならば、カッター鋼管
１３を仕切弁７の開放端部側に引き戻すが、その際、カ
ッター鋼管１３の前方刃部１５が仕切弁７の弁体１４を
通過した段階で、仕切弁７の弁体１４を閉じる（図
３）。このような工法によれば、鏡３を切断した際に鏡
３の前方の土砂は仕切弁７の弁体１４によって仕切られ
るので、外部へ溢れ出ることはない。
【０００８】しかる後、カッター鋼管１３を取り外し、
掘進機に交換して従来と同様に掘削をする。なお、符号
１６は、カッター鋼管１３や掘進機を回転させる油圧式
回転機、１７は、これらを前方に押し進める推進機用ジ
ャッキである。なお、止水坑口４の上部には、加圧水管
１８及び水圧ゲージ１９を取付けておき、鏡切断後掘進
機で掘削を進めていく際の切羽の崩壊の防止を図ってい
る。
掘進機に交換して従来と同様に掘削をする。なお、符号
１６は、カッター鋼管１３や掘進機を回転させる油圧式
回転機、１７は、これらを前方に押し進める推進機用ジ
ャッキである。なお、止水坑口４の上部には、加圧水管
１８及び水圧ゲージ１９を取付けておき、鏡切断後掘進
機で掘削を進めていく際の切羽の崩壊の防止を図ってい
る。
【０００９】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、止水坑口の後方に直線状の弁穴を有する仕切弁
を直列に接続して、ライニングの鏡を切断するようにし
たので、ボーリンング作業や薬液注入作業を不要とし、
作業時間やコストの削減が可能な、ライニングの鏡切断
工法を提供することができる。
よれば、止水坑口の後方に直線状の弁穴を有する仕切弁
を直列に接続して、ライニングの鏡を切断するようにし
たので、ボーリンング作業や薬液注入作業を不要とし、
作業時間やコストの削減が可能な、ライニングの鏡切断
工法を提供することができる。
【図１】本発明の実施例を示す鏡切断時の様子を示す概
要図。
要図。
【図２】その要部側面断面図。
【図３】鏡切断後カッター鋼管を引き戻す際の要部側面
断面図。
断面図。
【図４】従来の工法の説明図。
１ 立坑 ２ ライニング（鋼矢板） ３ 鏡 ４ 止水坑口 ５ 溶接部 ６ 弁穴 ７ 仕切弁 ８ フランジ ９ 接続側フランジ １０ａ 止水ゴム輪 １０ｂ 止水ゴム輪 １１ 開放端部側フランジ １２ 取付けリング １３ カッター鋼管 １４ 弁体 １５ 刃部 １６ 油圧式回転機 １７ 推進機用ジャッキ １８ 加圧水管 １９ 水圧ゲージ
Claims (2)
- 【請求項１】立坑のライニングに鏡を切断するに際し、
ライニングの鏡の外周に沿って円筒状の止水坑口の一端
部を溶接固定し、該止水坑口の他端部に止水坑口と略等
径の直線状の弁穴を有する仕切弁を直列に接続し、該仕
切弁の弁体を開放状態にして前記鏡を切断するカッター
鋼管を仕切弁の開放端部側から仕切弁の弁穴と止水坑口
内に挿通して前記ライニングの鏡を切断し、該鏡を切断
後カッター鋼管を仕切弁の開放端部側に引き戻した後、
前記仕切弁の弁体を閉じることを特徴とする、ライニン
グの鏡切断工法。 - 【請求項２】前記止水坑口と仕切弁との接続部に止水ゴ
ム輪を介在させてなる、請求項１に記載のライニングの
鏡切断工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7074482A JPH08239892A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | ライニングの鏡切断工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7074482A JPH08239892A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | ライニングの鏡切断工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08239892A true JPH08239892A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=13548548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7074482A Pending JPH08239892A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | ライニングの鏡切断工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08239892A (ja) |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP7074482A patent/JPH08239892A/ja active Pending
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