JPH1096308A - 軒樋の継手装置 - Google Patents

軒樋の継手装置

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JPH1096308A
JPH1096308A JP24948296A JP24948296A JPH1096308A JP H1096308 A JPH1096308 A JP H1096308A JP 24948296 A JP24948296 A JP 24948296A JP 24948296 A JP24948296 A JP 24948296A JP H1096308 A JPH1096308 A JP H1096308A
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JP
Japan
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joint
eaves gutter
inner joint
rear end
rear ear
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Application number
JP24948296A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Takeda
國浩 竹田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒樋本体に内継手が容易に挿着することので
きる軒樋の継手装置を提供することにある。 【解決手段】 後耳部(8)を有する軒樋本体(3)、
この軒樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目の外周囲に
沿設する外継手(1)、および、この軒樋本体(3)の
端部と端部を繋ぐ継目の内周囲に沿設する内継手(2)
を備え、上記外継手(1)と上記内継手(2)とを上記
軒樋本体(3)に取り付けてなる軒樋の継手装置におい
て、上記内継手(2)の後端部分が折曲されて少なくと
も上記後耳部(8)の外側面までを覆い、さらに、上記
外継手(1)の上端が同内継手(2)の後端縁(19)
を巻き込むように被せられて取り付けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒樋の継手装置に
関し、具体的には、軒樋どうしを接続するのに有用な軒
樋の継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軒樋の継手装置としては、図9お
よび図10に示すごとく、軒先(40)に取り付けられ
る軒樋本体(3)、この軒樋本体(3)の端部と端部を
繋ぐ継目の外周囲に設けられた外継手(1)、および、
この軒樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目の内周囲に
設けられた内継手(2)を備え、さらに、この内継手
(2)と軒樋本体(3)と外継手(1)とが互いに面接
触する関係にあるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の軒樋の継手装置において、図10に示すごとく、外
継手(1)を軒樋本体(3)に嵌めて、軒樋本体(3)
の後耳部(8)を外側からカバーする後耳カバー部(1
0)を同後耳部(8)に覆い被せてから、内継手(1)
の両側壁(23)を軒樋本体(3)の内側から沿わせる
ようにして、しかも、この両側壁(23)の一端を後耳
カバー部(10)の先端(20)に引っかけて係止させ
るようにして、図9に示すごとく内継手(2)を挿着固
定しようとすると、挿着後、外継手(1)と内継手
(2)とは互いに安定して固定されるものの、開口部分
が幅狭な軒樋本体(3)にあっては、内継手(2)が非
常に挿着しがたいという問題を有していた。
【0004】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、軒樋本体に内継手
が容易に挿着することのできる軒樋の継手装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
軒樋の継手装置は、後耳部(8)を有する軒樋本体
(3)、この軒樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目の
外周囲に沿設する外継手(1)、および、この軒樋本体
(3)の端部と端部を繋ぐ継目の内周囲に沿設する内継
手(2)を備え、上記外継手(1)と上記内継手(2)
とを上記軒樋本体(3)に取り付けてなる軒樋の継手装
置において、上記内継手(2)の後端部分が折曲されて
少なくとも上記後耳部(8)の外側面までを覆い、さら
に、上記外継手(1)の上端が同内継手(2)の後端縁
(19)を巻き込むように被せられて取り付けられてな
ることを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に係る軒樋の継手装置
は、上記内継手(2)の後端部分上側に突出した係止部
(26)を設け、この係止部(26)を上記後耳部
(8)の上面で外端近傍に位置するように取り付けて、
さらに、同係止部(26)に上記外継手(1)の上端縁
(22)を係合させてなることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3に係る軒樋の継手装置
は、上記内継手(2)の後端部分が折曲されて少なくと
も上記後耳部(8)の外側面までを覆うのに代えて、上
記内継手(2)の後端部分が上記後耳部(8)の上面ま
でを覆うように形成されたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項4に係る軒樋の継手装置
は、上記後耳部(8)の上面で外端から傾斜した傾斜部
(4)を設け、この傾斜部(4)を覆うように上記内継
手(2)の後端部分を折曲したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面に基づいて詳しく説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態に係る軒樋の
継手装置を示した断面図である。図2は、本発明の一実
施形態に係る軒樋の継手装置を示した要部断面図であ
る。図3は、本発明の他の一実施形態に係る軒樋の継手
装置を示した要部断面図である。図4は、本発明のさら
に他の一実施形態に係る軒樋の継手装置を示した要部断
面図である。図5は、本発明のさらに他の一実施形態に
係る軒樋の継手装置を示した要部断面図である。図6
は、本発明の軒樋の継手装置を用いて軒先に取り付けら
れる様子を示した要部断面図である。図7は、本発明の
他の一実施形態に係る軒樋の継手装置を示す斜視図であ
る。図8は、図7の軒樋の継手装置の断面図である。
【0011】本発明の軒樋の継手装置は、図1、図2、
図5ないし図8に示すごとく、後耳部(8)を有する軒
樋本体(3)、この軒樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ
継目の外周囲に沿設する外継手(1)、および、この軒
樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目の内周囲に沿設す
る内継手(2)を備え、上記外継手(1)と上記内継手
(2)とを上記軒樋本体(3)に取り付けてなる軒樋の
継手装置において、上記内継手(2)の後端部分が折曲
されて少なくとも上記後耳部(8)の外側面までを覆
い、さらに、上記外継手(1)の上端が同内継手(2)
の後端縁(19)を巻き込むように被せられて取り付け
られてなっているものである。
【0012】上記軒樋本体(3)は、図1および図8に
示すごとく、後耳部(8)を有しているものである。こ
の軒樋本体(3)としては、図1に示すごとき通常の軒
樋であってもかまわないし、図8に示すごとき化粧板の
ついた軒樋、いわゆる、化粧軒樋であってもかまわない
ものである。
【0013】上記軒樋本体(3)の形状は、図1および
図8に示すごとく、例えば、後面板(5)、この後面板
(5)と対向する前面板(7)、および、この前面板
(7)と後面板(5)を一連に繋ぐ底面板(6)から構
成されているものである。そして、上記軒樋本体(3)
が化粧軒樋である場合、例えば、図8に示すごとく、上
記前面板(7)の上端に内側に突設した折返板(32)
を有していてもかまわない。また、後耳部(8)と同様
に、上記軒樋本体(3)に前耳部(9)を備えていても
よいものである。
【0014】そして、上記前面板(7)と上記後面板
(5)を一連に繋ぐ底面板(6)を一体にして押し出し
成形され、所望の形状に折り曲げて形成されたものであ
る。上記前耳部(9)および上記後耳部(8)は、図1
および図8に示すごとく、軽量化などのために、中央部
に空洞が形成されていてもかまわないものである。特
に、この空洞の上下の肉厚が等しいと、集中応力のかか
りやすい輸送時や保管時に空洞の上下で均等の応力を受
けるので、割れや変形が起こりにくくなるものである。
【0015】上記軒樋本体(3)の材質としては、例え
ば、硬質塩化ビニル樹脂などが用いられ、成型されたも
のである。この軒樋本体(3)のサイズなどは、所望の
目的に応じて自由に設定でき、特に問われないものであ
る。
【0016】上記外継手(1)は、図1ないし図8に示
すごとく、上記軒樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目
の外周囲に沿設しているものである。この外継手(1)
は、前面板(7)の外周囲にほぼ沿った前面外部(1
3)と、底面板(6)の外周囲にほぼ沿った底面外部
(14)と、後面板(5)の外周囲にほぼ沿った後面外
部(15)と、からなっているものである。この外継手
(1)の材質としては、例えば、軒樋本体(3)と同様
に、硬質塩化ビニル樹脂などが用いられ、成型されたも
のであってもよいし、アルミニウムなどの金属製のもの
であってもかまわないものである。この外継手(1)の
サイズなどは、軒樋本体(3)に応じて自由に設定さ
れ、特に問わない。
【0017】なお、図8に示すごとく、上記軒樋本体
(3)が化粧軒樋である場合、例えば、上記前面外部
(13)の上側で繋がる上前面外部(12)を設けてい
てもかまわないものである。
【0018】上記外継手(1)は、例えば、接着剤を内
側に切れ目なく塗られることによって、軒樋本体(3)
に取り付けられるものである。そして、軒樋本体(3)
の外側から外継手(1)を持ってきて、軒樋本体(3)
どうしの接続部分の中央に外継手(1)が合わされ、後
耳部(8)に引っかけられて、前耳部(9)に嵌め込ま
れるものである。
【0019】また、図1および図8に示すごとく、必要
に応じて、後耳部(8)を外側からカバーする後耳カバ
ー部(10)を設けてもよいし、屈曲片(11)や第1
の折り返し片(25)や第2の折り返し片(27)を設
けて、この屈曲片(11)や第1の折り返し片(25)
や第3の折り返し片(27)で水切りや軒樋本体(3)
の外れを防止させるなどの機能を与えてもよい。また、
図8に示すごとき上記軒樋本体(3)が化粧軒樋である
場合、突出部(33)を前面外部(13)と前面外部
(13)に上側で繋がる上前面外部(12)の間に設け
ることによって、軒樋本体(3)の外れを防止させるこ
とや水切りさせることや意匠上でのデザインなどに利用
することに有用なものである。
【0020】上記内継手(2)は、図1ないし図8に示
すごとく、軒樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目の内
周囲に沿設しているものである。この内継手(2)は、
前面板(7)の内周囲にほぼ沿った前面部(16)と、
底面板(6)の内周囲にほぼ沿った底面部(17)と、
後面板(5)の内周囲にほぼ沿った後面部(18)と、
からなっているものである。この内継手(2)の材質と
しては、例えば、軒樋本体(3)や外継手(1)と同様
に、硬質塩化ビニル樹脂などが用いられ、成型されたも
のであってもよいし、アルミニウムなどの金属製のもの
であってもかまわないものである。この内継手(2)の
サイズなどは、軒樋本体(3)に応じて自由に設定さ
れ、特に問われるものではない。
【0021】また、図8に示すごとく、上記内継手
(2)の前面部(16)の上端部に窪み(24)を設け
ていると、この窪み(24)によって、同内継手(2)
の前面部(16)の上端部がずれ動くことなく固定保持
され、結果として、内継手(2)が軒樋本体(3)によ
り強固に押圧密着することができるものである。
【0022】さらに、図1に示すごとく、上記内継手
(2)の前後に架設される支持桟(21)を備えている
と、この支持桟(21)によって、内継手(2)の外面
を軒樋本体(3)の内面に密着させるため、内継手
(2)と外継手(1)は、軒樋本体(3)の内周囲と外
周囲を密着させることができる点で好ましいものであ
る。
【0023】上記内継手(2)は、例えば、接着剤を外
側に切れ目なく塗られることによって、軒樋本体(3)
に取り付けられるものである。そして、軒樋本体(3)
の内側に内継手(2)を持ってきて、軒樋本体(3)ど
うしの接続部分の中央に内継手(2)が合わされ、第1
の折り返し片(25)などに引っかけられて、前耳部
(9)に嵌め込まれるとともに、後面部(18)の後端
縁を後耳部(8)に回り込ませて嵌め込まれるものであ
る。この内継手(2)と外継手(1)とを上記軒樋本体
(3)に取り付けると、ぴったりと密着させることがで
きるものである。
【0024】さらに、本発明は、図1、図2、図5ない
し図8に示すごとく、上記内継手(2)の後端部分が折
曲されて少なくとも上記後耳部(8)の外側面までを覆
い、さらに、上記外継手(1)の上端が同内継手(2)
の後端縁(19)を巻き込むように被せられて取り付け
られてなっているものである。
【0025】上述のことから、例えば、図5に示すごと
く、上記外継手(1)の上端が同内継手(2)の後端縁
(19)を巻き込むように被せられて取り付けられてい
れば、上記内継手(2)の後端部分が折曲されて上記後
耳部(8)の外側面の一部分までを覆っていてもかまわ
ないし、図1および図2に示すごとく、上記内継手
(2)の後端部分が折曲されて上記後耳部(8)の外側
面をすべて覆い、同後耳部(8)の下面まで覆っていて
もかまわないものである。
【0026】本発明は、このような構成をとることによ
って、まず、内継手(2)の後端部分が少なくとも後耳
部(8)の外側面までを覆うように同内継手(2)が軒
樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目の内周囲に取り付
けられるために、軒樋本体(3)の開口部分が幅狭であ
っても、軒樋本体(3)に内継手(2)が容易に挿着す
ることができ、次に、外継手(1)としても、同外継手
(1)の上端が同内継手(2)の後端縁(19)を巻き
込むように被せられて取り付けられるだけのものである
ために、簡単に外継手(1)も取り付けられるものであ
る。
【0027】このように、本発明は、従来取り付け難か
った内継手(2)が軒樋本体(3)に容易に挿着するこ
とのできるものである。特に、図8に示すごとき上記軒
樋本体(3)が化粧軒樋である場合、内継手(2)が軒
樋本体(3)に後付けしにくいものであるが、本発明に
よって解消されるものである。
【0028】また、図1、図2、図5ないし図8に示す
ごとく、上記内継手(2)の後端部分上側に突出した係
止部(26)を設け、この係止部(26)を上記後耳部
(8)の上面で外端近傍に位置するように取り付けて、
さらに、同係止部(26)に上記外継手(1)の上端縁
(22)を係合させてなっていると、先に内継手(2)
を取り付けてから、その後、外継手(1)を同内継手
(2)の後端縁(19)を巻き込むように被せて、同内
継手(2)の後端部分上側に突出した係止部(26)に
外継手(1)の上端縁(22)を係合させるだけで、継
手としての取り付けが完結して、さらに容易に軒樋本体
(3)に挿着することができるものとなる。
【0029】また、係止部(26)を後耳部(8)の上
面で外端近傍に位置するように取り付けているために、
後耳部(8)の上面に沿う外継手(1)の上端部分の長
さが図2に示すl1 や、図3および図4に示すl2 のよ
うに従来のものに比べて短くなり、図6に示すごとく、
軒先(40)と軒樋本体(3)の後側との間が幅狭であ
っても、軒樋本体(3)に外継手(1)が容易に挿着す
ることのできるものである。例えば、軒先(40)と軒
樋本体(3)の後側との間の間隔が、Lであれば、L>
1 となればよいものであり、l1 が従来のものに比べ
て短いために、Lも小さくすることができることにな
る。
【0030】さらに、図3および図4に示すごとく、上
記内継手(2)の後端部分が折曲されて少なくとも上記
後耳部(8)の外側面までを覆うのに代えて、上記内継
手(2)の後端部分が上記後耳部(8)の上面までを覆
うように形成されているものであると、内継手(2)の
後端部分が折曲されて少なくとも後耳部(8)の外側面
までを覆う場合に比べて、内継手(2)の後端部分が後
耳部(8)の上面までを覆う場合の方が、内継手(2)
の厚みの分だけ、内継手(2)や外継手(1)の重なっ
た部分を含めた後耳部(8)の周囲の前後方向の幅が小
さくなるものである。すなわち、図2に示すl1 に比べ
て、図3および図4に示すl2 の方が小さくなり、軒先
(40)と軒樋本体(3)の後側との間が幅狭であって
も、軒樋本体(3)に外継手(1)がより一層確実に、
かつ、容易に挿着することのできるものとなる。
【0031】なお、図1および図3に示すごとく、上記
後耳部(8)の上面で外端から傾斜した傾斜部(4)を
設け、この傾斜部(4)を覆うように上記内継手(2)
の後端部分を折曲しているものであると、傾斜部(4)
によって、後耳部(8)の強度を向上させるとともに、
内継手(2)の後端部分を折曲して傾斜部(4)を覆う
ことで、内継手(2)の後端部分を後耳部(8)から外
れにくくするものである。
【0032】本発明の軒樋の継手装置によると、図1、
図2、図5ないし図8に示すごとく、後耳部(8)を有
する軒樋本体(3)、この軒樋本体(3)の端部と端部
を繋ぐ継目の外周囲に沿設する外継手(1)、および、
この軒樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目の内周囲に
沿設する内継手(2)を備え、上記外継手(1)と上記
内継手(2)とを上記軒樋本体(3)に取り付けてなる
軒樋の継手装置において、上記内継手(2)の後端部分
が折曲されて少なくとも上記後耳部(8)の外側面まで
を覆い、さらに、上記外継手(1)の上端が同内継手
(2)の後端縁(19)を巻き込むように被せられて取
り付けられてなるので、まず、内継手(2)の後端部分
が少なくとも後耳部(8)の外側面までを覆うように同
内継手(2)が軒樋本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目
の内周囲に取り付けられるために、軒樋本体(3)の開
口部分が幅狭であっても、軒樋本体(3)に内継手
(2)が容易に挿着することができ、次に、外継手
(1)としても、同外継手(1)の上端が同内継手
(2)の後端縁(19)を巻き込むように被せられて取
り付けられるだけのものであるために、簡単に外継手
(1)も取り付けられるものである。
【0033】このように、本発明は、従来取り付け難か
った内継手(2)が軒樋本体(3)に容易に挿着するこ
とのできるものである。特に、図8に示すごとき上記軒
樋本体(3)が化粧軒樋である場合、内継手(2)が軒
樋本体(3)に後付けしにくいものであるが、本発明に
よって解消されるものである。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る軒樋の継手装置
によると、内継手(2)の後端部分が少なくとも後耳部
(8)の外側面までを覆うように同内継手(2)が軒樋
本体(3)の端部と端部を繋ぐ継目の内周囲に取り付け
られるために、軒樋本体(3)の開口部分が幅狭であっ
ても、軒樋本体(3)に内継手(2)が容易に挿着する
ことができ、次に、外継手(1)としても、同外継手
(1)の上端が同内継手(2)の後端縁(19)を巻き
込むように被せられて取り付けられるだけのものである
ために、簡単に外継手(1)も取り付けられるものであ
る。
【0035】このように、本発明は、従来取り付け難か
った内継手(2)が軒樋本体(3)に容易に挿着するこ
とのできるものである。特に、上記軒樋本体(3)が化
粧軒樋である場合、内継手(2)が軒樋本体(3)に後
付けしにくいものであるが、本発明によって解消される
ものである。
【0036】本発明の請求項2に係る軒樋の継手装置に
よると、請求項1記載の場合に加えて、先に内継手
(2)を取り付けてから、その後、外継手(1)を同内
継手(2)の後端縁(19)を巻き込むように被せて、
同内継手(2)の後端部分上側に突出した係止部(2
6)に外継手(1)の上端縁(22)を係合させるだけ
で、継手としての取り付けが完結して、さらに容易に軒
樋本体(3)に挿着することができるものとなる。
【0037】また、係止部(26)を後耳部(8)の上
面で外端近傍に位置するように取り付けているために、
後耳部(8)の上面に沿う外継手(1)の上端部分の長
さが従来のものに比べて短くなり、軒先と軒樋本体
(3)の後側との間が幅狭であっても、軒樋本体(3)
に外継手(1)が容易に挿着することのできるものであ
る。
【0038】本発明の請求項3に係る軒樋の継手装置に
よると、請求項2記載の場合に加えて、内継手(2)の
後端部分が折曲されて少なくとも後耳部(8)の外側面
までを覆う場合に比べて、内継手(2)の後端部分が後
耳部(8)の上面までを覆う場合の方が、内継手(2)
の厚みの分だけ、内継手(2)や外継手(1)の重なっ
た部分を含めた後耳部(8)の周囲の前後方向の幅が小
さくなるものである。すなわち、軒先と軒樋本体(3)
の後側との間が幅狭であっても、軒樋本体(3)に外継
手(1)がより一層確実に、かつ、容易に挿着すること
のできるものとなる。
【0039】本発明の請求項4に係る軒樋の継手装置に
よると、請求項1ないし請求項3何れか記載の場合に加
えて、傾斜部(4)によって、後耳部(8)の強度を向
上させるとともに、内継手(2)の後端部分を折曲して
傾斜部(4)を覆うことで、内継手(2)の後端部分を
後耳部(8)から外れにくくするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る軒樋の継手装置を示
した断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る軒樋の継手装置を示
した要部断面図である。
【図3】本発明の他の一実施形態に係る軒樋の継手装置
を示した要部断面図である。
【図4】本発明のさらに他の一実施形態に係る軒樋の継
手装置を示した要部断面図である。
【図5】本発明のさらに他の一実施形態に係る軒樋の継
手装置を示した要部断面図である。
【図6】本発明の軒樋の継手装置を用いて軒先に取り付
けられる様子を示した要部断面図である。
【図7】本発明の他の一実施形態に係る軒樋の継手装置
を示す斜視図である。
【図8】図7の軒樋の継手装置の断面図である。
【図9】従来例に係る軒樋の継手装置を示した要部断面
図である。
【図10】従来例に係る軒樋の継手装置を示した分解断
面図である。
【符号の説明】
1 外継手 2 内継手 3 軒樋本体 4 傾斜部 8 後耳部 19 後端縁 22 上端縁 26 係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後耳部を有する軒樋本体、この軒樋本体
    の端部と端部を繋ぐ継目の外周囲に沿設する外継手、お
    よび、この軒樋本体の端部と端部を繋ぐ継目の内周囲に
    沿設する内継手を備え、上記外継手と上記内継手とを上
    記軒樋本体に取り付けてなる軒樋の継手装置において、
    上記内継手の後端部分が折曲されて少なくとも上記後耳
    部の外側面までを覆い、さらに、上記外継手の上端が同
    内継手の後端縁を巻き込むように被せられて取り付けら
    れてなることを特徴とする軒樋の継手装置。
  2. 【請求項2】 上記内継手の後端部分上側に突出した係
    止部を設け、この係止部を上記後耳部の上面で外端近傍
    に位置するように取り付けて、さらに、同係止部に上記
    外継手の上端縁を係合させてなることを特徴とする請求
    項1記載の軒樋の継手装置。
  3. 【請求項3】 上記内継手の後端部分が折曲されて少な
    くとも上記後耳部の外側面までを覆うのに代えて、上記
    内継手の後端部分が上記後耳部の上面までを覆うように
    形成されたことを特徴とする請求項2記載の軒樋の継手
    装置。
  4. 【請求項4】 上記後耳部の上面で外端から傾斜した傾
    斜部を設け、この傾斜部を覆うように上記内継手の後端
    部分を折曲したことを特徴とする請求項1ないし請求項
    3何れか記載の軒樋の継手装置。
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