JPH1097208A - 光再帰性反射シート - Google Patents

光再帰性反射シート

Info

Publication number
JPH1097208A
JPH1097208A JP8250587A JP25058796A JPH1097208A JP H1097208 A JPH1097208 A JP H1097208A JP 8250587 A JP8250587 A JP 8250587A JP 25058796 A JP25058796 A JP 25058796A JP H1097208 A JPH1097208 A JP H1097208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
sheet
reflection
spherical transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8250587A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mori
浩 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Japan Ltd
Original Assignee
Sumitomo 3M Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo 3M Ltd filed Critical Sumitomo 3M Ltd
Priority to JP8250587A priority Critical patent/JPH1097208A/ja
Publication of JPH1097208A publication Critical patent/JPH1097208A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外力によって伸ばされる場合であっても、成
型の前後で反射輝度の減少が少なく、かつ表面外観の損
傷を有効に防止しうる光再帰性反射シートを提供する。 【解決手段】 支持体層1の上に、球状透明体固着層
2、球状透明体3、焦点樹脂層4および反射層5を積層
して有する光再帰性反射シートにおいて、反射層5が、
主成分として、80〜30重量%の樹脂と、20〜70
重量%のアルミニウム粉体とを含有するものであり、か
つシートの伸び率が50%であるときの反射輝度保持率
が40%以上であることを特徴とする光再帰性反射シー
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光再帰性反射シート
に関し、特に反射層がアルミニウム粉体と樹脂とを含有
する封入レンズ型光再帰性反射シートに関する。さらに
詳しくは、樹脂成形品の作製時に同時装着を行って樹脂
の表面に貼着する場合、シートが伸ばされて貼着された
後に、貼着前の、すなわちシートが伸ばされる前の反射
輝度を維持することが可能な、各種道路標識、ラベル、
ステッカー、エンブレム等に好適に用いられる光再帰性
反射シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被貼着物の表面、たとえば樹脂成
形品の表面に対する、封入レンズ型光再帰性反射シート
の貼着は、その表面が平面である場合、シートの反射面
の反対側の面に積層された粘着剤をその表面に圧着する
ことにより行っていた。また、その表面がゆるい曲面を
有する樹脂成形品に対しては、平面である場合と同様に
圧着させることにより貼着を行っていた。このような方
法は、シート自体が伸ばされないため、再帰反射性能は
維持されるが、その表面がきつい凹凸を有する樹脂成形
品に対しては、シートが成形品の表面に追随できず貼着
することは困難であった。そこで、表面がきつい凹凸を
有する樹脂成形品に対しては、インジェクション、ブロ
ー成形等で同時装着を行うことにより成形品の表面に貼
着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2に示すよ
うに、反射層5’は、アルミニウム蒸着で形成されてお
り、層厚が薄く、成形時シートが伸ばされると割れが生
じ、入射光は部分的にしか反射されないため、反射輝度
が低下し、かつ表面外観が損傷されるという問題があっ
た。また、レンズ(球状透明体)3の焦点樹脂層4が伸
ばされることにより焦点樹脂層4の層厚が薄くなり、反
射方向が変化して反射輝度が低下するという問題もあっ
た。また、アルミニウム粉体などの反射性顔料を用いた
ものとして、米国特許第2,407,608 号や同3,758,192 号
などが提案されているが、ガラス球露出型の反射材であ
るため、雨天時には水滴などにより入射角度や反射角度
が変化し、反射輝度が低下し、かつ表面外観が損傷され
るという問題があった。さらに、この反射材は、光沢が
少なく、車両等又は装飾目的に使用されるラベル、ステ
ッカー、エンブレム等には不向きであり、かつ成形後に
ガラス球がシートから脱落する可能性が高いという問題
があった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
のであり、インジェクション、ブロー成形等で同時装着
を行うのに適した、外力によって伸ばされる場合であっ
ても、成形の前後で反射輝度の減少が少なく、かつ表面
外観の損傷を有効に防止しうる光再帰性反射シートを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、支持体層の上に、球状透明体固着
層、球状透明体、焦点樹脂層および反射層を積層して有
する光再帰性反射シートにおいて、反射層が、主成分と
して、80〜30重量%の樹脂と、20〜70重量%の
アルミニウム粉体とを含有するものであり、かつシート
の伸び率が50%以下であるときの反射輝度保持率が、
40%以上であることを特徴とする光再帰性反射シート
が提供される。
【0006】また、その好ましい態様として、前記球状
透明体の平均粒径が、30〜100μmであり、前記ア
ルミニウム粉体の平均粉径が、10〜40μmであり、
かつ前記反射層の層厚が、5〜15μmであることを特
徴とする光再帰性反射シートが提供される。
【0007】また、その好ましい態様として、前記球状
透明体が、ガラス球であり、かつ前記反射層に含有され
る樹脂が、ウレタン樹脂であることを特徴とする光再帰
性反射シートが提供される。
【0008】また、その好ましい態様として、前記反射
層の、焦点樹脂が積層された面とは反対側の面に、樹脂
成形品の作製時にこのシートを同時に装着して樹脂成形
品の表面に貼着するための第一の接着層が積層されてな
ることを特徴とする光再帰性反射シートが提供される。
【0009】また、その好ましい態様として、前記第一
の接着層および樹脂成形品が、同種の樹脂からなること
を特徴とする光再帰性反射シートが提供される。
【0010】また、その好ましい態様として、前記反射
層と前記第一の接着層との間に、第二の接着層が設けら
れてなることを特徴とする光再帰性反射シートが提供さ
れる。
【0011】また、その好ましい態様として、前記支持
体層の、球状透明体固着層が積層された面とは反対側の
面に、クリヤー層が積層されてなることを特徴とする光
再帰性反射シートが提供される。
【0012】さらに、前記光再帰性反射シートを、全面
または一部に貼着されたことを特徴とする樹脂成形品が
提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本発明の光再
帰性反射シートの一実施形態を模式的に示す断面図であ
り、(A)は樹脂成形前、(B)は樹脂成形後をそれぞ
れ示す。図1に示すように、本発明の一実施形態におい
ては、支持体層1の上に、球状透明体固着層2、球状透
明体3、焦点樹脂層4、反射層5、第二の接着層7およ
び第一の接着層6がこの順に積層され、さらに支持体1
の、球状透明体固着層4が積層された面とは反対側の面
にクリヤー層8が積層されている。以下、構成要素ごと
に具体的に説明する。
【0014】1.支持体層 本発明において、支持体層1は、成形時の強度を保持す
るために用いられる。支持体層1の材質としては、成形
性および耐候性に優れるとともに、入射光の減衰が小さ
く透明性に優れ、クリヤー層8と球状透明体固着層2に
接着性の優れたPVC樹脂、ウレタン樹脂等が好まし
い。その層厚としては、150μm以下が好ましい。な
お、クリヤー層8と第一の粘着層6及び第二の粘着層7
の厚さの合計が100μmを超えると成形時の強度が十
分であるため支持体層1の積層を省略してもよい。
【0015】2.球状透明体固着層 本発明において、球状透明体固着層2は、支持体層1と
球状透明体3とを接着させるために用いられる。球状透
明体固着層2の材質としては、成形性および耐候性に優
れるとともに、入射光の減衰が小さく透明性に優れ、支
持体層1と球状透明体3との接着性に優れたウレタン樹
脂等が好ましい。その層厚としては、球状透明体3が半
分埋没する厚さが好ましい。この厚さが薄いと球状透明
体3の支持体層1への接着が悪くなり、この厚さが厚過
ぎると再帰反射性が失われる。
【0016】3.球状透明体 本発明において、球状透明体3は、再帰反射させるため
に用いられる。球状透明体の屈折率としては、2.20
〜2.30が好ましい。その材質としては、上記屈折率
を有するガラスであればよい。2.20未満であると再
帰反射性が再現できなくなり、2.30を超える材料は
工業的に製造が困難である。
【0017】4.焦点樹脂層 本発明において、焦点樹脂層4は、球状透明体の焦点を
均一にするために用いられる。焦点樹脂層4の材質とし
ては、成形性および耐候性に優れるとともに、入射光の
減衰が小さく透明性に優れたポリビニルブチラール樹脂
が好ましい。その層厚としては、球状透明体の屈折率が
2.26で直径71μm、球状透明体固着層の屈折率が
1.53,焦点樹脂層の屈折率が1.50のときに20
〜28μmが好ましい。
【0018】5.反射層 本発明において、反射層5は、再帰反射させるために用
いられる。本発明においては、反射層5として従来のア
ルミニウム蒸着層に代えて、所定の樹脂とアルミニウム
粉体とを含有する組成物を用いている。
【0019】(1)樹脂 反射層5における樹脂の材質としては、成形性および耐
候性に優れるとともに、入射光の減衰が小さく透明性に
優れた、さらに前記焦点樹脂層4を形成する樹脂と接着
性のよい樹脂であれば特に制限はないが、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂が好ましい。その層厚としては、5〜
15μmが好ましい。また、その含有(配合)量は、3
0〜80重量%であり、さらに30〜60重量%が好ま
しい。30重量%未満であると凝集力がなくなり、80
重量%を超えると反射性能が悪くなる。
【0020】(2)アルミニウム粉体 種類および平均粒径 反射層5におけるアルミニウム粉体の種類としては特に
制限はないが、一般的には鱗片状粉体である。具体的に
は、昭和アルミパウダー社製の平均粒径が11.1μm
のSAP2171N,同20.3μmのSAP630
N,同25.0μmのSAP710Nおよび同39.9
μmのSAP771Nを挙げることができる。
【0021】 含有量 反射層5におけるアルミニウム粉体の含有量(配合量)
は、20〜70重量%の範囲である。20重量%未満で
あると反射輝度が低下し、70重量%を超えると反射層
の凝集破壊が起こりやすい。
【0022】(3)層厚 反射層の層厚は、アルミニウム粉体の粒径との相関関係
があるが、5〜15μmの範囲とすることが好ましい。
この範囲を外れると、十分な反射輝度を得ることができ
ない。
【0023】6.第一の接着層 本発明において第一の接着層6は、被貼着物、たとえば
樹脂成形品に貼着するために用いられる。特にインジェ
クション、ブロー成形等で同時装着(例えば、インジェ
クション成形の場合、本発明のシートを金型内に予め装
着しておく)する場合に、成形樹脂との良好な接着を実
現するために用いられる。従って、その材質としては、
樹脂成形品を形成するための成形樹脂と同一または類似
の樹脂を用いることが好ましい。例えば、成形樹脂とし
てポリプロピレン,ABSを用いる場合には、同様にポ
リプロピレン,ABSを用いることが好ましい。その層
厚としては20〜150μmが好ましい。20μm未満
であると被貼着物及び第二の接着層との接着力が弱くな
り、150μmを超えると成形性が悪くなる。なお、こ
の第一の接着層6の、反射層5とは反対側の面に、保存
や運搬時の便宜のため、剥離材を積層してもよい。
【0024】7.第二の接着層 本発明において、第二の接着層7は、前記反射層5およ
び第一の接着層6との良好な接着を実現するために、必
要に応じて用いられる。すなわち、第一の接着層6が、
成形樹脂に合わせたポリプロピレンやABSの場合、反
射層5との接着が困難な場合があるからである。第二の
接着層7としては、反射層5および第一の接着層6と接
着性が良好であれば特に制限はないが、たとえば、ウレ
タン系接着剤を挙げることができる。その層厚としては
20〜50μmが好ましい。20μm未満であると反射
層及び第一の接着層との接着力が弱くなり、50μmを
超えると一回でコーティングすることが不可能になる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに具体的
に説明する。 [実施例]剥離処理をした紙ライナー上に支持体層とし
て塩化ビニル樹脂を乾燥厚さ68μmになるように塗布
し、その上にガラス球固着層としてウレタン樹脂を35
μmとなるように塗布し、半乾燥状態で屈折率が2.2
6で、粒径が71μmのガラス球を均一に50%の埋没
率で埋没した。さらにその上に焦点樹脂層としてビニル
ブチラール樹脂を20μmの乾燥厚さになるように塗布
した。この上に、反射層として、住友スリーエム社製の
ウレタン樹脂FL510に、昭和アルミパウダー社製の
アルミニウム粉SAP630Nを50重量%含んだもの
を乾燥膜厚5μmになるように塗布した。この上に第二
の接着層としてウレタン接着剤(山南合成社製UA−3
26)を乾燥厚さ20μmになるよう塗布し、乾燥後す
ぐに第一の接着層として80μm厚のポリプロピレンフ
ィルムをラミネーターで熱接着させた。この後、支持体
層側の紙ライナーを剥がし、支持体層の上にクリヤー層
としてウレタン樹脂を30μm乾燥厚さになるように塗
布して光再帰性反射シートを得た。
【0026】[比較例]実施例において、反射層として
600オングストロームの厚さになるようにアルミニウ
ムを蒸着して設けたこと以外は同様にして光再帰性反射
シートを得た。
【0027】[シートの評価] 1.反射輝度保持率 成形試験:実施例および比較例で得たシートを、10
0×100mmの正方形にカットしてサンプルとした。
引っ張り試験機を用い、0〜100%まで伸ばして、平
面の金属板上に接着剤を用いて固定した。 反射輝度測定:GAMMA SCIENTIFIC社の再帰反射輝度測
定機:MODEL920を用い光の入射角5度、測定角
12度の条件で測定した。 結果:その結果を表1に、およびその数値に基づきグ
ラフ化したものを図3に示す。表1および図3から明ら
かなように、アルミニウム蒸着を用いた反射層を有する
比較例よりも、アルミニウム粉体を用いた反射層を有す
る実施例の方が成形前の反射輝度をより高く維持してい
ることがわかった。特に伸び率が小さい状態では顕著な
差が確認できた。また、伸び率が50%であるときも、
反射輝度保持率は40%を超え、比較例の場合、23.
7%なのに比べ格段に優れていることが確認できた。
【0028】
【表1】
【0029】2.アルミニウム粉体の種類と反射層の厚
さによる反射輝度との関係 実施例と同様に、反射層として三種類のアルミニウム粉
体(昭和アルミパウダー社製のSAP2171N,71
0N,771N)を固形分比50%含んだものを乾燥厚
さ2〜20μmになるように塗布し、この後も同様に第
二の接着層、第一の接着層およびクリヤー層を順次設け
て反射シートを作製し反射輝度を測定した。それに先立
ち、まず、実施例のSAP630Nと前記三種類のアル
ミニウム粉体とを用い、水面被覆面積、フロップ性指数
をそれぞれ測定し、その結果を表2に示す。また、それ
ぞれのアルミニウム粉体の反射層の層厚を2,5,1
0,15および20μmに変えた場合の反射輝度(Cd
/lX・m2)を表2に示す。この表2に基づき、反射層
の層厚(μm)と反射輝度(Cd/lX・m2)との関係
を図4に、またアルミニウム粉体の粒径(μm)と反射
輝度(Cd/lX・m2)との関係を図5に示す。表2お
よび図4,5から以下のことがわかった。すなわち、ア
ルミニウム粉体の種類、特に大きさ、水面被覆面積、お
よびフロップ性指数と、最適な反射輝度が得られる反射
層の膜厚とは直接的な相関関係は認められなかったが、
アルミニウム粉体の粒径が、10〜40μmの範囲で
は、最高の反射輝度が得られる反射層の層厚は5〜15
μmの範囲にあることがわかった。
【0030】
【表2】
【0031】3.アルミニウム粉体の含有量と反射輝度
との関係 実施例と同様の方法、材料を用いてアルミニウム粉体の
含有量が10〜90重量%の反射層を乾燥膜厚5μmに
なるように塗布し、この後も同様に第二の接着層、第一
の接着層、クリヤー層を順次設けて反射シートを作製し
反射輝度を測定した。すなわち、アルミニウム粉体とし
て前記SAP630Nを用いて、アルミニウム粉体の含
有量(重量%)と、反射輝度(Cd/lX2)との関
係を測定し、その結果を表3に示す。また、表2の数値
に基づき、グラフ化したものを図6に示す。表3および
図6から以下のことがわかった。すなわち、アルミニウ
ム粉体の含有量が増加するに従って反射輝度は上昇し、
60重量%以上になると反射輝度の上昇は殆どなくな
る。逆に、含有量が20重量%未満であると反射輝度が
低下するとともに、反射層の遮蔽力が低いため、下地の
影響を受け表面外観が損傷を受ける。また、含有量が7
0重量%を超えると、樹脂分が減少するため、反射層の
凝集破壊が起こりやすい。従って、アルミニウム粉体の
含有量は、20〜70重量%の範囲が好ましいことがわ
かった。
【0032】
【表3】
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によって、外
力によって伸ばされる場合であっても、成型の前後で反
射輝度の減少が少なく、かつ表面外観の損傷を有効に防
止しうる光再帰性反射シートを提供することができる。
特に本発明のシートは、インジェクション、ブロー成形
等で同時装着を行う場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光再帰性反射シートの一実施形態を模
式的に示す断面図であり、(A)は樹脂成形前、(B)
は樹脂成形後をそれぞれ示す。
【図2】従来の光再帰性反射シートの一実施形態を模式
的に示す断面図であり、(A)は樹脂成形前、(B)は
樹脂成形後をそれぞれ示す。
【図3】シートの伸び率(%)と反射輝度保持率(%)
との関係を示す説明図である。
【図4】反射層の層厚(μm)と反射輝度(Cd/lX
・m2)との関係を示す説明図である。
【図5】アルミニウム粉体の粒径(μm)と反射輝度
(Cd/lX・m2)との関係を示す説明図である。
【図6】アルミニウム粉体の含有量(重量%)と反射輝
度(Cd/lX・m2)との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 支持体層 2 球状透明体固定層 3 球状透明体 4 焦点樹脂層 5 反射層(アルミニウム粉体) 5’ 反射層(アルミニウム蒸着) 6 第一の接着層 7 第二の接着層 8 クリヤー層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体層の上に、球状透明体固着層、球
    状透明体、焦点樹脂層および反射層を積層して有する光
    再帰性反射シートにおいて、 反射層が、主成分として、80〜30重量%の樹脂と、
    20〜70重量%のアルミニウム粉体とを含有するもの
    であり、かつシートの伸び率が50%以下であるときの
    反射輝度保持率が、40%以上であることを特徴とする
    光再帰性反射シート。
  2. 【請求項2】 前記球状透明体の平均粒径が、30〜1
    00μmであり、前記アルミニウム粉体の平均粉径が、
    10〜40μmであり、かつ前記反射層の層厚が、5〜
    15μmであることを特徴とする請求項1記載の光再帰
    性反射シート。
  3. 【請求項3】 前記球状透明体が、ガラス球であり、か
    つ前記反射層に含有される樹脂が、ウレタン樹脂である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光再帰性反射
    シート。
  4. 【請求項4】 前記反射層の、焦点樹脂が積層された面
    とは反対側の面に、樹脂成形品の作製時にこのシートを
    同時に装着して樹脂成形品の表面に貼着するための第一
    の接着層が積層されてなることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項記載の光再帰性反射シート。
  5. 【請求項5】 前記第一の接着層および樹脂成形品が、
    同種の樹脂からなることを特徴とする請求項4記載の光
    再帰性反射シート。
  6. 【請求項6】 前記反射層と前記第一の接着層との間
    に、第二の接着層が設けられてなることを特徴とする請
    求項4または5記載の光再帰性反射シート。
  7. 【請求項7】 前記支持体層の、球状透明体固着層が積
    層された面とは反対側の面に、クリヤー層が積層されて
    なることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載
    の光再帰性反射シート。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の光再
    帰性反射シートを、全面または一部に貼着されてなるこ
    とを特徴とする樹脂成形品。
JP8250587A 1996-09-20 1996-09-20 光再帰性反射シート Withdrawn JPH1097208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8250587A JPH1097208A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 光再帰性反射シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8250587A JPH1097208A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 光再帰性反射シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1097208A true JPH1097208A (ja) 1998-04-14

Family

ID=17210114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8250587A Withdrawn JPH1097208A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 光再帰性反射シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1097208A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000160522A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Nittetsu Boshoku Kk 高視認性道路標識柱及びその塗装方法
US7408630B2 (en) 2001-12-20 2008-08-05 Seiko Epson Corporation Recorded article with anti-counterfeit measures
JP2014020128A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Shinroihi Kk 着色反射塗膜及びその形成方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000160522A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Nittetsu Boshoku Kk 高視認性道路標識柱及びその塗装方法
US7408630B2 (en) 2001-12-20 2008-08-05 Seiko Epson Corporation Recorded article with anti-counterfeit measures
US7601417B2 (en) 2001-12-20 2009-10-13 Seiko Epson Corporation Recorded matter having countermeasure against forging
JP2014020128A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Shinroihi Kk 着色反射塗膜及びその形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3493245B2 (ja) 再帰性反射シート及び再帰性反射性能を有する物品
EP0672920B1 (en) Retroreflective sheet manufacturing method
JP3629297B2 (ja) 再帰性反射シート及び再帰性反射性能を有する物品
EP0939913B1 (en) Rectroreflective sheet
US3936567A (en) Light-reflective adhesive label
US6641270B2 (en) Retroreflective sheeting containing a validation image and methods of making the same
US4983436A (en) Retroreflective sheeting with backing film
CA2574481C (en) Retroreflective sheeting with security and/or decorative image
EP0009253B1 (en) Retro-reflecting sheet material and method of manufacture
JP2000509841A (ja) 反射防止フィルムおよび反射防止方法
MXPA97008444A (en) Retrorreflectora sheet and article that has retrorreflectivi
CN204807723U (zh) 反光膜
JP2926403B2 (ja) 包まれたレンズ型逆行反射性シート
JP2960478B2 (ja) 再帰反射性シート物
JPH1097208A (ja) 光再帰性反射シート
JPH11183715A (ja) 反射シート
EP0326186B1 (en) High-angularity retroreflective sheeting and method for manufacture
WO1999034240A1 (en) Self-adhesive retroreflective sheeting
KR20040036917A (ko) 제거가능한 역반사 재료
CN216192041U (zh) 一种高逆反射性能的反光膜
JPH10505921A (ja) 反射性アルミニウム層と化学的に連関するフェノール樹脂を含む再帰反射性物品
JP3221527B2 (ja) 再帰性反射シート
TWI246962B (en) Structure and method for making composite sheet
EP1058858A1 (en) Retroreflective sheeting

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202