JPH1099331A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
- Publication number
- JPH1099331A JPH1099331A JP8259303A JP25930396A JPH1099331A JP H1099331 A JPH1099331 A JP H1099331A JP 8259303 A JP8259303 A JP 8259303A JP 25930396 A JP25930396 A JP 25930396A JP H1099331 A JPH1099331 A JP H1099331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- display
- cursor
- display screen
- processing unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S7/00—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
- G01S7/52—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
- G01S7/52017—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00 particularly adapted to short-range imaging
- G01S7/52053—Display arrangements
- G01S7/52057—Cathode ray tube displays
- G01S7/52073—Production of cursor lines, markers or indicia by electronic means
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B8/00—Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
- A61B8/06—Measuring blood flow
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B8/00—Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
- A61B8/13—Tomography
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Pathology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Surgery (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Hematology (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
Abstract
像上のカーソルを移動させてその二次元画像上の注目領
域を指定する機能を備えた超音波診断装置に関し、操作
子を操作したときの感覚に合った位置に、表示画面上の
カーソルを移動させる。 【解決手段】 カーソルは、二次元画像上の注目領域と
なり得る位置だけでなく、それ以外の位置にも移動可能
とし、カーソルが注目領域となり得る位置以外の位置に
移動されたときは、その移動されたカーソルの位置に最
も近い、注目領域となり得る領域を、注目領域として選
択する。
Description
走査線に沿う方向に超音波を送信し被検体内の走査線上
の各点で反射した超音波を受信して受信信号を得る操作
を、複数の走査線について順次繰り返し、それらの操作
により得られた受信信号に基づいて、被検体内の、複数
の走査線によって形成される断層面内の画像情報を担持
する画像信号を生成し、その画像信号に基づく二次元画
像を表示する超音波診断装置に関する。
て得る受信信号に基づいて人体内の断層像やその断層面
内の血流分布像を生成して表示することにより人体の内
蔵等の疾患の診断に役立たせる超音波診断装置が従来よ
り用いられている。このような超音波診断装置において
は、例えば上記の断層像や断層面内の血流分布像等の二
次元画像を表示するとともに、その二次元画像に重畳さ
せてカーソルを表示し、例えばトラックボールやマウス
等の操作子を操作してそのカーソルを画面上で移動させ
て、その二次元画像上にあらわれた複数の走査線のうち
の一本、あるいはそれら複数の走査線一本ずつがそれぞ
れ複数に分割されてなる複数の領域のうちの1つの領域
を選択する必要を生じる場合がある。
査線を選択する場合の、選択された一本の走査線を「注
目領域」と称し、注目領域として選択される可能性のあ
る複数の走査線それぞれを「処理単位領域」と称する。
また、複数の走査線それぞれがさらに複数の領域に分割
され、そのように分割された複数の領域の中から1つの
領域を選択する場合は、選択された1つの領域を、「注
目領域」と称し、注目領域として選択される可能性のあ
る各領域を、それぞれ「処理単位領域」と称する。
定する必要が生じる場合としては、例えば、断層像を表
わす二次元画像もしくは断層面内の血流分布像を表わす
二次元画像を表示しておいて、その二次元画像内の所定
点(注目領域)を指定し、その指定した注目領域の血流
の時間的変化を観察する場合や、断層像を表わす二次元
画像を表示しておきその二次元画像を構成する複数の走
査線のうちの一本の走査線(注目領域)を指定しその注
目領域(一本の走査線)の中の一次元超音波反射強度分
布(臓器等の境界位置)の時間的変化を観察する場合等
がある。
隣接する走査線間に間隔を有する離散的なものであり、
また一本の走査線上に注目領域として指定される可能性
のある複数の処理単位領域を設定する場合も、それら複
数の処理単位領域はその一本の走査線上の離散的な位置
に設定される。したがって、カーソルによってそのよう
な離散的な処理単位領域の中から注目領域を指定するに
あたっては、カーソルの表示位置としては、いずれかの
処理単位領域に重畳した位置のみが許されている。
表示位置としていずれかの処理単位領域に重畳した位置
のみを許容すると、表示画面上のカーソルの動きが間歇
的となってしまい、操作子の操作と合わず、操作者が違
和感を覚えるという問題がある。特に、例えばいわゆる
セクタ走査の場合、被検体内の体表に近い位置では走査
線の間隔が混み、被検体内の深い位置では走査線の間隔
がまばらになるが、カーソルを別の走査線上に移動させ
ようとした場合、カーソルが、二次元画像上の、被検体
内の体表に近い領域に対応する領域内にあるときと被検
体内の深い領域に対応する領域内にあるときとでは、操
作子を同一に操作したにも拘らず表示画面上のカーソル
の移動量が異なってしまい、大きな違和感を感じさせる
結果となる。
適合したカーソル表示を行なうことのできる機能を備え
た超音波診断装置を提供することを目的とする。
明の超音波診断装置は、 (1)被検体内に延びる走査線に沿う方向に超音波を送
信し被検体内の走査線上の各点で反射した超音波を受信
して受信信号を得る操作を、複数の走査線について順次
繰り返す超音波送受信手段 (2)上記受信信号に基づいて、被検体内の、上記複数
の走査線によって形成される断層面内の画像情報を担持
する画像信号を生成する画像形成手段 (3)画像が表示される表示画面を備え、その表示画面
上に、上記画像信号に基づく二次元画像を表示する画像
表示手段 (4)上記複数の走査線一本ずつからなる処理単位領
域、もしくは、上記複数の走査線一本ずつがさらに複数
に分割されてなる処理単位領域の中から、1つの処理単
位領域である注目領域を選択し、上記超音波送受信手
段、上記画像形成手段、および上記画像表示手段のうち
の少なくとも1つの手段に、選択した注目領域に応じた
処理を実行させる処理制御手段 (5)上記処理単位領域の中から注目領域を指定するた
めのカーソルを表示画面上に表示させるカーソル表示制
御手段 (6)上記カーソルの、表示画面上の表示位置を指示入
力する操作子を備え、上記(5)のカーソル表示制御手
段が、上記操作子の操作に応じて、表示画面上のカーソ
ルを、その表示画面に表示された上記二次元画像上の、
処理単位領域のうちのいずれか1つの処理単位領域に重
畳した位置を含むとともに、その二次元画像上の、いず
れの処理単位領域からも外れた位置をも含むいずれかの
位置に移動自在に表示させるものであって、上記(4)
の処理制御手段が、表示画面上の、カーソルが表示され
た位置に近接した処理単位領域を注目領域として選択す
るものであることを特徴とする。
二次元画像上の処理単位領域に重畳した位置のみでな
く、その二次元画像上の、いずれの処理単位領域からも
外れた位置にも表示できるようにしたため、操作子の操
作に応じた位置にカーソルをスムーズに移動させること
ができ、操作子の操作の感覚に適合したカーソルの動き
を得ることができる。ただしこのままでは、いずれの処
理単位領域とも重畳されない位置にカーソルが移動され
て、いずれの処理単位領域も注目領域として指定されな
い事態が生じ得る。本発明では、この不都合は、カーソ
ルが表示された位置に近接した処理単位領域を注目領域
として選択することで解決されている。
いて、上記(4)の処理制御手段は、上記操作子が操作
され表示画面上のカーソルが移動している間は操作開始
前の注目領域を保持し、操作が終了し表示画面上のカー
ソルが停止した時点で注目領域を新たに選択し直すもの
であることが好ましい。その場合に、上記(5)のカー
ソル表示制御手段は、上記処理制御手段により注目領域
が選択されたときに、表示画面上のカーソルを、選択さ
れた注目領域に重畳した位置に移動させるものであって
もよい。
単位領域が注目領域として指定されるため、カーソル移
動中は、1つの固定された注目領域の血流の時間的な変
化や臓器の時間的な動き等を表わす画像が得られず、注
目領域が順次移動したことによるでたらめな画像が表示
されてしまい煩らわしいという問題があるが、カーソル
の停止を待って注目領域を新たに選択し直すことによ
り、無意味な画像が表示されることが避けられ、煩らわ
しさから解放される。
て、上記(5)のカーソル表示制御手段が、上記操作子
の操作に応じて、表示画面上のカーソルを、その表示画
面上に表示された二次元画像上の、処理単位領域のうち
のいずれか1つの処理単位領域に重畳した位置、および
その二次元画像上の、いずれの処理単位領域からも外れ
た位置を含むとともに、さらにその二次元画像の表示領
域から外れた位置をも含むいずれかの位置に移動自在に
表示させるものであって、上記(4)の処理制御手段
が、上記操作子が操作され表示画面上のカーソルが二次
元画像の表示領域から外れた位置に、そのカーソルが二
次元画像の表示領域内に表示されていたときの注目領域
を保持し、表示画面上のカーソルが二次元画像の表示領
域内に移動した後、注目領域を新たに選択し直すもので
あることも好ましい形態である。
て、上記(5)のカーソル表示制御手段が、表示画面上
に表示された二次元画像上の、被検体内の浅部に対応す
る所定の浅部領域内に、上記複数の走査線一本ずつがさ
らに複数に分割されてなる処理単位領域の中から注目領
域を選択するためのカーソルが表示されている場合にお
いて、上記操作子に、走査線を横切る方向にカーソルを
移動させる操作が加えられた場合に、そのカーソルを、
その操作の操作量に拘らず、一回の操作毎に、順次、隣
接する走査線に重畳した位置に移動させるものであるこ
とも好ましい形態である。
に適用することができる。例えば、本発明の超音波診断
装置は、上記(2)の画像形成手段が、上記受信信号に
基づいて、上記二次元画像に加え、上記処理制御手段に
より複数の走査線一本ずつがさらに複数に分割されてな
る処理単位領域の中から選択された注目領域の血流の時
間的変化をあらわすドプラ画像を生成するものであり、
上記(3)の画像表示手段が、表示画面上に、上記二次
元画像に代えて、もしくはその二次元画像に並べて、上
記ドプラ画像を表示するものであってもよく、あるい
は、本発明の超音波診断装置は、上記(2)の画像形成
手段が、上記受信信号に基づいて、上記二次元画像に加
え、上記処理制御手段により複数の走査線一本ずつから
なる処理単位領域の中から選択された一本の走査線から
なる注目領域内の一次元超音波反射強度分布の時間的変
化をあらわすMモード画像を生成するものであり、上記
(3)の画像表示手段が、表示画面上に、上記二次元画
像に代えて、もしくはその二次元画像に並べて、上記M
モード画像を表示するものであってもよく、あるいは、
本発明の超音波診断装置は、上記(2)の画像形成手段
が、上記受信信号に基づいて、上記二次元画像に加え、
上記処理制御手段により複数の走査線一本ずつからなる
処理単位領域の中から選択された一本の走査線からなる
注目領域内の一次元血流分布の時間的変化をあらわすカ
ラーMモード画像を生成するものであり、上記(3)の
画像表示手段が、表示画面上に、上記二次元画像に代え
て、もしくはその二次元画像に並べて、上記カラーMモ
ード画像を表示するものであってもよく、さらには、本
発明の超音波診断装置は、上記(2)の画像形成手段
が、上記受信信号に基づいて、上記二次元画像に加え、
上記処理制御手段により複数の走査線一本ずつからなる
処理単位領域の中から選択された一本の走査線からなる
注目領域内の平均的な血流の時間的変化をあらわすCW
D画像を生成するものであり、上記(3)の画像表示手
段が、表示画面上に、上記二次元画像に代えて、もしく
はその二次元画像に並べて、上記CWD画像を表示する
ものであってもよく、さらには、本発明の超音波診断装
置は、上記(1)の超音波送受信手段が、上記処理制御
手段により複数の走査線一本ずつがさらに複数に分割さ
れてなる処理単位領域の中から選択された注目領域に焦
点が形成されるように超音波を送受信するものであって
もよい。
説明する。図1は、本発明の超音波診断装置の第1〜第
3実施形態の説明のための、表示画面上に表示された画
像の一例を示す図である。図1に示す表示画面上には、
被検体内の所定の断層面内の超音波反射強度分布を表わ
す白/黒の断層像101と、その断層像101内の所定
のサンプルポジションの血流の方向および大きさを上下
に、その血流の時間的変化を左右にとった、いわゆるド
プラ画像102が、並べて表示されている。ドプラ画像
102は、時間の経過に伴って順次スクロールされてい
る。ここに示す例では、断層像101が本発明にいう二
次元画像に相当し、サンプルポジションが本発明にいう
注目領域に相当する。
め7本の走査線L1〜L7のみが示されており、またこ
の断層像101には理解の容易のため、移動前後のサン
プルポジションS1、S2と、移動前後のドプラサンプ
ルマーカP1、P2が図示されている。尚ここでは、ド
プラサンプルマーカが本発明にいうカーソルに相当す
る。この図1では、断層像101には、2つのサンプル
ポジションS1、S2と2つのドプラサンプルマーカP
1、P2が表示されているが、実際には、サンプルポジ
ションS1、S2は直接的には表示の対象とはならず、
ドプラサンプルマーカは、1つのみ表示される。サンプ
ルポジションは複数の走査線L1〜L7のそれぞれにつ
いて、各走査線L1〜L7に沿う方向に複数設定されて
いる。
走査線L3上のサンプルポジションS1の位置にあり、
その位置に移動前のドプラサンプルマーカP1が表示さ
れている。その状態からドプラサンプルマーカが移動後
のドプラサンプルマーカP2の位置に移動されたものと
する。このときサンプルポジションは、サンプルポジシ
ョンS1から、ドプラサンプルマーカP2に最も近接し
た、走査線L5上のサンプルポジションS2に移動す
る。
ように、ドプラサンプルマーカの移動の途中は、サンプ
ルポジションは移動前のサンプルポジションS1に固定
しておき、ドプラサンプルマーカがドプラサンプルマー
カP2の位置に停止したときに、サンプルポジションを
移動前のサンプルポジションS1から移動後のサンプル
ポジションS2に移動することが好ましい。この場合、
移動中は、ドプラ画像102として、移動前のサンプル
ポジションS1の血流情報を表わす、スクロール画像が
表示され続け、移動終了時以降、移動後のサンプルポジ
ションS2の血流情報を表わすスクロール画像が表示さ
れる。
すように、移動後のドプラサンプルマーカP2が移動後
のサンプルポジションS1とはずれた位置に表示され続
ける結果となる。そこで、後述する第3実施形態に示す
ように、ドプラサンプルマーカがドプラサンプルマーカ
P2の位置で停止しサンプルポジションがサンプルポジ
ションS2に移動した後、ドプラサンプルマーカを、サ
ンプルポジションS2に重畳する位置に移動させてもよ
い。
を避けるため省略されているが、白/黒の断層像101
に重畳させて、断層面内、あるいは断層面内の一部領域
の血流分布を、体表(図1に示す断層像101の上側)
に近づく方向の血流を赤、体表から遠ざかる方向の血流
を青で表示し、かつその赤や青の色の濃さ(輝度)で各
画素の血流速度を表示した、いわゆるカラーフローイメ
ージング画像を表示してもよい。こうすれば、全体的な
血流分布とサンプルポジションの詳細な血流情報である
ドプラ画像102とを同時に表示することができる。
施形態の構成を示すブロック図である。送信部1では超
音波送信用の信号が生成され、プローブ2に入力され
る。プローブ2には、その先端に、配列された複数の圧
電振動子2aが備えられており、それらの圧電振動子2
aから被検体100内の一本の走査線Lに沿う方向に超
音波が送信される。超音波の送信方向、すなわち走査線
Lの方向は、送信部1で生成され複数の圧電振動子2a
に印加される信号に応じて定まる。
ってきた超音波はプローブ2で受信されて電気的な受信
信号に変換され、アナログ処理部3に入力される。アナ
ログ処理部3ではプローブ2に備えられた複数の圧電振
動子2aで得られた複数の信号を相互に遅延させて互い
に加算する、いわゆるビームフォーミングを行なうこと
により、被検体100内に延びる走査線Lに沿う一次元
的な情報を担持した信号が生成される。アナログ処理部
3ではさらに検波を行なってその信号の包絡線で示され
る画像信号が生成され、その画像信号がディジタル信号
に変換されてBモードフレームメモリ4に送られる。B
モードフレームメモリ4は、その送られてきた一次元的
な画像信号を格納する。
の断層面内に含まれる複数の方向(例えば128本)の
走査線Lについて超音波の送受信が順次繰り返し行なわ
れ、これにより、Bモードフレームメモリ4には、被検
体100内の複数の走査線によって形成される断層面内
の二次元的な超音波反射強度分布をあらわす画像(いわ
ゆるBモード画像)が格納される。Bモードフレームメ
モリ4に1フレーム分(二次元画像1枚分)の画像信号
が格納されると、その画像信号はBモードフレームメモ
リ4から読み出され、画像合成部5で他の画像と合成さ
れて画像表示部6に送られる。画像表示部6では、送ら
れてきたそのBモード画像を含む画像を、その表示画面
6a上に表示する。
ビームフォーミングの行なわれた直後の信号が入力され
る。このドプラ処理部7では、後述するようにして指定
された被検体100内部のサンプルポジションの血流に
よって、そのサンプルポジションで反射した反射超音波
に生じたドプラ周波数偏移に基づいて、そのサンプルポ
ジションの血流の方向および速度を表わすドプラ信号が
生成される。この生成されたドプラ信号はドプラフレー
ムメモリ8に格納される。このドプラ処理部7において
ドプラ信号を生成する際は、プローブ2からサンプルポ
ジションに向かう方向について断層面内の他の方向と比
べ高い頻度で何回も超音波が送受信され、ドプラ処理部
7ではそのサンプルポジションについて得られた多数回
の信号に基づいて、そのサンプルポジションの血流情報
が高精度に求められる。
ラ信号は、そのドプラフレームメモリ8から読み出され
て画像合成部5を経由し、画像表示部6の表面画面6a
に、断層像101に並べられて、図1に示すようなドプ
ラ画像102が表示される。次にサンプルポジションの
設定の仕方について説明する。この超音波診断装置に
は、本発明にいう操作子の一種である、操作に応じて、
表示画面6aに表示されるドプラサンプルマーカの表示
画面6a上の×方向(横方向)およびY方向(縦方向)
の移動量を表わす移動データを生成するトラックボール
9が備えられており、このトラックボール9の操作によ
り生成された移動データは、サンプルマーカ生成部10
に入力される。このサンプルマーカ生成部10は、本発
明にいうカーソル表示制御手段の一例であり、トラック
ボール9から入力された移動データに基づいて、表示画
面6a上の、ドプラサンプルマーカを新たに表示すべき
座標を求め、その座標に表示されるドプラサンプルマー
カの図形を生成して画像合成部5に送る。このドプラサ
ンプルマーカの表示座標は、サンプルポジションに重畳
した位置の座標のみでなく、断層像101 (図1参照)
の表示領域内であれば自由にその表示座標が選択され
る。
カの図形を、Bモードフレームメモリ4から読み出され
たBモード像に重畳して画像表示部6に送り、画像表示
部6ではその表示画面6a上に、Bモード像に重畳され
たドプラサンプルマーカが表示される。また、サンプル
マーカ生成部10からは、ドプラサンプルマーカの表示
座標が出力されて走査線設定部11および深度設定部1
2に入力される。これら走査線設定部11および深度設
定部は、両者を合わせて本発明にいう処理制御手段に相
当するものであり、これら走査線設定部11および深度
設定部12のうち、走査線設定部11では、サンプルマ
ーカ生成部10から送られてきたドプラサンプルマーカ
の表示座標情報に基づいて、その表示座標に最も近接し
た走査線が選択される。また、深度設定部12では、サ
ンプルマーカ生成部10から送られてきたドプラサンプ
ルマーカの表示座標に基づいて、サンプルポジションの
深度(図1に示す深度d)が設定される。すなわち、走
査線設定部11および深度設定部12により選択ないし
設定された走査線および深度により、サンプルポジショ
ンが選択されたことになる。走査線設定部11および深
度設定部12で得られた走査線および深度の情報は、送
信部1、アナログ処理部3、およびドプラ処理部7に送
られ、それら送信部1、アナログ処理部3、およびドプ
ラ処理部7では、Bモード像を得るための超音波送受信
やビームフォーミング等に加え、その選択されたサンプ
ルポジションについてのドプラ画像が得られるように、
超音波送信、ビームフォーミング、ドプラ処理等が制御
される。
施形態の構成を示すブロック図である。図2に示す第1
実施形態との相違点について説明する。図3に示す第2
実施形態には、図2に示す第1実施形態と比べ、マーカ
停止判定部13が付加されている。このマーカ停止判定
部13には、サンプルマーカ生成部10から出力された
ドプラサンプルマーカの表示座標が入力され、マーカ停
止判定部ではその表示座標の変化がモニタされ、その表
示座標が一定時間変化しなかったときにドプラサンプル
マーカの移動が停止したものと判定される。マーカ停止
判定部13からは、ドプラサンプルマーカが移動中(ト
ラックボール9を操作中)か停止した(トラックボール
9の操作終了)かを示す信号が出力されて走査線設定部
11および深度設定部12に入力される。走査線設定部
11および深度設定部12では、マーカ停止判定部13
からドプラサンプルマーカが移動中であることを示す信
号が入力されている間は、それ以前に求めた走査線番号
および深度を保持し、マーカ停止判定部13からドプラ
サンプルマーカが停止したことを示す信号が入力される
のを待って、その時点でサンプルマーカ生成部10から
入力されてきているドプラサンプルマーカの表示座標に
基づいて、新たなサンプルポジションを指定するための
走査線番号および深度がそれぞれ求められる。ただし、
サンプルマーカ生成部10から画像合成部5には、トラ
ックボール9を操作している途中においても、マーカ停
止判定部13の動作とは無関係に、ドプラサンプルマー
カの図形を表わす信号が送り続けられる。すなわち、ト
ラックボール9を操作すると、その操作に伴って表示画
面6a上のドプラサンプルマーカは移動するが、サンプ
ルポジションの変更はトラックボール9の操作の終了を
待って行なわれる。
施形態の構成を示すブロック図である。図3に示す第2
実施形態との相違点について説明する。マーカ停止判定
部13でドプラサンプルマーカの停止(トラックボール
9の操作の終了)が検出されたことを受けて、その時点
における、サンプルマーカ生成部10から入力されてき
ているドプラサンプルマーカの表示座標に基づいて、新
たなサンプルポジション(走査線番号および深度)が定
められると、その新たなサンプルポジション(走査線番
号および深度)を表わす信号はサンプルマーカ生成部1
0にも入力される。サンプルマーカ生成部10では、そ
の信号の入力を受けて、ドプラサンプルマーカを、その
信号が示す新たなサンプルポジションに重畳した位置に
描き直される。こうすると、サンプルポジションとはず
れた位置にドプラサンプルマーカが表示されたままとな
ってしまう事態を避けることができる。
めの、表示画面上に表示された画像の一例を示す図であ
る。図5に示す表示画面には、大きく広がった断層像1
01が表示されている。プローブの種類によっては、こ
のように大きく広がった断層像が得られる。ここで、ド
プラサンプルマーカを、ドプラサンプルマーカP1の位
置からドプラサンプルマーカP3の位置に移動させる場
合、ドプラサンプルマーカの移動範囲を、断層像101
の内部に限ることなく、例えばドプラサンプルマーカP
2に示すように、その断層像101から外れた位置にも
移動することができるようにしておくことが便利であ
る。ただしそのときには、サンプルポジションをどこに
設定するかが問題となる。
から外れた領域にドプラサンプルマーカが移動すること
が許容されており、ドプラサンプルマーカが断層像10
1から外れた領域に移動したときは、サンプルポジショ
ンの変更は行なわれず、再度断層像101内に移動した
ときに、サンプルポジションの変更が再開される。図6
は、本発明の超音波診断装置の第4実施形態の構成を示
すブロック図である。図2に示す第1実施形態との相違
点について説明する。
第1実施形態と比べ領域判定部14が付加されている。
この領域判定部14には、サンプルマーカ生成部10か
ら出力されたドプラサンプルマーカの表示座標が入力さ
れ、この領域判定部14において、その表示座標が、断
層像101 (図5参照)の表示領域内にあるか、あるい
は断層像101の表示領域から外れた領域内にあるかが
判定される。領域判定部14からは、ドプラサンプルマ
ーカが断層像101の表示領域内にあるか否かを示す信
号が出力されて走査線設定部11および深度設定部12
に入力される。走査線設定部11および深度設定部12
では、領域判定部14からドプラサンプルマーカが断層
像101の表示領域外にあることを示す信号が入力され
ている間は、直前に求めた走査線番号および深度をそれ
ぞれ保持し、領域判定部14からドプラサンプルマーカ
が断層像101の表示領域内に戻ったことを示す信号が
入力されるのを待って、走査線番号および深度が再度求
められる。ただしサンプルマーカ生成部10から画像合
成部5には、領域判定部14の動作とは無関係にドプラ
サンプルマーカの図形を表わす信号が送り続けられ、ト
ラックボール9を操作すると、その操作に伴って、表示
画面6a上のドプラサンプルマーカが断層像101の表
示領域の内外を問わず移動する。
示す第2実施形態を組み合わせ、すなわち、図6に示す
第4実施形態に図3に示すマーカ停止判定部13を付加
し、ドプラサンプルマーカが断層像101の表示領域内
にある場合であっても、そのドプラサンプルマーカが移
動している途中ではサンプルポジションの更新は行なわ
ずに、ドプラサンプルマーカの移動の停止を待ってサン
プルポジションを更新するようにしてもよい。さらに図
4に示す第3実施形態を組み合わせて、サンプルポジシ
ョン更新後、その更新後のサンプルポジションの位置に
ドプラサンプルマーカを再描画してもよい。
めの、表示画面上に表示された画像の一例を示す模式図
である。断層像101の、被検体の体表に近い浅部に対
応する深さd0 よりも浅い領域D0 内にドプラサンプル
マーカPが表示されており、そのドプラサンプルマーカ
Pを走査線を横切る方向(図の左右方向)に移動させる
べくトラックボールを操作したものとする。この領域D
0 では、走査線の間隔が密であり、したがってドプラサ
ンプルマーカPを走査線を跨ぐ方向(左右方向)に移動
させると、少しだけ移動させたつもりでも、ドプラサン
プルマーカPが何本もの走査線を横切って移動されてし
まい、ドプラサンプルマーカPを近隣の所望の走査線に
移動させるには微妙な操作が必要となる。そこで、この
第5実施形態では、ドプラサンプルマーカPが被検体内
の浅部に対応する領域D0 内に表示されている場合にお
いて、トラックボールに、走査線を横切ってドプラサン
プルマーカを移動させる操作が加えられた場合に、その
ドプラサンプルマーカを、トラックボールの操作量の大
小に拘らず、一回の操作毎に、順次、隣接する走査線に
重畳した位置に移動させる。こうすることにより微妙な
操作が不要となり、操作性が向上する。
も深い領域D内にあるときは、図1を参照して説明した
内容がそのまま成立する。図8は、本発明の超音波診断
装置の第5実施形態の構成を示すブロック図である。図
2に示す第1実施形態との相違点について説明する。サ
ンプルマーカ生成部10では、トラックボール1の操作
に伴う移動データに基づいてドプラサンプルマーカの新
たな表示座標が生成されるが、この時点では仮の表示座
標であって、画像合成部5に向けては、更新前の表示座
標を持ったドプラサンプルマーカの図形が出力され続け
る。一方、走査線設定部11および深度設定部12に
は、更新後の仮の表示座標が入力される。深度設定部1
2ではその仮の表示座標に基づいて、その仮の表示座標
が示すドプラサンプルマーカの深度が求められ、走査線
設定部11に入力される。走査線設定部11では、深度
設定部12から入力されてきたドプラサンプルマーカの
深度が図7に示す深度d0以内にあるかどうかに応じ
て、深度d0 以上の場合は、図1に示す第1実施形態の
場合と同様、サンプルマーカ生成部10から入力された
表示座標に最も近い走査線が選択され、深度d0 以内の
場合は、それまで選択されていた走査線から、サンプル
マーカ生成部10から入力された表示座標に向かう方向
に隣接した走査線が選択される。走査線設定部11でど
の走査線カ゛ 選択したかを示す信号がサンプルマーカ生
成部10に入力される。サンプルマーカ生成部10は、
必要に応じて仮の表示座標を修正して表示座標を確定
し、その確定した表示座標にドプラサンプルマーカを表
示するための図形を生成して画像合成部5に送る。
カが図7に示す領域D0 内に表示されているときは、ト
ラックボール9を操作してドプラサンプルマーカを別の
走査線に移動させようとしたとき、その操作量に拘ら
ず、一回の操作につき直ぐ隣りの走査線に移動し、した
がって操作量を微妙にコントロールする必要がない。図
9は、本発明の第6〜8実施形態の説明のための、表示
画面上に表示された画像の一例を示す図である。
面内の白/黒の断層像101と、その断層像101を構
成する複数の走査線L1〜L7の中から選択された1本
の走査線に沿う一次元の超音波反射強度分布を上下方向
に、その超音波反射強度分布の時間的変化を左右方向に
示した、いわゆるMモード画像103が並べて表示され
ている。Mモード画像103は、時間の経過に伴って順
次スクロールされている。ここに示す例では、断層像1
01が本発明にいう二次元画像に相当し、各走査線L1
〜L7それぞれが本発明にいう処理単位領域に相当し、
それら複数の走査線L1〜L7の中からMモード像表示
のために選択された走査線(これを「M方向走査線」と
称する)が、本発明にいう注目領域に相当する。
線を選択するための、直線状に延びたカーソルであるM
マーカとして、移動前のMマーカM1と移動後のMマー
カM2が表示されている。Mマーカは、実際には1本の
み表示される。ここでは移動前は走査線L2がM方向走
査線として選択されており、移動前のMマーカM1は、
その走査線L2に重ねられている。その状態からMマー
カが移動後のMマーカM2の位置に移動されたものとす
る。このとき、M方向走査線は、走査線L2から、移動
後のMマーカM2に最も近接した走査線L5に更新され
る。
ように、Mマーカの移動の途中では、M方向走査線は移
動前のM方向走査線L2に固定しておき、MマーカがM
マーカM2の位置に停止したときに、M方向走査線を移
動前のM方向走査線L2から移動後のM方向走査線L5
に更新することが好ましい。この場合、Mマーカの移動
中は、Mモード像103として、移動前のM方向走査線
L2の超音波反射強度分布を表わすスクロール画像が表
示され続け、移動終了時以降、移動後のM方向走査線M
2の超音波反射強度分布を表わすスクロール画像が表示
される。
すように、移動後のMマーカM2が移動後のM方向走査
線L5とはずれた位置に表示され続ける結果となる。そ
こで、後述する第8実施形態に示すように、Mマーカが
M方向走査線L5に重なるように、Mマーカが図9に示
すMマーカM2の位置に停止し、M方向走査線が図9に
示すM方向走査線L5に移動した後、Mマーカを、M方
向走査線L5に重畳する位置に移動させてもよい。
実施形態の構成を示すブロック図である。図2に示す第
1実施形態との相違点について説明する。図10に示す
第6実施形態は、図2に示す第1実施形態と比べ、図2
に示すドプラ処理部7、ドプラフレームメモリ8、およ
びサンプルマーカ生成部10に代わり、Mモード処理部
15、Mモードフレームメモリ16、およびMマーカ生
成部17が備えられており、図10に示す第6実施形態
には図2に示す深度設定部12が備えられていない点が
異なっている。尚、この図10に示す第6実施形態の場
合、図9に示すようにMマーカは直線状のカーソルであ
るため、このMマーカを左右のみに動かす操作子が備え
られていればよいが、ここでは前述の各実施形態におけ
るトラックボール9をそのまま使用し、トラックボール
9から出力される、上下方向の移動データは無視するも
のとする。
3でビームフォーミングの行なわれた直後の信号が入力
される。このMモード処理部15では、後述するように
して指定されたM方向走査線に沿う一次元の超音波反射
強度分布を表わすMモード信号が生成される。この生成
されたMモード信号はMモードフレームメモリ16に格
納される。Mモードフレームメモリ16に格納されたM
モード信号は、そのMモードフレームメモリ16から読
み出され、画像合成部5を経由し、画像表示部6の表示
画面6aに、断層像101に並べられて、図9に示すよ
うなMモード像103が表示される。
明する。トラックボール9の操作により生成された移動
データはMマーカ生成部17に入力される。このMマー
カ生成部17では、トラックボール9から入力された移
動データに基づいて、表示画面6a上の、Mマーカを表
示すべき座標を求め、その座標に表示されるMマーカの
図形を生成して画像合成部5に送る。
した位置のみでなく、走査線どうしの間の位置であって
も自由にその表示座標が選択される。画像合成部5で
は、そのMマーカの図形を、Bモードフレームメモリ4
から読み出したBモード像に重畳して画像表示部6に送
り、画像表示部6では、その表示画面6a上に、Bモー
ド像に重畳されたMマーカが表示される。また、Mマー
カ生成部17からは、Mマーカの表示座標が出力されて
走査線設定部11に入力される。この実施形態では、こ
の走査線設定部11が本発明にいう処理制御手段に相当
する。走査線設定部11では、サンプルマーカ生成部1
0から送られてきたMマーカの表示座標に基づいて、そ
の表示座標に最も近接した走査線が、M方向走査線とし
て選択される。この走査線設定部11で得られた、どの
走査線をM方向走査線として選択したかを表わす情報
は、送信部1、アナログ処理部3、およびMモード処理
部15に送られ、これら送信部1、アナログ処理部3、
およびMモード処理部15では、それぞれ、その選択さ
れたM方向走査線に適合した超音波送信処理、ビームフ
ォーミング処理、およびMモード信号生成処理が行なわ
れる。
実施形態の構成を示すブロック図である。図10に示す
第6実施形態との相違点について説明する。図11に示
す第7実施形態には、図10に示す第6実施形態と比
べ、マーカ停止判定部13が付加されている。このマー
カ停止部判定部13には、Mマーカ生成部17から出力
されたMマーカの表示座標が入力され、このマーカ停止
判定部ではその表示座標の変化がモニタされ、その表示
座標が一定時間変化しなかったときに、Mマーカの移動
が停止したものと判定される。マーカ停止判定部13か
らは、Mマーカが移動中(トラックボール9を操作中)
か停止した(トラックボール9が操作終了)かを示す信
号が出力されて走査線設定部11に入力される。走査線
設定部11ではマーカ停止判定部13からMマーカが移
動中であることを示す信号が入力されている間は、それ
までに求めた走査線番号が保持され、マーカ停止判定部
13からMマーカが停止したことを示す信号が入力され
るのを待って、その時点でMマーカ生成部17から入力
されてきているMマーカの表示座標に基づいて、新たな
M方向走査線が求められる。ただし、Mマーカ生成部1
7から、画像合成部5には、トラックボール9を操作し
ている途中においても、マーカ停止判定部13の動作と
は無関係に、Mマーカの図形を表わす信号が送り続けら
れる。すなわち、トラックボール9を操作すると、その
操作に伴って表示画面6a上のMマーカは移動するが、
M方向走査線の変更はトラックボール9の操作の終了を
待って行なわれる。
実施形態の構成を示すブロック図である。図11に示す
第7実施形態との相違点について説明する。マーカ停止
判定部13でMマーカの停止(トラックボール9の操作
の終了)が検出されたことを受けて新たなM方向走査線
が定められると、その新たなM方向走査線を表わす信号
は、Mマーカ生成部17に入力される。Mマーカ生成部
17では、その信号の入力を受けて、Mマーカを、その
信号が示す新たなM方向走査線に重なった位置に描き直
す。こうすると、M方向走査線とはずれた位置にMマー
カが表示されたままとなってしまう事態を避けることが
できる。
の第9〜11実施形態について説明する。これら第9〜
第11実施形態では、図8に示すMモード像103は、
M方向走査線に沿う一次元的な各点の血流情報を、プロ
ーブ(体表)側に向かう血流を赤、プローブ(体表)か
ら離れる方向に向かう血流を青、その血流の大きさを赤
ないし青の輝度であらわし、横軸にその時間的な変化を
あらわした、いわゆるカラーMモード像であると観念さ
れ、図10〜図12に示すMモード処理部15はカラー
Mモード画像を表わすカラーMモード信号を生成するカ
ラーMモード処理部に置き換えられる。その他は前述し
た第6〜第8実施形態と同様であり、上記のような置き
換えを行なった後の図10〜図12それぞれが、本発明
の第9〜第11実施形態の構成を表わしている。詳細説
明は省略する。
発明の第12〜14実施形態について説明する。これら
第12〜第14実施形態では、図9に示すMモード像
は、一本の走査線に沿う信号全体を用いてその走査線上
の平均的な血流情報を表わすCWD(Continuo
us Wave Doppler)画像に置き換えられ
る。このCWD画像は、図9に示すMモード像103よ
りも、図1に示すドプラ画像102に近い画像となる。
図10〜図12に示すMモード処理部15はCWD画像
を表わすCWD信号を生成するCWD処理部に置き換え
られる。その他は、前述した第6〜第8実施形態と同様
であり、上記のような置き換えを行なった後の図10〜
図12それぞれが、本発明の第12〜第14実施形態の
構成を表わしている。詳細説明は省略する。
15〜17実施形態について説明する。上述したCWD
画像を得るにあたっては、断層像101上で超音波送受
信の焦点位置が指定される。そこでここでは、図1を参
照して説明したドプラサンプルマーカP1、P2は、焦
点位置を指定するための焦点マーカであるとし、焦点位
置を焦点S1から焦点S2に移動させるものとする。こ
のときは、図2〜図4におけるサンプルマーカ生成部1
0に代えて、焦点マーカの表示座標および焦点マーカの
図形を生成する焦点マーカ生成部が備えられ、送信部1
およびアナログ処理部3では、走査線設定部11および
深度設定部12で指定された走査線および深度位置に焦
点が形成されるよう、超音波送信およびビームフォーミ
ングの信号遅延が制御される。また、これら第15〜第
17実施形態の場合、図2〜図4に示すドプラ処理部7
は、前述したCWD処理部に置き換えられる。このよう
な置き換えを行なった後の図2〜図4が、それぞれ本発
明の第15〜第17実施形態の構成を表わしている。詳
細説明は省略する。
は、超音波診断装置において広範な用途を有している。
尚、上記の各種実施形態では本発明にいう操作子として
トラックボールが採用されているが、例えばマウス等、
他の種類の操作子を採用してもよい。マウスを採用した
ときは、マウスボタンを押したままでカーソルを移動さ
せ(いわゆるドラッグ操作を行ない)、マウスボタンが
離されたことをもってカーソルの移動が終了したものと
判定してもよい。
操作の感覚に合った位置にカーソルを移動させることが
できる。
の説明のための、表示画面上に表示された画像の一例を
示す図である。
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
面上に表示された画像の一例を示す図である。
を示すブロック図である。
面上に表示された画像の一例を示す模式図である。
を示すブロック図である。
示画面上に表示された画像の一例を示す図である。
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 被検体内に延びる走査線に沿う方向に超
音波を送信し被検体内の走査線上の各点で反射した超音
波を受信して受信信号を得る操作を、複数の走査線につ
いて順次繰り返す超音波送受信手段と、 前記受信信号に基づいて、被検体内の、前記複数の走査
線によって形成される断層面内の画像情報を担持する画
像信号を生成する画像形成手段と、 画像が表示される表示画面を備え、該表示画面上に、前
記画像信号に基づく二次元画像を表示する画像表示手段
と、 前記複数の走査線一本ずつからなる処理単位領域、もし
くは、前記複数の走査線一本ずつがさらに複数に分割さ
れてなる処理単位領域の中から、1つの処理単位領域で
ある注目領域を選択し、前記超音波送受信手段、前記画
像形成手段、および前記画像表示手段のうちの少なくと
も1つの手段に、選択した注目領域に応じた処理を実行
させる処理制御手段と、 前記処理単位領域の中から前記注目領域を指定するため
のカーソルを前記表示画面上に表示させるカーソル表示
制御手段と、 前記カーソルの、前記表示画面上の表示位置を指示入力
する操作子とを備え、 前記カーソル表示制御手段が、前記操作子の操作に応じ
て、前記表示画面上のカーソルを、該表示画面に表示さ
れた前記二次画像上の、前記処理単位領域のうちのいず
れか1つの処理単位領域に重畳した位置を含むとともに
該二次元画像上の、いずれの処理単位領域からも外れた
位置をも含むいずれかの位置に移動自在に表示させるも
のであって、 前記処理制御手段が、前記表示画面上の、前記カーソル
が表示された位置に近接した処理単位領域を前記注目領
域として選択するものであることを特徴とする超音波診
断装置。 - 【請求項2】 前記処理制御手段が、前記操作子が操作
され前記表示画面上のカーソルが移動している間は操作
開始前の注目領域を保持し、操作が終了し前記表示画面
上のカーソルが停止した時点で注目領域を新たに選択し
直すものであることを特徴とする請求項1記載の超音波
診断装置。 - 【請求項3】 前記カーソル表示制御手段が、前記処理
制御手段により注目領域が選択された際、前記表示画面
上のカーソルを、選択された注目領域に重畳した位置に
移動させるものであることを特徴とする請求項2記載の
超音波診断装置。 - 【請求項4】 前記カーソル表示制御手段が、前記操作
子の操作に応じて、前記表示画面上のカーソルを、該表
示画面上に表示された前記二次元画像上の、前記処理単
位領域のうちのいずれか1つの処理単位領域に重畳した
位置、および該二次元画像上の、いずれの処理単位領域
からも外れた位置を含むとともに、さらに該二次元画像
の表示領域から外れた位置をも含むいずれかの位置に移
動自在に表示させるものであって、 前記処理制御手段が、前記操作子が操作され前記表示画
面上のカーソルが前記二次元画像の表示領域から外れた
位置に表示されている間は、該カーソルが前記二次元画
像の表示領域内に表示されていたときの注目領域を保持
し、前記表示画面上のカーソルが前記二次元画像の表示
領域内に移動した後、注目領域を新たに選択し直すもの
であることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装
置。 - 【請求項5】 前記カーソル表示制御手段が、前記表示
画面上に表示された前記二次元画像上の、被検体内の浅
部に対応する所定の浅部領域内に、前記複数の走査線一
本ずつがさらに複数に分割されてなる処理単位領域の中
から注目領域を選択するためのカーソルが表示されてい
る場合において、前記操作子に、走査線を横切る方向に
該カーソルを移動させる操作が加えられた場合に、該カ
ーソルを、該操作の操作量に拘らず、一回の操作毎に、
順次、隣接する走査線に重畳した位置に移動させるもの
であることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装
置。 - 【請求項6】 前記画像形成手段が、前記受信信号に基
づいて、前記二次元画像に加え、前記処理制御手段によ
り前記複数の走査線一本ずつがさらに複数に分割されて
なる処理単位領域の中から選択された注目領域の血流の
時間的変化をあらわすドプラ画像を生成するものであ
り、 前記画像表示手段が、前記表示画面上に、前記二次元画
像に代えて、もしくは該二次元画像に並べて、前記ドプ
ラ画像を表示するものであることを特徴とする請求項1
記載の超音波診断装置。 - 【請求項7】 前記画像形成手段が、前記受信信号に基
づいて、前記二次元画像に加え、前記処理制御手段によ
り前記複数の走査線一本ずつからなる処理単位領域の中
から選択された一本の走査線からなる注目領域内の一次
元超音波反射強度分布の時間的変化をあらわすMモード
画像を生成するものであり、 前記画像表示手段が、前記表示画面上に、前記二次元画
像に代えて、もしくは該二次元画像に並べて、前記Mモ
ード画像を表示するものであることを特徴とする請求項
1記載の超音波診断装置。 - 【請求項8】 前記画像形成手段が、前記受信信号に基
づいて、前記二次元画像に加え、前記処理制御手段によ
り前記複数の走査線一本ずつからなる処理単位領域の中
から選択された一本の走査線からなる注目領域内の一次
元血流分布の時間的変化をあらわすカラーMモード画像
を生成するものであり、 前記画像表示手段が、前記表示画面上に、前記二次元画
像に代えて、もしくは該二次元画像に並べて、前記カラ
ーMモード画像を表示するものであることを特徴とする
請求項1記載の超音波診断装置。 - 【請求項9】 前記画像形成手段が、前記受信信号に基
づいて、前記二次元画像に加え、前記処理制御手段によ
り前記複数の走査線一本ずつからなる処理単位領域の中
から選択された一本の走査線からなる注目領域内の平均
的な血流の時間的変化をあらわすCWD画像を生成する
ものであり、 前記画像表示手段が、前記表示画面上に、前記二次元画
像に代えて、もしくは該二次元画像に並べて、前記CW
D画像を表示するものであることを特徴とする請求項1
記載の超音波診断装置。 - 【請求項10】 前記超音波送受信手段が、前記処理制
御手段により前記複数の走査線一本ずつがさらに複数に
分割されてなる処理単位領域の中から選択された注目領
域に焦点が形成されるように超音波を送受信するもので
あることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25930396A JP3657709B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 超音波診断装置 |
US08/821,568 US5897499A (en) | 1996-09-30 | 1997-03-19 | Ultrasonic diagnostic apparatus for cursor control |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25930396A JP3657709B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1099331A true JPH1099331A (ja) | 1998-04-21 |
JP3657709B2 JP3657709B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=17332210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25930396A Expired - Fee Related JP3657709B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 超音波診断装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5897499A (ja) |
JP (1) | JP3657709B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002341016A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Furuno Electric Co Ltd | 探知装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6895820B2 (en) * | 2001-07-24 | 2005-05-24 | Sonoscan, Inc. | Acoustic micro imaging method and apparatus for capturing 4D acoustic reflection virtual samples |
US7662114B2 (en) * | 2004-03-02 | 2010-02-16 | Focus Surgery, Inc. | Ultrasound phased arrays |
JP5022716B2 (ja) * | 2007-01-24 | 2012-09-12 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置、及び超音波診断装置の制御プログラム |
JP2008206748A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及び超音波診断プログラム |
MX2009008730A (es) | 2007-03-02 | 2009-08-27 | Tyco Healthcare | Sistema de cateter con cubo de cateter que se puede unir. |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5883942A (ja) * | 1981-11-12 | 1983-05-19 | 株式会社東芝 | 超音波パルスドツプラ装置 |
US5425365A (en) * | 1992-03-26 | 1995-06-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ultrasonic diagnosis apparatus utilizing Doppler technique |
US5285788A (en) * | 1992-10-16 | 1994-02-15 | Acuson Corporation | Ultrasonic tissue imaging method and apparatus with doppler velocity and acceleration processing |
JPH07204201A (ja) * | 1994-01-25 | 1995-08-08 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置 |
US5562097A (en) * | 1994-10-11 | 1996-10-08 | Siemens Medical Systems, Inc. | User control for steerable CW doppler |
US5538003A (en) * | 1995-05-18 | 1996-07-23 | Hewlett-Packard Company | Quick method and apparatus for identifying a region of interest in an ultrasound display |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25930396A patent/JP3657709B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-03-19 US US08/821,568 patent/US5897499A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002341016A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Furuno Electric Co Ltd | 探知装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3657709B2 (ja) | 2005-06-08 |
US5897499A (en) | 1999-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3723665B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
US6186948B1 (en) | Ultrasonic diagnostic apparatus | |
CN101229067B (zh) | 超声波图像取得装置 | |
KR100905244B1 (ko) | 초음파 영상을 디스플레이 하기 위한 장치 및 방법 | |
KR20070112976A (ko) | 초음파 영상을 디스플레이 하는 장치 및 방법 | |
JPS6290144A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2000139906A (ja) | 3次元超音波診断装置 | |
JPH11113902A (ja) | 超音波画像診断装置及び超音波画像表示方法 | |
JP3657709B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2002248099A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2002119510A (ja) | 超音波撮影装置 | |
JP2001079003A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2005253852A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP4074705B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
KR102127177B1 (ko) | 초음파 영상 장치 | |
JPH11267121A (ja) | 超音波撮像方法および装置 | |
JP2005245936A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP3715745B2 (ja) | 超音波撮像装置 | |
JPH04152939A (ja) | 超音波診断装置 | |
JPS624984B2 (ja) | ||
JPS5899955A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2005218520A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP4047459B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2018175554A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2000014673A (ja) | 超音波診断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050310 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110318 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |