JPH1094507A - 自動食器洗浄装置 - Google Patents

自動食器洗浄装置

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JPH1094507A
JPH1094507A JP25195096A JP25195096A JPH1094507A JP H1094507 A JPH1094507 A JP H1094507A JP 25195096 A JP25195096 A JP 25195096A JP 25195096 A JP25195096 A JP 25195096A JP H1094507 A JPH1094507 A JP H1094507A
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JP
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water
washing
water supply
electrolyzer
mode
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Application number
JP25195096A
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Masaru Okazoe
大 岡副
Takafumi Nakayama
隆文 中山
Yukinori Kuwano
幸徳 桑野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食器の汚れの種類に応じて洗浄水の種類を選
択することが可能な自動食器洗浄装置を提供し、装置全
体を小型化する。 【解決手段】 水道管6に水道水切換え弁61を介して第
1給水系統と第2給水系統が接続される。第1給水系統
は、水道水切換え弁61を経て供給される水道水を食器洗
浄室10へ供給する第1給水管62によって構成される。第
2給水系統は、水道水切換え弁61を経て供給される水道
水に電気分解を施して強アルカリ水と強酸性水を生成す
る電気分解装置7と、生成された強アルカリ水或いは強
酸性水の何れか一方を貯水するための貯水タンク8と、
貯水タンク8の出口を第1給水管62に接続する生成水送
水管81とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水の噴射を利
用して食器に洗浄及び濯ぎを施す自動食器洗浄装置に関
し、特に、食器の汚れの種類に応じて、洗浄水及び濯ぎ
水の種類を選択することが可能な自動食器洗浄装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】蛋白質汚れに対して高い洗浄効果が得ら
れる自動食器洗浄装置として、アルカリ水によって食器
に洗浄を施す自動食器洗浄装置(例えば特開平8−47
473号[A47L15/42])が提案されている。該自動食器
洗浄装置においては、装置本体内に洗浄槽が形成され、
装置本体の底部に、洗浄槽へ向けて洗浄水を噴射する噴
射機構や、洗浄槽に溜まった洗浄水を吸入して噴射機構
へ供給する洗浄用ポンプが配備されている。又、装置本
体の背部に、アルカリ水及び酸性水を生成するための創
水装置が配設されている。
【0003】上記自動食器洗浄装置による食器の洗浄に
おいては、洗浄を開始するべく操作キーを操作すると、
先ず創水装置が起動して創水装置内の水道水に電気分解
が施され、アルカリ水と酸性水が生成される。その後、
生成されたアルカリ水は、洗浄水として洗浄槽内へ供給
され、洗浄用ポンプによって噴射機構から洗浄槽内へ向
けて噴出される。噴出されて洗浄槽に溜まったアルカリ
水は、洗浄用ポンプによって再び噴射機構から噴出され
る。この様に、洗浄水としてアルカリ水を装置本体内に
て循環させつつ、洗浄槽内に噴射し、食器の表面に吹き
付けることによって、食器にアルカリ水による洗浄を施
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アルカリ水は、蛋白質
汚れに対し洗浄力が強く、高い洗浄効果が得られる。こ
れに対し、水道水は、蛋白質汚れに対しては洗浄力が弱
く、高い洗浄効果は得られないが、油汚れに対しては、
ある程度の温度まで加熱すれば充分な洗浄効果が得られ
る。従って、油汚れの食器に対しては、水道水による洗
浄で充分であり、アルカリ水による洗浄は不要である。
しかしながら、上記自動食器洗浄装置においては、油汚
れの食器に対してもアルカリ水による洗浄を施すことと
なるので、無用なアルカリ水を使用することになる。
又、多量のアルカリ水が必要となるので、多量のアルカ
リ水を生成するために大容量の創水装置が必要となっ
て、装置全体が大きくなる問題がある。更に、操作キー
の操作後、創水装置が起動してアルカリ水を生成するの
で、操作キーの操作から食器洗浄動作の開始までに時間
がかかり、これによって一連の食器洗浄時間が長くなる
問題がある。
【0005】本発明の目的は、食器の汚れの種類に応じ
て洗浄水の種類を選択することが可能な自動食器洗浄装
置を提供し、これによってアルカリ水の有効利用を図る
ことである。又、本発明の他の目的は、アルカリ水の必
要量を減少させることによって、アルカリ水を生成する
ための電気分解装置を小容量化し、装置全体を小型化す
ることである。更に、本発明の他の目的は、一連の食器
洗浄時間の短縮が可能な自動食器洗浄装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る自動食器洗浄
装置は、装置本体の内部に形成された食器洗浄室へ向け
て洗浄水を噴射する噴射機構と、食器洗浄室の底部に溜
まった洗浄水を吸入して噴射機構へ供給するポンプとを
具えている。給水源に系統切換え手段を介して第1給水
系統と第2給水系統が接続され、第1給水系統は、系統
切換え手段を経て供給される水を食器洗浄室へ供給する
給水管によって構成されている。一方、第2給水系統
は、系統切換え手段を経て供給される水に電気分解を施
してアルカリ水と酸性水を生成する電気分解装置と、生
成されたアルカリ水或いは酸性水の何れか一方を選択的
に食器洗浄室へ供給する給水選択手段とを具えている。
【0007】本発明に係る自動食器洗浄装置において
は、油汚れを含む一般的な汚れ(以下、油汚れと総称す
る)の食器を洗浄する場合には、食器洗浄室内に食器を
収容し、系統切換え手段を第1給水系統側に切換え設定
した上で、ポンプを駆動すると共に電気分解装置の動作
を停止させる。これによって、給水源からの水は、系統
切換え手段及び給水管を経て食器洗浄室内へ供給され
る。食器洗浄室内に供給された水は、ポンプの駆動によ
って噴射機構から食器洗浄室内へ向けて噴射され、食器
の表面に吹き付けられる。これによって、食器に水によ
る洗浄が施され、油汚れが落とされる。
【0008】これに対し、蛋白質汚れを主体とする汚れ
(以下、蛋白質汚れと総称する)の食器を洗浄する場合に
は、食器洗浄室内に食器を収容し、系統切換え手段を第
2給水系統側に切換え設定した上で、ポンプを駆動する
と共に電気分解装置を動作させ、更に給水選択手段をア
ルカリ水を選択するよう設定する。これによって、給水
源からの水は、系統切換え手段を経て電気分解装置へ供
給される。電気分解装置は、供給された水に電気分解を
施し、アルカリ水と酸性水を生成する。そして、給水選
択手段によってアルカリ水が選択され、食器洗浄室内へ
供給される。供給されたアルカリ水は、ポンプの駆動に
よって噴射機構から食器洗浄室内へ向けて噴射され、食
器の表面に吹き付けられる。これによって、食器にアル
カリ水による洗浄が施され、蛋白質汚れが落とされる。
【0009】又、食器に殺菌効果が得られる洗浄を施す
場合には、食器洗浄室内に食器を収容し、系統切換え手
段を第2給水系統側に切換え設定した上で、ポンプを駆
動すると共に電気分解装置を動作させ、更に給水選択手
段を酸性水を選択するよう設定する。これによって、給
水源からの水は、系統切換え手段を経て電気分解装置へ
供給される。電気分解装置は、供給された水に電気分解
を施し、アルカリ水と酸性水を生成する。そして、給水
選択手段によって酸性水が選択され、食器洗浄室内へ供
給される。供給された酸性水は、ポンプの駆動によって
噴射機構から食器洗浄室内へ向けて噴射され、食器の表
面に吹き付けられる。これによって、食器に酸性水によ
る洗浄が施され、殺菌効果を得ることが出来る。
【0010】具体的には、系統切り換え手段、電気分解
装置及び給水選択手段を制御する制御回路を具え、制御
回路は、系統切換え手段を第1給水系統側に切換え設定
する第1モードと、系統切換え手段を第2給水系統側に
切換え設定すると共に給水選択手段によってアルカリ水
を選択する第2モードと、系統切換え手段を第2給水系
統側に切換え設定すると共に給水選択手段によって酸性
水を選択する第3モードの間でモードを切り換えるモー
ド切換え機能を有している。
【0011】該具体的構成を有する自動食器洗浄装置に
おいて、油汚れの食器を洗浄する場合には、第1モード
を設定する。これによって、系統切換え手段が第1給水
系統側に切換え設定されると共に電気分解装置の動作が
停止し、食器に水による洗浄が施される。又、蛋白質汚
れの食器を洗浄する場合には、第2モードを設定する。
これによって、系統切換え手段が第2給水系統側に切換
え設定されると共に電気分解装置が動作し、更に給水選
択手段がアルカリ水を選択するよう設定され、食器にア
ルカリ水による洗浄が施される。又、食器に殺菌効果が
得られる洗浄を施す場合には、第3モードを設定する。
これによって、系統切換え手段が第2給水系統側に切換
え設定されると共に電気分解装置が動作し、更に給水選
択手段が酸性水を選択するよう設定され、食器に酸性水
による洗浄が施される。この様にして、食器の汚れの種
類に応じて、第1モード、第2モード或いは第3モード
の何れかを切換え設定することが出来る。
【0012】又、具体的には、制御回路は、外部から入
力されるコース選択指令に応じて、第1モードによる洗
浄処理後、第1モードによる濯ぎ処理を実行する第1洗
浄コースと、第1モードによる洗浄処理後、第3モード
による濯ぎ処理を実行する第2洗浄コースと、第2モー
ドによる洗浄処理後、第3モードによる濯ぎ処理を実行
する第3洗浄コースの何れかを選択設定するコース選択
機能を有している。
【0013】該具体的構成を有する自動食器洗浄装置に
おいて、油汚れの食器に洗浄を施す場合には、第1洗浄
コースを選択設定する。これによって、先ず、第1モー
ドが設定されて食器に水による洗浄が施された後、第1
モードが設定されて食器に水による濯ぎが施される。
又、油汚れの食器に洗浄を施すと共に殺菌を施す場合に
は、第2洗浄コースを選択設定する。これによって、先
ず、第1モードが設定されて食器に水による洗浄が施さ
れた後、第3モードが設定されて食器に酸性水による濯
ぎ及び殺菌が施される。又、蛋白質汚れの食器に洗浄を
施すと共に殺菌を施す場合には、第3洗浄コースを選択
設定する。これによって、先ず、第2モードが設定され
て食器にアルカリ水による洗浄が施された後、第3モー
ドが設定されて食器に酸性水による濯ぎ及び殺菌が施さ
れる。この様にして、食器の汚れの種類、及び殺菌処理
の必要性の有無に応じて、第1洗浄コース、第2洗浄コ
ース或いは第3洗浄コースの何れかを選択設定すること
が出来る。
【0014】更に具体的には、電気分解装置の出口に、
アルカリ水を貯水するための貯水手段が接続され、制御
回路は、第1洗浄コースにて洗浄処理開始から濯ぎ処理
終了までの任意期間内に電気分解装置を動作させて、貯
水手段にアルカリ水を貯水し、第2洗浄コース或いは第
3洗浄コースにて濯ぎ処理中に電気分解装置を動作させ
て、貯水手段にアルカリ水を貯水するアルカリ水貯水機
能を有している。
【0015】該具体的構成を有する自動食器洗浄装置に
おいて、第1洗浄コースが選択設定されている場合、制
御回路は、洗浄処理中或いは濯ぎ処理中の何れか、或い
は洗浄処理及び濯ぎ処理に跨る任意期間内に、電気分解
装置を動作させて、貯水手段にアルカリ水を貯水する。
これに対し、第2洗浄コース或いは第3洗浄コースが選
択設定されている場合には、制御回路は、濯ぎ処理中に
電気分解装置を動作させて、貯水手段にアルカリ水を貯
水する。従って、第1洗浄コース、第2洗浄コース或い
は第3洗浄コースの何れのコースにおいても、一連の食
器洗浄工程後、貯水手段にはアルカリ水が貯水されてお
り、次の食器に洗浄を施す際、第3洗浄コースを選択設
定したとしても、直ちに貯水手段からアルカリ水が食器
洗浄室へ供給され、洗浄処理動作が開始される。これに
よって、洗浄処理前にアルカリ水の生成を行なっていた
従来の自動食器洗浄装置よりも、洗浄処理動作の開始ま
での時間が短くなり、この結果、一連の食器洗浄時間が
短縮される。
【0016】更に又、具体的には、制御回路は、第2洗
浄コース或いは第3洗浄コースにて洗浄処理中に電気分
解装置を動作させて、貯水手段に酸性水を貯水する酸性
水貯水機能を有している。
【0017】該具体的構成を有する自動食器洗浄装置に
おいて、第2洗浄コース或いは第3洗浄コースが選択設
定されている場合、制御回路は、洗浄処理中に電気分解
装置を動作させて、貯水手段に酸性水を貯水する。従っ
て、第2洗浄コース或いは第3洗浄コースにて、洗浄処
理後、貯水手段には酸性水が貯水されており、洗浄処理
後、直ちに貯水手段から酸性水が食器洗浄室へ供給さ
れ、濯ぎ処理動作が開始される。これによって、第1洗
浄コースと殆ど同一の時間で、一連の食器洗浄工程が実
行される。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る自動食器洗浄装置によれ
ば、食器の汚れの種類に応じて洗浄水の種類を選択する
ことが出来るので、アルカリ水による洗浄が必要な食器
のみに対し、アルカリ水による洗浄を施すことが可能と
なって、アルカリ水を有効に利用することが出来る。
又、アルカリ水の必要量が減少するため、電気分解装置
を小容量化することが可能となり、これによって装置全
体を小型化することが出来る。更に、本発明に係る自動
食器洗浄装置によれば、一連の食器洗浄工程後、貯水手
段にアルカリ水が貯水されているので、次の食器にアル
カリ水による洗浄を施す場合においても、直ちに洗浄動
作を開始することが出来、洗浄処理前にアルカリ水の生
成を行なっていた従来の自動食器洗浄装置よりも一連の
食器洗浄時間を短縮することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。図1は、本発明の
自動食器洗浄装置の構成を表わしており、装置本体(1)
に形成されている食器洗浄室(10)の底部には、食器洗浄
室(10)内へ向けて洗浄水或いは濯ぎ水を噴射するノズル
(11)と、洗浄水或いは濯ぎ水を加熱すると共に食器洗浄
室(10)内を加熱するためのヒータ(5)が配備されてい
る。又、食器洗浄室(10)の内部には、複数の食器(13)を
収容する食器篭(12)が着脱可能に収納される。
【0020】食器洗浄室(10)の底面には、排水口(3)が
開設され、排水口(3)には、残滓を受け止めるためのフ
ィルタ(30)が取り付けられている。又、排水口(3)には
循環用配管(41)が接続され、循環用配管(41)の先端には
循環ポンプ(4)が接続されている。循環ポンプ(4)の吐
出口には吐出管(42)が接続され、吐出管(42)の先端は前
記ノズル(11)の入口に接続されている。
【0021】循環ポンプ(4)の駆動によって、食器洗浄
室(10)の底部に溜まった洗浄水或いは濯ぎ水は、排水口
(3)から循環用配管(41)へ吸入され、更に吐出管(42)を
経てノズル(11)から食器洗浄室(10)内へ向けて噴出され
る。ノズル(11)はその噴出力の反動力によって水平面上
で回転し、食器洗浄室(10)の全域に対して洗浄水を噴射
する。この様にして、装置本体(1)内にて洗浄水或いは
濯ぎ水を循環させつつ、食器洗浄室(10)全域に洗浄水或
いは濯ぎ水を噴射することによって、食器篭(12)に収容
した複数の食器(13)に洗浄或いは濯ぎを施す。
【0022】又、排水口(3)には排水管(43)が接続さ
れ、排水管(43)の途中には排水ポンプ(40)が取り付けら
れている。排水ポンプ(40)の駆動によって、食器洗浄室
(10)の底部に溜まった洗浄水或いは濯ぎ水は、排水口
(3)から排水管(43)へ吸入され、外部へ排出される。
【0023】第1給水系統として、水道管(6)に水道水
切換え弁(61)を介して第1給水管(62)が接続され、第1
給水管(62)の先端は、食器洗浄室(10)の側壁に接続され
ている。又、水道管(6)には、水道水切換え弁(61)を介
して、第2給水系統を構成する第2給水管(60)が接続さ
れている。水道水切換え弁(61)は、第1給水管(62)側或
いは第2給水管(60)側の何れか一方に切換えが可能であ
り、水道水切換え弁(61)を第1給水管(62)側に切り換え
ると、水道管(6)と第1給水管(62)が連通され、水道水
切換え弁(61)を第2給水管(60)側に切り換えると、水道
管(6)と第2給水管(60)が連通される。
【0024】第2給水系統は、具体的には以下の構成を
有する。前記第2給水管(60)の先端には、電気分解装置
(7)が接続されている。電気分解装置(7)内の中央部に
は、電気分解装置(7)内を左右に仕切る隔壁(71)が形成
され、左側に強アルカリ水生成室(72)が形成されると共
に右側に強酸性水生成室(73)が形成される。強アルカリ
水生成室(72)及び強酸性水生成室(73)の内部には夫々、
陰極板(図示省略)及び陽極板(図示省略)が配置されてい
る。強アルカリ水生成室(72)の側壁には、強アルカリ水
生成室(72)内に供給される水道水の液面を検知する電気
分解装置液面センサ(70)が取り付けられている。電気分
解装置(7)に電源を投入すると、陰極板と陽極板の間に
電圧が印加されて、電気分解装置(7)内の水道水に電気
分解が施され、強アルカリ水生成室(72)内に強アルカリ
水、強酸性水生成室(73)内に強酸性水が生成される。
【0025】電気分解装置(7)の強アルカリ水生成室(7
2)及び強酸性水生成室(73)の底部には夫々、強アルカリ
水送水管(74)及び強酸性水送水管(77)が接続され、これ
らの送水管(74)(77)の先端は共に貯水タンク(8)に接続
されている。又、これらの送水管(74)(77)の途中には夫
々、強アルカリ水切換え弁(75)及び強酸性水切換え弁(7
8)が介在し、両切換え弁(75)(78)の第2出口には夫々、
強アルカリ水排水管(76)及び強酸性水排水管(79)が接続
されている。
【0026】強アルカリ水切換え弁(75)は、貯水タンク
(8)側或いは強アルカリ水排水管(76)側の何れか一方の
出口に切換えが可能であり、強アルカリ水切換え弁(75)
を貯水タンク(8)側に切り換えると、強アルカリ水生成
室(72)と貯水タンク(8)が連通され、強アルカリ水排水
管(76)側に切り換えると、強アルカリ水生成室(72)と強
アルカリ水排水管(76)が連通される。同様に、強酸性水
切換え弁(78)は、貯水タンク(8)側或いは強酸性水排水
管(79)側の何れか一方の出口に切換えが可能であり、強
酸性水切換え弁(78)を貯水タンク(8)側に切り換える
と、強酸性水生成室(73)と貯水タンク(8)が連通され、
強酸性水排水管(79)側に切り換えると、強酸性水生成室
(73)と強酸性水排水管(79)が連通される。
【0027】貯水タンク(8)の側壁には、貯水タンク
(8)に供給される強アルカリ水或いは強酸性水の液面を
検知する貯水タンク液面センサ(80)が取り付けられてい
る。又、貯水タンク(8)の側壁には、前記貯水タンク液
面センサ(80)に対向する位置に、オーバーフロー管(84)
が接続され、オーバーフロー管(84)の高さ位置までの一
定量の強アルカリ水或いは強酸性水を貯水タンク(8)内
に貯水することが出来る。
【0028】貯水タンク(8)の底面には生成水送水管(8
1)が接続され、生成水送水管(81)の先端は、前記第1給
水管(62)の途中に接続されている。又、生成水送水管(8
1)の途中には、生成水切換え弁(82)が介在し、生成水切
換え弁(82)の第2出口には生成水排水管(83)が接続され
ている。生成水切換え弁(82)は、第1給水管(62)側或い
は生成水排水管(83)側の何れか一方の出口に切換えが可
能であり、生成水切換え弁(82)を第1給水管(62)側に切
り換えると、貯水タンク(8)と第1給水管(62)が連通さ
れ、生成水切換え弁(82)を生成水排水管(83)側に切り換
えると、貯水タンク(8)と生成水排水管(83)が連通され
る。
【0029】図2は、上記自動食器洗浄装置の制御系の
構成を表わしている。上記自動食器洗浄装置は、油汚れ
の食器に洗浄を施す第1洗浄コースと、油汚れの食器に
洗浄を施すと共に殺菌を施す第2洗浄コースと、蛋白質
汚れの食器に洗浄を施すと共に殺菌を施す第3洗浄コー
スの3つの洗浄コースを具えている。コース選択キー
(2)の操作によって、前記3つの洗浄コースの内、何れ
かのコースを選択するためのコース選択指令C1が作成
され、該コース選択指令C1は、コース選択キー入力I
/F(92)を介して制御回路(9)へ供給される。又、電気
分解装置液面センサ(70)及び貯水タンク液面センサ(80)
によって検知された検知信号E1、E2が、センサ入力
I/F(91)を介して制御回路(9)へ供給される。更に、
タイマ(20)によって送出されたタイマ信号T1が、タイ
マ入力I/F(93)を介して制御回路(9)へ供給される。
【0030】制御回路(9)は、コース選択指令C1、検
知信号E1、E2及びタイマ信号T1に応じて、弁切換
えのための制御信号D1、循環ポンプON/OFFのた
めの制御信号D2、排水ポンプON/OFFのための制
御信号D3、ヒータON/OFFのための制御信号D
4、電気分解装置ON/OFFのための制御信号D5、
及び排気ファンON/OFFのための制御信号D6を作
成し、夫々、弁切換えリレー出力I/F(94)、循環ポン
プON/OFFリレー(95)、排水ポンプON/OFFリ
レー(96)、ヒータON/OFFリレー(97)、電気分解装
置ON/OFFリレー(98)、及び排気ファンON/OF
Fリレー(99)へ送出する。
【0031】この結果、弁切換えリレー出力I/F(94)
から、水道水切換え弁(61)、強アルカリ水切換え弁(7
5)、強酸性水切換え弁(78)及び生成水切換え弁(82)へ夫
々、弁切換え信号が供給され、各切換え弁が切り換えら
れる。又、循環ポンプON/OFFリレー(95)、排水ポ
ンプON/OFFリレー(96)、ヒータON/OFFリレ
ー(97)、電気分解装置ON/OFFリレー(98)、及び排
気ファンON/OFFリレー(99)から、循環ポンプ
(4)、排水ポンプ(40)、ヒータ(5)、電気分解装置(7)
及び排気ファン(50)へ夫々、ON/OFF信号が供給さ
れ、各機器がON/OFF制御される。
【0032】上記自動食器洗浄装置による一連の食器洗
浄工程においては、図3に示す如く、先ず、ステップS
1にて洗浄コースを選択し、第1洗浄コースを選択した
場合はステップS2へ移行して第1洗浄コースを実行す
る。そして、ステップS5へ移行して食器に乾燥を施
し、一連の食器洗浄工程を終了する。ここで、ステップ
S1にて第2洗浄コースを選択した場合には、ステップ
S3へ移行して第2洗浄コースを実行した後、ステップ
S5へ移行し、ステップS1にて第3洗浄コースを選択
した場合には、ステップS4へ移行して第3洗浄コース
を実行した後、ステップS5へ移行する。
【0033】次に、本発明の特徴的工程である第1洗浄
コース、第2洗浄コース及び第3洗浄コースにおける具
体的工程について、図1、図4乃至図9に基づき、具体
的に説明する。図4は、第1洗浄コースにおける具体的
な洗浄処理を表わす工程図であり、図7は、制御手続き
を表わすタイムチャートである。尚、図4のステップS
21乃至ステップS23における処理と、ステップSB
1乃至ステップSB5における処理は、同時に並行して
実行される。
【0034】図7に示す如く、初期状態では、電気分解
装置液面センサ(70)はオフ、貯水タンク液面センサ(80)
はオンになっている。先ず図4のステップS21にて、
図7の如く水道水切換え弁(61)を第1給水管(62)側、強
酸性水切換え弁(78)、強アルカリ水切換え弁(75)及び生
成水切換え弁(82)を遮断状態に切り換えると共に、電気
分解装置(7)、循環ポンプ(4)、排水ポンプ(40)及び排
気ファンの電源をオフ、ヒータ(5)の電源をオンにし、
水道水を洗浄水として食器洗浄室(10)内へ供給すると共
に、ヒータ(5)によって水道水を加熱する。ここで、水
道水は、図1に示す如く、水道管(6)、水道水切換え弁
(61)及び第1給水管(62)を経て食器洗浄室(10)内へ供給
される。
【0035】次に、図4のステップS22にて、図7の
如く循環ポンプ(4)の電源をオンにして食器篭(12)内の
食器(13)に水道水による洗浄を施した後、ステップS2
3では、循環ポンプ(4)及びヒータ(5)の電源をオフ、
排水ポンプ(40)の電源をオンにして食器洗浄室(10)内の
水道水を外部へ排出する。
【0036】又、上記ステップS21と並行して、ステ
ップSB1にて貯水タンク液面センサ(80)がオンになっ
ているかを判断する。ここで、貯水タンク液面センサ(8
0)は、上述の如くオンになっているので、Yes(イエ
ス)と判断され、上記ステップS23が終了するまで待
機した後、ステップS24へ移行する。ステップS24
では、排水ポンプ(40)の電源をオフ、ヒータ(5)の電源
をオンにして、水道水を濯ぎ水として食器洗浄室(10)内
へ供給すると共に、ヒータ(5)によって水道水を加熱す
る。ここで、水道水は、図1に示す如く、水道管(6)、
水道水切換え弁(61)及び第1給水管(62)を経て食器洗浄
室(10)内へ供給される。
【0037】そして、図4のステップS25にて、図7
の如く循環ポンプ(4)の電源をオンにして、食器篭(12)
内の食器(13)に水道水による濯ぎを施した後、ステップ
S26にて循環ポンプ(4)及びヒータ(5)の電源をオ
フ、排水ポンプ(40)の電源をオンにして、食器洗浄室(1
0)内の水道水を外部へ排出する。その後、図3のステッ
プS5にて、図7の如く排水ポンプ(40)の電源をオフ、
ヒータ(5)及び排気ファンの電源をオンにして、食器篭
(12)内の食器(13)に乾燥を施し、一連の食器洗浄工程を
終了する。この時点で、貯水タンク(8)内には、強アル
カリ水が貯水されている。
【0038】一方、上記ステップSB1にてNo(ノー)
と判断された場合は、上述のステップS21乃至ステッ
プS23における処理を実行中、後述の並行処理を行な
う。ここで、ステップS21乃至ステップS23におけ
る処理時間と後述の並行処理時間は、同一となる様、時
間制御されている。図4のステップSB1にてNoと判
断されると、ステップSB2へ移行し、水道水切換え弁
(61)を第2給水管(60)側に切り換えて、電気分解装置
(7)内へ水道水を供給し、電気分解装置液面センサ(70)
がオンになってステップSB3にてYesと判断される
までステップSB2を繰り返す。ここで、水道水は、図
1に示す如く、水道管(6)、水道水切換え弁(61)及び第
2給水管(60)を経て電気分解装置(7)内へ供給される。
尚、電気分解装置(7)内には、必要に応じて、適量の食
塩が投入される。
【0039】電気分解装置液面センサ(70)がオンになっ
て図4のステップSB3にてYesと判断されると、ス
テップSB4へ移行して、電気分解装置液面センサ(70)
の電源をオンにし、電気分解装置(7)内の水道水に電気
分解を施して強アルカリ水と強酸性水を生成する。その
後、ステップSB5では、強アルカリ水切換え弁(75)を
貯水タンク(8)側、強酸性水切換え弁(78)を強酸性水排
水管(79)に切り換えて、強アルカリ水生成室(72)内の強
アルカリ水を貯水タンク(8)内へ移水すると共に、強酸
性水生成室(73)内の強酸性水を外部へ排出する。ここ
で、強アルカリ水は、図1に示す如く、強アルカリ水送
水管(74)及び強アルカリ水切換え弁(75)を経て貯水タン
ク(8)内へ供給される。又、強酸性水は、強酸性水送水
管(77)、強酸性水切換え弁(78)及び強酸性水排水管(79)
を経て外部へ排出される。その後、図4に示す如くステ
ップSB1へ戻る。
【0040】図5は、第2洗浄コースにおける具体的な
洗浄処理を表わす工程図であり、図8は、制御手続きを
表わすタイムチャートである。尚、図5のステップS3
1乃至ステップS33における処理と、ステップSB1
1乃至ステップSB18における処理は、同時に並行し
て実行される。又、ステップS35及びステップS36
における処理と、ステップSB19乃至ステップSB2
4における処理は、同時に並行して実行される。
【0041】図8に示す如く、初期状態では、電気分解
装置液面センサ(70)はオフ、貯水タンク液面センサ(80)
はオンになっている。先ず図5のステップS31にて、
図8の如く水道水切換え弁(61)を第1給水管(62)側、強
アルカリ水切換え弁(75)及び強酸性水切換え弁(78)を遮
断状態、生成水切換え弁(82)を生成水排水管(83)側に切
り換えると共に、電気分解装置(7)、循環ポンプ(4)、
排水ポンプ(40)及び排気ファンの電源をオフ、ヒータ
(5)の電源をオンにして、水道水を洗浄水として食器洗
浄室(10)内へ供給すると共に、ヒータ(5)によって水道
水を加熱する。ここで、水道水は、図1に示す如く、水
道管(6)、水道水切換え弁(61)及び第1給水管(62)を経
て食器洗浄室(10)内へ供給される。
【0042】又、図5に示す如く、上記ステップS31
と並行して、ステップSB11にて貯水タンク(8)内の
強アルカリ水を外部へ排出し、強アルカリ水が貯水タン
ク(8)内から完全に排出されてステップSB12にてY
esと判断されるまでステップSB11を繰り返す。こ
れによって、貯水タンク液面センサ(80)はオフになる。
ここで、強アルカリ水は、図1に示す如く、生成水送水
管(81)、生成水切換え弁(82)及び生成水排水管(83)を経
て外部へ排出される。
【0043】次に、図5のステップS32にて、図8の
如く水道水切換え弁(61)を第2給水管(60)側、生成水切
換え弁(82)を遮断状態に切り換えると共に、循環ポンプ
(4)の電源をオンにして、食器篭(12)内の食器(13)に水
道水による洗浄を施す。又、上記ステップS32と並行
して、ステップSB13にて水道水を電気分解装置(7)
内へ供給し、電気分解装置液面センサ(70)がオンになっ
てステップSB14にてYesと判断されるまで、ステ
ップSB13を繰り返す。ここで、水道水は、図1に示
す如く、水道管(6)、水道水切換弁(61)及び第2給水管
(60)を経て電気分解装置(7)内へ供給される。図8に示
す如く電気分解装置液面センサ(70)がオンになって図5
のステップSB14にてYesと判断されると、ステッ
プSB15へ移行して、電気分解装置(7)の電源をオン
にし、電気分解装置(7)内の水道水に電気分解を施し
て、強アルカリ水と強酸性水を生成する。
【0044】そして、ステップS33では、強酸性水切
換え弁(78)を貯水タンク(8)側に切り換えると共に、循
環ポンプ(4)及びヒータ(5)の電源をオフ、排水ポンプ
(40)の電源をオンにして、食器洗浄室(10)内の水道水を
外部へ排出する。又、上記ステップS33と並行して、
ステップSB16では、強酸性水生成室(73)内の強酸性
水を貯水タンク(8)内へ移水する。これによって、電気
分解装置液面センサ(70)はオフになる。そして、貯水タ
ンク液面センサ(80)がオンになってステップSB17に
てYesと判断されると、ステップS34へ移行する。
ここで、強酸性水は、図1に示す如く、強酸性水送水管
(77)及び強酸性水切換え弁(78)を経て貯水タンク(8)内
へ供給される。
【0045】一方、図5のステップSB17にてNoと
判断されると、ステップSB18へ移行し、強アルカリ
水切換え弁(75)を強アルカリ水排水管(76)側に切り換え
て、強アルカリ水生成室(72)内の強アルカリ水を外部へ
排出した後、ステップSB13へ戻って、ステップSB
17にてYesと判断されるまで強酸性水の貯水処理を
繰り返す。ここで、ステップS31乃至ステップS33
における処理時間と、ステップSB11からステップS
B17にてYesと判断されるまでの処理時間は、同一
となる様、時間制御されている。
【0046】次に、ステップS34では、強酸性水切換
え弁(78)を遮断状態、生成水切換え弁(82)を第1給水管
(62)側に切り換えると共に、電気分解装置(7)及び排水
ポンプ(40)の電源をオフ、ヒータ(5)の電源をオンにし
て、貯水タンク(8)内の強酸性水を濯ぎ水として食器洗
浄室(10)内へ供給すると共に、ヒータ(5)によって強酸
性水を加熱する。これによって、貯水タンク液面センサ
(80)はオフになる。ここで、強酸性水は、図1に示す如
く、生成水送水管(81)、生成水切換え弁(82)及び第1給
水管(62)を経て食器洗浄室(10)内へ供給される。上述の
如く、ステップS31乃至ステップS33における処理
を実行中、並行してステップSB11乃至ステップSB
18における処理を実行して貯水タンク(8)内に強酸性
水が貯水されているので、ステップS34にて直ちに強
酸性水を食器洗浄室(10)内へ供給することが出来る。
【0047】そして、図5のステップS35にて、図8
の如く強アルカリ水切換え弁(75)を貯水タンク(8)側、
生成水切換え弁(82)を遮断状態に切り換えると共に、循
環ポンプ(4)の電源をオンにして、食器篭(12)内の食器
(13)に強酸性水による濯ぎ及び殺菌を施す。又、上記ス
テップS35と並行して、ステップSB19では、強ア
ルカリ水生成室(72)内の強アルカリ水を貯水タンク(8)
内へ移水する。ここで、強アルカリ水は、図1に示す如
く、強アルカリ水送水管(74)及び強アルカリ水切換え弁
(75)を経て貯水タンク(8)内へ供給される。次に、図5
のステップSB20にて、図8の如く強アルカリ水切換
え弁(75)を遮断状態に切り換えて、水道水を電気分解装
置(7)内へ供給し、電気分解装置液面センサ(70)がオン
になってステップSB21にてYesと判断されるまで
ステップSB20を繰り返す。ここで、水道水は、図1
に示す如く、水道管(6)、水道水切換え弁(61)及び第2
給水管(60)を経て電気分解装置(7)内へ供給される。図
8に示す如く、電気分解装置液面センサ(70)がオンにな
って図5のステップSB21にてYesと判断される
と、ステップSB22へ移行して、電気分解装置(7)の
電源をオンにし、電気分解装置(7)内の水道水に電気分
解を施して強アルカリ水と強酸性水を生成する。
【0048】そして、ステップS36にて、強酸性水切
換え弁(78)を強酸性水排水管(79)側、強アルカリ水切換
え弁(75)を貯水タンク(8)側に切り換えると共に、循環
ポンプ(4)及びヒータ(5)の電源をオフ、排水ポンプ(4
0)の電源をオンにして、食器洗浄室(10)内の強酸性水を
外部へ排出する。又、上記ステップS36と並行して、
ステップSB23では、強アルカリ水生成室(72)内の強
アルカリ水を貯水タンク(8)内へ移水すると共に、強酸
性水生成室(73)内の強酸性水を外部へ排出する。これに
よって、電気分解装置液面センサ(70)はオフになる。そ
して、貯水タンク液面センサ(80)がオンになってステッ
プSB24にてYesと判断されると、図3のステップ
S5へ移行する。ここで、強アルカリ水は、図1に示す
如く、強アルカリ水送水管(74)及び強アルカリ水切換え
弁(75)を経て、貯水タンク(8)内へ供給される。又、強
酸性水は、強酸性水送水管(77)、強酸性水切換え弁(78)
及び強酸性水排水管(79)を経て、外部へ排出される。
【0049】一方、図5のステップSB24にてNoと
判断されると、ステップSB20へ戻って、ステップS
B24にてYesと判断されるまで、強アルカリ水の貯
水処理を繰り返す。ここで、ステップS35及びステッ
プS36における処理時間と、ステップSB19からス
テップSB24にてYesと判断されるまでの処理時間
は、同一となる様、時間制御されている。
【0050】図3のステップS5では、図8の如く水道
水切換え弁(61)を第1給水管(62)側、強酸性水切換え弁
(78)及び強アルカリ水切換え弁(75)を遮断状態に切り換
えると共に、電気分解装置(7)及び排水ポンプ(40)の電
源をオフ、ヒータ(5)及び排気ファンの電源をオンにし
て、食器篭(12)内の食器(13)に乾燥を施し、一連の食器
洗浄工程を終了する。この時点で、貯水タンク(8)内に
は、強アルカリ水が貯水されている。
【0051】図6は、第3洗浄コースにおける具体的な
洗浄処理を表わす工程図であり、図9は、制御手続きを
表わすタイムチャートである。尚、図6のステップS4
1乃至ステップS43における処理と、ステップSB3
1乃至ステップSB36における処理は、同時に並行し
て実行される。又、ステップS45及びステップS46
における処理と、ステップSB37乃至ステップSB4
2における処理は、同時に並行して実行される。
【0052】図9に示す如く、初期状態では、電気分解
装置液面センサ(70)はオフ、貯水タンク液面センサ(80)
はオンになっている。先ず図6のステップS41にて、
図9の如く水道水切換え弁(61)を第2給水管(60)側、強
アルカリ水切換え弁(75)及び強酸性水切換え弁(78)を遮
断状態、生成水切換え弁(82)を第1給水管(62)側に切り
換えると共に、電気分解装置(7)、循環ポンプ(4)、排
水ポンプ(40)及び排気ファンの電源をオフ、ヒータ(5)
の電源をオンにして、貯水タンク(8)内の強アルカリ水
を洗浄水として食器洗浄室(10)内へ供給すると共に、ヒ
ータ(5)によって強アルカリ水を加熱する。これによっ
て、貯水タンク液面センサ(80)はオフになる。ここで、
強アルカリ水は、図1に示す如く、生成水送水管(81)、
生成水切換え弁(82)及び第1給水管(62)を経て、食器洗
浄室(10)内へ供給される。
【0053】又、図6に示す如く、上記ステップS41
と並行して、ステップSB31にて水道水を電気分解装
置(7)内へ供給し、電気分解装置液面センサ(70)がオン
になってステップSB32にてYesと判断されるま
で、ステップSB31を繰り返す。ここで、水道水は、
図1に示す如く、水道管(6)、水道水切換え弁(61)及び
第2給水管(60)を経て、電気分解装置(7)内へ供給され
る。
【0054】次に、図6のステップS42にて、図9の
如く生成水切換え弁(82)を遮断状態に切り換えると共
に、電気分解装置(7)及び循環ポンプ(4)の電源をオン
にして、食器篭(12)内の食器(13)に強アルカリ水による
洗浄を施す。又、上記ステップS42と並行して、ステ
ップSB33では、電気分解装置(7)内の水道水に電気
分解を施して、強アルカリ水と強酸性水を生成する。
【0055】そして、ステップS43では、強酸性水切
換え弁(78)を貯水タンク(8)側に切り換えると共に、循
環ポンプ(4)及びヒータ(5)の電源をオフ、排水ポンプ
(40)の電源をオンにして、食器洗浄室(10)内の強アルカ
リ水を外部へ排出する。又、上記ステップS43と並行
して、ステップSB34では、強酸性水生成室(73)内の
強酸性水を貯水タンク(8)内へ移水する。これによっ
て、電気分解装置液面センサ(70)はオフになる。そし
て、貯水タンク液面センサ(80)がオンになってステップ
SB35にてYesと判断されると、ステップS44へ
移行する。ここで、強酸性水は、図1に示す如く、強酸
性水送水管(77)及び強酸性水切換え弁(78)を経て貯水タ
ンク(8)内へ供給される。
【0056】一方、図6のステップSB35にてNoと
判断されると、ステップSB36へ移行し、強アルカリ
水切換え弁(75)を強アルカリ水排水管(76)側に切り換え
て、強アルカリ水生成室(72)内の強アルカリ水を外部へ
排出した後、ステップSB31へ戻って、ステップSB
35にてYesと判断されるまで強酸性水の貯水処理を
繰り返す。ここで、ステップS41乃至ステップS43
における処理時間と、ステップSB31からステップS
B35にてYesと判断されるまでの処理時間は、同一
となる様、時間制御されている。
【0057】ステップS44では、強酸性水切換え弁(7
8)を遮断状態、生成水切換え弁(82)を第1給水管(62)側
に切り換えると共に、電気分解装置(7)及び排水ポンプ
(40)の電源をオフ、ヒータ(5)の電源をオンにして、貯
水タンク(8)内の強酸性水を濯ぎ水として食器洗浄室(1
0)内へ供給すると共に、ヒータ(5)によって強酸性水を
加熱する。これによって、貯水タンク液面センサ(80)は
オフになる。ここで、強酸性水は、図1に示す如く、生
成水送水管(81)、生成水切換え弁(82)及び第1給水管(6
2)を経て、食器洗浄室(10)内へ供給される。上述の如
く、ステップS41乃至ステップS43における処理を
実行中、並行してステップSB31乃至ステップSB3
6における処理を実行して貯水タンク(8)に強酸性水が
貯水されているので、ステップS44にて直ちに強酸性
水を食器洗浄室(10)内へ供給することが出来る。そし
て、図6のステップS45にて、図9の如く強アルカリ
水切換え弁(75)を貯水タンク(8)側、生成水切換え弁(8
2)を遮断状態に切り換えると共に、循環ポンプ(4)の電
源をオンにして、食器篭(12)内の食器(13)に強酸性水に
よる濯ぎ及び殺菌を施す。
【0058】又、上記ステップS45と並行して、ステ
ップSB37では、強アルカリ水生成室(72)内の強アル
カリ水を貯水タンク(8)内へ移水する。ここで、強アル
カリ水は、図1に示す如く、強アルカリ水送水管(74)及
び強アルカリ水切換え弁(75)を経て貯水タンク(8)内へ
供給される。次に、図6のステップSB38にて、図9
の如く強アルカリ水切換え弁(75)を遮断状態に切り換え
て、水道水を電気分解装置(7)内へ供給し、電気分解装
置液面センサ(70)がオンになってステップSB39にて
Yesと判断されるまでステップSB38を繰り返す。
ここで、水道水は、図1に示す如く、水道管(6)、水道
水切換え弁(61)及び第2給水管(60)を経て電気分解装置
(7)内へ供給される。図9に示す如く、電気分解装置液
面センサ(70)がオンになって図6のステップSB39に
てYesと判断されると、ステップSB40へ移行し
て、電気分解装置(7)の電源をオンにし、電気分解装置
(7)内の水道水に電気分解を施して強アルカリ水と強酸
性水を生成する。
【0059】そして、ステップS46にて、強酸性水切
換え弁(78)を強酸性水排水管(79)側、強アルカリ水切換
え弁(75)を貯水タンク(8)側に切り換えると共に、循環
ポンプ(4)及びヒータ(5)の電源をオフ、排水ポンプ(4
0)の電源をオンにして、食器洗浄室(10)内の強酸性水を
外部へ排出する。
【0060】又、上記ステップS46と並行して、ステ
ップSB41では、強アルカリ水生成室(72)内の強アル
カリ水を貯水タンク(8)内へ移水すると共に、強酸性水
生成室(73)内の強酸性水を外部へ排出する。これによっ
て、電気分解装置液面センサ(70)はオフになる。ここ
で、強アルカリ水は、図1に示す如く、強アルカリ水送
水管(74)及び強アルカリ水切換え弁(75)を経て、貯水タ
ンク(8)内へ供給される。又、強酸性水は、強酸性水送
水管(77)、強酸性水切換え弁(78)及び強酸性水排水管(7
9)を経て、外部へ排出される。そして、図9に示す如
く、貯水タンク液面センサ(80)がオンになって図6のス
テップSB42にてYesと判断されると、図3のステ
ップS5へ移行する。一方、図6のステップSB42に
てNoと判断されると、ステップSB38へ戻って、ス
テップSB42にてYesと判断されるまで、強アルカ
リ水の貯水処理を繰り返す。ここで、ステップS45及
びステップS46における処理時間と、ステップSB3
7からステップSB42にてYesと判断されるまでの
処理時間は、同一となる様、時間制御されている。
【0061】図3のステップS5では、図9の如く水道
水切換え弁(61)を第1給水管(62)側、強酸性水切換え弁
(78)及び強アルカリ水切換え弁(75)を遮断状態に切り換
えると共に、電気分解装置(7)及び排水ポンプ(40)の電
源をオフ、ヒータ(5)及び排気ファンの電源をオンにし
て、食器篭(12)内の食器(13)に乾燥を施し、一連の食器
洗浄工程を終了する。この時点で、貯水タンク(8)内に
は、強アルカリ水が貯水されている。
【0062】本発明の自動食器洗浄装置によれば、上述
の如く、洗浄の対象とする食器の汚れの種類に応じて、
第1洗浄コース、第2洗浄コース、或いは第3洗浄コー
スの何れかを選択設定することによって、洗浄水及び濯
ぎ水の種類を選択することが出来る。これによって、強
アルカリ水による洗浄が必要な食器のみに対し、強アル
カリ水による洗浄を施すことが可能となり、強アルカリ
水の必要量が減少する。この結果、電気分解装置(7)を
小容量化することが可能となり、これによって装置全体
を小型化することが出来る。又、貯水タンク(8)を設置
し、貯水タンク(8)内に必要量の強アルカリ水が貯水さ
れるまで、電気分解装置(7)による水道水の電気分解を
繰り返し行なっているので、電気分解装置(7)を更に小
容量化することが出来る。
【0063】又、上述の如く、第1洗浄コース、第2洗
浄コース及び第3洗浄コースの何れにおいても、一連の
食器洗浄工程後、貯水タンク(8)内には強アルカリ水が
貯水されているので、次の食器に洗浄を施す際、第3洗
浄コースを選択したとしても、直ちに強アルカリ水を食
器洗浄室(10)内へ供給して、食器(13)に強アルカリ水に
よる洗浄を施すことが出来る。この結果、洗浄処理前
に、アルカリ水を生成していた従来の自動食器洗浄装置
よりも、一連の食器洗浄時間を短縮することが出来る。
更に、第2洗浄コース及び第3洗浄コースにおいては、
洗浄処理後、貯水タンク(8)内には強酸性水が貯水され
ているので、直ちに強酸性水を食器洗浄室(10)内へ供給
して、食器(13)に強酸性水による濯ぎ及び殺菌を施すこ
とが出来る。この結果、第1洗浄コースと殆ど同一の時
間で、一連の食器洗浄工程を終了することが出来る。
【0064】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動食器洗浄装置の構成を表わす系統
図である。
【図2】該自動食器洗浄装置の制御系の構成を表わすブ
ロック図である。
【図3】該自動食器洗浄装置による一連の食器洗浄処理
を表わす工程図である。
【図4】第1洗浄コースにおける具体的な洗浄処理を表
わす工程図である。
【図5】第2洗浄コースにおける具体的な洗浄処理を表
わす工程図である。
【図6】第3洗浄コースにおける具体的な洗浄処理を表
わす工程図である。
【図7】第1洗浄コースにおける制御手続きを表わすタ
イムチャートである。
【図8】第2洗浄コースにおける制御手続きを表わすタ
イムチャートである。
【図9】第3洗浄コースにおける制御手続きを表わすタ
イムチャートである。
【符号の説明】
(1) 装置本体 (10) 食器洗浄室 (11) ノズル (4) 循環ポンプ (40) 排水ポンプ (5) ヒータ (6) 水道管 (60) 第2給水管 (61) 水道水切換え弁 (62) 第1給水管 (7) 電気分解装置 (8) 貯水タンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の内部に形成された食器洗浄室
    へ向けて洗浄水を噴射する噴射機構と、食器洗浄室の底
    部に溜まった洗浄水を吸入して噴射機構へ供給するポン
    プとを具えた自動食器洗浄装置において、 給水源に系統切換え手段を介して第1給水系統と第2給
    水系統が接続され、第1給水系統は、系統切換え手段を
    経て供給される水を食器洗浄室へ供給する給水管によっ
    て構成され、第2給水系統は、系統切換え手段を経て供
    給される水に電気分解を施してアルカリ水と酸性水を生
    成する電気分解装置と、生成されたアルカリ水或いは酸
    性水の何れか一方を選択的に食器洗浄室へ供給する給水
    選択手段とを具えていることを特徴とする自動食器洗浄
    装置。
  2. 【請求項2】 系統切り換え手段、電気分解装置及び給
    水選択手段を制御する制御回路を具え、制御回路は、系
    統切換え手段を第1給水系統側に切換え設定する第1モ
    ードと、系統切換え手段を第2給水系統側に切換え設定
    すると共に給水選択手段によってアルカリ水を選択する
    第2モードと、系統切換え手段を第2給水系統側に切換
    え設定すると共に給水選択手段によって酸性水を選択す
    る第3モードの間でモードを切り換えるモード切換え機
    能を有している請求項1に記載の自動食器洗浄装置。
  3. 【請求項3】 制御回路は、外部から入力されるコース
    選択指令に応じて、第1モードによる洗浄処理後、第1
    モードによる濯ぎ処理を実行する第1洗浄コースと、第
    1モードによる洗浄処理後、第3モードによる濯ぎ処理
    を実行する第2洗浄コースと、第2モードによる洗浄処
    理後、第3モードによる濯ぎ処理を実行する第3洗浄コ
    ースの何れかを選択設定するコース選択機能を有してい
    る請求項2に記載の自動食器洗浄装置。
  4. 【請求項4】 電気分解装置の出口には、アルカリ水を
    貯水するための貯水手段が接続され、制御回路は、第1
    洗浄コースにて洗浄処理開始から濯ぎ処理終了までの任
    意期間内に電気分解装置を動作させて、貯水手段にアル
    カリ水を貯水し、第2洗浄コース或いは第3洗浄コース
    にて濯ぎ処理中に電気分解装置を動作させて、貯水手段
    にアルカリ水を貯水するアルカリ水貯水機能を有してい
    る請求項3に記載の自動食器洗浄装置。
  5. 【請求項5】 制御回路は、第2洗浄コース或いは第3
    洗浄コースにて洗浄処理中に電気分解装置を動作させ
    て、貯水手段に酸性水を貯水する酸性水貯水機能を有し
    ている請求項3又は請求項4に記載の自動食器洗浄装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003135359A (ja) * 2001-10-31 2003-05-13 Sanyo Electric Co Ltd 洗浄機、及び電解水の生成装置
CN102283623A (zh) * 2011-06-02 2011-12-21 张志坚 一种超声波洗碗机

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JP2003135359A (ja) * 2001-10-31 2003-05-13 Sanyo Electric Co Ltd 洗浄機、及び電解水の生成装置
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