JPH1096625A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPH1096625A
JPH1096625A JP25162796A JP25162796A JPH1096625A JP H1096625 A JPH1096625 A JP H1096625A JP 25162796 A JP25162796 A JP 25162796A JP 25162796 A JP25162796 A JP 25162796A JP H1096625 A JPH1096625 A JP H1096625A
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JP
Japan
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light
focus detection
reflected
detection unit
optical axis
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JP25162796A
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Hideki Nagaoka
秀樹 長岡
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各構成品相互の光軸ずれを効率良く且つ高精度
に検出することが可能な焦点検出装置を提供する。 【解決手段】点光源16と、点光源からの測定光を被測
定面18に照射すると共に被測定面からの反射光を集光
させる光学系と、光学系によって集光した反射光を受光
して被測定面に対する焦点検出可能な焦点検出ユニット
20と、焦点検出ユニットに受光されなかった光の光量
に基づいて、光学系の光軸に対する焦点検出ユニットの
光軸ずれを検出可能な信号処理ユニット22とを備え
る。信号処理ユニットは、ミラー部材28の微小開口2
8aを通過すること無くミラー部材の反射面28bから
反射した光を受光可能な光検出器34と、光検出器から
出力された電気信号に所定の演算を施すことによって、
光軸Aに対する微小開口の光軸ずれを検出する信号処理
系36とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば顕微鏡や光
学測定器等に用いられ、被検体に対して合焦を行うため
の焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、測定光を被検体に照射した際に、
この被検体から反射した反射光の光量に基づいて、被検
体に対する焦点検出を行う焦点検出装置が知られてい
る。図4には、その代表的な焦点検出装置の構成が概略
的に示されている。
【0003】即ち、点光源2から出射した測定光は、そ
の一部の光がハーフミラー4を透過した後、収差補正が
施された対物レンズ6によって被検体の測定面8(以
下、被測定面という)に集光する。このとき、被測定面
8から反射した反射光は、対物レンズ6を介してハーフ
ミラー4に導光された後、その一部の光がハーフミラー
4から焦点検出ユニット10方向に反射される。
【0004】焦点検出ユニット10には、反射光の集光
位置に開口が形成された例えばピンホール12と、この
ピンホール12を通過した反射光を受光する受光素子1
4とが設けられている。このため、ハーフミラー4から
反射した反射光は、ピンホール12を通過して受光素子
14に入射することになる。そして、この状態におい
て、被測定面8に対して測定光を例えばラスター走査す
ることによって、被測定面8の二次元画像を得ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
ように、実線で示された光路(以下、実線光路という)
は、対物レンズ6の焦点面f1に被測定面8が位置付け
られている場合の光路であり、これに対して、点線で示
された光路(以下、点線光路という)は、対物レンズ6
の焦点面f1からずれた位置f2に被測定面8が位置付
けられている場合の光路である。
【0006】この場合、実線光路に沿って進む光は、ピ
ンホール12の開口の位置に集光し、殆ど全ての光が受
光素子14に到達する。これに対して、点線光路に沿っ
て進む光は、ピンホール12の開口からずれた位置に集
光し、その殆どの光は、受光素子14に到達することは
無い。
【0007】このような光学系は、対物レンズ6の集光
位置、即ち合焦位置のみを得ることが可能であって、光
軸方向の分解能を有している。かかる光学系において、
焦点検出ユニット10の分解能を一定レベル以上に維持
させるためには、開口径は、あまり大きくすることは好
ましくなく可能な限り微小径に設定することが望まし
い。更に、高い検出精度を得るためには、ピンホール1
2の開口から受光素子14に光を正確に到達させる必要
がある。このためには、焦点検出装置の各構成品とピン
ホール12の開口との光軸を互いに一致させる必要があ
り、焦点検出装置には、高い組立精度が要求される。
【0008】しかしながら、現状の焦点検出装置の組立
作業において、焦点検出装置の各構成品とピンホール1
2の開口との間の位置合わせ作業(即ち、光軸合わせ作
業)は、作業者の目視による監視の下で細心の注意を払
って行われている。この場合、組立完了の後の組立精度
(各構成品とピンホール12の開口との間の位置決め精
度)が作業者の目視判断に依存している関係上、必然的
に焦点検出装置の組み立て作業に要する時間が長くな
る。この結果、装置の組立効率が低下してしまうといっ
た問題が生じる。
【0009】更に、このような作業によって装置が完成
した後、“光軸ずれ”が生じたか否かを確認するメンテ
ナンス作業は、簡単に行うことができないといった問題
もある。即ち、従来では、例えば位置合わせ用治具を焦
点検出装置に別途取り付けた後、再度、作業者の目視判
断の下でメンテナンス作業が行われることになる。
【0010】本発明は、このような課題を解決するため
に成されており、その目的は、各構成品相互の光軸ずれ
を効率良く且つ高精度に検出することが可能な焦点検出
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の焦点検出装置は、光源と、この光源
から出射された測定光を被検体の測定面に照射すると共
に前記測定面から反射した反射光を集光させる光学系
と、この光学系によって集光した反射光を受光すること
によって、前記測定面に対する焦点検出可能な焦点検出
ユニットと、この焦点検出ユニットに受光されなかった
光の光量に基づいて、前記光学系の光軸に対する前記焦
点検出ユニットの光軸ずれを検出可能な信号処理ユニッ
トとを備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る焦点検出装置について、図1を参照して説明す
る。図1に示すように、本実施の形態の焦点検出装置
は、光源即ち点光源16と、この点光源16から出射さ
れた測定光を被検体の測定面18(以下、被測定面とい
う)に照射すると共に被測定面18から反射した反射光
を集光させる光学系と、この光学系によって集光した反
射光を受光することによって、被測定面18に対する焦
点検出可能な焦点検出ユニット20と、この焦点検出ユ
ニット20に受光されなかった光の光量に基づいて、光
学系の光軸に対する焦点検出ユニット20の光軸ずれを
検出可能な信号処理ユニット22とを備えている。
【0013】光学系は、点光源16から出射した測定光
の一部が透過可能なハーフミラー24と、このハーフミ
ラー24を透過した測定光を被測定面18に集光すると
共に、被測定面18から反射した反射光を再びハーフミ
ラー24方向に導光して且つ集光させる対物レンズ26
とを備えている。なお、対物レンズ26には、収差補正
が施されている。
【0014】焦点検出ユニット20は、被測定面18か
ら対物レンズ26を介して集光した反射光の集光位置に
微小開口28aが形成されたミラー部材28と、この微
小開口28aを通過した反射光を受光して所定の電気信
号に変換する受光素子30と、この受光素子30から出
力された電気信号に基づいて、被測定面18に対する焦
点検出を行う焦点検出系32とを備えている。なお、ミ
ラー部材28は、その反射面28bがハーフミラー24
に対向するように設けられ、また更に、微小開口28a
は、ハーフミラー24からの反射光の光軸A上に配置さ
れている。
【0015】信号処理ユニット22は、ミラー部材28
の微小開口28aを通過すること無くミラー部材28の
反射面28bから反射した光を受光することができるよ
うに、ミラー部材28の反射面28bに対向配置された
光検出器34と、ミラー部材28の反射面28bからの
光を受光した光検出器34から出力された電気信号に所
定の演算を施すことによって、光学系の光軸(ハーフミ
ラー24からの反射光の光軸A)に対するミラー部材2
8の微小開口28aの光軸ずれを検出する信号処理系3
6とを備えている。
【0016】このような構成において、点光源16から
出射した測定光は、その一部の光がハーフミラー24を
透過した後、対物レンズ26によって被測定面18に集
光する。このとき、被測定面18から反射した反射光
は、対物レンズ26を介してハーフミラー24に導光さ
れた後、その一部の光がハーフミラー24から焦点検出
ユニット20方向に反射される。
【0017】このとき、ハーフミラー24から反射した
反射光は、ミラー部材28の微小開口28aを通過して
受光素子30に入射することになる。なお、図1中実線
で示された光路(以下、実線光路という)は、対物レン
ズ26の焦点面f1に被測定面18が位置付けられてい
る場合の光路であり、これに対して、図中点線で示され
た光路(以下、点線光路という)は、対物レンズ26の
焦点面f1からずれた位置f2に被測定面18が位置付
けられている場合の光路である。
【0018】この場合、実線光路に沿って進む光は、ミ
ラー部材28の微小開口28aの位置に集光し、殆ど全
ての光が受光素子30に到達する。これに対して、点線
光路に沿って進む光は、ミラー部材28の微小開口28
aからずれた位置に集光し、その殆どの光は、受光素子
30に到達することは無い。
【0019】従って、受光素子30の受光量に基づい
て、対物レンズ26と被測定面18とを相対的に変位さ
せることによって、対物レンズ26の焦点面f1に被測
定面18を位置付けることが可能となる。そして、この
合焦状態において、被測定面18に沿って測定光を例え
ばラスター走査することによって、被測定面18の二次
元画像を得ることができる。
【0020】上述したように、被測定面18が対物レン
ズ26の焦点面f1に位置付けられている状態では、被
測定面18から反射した反射光は実線光路に沿って進
み、その殆ど全ての反射光が、ミラー部材28の微小開
口28aを介して受光素子30に到達することになる。
【0021】しかしながら、何等かの理由によって光学
系の光軸(ハーフミラー24からの反射光の光軸A)に
対してミラー部材28の微小開口28aがずれている場
合、被測定面18からの反射光は、その一部がミラー部
材28の反射面28bから反射した後、ハーフミラー2
4を透過して光検出器34に到達する。そして、この光
検出器34に受光された反射光は、その光量に対応した
電気信号に変換された後、信号処理系36に入力される
ことになる。
【0022】この場合、光検出器34に受光された反射
光の光量は、“光軸ずれ量”に応じて増減変化する。同
時に、その光量変化に対応して、光検出器34から出力
される電気信号の出力値も増減する。
【0023】従って、信号処理系36に入力される電気
信号の変化状態を検出することによって、“光軸ずれ
量”を検出することができる。即ち、信号処理系36に
入力される電気信号の出力値が零のとき、光軸Aと微小
開口28aとが一致していることが確認され、信号処理
系36に入力される電気信号の出力値が零以外の値とな
ったとき、光軸Aと微小開口28aとが一致していない
ことが確認される。
【0024】このように本実施の形態の焦点検出装置に
よれば、ミラー部材28の反射面28bから反射する反
射光の光量変化を信号処理ユニット22を介して検出す
ることによって、光軸Aに対する微小開口28aの光軸
ずれを効率良く且つ高精度に検出することが可能とな
る。
【0025】なお、この微小開口28aの光軸ずれは、
ずれ量に基づいてミラー部材28を移動させることによ
って解消される。この移動は、手動若しくは信号処理系
36の信号に基づいて、モータ(図示しない)を駆動す
るなどすることによって自動制御すれば良い。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態の焦点検
出装置について、図2及び図3を参照して説明する。な
お、本実施の形態の説明に際し、第1の実施の形態と同
一の構成には、同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0027】図2に示すように、本実施の形態の焦点検
出装置は、光源即ち測定用レーザー光を出射可能なレー
ザー出射手段38と、このレーザー出射手段38から出
射された測定用レーザー光を被測定面18に照射すると
共に被測定面18から反射した反射光を集光させる光学
系とを備えている。
【0028】本実施の形態に適用した光学系は、レーザ
ー出射手段38から出射した測定用レーザー光のうち、
特定の偏光成分の測定用レーザー光を反射する偏光ビー
ムスプリッタ40と、測定用レーザー光の偏光方向に対
して光学軸を45°傾けて配置されたλ/4板42と、
偏光ビームスプリッタ40からλ/4板42を介して射
出された測定用レーザー光を平行光束に変換する結像レ
ンズ44と、平行光束に変換された測定用レーザー光を
被測定面18に集光すると共に、被測定面18から反射
した反射光を再び結像レンズ44方向に導光する対物レ
ンズ26とを備えている。
【0029】このような光学系において、被測定面18
から反射した反射光は、対物レンズ26から結像レンズ
44に導光された後、λ/4板42を介して偏光ビーム
スプリッタ40に照射される。このとき、偏光ビームス
プリッタ40に照射された反射光の偏光方向は、λ/4
板42によって90°ずらされているため、かかる反射
光は、偏光ビームスプリッタ40を透過する。
【0030】また、光学系には、偏光ビームスプリッタ
40を透過した透過光の光軸上に夫々第1及び第2の偏
光ビームスプリッタ46,48が設けられており、偏光
ビームスプリッタ40を透過した透過光は、まず、第1
偏光のビームスプリッタ46によって2方向に分割され
る。
【0031】このとき、第1の偏光ビームスプリッタ4
6から反射した光は、入射レーザー光の偏光方向に対し
て光学軸を45°傾けて配置された第1のλ/4板50
を介して第1の焦点検出ユニット52に集光される。一
方、第1の偏光ビームスプリッタ46を透過した光は、
続いて、第2の偏光ビームスプリッタ48によって反射
された後、入射レーザー光の偏光方向に対して光学軸を
45°傾けて配置された第2のλ/4板54を介して第
2の焦点検出ユニット56に集光される。
【0032】第1の焦点検出ユニット52には、結像レ
ンズ44の集光位置Qよりも物体側(前側)に配置され
且つ微小開口58aが形成された第1のミラー部材58
と、この微小開口58aを通過した光を受光して所定の
電気信号に変換する第1の受光素子60とが設けられて
いる。
【0033】第2の焦点検出ユニット56には、結像レ
ンズ44の集光位置Qよりも像側(後側)に配置され且
つ微小開口62aが形成された第2のミラー部材62
と、この微小開口62aを通過した光を受光して所定の
電気信号に変換する第2の受光素子64とが設けられて
いる。
【0034】また、本実施の形態の焦点検出装置には、
単一の焦点検出系66が設けられており、第1及び第2
の受光素子60,64から夫々出力された電気信号は、
この焦点検出系66に入力されるようになっている。
【0035】このような構成において、いま、被測定面
18が対物レンズ26の焦点面f1に位置付けられてい
る場合、被測定面18から反射した反射光は、対物レン
ズ26から結像レンズ44及びλ/4板42を介して偏
光ビームスプリッタ40を通過した後、第1及び第2の
偏光ビームスプリッタ46,48から第1及び第2のλ
/4板50,54を介して集光して、その殆ど全ての反
射光が、第1及び第2のミラー部材58,62の微小開
口58a,62aを通過して第1及び第2の受光素子6
0,64に到達する。そして、この合焦状態において、
被測定面18に沿って測定用レーザー光を例えばラスタ
ー走査することによって、被測定面18の二次元画像を
得ることができる。
【0036】しかしながら、何等かの理由によって光学
系の光軸(第1及び第2のビームスプリッタ46,48
からの反射光の光軸A1,A2)に対して第1及び第2
のミラー部材58,62の微小開口58a,62aがず
れている場合、被測定面18からの反射光は、その一部
が第1及び第2のミラー部材58,62の第1及び第2
の反射面58b,62bから反射した後、第1及び第2
のλ/4板50,54を介して第1及び第2の偏光ビー
ムスプリッタ46,48に照射される。
【0037】このとき、第1及び第2の偏光ビームスプ
リッタ46,48に照射された反射光は、夫々、その偏
光方向が第1及び第2のλ/4板50,54によって9
0°ずらされているため、かかる反射光は、夫々、第1
及び第2の偏光ビームスプリッタ46,48を透過す
る。
【0038】また、本実施の形態の焦点検出装置は、第
1及び第2のミラー部材58,62の第1及び第2の反
射面58b,62bから反射した反射光の光量に基づい
て、光学系の光軸(第1及び第2の偏光ビームスプリッ
タ46,48からの反射光の光軸A1,A2)に対する
第1及び第2のミラー部材58,62の微小開口58
a,62aの光軸ずれを検出する信号処理ユニット68
を備えている。
【0039】信号処理ユニット68には、第1及び第2
のミラー部材58,62の微小開口58a,62aを通
過すること無く第1及び第2の反射面58b,62bか
ら反射した反射光を受光することができるように、これ
ら第1及び第2の反射面58b,62bに対向配置され
た第1及び第2の光検出器70,72と、第1及び第2
の反射面58b,62bからの反射光を受光した第1及
び第2の光検出器70,72から夫々出力された電気信
号S1,S2(図3(a)参照)に所定の演算を施すこ
とによって、光学系の光軸(第1及び第2の偏光ビーム
スプリッタ46,48からの反射光の光軸A1,A2)
に対する微小開口58a,62aの光軸ずれを検出する
信号処理系74とが設けられている。
【0040】このような構成によれば、第1及び第2の
ミラー部材58,62の第1及び第2の反射面58b,
62bから反射した反射光は、夫々、第1及び第2のλ
/4板50,54から第1及び第2の偏光ビームスプリ
ッタ46,48を透過した後、第1及び第2の光検出器
70,72に照射される。このとき、第1及び第2の光
検出器70,72に照射された反射光は、夫々、その光
量に対応した電気信号S1,S2に変換された後、信号
処理系74へ出力される。
【0041】信号処理系74では、S1,S2の信号が
“零”となるとき、即ち、図3においてS1,S2の信
号が横軸と接しているとき、光学系の光軸(第1及び第
2の偏光ビームスプリッタ46,48からの反射光の光
軸A1,A2)に対して第1及び第2のミラー部材5
8,62の微小開口58a,62aが一致していること
が認識される。
【0042】従って、上記割算信号が、零以外の信号出
力状態にあるとき、光学系の光軸A1,A2が微小開口
58a,62aからずれていることが認識され、その割
算信号の信号出力を検出することによって、光学系の光
軸A1,A2に対する微小開口58a,62aの光軸ず
れを効率良く検出することが可能となる。
【0043】なお、本実施の形態においても第1の実施
の形態と同様に、微小開口58a,62aの光軸ずれ
は、ずれ量に基づいて第1及び第2のミラー部材58,
62を移動させることによって解消される。この場合、
手動若しくは信号処理系74の信号に基づいて、モータ
(図示しない)を駆動するなどすることによって自動制
御すれば良い。
【0044】このように本実施の形態の焦点検出装置に
よれば、第1及び第2のミラー部材58,62の第1及
び第2の反射面58b,62bから反射する反射光の光
量変化を信号処理ユニット68を介して検出することに
よって、光軸A1,A2に対する微小開口58a,62
aの光軸ずれを効率良く且つ高精度に検出することが可
能となる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、焦点検出ユニットに受
光されなかった光の光量に基づいて、光学系に光軸に対
する焦点検出ユニットの光軸ずれを効率良く且つ高精度
に検出することが可能な焦点検出装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る焦点検出装置
の構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る焦点検出装置
の構成を示す図。
【図3】第2の実施の形態に適用した第1及び第2の光
検出器の出力状態を示す図。
【図4】従来の焦点検出装置の構成を示す図。
【符号の説明】
16 点光源 18 被測定面 20 焦点検出ユニット 22 信号処理ユニット 28 ミラー部材 28a ミラー部材の微小開口 28b ミラー部材の反射面 30 受光素子 34 光検出器 36 信号処理系 A 光軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 この光源から出射された測定光を被検体の測定面に照射
    すると共に前記測定面から反射した反射光を集光させる
    光学系と、 この光学系によって集光した反射光を受光することによ
    って、前記測定面に対する焦点検出可能な焦点検出ユニ
    ットと、 この焦点検出ユニットに受光されなかった光の光量に基
    づいて、前記光学系の光軸に対する前記焦点検出ユニッ
    トの光軸ずれを検出可能な信号処理ユニットとを備えて
    いることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 前記焦点検出ユニットは、前記測定面か
    ら前記光学系を介して集光した反射光の集光位置に微小
    開口が形成されたミラー部材と、前記微小開口を通過し
    た反射光を受光する受光素子とを備えており、前記信号
    処理ユニットは、前記微小開口を通過すること無く前記
    ミラー部材の反射面から反射した光を受光可能なよう
    に、前記反射面に対向配置された光検出器と、前記反射
    面からの光を受光した前記光検出器から出力された電気
    信号に所定の演算を施すことによって、前記光学系の光
    軸に対する前記ミラー部材の前記微小開口の光軸ずれを
    検出する信号処理系とを備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の焦点検出装置。
JP25162796A 1996-09-24 1996-09-24 焦点検出装置 Withdrawn JPH1096625A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104748674A (zh) * 2013-12-27 2015-07-01 上海微电子装备有限公司 焦点监测装置和方法

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CN104748674A (zh) * 2013-12-27 2015-07-01 上海微电子装备有限公司 焦点监测装置和方法

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