JPH109512A - 加圧流動層燃焼装置におけるガスタービン起動時の逆流防止装置 - Google Patents
加圧流動層燃焼装置におけるガスタービン起動時の逆流防止装置Info
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- JPH109512A JPH109512A JP16315696A JP16315696A JPH109512A JP H109512 A JPH109512 A JP H109512A JP 16315696 A JP16315696 A JP 16315696A JP 16315696 A JP16315696 A JP 16315696A JP H109512 A JPH109512 A JP H109512A
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- pressurized fluidized
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスタービン起動時において、高温ガスがガ
スタービンからボイラ側へ逆流することを防止するこ
と。 【解決手段】 加圧流動層燃焼装置からの排ガスにより
ガスタービン7を回転させる装置において、前記加圧流
動層燃焼装置の圧力容器10へ加圧空気を供給する昇圧
ファン9と、ガスタービン7起動時に点火される燃焼器
5と前記加圧流動層燃焼装置との間に設けられた高温ガ
ス止弁6と、前記高温ガス止弁6の前記加圧流動層燃焼
装置側と前記ガスタービン出口とを接続するガスタービ
ンバイパス配管17と、を備え、ガスタービン起動時
に、前記昇圧ファン9と前記ガスタービンバイパス配管
17を稼動させることにより、前記高温ガス止弁6から
リークした高温ガスが前記加圧流動層燃焼装置側へ逆流
するのを防止したこと。
スタービンからボイラ側へ逆流することを防止するこ
と。 【解決手段】 加圧流動層燃焼装置からの排ガスにより
ガスタービン7を回転させる装置において、前記加圧流
動層燃焼装置の圧力容器10へ加圧空気を供給する昇圧
ファン9と、ガスタービン7起動時に点火される燃焼器
5と前記加圧流動層燃焼装置との間に設けられた高温ガ
ス止弁6と、前記高温ガス止弁6の前記加圧流動層燃焼
装置側と前記ガスタービン出口とを接続するガスタービ
ンバイパス配管17と、を備え、ガスタービン起動時
に、前記昇圧ファン9と前記ガスタービンバイパス配管
17を稼動させることにより、前記高温ガス止弁6から
リークした高温ガスが前記加圧流動層燃焼装置側へ逆流
するのを防止したこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加圧起動層ボイラを
用いたガスタービン起動時の前記ボイラへの逆流を防止
する技術に関する。
用いたガスタービン起動時の前記ボイラへの逆流を防止
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧流動層ボイラにおけるガスタービン
の起動方法は起動モータで空気圧縮機とガスタービンを
起動回転数に昇速し、空気圧縮機の吐出空気をガスター
ビン入口にバイパス通気する。ガスタービン入口バイパ
ス空気配管系の起動用燃焼器を点火して、ガスタービン
と空気圧縮機を定格回転数に昇速し、発電機モータリン
グ運転で定格回転数を保持する。
の起動方法は起動モータで空気圧縮機とガスタービンを
起動回転数に昇速し、空気圧縮機の吐出空気をガスター
ビン入口にバイパス通気する。ガスタービン入口バイパ
ス空気配管系の起動用燃焼器を点火して、ガスタービン
と空気圧縮機を定格回転数に昇速し、発電機モータリン
グ運転で定格回転数を保持する。
【0003】このように、圧縮空気バイパス運転の時は
ガスタービン入口弁は全閉であるが、この入口弁は高温
環境下であり且つ大径の弁であることから、高温ガスに
よるボイラ側へのリーク逆流が生じる。
ガスタービン入口弁は全閉であるが、この入口弁は高温
環境下であり且つ大径の弁であることから、高温ガスに
よるボイラ側へのリーク逆流が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ガス
タービン起動時において、前記起動用燃焼器出口の高温
ガスが高温ガス止弁からリークすると、加圧流動層ボイ
ラの風箱や圧力容器側へ高温ガスが逆流したり、前記ボ
イラの流動空気ノズルに流動媒体が逆流して詰りを発生
したりする問題が生じる。
タービン起動時において、前記起動用燃焼器出口の高温
ガスが高温ガス止弁からリークすると、加圧流動層ボイ
ラの風箱や圧力容器側へ高温ガスが逆流したり、前記ボ
イラの流動空気ノズルに流動媒体が逆流して詰りを発生
したりする問題が生じる。
【0005】本発明は、ガスタービン起動時において、
高温ガスがガスタービンからボイラ側へ逆流することを
防止することにある。
高温ガスがガスタービンからボイラ側へ逆流することを
防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ガスタービ
ン起動時において、圧力容器に空気を加圧供給する昇圧
ファンを設置することと、ガスタービンバイパス弁と減
圧オリフィスで構成するガスタービンバイパス配管を設
置することで達成される。
ン起動時において、圧力容器に空気を加圧供給する昇圧
ファンを設置することと、ガスタービンバイパス弁と減
圧オリフィスで構成するガスタービンバイパス配管を設
置することで達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】加圧流動層ボイラコンバインドサ
イクルプラントにおけるガスタービン起動時の逆流防止
方法の全体構成を図1の系統で説明する。
イクルプラントにおけるガスタービン起動時の逆流防止
方法の全体構成を図1の系統で説明する。
【0008】ガスタービン廻りは、圧縮機入口減圧弁
1、空気圧縮機2、圧縮機出口弁3、圧縮空気バイパス
弁4、燃焼器5、高温ガス止弁6、ガスタービン7、排
気サイレンサ8で構成される。
1、空気圧縮機2、圧縮機出口弁3、圧縮空気バイパス
弁4、燃焼器5、高温ガス止弁6、ガスタービン7、排
気サイレンサ8で構成される。
【0009】そして、前記加圧流動層ボイラ廻りは、圧
力容器10、熱風発生炉11、風箱12、流動層13、
火炉14、一次サイクロン15、二次サイクロン16で
構成される。
力容器10、熱風発生炉11、風箱12、流動層13、
火炉14、一次サイクロン15、二次サイクロン16で
構成される。
【0010】更に、ガスタービン起動時の逆流防止系統
は、昇圧ファン9、ガスタービンバイパス配管17、ガ
スタービンバイパス弁18、減圧オリフィス19で構成
される。
は、昇圧ファン9、ガスタービンバイパス配管17、ガ
スタービンバイパス弁18、減圧オリフィス19で構成
される。
【0011】次に、図1に示した全体構成の動作につい
て説明する。
て説明する。
【0012】ガスタービン起動は、圧縮機出口弁3及び
高温ガス止弁6を閉とし、圧縮空気バイパス弁4を開と
して、図示していないガスタービン起動モータにより空
気圧縮機2及びガスタービン7を起動回転数(定格の約
20〜30%回転数)まで昇速し、空気圧縮機2から圧
縮空気バイパス弁4、燃焼器5を通過してガスタービン
7へ空気を流す。
高温ガス止弁6を閉とし、圧縮空気バイパス弁4を開と
して、図示していないガスタービン起動モータにより空
気圧縮機2及びガスタービン7を起動回転数(定格の約
20〜30%回転数)まで昇速し、空気圧縮機2から圧
縮空気バイパス弁4、燃焼器5を通過してガスタービン
7へ空気を流す。
【0013】次に燃焼器5を点火してガスタービン回転
数を定格100%に昇速して自力によるタービン運転を
開始する。この時、高温ガス止弁6はガス(約500〜
600℃)により高温環境下にあり且つ大径の弁である
ことから、高温ガスは前記ガス止弁6をリークしボイラ
側へ逆流する。
数を定格100%に昇速して自力によるタービン運転を
開始する。この時、高温ガス止弁6はガス(約500〜
600℃)により高温環境下にあり且つ大径の弁である
ことから、高温ガスは前記ガス止弁6をリークしボイラ
側へ逆流する。
【0014】そこで、本発明では、前記高温ガスがボイ
ラ側へ逆流することを防止するために、次のような構
成、作用を採用する。
ラ側へ逆流することを防止するために、次のような構
成、作用を採用する。
【0015】上述したようなガスタービン起動に先立
ち、昇圧ファン9を起動し、圧力容器10の圧力を1〜
2kg/cm2gに昇圧して空気を流すとともに、更
に、ガスタービンバイパス弁18を開として、減圧オリ
フィス19で減圧して排気サイレンサ8上流の排気ダク
トへ前記リーク高温ガスを排気するように構成する。こ
れによって、高温ガス止弁6のリークガスをボイラ火炉
側へ逆流させることなく、ガスタービンバイパス配管1
7を通して減温・減圧して排出する。
ち、昇圧ファン9を起動し、圧力容器10の圧力を1〜
2kg/cm2gに昇圧して空気を流すとともに、更
に、ガスタービンバイパス弁18を開として、減圧オリ
フィス19で減圧して排気サイレンサ8上流の排気ダク
トへ前記リーク高温ガスを排気するように構成する。こ
れによって、高温ガス止弁6のリークガスをボイラ火炉
側へ逆流させることなく、ガスタービンバイパス配管1
7を通して減温・減圧して排出する。
【0016】以上のようにして、昇圧ファン9は、圧力
容器10に空気を約1〜2kg/cm2gに加圧供給
し、ボイラ火炉14内に正方向の空気流を生じる。ま
た、ガスタービンバイパス配管は、ガスタービン入口の
高温ガス止弁からの約500〜600℃のリークガスを
ボイラ火炉14からの空気と混合して約300〜500
℃以下に減温してガスタービン出口側へ排出する。これ
により、ガスタービン燃焼器における点火起動時の高温
ガスがボイラ側へ逆流するのを防止できる。
容器10に空気を約1〜2kg/cm2gに加圧供給
し、ボイラ火炉14内に正方向の空気流を生じる。ま
た、ガスタービンバイパス配管は、ガスタービン入口の
高温ガス止弁からの約500〜600℃のリークガスを
ボイラ火炉14からの空気と混合して約300〜500
℃以下に減温してガスタービン出口側へ排出する。これ
により、ガスタービン燃焼器における点火起動時の高温
ガスがボイラ側へ逆流するのを防止できる。
【0017】以上の説明は、加圧流動層ボイラについて
述べたものであるが、本発明の逆流防止の技術は、加圧
流動層ボイラに限るものではなくて加圧流動層燃焼装置
についても当然適用できるものである。
述べたものであるが、本発明の逆流防止の技術は、加圧
流動層ボイラに限るものではなくて加圧流動層燃焼装置
についても当然適用できるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ガスタービン起動時の
高温ガス止弁6からのリークガス(燃焼器出口の約50
0〜600℃の高温ガス)をボイラ火炉側へ逆流させる
ことなく起動できる。
高温ガス止弁6からのリークガス(燃焼器出口の約50
0〜600℃の高温ガス)をボイラ火炉側へ逆流させる
ことなく起動できる。
【0019】更に具体的に云えば、昇圧ファン9から供
給する空気は圧力容器10、火炉14を正方向に流れ、
高温ガス止弁6のリークガスと混合してガスタービンバ
イパス配管17から、減温・減圧して排出できる。
給する空気は圧力容器10、火炉14を正方向に流れ、
高温ガス止弁6のリークガスと混合してガスタービンバ
イパス配管17から、減温・減圧して排出できる。
【図1】加圧流動層ボイラコンバインドサイクルプラン
トにおけるガスタービン起動時の逆流防止装置を示す系
統図である。
トにおけるガスタービン起動時の逆流防止装置を示す系
統図である。
1 圧縮機入口減圧弁 2 空気圧縮機 3 圧縮機出口弁 4 圧縮空気バイパス弁 5 燃焼器 6 高温ガス止弁 7 ガスタービン 8 排気サイレンサ 9 昇圧ファン 10 圧力容器 11 熱風発生炉 12 風箱 13 流動層 14 火炉 15 一次サイクロン 16 二次サイクロン 17 ガスタービンバイパス配管 18 ガスタービンバイパス弁 19 減圧オリフィス
Claims (3)
- 【請求項1】 加圧流動層燃焼装置からの排ガスにより
ガスタービンを回転させる装置において、 前記加圧流動層燃焼装置の圧力容器へ加圧空気を供給す
る昇圧ファンと、ガスタービン起動時に点火される燃焼
器と前記加圧流動層燃焼装置との間に設けられた高温ガ
ス止弁と、前記高温ガス止弁の前記加圧流動層燃焼装置
側と前記ガスタービン出口とを接続するガスタービンバ
イパス配管と、を備え、 ガスタービン起動時に、前記昇圧ファンと前記ガスター
ビンバイパス配管を稼動させることにより、前記高温ガ
ス止弁からリークした高温ガスが前記加圧流動層燃焼装
置側へ逆流するのを防止したことを特徴とする逆流防止
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の逆流防止装置におい
て、 前記ガスタービンバイパス配管にバイパス弁と減圧オリ
フィスを設けたことを特徴とする逆流防止装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の逆流防止装置
において、 前記加圧流動層燃焼装置が加圧流動層ボイラであること
を特徴とする逆流防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16315696A JPH109512A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 加圧流動層燃焼装置におけるガスタービン起動時の逆流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16315696A JPH109512A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 加圧流動層燃焼装置におけるガスタービン起動時の逆流防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH109512A true JPH109512A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15768300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16315696A Pending JPH109512A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 加圧流動層燃焼装置におけるガスタービン起動時の逆流防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH109512A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009121777A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Public Works Research Institute | 加圧流動焼却設備及び加圧流動焼却設備の立ち上げ運転方法 |
JP2013221700A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 加圧流動床複合発電プラントの起動方法 |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP16315696A patent/JPH109512A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009121777A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Public Works Research Institute | 加圧流動焼却設備及び加圧流動焼却設備の立ち上げ運転方法 |
JP2013221700A (ja) * | 2012-04-18 | 2013-10-28 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 加圧流動床複合発電プラントの起動方法 |
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