JPH1099269A - 内視鏡管路つまり防止具 - Google Patents
内視鏡管路つまり防止具Info
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- JPH1099269A JPH1099269A JP8254974A JP25497496A JPH1099269A JP H1099269 A JPH1099269 A JP H1099269A JP 8254974 A JP8254974 A JP 8254974A JP 25497496 A JP25497496 A JP 25497496A JP H1099269 A JPH1099269 A JP H1099269A
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Abstract
合、内視鏡に設けられている流体路がつまっていても、
流体管路に高圧流体を供給したことによって内視鏡の流
体管路に損傷を与えない内視鏡管路つまり防止具を提供
すること。 【解決手段】つまり防止具65は、シリンダ挿入部66
aとスライド部66bとを有する装着部66と、高圧流
体が貯えられる高圧流体保圧部67とで主に構成され、
シリンダ挿入部66aには、装着部66の位置決めを行
う係止部68が設けられている。装着部66には高圧流
体供給路70が設けられ、この高圧流体供給路70の一
端部は円周方向に溝状に設けた開口69に連通し、他端
部は高圧流体保圧部67に対して作動状態で開通する保
圧部側開口70aに連通している。開口69と出口側送
気管路5aとが対向したとき、開口69と入口側送気管
路5bとを連通させるリーク路76をシリンダ挿入部6
6aに設けている。
Description
ている流体路のつまりを防止する内視鏡管路つまり防止
具に関する。
観察窓やこの観察窓に付着した汚物などを洗滌するため
のノズルが設けられている。前記ノズルには送気を行う
ための送気管路や送水を行うための送水管路などの一端
部が連通しており、これら流体管路の他端部はそれぞれ
送気源または送水源に連通している。前記送気源または
送水源から送られてくる水や空気などの流体の供給制御
は、管路の中途部に設けた送気・送水バルブのシリンダ
に装着されたピストンの操作で行うようになっていた。
ズルまたは管路内の洗滌を行っていたが、前記ノズル部
がオリフィス状になっているため、十分な洗滌を短時間
で行うためには高流量の洗滌装置が必要であり、高流量
の洗滌装置を用いない場合には洗滌時間がかかり担当者
にとって煩わしい作業になっていた。
流量を調節する手段によって、内視鏡に設けられている
流体管路の流動抵抗や管路内容積に適した洗滌液の流量
を調整し、加圧した洗滌液を内視鏡の各種流体管路に、
同時に、素早く、すみずみまで送り込めるようにした内
視鏡管路洗滌装置が示されている。この洗滌装置を使用
することによって、ノズル或いは流体管路などの流体路
に付着した汚物などを除去して、洗滌を行うことで、短
時間で洗滌作業を行える。
治療の一手技で使用される硬化療法の薬剤がノズルを通
して流体管路内に侵入した場合や、検査終了後に内視鏡
挿入部の管路を洗滌せずに内視鏡を放置しておいた場
合、ノズルや流体管路内に付着した物質が固着して流体
路につまりが発生するおそれがあった。
平3−8213号公報に示されている内視鏡管路洗滌装
置を使用すると、加圧された洗滌液を流体路に送り込ん
で、ノズルに連通した流体管路やノズルなどに付着した
物質を除去する前に、流体管路内の圧力が設定圧力以上
に増大して水密構造が破壊されるおそれがあった。万
一、流体管路の水密構造が破壊された場合には、修理に
相当の費用がかかると共に、修理中に内視鏡を使用する
ことができなくなり、内視鏡検査に支障をきたすという
問題があった。
あり、流体管路内に流体を供給して洗滌作業を行う場
合、万一、内視鏡に設けられているノズルや流体管路か
らなる流体路がつまっていても、流体管路に高圧流体を
供給したことによって内視鏡に設けられている流体管路
に損傷を与えない内視鏡管路つまり防止具を提供するこ
とを目的にしている。
り防止具は、内視鏡挿入部の先端部に一端を開口した流
体管路の他端が連通する内視鏡操作部に設けた送気・送
水バルブのシリンダ部に着脱自在な装着部と、高圧流体
を貯える高圧流体保圧部と、この高圧流体保圧部に貯え
られている高圧流体を前記流体管路内に送り込む前記装
着部に設けた高圧流体供給路と、前記高圧流体保圧部か
ら前記高圧流体供給路へ向かう流体の流れを制御する弁
部とからなる内視鏡管路つまり防止具であって、前記流
体管路に所定圧以上の圧力がかかることを防止するリー
ク路の一端を、前記高圧流体供給路に連通させて設けて
いる。
まった状態のとき、高圧流体供給路を介して内視鏡の流
体管路に送り込まれていく流体の一部が、高圧流体供給
路に連通するリーク路に流れて内視鏡の流体管路内の圧
力が上昇しない。
施の形態を説明する。図1ないし図4は本発明の第1実
施形態に係り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図、
図2は送気・送水バルブの構成を説明する断面図、図3
はピストン部とシリンダ部との着脱関係を示す説明図、
図4はピストン部を取り外したシリンダ部に装着された
内視鏡管路つまり防止具の構成を示す説明図である。
部2には被検部位を観察する観察窓3と、この観察窓3
に対向するノズル4とが設けられている。
通している送気管路5および送水管路6が先端部2にお
いて合流した管路が連通している。前記送気管路5の後
端部は、コネクタ部7に設けられた通気口金8を介し
て、送気源であるポンプ9に接続されるようになってい
て、前記送水管路6はコネクタ部7に設けられた送水口
金10を介して送液源である送水タンク11に接続され
るようになっている。なお、操作部12内に設けた送気
・送水バルブ13によって、前記内視鏡挿入部1内の送
気管路5および送水管路6に対する送気および送水の切
換が行えるようになっている。
を構成するケーシング33には、取付け孔34が穿設さ
れており、この取付け孔34にシリンダ部31が後述す
るように固定され、このシリンダ部31に対してピスト
ン部32が後述するように着脱自在に嵌挿されている。
の略円筒状のシリンダ35を有して構成されていて、こ
のシリンダ35の側壁には開口側から底部側に向かって
順に、前記内視鏡先端部2のノズル4に連通する気体出
口側の流路となる出口側送気管路5aと、操作部12と
コネクタ部7とを連結する連結コード36の端部のポン
プ9に連通する気体入口側の流路となる入口側送気管路
5bと、前記ノズル4に連通する液体出口側の流路とな
る出口側送水管路6aと、前記送水タンク11に連通す
る液体入口側の流路となる入口側送水管路6bとが設け
られている。
側端部にはネジ部40が形成され、このネジ部40に操
作部12を形成するケーシング33の外側から口金41
を螺合させることにより、ケーシング33を内外両側か
ら挟み込む形でシリンダ35がケーシング33に固定さ
れている。なお、符号42は、前記口金41の外周部に
設けた、この口金41を回転させるための治具が嵌入さ
れる、治具穴42である。
部フランジ41bとを有しており、この下部フランジ4
1bによって取付け孔34の内周面に形成された環状溝
43の内部のOリング44を圧縮し、取付け孔34を密
封することにより、操作部12内部への気体、液体の侵
入を防止している。
脂等、剛性を有する材料で形成された略円筒状のピスト
ン本体45を有して構成されている。このピストン本体
45の内部には、長手軸方向に連通路46が設けられて
おり、この連通路46の下端部にはピストン本体45の
側周面に開口した側部連通路47が形成されている。
7の上方には、弾性材からなる弁体48がインサート成
形されている。また、このピストン本体45の上端部に
は、抜け止め筒体49及び押さえ部材50が螺合してお
り、この抜け止め筒体49と前記ピストン本体45との
間でシール部支持部材51を挟持している。このシール
部支持部材51には、側部に周回状にシール部材53が
インサート成形され、下端部にスライダ52が設けられ
ている。
るシール部材53は、内周側の周上に所定間隔毎に強度
補強部53bを有して構成されている。また、前記シー
ル部材53の外周端部には、前記シリンダ35内に前記
ピストン本体45が嵌挿されたときに、シリンダ35内
面に接触して変形するシール部53aが設けられてい
る。
動するときの摺動抵抗を小さくするには、このシール部
材53のシール部53aがシリンダ35内面に接触して
変形する際に、変形し易くする必要がある。つまり、シ
ール部材53のシリンダ35との接触部(シール部53
a)の肉厚を薄くすればよい。
した場合、この送気送水バルブ13のピストン部32
は、図2に示すように上下方向に可動するため、シール
部材53が変形して、水密および気密が保たれなくな
り、送気送水バルブ13の機能が果たされなくなるおそ
れがある。このため、本実施形態のようにシール部材5
3の一部に強度補強部53bを設けることにより、ピス
トン部32の摺動に対するシール部材53の過度の変形
を防止することができる。
動方向に対して、シール部材53の上下面にそれぞれ上
面に4つ、下面に4つリブ状に設けられている。これら
上下面に各々4つ設けた強度補強部53bは、円形のシ
ール部材53の円周方向に均等な間隔で、また、シール
部材53の上下面で同一位置となるよう上下対称な位置
に設けられている。
肉厚を厚くした強度補強部を設け、ピストンの摺動抵抗
によるシール部材の変形に対して抵抗力を持たせなが
ら、かつシール部材の外周部の肉厚を薄くして、ピスト
ン中の摺動抵抗が過度にならないようにすることによ
り、水密性・気密性を保ちつつ操作性を向上させること
ができる。
は、押さえ部材54が螺合されており、この押さえ部材
54とピストン本体45との間にシール部支持部材55
を挟持している。この押さえ部材54の側部には周回状
にシール部材56がインサート成形されている。さら
に、前記シール部支持部材55の側部にも同様に周回状
にシール部材58がインサート成形され、下端部にスラ
イダ57が設けられている。
どの硬質樹脂で形成されている。このスライダ57の樹
脂を、例えば高圧蒸気滅菌対応を示す緑などに着色する
ことで使用者が容易に高圧蒸気滅菌対応であることを視
認することができる。
8には、前記シール部材53と同様に、強度補強部56
b,58bがそれぞれ設けられている。そして、各シー
ル部材53,56,58は、シール部53a,56a,
58aにおいてシリンダ35の内周面に弾性的に密接し
ている。
け止め筒体49の外側には、円筒状のピストンストッパ
60が設けられ、抜け止め筒体49下端部のフランジ部
49aとピストンストッパ60内面のフランジ部60a
とが当接するようになっている。そして、ピストンスト
ッパ60のフランジ部60a上面と押さえ部材50の下
面との間には、コイルスプリングからなる付勢ばね61
が介装されている。すなわち、この付勢ばね61の付勢
力によって、押さえ部材50は上方に、ピストンストッ
パ60は下方にそれぞれ付勢されており、自然状態にお
いて抜け止め筒体49のフランジ部49aがピストンス
トッパ60のフランジ部60aに当接してピストン本体
45を係止している。
は、絶縁部材からなる囲い部材62が一体的に設けら
れ、この囲い部材62の内面の突出部62aが前記口金
41の前記フランジ41aに係合している。
識別ピン59が螺合しており、押さえ部材50の外周部
には指当て部材63が接着固定されている。この指当て
部材63の中央部には、ピストン本体45の連通路46
に連通したリーク孔64が設けられている。前記指当て
部材63と前記囲い部材62とは、ピストン部32が自
然状態、押し込み状態のいずれの状態においても、指当
て部材63と囲い部材62との上端部との間に常に間隔
が保たれるように配設されている。
ようにシリンダ部31から取り外せるようになってい
る。
ついて説明する。図に示すように内視鏡管路つまり防止
具(以下つまり防止具と略記する)65は、ピストン部
32を取り外したシリンダ部31のシリンダ35内に挿
入されるシリンダ挿入部66aを前方側に有し、後方側
にスライド部66bを有する装着部66と、2気圧ない
し10気圧に加圧された空気または窒素、二酸化炭素な
どの高圧流体が貯えられる高圧流体保圧部67を備えた
缶体71とで主に構成されている。
は、前記シリンダ35のシール部35aに当接すること
で、このシリンダ35に対する装着部66の軸方向の位
置決めを行う係止部68が設けられている。
圧流体供給路70が設けられており、この高圧流体供給
路70の一端部は装着部66の外周面の円周方向に溝状
に設けた開口69に連通し、他端部は待機状態では高圧
流体保圧部67に対して閉塞され、作動状態のとき高圧
流体保圧部67に対して開通するスライド部66bに設
けた保圧部側開口70aに連通している。
をシリンダ35内に挿入して、シリンダ挿入部66aに
設けた係止部68がシール部35aに接触したとき、前
記シリンダ35に設けられている出口側送気管路5a用
の開口部に対向する外周位置に形成されている。
外周面には、前記開口69と出口側送気管路5aとが対
向したとき、前記開口69と入口側送気管路5bとを連
通させる長手軸方向に形成した溝状のリーク路76が設
けられている。
は、前記出口側送気管路5aに流れ込む流体の流量に対
して、前記入口側送気管路5bへ流れ込む流体の流量を
減少させるために、出口側送気管路5aの断面積に比べ
て、1/2ないし1/10の面積に形成して、オリフィ
スの役目を持たせている。
部66のシリンダ挿入部66aには、前記開口69及び
リーク路76を挟むように一対のシール用Oリング75
が配設されており、この一対のOリング75によってシ
リンダ挿入部66aとシリンダ35との間の気密性を保
持している。
は装着部用シリンダ72が螺合接続されている。この装
着部用シリンダ72には前記装着部66の後方側に位置
するスライド66bが摺動自在に内挿されている。
用シリンダ72に内挿されている装着部66の基端面に
当接してこの装着部66を待機状態に位置させるように
付勢するスプリング73が配設されている。
設けられている高圧流体供給路70の保圧部側開口70
aは、前記装着部用シリンダ72の内周面に密接すると
共に、この装着部用シリンダ72内に設けられている一
対のシール用Oリング74の間に配置されて、前記高圧
流体保圧部67に対して閉塞状態になっている。
作用を説明する。例えば内視鏡挿入部1に設けられてい
る送気管路5を洗滌するためまず、操作部12に設けら
れている送気・送水バルブ13のシリンダ35からピス
トン部32を外し、つまり防止具65の装着部66のシ
リンダ挿入部66aをシリンダ35に配置させ、缶体7
1をシリンダ軸方向に押し込んでいき、前記シリンダ挿
入部66aに設けられている係止部68をシリンダ35
のシール部35aに当接させる。
に貯えられている高圧流体を送り込むために、さらに缶
体71をシリンダ軸方向に押し込む。すると、スプリン
グ73の付勢力に抗して缶体71の装着部用シリンダ7
2がスライド部66bを摺動して、このスライド部66
bに設けられている高圧流体供給路70の保圧部側開口
70aが高圧流体保圧部67内で連通する。
67に対して連通することによって、この高圧流体保圧
部67内に貯えられている高圧流体が高圧流体供給路7
0を通って開口69から出口側送気管路5aに向かって
噴出し、この出口側送気管路5a内に供給されていく。
高圧流体の大部分は、前記開口69に対向している出口
側送気管路5aに向かって流れ込んでノズル4から噴出
され、わずかな高圧流体だけが前記開口69に連通する
リーク路76を通って入口側送気管路5bに流れてい
く。前記高圧流体保圧部67内の高圧流体が出口側送気
管路5aに流れ込むことによって、管路内やノズル4に
付着した体液などの付着物がノズル4から排出される。
た状態になっていたときには、高圧流体供給路70から
出口側送気管路5aに流れ込んだ高圧流体の一部が、リ
ーク管路76を介して入口側送気管路5bに流れて、出
口側送気管路5a内が著しく高圧になることを防止す
る。
の装着部の内部に設けた高圧流体供給路に連通するリー
ク路を形成することによって、万一、管路内やノズルが
付着物でつまった状態になっていったとき、高圧流体供
給路から内視鏡の流体管路に送り込まれる高圧流体の一
部がリーク路を介して入口側送気管路に流れて、管路内
部の圧力が著しく高圧になることによって発生する、送
気管路を構成するチューブ体やパイプ材、チューブ材及
び接続部などの破損を防止することができる。
部2を水中に浸漬させた状態にして作業を実施すること
によって、管路内やノズル4に付着した付着物を吹き飛
ばすとき、付着物が外気中に飛散することが防止するこ
とができる。
路、ノズル、観察窓が冷却されない。
視鏡を洗滌・消毒した後、内視鏡の管路内に残った水滴
を除去するために使用することが可能であり、このつま
り防止具を洗滌後用いることによって管路内の水滴が容
易に除去される。
防止具の他の構成を示す説明図である。
示すように前記第1実施形態と装着部66の構成が異な
っている。即ち、本実施形態のつまり防止具66Aで
は、係止部68がシール部35aに当接したとき、装着
部66のシリンダ挿入部66aの先端部外周面の周方向
の溝状の第2の開口77が出口側送水管路6aに対向す
る。そして、前記高圧流体供給路70をシリンダ挿入部
66aの先端面側方向に延長させて、前記第2の開口7
7と高圧流体供給路70とを連通させている。
5との気密を保持する第3のOリング78を設けられて
おり、前記第2の開口77を前記第3のOリング78と
前記シール用Oリング75との間に位置させて気密性を
保持している。
たことにより、高圧流体供給路70の保圧部側開口70
aが高圧流体保圧部67に対して連通することによっ
て、この高圧流体保圧部67内の高圧流体が高圧流体供
給路70を通って開口69から出口側送気管路5aに向
かって噴出すると共に、第2の開口77から出口側送水
管路6aに向かって噴出して出口側送気管路5a内及び
出口側送水管路6a内に供給されて流体路内の付着物を
吹き飛ばしていく。
た状態になっていたときには、出口側送気管路5aまた
は出口側送水管路6aに流れ込んだ高圧流体がリーク管
路76を介して入口側送気管路5bに流れて、出口側送
気管路5a内または出口側送水管路6a内が著しく高圧
になることを防止する。
と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略す
る。なお、出口側送気管路5aと出口側送水管路6aと
が先端部2で合流せずに先端部に設けた複数のノズル4
にそれぞれ別々に連通する構成の内視鏡であっても良い
ことはいうまでもない。
着することによって、出口側送気管路と共に出口側送水
管路にも高圧流体を供給することができる。このことに
よって、ノズルから侵入した付着物が送気管路または送
水管路のどちらに付着していた場合でも高圧流体によっ
て管路内の付着物の除去を行える。その他の効果は前記
第1実施形態と同様である。
り、図6は装着部がシリンダ挿入部とスライダ部とに着
脱自在に構成され、シリンダ挿入部に出口側送気管路に
対向する開口を設けたつまり防止具の構成を示す説明
図、図7は装着部がシリンダ挿入部とスライダ部とに着
脱自在に構成され、シリンダ挿入部に出口側送水管路に
対向する開口を設けたつまり防止具の構成を示す説明図
である。
は、装着部66を、シリンダ挿入部材66Aとスライド
部材66Bとに分割可能に構成したものであり、この分
割可能なシリンダ挿入部材66Aとスライド部材66B
とを連結部材である例えばねじ79で着脱自在に構成し
ている。
在なシリンダ挿入部66aを第1の挿入部80Aと第2
の挿入部80Bとの2種類で構成している。図6に示す
ように挿入部80Aには前記係止部68を前記シール部
35aに当接させたとき、出口側送気管路5aに対向
し、高圧流体供給路70に連通する開口69が設けら
れ、図7に示すように挿入部80Bには前記係止部68
を前記シール部35aに当接させたとき、出口側送水管
路6aに対向し、高圧流体供給路70に連通する第2の
開口77が設けられている。
部68をシール部35aに当接させたとき、入口側送水
管路6bと高圧流体供給路70とを連通させるリーク路
76が装着部66の内部の先端側に設けられている。そ
の他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同部材に
は同符号を付して説明を省略する。
66をシリンダ挿入部材66Aとスライド部材66Bと
に分割自在に構成すると共に、前記シリンダ挿入部材6
6Aを出口側送気管路5aに対向する開口69を設けた
第1の挿入部80Aと、出口側送水管路6aに対向する
第2の開口77を設けた第2の挿入部80Bとで構成し
たことにより、第1の挿入部80Aと第2の挿入部80
Bとをスライド部材66Bに対して交換して使用するこ
とで、出口側送気管路5a、出口側送水管路6a及び各
々の管路に連通するノズル4を選択的に加圧して付着物
の除去を行うことができる。
付着物でつまった状態になっていたときには、出口側送
水管路6aに流れ込んだ高圧流体がリーク管路76を介
して入口側送水管路6bに流れて、出口側送水管路6a
内が著しく高圧になることを防止することができる。そ
の他の作用及び効果は上述の実施形態と同様である。
防止具の別の構成を示す説明図である。
側送気管路5aに対向する開口69及び出口側送水管路
6aに対向する第2の開口77を設けたスライド部材6
6Bに着脱自在な第3の挿入部80Cであり、前記第2
実施形態のつまり防止具65Aに形成したリーク路と経
路が異なり、前記係止部68を前記シール部35aに当
接させたときリーク路76が、シリンダ35から露出し
た位置にある第3の挿入部80Cの外周面に設けた開口
81と高圧流体供給路70とに連通するように形成され
ている。そして、前記開口81には例えば5気圧以上の
圧力がかかったとき、開放状態になるリリーフ弁83が
設けられている。
内視鏡管路の耐性などに応じて適宜設定されるものであ
り、例えば2ないし5気圧程度が望ましく、配設位置も
開口81とリーク路82との間であればよい。その他の
構成は前記第2実施形態及び第3実施形態と同様であ
り、同部材には同符号を付して説明を省略する。
ることにより、万一、出口側送気管路5aまたは出口側
送水管路6a、ノズル4が詰まっていた場合には、高圧
流体供給路70内の圧力が高まって、例えば設定圧力で
ある5気圧を越えることによって、リリーフ弁83が開
放状態になって、高圧流体が大気中に放出されていく。
このことにより、出口側送気管路5a内及び出口側送水
管路6a内が著しく高圧になることが防止される。
路6a及びノズル4に詰まりがないときは、高圧流体が
出口側送気管路5a及び出口側送水管路6aを通ってノ
ズル4から噴出されて、出口側送気管路5a、出口側送
水管路6a及びノズル4内の付着物を吹き飛ばしてい
く。
防止具のまた別の構成を示す説明図である。本実施形態
のつまり防止具65Dでは、前記第1実施形態ないし第
4実施形態のつまり防止具とは高圧流体を貯える高圧流
体保圧部67Aの構成が異なっている。
Aは、高圧流体を貯蔵する貯蔵室84と、この貯蔵室8
4から凸出した筒状の高圧流体を生成する生成部85と
で構成されている。
れた加圧室89と、前記壁86内を摺動するピストン8
7と、このピストン87を壁86の外側の矢印方向に向
かって付勢するバネ88とで構成されており、前記加圧
室89内には前記ピストン87を付勢するバネ88を配
置するために設けたばね受け部90を係止する係止部9
1が設けられている。
た状態のとき、ピストン87と壁86との間には一定の
間隙が形成されており、前記バネ88の付勢力に抗して
ピストン87を押し込んでいったとき初めて、壁86と
ピストン87の摺動部92とが摺動するようになってい
る。前記摺動部92の側面部には壁86との間の気密を
保持するOリング93が設けられている。
には生成部85と貯蔵室84とを貫通する連通口94が
設けられており、この連通口94には生成部85から貯
蔵室84への流れのみを許容する逆止弁95が設けられ
ている。その他の構成は上述の実施形態と同様であり、
同部材には同符号を付して説明を省略する。
体保圧部67Aを貯蔵室84とピストン87及びばね8
8などを設けた生成部85とで構成したことにより、貯
蔵室84内の高圧流体の圧力が低下した際、生成部85
のピストン87をバネ88の付勢力に抗して押し込むこ
とによって、Oリング93によって密閉されたピストン
87と壁86との間の生成部85内部が加圧されて逆止
弁95を開く。このことにより、加圧された空気が貯蔵
室84内に送り込まれていく。このピストン87の操作
を繰り返すことで、貯蔵室84内の圧力を再び高めて、
高圧流体を出口側送気管路5a、出口側送水管路6a及
びノズル4内に送り込んで流体路内の付着物の除去を行
える。
を貯蔵する貯蔵室と高圧流体を生成する生成部とで構成
することによって、貯蔵室に貯えられていた高圧流体の
圧力が低下した際、生成部に設けたピストンを繰返し操
作することによって、貯蔵室内の圧力を再び高めて、高
圧流体を供給することができる。その他の効果は上述の
実施形態と同様である。
り防止具のさらに別の構成を示す説明図である。本実施
形態のつまり防止具65Eは、前記第2実施形態のつま
り防止具65Aの開口69と入口側送気管路5bとを連
通させるリーク路の代わりに第2の開口77と入口側送
気管路5bとを連通させるリーク路を設けている。
高圧流体を送る缶体71の代わりに高圧流体を供給する
ためのポンプ装置96を用いている。
圧縮空気を供給できるポンプ装置96が設けられてお
り、このポンプ装置96で生成した圧縮空気を、供給チ
ューブ97を介して高圧流体供給路70に送るようにし
ている。
を指示する生成スイッチ98と、電磁弁の開閉を制御す
ることで高圧流体を高圧流体供給路70に供給すること
を指示する解放スイッチ99とが設けられている。
1に係止させることで、この装着部66をシリンダ35
の所定位置に配置させる弾性部材よりなる弾性係止部1
00が設けてある。その他の構成は前記第2実施形態と
同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略す
る。
たことによりまず、ポンプ装置96に設けられている生
成スイッチ98を操作してポンプ装置96内に高圧流体
を貯え、弾性係止部100を口金41に係止してシリン
ダ35内の所定位置に装着部66を配置する。
放スイッチ99を操作して高圧流体を供給チューブ97
に送る。すると、この高圧流体は、高圧流体供給路70
を介して出口側送気管路5a及び出口側送水管路6aに
供給され、ノズル4から高圧空気を噴出して流体路内の
付着物の除去が行われる。
することによって繰り返しの使用を行うことができる。
その他の作用及び効果は上述の実施形態と同様である。
ユニットが配設されており、この撮像ユニットからは信
号ケーブルが延出している。この信号ケーブルは、内視
鏡挿入部の湾曲部及び可撓管内を挿通していたため、湾
曲部を繰返し湾曲装置することによって、信号ケーブル
が長手軸方向に前後動したり、曲げられたりして断線す
ることがあった。このため、断線のし難い信号ケーブル
が求められていた。
に先端部2には、図示しない光源装置から供給される照
明光により照射された被写体の像を、光学レンズ系21
を介して固体撮像素子である例えばCCD22の結像面
に結像させるようになっている。なお、前記先端部2の
先端側は、観察窓23を備えた硬性の先端カバー24で
覆われている。
像の光学像は、このCCD22の後方に配設されている
信号変換回路部25で撮像信号に変換される。この撮像
信号は、内視鏡挿入部1及び連結コード36内を挿通す
る信号ケーブル26によって外部装置であるビデオプロ
セッサ(不図示)に伝送される。
接する湾曲部14は、複数の湾曲駒27を連接して構成
されており、この湾曲駒27の外周を湾曲外皮28が覆
っている。なお、この湾曲部14は、図示しない湾曲ケ
ーブルを進退操作させることによって、湾曲駆動するよ
うになっている。なお、符号29は把持鉗子などの処置
具を挿通するための処置具挿通チャンネルである。この
処置具チャンネル29は、フッ素系のエラストマで作ら
れており、分子拘束成分(ハードセグメント)にフッ素
樹脂を、柔軟成分(ソフトセグメント)にフッ素ゴムが
用いられている。
置具挿通チャンネル29などとのレイアウト上の理由で
一外周面側に偏らせて配置されている。そして、前記信
号変換回路部25から延出する信号ケーブル26の延出
方向を、この信号変換回路部25近傍において、この信
号変換回路部25の長手軸方向に対して内視鏡中心軸方
向になるように傾けている。
号ケーブル26の接続部近傍では信号ケーブル26を弾
性部材からなる円錐状の折り止め部材20で被覆してい
る。
回路部25の中心より内視鏡の中心に偏らせた位置に配
設し、信号変換回路部25の長手軸方向に延出するよう
にしてもよい。
する信号ケーブル26を、内視鏡の中心軸側に略一致さ
せて配置することによって、湾曲部を湾曲操作させた
際、信号ケーブル26の軸方向の動きが少なくなって、
この信号ケーブル26にかかる負荷を減少させることが
できる。このことによって、信号ケーブルの断線のし難
い内視鏡が提供される。
26との接続部に折れ止め部材を設けて接続部の耐性を
向上させることができる。このことによって、信号ケー
ブル26の断線のし難い内視鏡が提供される。
覆する外装チューブ19を、硬度の高い硬性部19aと
硬度の低い軟性部19bとを長手周方向に交互に分布さ
せて形成している。そして、前記外装チューブ19に設
けた硬性部19aを処置具挿通チャンネル29や出口側
送気管路5a、湾曲部14を湾曲させる操作ワイヤ17
のガイド部材18にそれぞれ対向させている。なお、符
号16は照明光を伝送するライトガイドである。
する部分の外装チューブ19を、硬性部19aにするこ
とにより、外装チューブ19内に収納された信号ケーブ
ル26への負荷が少なくなって断線が防止される。
9に硬性部19aと軟性部19bとを交互に分布させて
形成する代わりに、外装チューブ19に肉厚の厚い厚肉
部19cと肉厚の薄い薄肉部19dとを長手周方向に交
互に分布させて形成し、この厚肉部19cを処置具挿通
チャンネル29、出口側送気管路5a、ガイド部材18
にそれぞれ対向させるようにしてもよい。
長渡って設けるようにしたり、湾曲部だけの局所的に設
けるようにしても、軸方向に継続的に設けるようにして
もよい。また、厚肉部19cを2部品を積層して厚肉に
形成するようにしてもよい。
26bとからなる信号ケーブル26の芯線26aに細線
状の低融点半田30を撚りこんでいる。このように、芯
線26aに予め、低融点半田30を撚りこんでおくこと
により、芯線26aが断線した際、信号ケーブル26を
加熱することで低融点半田30が溶融して、断線した芯
線26aの導通を図って簡単に修理を行うことができ
る。
代わりに、粉末状などの半田を芯線に混入させておいて
もよい。
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
した流体管路の他端が連通する内視鏡操作部に設けた送
気・送水バルブのシリンダ部に着脱自在な装着部と、高
圧流体を貯える高圧流体保圧部と、この高圧流体保圧部
に貯えられている高圧流体を前記流体管路内に送り込む
前記装着部に設けた高圧流体供給路と、前記高圧流体保
圧部から前記高圧流体供給路へ向かう流体の流れを制御
する弁部とからなる内視鏡管路つまり防止具において、
前記流体管路に所定圧以上の圧力がかかることを防止す
るリーク路の一端を、前記高圧流体供給路に連通させて
設けた内視鏡管路つまり防止具。
と流体の供給源とを連通する入口側管路に連通する付記
1記載の内視鏡管路つまり防止具。
する付記1記載の内視鏡管路つまり防止具。
た付記2記載の内視鏡管路つまり防止具。
を設けた付記3記載の内視鏡管路つまり防止具。
記1記載の内視鏡管路つまり防止具。
記1記載の内視鏡管路つまり防止具。
水管路である付記1記載の内視鏡管路つまり防止具。
通するスライド部材と、流体管路に連通するシリンダ挿
入部材とに着脱自在に分割し、前記シリンダ挿入部材を
前記スライド部材に選択的に装着可能で、内視鏡送気管
路に連通する第1の挿入部と、内視鏡送水管路に連通す
る第2の挿入部とで構成した付記8記載の内視鏡管路つ
まり防止具。
貯蔵缶である付記1記載の内視鏡管路つまり防止具。
と加圧流体保持部とからなる付記1記載の内視鏡管路つ
まり防止具。
る付記11記載の内視鏡管路つまり防止具。
る付記11記載の内視鏡管路つまり防止具。
体管路内に流体を供給して洗滌作業を行う場合、万一、
内視鏡に設けられているノズルや流体管路からなる流体
路がつまっていても、流体管路に高圧流体を供給したこ
とによって内視鏡に設けられている流体管路に損傷を与
えない内視鏡管路つまり防止具を提供することができ
る。
り、図1は内視鏡の概略構成を示す説明図
明図
た内視鏡管路つまり防止具の構成を示す説明図
の構成を示す説明図
図6は装着部がシリンダ挿入部とスライダ部とに着脱自
在に構成され、シリンダ挿入部に出口側送気管路に対向
する開口を設けたつまり防止具の構成を示す説明図
自在に構成され、シリンダ挿入部に出口側送水管路に対
向する開口を設けたつまり防止具の構成を示す説明図
の構成を示す説明図
た別の構成を示す説明図
さらに別の構成を示す説明図
図
例を説明する断面図
構成例を説明する断面図
ブルを示す断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 内視鏡挿入部の先端部に一端を開口した
流体管路の他端が連通する内視鏡操作部に設けた送気・
送水バルブのシリンダ部に着脱自在な装着部と、高圧流
体を貯える高圧流体保圧部と、この高圧流体保圧部に貯
えられている高圧流体を前記流体管路内に送り込む前記
装着部に設けた高圧流体供給路と、前記高圧流体保圧部
から前記高圧流体供給路へ向かう流体の流れを制御する
弁部とからなる内視鏡管路つまり防止具において、 前記流体管路に所定圧以上の圧力がかかることを防止す
るリーク路の一端を、前記高圧流体供給路に連通させて
設けることを特徴とする内視鏡管路つまり防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25497496A JP3689200B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 内視鏡管路つまり防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25497496A JP3689200B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 内視鏡管路つまり防止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1099269A true JPH1099269A (ja) | 1998-04-21 |
JP3689200B2 JP3689200B2 (ja) | 2005-08-31 |
Family
ID=17272462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25497496A Expired - Fee Related JP3689200B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 内視鏡管路つまり防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3689200B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013066666A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Fujifilm Corp | 流体管路切換装置および内視鏡 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP25497496A patent/JP3689200B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013066666A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Fujifilm Corp | 流体管路切換装置および内視鏡 |
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