JPH11100880A - 排水装置 - Google Patents

排水装置

Info

Publication number
JPH11100880A
JPH11100880A JP31580997A JP31580997A JPH11100880A JP H11100880 A JPH11100880 A JP H11100880A JP 31580997 A JP31580997 A JP 31580997A JP 31580997 A JP31580997 A JP 31580997A JP H11100880 A JPH11100880 A JP H11100880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trap
drain
drain pipe
tightening nut
drainage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31580997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3689233B2 (ja
Inventor
Yukimasa Ikeda
幸正 池田
Ikuo Kobayakawa
育雄 小早川
Akio Kimura
昭雄 木村
Yasumi Ota
育實 太田
Yoshitaka Itakura
好隆 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Japan Alpha Co Ltd
Original Assignee
Inax Corp
Japan Alpha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp, Japan Alpha Co Ltd filed Critical Inax Corp
Priority to JP31580997A priority Critical patent/JP3689233B2/ja
Publication of JPH11100880A publication Critical patent/JPH11100880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3689233B2 publication Critical patent/JP3689233B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗面化粧台やキッチンの流し台の排水装置にお
いて、必要な部品点数を少なくして取付施工を簡略化す
る。また排水管トラップを接続作業するに際して、キャ
ビネット内部の排水管を床などに予め設けてある外部配
管に対して位置合せする作業を容易なものとする。 【解決手段】洗面器12の排水口を構成する筒状の排水
口金具28の雄ねじ部34に締付ナット36を締め込ん
で排水口金具28を固定するとともに、排水口金具28
に排水管トラップ46を接続する。そしてその接続を、
締付ナット36に設けた弾性係合爪80と、排水管トラ
ップ46上端部に形成した溝状の被係合部86との弾性
係合に基づいて行う。また弾性係合爪80と被係合部8
6は管軸周りに回転可能に互いに係合できるものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は洗面器やシンク等
水槽の底部からの排水を行う排水装置に関し、詳しくは
排水管トラップを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キッチンの流し台や洗面化粧台に
おける排水装置は、洗面器,シンク等水槽の底部開口に
挿入されて水槽の排水口を構成する筒状の排水口部材に
対して、S字状に回曲した形態の排水管トラップを接続
した構造とされていた。
【0003】図12は洗面化粧台における排水装置の従
来の一例を示したものである。同図において200は洗
面化粧台における洗面器であって底部に開口が形成さ
れ、その開口に、図13に示しているように上端にフラ
ンジ202を有する円筒形状の排水口金具(排水口部
材)204が上側から下向きに挿入されている。
【0004】この排水口金具204は下端部外周面に雄
ねじ部206を有し、その雄ねじ部206に対して、洗
面器200の下側において締付ナット208がねじ込ま
れている。そしてその締付ナット208の締付力によっ
て、排水口金具204がパッキン210を介して洗面器
200の底部に水密に固定されている。
【0005】この排水口金具204の下側には、接続管
212が袋ナット214にて連結されており、その接続
管212に対して、S字状に回曲した形態の排水管トラ
ップ216の上端部が袋ナット217にて連結されてい
る。
【0006】即ちこの例において、排水管トラップ21
6は接続管212を介してその上端部が排水口金具20
4に接続されている。尚排水管トラップ216は、底部
のディップ部216A,これより上向きに延び出す流出
脚216B,溢れ部となるウエア部216Cとを有して
いる。そしてそのウエア部216Cに続いて排水管21
8が下向きに延び出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の排水装置の場合、部品点数が多く、従ってまたその取
付施工に当って狭いキャビネット220内部で多数の部
品の接続作業が必要で、取付施工に多大の手間を要する
といった問題があった。
【0008】加えて従来の排水装置の場合、排水管トラ
ップ216の接続作業に当って、排水管218の端部を
予め床などに施してある外部配管の位置に合わせ、その
状態で排水管トラップ216を接続するといった作業が
難しく且つ面倒であるといった問題があった。
【0009】具体的には、従来の排水装置の場合、予め
施してある外部配管に対して、排水管218の端部位置
が合うように排水管トラップ216の回転方向位置、つ
まり排水口金具204の管軸周りの位置を定め、そのよ
うな位置出しを行った上で、袋ナット214,217の
ねじ込みによる排水管トラップ216の接続を行うこと
となるが、このような位置出しを行った上で袋ナット2
14,217の締込みによる固定を行っても、いざ排水
管218端部を外部配管につなぎ合わせようとしたとき
に両者の位置がずれている場合があり、この場合上記従
来の排水装置の場合には、一旦袋ナット214,217
を緩めて、排水管トラップ216の回転方向位置を微調
整し、その後において再び袋ナット214,217の締
込作業を行わなければならないなど、排水管トラップ2
16の接続作業に非常な面倒を伴っていた。また袋ナッ
ト214,217の締込作業自体も面倒なものであっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の発明の排水装置は
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1の排水装置は、洗面器,シンク等水
槽の底部開口に挿入されて該水槽の排水口を構成する筒
状の排水口部材の雄ねじ部に対して、該水槽の裏面から
締付ナットを締め込んで該排水口部材を該水槽底部に固
定するとともに、該水槽の下方において該排水口部材に
対し排水管トラップを接続して成る排水装置において、
前記締付ナットと前記排水管トラップとを管軸方向に水
密に且つ該管軸周りに相対回転可能に嵌合させるととも
に、それら締付ナットと排水管トラップとの一方に弾性
係合爪を、他方に該弾性係合爪を該管軸周りに相対回転
可能に係合させる被係合部を形成し、それら弾性係合爪
と被係合部との係合により、該締付ナットと排水管トラ
ップとを接続固定したことを特徴とする。
【0011】請求項2の排水装置は、請求項1におい
て、前記締付ナットには下向きの環状溝が形成される一
方、前記排水管トラップの上端部には上向きの環状突部
が形成され、該環状突部が該環状溝にシール部材を介し
て水密に嵌合されていることを特徴とする。
【0012】請求項3の排水装置は、請求項1,2の何
れかにおいて、前記締付ナットの側に、先端に内向きの
係止突起を有する前記弾性係合爪が設けられる一方、前
記排水管トラップの上端部外周面には該係止突起を係入
させる、周方向に連続した溝状の被係合部が形成され、
且つ該弾性係合爪は周方向に所定間隔を隔てて断続的に
複数個形成されているとともに、該締付ナットには、そ
れら弾性係合爪の間の位置において該排水管トラップの
上端部外周面に当接嵌合するスカート状部が形成されて
いることを特徴とする。
【0013】請求項4の排水装置は、請求項1,2の何
れかにおいて、前記締付ナットの側に、先端に内向きの
係止突起を有する前記弾性係合爪が設けられる一方、前
記排水管トラップの上端部外周面には、該係止突起を係
入させる周方向に連続した溝状の被係合部が形成され、
且つ該弾性係合爪は、該弾性係合爪に弾性変形を与える
ための切れ目を除いて該締付ナットの全周に亘って実質
上連続的に形成されていることを特徴とする。
【0014】請求項5の排水装置は、請求項2〜4の何
れかにおいて、前記排水管トラップの外周面には、周方
向に環状をなす突出状の鍔状部が形成されていて、該鍔
状部の外周面に前記溝状の被係合部が形成されているこ
とを特徴とする。
【0015】請求項6の排水装置は、洗面器,シンク等
水槽の底部開口に挿入されて該水槽の排水口を構成する
筒状の排水口部材の雄ねじ部に対して、該水槽の裏面か
ら締付ナットを締め込んで該排水口部材を該水槽底部に
固定するとともに、該水槽の下方において該排水口部材
に対し排水管トラップを接続して成る排水装置におい
て、前記締付ナットと前記排水管トラップとを管軸方向
に水密に且つ該管軸周りに相対回転可能に嵌合させると
ともに、それら締付ナットと排水管トラップ上端部とに
対して前記管軸方向に係合する抜止部材を、それら締付
ナットと排水管トラップ上端部とにまたがって装着し、
該抜止部材にて該締付ナットからの排水管トラップ上端
部の抜けを防止するようになしたことを特徴とする。
【0016】請求項7の排水装置は、請求項6におい
て、前記締付ナットには下向きの環状溝を形成する一
方、前記排水管トラップの上端部には上向きの環状突部
を形成し、該環状突部を該環状溝にシール部材を介して
相対回転可能に水密に嵌合させ、該環状突部の外周面に
は管軸方向の所定位置に下向きの段付面を形成して係合
面となす一方、前記締付ナットには該係合面に対応する
位置において前記環状溝の外側部分を内外方向に貫通す
る嵌込溝を形成し、該嵌込溝を通じてリング状をなす前
記抜止部材を挿入して前記係合面に係合させ、前記排水
管トラップ上端部を抜止めするようになしたことを特徴
とする。
【0017】請求項8の排水装置は、請求項7におい
て、前記抜止部材を弾性材にて形成し、その弾性力に基
づいて該抜止部材を脱着可能となしたことを特徴とす
る。
【0018】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の排水装
置は、締付ナットと排水管トラップとを相対回転可能に
水密に嵌合させ、そしてそれらの一方に弾性係合爪を、
他方に被係合部を形成して、それら弾性係合爪と被係合
部とを係合させ、以て締付ナットと排水管トラップとを
接続固定するようになしたもので、この排水装置の場
合、締付ナットと排水管トラップとの接続は弾性係合爪
と被係合部との係合に基づいてなされており、排水管ト
ラップは接続固定状態の下で排水口部材の管軸周りに回
転可能である。
【0019】従ってこの排水装置の場合、排水管トラッ
プを排水口部材に対して接続する前に予め排水管トラッ
プの回転方向位置、つまり排水管トラップに続く排水管
を外部配管の位置に合わせるための排水口部材の管軸周
りの回転方向位置を正確に位置出ししておかなくてもよ
く、排水管トラップを排水口部材に接続した後に排水管
トラップを相対回転させることで、排水管の端部の位置
を外部配管の位置に正確に容易に合わせることができ
る。
【0020】加えて請求項1の排水装置の場合、弾性係
合爪を被係合部に対して弾性係合させることで排水管ト
ラップをワンタッチで接続固定できるため、この請求項
1の排水装置によれば、排水管トラップの接続作業を含
む排水装置の取付施工を極めて簡単に行うことができる
ようになる。
【0021】更にこの排水装置は、従来必要とされてい
た図13の接続管212を不要化でき、従って排水装置
のための必要な部品点数を削減でき、またそれら部品を
連結するための連結作業を削減することができる。これ
により排水装置の取付施工を更に簡略化することができ
る。
【0022】またこの排水装置の場合、接続管212を
不要化できることに加えて水槽底部の厚みの変化に応じ
て排水口部材に対する螺合位置を上下に変化することの
できる締付ナットに対して排水管トラップを直接接続固
定するようにしていることから、排水管トラップの位置
を上方に持ち来すことができるとともに、水槽底部の厚
みが薄い場合にはその厚みの薄い分だけ更に排水管トラ
ップを上側にシフトさせることができる利点がある。
【0023】請求項2の排水装置は、締付ナットに下向
きの環状溝を形成してそこに排水管トラップ上端部の上
向きの環状突部をシール部材を介して水密に回転可能に
嵌合させるようになしたもので、このようにすることに
よって締付ナットと排水管トラップ上端部とを容易に組
み付けるができる。
【0024】上記請求項1,2の排水装置においては、
締付ナットの側に弾性係合爪を設ける一方、排水管トラ
ップの上端部外周面に溝状の被係合部を形成し、そこに
弾性係合爪を係合させるようになすことができる。この
場合においてその弾性係合爪を周方向に所定間隔を隔て
て断続的に複数個形成することができる。但しこのよう
にそれら弾性係合爪を周方向に所定間隔を隔てて断続的
に複数個形成した場合、排水管トラップ上端部と締付ナ
ットとの接続固定強度が不十分となる恐れがある。
【0025】ここにおいて請求項3の排水装置では、そ
れら弾性係合爪の間においてスカート状部を設け、その
スカート状部を、排水管トラップの上端部外周面に当接
嵌合するようになしたもので、このようにすれば、比較
的少ない弾性係合爪によって排水管トラップを接続固定
した場合にも十分な接続固定強度を得ることができる。
【0026】次に請求項4の排水装置は、上記弾性係合
爪を周方向に所定間隔で断続的に設ける代わりに、弾性
係合爪に対して弾性変形を与えるための切れ目を除いて
実質上周方向に連続的にかかる弾性係合爪を形成したも
ので、この排水装置の場合、弾性係合爪が周方向に沿っ
て実質上連続的に環状に設けられているため、その弾性
係合爪による係合に基づいて、排水管トラップ上端部を
十分な強度で接続固定することができる。
【0027】本発明においては、排水管トラップの外周
面に突出状の鍔状部を周方向に連続的に形成し、その鍔
状部外周面に溝状の被係合部を形成して、そこに弾性係
合爪を係合させるようになすことができる(請求項
5)。
【0028】請求項6の排水装置は、上記締付ナットと
排水管トラップとを管軸方向に水密に且つ管軸周りに相
対回転可能に嵌合させた上、それら締付ナットと排水管
トラップ上端部とに対して管軸方向に係合する抜止部材
を、それら締付ナット及び排水管トラップ上端部にまた
がって装着し、以て排水管トラップ上端部の抜けを防止
するようになしたもので、この装置においては、上記弾
性係合爪と被係合部との弾性係合力に基づく接続固定に
比べて、締付ナットと排水管トラップ上端部とを更に強
固に接続固定することができる。
【0029】この請求項6の排水装置において、上記締
付ナットに下向きの環状溝を、また排水管トラップ上端
部に上向きの環状突部をそれぞれ形成して互いに相対回
転可能に水密に嵌合させた上、締付ナットに形成した嵌
込溝を通じてリング状をなす抜止部材を挿入し、環状突
部の外周面に形成した段付面形状の係合面に係合させて
排水管トラップ上端部を抜止めするようになすことがで
きる(請求項7)。このようにすることで、容易に抜止
部材を用いて排水管トラップを締付ナットから抜止めす
ることができる。
【0030】更にこの場合において上記抜止部材を弾性
材にて形成し、その弾性力に基づいて脱着可能となすこ
とができる(請求項8)。このようにすれば、排水管ト
ラップを取り外す必要が生じたときに簡単に取外しがで
き、また締付ナットに対して簡単に接続固定することが
できる。
【0031】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は洗面化粧台で、12は洗
面器、16は洗面器12下部のキャビネットであり、1
8は蹴込部である。20はキャビネット16における底
板であり、22はその背板、24は開閉可能な扉であ
る。
【0032】図2は洗面器12からの排水を外部に排出
するための排水装置の要部構造を示したものである。図
2に示しているように、洗面器12の底部には開口26
が形成されており、その開口26に、円筒形状の排水口
金具(排水口部材)28が上側から下向きに挿入されて
いる。
【0033】排水口金具28は上端にフランジ部30を
有しており、そのフランジ部30が、洗面器12底部に
形成されたテーパ面32に当接させられている。
【0034】排水口金具28は、下端部外周面に雄ねじ
部34を有し、その雄ねじ部34に対して締付ナット3
6がねじ込まれている。そしてその締付ナット36の締
付力に基づいて、排水口金具28がパッキン38,40
を介して洗面器12底部に水密に固定されている。尚、
図中41はスリップワッシャである。
【0035】排水口金具28は、洗面器12底部におけ
る排水口を構成するもので、上端に排水口を開閉するた
めの栓体42が装着されるようになっており、また栓体
42の直下において、周壁部には流入口44が形成され
ている。この流入口44は、洗面器12の上端部のオー
バーフロー孔よりオーバーフローした水を排水口金具2
8内部に流入させるためのものである。
【0036】図2において、46は排水管トラップであ
って、この排水管トラップ46は、流入脚48と、底部
のディップ部50と、これから立ち上がる流出脚52,
溢れ部となるウエア部54とを有しており、そのウエア
部54に続いて排水管56が下向きに立ち下がってい
る。この排水管56は、キャビネット16における底板
20を貫通して、予め床に埋込配管されている外部配管
に連絡されている。
【0037】尚、図中58は一体のトラップ本体をなす
もので、このトラップ本体58に流入脚48,ディップ
部50及び流出脚52の一部が形成されている。
【0038】60は排水管56を一体に有する管体で、
流出脚52の他部及びウエア部54がこの管体60側に
形成されている。そしてこの管体60の断面円形の端部
が、トラップ本体58の対応する円形の端部内面に嵌入
された上、トラップ本体58の端部外周面に形成された
雄ねじ部62に対する袋ナット64のねじ込みにより、
かかる管体60の端部とトラップ本体58の端部とが、
互いにパッキン66を介して水密に回転可能に連結され
ている。
【0039】排水管トラップ46における上記流入脚4
8は、図5(A)に示しているように横断面形状が大径
の円形状とされており、また同図(C)に示しているよ
うに流出脚52も同様に横断面形状が円形且つ流入脚4
8のそれよりも小径とされている。
【0040】一方ディップ部50は、図3に示している
ようにその全体が水平方向に直状形態とされており、且
つその横断面形状が、図5(B)に示しているように横
長扁平形状の断面矩形状をなしている。
【0041】即ち本例において、ディップ部50はその
ほぼ全体が直状部とされているのであり、且つその上面
と下面が平坦面とされている。更にまたディップ部50
は、大径の流入脚48から小径の流出脚52に向かっ
て、その幅寸法が漸次小となる形状とされている。尚、
図2において68は水抜口であり、キャップ70によっ
て通常は閉鎖されている。
【0042】上記締付ナット36は、軸方向全長に亘っ
てその内周面に雌ねじ部72が形成されており、この雌
ねじ部72が、排水口金具28の雄ねじ部34に螺合さ
れている。
【0043】この締付ナット36は、排水口金具28を
取り囲む形態の下向きに開口した環状溝74を有してい
る。一方排水管トラップ46の上端部には、対応する上
向きの環状突部76が備えられており、この環状突部7
6が環状溝74に相対回転可能且つシール部材としての
パッキン(Oリング)78を介して水密に嵌合されてい
る。
【0044】締付ナット36は樹脂製の部材であって、
下端に弾性係合爪80が一体に形成されている。ここで
弾性係合爪80は全周に亘って実質上連続的に形成され
ている。
【0045】詳しくは、図3及び図4に示しているよう
に、弾性係合爪80の内外方向の弾性変形能を高めるた
めに周方向所定間隔毎に形成された切れ目82を除いて
実質上全周に亘り連続的に環状に弾性係合爪80が形成
されている。
【0046】一方排水管トラップ46の上端部外周面上
には、周方向に連続した環状をなす突出状の鍔状部84
が一体に形成されており、その鍔状部84の外周面に、
同じく周方向に連続した環状をなす溝状の被係合部86
が形成されている。そしてその溝状の被係合部86に対
して締付ナット36の弾性係合爪80が、詳しくはその
弾性係合爪80の下端の内向きの係止突起88が係合さ
せられ、その係合力に基づいて、排水管トラップ46の
上端部が締付ナット36に、つまり排水口金具28に接
続固定されている。
【0047】以上のように本例の排水装置では、排水口
金具28と排水管トラップ46との接続が弾性係合爪8
0と被係合部86との弾性係合に基づいてなされてお
り、排水管トラップ46は接続固定状態の下で排水口金
具28の管軸周りに回転可能である。
【0048】従ってこの排水装置の場合、排水管トラッ
プ46を排水口金具28に対して接続する前に予め排水
管トラップ46の回転方向位置、つまり排水管トラップ
46に続く排水管56を外部配管の位置に合わせるため
の排水口金具28の管軸周りの回転方向位置を正確に位
置出ししておかなくても良く、排水管トラップ46を排
水口金具28に接続した後において、排水管トラップ4
6を相対回転させることで、排水管56の端部の位置を
外部配管の位置に正確に容易に合わせることができる。
【0049】加えて本例の排水装置の場合、弾性係合爪
80を被係合部86に対して弾性係合させるだけで排水
管トラップ46をワンタッチで接続固定できるため、排
水管トラップ46の接続作業を含む排水装置の取付施工
を極めて簡単に行うことができる。
【0050】また本例の排水装置は、締付ナット36を
排水管トラップ46との直接接続部材とし、その締付ナ
ット36に下向きの環状溝74を形成して、そこに排水
管トラップ46上端部の上向きの環状突部76をパッキ
ン78を介して水密に回転可能に嵌合させ、同時に排水
管トラップ46上端部を締付ナット36に接続するよう
にしているため、従来必要とされていた図12の接続管
212を不要化することができる。
【0051】従って排水装置のための必要な部品点数を
削減でき、またそれら部品を連結するための連結作業を
削減することができる。これにより排水装置の取付施工
を更に簡略化することができる。
【0052】またこの排水装置の場合、弾性係合爪80
が周方向に沿って実質上連続的に環状に設けられている
ため、その弾性係合爪80による係合に基づいて、排水
管トラップ46上端部を十分な強度で接続固定すること
ができる。
【0053】図6は本発明の他の実施例において用いら
れる締付ナット90を示したもので、この締付ナット9
0の場合、弾性係合爪80が周方向に所定間隔毎に不連
続状で断続的に複数個(この例では90°毎に4個)形
成されている。そしてそれら弾性係合爪80の間におい
て、排水管トラップ46の上端部外周面、詳しくは鍔状
部84の外周面に当接嵌合する円弧状のスカート状部9
2が一体に形成されている。
【0054】図6に示す締付ナット90は、基本的に上
記実施例の締付ナット36と同様の働きをなすものであ
る。即ちこの締付ナット90は、排水口金具28の下端
部外周面の雄ねじ部34にねじ込まれて排水口金具28
を洗面器12底部に固定するとともに、下端の弾性係合
爪80を排水管トラップ46の上端部外周面の溝状の被
係合部86に弾性的に係合させて、排水管トラップ46
の上端部を排水口金具28に接続固定する。
【0055】本例の排水装置では、弾性係合爪80の間
にスカート状部92を設けてそのスカート状部92を排
水管トラップ46の鍔状部84の外周面に当接嵌合する
ようしているため、少ない弾性係合爪80によって排水
管トラップ46を接続固定した場合にも十分な接続固定
強度を得ることができる。
【0056】図7は本発明の更に他の実施例である排水
装置を示している。この実施例において用いられる締付
ナット94には、図8及び図9(B)に示しているよう
に環状溝74の外側部分を内外方向に貫通する一対の円
弧形状の嵌込溝98が形成されている。
【0057】一方排水管トラップ46、詳しくは排水管
トラップ46の環状突部76の外周面には、管軸方向
(図8中上下方向)の所定位置に下向きの段付面が全周
に亘って形成されている。本例においてはこの下向きの
段付面が係合面96とされている。
【0058】そしてそれら排水管トラップ46と締付ナ
ット94とは、排水管トラップ46の環状突部76が締
付ナット94の環状溝74に相対回転可能且つパッキン
78を介して水密に嵌合された上、抜止部材としての樹
脂製の弾性Cリング100によって抜け止めされてい
る。
【0059】ここで弾性Cリング100は、締付ナット
94と排水管トラップ46の環状突部76とにまたがっ
て装着されており、その内周側上面において係合面96
に対して上向きに係合するとともに、それよりも外周側
において嵌込溝98の上下面に対して係合し、以て排水
管トラップ46の締付ナット94からの抜けを防止して
いる。
【0060】本例において、弾性Cリング100を装着
する場合、図9(A)に示しているように弾性Cリング
100を、その開口102を通じて締付ナット94の嵌
込溝98に弾性変形させつつ嵌め込む。このとき弾性C
リング100は、内周側の上面を排水管トラップ46の
側の係合面96に係合させ、更にその外周側の部分を嵌
込溝98の上下面に係合させた状態となる。即ち締付ナ
ット94と排水管トラップ46の環状突部76とにまた
がって装着された状態となる。
【0061】以上のように本例においては、弾性Cリン
グ100を締付ナット94と排水管トラップ46の環状
突部76とにまたがって装着することで環状突部76の
抜けを防止しているため、図2或いは図6に示す実施例
における接続固定、つまり弾性係合爪80と被係合部8
6との弾性係合力に基づく接続固定に比べて、締付ナッ
ト94と排水管トラップ46の環状突部76とを更に強
固に接続固定することができ、以て排水管トラップ46
の抜けをより確実に防止することができる。
【0062】図10及び図11は本発明の更に他の実施
例を示している。この例では、環状突部76の外周面の
管軸方向(図10中上下方向)の所定位置に環状溝10
4が形成されており、この環状溝104によって下向き
の段付面、つまり係合面96が形成されている。
【0063】そして本例においては、上記環状溝104
に対し締付ナット94の嵌込溝98を通じて弾性Cリン
グ100が嵌め込まれている。即ち、本例においても弾
性Cリング100が締付ナット94と排水管トラップ4
6の環状突部76とにまたがって装着されており、これ
によって環状突部76の抜けが防止されている。尚、そ
の他の構成については図7ないし図9の実施例と同じで
あるので説明を省略する。
【0064】以上本発明の実施例を詳述したがこれらは
あくまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない
範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である排水装置を含む洗面化
粧台を、キャビネットを一部切り欠いてその内部を示す
図である。
【図2】図1における排水装置の構造を具体的に示した
図である。
【図3】図2の排水装置を外観状態で示す斜視図であ
る。
【図4】図2の排水装置を各部材に分解して示す分解斜
視図である。
【図5】図2における排水管トラップのディップ部の各
部の横断面形状を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例の締付ナットの要部拡大図
である。
【図7】本発明の更に他の実施例である排水装置を外観
状態で示す斜視図である。
【図8】図7の排水装置の構造を具体的に示す図であ
る。
【図9】図7の排水装置を各部材に分解して示す分解斜
視図である。
【図10】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図11】図10の排水装置を各部材に分解して示す分
解斜視図である。
【図12】洗面化粧台に備えられた従来の排水装置を洗
面化粧台とともに示す図である。
【図13】図12の排水装置の具体的構造を拡大して示
す図である。
【符号の説明】
12 洗面器 28 排水口金具(排水口部材) 34 雄ねじ部 36,90,94 締付ナット 46 排水管トラップ 74 環状溝 76 環状突部 78 パッキン(シール部材) 80 弾性係合爪 82 切れ目 84 鍔状部 86 被係合部 88 係止突起 92 スカート状部 96 係合面(段付面) 98 嵌込溝 100 弾性Cリング(抜止部材)
フロントページの続き (72)発明者 木村 昭雄 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 太田 育實 三重県三重郡朝日町大字縄生2800番地の31 (72)発明者 板倉 好隆 三重県員弁郡大安町石樽東2979番地の21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面器,シンク等水槽の底部開口に挿入
    されて該水槽の排水口を構成する筒状の排水口部材の雄
    ねじ部に対して、該水槽の裏面から締付ナットを締め込
    んで該排水口部材を該水槽底部に固定するとともに、該
    水槽の下方において該排水口部材に対し排水管トラップ
    を接続して成る排水装置において前記締付ナットと前記
    排水管トラップとを管軸方向に水密に且つ該管軸周りに
    相対回転可能に嵌合させるとともに、それら締付ナット
    と排水管トラップとの一方に弾性係合爪を、他方に該弾
    性係合爪を該管軸周りに相対回転可能に係合させる被係
    合部を形成し、それら弾性係合爪と被係合部との係合に
    より、該締付ナットと排水管トラップとを接続固定した
    ことを特徴とする排水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記締付ナットには
    下向きの環状溝が形成される一方、前記排水管トラップ
    の上端部には上向きの環状突部が形成され、該環状突部
    が該環状溝にシール部材を介して水密に嵌合されている
    ことを特徴とする排水装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記締
    付ナットの側に、先端に内向きの係止突起を有する前記
    弾性係合爪が設けられる一方、前記排水管トラップの上
    端部外周面には該係止突起を係入させる、周方向に連続
    した溝状の被係合部が形成され、且つ該弾性係合爪は周
    方向に所定間隔を隔てて断続的に複数個形成されている
    とともに、該締付ナットには、それら弾性係合爪の間の
    位置において該排水管トラップの上端部外周面に当接嵌
    合するスカート状部が形成されていることを特徴とする
    排水装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2の何れかにおいて、前記締
    付ナットの側に、先端に内向きの係止突起を有する前記
    弾性係合爪が設けられる一方、前記排水管トラップの上
    端部外周面には、該係止突起を係入させる周方向に連続
    した溝状の被係合部が形成され、且つ該弾性係合爪は、
    該弾性係合爪に弾性変形を与えるための切れ目を除いて
    該締付ナットの全周に亘って実質上連続的に形成されて
    いることを特徴とする排水装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4の何れかにおいて、前記排
    水管トラップの外周面には、周方向に環状をなす突出状
    の鍔状部が形成されていて、該鍔状部の外周面に前記溝
    状の被係合部が形成されていることを特徴とする排水装
    置。
  6. 【請求項6】 洗面器,シンク等水槽の底部開口に挿入
    されて該水槽の排水口を構成する筒状の排水口部材の雄
    ねじ部に対して、該水槽の裏面から締付ナットを締め込
    んで該排水口部材を該水槽底部に固定するとともに、該
    水槽の下方において該排水口部材に対し排水管トラップ
    を接続して成る排水装置において前記締付ナットと前記
    排水管トラップとを管軸方向に水密に且つ該管軸周りに
    相対回転可能に嵌合させるとともに、それら締付ナット
    と排水管トラップ上端部とに対して前記管軸方向に係合
    する抜止部材を、それら締付ナットと排水管トラップ上
    端部とにまたがって装着し、該抜止部材にて該締付ナッ
    トからの排水管トラップ上端部の抜けを防止するように
    なしたことを特徴とする排水装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記締付ナットには
    下向きの環状溝を形成する一方、前記排水管トラップの
    上端部には上向きの環状突部を形成し、該環状突部を該
    環状溝にシール部材を介して相対回転可能に水密に嵌合
    させ、該環状突部の外周面には管軸方向の所定位置に下
    向きの段付面を形成して係合面となす一方、前記締付ナ
    ットには該係合面に対応する位置において前記環状溝の
    外側部分を内外方向に貫通する嵌込溝を形成し、該嵌込
    溝を通じてリング状をなす前記抜止部材を挿入して前記
    係合面に係合させ、前記排水管トラップ上端部を抜止め
    するようになしたことを特徴とする排水装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記抜止部材を弾性
    材にて形成し、その弾性力に基づいて該抜止部材を脱着
    可能となしたことを特徴とする排水装置。
JP31580997A 1997-07-29 1997-10-30 排水装置 Expired - Fee Related JP3689233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31580997A JP3689233B2 (ja) 1997-07-29 1997-10-30 排水装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21925497 1997-07-29
JP9-219254 1997-07-29
JP31580997A JP3689233B2 (ja) 1997-07-29 1997-10-30 排水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11100880A true JPH11100880A (ja) 1999-04-13
JP3689233B2 JP3689233B2 (ja) 2005-08-31

Family

ID=26523013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31580997A Expired - Fee Related JP3689233B2 (ja) 1997-07-29 1997-10-30 排水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3689233B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517840A (ja) * 2002-02-22 2005-06-16 オーエムピー エスペーアー トイレ用のサイフォン
JP2008025216A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Maruichi Kk 排水トラップ配管
JP2011032643A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Maruichi Corp 継手部材
JP4839460B1 (ja) * 2011-04-28 2011-12-21 丸一株式会社 遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ連結構造
CN103437407A (zh) * 2013-08-01 2013-12-11 林信志 水槽排水孔结构
CN104047339A (zh) * 2013-03-14 2014-09-17 科勒公司 具有排水沟盖的水槽
JP2018076717A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 Toto株式会社 排水装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12116766B2 (en) 2019-12-18 2024-10-15 Kohler Co. Blind install drain for bath or shower

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517840A (ja) * 2002-02-22 2005-06-16 オーエムピー エスペーアー トイレ用のサイフォン
JP2008025216A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Maruichi Kk 排水トラップ配管
JP2011032643A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Maruichi Corp 継手部材
JP4839460B1 (ja) * 2011-04-28 2011-12-21 丸一株式会社 遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ連結構造
CN104047339A (zh) * 2013-03-14 2014-09-17 科勒公司 具有排水沟盖的水槽
CN104047339B (zh) * 2013-03-14 2016-11-23 科勒公司 具有排水沟盖的水槽
US9850643B2 (en) 2013-03-14 2017-12-26 Kohler Co. Sink with drain cover
CN103437407A (zh) * 2013-08-01 2013-12-11 林信志 水槽排水孔结构
CN103437407B (zh) * 2013-08-01 2015-08-26 林信志 水槽排水孔结构
JP2018076717A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 Toto株式会社 排水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3689233B2 (ja) 2005-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2325515C (en) Tub overflow waste assembly
US6637050B1 (en) Overflow assembly for bathtubs and the like
US8683622B2 (en) Drain system for bathtub with door
US20220136226A1 (en) Joint device for drain pipes
JP4861763B2 (ja) 排水トラップ
CA2753509A1 (en) Device for concealing a plate associated with overflow plumbing
JPH11100880A (ja) 排水装置
JP6454840B2 (ja) 排水継ぎ手部材
JP5801081B2 (ja) 排水口装置
CA2499626A1 (en) An outlet arrangement
JP6029130B2 (ja) 排水トラップ
KR101694497B1 (ko) 역류차단 기능이 강화된 배수관과 트랩관의 체결장치
JP2002242254A (ja) 排水トラップ
CN212742754U (zh) 下水器管体连接器及具有该管体连接器的洗脸盆下水器
JPH1136403A (ja) 排水装置
JP2001032348A (ja) 排水トラップ
CA2775240C (en) Drain system for bathtub with door
JP5651828B2 (ja) 槽体と排水器との接続構造
JPS602289Y2 (ja) 排水装置
KR101763828B1 (ko) 세면대 수전용 분배장치
JPS5830876Y2 (ja) 排水装置
JPH094012A (ja) 便器洗浄タンク装置における補助水管の接続構造
JP6454854B2 (ja) 排水器の取付構造
CA2325514C (en) Tub overflow waste assembly
JPH0729082U (ja) 便器取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees