JPH1099424A - 縫合糸 - Google Patents

縫合糸

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JPH1099424A
JPH1099424A JP8258689A JP25868996A JPH1099424A JP H1099424 A JPH1099424 A JP H1099424A JP 8258689 A JP8258689 A JP 8258689A JP 25868996 A JP25868996 A JP 25868996A JP H1099424 A JPH1099424 A JP H1099424A
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JP
Japan
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aliphatic
formula
hydrocarbon group
mol
suture
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JP8258689A
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English (en)
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Yoshiharu Kimura
良晴 木村
Takayuki Ota
隆之 太田
Atsushi Kasai
厚 笠井
Keiko Tanigawa
景子 谷川
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体適合性を有し、糸としての強度及び柔軟
性のバランスの優れた手術用縫合糸を得る。 【解決手段】 下記(I)式で表される脂肪族オキシカ
ルボン酸単位0.02〜30モル%、下記(II)式で表
される脂肪族または脂環式ジオール単位35〜49.9
9モル%、および下記(III) 式で表される脂肪族ジカル
ボン酸単位35〜49.99モル%からなり、かつ、数
平均分子量が1万〜20万からなる脂肪族ポリエステル
共重合体を径0.01〜1.5mmに押出成形してなる
縫合糸。 (I)−O−R1 −CO−(式中、R1 は2価の脂肪族
炭化水素基) (II)−O−R2 −O−(式中、R2 は2価の脂肪族炭
化水素基または2価の脂環式炭化水素基) (III)−OC−R3 −CO−(式中、R3 は直接結合ま
たは2価の脂肪族炭化水素基)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縫合糸に関するもの
で、詳しくは、手術の際の縫合後、抜糸の必要がない生
体吸収性縫合糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】手術における切開部分の縫合を生体吸収
性縫合糸を用いて行なう方法が知られている。この場
合、縫合後の抜糸が不要となり、切開部分の自然回復が
期待できるので手術患者にとっては望ましい。ここで用
いる縫合糸としては、優れた生体適合性を有することは
勿論、糸としての強度、弾性及び柔軟性などの特性を備
えていることが必要である。従来、この性質を満すため
種々の共重合組成や混合組成を工夫した天然又は合成樹
脂よりなる縫合糸が提案されている。しかしながら、一
般的に生体適合性の良好なものは、糸としての強度が不
十分だったり、また、柔軟性に欠け縫合適性に劣るもの
が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は生体適性と縫
合適性の両者に優れた縫合糸を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、ある特定の共重合成分
からなる脂肪族ポリエステル共重合体を特定サイズに成
形して得られる縫合糸が生体適性が良好な上、強度、弾
性及び柔軟性の物性バランスが縫合糸として適している
ことを見い出し、本発明を完成した。すなわち、本発明
の要旨は、下記(I)式で表される脂肪族オキシカルボ
ン酸単位0.02〜30モル%、下記(II)式で表され
る脂肪族または脂環式ジオール単位35〜49.99モ
ル%、および下記(III) 式で表される脂肪族ジカルボン
酸単位35〜49.99モル%からなり、かつ、数平均
分子量が1万〜20万からなる脂肪族ポリエステル共重
合体を径0.01〜1.5mmに押出成形してなる縫合
糸。 (I)−O−R1 −CO−(式中、R1 は2価の脂肪族
炭化水素基) (II)−O−R2 −O−(式中、R2 は2価の脂肪族炭
化水素基または2価の脂環式炭化水素基) (III)−OC−R3 −CO−(式中、R3 は直接結合ま
たは2価の脂肪族炭化水素基) に存する。以下、本発明を詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】先ず、本発明で対象とする脂肪族
ポリエステル共重合体について説明する。本発明におけ
る上記(I)式の脂肪族オキシカルボン酸単位に相当す
る脂肪族オキシカルボン酸としては、分子中に1個の水
酸基とカルボン酸基を有する脂肪族化合物であれば特に
限定されるものではなく、式、HO−R1 −COOH、
(式中、R1 は2価の脂肪族炭化水素基、好ましくは、
炭素数1〜5のアルキル基で置換されていても良い、炭
素数1〜10の2価の鎖状脂肪族炭化水素基)で表され
るものをいう。
【0006】脂肪族オキシカルボン酸の具体例として
は、乳酸、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒ
ドロキシ酪酸、またはカプロラクトン等のラクトン類を
開環させたものが挙げられる。これらの光学異性体が存
在する場合には、D体、L体、ラセミ体のいずれでもよ
く、形態としては固体、液体、または水溶液であっても
よい。これらの中で好ましいのは、乳酸またはグリコー
ル酸であり、特に好ましいのは、原料入手の容易性から
乳酸である。形態は、85〜92%の水溶液のものが容
易に入手することができるので好ましい。これら脂肪族
オキシカルボン酸は単独でも、二種以上の混合物として
も使用することもできる。
【0007】上記(II)式の脂肪族または脂環式ジオー
ル単位に相当するジオールとしては、特に限定されない
が、式、HO−R2 −OHで表される化合物をいう。こ
こで、式中、R2 は、2価の脂肪族炭化水素基または2
価の脂環式炭化水素基を有するジオールである。好まし
い2価の脂肪族炭化水素基としては、R2 が−(C
2 n −(nは2〜10の整数)で表される脂肪族炭
化水素基が挙げられる。中でも特に好ましいのは、nが
2〜6の脂肪族炭化水素基である。好ましい2価の脂環
式炭化水素基としては、上記式のR2 が炭素数3〜10
の脂環式炭化水素基であり、中でも特に好ましいのは4
〜6の2価の脂環式炭化水素基である。
【0008】上記(II)式で表される脂肪族または脂環
式ジオールの具体例としては、エチレングリコール、ト
リメチレングリコール、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジ
オール、1,4−シクロヘキサンジメタノールが好適に
挙げられる。得られる共重合体の物性の面から、特に
1,4−ブタンジオールであることが好ましい。これら
は単独でも、二種以上の混合物として使用することもで
きる。
【0009】上記(III)式の脂肪族ジカルボン酸単位に
相当する脂肪族ジカルボン酸としては、式、HOOC−
3 −COOH、(式中、R3 は直接結合または2価の
脂肪族炭化水素基で表され、好ましくは、−(CH2
m −、ただしmは0〜10の整数、好ましくは0〜6の
整数)で表されるものをいう。その具体例としては、シ
ュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン
酸、ドデカン二酸、またはこれらの混合物等が挙げられ
る。得られる共重合体の物性の面から、コハク酸が特に
好ましい。
【0010】本発明の脂肪族または脂環式ジオール、脂
肪族カルボン酸および少量の脂肪族オキシカルボン酸と
からなる高分子量脂肪族ポリエステルの製造は、公知技
術で行うことができる。このポリエステルを製造する際
の重合反応は、従来から採用されている適切な条件を設
定することができ、特に制限されない。脂肪族または脂
環式ジオールの使用量は、ジカルボン酸の100モルに
対し、実質的に等モルであるが、一般には、エステル化
中の留出があることから、1〜20モル%過剰に用いら
れる。
【0011】添加される脂肪族オキシカルボン酸の量
は、脂肪族オキシカルボン酸が少なすぎると添加効果が
表れず、多すぎると結晶性が失われ成形上好ましくな
く、耐熱性、機械的特性などが不十分である。脂肪族オ
キシカルボン酸の量は、好ましくは0.02〜30モル
%、より好ましくは0.5〜20モル%、特に好ましく
は1〜10モル%である。脂肪族オキシカルボン酸の添
加時期・方法は、重縮合反応以前であれば特に限定され
ず、例えば、(1)あらかじめ触媒を脂肪族オキシカル
ボン酸溶液に溶解させた状態で添加する方法、(2)原
料仕込み時触媒を添加すると同時に添加する方法、など
が挙げられる。
【0012】本発明の脂肪族ポリエステル共重合体は、
好ましくは上記原料を重合触媒の存在下で製造される。
触媒の種類としては、通常のポリエステル重合に使用さ
れている触媒が使用可能であり、中でもゲルマニウム化
合物が好適である。ゲルマニウム化合物としては、特に
制限されるものではなく、テトラアルコキシゲルマニウ
ムなどの有機ゲルマニウム化合物、酸化ゲルマニウム、
塩化ゲルマニウムなどの無機ゲルマニウム化合物が挙げ
られる。価格や入手の容易さなどから、酸化ゲルマニウ
ム、テトラエトキシゲルマニウム、テトラブトキシゲル
マニウムなどが好ましい。
【0013】この触媒の使用量は、使用するモノマー量
に対して0.001〜3重量%、より好ましくは0.0
05〜1.5重量%である。触媒の添加時期は、重縮合
以前であれば特に限定されないが、原料仕込み時に添加
しておいてもよく、減圧開始時に添加してもよい。原料
仕込み時に乳酸、グリコール酸等の脂肪族オキシカルボ
ン酸と同時に添加するか、または脂肪族オキシカルボン
酸に触媒を溶解して添加するのが、特に好ましい。
【0014】脂肪族ポリエステル共重合体を製造する際
の温度、時間、圧力などの条件は、温度が150〜26
0℃、好ましくは180〜230℃の範囲で選ぶのがよ
く、重合時間は2時間以上、好ましくは4〜15時間の
範囲で選ぶのがよい。減圧度は10mmHg以下、より
好ましくは2mmHg以下で選ぶのがよい。
【0015】本発明の脂肪族ポリエステル共重合体の組
成比は、(II)式の脂肪族または脂環式ジオール単位と
(III)式の脂肪族ジカルボン酸単位のモル比が、実質的
に等しいことが必要である。脂肪族または脂環式ジオー
ル単位と脂肪族ジカルボン酸単位とは、各々35〜4
9.99%の範囲、好ましくは40〜49.75%、よ
り好ましくは45〜49.5%の範囲で選ぶのがよい。
また、(I)式の脂肪族オキシカルボン酸単位は0.0
2〜30モル%の範囲で選ぶのがよい。脂肪族オキシカ
ルボン酸が30モル%を超えると結晶性が失われ、成形
上好ましくなく、また0.02%未満だと添加効果が現
れない。上記範囲で好ましいのは0.5〜20モル%、
より好ましくは1.0〜10モル%の範囲である。ま
た、本発明の脂肪族ポリエステル共重合体の数平均分子
量は1万〜20万、好ましくは3万〜10万である。
【0016】また、本発明の効果を損なわない限り、本
発明の脂肪族ポリエステル共重合体に、少量の他の共重
合成分を導入することができる。他の共重合成分として
は、ヒドロキシ安息香酸等の芳香族オキシカルボン酸
類、ビスフェノールA等の芳香族ジオール類、テレフタ
ル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、または3
官能以上の脂肪族ポリオール、脂肪族ポリカルボン酸、
脂肪族オキシカルボン酸等が挙げられる。
【0017】以上のように、本発明は、脂肪族または脂
環式ジオール単位、脂肪族カルボン酸単位、および脂肪
族オキシカルボン酸単位を特定の比率で有し、かつ数平
均分子量が1万以上、より好ましくは3万以上である高
分子量脂肪族ポリエステル共重合体が、実用上十分な強
度と融点を有することに基づいたものである。特には、
脂肪族オキシカルボン酸として乳酸および/またはグリ
コール酸を用いることにより、極めて容易に高分子量化
を達成できたものである。さらに、この脂肪族ポリエス
テル共重合体はオキシカルボン酸単位の導入率により結
晶性が変化するため、生分解性速度をコントロールする
ことができる。
【0018】本発明の縫合糸は上記の脂肪族ポリエステ
ル共重合体を押出成形により径0.01〜1.5mm、
好ましくは0.1〜1.0mmに成形したものである。
このサイズが前記範囲外であると縫合適性が不良となる
ので好ましくない。押出成形法は公知のモノフィラメン
トの成形法と変るところはない。成形温度は通常、13
0〜200℃である。この常法の成形により本発明の縫
合糸を製造することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り、これら実施例
に限定されるものではない。なお、以下の例における特
性値は、次の方法により測定した。 (1)ポリマー組成; 1H−NMR法により、得られた
スペクトルの面積比により組成を計算した。 (2)数平均分子量(Mn);GPC法によって測定し
た。サンプルをクロロホルムに溶解し、東ソー社製GP
C HLC−8020を用いてポリスチレン換算により
測定した。カラムはPLgel−10μ−MIXを使用
した。
【0020】[実施例1]攪拌装置、窒素導入管、加熱
装置、温度計、助剤添加口を備えた容量100mlの反
応容器に、コハク酸を35.4g、1,4−ブタンジオ
ールを28.4g、酸化ゲルマニウムをあらかじめ1重
量%溶解させた90%乳酸水溶液2.9gを仕込んだ。
容器内容物を攪拌下、窒素ガスを導入し、窒素ガス雰囲
気下180℃に昇温し、この温度で45分間反応させた
あと、20mmHgの減圧下で1.75時間反応させ
た。引き続いて温度を220℃とし、0.5mmHgの
減圧下において4時間重合を行った。得られたポリエス
テルの 1H−NMRによるポリマー組成は、乳酸単位
4.6モル%、1,4−ブタンジオール単位47.7モ
ル%、コハク酸単位47.7モル%であり、Mnは5
8,900、融点は108℃であった。このポリマーを
原料とし、押出成形機を用いて成形温度139℃で押出
速度1.8m/minで紡糸した後、70℃で15倍に
延伸し、径約0.2mmに成形することにより本発明の
生体吸収性縫合糸を得た。この縫合糸の特性を表−1に
示す。
【0021】[実施例2]攪拌装置、窒素導入管、加熱
装置、温度計、助剤添加口を備えた容量150mlの反
応容器に、コハク酸を59.1g、1,4−ブタンジオ
ールを49.6g、90%L−乳酸水溶液を5.0g、
テトラブトキシゲルマニウム180μlを仕込んだ。容
器内容物を攪拌下、窒素ガスを導入し、窒素ガス雰囲気
下185℃に昇温し、この温度で50分間反応させたあ
と、20mmHgの減圧下において1.8時間反応させ
た。引き続いて温度を220℃とし、0.5mmHgの
減圧下において2時間重合を行った。得られたポリエス
テルの 1H−NMRによるポリマー組成は、乳酸単位
4.4モル%、1,4−ブタンジオール単位47.8モ
ル%、コハク酸単位47.8モル%であり、Mnは6
9,000であった。このポリマーを実施例1と同様に
成形し縫合糸を製造した。この縫合糸の特性を表−1に
示す。
【0022】[実施例3]攪拌装置、窒素導入管、加熱
装置、温度計、助剤添加口を備えた容量300mlの反
応容器に、コハク酸を118.1g、1,4−ブタンジ
オールを90.1g、酸化ゲルマニウムをあらかじめ1
重量%溶解させた90%乳酸水溶液6.3gを仕込ん
だ。容器内容物を攪拌下、窒素ガスを導入し、窒素ガス
雰囲気下185℃に昇温し、この温度で0.5間反応さ
せたあと、内温を220℃に昇温し、この温度で0.5
時間反応させた。引き続いて、0.5mmHgの減圧下
において4時間重合を行った。得られたポリエステルの
1H−NMRによるポリマー組成は、乳酸単位3.0モ
ル%、1,4−ブタンジオール単位48.5モル%、コ
ハク酸単位48.5モル%であり、Mnは62,500
であった。このポリマーを実施例1と同様に成形し縫合
糸を製造した。この縫合糸の特性を表−1に示す。
【0023】[比較例1]実施例2で使用したのと同じ
反応器内に、コハク酸を59.1g、1,4−ブタンジ
オールを47.3g、酸化ゲルマニウムを0.05g仕
込んだ。容器内容物を攪拌下、窒素ガスを導入し、窒素
ガス雰囲気下185℃に昇温し、この温度で50分間反
応させたあと、20mmHgの減圧下において2時間反
応させた。引き続いて温度を220℃とし、0.5mm
Hgの減圧下において4時間重合を行った。得られたポ
リエステルのMnは1,500であった。このポリマー
を実施例1と同様に成形したが、得られた糸はぜい弱で
あり良好な成形ができなかった。
【0024】
【表1】
【0025】注1)生体適合性評価 5週齢のWistar/ST系雄ラットを購入し、1週
間以上の予備飼育を行って健康に異常のないことを確認
後、試験に使用した。術野を剪毛した後、肩部及び臀部
皮膚に小孔を開け、直針を用いて検体を留置した。術
後、2,4,8週に解剖し、埋入部位の病理組織学的観
察を行い炎症反応の有無から生体適合性を評価した。 注2)引張試験 ASTM−D638に準じて測定した。
【0026】
【発明の効果】本発明の縫合糸によれば、生体吸収性が
あり人体に対して害を及ぼすこともなく生体適合性に優
れている上、糸としての強度及び柔軟性のバランスも優
れているので、手術用の縫合糸として利用価値の高いも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 景子 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(I)式で表される脂肪族オキシカ
    ルボン酸単位0.02〜30モル%、下記(II)式で表
    される脂肪族または脂環式ジオール単位35〜49.9
    9モル%、および下記(III) 式で表される脂肪族ジカル
    ボン酸単位35〜49.99モル%からなり、かつ、数
    平均分子量が1万〜20万からなる脂肪族ポリエステル
    共重合体を径0.01〜1.5mmに押出成形してなる
    縫合糸。 (I)−O−R1 −CO−(式中、R1 は2価の脂肪族
    炭化水素基) (II)−O−R2 −O−(式中、R2 は2価の脂肪族炭
    化水素基または2価の脂環式炭化水素基) (III)−OC−R3 −CO−(式中、R3 は直接結合ま
    たは2価の脂肪族炭化水素基)
  2. 【請求項2】 脂肪族ポリエステル共重合体の(II)式
    における−R2 −が、−(CH2 n −(nは2〜10
    の整数)で表される脂肪族炭化水素基または炭素数3〜
    10の2価の脂環式炭化水素基であり、前記(III)式に
    おける−R3−が、−(CH2 m −(mは0〜10の
    整数)である請求項1に記載の縫合糸。
  3. 【請求項3】 脂肪族ポリエステル共重合体の(I)式
    が乳酸単位および/またはグリコール酸単位である請求
    項1または請求項2に記載の縫合糸。
  4. 【請求項4】 脂肪族ポリエステル共重合体の(I)式
    が乳酸単位および/またはグリコール酸単位、(II)式
    が1,4−ブタンジオール単位、(III)式がコハク酸単
    位である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載
    の縫合糸。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008114074A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Tyco Healthcare Group Lp 長期生物分解性有棘縫合糸
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