JPH11100316A - ゲル化した化粧用スティックのための有用な組成物 - Google Patents

ゲル化した化粧用スティックのための有用な組成物

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JPH11100316A
JPH11100316A JP10213320A JP21332098A JPH11100316A JP H11100316 A JPH11100316 A JP H11100316A JP 10213320 A JP10213320 A JP 10213320A JP 21332098 A JP21332098 A JP 21332098A JP H11100316 A JPH11100316 A JP H11100316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DBS化合物によりゲル化可能な有機液体
と、有機液体内に分散されるDBS化合物とを含む組成
物であって、化粧用スティックの製造に用いられ得る組
成物を提供する。 【解決手段】 本発明の組成物は、DBS化合物により
ゲル化可能である有機液体と、該有機液体中に分散され
る少なくとも0.5重量%のDBS化合物とを含む組成
物であって、該DBS化合物は、2重量%を上回る含水
量を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は概して、制汗剤およ
び脱臭剤スティックなどの化粧用スティックにおいて有
用な、有機液体とソルビトールアセタールゲル化剤とを
含む組成物に関する。具体的には、本発明は、ジベンジ
リデンソルビトールアセタール(DBS)およびジオー
ルの安定した分散体に関する。
【0002】
【従来の技術】有機液体をゲル化するためにDBSを使
用することは周知である。例えば、DBSは、ポリエス
テル(US-A-3,767,729)、軽油などの危険な液体(JP-B
-77-043555)、コールピッチあるいはオイルピッチ(JP
-B-77-028821)、水およびアルコールの混合物(JP-B-8
6-8695)、ならびに石油漏れ(oil spill)(US-A-4,50
2,975)のためのゲル化剤あるいは増粘剤(thickening
agent)として開示されている。
【0003】化粧用スティック組成物をゲル化するため
にDBSを使用することもまた周知であり、CA-A-2,06
4,179に例示されている。簡単に説明すると、収斂性塩
(astringent salt)および/または抗菌剤を、プロピ
レングリコールなどの溶媒中にDBSとともに溶解す
る。これを冷却すると、DBSが組成物中でネットワー
ク(network)またはマトリックスを形成し、組成物が
ゲル化する。
【0004】化粧用スティックの製造では、DBSを有
機溶媒中の濃縮された分散体の形態で組成物に添加する
ことが望ましい場合がある。分散体は、ポンプで送り出
されるかまたは注がれなければならないので、ゲル化し
ないこと、あるいは、機器および移送ラインを塞がない
ことが重大である。従って、有機溶媒中の濃縮されたD
BSの分散体を調製する場合、この調製を周囲条件下で
行う場合であっても、組成物がゲル化して、生産が無駄
になり得る付随的な危険性がある。
【0005】芳香族環に1〜3個のアルキル基またはハ
ロ基などの様々な置換基を有するジベンジリデンソルビ
トールは先行技術において周知であり、その多くが市販
されている。本明細書では、置換されたDBSゲル化剤
およびジベンジリデンソルビトール自体を「DBS化合
物」と総称する。有機液体をゲル化する際に用いられる
DBSは、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ
(Spartanburg)のMilliken & CompanyのMilliken Chem
ical Divisionの登録商標MILLITHIX 925(R)(本明細書
において、「(R)」の記号を付した名称は登録商標を意
味する)の下で入手可能である。この製品は、1〜2重
量%の水を含む仕様(specification)で販売されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、DB
S化合物によりゲル化可能な有機液体と、有機液体内に
分散されるDBS化合物とを含む組成物であって、化粧
用スティックの製造に用いられ得る組成物を提供するこ
とである。本発明の別の目的は、長時間安定している、
即ち、ゲル化せずに流動可能であるDBS/有機溶媒の
組成物を提供することである。本発明のその他の目的と
しては、5重量%以上のDBS化合物を含む濃縮された
組成物、C2-6二価アルコールまたは低分子量のポリア
ルキレングリコールをゲル化剤として用いる組成物、お
よび系に付加的な化合物を導入せずにDBS化合物の濃
縮された組成物を安定化させる手段を提供すること、な
どがある。
【0007】従って、DBS化合物によりゲル化可能な
有機液体と、その液体内に分散される0.5重量%以上
のDBS化合物とを含む組成物が提供される。DBS化
合物は2重量%を上回る含水量を有する。分散体は、長
時間安定するという利点を有する。即ち、分散体は、組
成物の使用時までゲル化あるいは固化せず、流動可能な
ままである。DBS化合物の比較的高い含水量は、DB
S化合物のゲル化特性に悪影響を及ぼさない。例えば、
この組成物は加熱することができ、そうすれば、DBS
は有機液体中に溶解し、冷却すると沈殿してネットワー
クを形成し、このネットワークが硬いゲルを作り出す。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の組成物は、DB
S化合物によりゲル化可能である有機液体と、該有機液
体中に分散される少なくとも0.5重量%のDBS化合
物とを含む組成物であって、該DBS化合物は、2重量
%を上回る含水量を有する。
【0009】好適な実施態様においては、上記有機液体
が、C2-6アルコール、およびC1-4アルキレンのポリア
ルキレングリコールからなる群から選択される。
【0010】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、ベンズアルデヒドと、C1- 4アルキル、ハロゲ
ン、および不飽和炭化水素環において隣接する炭素原子
と炭素環式環を形成するC3-5アルキレンから選択され
る1〜3個の置換基を有するベンズアルデヒドとからな
る群から選択される2モルの芳香族アルデヒドの縮合生
成物であるジアセタールから選択される。
【0011】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、2.2重量%と3.5重量%との間の含水量を
有する。
【0012】好適な実施態様においては、上記組成物
が、5重量%〜30重量%の上記DBS化合物を含み
得、そして該組成物は、35℃までの温度で24時間後
に流動可能である。
【0013】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物がジベンジリデンソルビトールである。
【0014】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、2.4重量%〜3.0重量%の含水量を有し
得、10重量%〜25重量%の上記組成物を含む。
【0015】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、5重量%〜30重量%の上記組成物を含み得、
そして40℃までの温度で24時間後に流動可能であ
る。
【0016】好適な実施態様においては、上記有機液体
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、およびトリプロピレングリコールからなる
群から選択される。
【0017】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、2.2重量%と3.5重量%との間の含水量を
有するジベンジリデンソルビトールであってもよく、組
成物は、5重量%〜30重量%の該DBS化合物を含
む。
【0018】本発明の組成物の作製方法は、2重量%を
上回る含水量を有するDBS化合物を少なくとも0.5
重量%、該DBS化合物によりゲル化可能な有機液体中
に分散させる工程を包含する。
【0019】好適な実施態様においては、上記有機液体
が、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレング
リコール、および400以下の分子量を有するC1-4
ルキレンのポリアルキレングリコールからなる群から選
択され得、そして混合温度は40℃未満である。
【0020】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、ベンズアルデヒドと、C1- 4アルキル、ハロゲ
ン、および不飽和炭化水素環において隣接する炭素原子
と炭素環式環を形成するC3-5アルキレンから選択され
る1〜3個の置換基を有するベンズアルデヒドとからな
る群から選択される2モルの芳香族アルデヒドの縮合生
成物であるジアセタールから選択される。
【0021】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、2.2重量%と3.5重量%との間の含水量を
有する。
【0022】好適な実施態様においては、上記組成物
が、5重量%〜30重量%の上記DBS化合物を含み
得、そして該組成物は、35℃までの温度で24時間後
に流動可能である。
【0023】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、ジベンジリデンソルビトールである。
【0024】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、2.4重量%を上回る含水量を有し得、10重
量%〜25重量%の上記組成物を含む。
【0025】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物は、10重量%〜25重量%の上記組成物を含み
得、そして40℃までの温度で24時間後に流動可能で
ある。
【0026】好適な実施態様においては、上記有機液体
が、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、およびトリプロピレングリコールからなる
群から選択される有機液体からなる群から選択される。
【0027】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、2.2重量%と3.5重量%との間の含水量を
有し得、組成物は、5重量%〜30重量%の該DBS化
合物を含む。
【0028】本発明の別の組成物は、2重量%を上回る
含水量を有する少なくとも5重量%のDBS化合物を、
該DBS化合物によりゲル化可能な有機液体と混合する
工程を含むプロセスの組成物であって、該DBS化合物
は、該有機液体とともに分散体を形成する。
【0029】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、ジベンジリデンソルビトールであってもよく、
10重量%を上回る含水量を有する該DBS化合物のス
ラリーまたは濾過ケーキを、2重量%を上回る値から4
重量%の範囲の含水量まで乾燥させることによって調製
される。
【0030】好適な実施態様においては、上記DBS化
合物が、ベンズアルデヒドと、C1- 4アルキル、ハロゲ
ン、および不飽和炭化水素環において隣接する炭素原子
と炭素環式環を形成するC3-5アルキレンから選択され
る1〜3個の置換基を有するベンズアルデヒドとからな
る群から選択される2モルの芳香族アルデヒドの縮合生
成物であるジアセタールからなる群から選択される。
【0031】好適な実施態様においては、上記有機液体
が、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレング
リコール、および400以下の分子量を有するC1-4
ルキレンのポリアルキレングリコールからなる群から選
択される。
【0032】好適な実施態様においては、上記組成物
が、2.2重量%以上の水を含む上記DBS化合物を5
重量%〜30重量%含む。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施形態お
よび特徴を説明するが、これは本発明の範囲を限定する
ものではない。本明細書では、特に言及しない限り、部
およびパーセンテージはすべて重量部および重量パーセ
ントであり、条件は、周囲条件、即ち、1気圧および2
5℃である。本明細書において、「芳香族」とは、少な
くとも1つの不飽和炭化水素環を有する単一環化合物お
よび縮合二重環化合物を指す。また、「アリール」と
は、単一環不飽和炭化水素および縮合二重環不飽和炭化
水素を指す。本明細書では、特に言及しない限り、脂肪
族炭化水素は1〜20個の炭素原子の長さであり、環式
脂肪族炭化水素は3〜8個の炭素原子を含む。
【0034】本明細書で引用する米国特許のすべてを、
本明細書において参考として援用する。
【0035】本発明の組成物は、(a)DBS化合物に
よりゲル化可能な有機液体と、(b)DBS化合物との
混合物である。この混合物は分散体である。即ち、この
混合物では、DBS化合物のうちの微量だけが可溶で有
機溶媒に溶けており、DBS化合物の大部分は粒状であ
る。一般に、DBS化合物の平均粒子サイズは、約50
ミクロンから約200ミクロンの範囲であるか、あるい
はそれよりも小さい。
【0036】組成物中のDBS化合物の濃度は0.5重
量%以上である。DBS化合物について、40重量%以
上のより高い濃度を用いてもよいが、この場合、固体の
濃度、粘性および安定性の上限に近づき得る。DBS化
合物の濃度は、組成物の重量に基づいて、好ましくは5
重量%〜30重量%であり、最も好ましくは10重量%
〜25重量%である。
【0037】本発明において有用な有機液体は、有機化
合物、および周囲条件で液体であり、DBS化合物によ
りゲル化可能な有機化合物の混合物である。一般に、加
熱するとDBS化合物が溶媒100gに対して約0.5
gの溶解度を有するが、冷却すると実質的に溶媒中によ
り溶けにくくなる有機液体は、ゲル化可能である。上記
基準を満たす実質的にすべての通常の有機溶媒が用いら
れ得る。例示的には、有機液体は、アセトン、アセトフ
ェノン、アニリン、ベンゼン、ベンジルアルコール、n
−ブタノール、四塩化炭素、ひまし油、クロロベンゼ
ン、クロロホルム、やし油、シクロヘキサノン、フタル
酸ジオクチル、ジオキサン、エポキシ樹脂(BPAタイ
プ)、エタノール、酢酸エチル、エチレングリコール、
メチルエチルケトン、ニトロベンゼン、オクタノール、
プロピレングリコール、ピリジン、テトラリン、トルエ
ン、鯨油、キシレン、ならびに液体石油製品(自動車お
よび航空機用燃料、燃料油、灯油、溶媒(例えば、ミネ
ラルスピリット)、潤滑剤、アスファルト、ケーブル
油、および切削油など)から選択され得る。
【0038】好適な実施形態では、有機液体およびDB
S化合物の組成物は、化粧用スティックの製造において
濃縮剤(concentrate)として用いられる。一般に、化
粧用スティックに用いられる有機液体に対する要件は、
比較的非毒性であり、他の成分と適合性(compatible)
があることである。当該技術分野において既知であるよ
うに、化粧用スティックは、例えば、制汗剤(収斂
剤)、抗菌剤、芳香剤、界面活性剤、乳化剤、緩和剤
(emollient)、着色剤、賦形剤などを含み得る。ほと
んどの場合、有機液体は、制汗剤成分の溶媒である。適
切な有機液体は通常、脂肪族アルコール、多価アルコー
ルおよびポリエーテルとして分類され得る。例えば、有
機液体は、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノ
ール、t−ブタノール、イソプロパノール、イソブタノ
ール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール(例え
ば、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレ
ングリコール)、ブチレングリコール(例えば、1,4
−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
1,2−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコ
ール)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、2,4−ジヒ
ドロキシ−2−メチルペンタン、グリセリン、ペンチレ
ングリコール、およびヘキシレングリコールを含む、C
2-6アルコールおよびC1-4アルキレンのポリエーテル;
およびポリエチレングリコール(例えば、ジエチレング
リコール);ポリプロピレングリコール(例えば、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール);な
らびにポリプロピレンポリエチレングリコールコポリマ
ーから選択され得る。
【0039】好ましくは、有機液体は、エチレングリコ
ール、1,3−プロピレングリコール、1,2−プロピ
レングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、
2,3−ブチレングリコール、1,5−ペンチレングリ
コールおよび1,6−ヘキシレングリコールなどのC
2-6二価アルコール、ならびにジエチレングリコール、
ジプロピレングリコールおよびトリプロピレングリコー
ルなどの400以下の分子量を有するポリエチレングリ
コールおよびポリプロピレングリコールから選択され
る。最も好ましくは、有機液体は、1,2−プロピレン
グリコールである。当業者は、本発明の範囲から逸脱す
ることなく、有機液体が、上記化合物と、N−メチル−
2−ピロリドンまたは炭酸プロピレンなどのその他の微
量の混和性有機溶媒との混合物を含み得ることを認識す
るであろう。
【0040】本明細書において、「DBS化合物」は、
ジベンジリデンソルビトールアセタール、および2モル
の芳香族アルデヒドと1モルの多価アルコールとの縮合
反応により作られるジアセタール全般を含むことが意図
される。芳香族アルデヒドは、少なくとも1つの不飽和
炭化水素環を有する単一環アルデヒドあるいは縮合二重
環アルデヒドであり、ベンズアルデヒド、ナフトアルデ
ヒド、インダンアルデヒド、およびテトラヒドロナフト
アルデヒド(テトラリンアルデヒド)を含む。芳香族ア
ルデヒドは、非置換であり得、あるいは、C1-4アルキ
ル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、CH2
l、CH2F、−CH=CHNO2、C1-6アルキルチ
オ、C1-6アルキルスルホキシ、不飽和炭化水素環にお
いて隣接する炭素原子と炭素環式環を形成するC3-5
ルキレン、カルボキシル、(C1−C20アルキルオキ
シ)カルボニル、(C1−C20アルキルオキシ)エチル
オキシカルボニル、(C1−C12アルキル)フェニル、
ハロゲン化フェニル、(C1−C12アルコキシ)フェニ
ル、(C1−C12アルキルオキシ)エチルオキシエチル
オキシカルボニル、および(C1−C12アルキルオキ
シ)エチルオキシエチルオキシエチルオキシカルボニル
基から選択される1〜5個の置換基を有し得る。好まし
くは、芳香族アルデヒドは、非置換のベンズアルデヒ
ド;p−メチル、p−エチル、2,4−ジメチル、3,
4−ジメチルおよび2,4,5−トリメチルベンズアル
デヒドを含む、C1-4アルキル、ハロゲン、および不飽
和炭化水素環において隣接する炭素原子と炭素環式環を
形成するC3-5アルキレンから選択される1〜3個の置
換基を有するベンズアルデヒド;5−インダンアルデヒ
ド;ならびに5’,6’,7’,8’−テトラヒドロ−
2−ナフトアルデヒドから選択される。好ましい芳香性
アルデヒドは、以下の式で表される。
【化1】 ここで、nは0、1、2または3であり、Rは、C1-4
アルキル、ハロゲン、または、不飽和親環(unsaturate
d parent ring)において隣接する原子と炭素環式環を
形成する3員あるいは4員のアルキレン基から独立して
選択される。
【0041】芳香性アルデヒドの混合物が与えられても
よく、この場合、この混合物により、同じまたは異なる
芳香族成分を有するジアセタールの分配が得られる。同
じ芳香族成分を有するジアセタールは対称ジアセタール
と呼ばれ、異なる芳香族成分を有するジアセタールは非
対称ジアセタールと呼ばれる。芳香族アルデヒドは、典
型的には、多価アルコールと反応して、1:3位および
2:4位でアセタールを形成する。
【0042】多価アルコールは、5個以上のヒドロキシ
ル基を有する。化学式HOCH2(CHOH)nCH2
H(n=3〜5)で表される糖アルコールが特に有用で
あることが分かった。多価アルコールは、好ましくは五
価アルコールまたは六価アルコールであり、最も好まし
くはキシリトールまたはソルビトールである。
【0043】組成物に用いられるDBS化合物は、純粋
であってもよく、あるいは、DBS化合物の混合物を表
していてもよい。
【0044】当該技術分野において周知であるように、
DBS化合物の合成は、典型的には、酸触媒の存在下
で、疎水性有機液体媒体において行われる。これは、US
-A-3,721,682、US-A-4,429,140、US-A-4,902,807、およ
びEP-B-0 497 976に示されている。あるいは、US-A-4,5
62,265およびUS-A-5,023,354に開示されるように、縮合
反応は、水性媒体において行われ得る。ソルビトールお
よびベンズアルデヒドのジアセタール、ならびにソルビ
トールおよびアルキル基で置換されたベンズアルデヒド
のジアセタールは、米国サウスカロライナ州スパータン
バーグのMilliken& Companyの1つの部(division)で
あるMilliken Chemicalから市販されている。
【0045】DBS化合物を合成するために使用される
媒体に関係なく、縮合反応の間には水が生成される。さ
らに、反応生成物は、後処理工程の間、生成物を水で洗
浄する際に水に曝露され、水分を含んだ濾過ケーキが残
る。この濾過ケーキの含水量はプロセスによって変化し
得るが、通常は10重量%を上回る水を含み、より典型
的には25重量%〜75重量%の水を含む。
【0046】DBS化合物の水分を含んだ濾過ケーキ
は、粒子乾燥用に市販されている、加熱撹拌乾燥機にお
いて減圧下で乾燥され得る。
【0047】DBS化合物のゲル化特性は、DBS化合
物が、2重量%を上回る水、好ましくは2.2重量%以
上の水、最も好ましくは2.4重量%以上の水を保持す
る点までDBS化合物を乾燥させることによって一時的
に抑制され得る。余分な水分は、DBS化合物の流動特
性に悪影響を与え得る。また、純度を不必要に希釈する
ことは一般に望ましくない。従って、2重量%を上回る
値から4重量%の範囲、好ましくは2.2重量%〜3.
5重量%、最も好ましくは2.4重量%〜3.0重量%
の含水量まで乾燥させたDBS化合物を提供することが
望ましい。
【0048】特定の理論に結びつけなければ、DBS化
合物に結合する水には2種類あると考えられる。1つ
は、(a)粒子の表面にゆるく結合し、および/または
粒子間の空隙を満たし、乾燥プロセスで比較的容易に除
去される「表面水」であり、もう1つは、(b)乾燥プ
ロセスの間に除去するために付加的なエネルギーを必要
とし、粒子の間隙に存在するか、またはDBS化合物結
晶構造内で水和水として存在する「結合水」である。
【0049】有機液体/DBS化合物の組成物は、従来
の攪拌容器中で成分を混合することによって形成され得
る。一般に、周囲温度で成分を混合し、そして組成物を
保存することが最も都合がよいが、例えば3℃以下の温
度の冷却した容器中で組成物を混合し、そして保存して
もよい。組成物を加熱すると、有機液体へのDBS化合
物の溶解を促進しやすくなり、組成物の冷却時にゲル化
を促進しやすくなる。従って、組成物を約70℃を上回
る温度に加熱しないことが好ましい。
【0050】本発明の利点は、保存容器を加熱または冷
却する必要なく、有機液体/DBS組成物が長時間保存
され得ることである。組成物は、保存に対して安定性が
あり、周囲温度、即ち、40℃を下回る温度、好ましく
は35℃を下回る温度では、長時間保持してもゲル化し
ない。組成物は少なくとも24時間は安定しており、そ
してDBS化合物の濃度が30重量%以下である場合、
組成物は480時間以上安定している。
【0051】組成物はまた、化粧用スティックに用いら
れるその他の様々な成分を含み得る。例えば、組成物
は、アルミニウムまたはジルコニウム収斂性塩などの制
汗剤、抗菌剤、芳香剤、界面活性剤、乳化剤、緩和剤、
着色剤、および賦形剤を含み得る。DBS化合物をゲル
化剤として用いた化粧用スティックの処方物は周知であ
り、WO-A-91/15191、CA-A-2,064,179、US-A-4,722,83
5、US-A-4,725,430、US-A-4,781,917、US-A-4,816,26
1、US-A-5,200,174、US-A-5,346,694、US-A-5,376,36
3、US-A-5,405,605、US-A-5,490,979、およびUS-A-5,60
9,855において見出され得る。
【0052】好適な実施形態では、制汗剤をプロピレン
グリコールなどの有機液体に別個に溶解する。次いで、
有機液体/DBS化合物組成物を、制汗剤溶液に対する
濃縮剤として添加し、化粧用スティック中でのDBS化
合物の濃度を約1重量%〜約5重量%、好ましくは2重
量%〜4重量%にする。
【0053】本発明は、以下の実施例によりさらに理解
され得る。DBSサンプルの含水量の測定は、Shimadzu
水分計(moisture balance)を用いて行った。
【0054】(実施例1)4オンスのガラス製ジャーに
24.0gのPG(プロピレングリコール)と、2.6
重量%の水を含む6.0gのDBS(ジベンジリデンソ
ルビトール)とを入れ、20重量%の分散体を調製し
た。材料を確実に完全に混ぜるために、ジャーに蓋をし
て30秒間強く振り混ぜた。この混合物は、最初、薄い
乳状分散体のコンシステンシーを有していた。この混合
物を定期的に振り混ぜ、その流動性についてテストし
た。480時間後、混合物はまだ流動可能であった。実
験中の温度は、22℃から25℃の間で変動した。
【0055】(実施例2)2.3重量%の水を含むDB
Sを用いて、実施例1と同様に20重量%の分散体を調
製した。実施例1と同様に混合物を混ぜてテストした。
480時間後、混合物はまだ流動可能であった。実験中
の温度は、22℃から25℃の間で変動した。
【0056】(実施例3(比較))1.9重量%の水を
含むDBSを用いて、実施例1と同様に20重量%の分
散体を調製した。実施例1と同様に混合物を混ぜてテス
トした。0.8時間後、混合物はかなり濃くなり、流動
不可能となった。実験中の温度は23℃であった。
【0057】(実施例4(比較))1.2重量%の水を
含むDBSを用いて、実施例1と同様に20重量%の分
散体を調製した。実施例1と同様に混合物を混ぜてテス
トした。0.3時間後、混合物はかなり濃くなり、流動
不可能となった。実験中の温度は23℃であった。
【0058】(実施例5)4オンスのガラス製ジャーに
45.0gのPGと、2.6重量%の水を含む15.0
gのDBSとを入れ、25重量%の分散体を調製した。
材料を確実に完全に混ぜるために、ジャーに蓋をして3
0秒間強く振り混ぜた。この混合物は、最初、薄い乳状
分散体のコンシステンシーを有していた。この混合物を
定期的に振り混ぜ、その流動性についてテストした。7
8時間後、混合物はまだ流動可能であった。実験中の温
度は、22℃から25℃の間で変動した。
【0059】(実施例6)4オンスのガラス製ジャーに
42.0gのPGと、2.6重量%の水を含む18.0
gのDBSとを入れ、30重量%の分散体を調製した。
材料を確実に完全に混ぜるために、ジャーに蓋をして3
0秒間強く振り混ぜた。この混合物は、最初、薄い乳状
分散体のコンシステンシーを有していた。この混合物を
定期的に振り混ぜ、その流動性についてテストした。2
4時間後、混合物はまだ流動可能であった。実験中の温
度は、22℃から25℃の間で変動した。
【0060】(実施例7)4オンスのガラス製ジャーに
24.0gのエチレングリコールと、2.6重量%の水
を含む6.0gのDBSとを入れ、20重量%の分散体
を調製した。材料を確実に完全に混ぜるために、ジャー
に蓋をして30秒間強く振り混ぜた。この混合物は、最
初、薄い乳状分散体のコンシステンシーを有していた。
この混合物を定期的に振り混ぜ、その流動性についてテ
ストした。24時間後、混合物はまだ流動可能であっ
た。実験中の温度は、22℃から25℃の間で変動し
た。
【0061】(実施例8(比較))1.2重量%の水を
含むDBSを用いて、実施例7と同様に20重量%の分
散体を調製した。実施例7と同様に混合物を混ぜてテス
トした。0.1時間後、混合物はかなり濃くなり、流動
不可能となった。実験中の温度は23℃であった。
【0062】(実施例9)4オンスのガラス製ジャーに
24.0gのジエチレングリコールと、2.6重量%の
水を含む6.0gのDBSとを入れ、20重量%の分散
体を調製した。材料を確実に完全に混ぜるために、ジャ
ーに蓋をして30秒間強く振り混ぜた。この混合物は、
最初、薄い乳状分散体のコンシステンシーを有してい
た。この混合物を定期的に振り混ぜ、その流動性につい
てテストした。24時間後、混合物はまだ流動可能であ
った。実験中の温度は、22℃から25℃の間で変動し
た。
【0063】(実施例10(比較))1.2重量%の水
を含むDBSを用いて、実施例9と同様に20重量%の
分散体を調製した。実施例9と同様に混合物を混ぜてテ
ストした。0.1時間後、混合物はかなり濃くなり、流
動不可能となった。実験中の温度は23℃であった。上
記実施例の結果を、以下の表1にまとめる。
【表1】 実施例1〜10は、DBSの含水量が、様々な有機液体
中でのDBSの分散体の流動性に劇的な影響を与えるこ
とを実証している。DBSが2重量%を上回る水を含む
場合(実施例1および2)、PG中の20重量%のDB
Sの分散体は480時間を越える間流動可能なままであ
るが、DBSが2重量%を下回る水を含む場合(実施例
3および4)、同様の分散体はそれぞれ0.8時間およ
び0.3時間後に流動不可能となる。分散体中のDBS
濃度が25重量%および30重量%に増加した場合、実
施例5および6の結果から、2.6重量%の水を含むD
BSにより、PGが24時間よりも長い間流動可能なま
まとなることが明らかである。
【0064】他の有機液体中のDBSの分散体について
も同様の観察が得られた。エチレングリコールおよびジ
エチレングリコールの両方の中の20重量%のDBSの
分散体について、実施例7〜10は、2.6重量%の水
を含むDBSでは、混合物が24時間よりも長い間流動
可能なままとなるが、1.2重量%の水を含むDBSで
は、混合物は0.1時間未満で濃くなり流動不可能なゲ
ルとなることを実証している。
【0065】もちろん、本発明には多くの他の実施形態
および変更が存在するが、これらの実施形態および変更
は、前掲の特許請求の範囲に規定される範囲内に含まれ
ることが意図される。
【0066】本発明の組成物は、アルキレングリコール
およびポリアルキレングリコールから選択される有機液
体中でのジベンジリデンソルビトールアセタール(DB
S)の分散体であって、分散体の早期ゲル化を抑制する
ために、DBSは2重量%を上回る含水量を有する。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、DBS化合物によりゲ
ル化可能な有機液体と、有機液体内に分散されるDBS
化合物とを含む組成物であって、化粧用スティックの製
造に用いられ得る組成物が提供される。また、本発明に
よれば、長時間安定している、即ち、ゲル化せずに流動
可能であるDBS/有機溶媒の組成物が提供される。さ
らに本発明によれば、5重量%以上のDBS化合物を含
む濃縮された組成物、C 2-6二価アルコールまたは低分
子量のポリアルキレングリコールをゲル化剤として用い
る組成物、および系に付加的な化合物を導入せずにDB
S化合物の濃縮された組成物を安定化させる手段が提供
される。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C09K 3/00 103 C09K 3/00 103M (71)出願人 598100933 920 Milliken Road, S partanburg, South C arolina 29304, U.S.A.

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DBS化合物によりゲル化可能である有
    機液体と、該有機液体中に分散される少なくとも0.5
    重量%のDBS化合物とを含む組成物であって、該DB
    S化合物は、2重量%を上回る含水量を有する、組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記有機液体が、C2-6アルコール、お
    よびC1-4アルキレンのポリアルキレングリコールから
    なる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記DBS化合物が、ベンズアルデヒド
    と、C1-4アルキル、ハロゲン、および不飽和炭化水素
    環において隣接する炭素原子と炭素環式環を形成するC
    3-5アルキレンから選択される1〜3個の置換基を有す
    るベンズアルデヒドとからなる群から選択される2モル
    の芳香族アルデヒドの縮合生成物であるジアセタールか
    ら選択される、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記DBS化合物が、2.2重量%と
    3.5重量%との間の含水量を有する、請求項3に記載
    の組成物。
  5. 【請求項5】 前記組成物が、5重量%〜30重量%の
    前記DBS化合物を含み、そして該組成物は、35℃ま
    での温度で24時間後に流動可能である、請求項4に記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記DBS化合物がジベンジリデンソル
    ビトールである、請求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記DBS化合物が、2.4重量%〜
    3.0重量%の含水量を有し、10重量%〜25重量%
    の前記組成物を含む、請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記DBS化合物が、5重量%〜30重
    量%の前記組成物を含み、そして40℃までの温度で2
    4時間後に流動可能である、請求項6に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記有機液体が、エチレングリコール、
    プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレ
    ングリコール、ジプロピレングリコール、およびトリプ
    ロピレングリコールからなる群から選択される、請求項
    1に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記DBS化合物が、2.2重量%と
    3.5重量%との間の含水量を有するジベンジリデンソ
    ルビトールであり、組成物は、5重量%〜30重量%の
    該DBS化合物を含む、請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 組成物の作製方法であって、2重量%
    を上回る含水量を有するDBS化合物を少なくとも0.
    5重量%、該DBS化合物によりゲル化可能な有機液体
    中に分散させる工程を包含する、方法。
  12. 【請求項12】 前記有機液体が、エチレングリコー
    ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペン
    チレングリコール、ヘキシレングリコール、および40
    0以下の分子量を有するC1-4アルキレンのポリアルキ
    レングリコールからなる群から選択され、そして混合温
    度は40℃未満である、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記DBS化合物が、ベンズアルデヒ
    ドと、C1-4アルキル、ハロゲン、および不飽和炭化水
    素環において隣接する炭素原子と炭素環式環を形成する
    3-5アルキレンから選択される1〜3個の置換基を有
    するベンズアルデヒドとからなる群から選択される2モ
    ルの芳香族アルデヒドの縮合生成物であるジアセタール
    から選択される、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記DBS化合物が、2.2重量%と
    3.5重量%との間の含水量を有する、請求項13に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 前記組成物が、5重量%〜30重量%
    の前記DBS化合物を含み、そして該組成物は、35℃
    までの温度で24時間後に流動可能である、請求項14
    に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記DBS化合物がジベンジリデンソ
    ルビトールである、請求項11に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記DBS化合物が、2.4重量%を
    上回る含水量を有し、10重量%〜25重量%の前記組
    成物を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記DBS化合物が、10重量%〜2
    5重量%の前記組成物を含み、そして40℃までの温度
    で24時間後に流動可能である、請求項16に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 前記有機液体が、エチレングリコー
    ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエ
    チレングリコール、ジプロピレングリコール、およびト
    リプロピレングリコールからなる群から選択される有機
    液体からなる群から選択される、請求項16に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 前記DBS化合物が、2.2重量%と
    3.5重量%との間の含水量を有し、組成物は、5重量
    %〜30重量%の該DBS化合物を含む、請求項19に
    記載の方法。
  21. 【請求項21】 2重量%を上回る含水量を有する少な
    くとも5重量%のDBS化合物を、該DBS化合物によ
    りゲル化可能な有機液体と混合する工程を含むプロセス
    の組成物であって、該DBS化合物は、該有機液体とと
    もに分散体を形成する、組成物。
  22. 【請求項22】 前記DBS化合物がジベンジリデンソ
    ルビトールであり、10重量%を上回る含水量を有する
    該DBS化合物のスラリーまたは濾過ケーキを、2重量
    %を上回る値から4重量%の範囲の含水量まで乾燥させ
    ることによって調製される、請求項21に記載の組成
    物。
  23. 【請求項23】 前記DBS化合物が、ベンズアルデヒ
    ドと、C1-4アルキル、ハロゲン、および不飽和炭化水
    素環において隣接する炭素原子と炭素環式環を形成する
    3-5アルキレンから選択される1〜3個の置換基を有
    するベンズアルデヒドとからなる群から選択される2モ
    ルの芳香族アルデヒドの縮合生成物であるジアセタール
    からなる群から選択される、請求項22に記載の組成
    物。
  24. 【請求項24】 前記有機液体が、エチレングリコー
    ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペン
    チレングリコール、ヘキシレングリコール、および40
    0以下の分子量を有するC1-4アルキレンのポリアルキ
    レングリコールからなる群から選択される、請求項23
    に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記組成物が、2.2重量%以上の水
    を含む前記DBS化合物を5重量%〜30重量%含む、
    請求項24に記載の組成物。
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