JPH1095053A - タイヤの製造方法及びその製造装置並びにそれにより製造される乗物用タイヤ - Google Patents

タイヤの製造方法及びその製造装置並びにそれにより製造される乗物用タイヤ

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JPH1095053A
JPH1095053A JP9206233A JP20623397A JPH1095053A JP H1095053 A JPH1095053 A JP H1095053A JP 9206233 A JP9206233 A JP 9206233A JP 20623397 A JP20623397 A JP 20623397A JP H1095053 A JPH1095053 A JP H1095053A
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JP
Japan
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tire
drum
carcass
manufacturing
sidewall
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Application number
JP9206233A
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English (en)
Inventor
Claudio Lacagnina
クラウディオ・ラカニーナ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pirelli and C SpA
Pirelli Tyre SpA
Original Assignee
Pirelli Coordinamento Pneumatici SpA
Pirelli SpA
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Filing date
Publication date
Application filed by Pirelli Coordinamento Pneumatici SpA, Pirelli SpA filed Critical Pirelli Coordinamento Pneumatici SpA
Publication of JPH1095053A publication Critical patent/JPH1095053A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/72Side-walls

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 サイドウォールを有する型式のタイヤの製造
方法であって、製造工程を著しく自動化し、製造コスト
を削減し、高品質のタイヤを製造する。 【解決手段】 組み立てドラム12の各端部にてカーカ
スプライ3の周りに管状のリリース要素を挿入し,サイ
ドウォール11を上記要素の上に巻き付け、別の管状要
素17、18をサイドウォール11に取り付け、管状要
素17、18を反転させ、組み立てドラム12の脇に並
ぶ開き位置にてサイドウォール11を押し拡げる。開い
たサイドウォール11を有する第一ステップの円筒状ス
リーブの形態をしたカーカス2を(第二ステップ)の成
形ドラム12に搬送して、ベルトパックと、トレッドバ
ンド10とを備える別個に製造した組立体に対して円環
状に形成する。次に、バンドの両端を円環状カーカス2
の上に折り曲げ、サイドウォール11をカーカス2に対
し上方に折り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤの製造方
法、より具体的には、トレッドバンドの両端を包み込む
サイドウォールを有するタイヤの製造方法、及びその方
法を実施する装置並びにその方法により製造されるタイ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】公知であるように、タイヤは、基本的
に、少なくとも1つの補強プライを有するカーカスと、
一対のビードワイヤー(各ビードワイヤーの半径方向外
面に固定されたエラストマー的充填物を介在させた後、
プライの端縁がその周りにループ状に折り返される)
と、円環状の形態とされたカーカスの周りにクラウン状
に配置されたベルト構造体と、該ベルトの周りに巻かれ
たトレッドバンドと、ビードワイヤー及び該トレッドバ
ンドの間を半径方向に伸長する、軸方向に対向した一対
のサイドウォールとを備えている。
【0003】ある種のタイヤの場合、トレッドバンドの
側部分がサイドウォールの半径方向外端の上端に亙って
配置される一方、その他の型式のタイヤでは、サイドウ
ォールの上端はトレッドバンドの端部の上に重ね合わさ
れる。
【0004】従来のタイヤ製造方法は、実質的に、ドラ
ムの回転軸に対して垂直に、対応する軸方向外側面に、
(2つの湾曲状接続面、好ましくは横断面が円弧状の形
状をした接続面を通じて)接続された半径方向外面を有
する円筒状の組み立てドラムの周りに少なくとも1つの
カーカスプライを該プライがドラムの幅よりも幅が広く
なるように巻き付けるステップと、プライの端縁をドラ
ムの側面の上まで半径方向内方に下方に折り曲げるステ
ップと、選択随意的に対応する充填物と共に、既に、組
み立てられたビードワイヤーをドラムの上記側面にてカ
ーカスプライの端縁に対し固定するステップと、カーカ
スプライの端縁をビードワイヤーの周りで且つカーカス
プライに対し半径方向外方にループ状の形態に(好まし
くは、ドラムの円筒面の上に位置するプライの一部に達
し且つ該一部分を覆うまでで)折り返すステップと、軸
方向外端縁が、一部がビードワイヤー領域に達するのに
十分な距離、ドラムから横方向に突き出すようにして、
円筒状部分の上でカーカスプライの側部分に周りにタイ
ヤの対応するサイドウォールを巻き付けるステップと、
サイドウォールをカーカスプライに押し付けるステップ
とを備え、このようにして、一般に円筒状のカーカスス
リーブとして公知の半製品が製造されるようにする。
【0005】その後に、ドラムが収縮し且つ膨張型の円
環形成ドラム(即ち、第二のステップのドラム)取り付
けられた後、上記のスリーブ組み立てドラム(即ち、第
一ステップのドラム)から引き出して、そのドラムをベ
ルトパック及びトレッドバンド(補助的な組み立てドラ
ムの上に別個に予め組み立てられている)と関係付け
る。
【0006】この第二の工程ステップを実施するために
は、スリーブを形成ドラムの上に取り付けた後に、ベル
ト/トレッドバンド組立体をその中心線の面(即ち、タ
イヤの赤道面)と同軸状に整合する状態にてスリーブの
周りに配置し、圧力下、空気をスリーブ内に供給して、
スリーブのクラウン領域がベルトパックに接触する迄、
そのスリーブを円環状に形成する。
【0007】その後、スリーブとベルト/トレッド組立
体との間の結合は、未加硫のタイヤを提供する適当な圧
縮手段を使用することで向上する。次に、その未加硫の
タイヤを金型内に挿入して、トレッドパターンを形成し
且つタイヤを加硫処理する。
【0008】上記のことから、トレッドバンドの端部に
て閉じたサイドウォールが設けられたタイヤの場合、上
記の方法は、サイドウォールをトレッドバンドの側部分
の上に重ね合わせる前に、トレッドバンドをカーカスプ
ライに押し付けることを可能にするように改変すること
が一般に公知であり且つ何れの場合でも明らかである。
【0009】実際には、次のような方法が行われる。即
ち、サイドウォールを円筒状のカーカススリーブに接続
するステップにおいて、通常、シート材料(例えば、ポ
リエチレン)のストリップである非接着要素を所定の幅
の一部に亙りドラムの各端部に向けてカーカスプライの
周りに予備的に巻き付け、プライがサイドウォールの全
面に接着するのを防止する。そのサイドウォールの全面
は、その後にその軸方向内端縁が該非接着要素の上にあ
る状態でその非接着要素の周りに重ね合わせる。この場
合、その軸方向外端縁と、非接着要素の軸方向外端縁と
の間のサイドウォール部分が十分に幅が広くように注意
する必要がある。こうすれば、サイドウォールがカーカ
スに接着して、組み立てドラムが回転する間に、サイド
ウォールのストリップとカーカスプライとが相対的に摺
動するのを防止し得る。
【0010】次に、カーカス上に配置されたサイドウォ
ール部分の両端を共に接続し且つサイドウォールの軸方
向外端縁の領域をカーカスプライに押し付けた後、上記
スリーブを組み立てドラムから取り外して、成形ドラム
(即ち、第二ステップのドラム)に取り付ける。この場
合、サイドウォールとカーカスとの間に介在された非接
着要素を引き出す。この引き出し作業は、サイドウォー
ルの対応する軸方向内面をカーカスプライと且つトレッ
ドバンドの側面の上方に亙って関係付けるために必要で
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この工程は、主とし
て、サイドウォールをカーカススリーブから徐々に拡げ
て引き離し、次に、非接着要素を除去することで手作業
により又は機械的に行われる。次に、ベルト/トレッド
組立体を製造し且つカーカスプライに対して転動させ、
最後に、押し広げた位置からサイドウォールを反転させ
て、カーカスプライ及びトレッドバンドの両端に対する
閉鎖位置にする。
【0012】上記の方法には、多数の顕著な欠点があ
る。第一に、カーカスのサイドウォールを押し拡げるス
テップは、タイヤの回転軸線に対して垂直にサイドウォ
ールを半径方向に延伸させることを含むが、その結果、
未加硫状態の材料の可塑性のため、半製品の寸法が有害
な程度に変更されることになる。このことは、サイドウ
ォールを押し拡げる工程を手で行うときに、極めて重大
なことであり、場合によっては許容し得ないことであ
る。より具体的には、サイドウォールは、専らその円周
に沿って不規則な波状の形状となる。
【0013】更に、押し拡げ工程後、サイドウォールの
自由端は、最早、円環状にてカーカスウォールにより支
持されておらず、その復原力のため、内部応力が存在し
ない形態に徐々に戻る。即ち、サイドウォールは、組み
立てドラムの円筒面にサイドウォールを取り付けときの
直径に略対応した形態となる。
【0014】その結果、半径方向外側のサイドウォール
の端縁はそれ自体の上に且つ半径方向内方部分(カーカ
スプライに既に恒久的に取り付けられている部分)に対
して軸方向外方に曲がり、何れの場合でも、軸方向に不
規則な形状となる。
【0015】このことは、その後に、サイドウォールを
伸長した形態にてカーカス及びトレッドバンドの側部分
に反転させる妨げとなる。
【0016】この工程は、通常、手作業で行われ、又は
ローラを使用し或いは成形ドラムの脇に並べて配置され
た小さい2つの拡張チャンバの膨張を通じて行われる。
この拡張チャンバは、膨張したときに、サイドウォール
と接触してカーカスに対するサイドウォールの反転動作
を案内する。上述した状況において、サイドウォールの
反転工程の結果、サイドウォールが望ましくない程に更
に折り畳まれて、何れの場合でも、形成される可能性の
ある曲がり部分と折り畳み部分とを圧密することが多
い。これは、特殊な手作業で除去しなければならない
が、その結果、製造方法のコストが増し、また、完成製
品の質も劣るものとなる。
【0017】最後に、特に、ポリエチレンのストリップ
のような薄いプラスチックシートである場合、この非接
着要素を除去することは、タイヤの製造における最もデ
リケートな工程の1つであり、その除去するときの最終
的な結果により、タイヤが合格可能か否かが決まってし
まう。
【0018】実際には、この非接着要素は、サイドウォ
ールとカーカスプライとの間に挿入され、このため、そ
の半径方向内端縁によりサイドウォールとカーカスとの
間に溶接線を形成し、その結果、非接着要素がこれら要
素の間にクランプ止めされることが分かった。
【0019】上記のシートから成る要素を除去するステ
ップにおいて、作業者が加えた力により、亀裂が生じ
て、サイドウォールとカーカスとの間に僅かなシート屑
が取り込まれることがある。その結果、その後のタイヤ
の加硫工程中、これらの屑により分離されたゴム組成物
の間の溶接部分が破断する。その結果、タイヤ内部で分
離が生じ、工程中に、タイヤが急速に破断する可能性が
ある。
【0020】最後ではあるが、劣らず重要である欠点
は、例えば、ポリエチレンのような劣化不能で且つ再使
用不能な材料から成る非接着要素が一般的に使用される
結果、所定の製造方法にては最早、再使用し得ない、無
数のリリースストリップが屑となるため、環境汚染の問
題が生じることである。
【0021】本発明の製造方法は、上記型式のタイヤを
製造し、また上述の問題点を解決することを特に、目的
とするものである。
【0022】本発明の目的は、トレッドのサイド部分を
重ね合わせるサイドウォールを有する型式のタイヤの製
造方法であって、製造工程を著しく自動化し、製造コス
トを削減し、タイヤ本体内に不適合な材料を取り込んだ
り、再使用不能な材料を発生させることなく、高品質の
完成製品としてのタイヤを製造する方法を提供すること
である。
【0023】
【課題を解決するための手段】その第一の特徴におい
て、本発明は、円筒状のスリーブの形状とされたタイヤ
カーカスから開始して、トレッドバンドの両端を重ね合
わせるサイドウォールの両端を有し、該タイヤカーカス
が、補強コード(それぞれの端部の各々が少なくとも1
つの周方向に延伸不能なビードワイヤーの周りで折り返
された)が設けられた少なくとも1つのカーカスプライ
と、上記スリーブの各側部分に固定されたタイヤのサイ
ドウォールとを有する、タイヤを製造する方法にして、
2つの湾曲面を通じて対応した半径方向該側面に接続さ
れた半径方向外側の円筒状面を有する組み立てドラムの
周りに少なくとも1つのカーカスプライを巻き付けるス
テップと、前記プライの前記端縁を半径方向且つ内方に
ドラムの上記側面まで折り曲げるステップと、上記ビー
ドワイヤーを上記側面にてカーカスプライの上記端縁に
固定するステップと、カーカスプライの端縁をビードワ
イヤーの周りで且つカーカスプライに対して半径方向に
且つ外方にループ形態に折り返すステップと、円筒状部
分の上で且つ所定の幅の一部に亙って、非接着要素を上
記カーカスプライの側面の周りに配置するステップと、
非接着要素の各々の周りにタイヤの対応するサイドウォ
ールを巻き付け、上記接触防止要素上の軸方向内端縁及
び軸方向外端縁が上記非接着要素の対応した軸方向外端
縁に対して横方向に突出するようにするステップと、非
接着要素の軸方向外端縁から横方向に突出する上記サイ
ドウォールの部分をカーカスプライの対応したプライ部
分及び/又は折り返したプライ部分に押し付けるステッ
プと、タイヤの更なる仕上げ工程のため、上記円筒状ス
リーブカーカスを上記組み立てドラムから引き出すステ
ップとを備える、タイヤの製造方法にして、上記ドラム
と同軸状であり、半径方向に延伸可能で且つ軸方向に延
伸不能であり、上記ドラムから離れる第一の方向から両
方向に向けて、該ドラムに取り付けられる第二の位置ま
で軸方向に可動である第一の管状要素が非接着要素とし
て、利用されることを特徴とする、タイヤの製造方法に
関する。
【0024】この方法は、上記スリーブを上記ドラムか
ら引き出す前に、上記サイドウォールが上記カーカスか
ら完全に引き離されるように、上記第一の管状要素の軸
方向内端縁を軸方向に且つ外方に引き出す更なるステッ
プを備えることが好ましい。
【0025】更に好ましくは、この方法は、更なる非接
着手段が上記サイドウォールの外面に配置され、該更な
る非接着手段が、半径方向に延伸可能で且つ長手方向に
延伸不能である第二の管状要素を備え、該第二の管状要
素が上記ドラムから離れる第一の位置から該ドラムに取
り付けられる第二の位置まで両方向に向けて軸方向に可
動であることを特徴とする。
【0026】同様に、この方法は、サイドウォールを上
記スリーブの上に巻き付けるため、公知の方法にて、ド
ラムを回転させる前に、サイドウォール及びカーカスプ
ライが相互に一体にされることを特徴とすることが好ま
しい。
【0027】このステップは、ドラムの回転面の軸方向
に対向した位置(少なくとも2つ)に配置されたクラン
プ等の形態をした着脱可能な締め付け手段により行われ
ることが便宜である。この締め付け手段は、サイドウォ
ールをスリーブの面に巻き付けるステップの間、管状要
素とサイドウォールとの間の相対的な滑り動作の影響を
受けないようにすることが有利である。
【0028】好適な実施の形態において、この方法は、
上記ドラムの上記半径方向外側の円筒面と、対応する軸
方向外面との間における湾曲状の接続面にて上記管状要
素の軸方向に自由な外端縁を動かすことにより、上記第
一の管状要素を上記ドラムに取り付けることを特徴とす
る。
【0029】もう一つの形態において、本発明は、上述
したような円筒状のスリーブの形状をしたタイヤカーカ
スを製造する装置であって、それ自体の軸線の周りを回
転し、2つの湾曲面を通じて軸方向に対向した2つの外
側面に接続された、半径方向に収縮可能な半径方向外側
の円筒状回転面を有する組み立てドラムと、上記プライ
の端部を上記側面の上で折り曲げ且つ折り返す手段と、
ビードワイヤーを上記側面に取り付ける手段とを備え
る、タイヤの製造装置にして、各ドラムと並べて配置さ
れた、少なくとも第一の接触防止要素を備え、該接触防
止要素が、ドラムの直径に等しい最大径を有し、上記ド
ラムと同軸状であり、また、一端にて漏斗として開口す
る管状部分と、上記ドラムと同軸状で、上記ドラムの直
径よりも大きい内径を有し、該ドラムに回転可能に接続
され且つ該ドラムに関して両方向に向けて軸方向に可動
である少なくとも1つの環状フランジであって、上記要
素の漏斗状の端部と接続された環状フランジと、該フラ
ンジを軸方向に動かす手段とを備える、タイヤの製造装
置に関する。
【0030】この装置は、上記ドラムの各端部に対し、
互いに同軸状で且つ同心状である上記管状要素を一対備
え、該管状要素の各々は、対応する環状フランジに接続
され、漏斗状の管状形態及び連続面を有する要素の各々
が、周方向に延伸可能な性質を有し、軸方向に延伸不能
な性質を有し、その延伸不能な性質が、上記管状要素内
に組み込まれ且つ適宜に配置された補強手段により確実
とされる接触防止材料で便宜に製造されるようにするこ
とを特徴とすることが好ましい。
【0031】その第一の実施の形態において、上記要素
は、モノフィラメント、基本糸及び補強コードから成る
群から選択された糸で補強されたゴム被服織地円筒体で
出来ている。その補強コードは、繊維又は金属製であ
り、上記円筒体の生成線に従って相互に平行な状態に配
置されている。
【0032】1つの代替的な実施の形態において、上記
要素は、軸方向に方向決めされた繊維、金属又はガラス
繊維から成る群から選択された補強繊維を含むゴム管で
出来ている。
【0033】別の形態において、本発明は、また、対応
する取り付けリムに固定するためのビードを備えて半径
方向内方の位置に配置された円環状の形状のカーカス
と、両端がその下方のカーカスプライに溶接された、カ
ーカスの周りにクラウン状に配置されたトレッドバンド
と、軸方向に対向した一対のサイドウォールとを備え、
該サイドウォールが、ビードワイヤーの領域から半径方
向に伸長してトレッドバンドの側端部に位置する領域に
達する、軸方向に対向した一対のサイドウォールとを備
える、乗物用のタイヤにして、本発明の方法に従い、上
記サイドウォールがトレッドバンドの上記側端部に対し
て折り返されることを特徴とするタイヤに関する。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明は、添付図面及び単に非限
定的な一例として以下に掲げた説明から一層良く理解さ
れよう。
【0035】以下の説明を一層明確にするため、図1に
は、最初に、本発明の方法により特に製造可能なタイヤ
の型式が図示されている。このタイヤは、少なくとも1
つの補強プライ3を備え、該補強プライの端縁3′が通
常のビード補強ワイヤー4の周りでループ状に折り返さ
れた、円環状の形状とされたカーカス2を備えている。
【0036】ゴムフィラー5は、プライ3と関係付けら
れた折り返し端縁3′との間にて公知の方法で配置され
ている。
【0037】本発明の目的上、該カーカスは、ラジアル
型又はクロスプライ型の何れかとして識別することがで
きる。
【0038】また、該タイヤ1は、カーカス2の周りで
クラウン状に配置されたトレッドバンド10を備えてお
り、該トレッドバンドの両端はその下方のカーカスプラ
イに溶接されている。半径方向に重ね合わせた少なくと
も2つのベルトストリップ7、8から成るベルトパック
をカーカスとトレッドバンドとの間に挿入し、該ベルト
ストリップには、各ストリップ内で平行な補強コードが
設けられ且つ好ましくは互いに対称に交差するようにタ
イヤの赤道面に関して傾斜させ、周方向に方向決めされ
た補強コードを有する更なる半径方向外層9により補強
されることが好ましい。使用される全ての材料は、従来
通りのものであり、タイヤの型式及びその性能を基準と
してその特定の必要性に基づいて当業者が選択可能であ
り、従って、以下に更に説明しない。
【0039】該カーカスには、トレッドバンド10の側
端部を覆い得るようにビード領域(ビードワイヤー)か
ら半径方向に伸長する、軸方向に対向した一対のサイド
ウォール11が更に設けられる。
【0040】図示した型式のラジアルタイヤの製造方法
は、既に本明細書の導入部分にて説明したので、以下に
は、本発明に従って採用される改変例に関してのみ説明
する。
【0041】より詳細には、図2には、半径方向外側の
円筒状回転面を有する第一ステップのドラムとしても公
知の組み立てドラム12が図示されており、該ドラム
は、ドラムの上に形成されたカーカススリーブを非係合
状態にさせ得るように、半径方向に収縮可能である。簡
略化のため、異なる工程ステップを示す図面には、組み
立て装置及び製造されるタイヤの軸方向及び半径方向の
部分断面図の双方が示されており、共通のフレーム、即
ち、装置(上記装置及び関連する作用手段が取り付けら
れる装置)は図示されていない。
【0042】該組み立てドラム12の円筒状表面は、ド
ラムの回転軸線(以下、ドラムショルダとも称する)に
対して略直角に、各々が半径「r」を有する円弧に従っ
た形状であることが好ましい2つの湾曲面を通じて2つ
の軸方向外側面に接続されている。
【0043】本発明によれば、ドラム12の各端部の脇
には、環状フランジ、好ましくは一対の環状フランジ1
9、20が配置されており、該環状フランジは、ドラム
12と同軸状であり、同期化状に回転し且つ別個に両方
向に向けて軸方向に可動であるドラムの内径よりも大き
い内径を有する。
【0044】フランジの各々は、他端にて自由である、
管状要素17、18の一端と一体とされており、また、
軸方向への駆動手段に固定されている。
【0045】管状要素17、18は、互いに同軸状で且
つ同心状であり、これらの要素は、ドラムの直径に略等
しい直径を有する管状部分で識別された幾何学的形状を
有し、その一端にて漏斗状に開口して、上記フランジの
一方と係合する。
【0046】簡略化のため、フランジを軸方向に動かす
手段は、公知の型式であり、当業者は容易に判断可能で
あるから、図面に図示していない。例えば、該手段は、
液圧及び空気圧制御装置と共にシリンダ及びピストンを
備える装置から成り、各フランジを変位させると共に、
関連する管状要素を組み立てドラムに向けて又は反対方
向に変位させる機能を有するものとすることができる。
【0047】各要素は、巻き取りのため膨張し得るよう
にする目的のため、連続面を有する管状及び漏斗状の形
状をしており、周方向には弾性的特性を有するが、軸方
向には略延伸不能である非接着材料で出来ており、所望
であるならば、選択随意に、圧力下にて、その内部に円
筒体を配置して、伸びることなく長手方向への牽引力に
耐え得るようにすることができる。
【0048】上述の管状要素は、接触するタイヤのカー
カスの材料に関して非接着特性を有するゴムで出来たも
のであることが好ましく、例えば、シリコン系ゴム組成
物とし、好ましくは、上述の周方向への延伸性及び軸方
向への延伸不能性を提供し得るような方法にて配置され
た連続的又は不連続の補強手段を含むことが好ましい。
【0049】好適な実施の形態において、この非接着要
素は、ゴム被服織地円筒体で出来ており、その円筒体
は、互いに平行に配置され且つ円筒体の分離線に略従っ
て配置された、繊維又は金属モノフィラメント、基本糸
及びコードから選択された糸で補強されている。当業者
は、自己の特定の必要性に最も適すると考えられるその
他の任意の補強要素を難無く選択されよう。
【0050】選択随意的に、該補強要素は、管状要素内
に組み込まずに、異なる実施の形態において、これらの
補強要素は、管状要素(非接着要素としても機能するこ
とが好ましい)の両面又は片面に存在するようにするこ
とができる。
【0051】別の代替的な実施の形態において、この要
素は、例えば、繊維、金属又はガラス繊維のような補強
要素として具体化されるゴム管で形成し、これらの補強
要素は、軸方向に向けて方向決めし、管壁内で均一に分
配されることが好ましい。
【0052】上記補強手段の厚さ及び/又は量は、作用
中に要素に加わる応力の関数として設定され、より具体
的には、カーカススリーブの製造段階中に加わる引っ張
り応力の関数として設定される。
【0053】図2には、上述した方法に従って、ドラム
12の上に組み立てる間における円筒状カーカススリー
ブが図示されている。
【0054】実際には、不透過性ゴム2′及び少なくと
も1つのカーカスプライ3(選択随意的に共に予め組み
立てられる)のシートは、ドラムをドラムの円筒状の表
面に回転させることで包み込まれる。通常「ライナー」
と称される不透過性のシートは、いわゆる管無し型(即
ち内管無しで使用される型式)の完成タイヤの気密を確
実にするという機能を果たす。
【0055】次に、それ自体公知であるため図示しない
折り畳み装置を通じて、ドラムから突き出るプライの端
縁は上記ドラムのショルダ13の上で半径方向内方に折
り曲げられる。次に、それ自体公知であるため図示しな
いビードワイヤー取り付け装置を通じて、ビードワイヤ
ー4と、その半径方向外面に取り付けられたゴム充填物
5とを備える組立体がドラムショルダ13にてカーカス
プライに押し付けられる。
【0056】最後に、プライ3の端縁3′がビードワイ
ヤー及びその充填物の周りで半径方向にその内部から半
径方向に向けてループ形態にて折り返される(好ましく
は、ドラムの円筒状の中央部分におけるカーカスプライ
の覆い部分まで)。
【0057】このビード領域は、ループ、端縁及び更な
る補強材のようなその他の構成要素を含むことが可能で
あるのは勿論であり、これら全てそれ自体公知であり、
本発明に関して何ら影響を与えないため、本明細書では
説明しない。
【0058】次に、タイヤのサイドウォールを構成する
エラストマー的材料から成るストリップを円筒状スリー
ブに取り付ける。本発明によれば、この工程を行うため
には、軸方向最内方フランジ19を組み立てドラムの周
りで矢印F1の方向に沿って軸方向に動かし(図3)、
これにより、管状要素17をカーカススリーブの上に引
きずり出す。以下に説明するように、この要素の軸方向
外端縁21がスリーブ上に正確に少なくとも配置される
迄、この動きを続ける。
【0059】管状要素の内径は、組み立てドラムの直径
に近いがそれ以上でない値であるように選択されるか
ら、この要素は、ドラムに取り付けられたスリーブの厚
さに関して点毎に僅かに膨張し、このスリーブの厚さ
は、カーカスプライの円筒状部分における最小値からプ
ライの折り畳み部分における最大値まで可変であり、こ
のため、スリーブを僅かな圧力で包み込む。この要素の
膨張程度は、その周方向への伸長幅の10%を超えない
ことが好ましい。
【0060】更に好ましくは、管状要素の長さに関する
上述の軸方向への動きは、自由端21(即ち、要素の軸
方向外端縁)が円筒状面とドラムのショルダとの間の接
続円弧部14に達するまで続くようにする。
【0061】管状要素の長さ、即ち、漏斗状部分の開始
部分(要素を対応する変位フランジに接続する部分)と
軸方向外端縁との間の管状要素部分の長さは、この管状
要素を幅の異なるタイヤのサイドウォールに使用するこ
とを可能にし、以下に説明するように、製造されるタイ
ヤの寸法と共に変更することを不要にする。
【0062】管状要素の上述の端縁21の位置は、接続
円弧14の表面が上記円弧14の半径により画成される
円錐形面と交差することにより、識別されることが好ま
しい。ドラムの回転軸線と半径、即ち円錐体の開口部と
の間の角度αが0°乃至90°のときに、上記円錐形面
が画成される。
【0063】この角度αは、ドラムの脇に並んだサイド
ウォールの配置がドラムの上に配置したときその形態の
直径と同一の値を保つように、15°乃至60°、好ま
しくは45°に等しいことが好ましい。
【0064】次に、サイドウォールの2つのストリップ
の自由端(図4)を対応する管状要素の上方でカーカス
スリーブの上に固定し、組み立てドラムを回転させ、ド
ラムの付近に配置された特殊な分配装置(図示せず)か
ら引き出された関連するタイヤのサイドウォール11を
引きずり且つ各要素17の外面に巻き付ける。
【0065】カーカススリーブと直接接触したサイドウ
ォール部分、即ち、管状要素の軸方向外端縁とサイドウ
ォールの軸方向外端縁との間のサイドウォール部分は、
極めて幅が狭いため、ドラムの回転によりサイドウォー
ルのストリップを引きずり出し且つその上に巻き付ける
ことが保証されないことは明らかである。特に、本発明
の上述した好適な実施の形態に従い、要素の端縁がドラ
ムの端部の上に位置する場合にそうである。
【0066】この場合、ドラムを回転させ始める前に、
好ましくは、軸方向に対向した位置にてドラムショルダ
上に配置された、例えば、クランプ型である、それ自体
公知の着脱可能な装置により、サイドウォールの自由端
は、スリーブの上に便宜に固定される。
【0067】ドラムの回転が終了し且つサイドウォール
の両端を共に接続した後、例えば、この解決策により且
つ転動装置によりサイドウォール11(図5)をドラム
のショルダ13の上に折り曲げる。この転動装置は、従
来技術の一部であるから、更に詳細には説明しない。
【0068】これにより、以下に説明するように、管状
要素を取り外してサイドウォールを押し拡げた後に、カ
ーカススリーブをドラムから取り外して成形ステップに
送られる。しかしながら、本発明による方法の別の好適
な実施の形態によれば、上述の第二の管状要素を使用し
て、組み立てドラムに対する別の工程ステップが行われ
る。
【0069】より具体的には、この第二の管状要素18
は、図6に示した矢印F1に沿って軸方向への動きに従
い組み立てドラムに向けて変位され、サイドウォール1
1の外面に取り付けられる一方、このようにして、該サ
イドウォールの外面は対の管状要素17、18の間にク
ランプ止めされる。
【0070】当然に、このことは、両サイドウォールに
対して行われ、同様に、要素17と完全に同等物である
要素18は、サイドウォールに取り付けるステップの間
に為される膨張(最大値10%)に伴う僅かな圧力でサ
イドウォールを取り巻く。
【0071】次に、更なるステップにおいて且つ再度本
発明に従い、2つの管状要素17、18を軸方向に動か
す手段は、図7に示した矢印F2の方向に沿ってドラム
の外側に向けて同時に且つ軸方向に作用する。
【0072】図7に図示するように、管状要素17を介
在させることでスリーブ表面に接着し得ない部分の全体
について、管状要素の上記軸方向への動きにより、サイ
ドウォール11は外側に向けて軸方向に反転される。
【0073】上述の好適な実施例に従い、サイドウォー
ルがドラムショルダとの湾曲状の接続部分においてのみ
スリーブに接着するとき、反転したとき、図8に図示し
たドラムの直径に対応する直径を有する略円筒状の形態
となる。即ち、このサイドウォールは、略安定的な形態
にて配置される。それは、その弾性復原力のため、上記
のサイドウォールは、ドラムに配置されたときの形態
(即ち、実際に、ドラムの表面の脇に並び且つドラムの
表面と同軸状の円筒状の形態)に戻る以外ないからであ
る。
【0074】組み立てドラムが半径方向に収縮した後、
このようにして形成された拡がったサイドウォールを有
するカーカススリーブを組み立てドラムから取り外し
て、第二ステップの工程領域、好ましくは、それ自体公
知の十分なスリーブ支持手段から成る搬送装置23(図
9)により第二のステップのドラムに直接、搬送する。
【0075】第二ステップの工程中で且つ上述したよう
に、ベルト/トレッドバンド組立体をカーカスプライに
対して転動させた後、膨張可能な側部チャンバ28がサ
イドウォール11をカーカスの上で且つトレッドバンド
の側部分の上で反転させる。また、本発明の方法により
形成可能であるサイドウォールの円筒状の形態のため、
サイドウォールに望ましくない変形や不規則な延伸を生
じることなく、この反転を最適な方法で行うことを可能
にすることは明らかである。
【0076】本発明の方法は所望の結果が得られる。
【0077】第一に、サイドウォールの半径方向外側の
位置にて第二の管状要素18を使用することが好ましい
が、サイドウォールを押し拡げることは、第一の管状要
素17により既に行われているから、このことは必須の
ことではない(図8)。
【0078】実際には、管状要素は、カーカススリーブ
の未加硫材料の粘着性に影響されないリリース材料で出
来ているが、ガイドフランジの外側に向けて軸方向に動
かした後に、サイドウォールの下側から取り外すことが
できない。それは、サイドウォールの軸方向内端は、拘
束要素を構成するのに十分な機械的な抵抗力を付与しな
いからである。この拘束要素の周りで、管状要素がそれ
自体、回転する間に、滑動する。結論として、その結
果、管状要素が反転することでサイドウォールが反転す
る。
【0079】この反転によって、管状要素は周方向に膨
張可能となるが、軸方向に延伸することはなく、この延
伸は、上記要素の延伸不能な補強要素が存在することで
防止される。このため、サイドウォールの幅の寸法上の
安定性が確保される。サイドウォールは、その反転動作
中に同一方向に延伸することはできない。
【0080】第二の管状要素18を使用するという好適
な方法は、2つの管状要素の間にクランプ止めされたサ
イドウォールが反転するのを促進することに加えて、サ
イドウォールの軸方向外面の反転部分がドラム上に位置
する同一のサイドウォール表面部分に接触しないことを
確実にするという最も好ましい結果が得られる。これ
は、同一のサイドウォールの表面の上記部分が管状要素
18により分離されるからである。
【0081】基本的に、管状要素18は、潤滑物質とし
て機能し、その結果、サイドウォール11(図7)は、
図8に図示した開放位置に向けて自由に摺動可能にな
る。当業者は、所望であるならば、要素18に代えて他
の代替的な非接着手段を使用することが容易に理解され
る。
【0082】円筒状面とドラムのショルダとの間の湾曲
状接続部におけるサイドウォールとスリーブとの間の溶
接線の位置も望ましい位置となるように考慮しなければ
ならない。それは、別の位置、特に、軸方向により内方
位置にある場合、均一な方法で且つ材料を不規則に延伸
させずに、サイドウォールを正確に押し拡げる妨げとな
るからかである。他方、ドラム上に配置されるときの直
径よりも大きい直径を有する表面に沿って配置された、
押し拡がったサイドウォールは、内方への張力状態を保
ち、これは、軸方向最外側の自由端をドラムの回転軸線
に向けて閉じる傾向となる。
【0083】上述したように、本発明のステップにて管
状要素を採用することにより、カーカススリーブの製造
ステップ中、カーカスプライとサイドウォールとの間に
挿入されたシート形態による従来の非接着要素を省くす
ることが可能となる。
【0084】このように、加硫タイヤの単一の構造体に
組み込まれるかかるシート(例えば、ポリエチレン)を
スクラップ処理することに伴う従来技術の欠点が解消さ
れる。
【0085】更に、この管状要素が各種寸法のタイヤの
極めて多数の製造サイクルにて再使用可能であるから、
製造すべき各タイヤのリリース材料として常に新たなシ
ートを使用することに伴う環境上の問題点のみならず、
製造サイクルの終了時に後でそのシートを処分しなけれ
ばならない必要性に伴う問題点も解決される。
【0086】より具体的には、半径方向に伸長可能であ
る一つ且つ同一の管状要素を直径の異なる広範囲のスリ
ーブに対して採用することが可能であり、これにより、
異なる寸法のタイヤに関し装置を頻繁に変更する必要性
を回避することが可能である点は強調されるべきであ
る。
【0087】更に、シート形態ではなくて、正確な形態
に既に製造された管状要素は、自動変位装置に接続する
ことができる。この変位装置は、組み立てドラムに巻か
れたカーカススリーブのようなその内部の円筒状の本体
内に管状要素を挿入し且つその本体から管状要素を引き
出すことができる。
【0088】このため、サイドウォールを折り曲げる要
素を取り付け且つ解放するステップは、適宜に自動化し
て、製造工程について品質上及び経済上の多数の利点が
得られる。
【0089】サイドウォールを押し拡げるステップは、
スリーブを第一のステップドラムから取り外した後でも
行うことができるのは明白である。これは、それぞれの
変位フランジから管状要素の軸方向内端縁に適当なクラ
ンプ止め且つ解放手段を提供することで行われる。この
フランジは、未だその内部に挿入されている管状要素と
共にスリーブを動かすことを可能にする。
【0090】本発明の方法は、組み立てドラムの表面と
略整合された安定的な管状の形態にて、スリーブの脇に
並んだサイドウォールを押し拡げることを可能にすると
いう利点がある。上記の特徴のため、成形ドラム上に予
め形成されたサイドウォールを円環状カーカスに対して
反転させるステップが正確に行われる。実際には、成形
ドラムの脇にあるチャンバ28は、湾曲線又は同様の凹
凸がない安定し且つ伸長した管状の形態にて配置された
サイドウォールの表面の下方の位置に配置される(図1
0)。
【0091】このため、この反転ステップ中、該チャン
バは、サイドウォールに漸進的に且つ規則的に作用し
て、そのサイドウォールをカーカス及びトレッドバンド
の壁に押し付ける。
【0092】最後に、上記の説明は単に一例であり且つ
非限定的なものであり、このため、当業者は、上述の本
発明を理解した後、特定の必要性を満足させる目的のた
めに本発明に関連する可変要素の変形例、改変例及び置
換を案出することが可能であるのは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレッドバンドの側部分がサイドウォールの上
端の間に包み込まれた、従来技術によるタイヤの断面図
である。
【図2】管状のリリース要素を備える新規な装置を利用
することにより、本発明の方法に従って製造されたタイ
ヤカーカススリーブが完成される、公知の組み立てドラ
ムの部分断面図である。
【図3】管状のリリース要素を備える新規な装置を利用
することにより、本発明の方法に従って製造されたタイ
ヤカーカススリーブが完成される、公知の組み立てドラ
ムの部分断面図である。
【図4】管状のリリース要素を備える新規な装置を利用
することにより、本発明の方法に従って製造されたタイ
ヤカーカススリーブが完成される、公知の組み立てドラ
ムの部分断面図である。
【図5】管状のリリース要素を備える新規な装置を利用
することにより、本発明の方法に従って製造されたタイ
ヤカーカススリーブが完成される、公知の組み立てドラ
ムの部分断面図である。
【図6】管状のリリース要素を備える新規な装置を利用
することにより、本発明の方法に従って製造されたタイ
ヤカーカススリーブが完成される、公知の組み立てドラ
ムの部分断面図である。
【図7】管状のリリース要素を備える新規な装置を利用
することにより、本発明の方法に従って製造されたタイ
ヤカーカススリーブが完成される、公知の組み立てドラ
ムの部分断面図である。
【図8】管状のリリース要素を備える新規な装置を利用
することにより、本発明の方法に従って製造されたタイ
ヤカーカススリーブが完成される、公知の組み立てドラ
ムの部分断面図である。
【図9】図8のスリーブの搬送ステップを示す部分断面
図である。
【図10】図8のスリーブを円環状に形成し且つ完成さ
せるステップを示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 カーカス 2′ 不透過性ゴム 3 補強プライ/カ
ーカスプライ 3′ 補強プライの端縁 4 ビードワイヤー 5 ゴムフィラー 7、8 ベルトスト
リップ 9 半径方向外層 10 トレッドバン
ド 11 サイドウォール 12 組み立てドラ
ム 13 ドラムのショルダ 14 接続円弧部 17、18 管状要素 19、20 環状フ
ランジ 21 軸方向外端縁 23 搬送装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤの製造方法であって、円筒状のス
    リーブの形状とされたタイヤカーカスから開始して、ト
    レッドバンドの両端を重ね合わせるサイドウォールの両
    端を有し、 該タイヤカーカスが、 補強コードの端部の各々が少なくとも1つの周方向に延
    伸不能なビードワイヤーの周りで折り返された前記補強
    コードが設けられた、少なくとも1つのカーカスプライ
    と、 前記スリーブの各側部分に固定されたタイヤのサイドウ
    ォールとを有する、タイヤを製造する方法にして、 2つの湾曲面を通じて対応した半径方向外側面に接続さ
    れた半径方向外側の円筒状面を有する組み立てドラムの
    周りに少なくとも1つのカーカスプライを巻き付けるス
    テップと、 前記プライの前記端縁を半径方向且つ内方に前記ドラム
    の前記側面上で折り曲げるステップと、 前記ビードワイヤーを前記側面にてカーカスプライの前
    記端縁に固定するステップと、 前記カーカスプライの前記端縁をビードワイヤーの周り
    で且つ前記カーカスプライに対して半径方向に且つ外方
    にループ形態に折り返すステップと、 円筒状部分の上で且つ所定の幅の一部分に亙って、非接
    着要素を前記カーカスプライの側部分の周りに配置する
    ステップと、 前記非接着要素の各々の周りに、タイヤの対応するサイ
    ドウォールを巻き付け、前記非接着要素上の軸方向内端
    縁及び軸方向外端縁が、該非接着要素の対応した軸方向
    外端縁に関して横方向に突出するようにするステップ
    と、 前記非接着要素の軸方向外端縁から横方向に突出する上
    記サイドウォールの部分を前記カーカスプライの対応し
    たプライ部分及び/又は折り返したプライ部分に押し付
    けるステップと、 タイヤの更なる仕上げ工程のため、前記円筒状スリーブ
    カーカスを前記組み立てドラムから引き出すステップと
    を備える、タイヤの製造方法にして、 前記非接着要素として第一の管状要素を利用し、該第一
    の管状要素が、前記ドラムと同軸状であり、半径方向に
    延伸可能で且つ軸方向に延伸不能であり、前記ドラムか
    ら離れる第一の方向から両方向に向けて、該ドラムに取
    り付けられる第二の位置まで軸方向に可動であることを
    特徴とする、タイヤの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタイヤの製造方法にし
    て、 前記ドラムの前記半径方向外側の円筒面と、対応する軸
    方向外面との間における湾曲状の接続面にて前記管状要
    素の軸方向に自由な外端縁を動かすことにより、前記第
    一の管状要素が前記ドラムに取り付けられることを特徴
    とするタイヤの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のタイヤの製造方法にし
    て、 前記ドラムの回転軸線の周りを回転する前記湾曲面の前
    記半径により形成された前記湾曲接続面と前記円錐形面
    との間の交差部分にて前記第一の管状要素の前記自由端
    を近付け、前記円錐体が0°乃至90°の開き角度αを
    有するようにすることを特徴とするタイヤの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のタイヤの製造方法にし
    て、 前記角度αが15°乃至60°の範囲にあることを特徴
    とするタイヤの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のタイヤの製造方法にし
    て、 前記スリーブを前記ドラムから引き出す前に、前記サイ
    ドウォールが前記カーカスから引き離される迄、前記第
    一の管状要素の軸方向内端縁を軸方向に且つ外方に引き
    出す更なるステップを備えることを特徴とするタイヤの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のタイヤの製造方法にし
    て、 半径方向に延伸可能で且つ長手方向に延伸不能である第
    二の管状要素であって、前記ドラムから離れる第一の位
    置から該ドラムに取り付けられる第二の位置まで両方向
    に向けて前記ドラムと同軸状で且つ軸方向に可動であ
    る、前記第二の管状要素を前記サイドウォール上に非接
    着手段として付与することを特徴とするタイヤの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のタイヤの製造方法にし
    て、 前記ドラムを回転させて、前記サイドウォールを前記カ
    ーカススリーブ上に巻き付ける前に、前記サイドウォー
    ル及び前記第一の管状要素が、相互に一体とされること
    を特徴とするタイヤの製造方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つのカーカスプライを備え
    る円筒状のスリーブの形態とされたタイヤカーカスの製
    造装置であって、 該カーカスプライには、補強コードの各々の端部が少な
    くとも1つの周方向に延伸不能なビードワイヤーの周り
    で折り返された前記補強コードが設けられ、 該カーカスが、スリーブの各側部分に固定されたタイヤ
    のサイドウォールを有する、前記タイヤカーカスの製造
    装置であって、 2つの湾曲面を通じて軸方向に対向した両外側面に接続
    された、半径方向に収縮可能で、半径方向外側の円筒状
    回転面を有する、それ自体の軸線の周りを回転する組み
    立てドラム(12)と、 前記プライの両端を前記側面の上に折り曲げ且つ折り返
    す手段と、 ビードワイヤーを前記側面に設定する手段とを備える、
    前記タイヤの製造装置にして、前記各ドラム(12)の
    脇には、 前記ドラム(12)の直径以上でない直径を有する管状
    部分であって、前記ドラムと同軸状であり、一端の漏斗
    部分として開口した前記管状部分を有する、少なくとも
    1つの管状要素(17)と、 前記ドラムの直径よりも大きい内径を有し、前記ドラム
    (12)と同軸状の少なくとも1つの環状フランジであ
    って、前記ドラムに回転可能に接続され且つ該ドラムに
    関して両方向に向けて軸方向に可動であり、前記要素の
    前記漏斗状の形状の端部に接続された前記少なくとも1
    つの環状フランジと、 前記フランジを軸方向に駆動する手段とを備えることを
    特徴とするタイヤの製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のタイヤの製造装置にし
    て、 前記ドラムの各端部に対して、各々が対応する環状フラ
    ンジ(19、20)に接続された、一対の前記管状要素
    (17、18)を備えることを特徴とするタイヤの製造
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のタイヤの製造装置に
    して、 漏斗状の形状の管状の形態と、連続面とを有する前記要
    素の各々が、周方向に延伸可能で且つ軸方向に延伸不能
    であるリリース材料で出来ていることを特徴とするタイ
    ヤの製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のタイヤの製造装置
    にして、 前記リリース材料がシリコン系ゴム組成物であることを
    特徴とするタイヤの製造装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のタイヤの製造装置
    にして、 前記管状要素が、該管状要素の少なくとも1つの面に配
    置された、リリース材料から成る補強手段を備えること
    を特徴とするタイヤの製造装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載のタイヤの製造装置
    にして、 前記管状要素が、周方向への前記延伸性を提供し且つ軸
    方向への延伸不能性を提供するような方法にて配置され
    た補強手段を内蔵することを特徴とするタイヤの製造装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のタイヤの製造装置
    にして、 前記管状要素が、繊維又は金属製のモノフィラメント、
    基本糸、及び補強コードから成る群から選択された糸で
    補強されたゴム被覆の織地円筒体で出来ており、該糸
    が、前記円筒体の生成線に従って相互に平行な状態に配
    置されることを特徴とするタイヤの製造装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載のタイヤの製造装置
    にして、 前記要素が、軸方向に方向決めされた繊維、金属又はガ
    ラス繊維から成る群から選択された補強繊維を内蔵する
    ゴム管で出来ていることを特徴とするタイヤの製造装
    置。
  16. 【請求項16】 円環状の形状とされたカーカス(2)
    を備える、乗物の車輪用タイヤであって、 該カーカス(2)には、その端縁(3′)が少なくとも
    1つの補強ビードワイヤー(4)の周りでループ形態に
    て折り返された少なくとも1つの補強プライ(3)と、
    その両端がその下方のカーカスプライに溶接された、前
    記カーカス(2)の周りでクラウン状に配置されたトレ
    ッドバンド(10)と、前記ビードワイヤーの領域から
    前記トレッドバンド(10)の側端部を覆う位置である
    領域まで半径方向に伸長する、軸方向に対向した一対の
    サイドウォール(11)とが設けられた、前記タイヤに
    して、 前記サイドウォールが、請求項1乃至請求項7の何れか
    の項に記載の方法により前記トレッドバンドの前記側端
    部に対して折り返されることを特徴とする乗物の車輪用
    タイヤ。
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