JPH11100075A - 紙製カップ - Google Patents

紙製カップ

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JPH11100075A
JPH11100075A JP9263795A JP26379597A JPH11100075A JP H11100075 A JPH11100075 A JP H11100075A JP 9263795 A JP9263795 A JP 9263795A JP 26379597 A JP26379597 A JP 26379597A JP H11100075 A JPH11100075 A JP H11100075A
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JP
Japan
Prior art keywords
mark line
side wall
paper
container
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP9263795A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Osaki
勝浩 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】即席食品等を収納する紙製カップにおいて、熱
湯等の注入量を確実に確認することができ、しかも衛生
上問題のない目印線を設けた紙製カップを提供する。 【解決手段】紙製の側壁および紙製の底壁を有する紙製
カップにおいて、側壁が、紙基材の内面の円周方向に印
刷インキによる目印線を、少なくとも一側端縁部分を除
いて形成した扇型部材を成形したことを特徴とする紙製
カップである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の注入量の目
安となる注入目印の付された紙製カップに関し、特に内
容物に熱湯を注いで喫食に供する、いわゆるインスタン
ト食品の断熱製を必要とする紙製カップに関する。
【0002】
【従来の技術】液体の注入量の目安となるため、紙製カ
ップの外面、あるいは内面に目印線を印刷して形成した
構造が知られている。その代表的なものとして、検尿カ
ップがある。また、実開平1−4273号には、カップ
の側壁を形成する紙製部材の端部に切欠を設け、目印と
する技術が開示されている。
【0003】上記のように、カップの内面に印刷により
目印線を設けると、注入量の確認はし易いが、注入した
液体が、印刷インキによる目印線と接触し、衛生的に問
題が残る。そこで、紙基材の内面に目印線を印刷インキ
により設け、さらにポリエチレン等の被覆層を設けるこ
とが提案されている。これにより、注入された液体が目
印線に直接接触することを防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、喫食するため
に熱湯等の液体を注入した場合、注入した液体が、カッ
プの貼り合わせ部の内側の端面から浸透し、目印線を形
成する印刷インキと接触し、抽出される恐れががあっ
た。一方、カップの外側に目印線を設ける構成とする
と、前記のように熱湯等の液体を注入しても、目印線に
直接接触したり、液体により印刷インキが抽出される恐
れがない。
【0005】しかし、カップに熱湯等の液体を注入しな
がら目印線を透視しながら確認することは、非常に注意
をしなければならなかった。特に、側壁の外側に断熱層
を設けた場合、透視が困難であるためがはみ出すことが
ない、外観、性能が優れた紙製容器を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙製の側壁、
および紙製の底壁を有する紙製カップにおいて、側壁
が、紙基材の内面に円周方向の印刷インキによる線状の
目印線を、少なくとも一側端縁部分を除いて形成した扇
型部材を成形したことを特徴とする、紙製カップであ
る。また、本発明は、請求項1記載の印刷インキを、淡
色としたことを特徴とする紙製カップである。また、本
発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の目
印線を、側端縁から10〜30mmを除いて、円周方向
に印刷インキにより形成したことを特徴とする、紙製カ
ップである。
【0007】また、本発明は、請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載のカップにおいて、前記側壁の外面に
断熱層を形成したことを特徴とする、紙製カップであ
る。また、本発明は、請求項4に記載の断熱層が、紙製
材料、または発泡材料のいずれかで形成されていること
を特徴とする、紙製カップである。
【0008】
【作用】本発明の紙製カップは、熱湯等の液体の注入時
の目印線を、端縁部を除いて印刷インキにより側壁を形
成する紙基材の内面に設けたので、カップに液体、特に
熱湯を注入しても、カップの貼り合わせ部の端面から浸
透しても、目印線に接触することがない。
【0009】また、カップの内面側に目印線が設けられ
ているので、淡色にしても容易に確認することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の説明図であり、
カップ12は、円錐台形の筒として形成された紙製の側
壁14と、前記側壁14の小径部分を閉鎖する底壁16
を有する。側壁14および底壁16は、紙基材の内面に
20μm〜50μmのポリエチレン層、外面に20μm
〜30μmのポリエチレン層が設けられている。
【0011】そして、側壁14は、1枚の扇型の板紙を
円錐台形に丸め、両端部を重ね合わせ、貼着することに
より形成される。側壁14を形成する紙基材の内面に
は、一方の端縁部を除き、円周方向に線状の目印線13
を印刷インキにより形成されている。この時、目印線の
ない端縁部が内側になるように成形して、貼り合わせ部
を形成する。また、両端縁部に目印線を設けない構成と
してもよく、この場合は、どちら側を内側になるように
成形してもよい。この目印線13の端縁部からの距離
は、10〜30mm離れていれば十分である。また、円
周方向に連続状に設けるばかりでなく、破線状に断続的
に設けてもよい。
【0012】前記目印線13は、濃色のインキでなく、
淡色のインキであっても、十分に注入量を識別すること
ができる。これにより、食品容器に濃色のインキが見え
ることがないので、食品としての違和感がない。
【0013】側壁14の大径端、すなわち開口縁側は、
外方に折り返されて縁リング18が形成される。縁リン
グ18は、カップ12を補強すると共に、キャップある
いはシート状の蓋を装着するために使用される。
【0014】さらに、前記カップ12の側壁14の外側
に、図2に示すように、紙製の断熱層20を配置した構
成とすることもできる。断熱層20は、側壁14の外麺
全体を覆うように貼着されたエンボス紙24と、このエ
ンボス紙24の外側ににライナー紙28が貼着されてい
る。
【0015】断熱層は、図3に示すように、カップ12
の側壁14の外側に発泡ポリエチレン等の発泡樹脂製の
断熱層30が配置されている構成とすることもできる。
【0016】カップ12の側壁14を構成する板紙は、
白色の上質紙が適当で、坪量は170g/m2 〜320
g/m2 に設定される。紙製の断熱層20は、白色の晒
クラフト紙で、50g/m2 〜180g/m2の範囲の
坪量のものを使用することが好ましく、点模様の凸部お
よび凹部の2mm〜5mmの直径で、1mm〜5mmの
高さのエンボス25を設け、かつこのエンボス25の密
度は、凸部および凹部を合算して3個/cm2 〜10個
/cm2の範囲が好ましい。エンボス模様としては、円
形点格子模様、波形模様等適宜の模様を採用することが
できる。また、ライナー紙28は、表面にオフセット、
グラビア等の印刷により商品に関する文字や図柄が施さ
れ、望ましい坪量の範囲は、180g/m2 〜270g
/m2 である。
【0017】また、発泡樹脂からなる断熱層30は、紙
等に含まれる水分、印刷インキに含まれる溶剤等の紙基
材に設けた揮発成分を加熱することにより、側壁の外側
に設けたポリエチレン層を発泡させることにより形成し
たものが望ましい。この時、発泡層を確実に形成するた
め、紙基材の内側より外側のポリエチレン層を確実に発
泡させるため、外側のポリエチレン層の融点を、内側の
ポリエチレン層の融点より低い温度に設定することが好
ましい。
【0018】また、側壁の内側に高密度ポリエチレンの
層を設けた構成とすることにより、前記発泡層の形成
を、外側のポリエチレン層のみにする、およびカップの
防湿性が高まり、カップに収納した側壁食品等の保存効
果が高まる。この、高密度ポリエチレン層は、単体の層
として別個に設ける他、低密度ポリエチレンと組み合わ
せた共押出しフィルムとして使用してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明のカップは、以上の構成からなる
ので、喫食する際に液体、特に熱湯を注入しても、目印
製を形成する印刷インキが、熱湯の端縁部からの浸透に
より抽出される恐れがなく、衛生上問題がなく、安心し
て使用することができる。
【0020】また、側壁を構成する紙基材の内面に、目
印線を設けているので、目印線を構成している印刷イン
キの色を、黒色等の濃色ではなく、若草色等の淡色とし
ても、十分識別することができので、食べる際に、違和
感が生じない。
【0021】さらに、側壁の外側に、紙製または発泡樹
脂製の断熱層を形成しても、目印線が側壁の内面に形成
されているので、目印線が見えにくい等の支障がなく、
安心して使用することができる。断熱層を設けた構成と
することにより、即席食品等の熱湯を注入して使用する
場合も、カップの側壁を手で直線持つことができ、安心
して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る部分切欠斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る部分切欠斜視図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例に係る部分切欠斜視図であ
る。
【符号の説明】
12…カップ 13…目印線 14…側壁 16…底壁 18…縁リング 20、30…断熱層 24…エンボス紙 25…エンボス 28…ライナー紙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙製の側壁、および紙製の底壁を有する紙
    製カップにおいて、側壁が、紙基材の内面に円周方向の
    印刷インキによる線状の目印線を、少なくとも一側端縁
    部分を除いて形成した扇型部材を成形したことを特徴と
    する、紙製カップ。
  2. 【請求項2】印刷インキが、淡色であることを特徴とす
    る、請求項1に記載の紙製カップ。
  3. 【請求項3】側端縁から10〜30mmを除いて、円周
    方向に印刷インキによる目印線を形成したことを特徴と
    する、請求項1または請求項2に記載の紙製カップ。
  4. 【請求項4】側壁の外面に断熱層を形成したことを特徴
    とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の紙
    製カップ。
  5. 【請求項5】断熱層が、紙製材料、または発泡材料のい
    ずれかで形成されていることを特徴とする、請求項4記
    載の紙製カップ。
JP9263795A 1997-09-29 1997-09-29 紙製カップ Pending JPH11100075A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006110284A3 (en) * 2005-04-10 2007-10-25 Future Path Medical Llc Variable cross-section containment structure liquid measurement device
US7739907B2 (en) 2006-11-29 2010-06-22 Future Path Medical Llc Container for physiological fluids
JP2020158162A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 日清食品ホールディングス株式会社 容器及びそれを用いた即席食品並びに即席食品の調理方法

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Effective date: 20040316