JPH1097701A - 磁気ディスク装置及び同装置に使用される磁気ディスク - Google Patents
磁気ディスク装置及び同装置に使用される磁気ディスクInfo
- Publication number
- JPH1097701A JPH1097701A JP25055496A JP25055496A JPH1097701A JP H1097701 A JPH1097701 A JP H1097701A JP 25055496 A JP25055496 A JP 25055496A JP 25055496 A JP25055496 A JP 25055496A JP H1097701 A JPH1097701 A JP H1097701A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- area
- css
- disk
- magnetic disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】CSS方式の磁気ディスク装置において、マグ
ネットラッチ機構のような特別の機構を使用することな
く、装置の停止時に外部から多少の衝撃が加えられて
も、ヘッドをCSSエリアから外れてデータ領域に移動
することを抑制できるようにして、ヘッドおよびディス
クに対する保護を図ることにある。 【解決手段】ディスク1上に設けられた非データ領域の
CSSエリア21が、データ領域20の平面に対して段
差を有する凹形状の領域として構成されている。装置の
停止時に、ヘッド4はデータ領域20から段差のあるC
SSエリア21に接触して待機する。この停止時に外部
から衝撃が加えられても、ヘッド4はCSSエリア21
の段差部により、CSSエリア21から外れてデータ領
域20の方向へ移動することは抑制される。
ネットラッチ機構のような特別の機構を使用することな
く、装置の停止時に外部から多少の衝撃が加えられて
も、ヘッドをCSSエリアから外れてデータ領域に移動
することを抑制できるようにして、ヘッドおよびディス
クに対する保護を図ることにある。 【解決手段】ディスク1上に設けられた非データ領域の
CSSエリア21が、データ領域20の平面に対して段
差を有する凹形状の領域として構成されている。装置の
停止時に、ヘッド4はデータ領域20から段差のあるC
SSエリア21に接触して待機する。この停止時に外部
から衝撃が加えられても、ヘッド4はCSSエリア21
の段差部により、CSSエリア21から外れてデータ領
域20の方向へ移動することは抑制される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にハードディス
ク装置に適用し、CSS方式の磁気ディスク装置に関す
る。
ク装置に適用し、CSS方式の磁気ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特にハードディスク装置(HD
D)では、CSS(contact start st
op)方式と称するヘッド駆動制御方式が採用されてい
る。CSS方式は、記録媒体であるディスク上の最内周
側にCSSエリアと称する非データ領域が設けられてお
り、HDDの停止時にヘッドがCSSエリアに接触した
状態で待機するように構成されている。一方、HDDの
動作時には、回転起動したディスクの空気動圧によりヘ
ッドをCSSエリアから浮上させて、CSSエリアから
データ領域へ移動(シーク)させる。
D)では、CSS(contact start st
op)方式と称するヘッド駆動制御方式が採用されてい
る。CSS方式は、記録媒体であるディスク上の最内周
側にCSSエリアと称する非データ領域が設けられてお
り、HDDの停止時にヘッドがCSSエリアに接触した
状態で待機するように構成されている。一方、HDDの
動作時には、回転起動したディスクの空気動圧によりヘ
ッドをCSSエリアから浮上させて、CSSエリアから
データ領域へ移動(シーク)させる。
【0003】前記のように、CSSエリアは、装置の停
止時にヘッドが接触する状態であるため、吸着現象の発
生を防止するためにテクスチャ(texture)と称
する凹凸の表面形状からなる。
止時にヘッドが接触する状態であるため、吸着現象の発
生を防止するためにテクスチャ(texture)と称
する凹凸の表面形状からなる。
【0004】ところで、HDDの停止時に、外部から衝
撃が加えられると、衝撃の程度によっては、CSSエリ
アに待機しているヘッドがCSSエリアからデータ領域
まで移動することがある。停止時には、ヘッドはディス
ク上を浮上しておらず接触している状態であるため、い
わばディスク表面を摺動するように移動することにな
る。このため、ディスク表面に傷をつけるような事態が
発生し、特にデータ領域に傷が発生すると、データの記
録再生が不可能になることがある。
撃が加えられると、衝撃の程度によっては、CSSエリ
アに待機しているヘッドがCSSエリアからデータ領域
まで移動することがある。停止時には、ヘッドはディス
ク上を浮上しておらず接触している状態であるため、い
わばディスク表面を摺動するように移動することにな
る。このため、ディスク表面に傷をつけるような事態が
発生し、特にデータ領域に傷が発生すると、データの記
録再生が不可能になることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、CS
S方式では、停止時の装置に外部から衝撃が加えられた
場合に、ヘッドがCSSエリアから外れて、データ領域
まで接触しながら移動することがある。このような事態
を防止するために、ヘッドを保持して駆動するためのヘ
ッドアクチュエータをボイスコイルモータ(VCM)近
傍に設けられたマグネットラッチ機構により固定して、
ヘッドの移動を抑制する方式が開発されている。しかし
ながら、近年の小型化でかつ高記録密度のHDDでは、
部品点数の削減要求が厳しく、記録再生動作に関係のな
いマグネットラッチ機構のような部品については削減さ
れることが望ましい。
S方式では、停止時の装置に外部から衝撃が加えられた
場合に、ヘッドがCSSエリアから外れて、データ領域
まで接触しながら移動することがある。このような事態
を防止するために、ヘッドを保持して駆動するためのヘ
ッドアクチュエータをボイスコイルモータ(VCM)近
傍に設けられたマグネットラッチ機構により固定して、
ヘッドの移動を抑制する方式が開発されている。しかし
ながら、近年の小型化でかつ高記録密度のHDDでは、
部品点数の削減要求が厳しく、記録再生動作に関係のな
いマグネットラッチ機構のような部品については削減さ
れることが望ましい。
【0006】そこで、本発明の目的は、CSS方式の磁
気ディスク装置において、マグネットラッチ機構のよう
な特別の機構を使用することなく、装置の停止時に外部
から多少の衝撃が加えられても、ヘッドをCSSエリア
から外れてデータ領域に移動することを抑制できるよう
にして、ヘッドおよびディスクに対する保護を図ること
にある。
気ディスク装置において、マグネットラッチ機構のよう
な特別の機構を使用することなく、装置の停止時に外部
から多少の衝撃が加えられても、ヘッドをCSSエリア
から外れてデータ領域に移動することを抑制できるよう
にして、ヘッドおよびディスクに対する保護を図ること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク上に
設けられた非データ領域のCSSエリアが、データ領域
の平面に対して段差を有する凹形状の領域として構成さ
れている磁気ディスクを使用した磁気ディスク装置であ
る。装置の停止時に、ヘッドはデータ領域から段差のあ
るCSSエリアに接触して待機する。
設けられた非データ領域のCSSエリアが、データ領域
の平面に対して段差を有する凹形状の領域として構成さ
れている磁気ディスクを使用した磁気ディスク装置であ
る。装置の停止時に、ヘッドはデータ領域から段差のあ
るCSSエリアに接触して待機する。
【0008】この停止時に、外部から衝撃が加えられて
も、ヘッドはCSSエリアの段差部により、待機してい
るCSSエリアから外れて移動することを抑制される。
従って、ヘッドがCSSエリアから接触した状態でデー
タ領域まで移動して、ディスクのデータ領域に傷を付け
るなどの事態を確実に防止することができる。
も、ヘッドはCSSエリアの段差部により、待機してい
るCSSエリアから外れて移動することを抑制される。
従って、ヘッドがCSSエリアから接触した状態でデー
タ領域まで移動して、ディスクのデータ領域に傷を付け
るなどの事態を確実に防止することができる。
【0009】さらに、本発明の装置は、装置の停止時に
ヘッドをCSSエリアに接触させた状態で待避させて、
装置の動作時にヘッドをCSS領域から浮上させた状態
でデータ領域まで移動させる制御を行なう。具体的に
は、制御手段は、装置の動作時にディスクを回転起動し
てからヘッドをCSSエリアの段差部を越える程度まで
浮上するように回転速度を加速し、CSSエリアの段差
部を越えて浮上したヘッドをCSS領域からデータ領域
まで移動させて、ヘッドがデータ領域まで移動完了した
後に、ディスクの回転速度をデータの記録再生動作時の
回転速度に調整する機能を有する。また、制御手段は、
装置の動作時にディスクを回転起動し、CSSエリアの
段差部を越えて浮上したヘッドを、所定の最高速度より
減速した移動速度でCSSエリアからデータ領域まで移
動させて、ヘッドがデータ領域まで移動完了した後に、
データの記録再生動作時の移動速度制御に移行する。
ヘッドをCSSエリアに接触させた状態で待避させて、
装置の動作時にヘッドをCSS領域から浮上させた状態
でデータ領域まで移動させる制御を行なう。具体的に
は、制御手段は、装置の動作時にディスクを回転起動し
てからヘッドをCSSエリアの段差部を越える程度まで
浮上するように回転速度を加速し、CSSエリアの段差
部を越えて浮上したヘッドをCSS領域からデータ領域
まで移動させて、ヘッドがデータ領域まで移動完了した
後に、ディスクの回転速度をデータの記録再生動作時の
回転速度に調整する機能を有する。また、制御手段は、
装置の動作時にディスクを回転起動し、CSSエリアの
段差部を越えて浮上したヘッドを、所定の最高速度より
減速した移動速度でCSSエリアからデータ領域まで移
動させて、ヘッドがデータ領域まで移動完了した後に、
データの記録再生動作時の移動速度制御に移行する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図3は第1の実施形態に関係するH
DDの要部を示すブロック図であり、図1は本実施形態
に関係するディスクの構造を示す図である。 (HDDの構成)本実施形態のHDDは、図3に示すよ
うに、再生専用のMRヘッド2と記録動作用の誘導型薄
膜ヘッド3とを組合わせた記録再生分離型のヘッド4を
使用し、後述するようにCSS方式のディスク1を使用
した装置を想定している。
の形態を説明する。図3は第1の実施形態に関係するH
DDの要部を示すブロック図であり、図1は本実施形態
に関係するディスクの構造を示す図である。 (HDDの構成)本実施形態のHDDは、図3に示すよ
うに、再生専用のMRヘッド2と記録動作用の誘導型薄
膜ヘッド3とを組合わせた記録再生分離型のヘッド4を
使用し、後述するようにCSS方式のディスク1を使用
した装置を想定している。
【0011】ディスク1は便宜的に1枚とする。ヘッド
4はディスク1の両面のそれぞれに対応して配置されて
いる。ディスク1はスピンドルモータ5により高速回転
運動している。ヘッド4はヘッドアクチュエータ6によ
り保持されており、ボイスコイルモータ(VCM)7に
より、ディスク1の半径方向に回転移動される。ヘッド
アクチュエータ6は、図2(B)に示すように、サスペ
ンションアーム31を有し、その先端部でジンバル32
を介してヘッド4の本体であるスライダ30を支持して
いる。
4はディスク1の両面のそれぞれに対応して配置されて
いる。ディスク1はスピンドルモータ5により高速回転
運動している。ヘッド4はヘッドアクチュエータ6によ
り保持されており、ボイスコイルモータ(VCM)7に
より、ディスク1の半径方向に回転移動される。ヘッド
アクチュエータ6は、図2(B)に示すように、サスペ
ンションアーム31を有し、その先端部でジンバル32
を介してヘッド4の本体であるスライダ30を支持して
いる。
【0012】スピンドルモータ(SPM)5とVCM7
はそれぞれ、マイクロコントローラ(CPU11)10
の制御により、VCM/SPMドライバ(ダブルドライ
バ)8から駆動電流を供給されて駆動する。マイクロコ
ントローラ10は、HDDの主制御装置であり、ヘッド
4の位置決め制御(サーボ処理)、本実施形態に関係す
るヘッド4のCSS制御を実行する。マイクロコントロ
ーラ10は、マイクロプロセッサ(CPU)11と、A
/Dコンバータ12と、D/Aコンバータ13とを有す
る。A/Dコンバータ12は、リード/ライト回路15
により生成されるバースト信号(位置誤差信号)をディ
ジタルデータに変換する。CPU11はそのバースト信
号を使用して、ヘッド4を目標トラックの中心に位置決
めするための位置制御を実行する。D/Aコンバータ1
3は、CPU11が算出したヘッド4の位置決め制御に
関係する操作制御量をアナログ信号に変換して、VCM
/SPMドライバ8に出力する。メモリ14は、CPU
11の制御動作に必要な各種のデータを保存する。
はそれぞれ、マイクロコントローラ(CPU11)10
の制御により、VCM/SPMドライバ(ダブルドライ
バ)8から駆動電流を供給されて駆動する。マイクロコ
ントローラ10は、HDDの主制御装置であり、ヘッド
4の位置決め制御(サーボ処理)、本実施形態に関係す
るヘッド4のCSS制御を実行する。マイクロコントロ
ーラ10は、マイクロプロセッサ(CPU)11と、A
/Dコンバータ12と、D/Aコンバータ13とを有す
る。A/Dコンバータ12は、リード/ライト回路15
により生成されるバースト信号(位置誤差信号)をディ
ジタルデータに変換する。CPU11はそのバースト信
号を使用して、ヘッド4を目標トラックの中心に位置決
めするための位置制御を実行する。D/Aコンバータ1
3は、CPU11が算出したヘッド4の位置決め制御に
関係する操作制御量をアナログ信号に変換して、VCM
/SPMドライバ8に出力する。メモリ14は、CPU
11の制御動作に必要な各種のデータを保存する。
【0013】リード/ライト回路15は、HDDのリー
ド/ライト信号を処理する回路であり、データ再生時に
MRヘッド2から出力されたリード信号をデータに再生
する。データ記録時には、リード/ライト回路15は、
HDC20からのライトデータをライト信号(書込み電
流)に変換してヘッドアンプ回路9を介して薄膜ヘッド
3に供給する。ヘッドアンプ回路9は、MRヘッド2か
らのリード信号を増幅するリードアンプとライト信号を
増幅するライトアンプとを有する。
ド/ライト信号を処理する回路であり、データ再生時に
MRヘッド2から出力されたリード信号をデータに再生
する。データ記録時には、リード/ライト回路15は、
HDC20からのライトデータをライト信号(書込み電
流)に変換してヘッドアンプ回路9を介して薄膜ヘッド
3に供給する。ヘッドアンプ回路9は、MRヘッド2か
らのリード信号を増幅するリードアンプとライト信号を
増幅するライトアンプとを有する。
【0014】HDC16は、HDDとホストコンピュー
タとのインターフェース及びHDDのデータコントロー
ラとしての機能を有する。HDC16はバッファメモリ
17を使用して、リード/ライト回路15およびホスト
コンピュータとの間で記録再生データの転送を制御す
る。 (本実施形態のディスク構造)本実施形態のディスク1
は、図1(B)に示すように、データを記録するための
データ領域20とは異なるCSSエリア21が最内周側
に設けられている。CSSエリア21は、HDDの停止
時にヘッド4が接触して待機する領域である。本実施形
態のCSSエリア21は、図1(A)に示すように、デ
ータ領域20の平面に対して厚さ方向に段差を有する凹
状の平面部である。
タとのインターフェース及びHDDのデータコントロー
ラとしての機能を有する。HDC16はバッファメモリ
17を使用して、リード/ライト回路15およびホスト
コンピュータとの間で記録再生データの転送を制御す
る。 (本実施形態のディスク構造)本実施形態のディスク1
は、図1(B)に示すように、データを記録するための
データ領域20とは異なるCSSエリア21が最内周側
に設けられている。CSSエリア21は、HDDの停止
時にヘッド4が接触して待機する領域である。本実施形
態のCSSエリア21は、図1(A)に示すように、デ
ータ領域20の平面に対して厚さ方向に段差を有する凹
状の平面部である。
【0015】CSSエリア21は、具体的には図2
(A)に示すように、ディスク1の厚さが0.8mmの
場合に、幅が2mmの領域からなり、データ領域20の
平面からの0.1mm程度の段差を有する。なお、ヘッ
ド4を実装しているスライダ30は、幅が1.6mm程
度である。さらに、ヘッド4との吸着状態を防止するた
めに、CSSエリア21には、例えば0.1μm程度の
凹凸のあるいわゆるテクスチャ(texture)が形
成されている。 (本実施形態の作用効果)HDDの停止時には、ヘッド
4はヘッドアクチュエータ6により駆動されて、ディス
ク1のCSSエリア21へ移動されて、接触した状態で
待機される。この状態で、例えばHDDに外部から衝撃
が加えられると、ヘッド4がCSSエリア21から外れ
る程度の外乱になることがある。この場合、本実施形態
では、CSSエリア21がデータ領域20に対して段差
があるため、ヘッド4が外乱により移動しても、CSS
エリア21とデータ領域20との段差部によりCSSエ
リア21から外れるような移動が妨げられる。従って、
HDDの停止時に衝撃などの外乱が加えられても、ヘッ
ド4がCSSエリア21から外れてデータ領域20の方
に移動するような事態を抑制することができる。これに
より、HDDの停止時にヘッド4がCSSエリア21に
待機しているときに、多少の衝撃が加えられても、ヘッ
ド4がデータ領域20に接触した状態で移動するような
ことを防止できる。 (本実施形態のCSS制御)前述したように、HDDの
停止時には、ヘッド4はCSSエリア21に接触して待
機される状態となるが、HDDの動作時にはヘッド4は
CSSエリア21からデータ領域20に移動する。本実
施形態では、CSSエリア21には段差部があるため、
HDDの起動時に通常のシーク動作(ヘッドの移動制
御)では、ヘッド(実際にはスライダ)4がCSSエリ
ア21の段差部に接触または衝突する可能性がある。そ
こで、本実施形態では、CPU11は以下のようなCS
S制御を実行することにより、ヘッド4をCSSエリア
21からデータ領域20に移動させる制御を実行する。
図4と図5のフローチャートを参照して説明する。
(A)に示すように、ディスク1の厚さが0.8mmの
場合に、幅が2mmの領域からなり、データ領域20の
平面からの0.1mm程度の段差を有する。なお、ヘッ
ド4を実装しているスライダ30は、幅が1.6mm程
度である。さらに、ヘッド4との吸着状態を防止するた
めに、CSSエリア21には、例えば0.1μm程度の
凹凸のあるいわゆるテクスチャ(texture)が形
成されている。 (本実施形態の作用効果)HDDの停止時には、ヘッド
4はヘッドアクチュエータ6により駆動されて、ディス
ク1のCSSエリア21へ移動されて、接触した状態で
待機される。この状態で、例えばHDDに外部から衝撃
が加えられると、ヘッド4がCSSエリア21から外れ
る程度の外乱になることがある。この場合、本実施形態
では、CSSエリア21がデータ領域20に対して段差
があるため、ヘッド4が外乱により移動しても、CSS
エリア21とデータ領域20との段差部によりCSSエ
リア21から外れるような移動が妨げられる。従って、
HDDの停止時に衝撃などの外乱が加えられても、ヘッ
ド4がCSSエリア21から外れてデータ領域20の方
に移動するような事態を抑制することができる。これに
より、HDDの停止時にヘッド4がCSSエリア21に
待機しているときに、多少の衝撃が加えられても、ヘッ
ド4がデータ領域20に接触した状態で移動するような
ことを防止できる。 (本実施形態のCSS制御)前述したように、HDDの
停止時には、ヘッド4はCSSエリア21に接触して待
機される状態となるが、HDDの動作時にはヘッド4は
CSSエリア21からデータ領域20に移動する。本実
施形態では、CSSエリア21には段差部があるため、
HDDの起動時に通常のシーク動作(ヘッドの移動制
御)では、ヘッド(実際にはスライダ)4がCSSエリ
ア21の段差部に接触または衝突する可能性がある。そ
こで、本実施形態では、CPU11は以下のようなCS
S制御を実行することにより、ヘッド4をCSSエリア
21からデータ領域20に移動させる制御を実行する。
図4と図5のフローチャートを参照して説明する。
【0016】CPU11は、HDDの起動時には、スピ
ンドルモー5を駆動してディスク1を回転起動させる
(ステップS1)。CPU11は、ヘッド(スライダ)
4がCSSエリア21の段差を越えられる程度の浮上量
が得られるまでディスク1の回転速度を加速する(ステ
ップS2)。即ち、ヘッド4はディスクの回転運動に伴
った空気動圧により浮上するため、予め設定されている
段差量、および回転速度と浮上量の関係から、CPU1
1はディスク1の回転速度を所定の回転速度になるまで
加速する。
ンドルモー5を駆動してディスク1を回転起動させる
(ステップS1)。CPU11は、ヘッド(スライダ)
4がCSSエリア21の段差を越えられる程度の浮上量
が得られるまでディスク1の回転速度を加速する(ステ
ップS2)。即ち、ヘッド4はディスクの回転運動に伴
った空気動圧により浮上するため、予め設定されている
段差量、および回転速度と浮上量の関係から、CPU1
1はディスク1の回転速度を所定の回転速度になるまで
加速する。
【0017】CPU11は、ヘッド4がCSSエリア2
1の段差を越えられる程度まで浮上したと認識した後
に、ヘッド4をCSSエリア21からデータ領域20に
移動させるシーク動作に移行する(ステップS3)。さ
らに、データ領域20へのヘッド4の移動が完了する
と、CPU11はディスク1の回転速度を通常のデータ
の記録再生動作時の回転速度に調整する(ステップS
4,S5)。即ち、データ領域20までのヘッド4の移
動が完了するまで、ディスク1を高速に回転駆動してい
た状態から、通常の回転速度までディスク1の回転速度
を低速にさせる。
1の段差を越えられる程度まで浮上したと認識した後
に、ヘッド4をCSSエリア21からデータ領域20に
移動させるシーク動作に移行する(ステップS3)。さ
らに、データ領域20へのヘッド4の移動が完了する
と、CPU11はディスク1の回転速度を通常のデータ
の記録再生動作時の回転速度に調整する(ステップS
4,S5)。即ち、データ領域20までのヘッド4の移
動が完了するまで、ディスク1を高速に回転駆動してい
た状態から、通常の回転速度までディスク1の回転速度
を低速にさせる。
【0018】このようなCSS制御により、ヘッド4を
段差のあるCSSエリア21から、その段差部に接触し
たり衝突することなく、データ領域20まで移動させる
ことができる。
段差のあるCSSエリア21から、その段差部に接触し
たり衝突することなく、データ領域20まで移動させる
ことができる。
【0019】また、CPU11は、図5のフローチャー
トに示すように、ヘッド4をCSSエリア21からデー
タ領域20に移動させるときに、通常とは異なる移動制
御を実行する。即ち、CPU11は、HDDの起動時に
スピンドルモー5を駆動してディスク1を回転起動させ
る(ステップS10)。ここで、ディスク1の回転速度
が定常回転速度、即ち通常のデータの記録再生動作時の
回転速度まで加速されると、ヘッド(スライダ)4がC
SSエリア21の段差を越えられる程度まで浮上するこ
とを想定している。
トに示すように、ヘッド4をCSSエリア21からデー
タ領域20に移動させるときに、通常とは異なる移動制
御を実行する。即ち、CPU11は、HDDの起動時に
スピンドルモー5を駆動してディスク1を回転起動させ
る(ステップS10)。ここで、ディスク1の回転速度
が定常回転速度、即ち通常のデータの記録再生動作時の
回転速度まで加速されると、ヘッド(スライダ)4がC
SSエリア21の段差を越えられる程度まで浮上するこ
とを想定している。
【0020】CPU11は、ディスク1の回転速度が定
常速度に到達すると、ヘッド4をCSSエリア21から
データ領域20に移動させるシーク動作に移行する(ス
テップS11のYES)。CPU11は、通常のデータ
の記録再生動作時の移動速度制御における最高速度より
減速した移動速度により、ヘッド4をCSSエリア21
からデータ領域20に移動させる(ステップS12)。
常速度に到達すると、ヘッド4をCSSエリア21から
データ領域20に移動させるシーク動作に移行する(ス
テップS11のYES)。CPU11は、通常のデータ
の記録再生動作時の移動速度制御における最高速度より
減速した移動速度により、ヘッド4をCSSエリア21
からデータ領域20に移動させる(ステップS12)。
【0021】データ領域20へのヘッド4の移動が完了
すると、CPU11は通常の移動速度制御によるヘッド
4のシーク動作に移行する(ステップS13,S1
4)。即ち、データ領域20までのヘッド4の移動が完
了するまで、シーク動作を低速の移動速度により行な
う。このようなCSS制御により、ヘッド4を段差のあ
るCSSエリア21からデータ領域20まで移動させる
ときに、その段差部に接触しても低速であるため、ヘッ
ド4の損傷を最小限に抑制することが可能である。 (第2の実施形態)第2の実施形態は、図6に示すよう
に、CSSエリア21の段差部の形状が垂直ではなく、
傾斜形状になるように構成されている。即ち、図6
(A)に示すように、ディスク1のCSSエリア21
は、データ領域22から緩やかに傾斜した段差部を有す
る。また、同図(B)に示すように、CSSエリア21
は、データ領域22から最内周側まで傾斜した傾斜面2
3から構成されている。さらに、同図(C)に示すよう
に、同図(B)に示す構造とは逆に、最内周側から外周
側のデータ領域20の境界近傍まで傾斜した傾斜面24
から構成されている。
すると、CPU11は通常の移動速度制御によるヘッド
4のシーク動作に移行する(ステップS13,S1
4)。即ち、データ領域20までのヘッド4の移動が完
了するまで、シーク動作を低速の移動速度により行な
う。このようなCSS制御により、ヘッド4を段差のあ
るCSSエリア21からデータ領域20まで移動させる
ときに、その段差部に接触しても低速であるため、ヘッ
ド4の損傷を最小限に抑制することが可能である。 (第2の実施形態)第2の実施形態は、図6に示すよう
に、CSSエリア21の段差部の形状が垂直ではなく、
傾斜形状になるように構成されている。即ち、図6
(A)に示すように、ディスク1のCSSエリア21
は、データ領域22から緩やかに傾斜した段差部を有す
る。また、同図(B)に示すように、CSSエリア21
は、データ領域22から最内周側まで傾斜した傾斜面2
3から構成されている。さらに、同図(C)に示すよう
に、同図(B)に示す構造とは逆に、最内周側から外周
側のデータ領域20の境界近傍まで傾斜した傾斜面24
から構成されている。
【0022】このような第2の実施形態によれば、CS
Sエリア21の段差部が傾斜しているため、ヘッド4を
CSSエリア21に移動させる場合に、CSSエリア2
1に落下するような事態を抑制することが可能となる。
但し、図6(C)に示す構造の場合には、HDDの停止
時に衝撃が加えられたときに、ヘッド4をデータ領域2
0の境界近傍でストップさせる効果が大きくなる。 (第3の実施形態)第3の実施形態は、図7と図8に示
すように、前述の第1の実施形態と第2の実施形態のデ
ィスク構造において、CSSエリア21の表面を通常の
テクスチャ(texture)とは異なるような凹凸粗
さになるように加工したものである。この場合、図7
(B)に示すように、傾斜部Aと平面部Bの凹凸粗さを
異なるようにしてもよい。
Sエリア21の段差部が傾斜しているため、ヘッド4を
CSSエリア21に移動させる場合に、CSSエリア2
1に落下するような事態を抑制することが可能となる。
但し、図6(C)に示す構造の場合には、HDDの停止
時に衝撃が加えられたときに、ヘッド4をデータ領域2
0の境界近傍でストップさせる効果が大きくなる。 (第3の実施形態)第3の実施形態は、図7と図8に示
すように、前述の第1の実施形態と第2の実施形態のデ
ィスク構造において、CSSエリア21の表面を通常の
テクスチャ(texture)とは異なるような凹凸粗
さになるように加工したものである。この場合、図7
(B)に示すように、傾斜部Aと平面部Bの凹凸粗さを
異なるようにしてもよい。
【0023】即ち、第3の実施形態は、CSSエリア2
1の表面の凹凸粗さを通常のテクスチャより大きくする
ことにより、ヘッド4がCSSエリア21に接触して待
機しているときに、衝撃によりヘッド4が移動すること
を効果的に妨げることが可能となる。また、ヘッド4が
CSSエリア21に接触しているときの吸着現象も抑制
することができる。 (第4の実施形態)第4の実施形態は、図9と図10に
示すように、CSSエリア21をディスク1上の最内周
側ではなく、中周領域に配置させた場合のディスク構造
である。この第4の実施形態においても、前述の第2の
実施形態と同様に、段差部に傾斜をもうけてもよい(図
9(B)と図10(A)を参照)。また、前述の第3の
実施形態と同様に、CSSエリア21の表面の凹凸粗さ
を通常のテクスチャより大きくしてもよい(図10
(A),(B)を参照)。なお、CSS方式の基本的動
作やCSS制御については、前述の第1の実施形態の場
合と同様である。 (第5の実施形態)第5の実施形態は、図11と図12
に示すように、CSSエリア21をディスク1上の最内
周側ではなく、最外周側に配置させた場合のディスク構
造である。この第5の実施形態においても、前述の第2
の実施形態と同様に、段差部に傾斜をもうけてもよい
(図11(A),(B),(D)および図12(A),
(C),(D)を参照)。また、前述の第3の実施形態
と同様に、CSSエリア21の表面の凹凸粗さを通常の
テクスチャより大きくしてもよい(図12を参照)。な
お、CSS方式の基本的動作やCSS制御については、
前述の第1の実施形態の場合と同様である。
1の表面の凹凸粗さを通常のテクスチャより大きくする
ことにより、ヘッド4がCSSエリア21に接触して待
機しているときに、衝撃によりヘッド4が移動すること
を効果的に妨げることが可能となる。また、ヘッド4が
CSSエリア21に接触しているときの吸着現象も抑制
することができる。 (第4の実施形態)第4の実施形態は、図9と図10に
示すように、CSSエリア21をディスク1上の最内周
側ではなく、中周領域に配置させた場合のディスク構造
である。この第4の実施形態においても、前述の第2の
実施形態と同様に、段差部に傾斜をもうけてもよい(図
9(B)と図10(A)を参照)。また、前述の第3の
実施形態と同様に、CSSエリア21の表面の凹凸粗さ
を通常のテクスチャより大きくしてもよい(図10
(A),(B)を参照)。なお、CSS方式の基本的動
作やCSS制御については、前述の第1の実施形態の場
合と同様である。 (第5の実施形態)第5の実施形態は、図11と図12
に示すように、CSSエリア21をディスク1上の最内
周側ではなく、最外周側に配置させた場合のディスク構
造である。この第5の実施形態においても、前述の第2
の実施形態と同様に、段差部に傾斜をもうけてもよい
(図11(A),(B),(D)および図12(A),
(C),(D)を参照)。また、前述の第3の実施形態
と同様に、CSSエリア21の表面の凹凸粗さを通常の
テクスチャより大きくしてもよい(図12を参照)。な
お、CSS方式の基本的動作やCSS制御については、
前述の第1の実施形態の場合と同様である。
【0024】ここで、第5の実施形態は、CSSエリア
21をディスク1上の最外周側に配置させる構造である
ため、図11(A)に示すように、CSSエリア21に
待機しているヘッド4がディスク1から外れることを防
止するためのストッパ部材40を設ける。このストッパ
部材40は、高さがディスク1の厚さと同一に設定され
る。なお、図11(B),(C)および図12(A)〜
(C)に示す構造の場合には、ディスク1の最外周側の
段差部がストッパ部材40と同一機能を果たす部分とな
る。
21をディスク1上の最外周側に配置させる構造である
ため、図11(A)に示すように、CSSエリア21に
待機しているヘッド4がディスク1から外れることを防
止するためのストッパ部材40を設ける。このストッパ
部材40は、高さがディスク1の厚さと同一に設定され
る。なお、図11(B),(C)および図12(A)〜
(C)に示す構造の場合には、ディスク1の最外周側の
段差部がストッパ部材40と同一機能を果たす部分とな
る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、C
SS方式の磁気ディスク装置において、CSSエリアを
データ領域に対して段差を設けた構造とすることによ
り、装置の停止時に外部から衝撃が加えられた場合に、
待機しているヘッドをCSSエリアから外れてデータ領
域の方まで移動するような事態を抑制することができ
る。従って、従来のようなマグネットラッチ機構などの
特別の部品を要することなく、ディスク構造により待機
しているヘッドをCSSエリアから外れてデータ領域の
方まで移動する事態を抑制することができる。これによ
り、装置の小型化を妨げることなく、外部の衝撃により
ディスクのデータ領域がヘッドの接触により傷が付くな
どの障害を未然に防止できる可能性が高いため、信頼性
の高い磁気ディスク装置を提供することができる。
SS方式の磁気ディスク装置において、CSSエリアを
データ領域に対して段差を設けた構造とすることによ
り、装置の停止時に外部から衝撃が加えられた場合に、
待機しているヘッドをCSSエリアから外れてデータ領
域の方まで移動するような事態を抑制することができ
る。従って、従来のようなマグネットラッチ機構などの
特別の部品を要することなく、ディスク構造により待機
しているヘッドをCSSエリアから外れてデータ領域の
方まで移動する事態を抑制することができる。これによ
り、装置の小型化を妨げることなく、外部の衝撃により
ディスクのデータ領域がヘッドの接触により傷が付くな
どの障害を未然に防止できる可能性が高いため、信頼性
の高い磁気ディスク装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に関係するディスク構
造を示す図。
造を示す図。
【図2】本実施形態に関係するディスク構造を具体的に
説明するための図。
説明するための図。
【図3】本発明に関係するHDDの要部を示すブロック
図。
図。
【図4】第1の実施形態に関係するCSS制御の動作を
説明するためのフローチャート。
説明するためのフローチャート。
【図5】第1の実施形態に関係するCSS制御の動作を
説明するためのフローチャート。
説明するためのフローチャート。
【図6】第2の実施形態に関係するディスク構造を示す
図。
図。
【図7】第3の実施形態に関係するディスク構造を示す
図。
図。
【図8】第3の実施形態に関係するディスク構造を示す
図。
図。
【図9】第4の実施形態に関係するディスク構造を示す
図。
図。
【図10】第4の実施形態に関係するディスク構造を示
す図。
す図。
【図11】第5の実施形態に関係するディスク構造を示
す図。
す図。
【図12】第5の実施形態に関係するディスク構造を示
す図。
す図。
1…ディスク 4…ヘッド 5…スピンドルモータ 6…ヘッドアクチュエータ 7…ボイスコイルモータ(VCM) 8…VCM/SPMドライバ 10…マイクロコントローラ 11…CPU 20…データ領域 21…CSS領域 30…スライダ
Claims (7)
- 【請求項1】 記録媒体としてディスクを使用し、前記
ディスク上にデータを記録するためのデータ領域とヘッ
ドを待避させるためのCSS領域とが設けられて、前記
ディスクに対するデータの記録再生動作の開始時に前記
CSS領域に待避されていた前記ヘッドをデータ領域ま
で移動させる制御を行なうCSS方式の磁気ディスク装
置であって、 前記ディスクのCSS領域は、前記データ領域の平面に
対して前記ディスクの厚さ方向に所定の段差を有する平
面形状で構成されており、 装置の停止時に前記ヘッドを前記CSS領域に接触させ
た状態で待避させて、前記CSS領域の段差部で前記ヘ
ッドの移動を抑制し、装置の動作時に前記ヘッドを前記
CSS領域から浮上させた状態で前記データ領域まで移
動させる制御を行なうための制御手段を備えていること
を特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 CSS方式の磁気ディスク装置に使用さ
れる記録媒体であり、装置の記録再生動作時にヘッドに
よりデータを記録するためのデータ領域と、装置の停止
時に前記ヘッドを待避させるためのCSS領域とを有す
る磁気ディスクであって、 前記CSS領域は、前記データ領域の平面に対して厚さ
方向に所定の段差を有する平面形状で構成されており、
その段差部により前記CSS領域に接触して待避してい
る前記ヘッドの移動を抑制するような構造であることを
特徴とする磁気ディスク。 - 【請求項3】 前記制御手段は、装置の動作時に前記デ
ィスクを回転起動してから前記ヘッドを前記CSS領域
の段差部を越える程度まで浮上するように回転速度を加
速し、 前記CSS領域の段差部を越えて浮上した前記ヘッドを
前記CSS領域から前記データ領域まで移動させて、 前記ヘッドが前記データ領域まで移動完了した後に、前
記ディスクの回転速度をデータの記録再生動作時の回転
速度に調整する制御を行なうことを特徴とする請求項1
記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、装置の動作時に前記デ
ィスクを回転起動し、前記CSS領域の段差部を越えて
浮上した前記ヘッドを、所定の最高速度より減速した移
動速度で前記CSS領域から前記データ領域まで移動さ
せて、 前記ヘッドが前記データ領域まで移動完了した後に、デ
ータの記録再生動作時の移動速度制御に移行する制御を
実行することを特徴とする請求項1記載または請求項3
記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項5】 前記CSS領域は、前記データ領域の平
面から前記ディスクの回転中心の方向に傾斜するような
段差部を有することを特徴とする請求項1記載の磁気デ
ィスク装置または請求項2記載の磁気ディスク。 - 【請求項6】 前記CSS領域の平面部は、接触して待
機する前記ヘッドの移動を抑制するための凹凸形状から
なることを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置
または請求項2記載の磁気ディスク。 - 【請求項7】 前記CSS領域は、前記ディスクの外周
側に配置されており、前記データ領域に連続するた内周
側には前記段差部が設けられて、最外周側にはディスク
外への前記ヘッドの移動を抑制するためのストッパ部が
設けられた構造であることを特徴とする請求項1記載の
磁気ディスク装置または請求項2記載の磁気ディスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25055496A JPH1097701A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 磁気ディスク装置及び同装置に使用される磁気ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25055496A JPH1097701A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 磁気ディスク装置及び同装置に使用される磁気ディスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1097701A true JPH1097701A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17209646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25055496A Pending JPH1097701A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 磁気ディスク装置及び同装置に使用される磁気ディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1097701A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011216183A (ja) * | 2011-07-14 | 2011-10-27 | Toshiba Corp | 磁気ディスク装置、制御方法および情報処理装置 |
US8693130B2 (en) | 2010-01-29 | 2014-04-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic disk device and control method thereof, and information processor |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP25055496A patent/JPH1097701A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8693130B2 (en) | 2010-01-29 | 2014-04-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic disk device and control method thereof, and information processor |
JP2011216183A (ja) * | 2011-07-14 | 2011-10-27 | Toshiba Corp | 磁気ディスク装置、制御方法および情報処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6714371B1 (en) | Method and disk drive for shock estimation and write termination control | |
US7271976B2 (en) | Magnetic disk drive and method for seek operations with reduced noise | |
US6710952B1 (en) | System and method for gracefully relinquishing a computer hard disk drive from imminent catastrophic failure | |
US7474500B2 (en) | Hard disk having air guide | |
JP4459114B2 (ja) | ランプロード装置及びそれを有するドライブ | |
US7576939B2 (en) | Discontinuous mode back EMF measurement | |
JP2002298307A (ja) | データ記憶装置、書き込み電流制御回路および書き込み電流の制御方法 | |
JP4455408B2 (ja) | ヘッド支持装置及びそれを有するドライブ | |
JP3888816B2 (ja) | ヘッドのロード/アンロード制御方法及び記憶装置 | |
US7153193B1 (en) | System and apparatus for selectively sensing and removing asperities from hard disk drive media utilizing active thermally controlled flying heights | |
US7426086B2 (en) | Off track write protection for data storage device | |
US11636876B2 (en) | Magnetic disk device | |
JPH1097701A (ja) | 磁気ディスク装置及び同装置に使用される磁気ディスク | |
JP7569894B2 (ja) | 大容量ハードディスクドライブのためのロード/アンロードランプ | |
US6307703B1 (en) | Magnetic disk apparatus | |
US6549378B2 (en) | Magnetic disk drive with offset load/unload tab | |
JPH1196708A (ja) | ディスク記憶装置のヘッドロード制御装置及びヘッドロード制御方法 | |
JPH0991911A (ja) | ディスク記録再生装置のキャリッジ制御装置及びディスク記録再生装置に適用するヘッド浮上制御方法 | |
JPH06267210A (ja) | 磁気ディスク装置のヘッド移動装置 | |
JP3792911B2 (ja) | ディスク記憶装置及び同装置に適用するディスク回転制御方法 | |
JP2003157505A (ja) | データ書き込み方法及びデータ貯蔵システム | |
JP4267596B2 (ja) | ヘッドのロード/アンロード制御方法及び記憶装置 | |
JP3094506B2 (ja) | 固定磁気ディスク装置 | |
JP5096037B2 (ja) | ハードディスクドライブ、ハードディスクドライブのfod電圧制御方法及びその方法を行うコンピュータプログラムを記録した記録媒体 | |
JP2004095010A (ja) | ディスク装置とその環境温度に基づく制御方法 |