JPH1095493A - フレキシブルコンテナ - Google Patents

フレキシブルコンテナ

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JPH1095493A
JPH1095493A JP8266593A JP26659396A JPH1095493A JP H1095493 A JPH1095493 A JP H1095493A JP 8266593 A JP8266593 A JP 8266593A JP 26659396 A JP26659396 A JP 26659396A JP H1095493 A JPH1095493 A JP H1095493A
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JP
Japan
Prior art keywords
base material
container
container body
hanging
flexible container
Prior art date
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Application number
JP8266593A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kawabuchi
聰 川淵
Kuniaki Nishikawa
国昭 西川
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Morishita Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Morishita Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り手段における保持体の強度を向上させて
吊り下げ時などにおける切断を防止して安全性を向上さ
せる。 【解決手段】 筒状基材18から成る保持体16をルー
プ状にしてコンテナ本体2に縫着により複数箇所で取り
付ける。ループ状の保持体16にロープ28から成る吊
り手17の環状連結部29を挿通状態で連結する。コン
テナ本体2に内容物が充填されている状態でフォークリ
フトのフォーク、クレーンのフック等を吊り手17に係
合して吊り下げた際、吊り手17の環状連結部29が筒
状基材18から成る保持体16に対してずれやすく、保
持体16に強い摩擦力が加えられず、切断し難い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント、樹脂ペ
レット、農作物、粘土、封入状態の液体等、各種物品を
収納して輸送し、または保管するなどのために用いるフ
レキシブルコンテナ、特に、吊り手段の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフレキシブルコンテナと
して、ポリエチレン、ポリプロピレン等、ポリオレフィ
ン系の合成樹脂製延伸テープヤーンにより織成した基材
を用いて筒状の胴部を形成し、この胴部の上部と下部に
投入口と排出口を有する上蓋と底蓋を取り付け、ポリオ
レフィン系の合成樹脂製延伸テープヤーン等により織成
した平帯状基材から成るループ状の保持体の両側部を胴
部の複数箇所に縫着し、保持体間に跨ってロープから成
る吊り手の両端部の環状連結部を挿通状態で連結し、吊
り手を吊り下げ時にコンテナ本体の胴部の上方へ容易に
起立させることができ、吊り下げ後、吊り手を胴部の側
方に沿うように倒すことができるようにした構成が知ら
れている。このような構成のフレキシブルコンテナは、
折り畳みが可能であり、しかも、軽量、簡便、安価であ
るので、特に近時、大量に使用されてきている。
【0003】上記フレキシブルコンテナは吊りロープを
利用して吊り下げることにより、内容物の投入、運搬、
排出の便を図っている。このようにフレキシブルコンテ
ナを吊り下げる場合、コンテナ本体の胴部と吊り手段に
おける保持体との縫着部に荷重が加わるが、コンテナ本
体の胴部は上記のように合成樹脂製延伸テープヤーンで
織成しているため、胴部に対する保持体の縫着部、特
に、胴部における保持体の下縁部が上記荷重に耐えられ
ずに切断し、最悪の場合、コンテナ本体、若しくは内容
物が落下して危険である。
【0004】そこで、従来においては、上記危険を防止
するため、胴部に横方向(周方向)の補強ベルトを縫着
してこの補強ベルトに吊り手段における保持体の基部を
縫着し、または胴部に吊り手段における保持体の基部を
縫着し、この保持体の基部の上から胴部に横方向(周方
向)の補強ベルトを縫着し、または胴部における保持体
との縫着部を縦方向で帯状に増強し、この帯状増強部に
保持体を縫着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにコンテナ
本体の胴部と吊り手段における保持体との縫着部を補強
すれば、フレキシブルコンテナの吊り下げ時、縫着部の
切断によるコンテナ本体等の落下事故を少なく抑制する
ことはできる。しかしながら、吊り手をコンテナ本体の
胴部の上方でフォークリフトのフォーク、クレーンのフ
ック等に係合して吊り下げる際、吊り手の両端部の環状
連結部が保持体のループ状部に対して回転する方向へず
れようとするが、従来の保持体は平織等により一枚の帯
状に形成されているため、環状連結部との係合により折
り曲げられている長手縁部が環状連結部に引掛かってず
れ難い。その結果、強い摩擦力により保持体が切断しや
すく、コンテナ本体の落下事故がしばしば生じる。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、吊り手段における保持体の強度を向上
させるとともに、吊り下げ時に吊り手をずれやすくし、
強い摩擦力が加わらないようにして切断するのを防止す
ることができ、したがって、安全性を向上させてコンテ
ナ本体の落下事故、すなわち、労働災害を防止すること
ができるようにしたフレキシブルコンテナを提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のフレキシブルコンテナは、コンテナ本体と、
このコンテナ本体の複数箇所に取り付けられたループ状
の保持体、これら保持体に挿通状態で連結された吊り手
から成る吊り手段とを備え、上記保持体が筒状基材によ
り形成されたものである。
【0008】上記目的を構成するための本発明の他のフ
レキシブルコンテナは、コンテナ本体と、このコンテナ
本体の複数箇所に取り付けられたループ状の保持体、こ
れら保持体に挿通状態で連結された吊り手から成る吊り
手段とを備え、上記保持体が、平帯状基材と、この平帯
状基材の少なくとも中間部を被覆した筒状基材とから成
る複合基材により形成されたものである。
【0009】上記目的を達成するための本発明の他のフ
レキシブルコンテナは、コンテナ本体と、このコンテナ
本体の複数箇所に取り付けられたループ状の保持体、こ
れら保持体に挿通状態で連結された吊り手から成る吊り
手段とを備え、上記保持体が、第1の筒状基材と、この
第1の筒状基材の少なくとも中間部を被覆した第2の筒
状基材とから成る複合基材により形成されたものであ
る。
【0010】そして、上記各構成において、吊り手は、
保持体に挿通状態で連結された環状連結部を両側に有
し、上記保持体間に跨るように設けることができ、また
は吊り手は、保持体に挿通状態で連結する環状に形成す
ることができ、この場合、環状の吊り手を、複数段に繋
ぎ、選択的に用いるようにすることができる。
【0011】また、吊り手は、平帯状基材、若しくは筒
状基材、若しくは平帯状基材と、この平帯状基材の少な
くとも中間部を被覆した筒状基材とから成る複合基材、
若しくは第1の筒状基材と、この第1の筒状基材の少な
くとも中間部を被覆した第2の筒状基材とから成る複合
基材のいずれかにより形成することができる。
【0012】また、上記各構成において、吊り手段の保
持体を、コンテナ本体の胴部の上部に横方向に設けられ
た補強部、または、コンテナ本体の胴部に縦方向に取り
付けられた補強ベルトにより補強して取り付け、または
コンテナ本体の胴部自身に縦方向に形成された帯状増強
部に取り付けることができる。
【0013】上記のように構成された本発明によれば、
コンテナ本体に内容物が充填されている状態で、フォー
クリフトのフォーク、クレーンのフック等を吊り手段に
おける吊り手に係合して吊り下げる際、吊り手を挿通状
態で連結した保持体には筒状基材を用い、複層となって
それ自身、強度に優れ、しかも、吊り手の回動方向に沿
って袋状に連続しているので、吊り手が保持体に対して
ずれやすく、保持体に対して強い摩擦力が加えられず、
切断し難くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の
実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施
形態によるフレキシブルコンテナを示す概略斜視図、図
2は同フレキシブルコンテナの要部の拡大図、図3
(a)は同フレキシブルコンテナのコンテナ本体に用い
る基材の一例を示す一部拡大平面図、図3(b)は同図
(a)のA−A線に沿う断面図、図4(a)、(b)は
それぞれ同フレキシブルコンテナの吊り手段における保
持体に用いる筒状基材の一例を示す一部拡大概略斜視
図、横断面図、図5〜図7はそれぞれ同フレキシブルコ
ンテナの吊り手段における保持体に用いる筒状基材の他
の例を示す横断面図である。
【0015】図1、図2に示すように、フレキシブルコ
ンテナ1はコンテナ本体2と吊り手段3とが備えられて
いる。コンテナ本体2は円筒状の胴部4の上部に上蓋5
が縫着等により取り付けられ、上蓋5に投入口6が縫着
等により取り付けられ、胴部4の下部に底蓋7が縫着等
により取り付けられ、底蓋7に排出口8が縫着等により
取り付けられている。投入口6と排出口8にはそれぞれ
閉じ紐9と10が縫着等により取り付けられている。
【0016】上記コンテナ本体2は、その一例として、
図3(a)、(b)に示すような基材11により構成さ
れる。この基材11は合成樹脂、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系の延伸テープ
ヤーンを経糸12および緯糸13として織布14が平織
に織成され、織布14の表面と裏面のいずれか一方、若
しくは両方に、合成樹脂、例えば、ポリオレフィン系の
フィルム15が熱融着等によりラミネートされて不透水
性に構成されている(なお、防水効果が要求されない用
途の場合には、フィルム15は不要となる。)。閉じ紐
9、10は合成樹脂製テープ等が用いられる。
【0017】図1、図2に示す吊り手段3は保持体16
と吊り手17とから構成されている。保持体16は筒状
基材18により構成される。その一例として、図4
(a)、(b)に示すように、各種合成繊維、若しくは
ポリオレフィン系の延伸テープヤーン、若しくは扁平モ
ノフィラメントヤーンを経糸19、マルチフィラメント
ヤーンを緯糸20として力織機を用いて平袋組織、綾崩
し綾袋組織等により袋織(筒織)されてベルト状に細長
く形成されている。筒状基材18の他の例として、図5
に示すように、ニードル織機により緯糸20を長手方向
の一端に沿って経糸19に絡めて袋織(筒織)されてベ
ルト状に細長く形成されている。筒状基材18の他の例
として、図6に示すように、上記と同様の材料の経糸2
1、緯糸22から成る平織の織布23が二枚重ねられて
両側長手縁に沿ってミシン糸24により縫着されて筒状
でベルト状に細長く形成されている。筒状基材18の更
に他の例として、図7に示すように、上記と同様の織布
23が長手方向に沿って二つ折りされ、一側開放側の長
手方向に沿ってミシン糸24により縫着されて筒状でベ
ルト状に細長く形成されている。
【0018】そして、図1、図2に示すように、保持体
16は二対用いられ、それぞれ長手方向の中央部で折り
返されてループ状の係合部25が形成され、両側部が並
列され、その基部が胴部4のほぼ均等割位置で胴部4の
外側面に横方向(周方向)に縫着等により取り付けられ
た補強ベルト26(若しくは胴部4の上部を折り返して
縫着した補強部)上に重ねられ、ミシン糸27による縫
着により取り付けられ、係合部25がコンテナ本体2の
胴部4の上方へ突出し得るように設定されている。
【0019】吊り手17はロープ28から成り、両端に
さつま加工により環状連結部29が形成され、これらの
環状連結部29が各一対の保持体16に跨ってそれらに
挿通状態で連結され、湾曲するブリッジ状となってい
る。これにより一対の吊り手17がコンテナ本体2の両
側で対向するように配置されている。
【0020】以上のように構成されたフレキシブルコン
テナ1において、以下、その使用要領について説明す
る。排出口8を閉じ紐10により閉じた状態で一対の吊
り手17をコンテナ本体2の上方で並列状態にしてクレ
ーンのフック、フォークリフトのフォーク等に係合して
フレキシブルコンテナ1を吊り下げ状態に保持し、粉粒
体等を投入口6からコンテナ本体2内に投入する。投入
後、投入口6を閉じ紐9により閉じ、フレキシブルコン
テナ1を吊り下げた状態で、輸送、保管等のために所望
の場所へ運搬して降ろす。
【0021】また、粉粒体等を充填してあるフレキシブ
ルコンテナ1の一対の吊り手17をコンテナ本体2の上
方で並列状態にしてクレーンのフック、フォークリフト
のフォーク等に係合し、フレキシブルコンテナ1を吊り
下げた状態に保持して所望の場所へ運搬し、閉じ紐10
を解くことにより、粉粒体等を排出口8から排出するこ
とができる。
【0022】上記のように、コンテナ本体2に内容物が
充填されている状態で、クレーンのフック、フォークリ
フトのフォーク等を吊り手17に係合して吊り下げる
際、吊り手17の環状連結部29を挿通状態で連結した
保持体16には筒状基材18を用い、複層となってそれ
自身、引裂および引掛強度に優れ、しかも、吊り手17
の環状連結部29の回動方向に沿って袋状に連続してい
るので、吊り手17の環状連結部29が保持体16に対
してずれやすく、保持体16に対して強い摩擦力が加え
られず、切断し難くなる。
【0023】本実施形態のように吊り手17にロープ2
8を用いた場合、クレーンのフックを係合して吊り下げ
ることにより、ロープ28から成る吊り手17がフック
内で滑ってその中心部に容易に納まるので、有利であ
る。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図8は本発明の第2の実施形態によるフレキシ
ブルコンテナを示す概略斜視図、図9は同フレキシブル
コンテナの吊り手段における保持体に用いる平帯状基材
および筒状基材の組み合わせ構造を示す一部拡大概略平
面図である。
【0025】本実施形態においては、吊り手段3の保持
体16は、図9に示すように、平帯状基材30と筒状基
材18とが組み合わされた複合基材により構成されてい
る。平帯状基材30は各種合成繊維、ポリオレフィン系
の延伸テープヤーン、若しくは扁平モノフィラメントヤ
ーンを用いて平織組織、綾崩し綾織組織等により扁平で
細長いベルト状に構成されている。この平帯状基材30
の中間部の両側長辺縁部が長手方向に沿って折り曲げら
れ、必要に応じて縫着等により折り畳まれた状態に固定
されている。この平帯状基材30の中間部が上記第1の
実施形態と同様に構成された袋織等から成る筒状基材1
8に挿通されて被覆されている。筒状基材18は平帯状
基材30の両端部に中間部の折り曲げに伴って形成され
た拡開部31により平帯状基材30に対して抜け止めさ
れるが、必要に応じて縫着等により連結することもでき
る。
【0026】そして、上記のように構成された保持体1
6における平帯状基材30の両端部が図8に示すように
並列状態で胴部4における補強ベルト26にミシン糸2
7による縫着により取り付けられ、ループ状の係合部2
5が胴部4の上方へ突出し得るように設定され、保持体
16間に跨るようにロープ28から成る吊り手17の環
状連結部29が挿通状態で連結されている。その他の構
成については上記第1の実施形態と同様である。
【0027】本実施形態においては、吊り手段3の保持
体16が平帯状基材30と筒状基材18の複合基材から
成り、更に一層、引裂強度および引掛強度に優れている
ことに加え、筒状基材18が平帯状基材30に対してず
れるのを許すことができ、筒状基材18に強い摩擦力が
加わっても、これを吸収することができるので、上記の
ようにクレーンのフック、フォークリフトのフォーク等
をコンテナ本体2の上方で吊り手17に係合して吊り下
げた際に保持体16が強い摩擦力などにより切断するの
を防止することができる。
【0028】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図10は本発明の第3の実施形態によるフレキ
シブルコンテナを示す概略斜視図である。
【0029】本実施形態においては、図10に示すよう
に、コンテナ本体2の胴部4における吊り手段3の保持
体16との縫着部に縦方向で増強糸の織り込み、高密度
の増織り等により帯状増強部32が形成され、この帯状
増強部32に保持体16の基部がミシン糸27による縫
着により取り付けられたものであり、その他の構成につ
いては上記第1、若しくは第2の実施形態と同様であ
る。
【0030】上記第3の実施形態の変形例として、第3
の実施形態における帯状増強部32に代えて胴部4の外
側面に縦方向に補強ベルト(図示省略)を縫着等により
取り付け、この補強ベルトに吊り手段3の保持体16を
縫着することができる。若しくは胴部4に縫着した保持
体16上から補強ベルトを胴部4に縫着することができ
る。その他の構成については上記第1、若しくは第2の
実施形態と同様である。
【0031】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。図11は本発明の第4の実施形態によるフレキ
シブルコンテナを示す概略斜視図である。
【0032】本実施形態においては、図11に示すよう
に、吊り手段3の保持体16は上記第1の実施形態と同
様の筒状基材18がループ状に形成されて両側基部がコ
ンテナ本体2の胴部4の上部にミシン糸27による縫着
により取り付けられている。一方、吊り手17は上記第
1の実施形態と同様の筒状基材18の両端部が折り返さ
れてミシン糸33による縫着等により環状連結部29が
形成されている。そして、一対の保持体16に各吊り手
17の両側の環状連結部29が挿通状態で連結され、各
吊り手17が湾曲するブリッジ状となっている。その他
の構成については上記第1ないし第3の実施形態と同様
である。本実施形態のように吊り手17に筒状基材18
を用いると、従来の平帯状基材と同程度の強度を得るに
は幅を狭くすることができ、したがって、特に、クレー
ンのフックにより吊り下げた場合、筒状基材18をフッ
クに沿って滑らかに湾曲させることができるので、引掛
強度に優れている。
【0033】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。図12は本発明の第5の実施形態によるフレキ
シブルコンテナを示す概略斜視図である。
【0034】本実施形態においては、図12に示すよう
に、各一対、計二組の吊り手段3が用いられ、各吊り手
段3は保持体16と吊り手17とから構成されている。
保持体16は上記第1の実施形態と同様の筒状基材18
から成り、ループ状に形成されて両側基部がコンテナ本
体2の胴部4の上部にミシン糸27による縫着により取
り付けられている。吊り手17は上記第1の実施形態と
同様の筒状基材18から成り、両端部が重ねられてミシ
ン糸34による縫着等により環状に形成されている。そ
して、各保持体16に環状の吊り手17が挿通状態で連
結されている。環状の吊り手17は一段でもよいが、本
実施形態においては環状の吊り手17が二段に順次繋が
れている。その他の構成については上記第1ないし第4
の実施形態と同様である。
【0035】特に、環状の吊り手17を複数段に繋いで
おくことにより、コンテナ本体4の高さ、積み込み場
所、保管場所等に対応して所望の高さの吊り手17にフ
ォーク等を係合することができ、運搬作業等の利便性を
向上させることができる。
【0036】なお、上記各実施形態において、保持体1
6は上記第1の実施形態と同様の筒状基材18の少なく
とも中間部を同様の筒状基材18で被覆したものを用い
ることができる。また、吊り手17は上記第1の実施形
態におけるロープ28、第4、第5の実施形態における
筒状基材18に替えて保持体16としても用いた平帯状
基材30と、この平帯状基材30の少なくとも中間部を
被覆した筒状基材18とから成る複合基材、若しくは筒
状基材18の少なくとも中間部を別の筒状基材18によ
り被覆した複合基材を用いることができ、更には平帯状
基材を単独で用いることができる。また、保持体16は
胴部4の側面から底面まで延長して縫着等により取り付
けることもできる。また、上記各実施形態においては、
保持体16をコンテナ本体2に縫着した場合について説
明したが、保持体16を当て布に縫着し、この当て布を
コンテナ本体2に接着してもよく、または接着と縫着を
併用してもよい。また、コンテナ本体2の投入口6と排
出口8は一方で兼用することができる。更に、上記各実
施形態の構成を適宜組み合わせてもよい。このほか、本
発明は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々設
計変更することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンテナ本体に内容物が充填されている状態で、フォーク
リフトのフォーク、クレーンのフック等を吊り手段にお
ける吊り手に係合して吊り下げる際、吊り手を挿通状態
で連結した保持体には筒状基材を用い、複層となってそ
れ自身、強度に優れ、しかも、吊り手の回動方向に沿っ
て袋状に連続しているので、吊り手が保持体に対してず
れやすく、保持体に対して強い摩擦力が加えられず、切
断し難くなる。したがって、安全性を向上させてコンテ
ナ本体の落下事故、すなわち、労働災害を防止すること
ができる。
【0038】また、吊り手段の保持体を、平帯状基材
と、この平織状基材を被覆した筒状基材とから成る複合
基材により形成し、若しくは筒状基材を二重にした複合
基材により形成することにより、外側の筒状基材が内側
の平帯状基材、若しくは筒状基材に対してずれるのを許
すことができるので、吊り下げに際し、複層構造による
強度向上と相俟って更に一層切断し難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるフレキシブルコ
ンテナを示す概略斜視図である。
【図2】同フレキシブルコンテナの要部を示す拡大図で
ある。
【図3】(a)は同フレキシブルコンテナのコンテナ本
体に用いる基材の一例を示す一部拡大平面図、(b)は
(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図4】(a)、(b)はそれぞれ同フレキシブルコン
テナの吊り手段における保持体に用いる筒状基材の一例
を示す一部拡大概略斜視図、横断面である。
【図5】同フレキシブルコンテナの吊り手段における保
持体に用いる筒状基材の他の例を示す横断面図である。
【図6】同フレキシブルコンテナの吊り手段における保
持体に用いる筒状基材の他の例を示す横断面図である。
【図7】同フレキシブルコンテナの吊り手段における保
持体に用いる筒状基材の更に他の例を示す横断面図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施形態によるフレキシブルコ
ンテナを示す概略斜視図である。
【図9】同フレキシブルコンテナの吊り手段における保
持体に用いる平帯状基材および筒状基材の組み合わせ構
造を示す一部拡大概略平面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態によるフレキシブル
コンテナを示す概略斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施形態によるフレキシブル
コンテナを示す概略斜視図である。
【図12】本発明の第5の実施形態によるフレキシブル
コンテナを示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルコンテナ 2 コンテナ本体 3 吊り手段 4 胴部 16 保持体 17 吊り手 18 筒状基材 26 補強ベルト 28 ロープ 29 環状連結部 30 平帯状基材 32 帯状増強部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ本体と、このコンテナ本体の複
    数箇所に取り付けられたループ状の保持体、これら保持
    体に挿通状態で連結された吊り手から成る吊り手段とを
    備え、上記保持体が筒状基材により形成されたフレキシ
    ブルコンテナ。
  2. 【請求項2】 コンテナ本体と、このコンテナ本体の複
    数箇所に取り付けられたループ状の保持体、これら保持
    体に挿通状態で連結された吊り手から成る吊り手段とを
    備え、上記保持体が、平帯状基材と、この平帯状基材の
    少なくとも中間部を被覆した筒状基材とから成る複合基
    材により形成されたフレキシブルコンテナ。
  3. 【請求項3】 コンテナ本体と、このコンテナ本体の複
    数箇所に取り付けられたループ状の保持体、これら保持
    体に挿通状態で連結された吊り手から成る吊り手段とを
    備え、上記保持体が、第1の筒状基材と、この第1の筒
    状基材の少なくとも中間部を被覆した第2の筒状基材と
    から成る複合基材により形成されたフレキシブルコンテ
    ナ。
  4. 【請求項4】 吊り手が、保持体に挿通状態で連結され
    た環状連結部を両側に有し、上記保持体間に跨るように
    設けられた請求項1ないし3のいずれかに記載のフレキ
    シブルコンテナ。
  5. 【請求項5】 吊り手が、保持体に挿通状態で連結さ
    れ、環状に形成された請求項1ないし3のいずれかに記
    載のフレキシブルコンテナ。
  6. 【請求項6】 環状の吊り手が、複数段に繋がれた請求
    項5記載のフレキシブルコンテナ。
  7. 【請求項7】 吊り手が、平帯状基材、若しくは筒状基
    材、若しくは平帯状基材と、この平帯状基材の少なくと
    も中間部を被覆した筒状基材とから成る複合基材、若し
    くは第1の筒状基材と、この第1の筒状基材の少なくと
    も中間部を被覆した第2の筒状基材とから成る複合基材
    のいずれかにより形成された請求項1ないし6のいずれ
    かに記載のフレキシブルコンテナ。
  8. 【請求項8】 吊り手段の保持体が、コンテナ本体の胴
    部に設けられた補強部により補強されて取り付けられて
    いる請求項1ないし7のいずれかに記載のフレキシブル
    コンテナ。
  9. 【請求項9】 吊り手段の保持体が、コンテナ本体の胴
    部自身に縦方向に形成された帯状増強部に取り付けられ
    ている請求項1ないし7のいずれかに記載のフレキシブ
    ルコンテナ。
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