JPH11100880A - 排水装置 - Google Patents
排水装置Info
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- JPH11100880A JPH11100880A JP31580997A JP31580997A JPH11100880A JP H11100880 A JPH11100880 A JP H11100880A JP 31580997 A JP31580997 A JP 31580997A JP 31580997 A JP31580997 A JP 31580997A JP H11100880 A JPH11100880 A JP H11100880A
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Abstract
いて、必要な部品点数を少なくして取付施工を簡略化す
る。また排水管トラップを接続作業するに際して、キャ
ビネット内部の排水管を床などに予め設けてある外部配
管に対して位置合せする作業を容易なものとする。 【解決手段】洗面器12の排水口を構成する筒状の排水
口金具28の雄ねじ部34に締付ナット36を締め込ん
で排水口金具28を固定するとともに、排水口金具28
に排水管トラップ46を接続する。そしてその接続を、
締付ナット36に設けた弾性係合爪80と、排水管トラ
ップ46上端部に形成した溝状の被係合部86との弾性
係合に基づいて行う。また弾性係合爪80と被係合部8
6は管軸周りに回転可能に互いに係合できるものとす
る。
Description
水槽の底部からの排水を行う排水装置に関し、詳しくは
排水管トラップを備えたものに関する。
おける排水装置は、洗面器,シンク等水槽の底部開口に
挿入されて水槽の排水口を構成する筒状の排水口部材に
対して、S字状に回曲した形態の排水管トラップを接続
した構造とされていた。
来の一例を示したものである。同図において200は洗
面化粧台における洗面器であって底部に開口が形成さ
れ、その開口に、図13に示しているように上端にフラ
ンジ202を有する円筒形状の排水口金具(排水口部
材)204が上側から下向きに挿入されている。
ねじ部206を有し、その雄ねじ部206に対して、洗
面器200の下側において締付ナット208がねじ込ま
れている。そしてその締付ナット208の締付力によっ
て、排水口金具204がパッキン210を介して洗面器
200の底部に水密に固定されている。
212が袋ナット214にて連結されており、その接続
管212に対して、S字状に回曲した形態の排水管トラ
ップ216の上端部が袋ナット217にて連結されてい
る。
6は接続管212を介してその上端部が排水口金具20
4に接続されている。尚排水管トラップ216は、底部
のディップ部216A,これより上向きに延び出す流出
脚216B,溢れ部となるウエア部216Cとを有して
いる。そしてそのウエア部216Cに続いて排水管21
8が下向きに延び出している。
の排水装置の場合、部品点数が多く、従ってまたその取
付施工に当って狭いキャビネット220内部で多数の部
品の接続作業が必要で、取付施工に多大の手間を要する
といった問題があった。
ップ216の接続作業に当って、排水管218の端部を
予め床などに施してある外部配管の位置に合わせ、その
状態で排水管トラップ216を接続するといった作業が
難しく且つ面倒であるといった問題があった。
施してある外部配管に対して、排水管218の端部位置
が合うように排水管トラップ216の回転方向位置、つ
まり排水口金具204の管軸周りの位置を定め、そのよ
うな位置出しを行った上で、袋ナット214,217の
ねじ込みによる排水管トラップ216の接続を行うこと
となるが、このような位置出しを行った上で袋ナット2
14,217の締込みによる固定を行っても、いざ排水
管218端部を外部配管につなぎ合わせようとしたとき
に両者の位置がずれている場合があり、この場合上記従
来の排水装置の場合には、一旦袋ナット214,217
を緩めて、排水管トラップ216の回転方向位置を微調
整し、その後において再び袋ナット214,217の締
込作業を行わなければならないなど、排水管トラップ2
16の接続作業に非常な面倒を伴っていた。また袋ナッ
ト214,217の締込作業自体も面倒なものであっ
た。
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1の排水装置は、洗面器,シンク等水
槽の底部開口に挿入されて該水槽の排水口を構成する筒
状の排水口部材の雄ねじ部に対して、該水槽の裏面から
締付ナットを締め込んで該排水口部材を該水槽底部に固
定するとともに、該水槽の下方において該排水口部材に
対し排水管トラップを接続して成る排水装置において、
前記締付ナットと前記排水管トラップとを管軸方向に水
密に且つ該管軸周りに相対回転可能に嵌合させるととも
に、それら締付ナットと排水管トラップとの一方に弾性
係合爪を、他方に該弾性係合爪を該管軸周りに相対回転
可能に係合させる被係合部を形成し、それら弾性係合爪
と被係合部との係合により、該締付ナットと排水管トラ
ップとを接続固定したことを特徴とする。
て、前記締付ナットには下向きの環状溝が形成される一
方、前記排水管トラップの上端部には上向きの環状突部
が形成され、該環状突部が該環状溝にシール部材を介し
て水密に嵌合されていることを特徴とする。
れかにおいて、前記締付ナットの側に、先端に内向きの
係止突起を有する前記弾性係合爪が設けられる一方、前
記排水管トラップの上端部外周面には該係止突起を係入
させる、周方向に連続した溝状の被係合部が形成され、
且つ該弾性係合爪は周方向に所定間隔を隔てて断続的に
複数個形成されているとともに、該締付ナットには、そ
れら弾性係合爪の間の位置において該排水管トラップの
上端部外周面に当接嵌合するスカート状部が形成されて
いることを特徴とする。
れかにおいて、前記締付ナットの側に、先端に内向きの
係止突起を有する前記弾性係合爪が設けられる一方、前
記排水管トラップの上端部外周面には、該係止突起を係
入させる周方向に連続した溝状の被係合部が形成され、
且つ該弾性係合爪は、該弾性係合爪に弾性変形を与える
ための切れ目を除いて該締付ナットの全周に亘って実質
上連続的に形成されていることを特徴とする。
れかにおいて、前記排水管トラップの外周面には、周方
向に環状をなす突出状の鍔状部が形成されていて、該鍔
状部の外周面に前記溝状の被係合部が形成されているこ
とを特徴とする。
水槽の底部開口に挿入されて該水槽の排水口を構成する
筒状の排水口部材の雄ねじ部に対して、該水槽の裏面か
ら締付ナットを締め込んで該排水口部材を該水槽底部に
固定するとともに、該水槽の下方において該排水口部材
に対し排水管トラップを接続して成る排水装置におい
て、前記締付ナットと前記排水管トラップとを管軸方向
に水密に且つ該管軸周りに相対回転可能に嵌合させると
ともに、それら締付ナットと排水管トラップ上端部とに
対して前記管軸方向に係合する抜止部材を、それら締付
ナットと排水管トラップ上端部とにまたがって装着し、
該抜止部材にて該締付ナットからの排水管トラップ上端
部の抜けを防止するようになしたことを特徴とする。
て、前記締付ナットには下向きの環状溝を形成する一
方、前記排水管トラップの上端部には上向きの環状突部
を形成し、該環状突部を該環状溝にシール部材を介して
相対回転可能に水密に嵌合させ、該環状突部の外周面に
は管軸方向の所定位置に下向きの段付面を形成して係合
面となす一方、前記締付ナットには該係合面に対応する
位置において前記環状溝の外側部分を内外方向に貫通す
る嵌込溝を形成し、該嵌込溝を通じてリング状をなす前
記抜止部材を挿入して前記係合面に係合させ、前記排水
管トラップ上端部を抜止めするようになしたことを特徴
とする。
て、前記抜止部材を弾性材にて形成し、その弾性力に基
づいて該抜止部材を脱着可能となしたことを特徴とす
る。
置は、締付ナットと排水管トラップとを相対回転可能に
水密に嵌合させ、そしてそれらの一方に弾性係合爪を、
他方に被係合部を形成して、それら弾性係合爪と被係合
部とを係合させ、以て締付ナットと排水管トラップとを
接続固定するようになしたもので、この排水装置の場
合、締付ナットと排水管トラップとの接続は弾性係合爪
と被係合部との係合に基づいてなされており、排水管ト
ラップは接続固定状態の下で排水口部材の管軸周りに回
転可能である。
プを排水口部材に対して接続する前に予め排水管トラッ
プの回転方向位置、つまり排水管トラップに続く排水管
を外部配管の位置に合わせるための排水口部材の管軸周
りの回転方向位置を正確に位置出ししておかなくてもよ
く、排水管トラップを排水口部材に接続した後に排水管
トラップを相対回転させることで、排水管の端部の位置
を外部配管の位置に正確に容易に合わせることができ
る。
合爪を被係合部に対して弾性係合させることで排水管ト
ラップをワンタッチで接続固定できるため、この請求項
1の排水装置によれば、排水管トラップの接続作業を含
む排水装置の取付施工を極めて簡単に行うことができる
ようになる。
た図13の接続管212を不要化でき、従って排水装置
のための必要な部品点数を削減でき、またそれら部品を
連結するための連結作業を削減することができる。これ
により排水装置の取付施工を更に簡略化することができ
る。
不要化できることに加えて水槽底部の厚みの変化に応じ
て排水口部材に対する螺合位置を上下に変化することの
できる締付ナットに対して排水管トラップを直接接続固
定するようにしていることから、排水管トラップの位置
を上方に持ち来すことができるとともに、水槽底部の厚
みが薄い場合にはその厚みの薄い分だけ更に排水管トラ
ップを上側にシフトさせることができる利点がある。
きの環状溝を形成してそこに排水管トラップ上端部の上
向きの環状突部をシール部材を介して水密に回転可能に
嵌合させるようになしたもので、このようにすることに
よって締付ナットと排水管トラップ上端部とを容易に組
み付けるができる。
締付ナットの側に弾性係合爪を設ける一方、排水管トラ
ップの上端部外周面に溝状の被係合部を形成し、そこに
弾性係合爪を係合させるようになすことができる。この
場合においてその弾性係合爪を周方向に所定間隔を隔て
て断続的に複数個形成することができる。但しこのよう
にそれら弾性係合爪を周方向に所定間隔を隔てて断続的
に複数個形成した場合、排水管トラップ上端部と締付ナ
ットとの接続固定強度が不十分となる恐れがある。
れら弾性係合爪の間においてスカート状部を設け、その
スカート状部を、排水管トラップの上端部外周面に当接
嵌合するようになしたもので、このようにすれば、比較
的少ない弾性係合爪によって排水管トラップを接続固定
した場合にも十分な接続固定強度を得ることができる。
爪を周方向に所定間隔で断続的に設ける代わりに、弾性
係合爪に対して弾性変形を与えるための切れ目を除いて
実質上周方向に連続的にかかる弾性係合爪を形成したも
ので、この排水装置の場合、弾性係合爪が周方向に沿っ
て実質上連続的に環状に設けられているため、その弾性
係合爪による係合に基づいて、排水管トラップ上端部を
十分な強度で接続固定することができる。
面に突出状の鍔状部を周方向に連続的に形成し、その鍔
状部外周面に溝状の被係合部を形成して、そこに弾性係
合爪を係合させるようになすことができる(請求項
5)。
排水管トラップとを管軸方向に水密に且つ管軸周りに相
対回転可能に嵌合させた上、それら締付ナットと排水管
トラップ上端部とに対して管軸方向に係合する抜止部材
を、それら締付ナット及び排水管トラップ上端部にまた
がって装着し、以て排水管トラップ上端部の抜けを防止
するようになしたもので、この装置においては、上記弾
性係合爪と被係合部との弾性係合力に基づく接続固定に
比べて、締付ナットと排水管トラップ上端部とを更に強
固に接続固定することができる。
付ナットに下向きの環状溝を、また排水管トラップ上端
部に上向きの環状突部をそれぞれ形成して互いに相対回
転可能に水密に嵌合させた上、締付ナットに形成した嵌
込溝を通じてリング状をなす抜止部材を挿入し、環状突
部の外周面に形成した段付面形状の係合面に係合させて
排水管トラップ上端部を抜止めするようになすことがで
きる(請求項7)。このようにすることで、容易に抜止
部材を用いて排水管トラップを締付ナットから抜止めす
ることができる。
材にて形成し、その弾性力に基づいて脱着可能となすこ
とができる(請求項8)。このようにすれば、排水管ト
ラップを取り外す必要が生じたときに簡単に取外しがで
き、また締付ナットに対して簡単に接続固定することが
できる。
説明する。図1において10は洗面化粧台で、12は洗
面器、16は洗面器12下部のキャビネットであり、1
8は蹴込部である。20はキャビネット16における底
板であり、22はその背板、24は開閉可能な扉であ
る。
するための排水装置の要部構造を示したものである。図
2に示しているように、洗面器12の底部には開口26
が形成されており、その開口26に、円筒形状の排水口
金具(排水口部材)28が上側から下向きに挿入されて
いる。
有しており、そのフランジ部30が、洗面器12底部に
形成されたテーパ面32に当接させられている。
部34を有し、その雄ねじ部34に対して締付ナット3
6がねじ込まれている。そしてその締付ナット36の締
付力に基づいて、排水口金具28がパッキン38,40
を介して洗面器12底部に水密に固定されている。尚、
図中41はスリップワッシャである。
る排水口を構成するもので、上端に排水口を開閉するた
めの栓体42が装着されるようになっており、また栓体
42の直下において、周壁部には流入口44が形成され
ている。この流入口44は、洗面器12の上端部のオー
バーフロー孔よりオーバーフローした水を排水口金具2
8内部に流入させるためのものである。
って、この排水管トラップ46は、流入脚48と、底部
のディップ部50と、これから立ち上がる流出脚52,
溢れ部となるウエア部54とを有しており、そのウエア
部54に続いて排水管56が下向きに立ち下がってい
る。この排水管56は、キャビネット16における底板
20を貫通して、予め床に埋込配管されている外部配管
に連絡されている。
もので、このトラップ本体58に流入脚48,ディップ
部50及び流出脚52の一部が形成されている。
流出脚52の他部及びウエア部54がこの管体60側に
形成されている。そしてこの管体60の断面円形の端部
が、トラップ本体58の対応する円形の端部内面に嵌入
された上、トラップ本体58の端部外周面に形成された
雄ねじ部62に対する袋ナット64のねじ込みにより、
かかる管体60の端部とトラップ本体58の端部とが、
互いにパッキン66を介して水密に回転可能に連結され
ている。
8は、図5(A)に示しているように横断面形状が大径
の円形状とされており、また同図(C)に示しているよ
うに流出脚52も同様に横断面形状が円形且つ流入脚4
8のそれよりも小径とされている。
ようにその全体が水平方向に直状形態とされており、且
つその横断面形状が、図5(B)に示しているように横
長扁平形状の断面矩形状をなしている。
ほぼ全体が直状部とされているのであり、且つその上面
と下面が平坦面とされている。更にまたディップ部50
は、大径の流入脚48から小径の流出脚52に向かっ
て、その幅寸法が漸次小となる形状とされている。尚、
図2において68は水抜口であり、キャップ70によっ
て通常は閉鎖されている。
てその内周面に雌ねじ部72が形成されており、この雌
ねじ部72が、排水口金具28の雄ねじ部34に螺合さ
れている。
取り囲む形態の下向きに開口した環状溝74を有してい
る。一方排水管トラップ46の上端部には、対応する上
向きの環状突部76が備えられており、この環状突部7
6が環状溝74に相対回転可能且つシール部材としての
パッキン(Oリング)78を介して水密に嵌合されてい
る。
下端に弾性係合爪80が一体に形成されている。ここで
弾性係合爪80は全周に亘って実質上連続的に形成され
ている。
に、弾性係合爪80の内外方向の弾性変形能を高めるた
めに周方向所定間隔毎に形成された切れ目82を除いて
実質上全周に亘り連続的に環状に弾性係合爪80が形成
されている。
には、周方向に連続した環状をなす突出状の鍔状部84
が一体に形成されており、その鍔状部84の外周面に、
同じく周方向に連続した環状をなす溝状の被係合部86
が形成されている。そしてその溝状の被係合部86に対
して締付ナット36の弾性係合爪80が、詳しくはその
弾性係合爪80の下端の内向きの係止突起88が係合さ
せられ、その係合力に基づいて、排水管トラップ46の
上端部が締付ナット36に、つまり排水口金具28に接
続固定されている。
金具28と排水管トラップ46との接続が弾性係合爪8
0と被係合部86との弾性係合に基づいてなされてお
り、排水管トラップ46は接続固定状態の下で排水口金
具28の管軸周りに回転可能である。
プ46を排水口金具28に対して接続する前に予め排水
管トラップ46の回転方向位置、つまり排水管トラップ
46に続く排水管56を外部配管の位置に合わせるため
の排水口金具28の管軸周りの回転方向位置を正確に位
置出ししておかなくても良く、排水管トラップ46を排
水口金具28に接続した後において、排水管トラップ4
6を相対回転させることで、排水管56の端部の位置を
外部配管の位置に正確に容易に合わせることができる。
80を被係合部86に対して弾性係合させるだけで排水
管トラップ46をワンタッチで接続固定できるため、排
水管トラップ46の接続作業を含む排水装置の取付施工
を極めて簡単に行うことができる。
排水管トラップ46との直接接続部材とし、その締付ナ
ット36に下向きの環状溝74を形成して、そこに排水
管トラップ46上端部の上向きの環状突部76をパッキ
ン78を介して水密に回転可能に嵌合させ、同時に排水
管トラップ46上端部を締付ナット36に接続するよう
にしているため、従来必要とされていた図12の接続管
212を不要化することができる。
削減でき、またそれら部品を連結するための連結作業を
削減することができる。これにより排水装置の取付施工
を更に簡略化することができる。
が周方向に沿って実質上連続的に環状に設けられている
ため、その弾性係合爪80による係合に基づいて、排水
管トラップ46上端部を十分な強度で接続固定すること
ができる。
れる締付ナット90を示したもので、この締付ナット9
0の場合、弾性係合爪80が周方向に所定間隔毎に不連
続状で断続的に複数個(この例では90°毎に4個)形
成されている。そしてそれら弾性係合爪80の間におい
て、排水管トラップ46の上端部外周面、詳しくは鍔状
部84の外周面に当接嵌合する円弧状のスカート状部9
2が一体に形成されている。
記実施例の締付ナット36と同様の働きをなすものであ
る。即ちこの締付ナット90は、排水口金具28の下端
部外周面の雄ねじ部34にねじ込まれて排水口金具28
を洗面器12底部に固定するとともに、下端の弾性係合
爪80を排水管トラップ46の上端部外周面の溝状の被
係合部86に弾性的に係合させて、排水管トラップ46
の上端部を排水口金具28に接続固定する。
にスカート状部92を設けてそのスカート状部92を排
水管トラップ46の鍔状部84の外周面に当接嵌合する
ようしているため、少ない弾性係合爪80によって排水
管トラップ46を接続固定した場合にも十分な接続固定
強度を得ることができる。
装置を示している。この実施例において用いられる締付
ナット94には、図8及び図9(B)に示しているよう
に環状溝74の外側部分を内外方向に貫通する一対の円
弧形状の嵌込溝98が形成されている。
トラップ46の環状突部76の外周面には、管軸方向
(図8中上下方向)の所定位置に下向きの段付面が全周
に亘って形成されている。本例においてはこの下向きの
段付面が係合面96とされている。
ット94とは、排水管トラップ46の環状突部76が締
付ナット94の環状溝74に相対回転可能且つパッキン
78を介して水密に嵌合された上、抜止部材としての樹
脂製の弾性Cリング100によって抜け止めされてい
る。
94と排水管トラップ46の環状突部76とにまたがっ
て装着されており、その内周側上面において係合面96
に対して上向きに係合するとともに、それよりも外周側
において嵌込溝98の上下面に対して係合し、以て排水
管トラップ46の締付ナット94からの抜けを防止して
いる。
する場合、図9(A)に示しているように弾性Cリング
100を、その開口102を通じて締付ナット94の嵌
込溝98に弾性変形させつつ嵌め込む。このとき弾性C
リング100は、内周側の上面を排水管トラップ46の
側の係合面96に係合させ、更にその外周側の部分を嵌
込溝98の上下面に係合させた状態となる。即ち締付ナ
ット94と排水管トラップ46の環状突部76とにまた
がって装着された状態となる。
グ100を締付ナット94と排水管トラップ46の環状
突部76とにまたがって装着することで環状突部76の
抜けを防止しているため、図2或いは図6に示す実施例
における接続固定、つまり弾性係合爪80と被係合部8
6との弾性係合力に基づく接続固定に比べて、締付ナッ
ト94と排水管トラップ46の環状突部76とを更に強
固に接続固定することができ、以て排水管トラップ46
の抜けをより確実に防止することができる。
例を示している。この例では、環状突部76の外周面の
管軸方向(図10中上下方向)の所定位置に環状溝10
4が形成されており、この環状溝104によって下向き
の段付面、つまり係合面96が形成されている。
に対し締付ナット94の嵌込溝98を通じて弾性Cリン
グ100が嵌め込まれている。即ち、本例においても弾
性Cリング100が締付ナット94と排水管トラップ4
6の環状突部76とにまたがって装着されており、これ
によって環状突部76の抜けが防止されている。尚、そ
の他の構成については図7ないし図9の実施例と同じで
あるので説明を省略する。
あくまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない
範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
粧台を、キャビネットを一部切り欠いてその内部を示す
図である。
図である。
る。
視図である。
部の横断面形状を示す図である。
である。
状態で示す斜視図である。
る。
視図である。
解斜視図である。
面化粧台とともに示す図である。
す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 洗面器,シンク等水槽の底部開口に挿入
されて該水槽の排水口を構成する筒状の排水口部材の雄
ねじ部に対して、該水槽の裏面から締付ナットを締め込
んで該排水口部材を該水槽底部に固定するとともに、該
水槽の下方において該排水口部材に対し排水管トラップ
を接続して成る排水装置において前記締付ナットと前記
排水管トラップとを管軸方向に水密に且つ該管軸周りに
相対回転可能に嵌合させるとともに、それら締付ナット
と排水管トラップとの一方に弾性係合爪を、他方に該弾
性係合爪を該管軸周りに相対回転可能に係合させる被係
合部を形成し、それら弾性係合爪と被係合部との係合に
より、該締付ナットと排水管トラップとを接続固定した
ことを特徴とする排水装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記締付ナットには
下向きの環状溝が形成される一方、前記排水管トラップ
の上端部には上向きの環状突部が形成され、該環状突部
が該環状溝にシール部材を介して水密に嵌合されている
ことを特徴とする排水装置。 - 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記締
付ナットの側に、先端に内向きの係止突起を有する前記
弾性係合爪が設けられる一方、前記排水管トラップの上
端部外周面には該係止突起を係入させる、周方向に連続
した溝状の被係合部が形成され、且つ該弾性係合爪は周
方向に所定間隔を隔てて断続的に複数個形成されている
とともに、該締付ナットには、それら弾性係合爪の間の
位置において該排水管トラップの上端部外周面に当接嵌
合するスカート状部が形成されていることを特徴とする
排水装置。 - 【請求項4】 請求項1,2の何れかにおいて、前記締
付ナットの側に、先端に内向きの係止突起を有する前記
弾性係合爪が設けられる一方、前記排水管トラップの上
端部外周面には、該係止突起を係入させる周方向に連続
した溝状の被係合部が形成され、且つ該弾性係合爪は、
該弾性係合爪に弾性変形を与えるための切れ目を除いて
該締付ナットの全周に亘って実質上連続的に形成されて
いることを特徴とする排水装置。 - 【請求項5】 請求項2〜4の何れかにおいて、前記排
水管トラップの外周面には、周方向に環状をなす突出状
の鍔状部が形成されていて、該鍔状部の外周面に前記溝
状の被係合部が形成されていることを特徴とする排水装
置。 - 【請求項6】 洗面器,シンク等水槽の底部開口に挿入
されて該水槽の排水口を構成する筒状の排水口部材の雄
ねじ部に対して、該水槽の裏面から締付ナットを締め込
んで該排水口部材を該水槽底部に固定するとともに、該
水槽の下方において該排水口部材に対し排水管トラップ
を接続して成る排水装置において前記締付ナットと前記
排水管トラップとを管軸方向に水密に且つ該管軸周りに
相対回転可能に嵌合させるとともに、それら締付ナット
と排水管トラップ上端部とに対して前記管軸方向に係合
する抜止部材を、それら締付ナットと排水管トラップ上
端部とにまたがって装着し、該抜止部材にて該締付ナッ
トからの排水管トラップ上端部の抜けを防止するように
なしたことを特徴とする排水装置。 - 【請求項7】 請求項6において、前記締付ナットには
下向きの環状溝を形成する一方、前記排水管トラップの
上端部には上向きの環状突部を形成し、該環状突部を該
環状溝にシール部材を介して相対回転可能に水密に嵌合
させ、該環状突部の外周面には管軸方向の所定位置に下
向きの段付面を形成して係合面となす一方、前記締付ナ
ットには該係合面に対応する位置において前記環状溝の
外側部分を内外方向に貫通する嵌込溝を形成し、該嵌込
溝を通じてリング状をなす前記抜止部材を挿入して前記
係合面に係合させ、前記排水管トラップ上端部を抜止め
するようになしたことを特徴とする排水装置。 - 【請求項8】 請求項7において、前記抜止部材を弾性
材にて形成し、その弾性力に基づいて該抜止部材を脱着
可能となしたことを特徴とする排水装置。
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