JPH109435A - 電磁弁及びその電磁弁を備えたブレーキ制御装置 - Google Patents

電磁弁及びその電磁弁を備えたブレーキ制御装置

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JPH109435A
JPH109435A JP16329296A JP16329296A JPH109435A JP H109435 A JPH109435 A JP H109435A JP 16329296 A JP16329296 A JP 16329296A JP 16329296 A JP16329296 A JP 16329296A JP H109435 A JPH109435 A JP H109435A
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JP
Japan
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valve
force
electromagnetic
spring
pressure
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Application number
JP16329296A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Yogo
和俊 余語
Takahiro Kiso
隆浩 木曽
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いわゆる半開位置を実現可能でありながら、
その構成を小型かつ簡易に保つことのできる電磁弁を提
供する。 【解決手段】 非通電時に(a)に示す「全開位置」に
位置していた弁体71は、通電時には電磁力によって弁
座72bに近づける方向へ押圧される。この押圧力がリ
ターンスプリング75等によって弁体71をプランジャ
74方向へ付勢する力よりも大きいが、それにさらにス
トッパ用スプリング76による付勢力も加えたものより
は小さい場合、弁体71はストッパ73に当接した「半
開位置」((b)参照)にて停止する。また、電磁力に
よってプランジャ74が弁体71を弁座72b方向に押
す力がそれを上回っていれば、弁体71は、ストッパ7
3も一緒に移動させながら弁座72b方向へさらに移動
し、最終的には弁体71が弁座72bに着座する「全閉
位置」((c)参照)まで移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧回路等
の構成要素として用いられる電磁弁、及びその電磁弁を
ブレーキ液圧の増減を行なう液圧制御弁として採用した
ブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホイールシリンダ圧をマスタ
シリンダからの供給するブレーキ液によって増圧する際
に用いられる液圧制御弁(インレット弁と称す。)を電
磁力によってパルス的に駆動させることによっていわゆ
る緩増圧を行うブレーキ制御装置が提案されている。こ
れはインレット弁を、流路が全開となる増圧位置と全閉
となる保持位置とを切り替えることによって実施するの
であるが、増圧→保持あるいは保持→増圧の切替時には
油撃現象によりマスタシリンダ圧やホイールシリンダ圧
に大きな圧力脈動が発生し、大きな音を発生させる原因
となっていた。
【0003】この圧力脈動を低減させるためには、マス
タシリンダとインレット弁との間に直列にオリフィスを
介装することが考えられるが、この構成では、通常のブ
レーキング時にホイールシリンダ圧の立ち上がり遅れが
生じ、ブレーキの効き遅れの原因となるため、あまり小
さなオリフィスは介装させることができない。
【0004】そこで、インレット弁自体において全開位
置と全閉位置との間に「半開位置」を作り出すことによ
り、全開位置よりも絞られた流路が形成されるように構
成することが、例えば特開平6−213364号公報に
開示されている。この公報に開示されている電磁弁の概
略構成を図6を参照して説明する。
【0005】図6に示すように、この電磁弁の弁部材1
18は、弁突き棒127と閉鎖キャップ129との2つ
の部分から構成されており、弁突き棒127の、弁本体
122に向けられた端部に第1の閉鎖エレメント128
が構成されており、閉鎖キャップ129は、弁突き棒1
27の、閉鎖エレメント128を保持している端部にか
ぶせられている。そして閉鎖キャップ129は、弁本体
122に向けられたそのキャップ底部において、その外
側には弁本体122における弁座125と協働する第2
の閉鎖エレメント130を備え、かつその内側には弁突
き棒127における閉鎖エレメント128と協動する第
2の弁座131を備えている。なお、閉鎖キャップ12
9の先端には、第2の閉鎖エレメント130が弁座12
5と密接した状態でも、弁入口120と閉鎖キャップ1
29内とを連通する絞り孔132が設けられている。閉
鎖キャップ129は戻しばね119によって、第2の閉
鎖エレメント130が弁座125から離れる方向へ付勢
されている。また、弁突き棒127のバリヤばね134
によって、閉鎖エレメント128が第2の弁座131か
ら離れる方向へ付勢されている。なお、バリヤばね13
4のばね力は戻しばね119のばね力よりも著しく大き
く、例えば5倍に設定されている。
【0006】そして、この電磁弁は次のように動作す
る。すなわち、通電されていない場合には、閉鎖キャッ
プ129に構成されている第2の閉鎖エレメント130
は、弁本体122における弁座125から持ち上げられ
ている。そして弁開口124は開放されており、したが
ってブレーキ液は、弁入口120から弁出口121に流
れることができる。これが全開位置である。
【0007】一方、第1の電流値で通電されると、弁突
き棒127がバリヤばね134を介して閉鎖キャップ1
29を付勢し、閉鎖キャップ129は戻しばね119の
付勢力を上回って弁本体122側へ移動する結果、第2
の閉鎖エレメント130が弁座125へ密接する。しか
し、この際、閉鎖キャップ129内の閉鎖エレメント1
28はバリヤばね134によって相変わらず第2の弁座
131から離されているので、ブレーキ液は、弁入口1
20から閉鎖キャップ129の先端の絞り孔132を介
して閉鎖キャップ129内へ流入し、半径方向孔133
を介して弁出口121へ流れることができる。これが
「半開位置」となる。
【0008】さらに、第2の電流値で通電されると、弁
突き棒127はバリヤばね134のばね力を上回って付
勢するため、閉鎖エレメント128が第2の弁座131
側へ移動し、そして密接する。そのため、上述の絞り孔
132を介した絞り接続も遮断され、弁入口120から
弁出口121への流れはなくなるので、これが「全閉位
置」となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す上記公報記載の構成では、第2の閉鎖エレメント1
30と弁座125とで構成される開閉可能なメイン流路
の他に、第2の閉鎖エレメント130が備える閉鎖キャ
ップ129に絞り孔132を形成し、その閉鎖キャップ
129内を通る絞り流路を形成しなくてはならない。そ
して、全閉状態も実現する必要性があるので、閉鎖キャ
ップ129内に、閉鎖エレメント128、バリヤばね1
34、第2の弁座131等による弁構造を配設し、その
絞り流路も遮断可能としているのである。
【0010】このように、弁体としての閉鎖キャップ1
29内にも別の弁構造を一式備える必要があり、さらに
バリヤばね134のばね力は戻しばね119のばね力よ
りも著しく大きくしなくてはならないとされているの
で、必然的に閉鎖キャップ129自体が大型あるいは複
雑になってしまうという問題がある。さらには、全閉状
態を実現するには2箇所での閉鎖エレメントと弁座との
当接を確実に実行する必要があるため、その当接部分に
対するメンテナンス等の負担も増大する。
【0011】そこで本発明は、いわゆる半開位置を実現
することが可能でありながら、その構成を小型かつ簡易
に保つことのできる電磁弁、そしてその電磁弁を採用し
たブレーキ制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の電磁弁は、弁体が弁座に
着座または離間することによって弁入口と弁出口との間
の流路が遮断または連通する弁構造と、電磁ソレノイド
にて発生した電磁力によって作動し、弁体を弁座に着座
させる方向へ付勢する可動子という従来からある構成に
加えて、本発明の特徴である規制部材と規制部材用スプ
リングを備えている。規制部材は、弁体が弁座より第1
の所定距離だけ離間させられた全開位置から弁座に着座
した全閉位置へ移動する途中であって、弁座から第2の
所定距離だけ離間した半開位置まで移動した際、その弁
体に当接する。そして、弁体が規制部材を押圧して半開
位置から全閉位置へさらに移動しようとすると、その規
制部材の移動を防止するように規制部材用スプリングが
付勢するのである。したがって、この半開位置において
は全開位置よりも流路面積が絞られた状態を得ることが
できる。
【0013】さらに、規制部材用スプリングのばね力は
次のように設定されている。すなわち、電磁ソレノイド
が第1の電磁力を発生させた場合の弁体は、規制部材に
当接する半開位置までは移動可能であるが規制部材用ス
プリングによる付勢力によってそれ以上の移動が規制さ
れ、また、電磁ソレノイドが第2の電磁力を発生させた
場合の弁体は、規制部材用スプリングによる付勢力に打
ち勝って全閉位置まで移動可能となるように設定されて
いるのである。
【0014】この構成を備える本発明の電磁弁において
は、電磁ソレノイドによって第1の電磁力を発生させる
と半開位置までは移動して停止し、第2の電磁力を発生
させると規制部材用スプリングによる付勢力に打ち勝っ
て全閉位置まで移動させることができる。なお、電磁ソ
レノイドによる電磁力を発生させない場合には、弁体は
全開位置と半開位置の間のいずれかに位置することとな
るが、実際の圧力回路中に配置された場合には全開位置
にあることが多いと考えられる。それは、弁体には流路
中の作動流体による圧力によって全開位置側へ付勢され
ることが多いからである。
【0015】このように、本発明の電磁弁によれば、全
開位置よりも流路面積の絞られた半開位置を実現するこ
とが可能でありながら、弁構造と、電磁ソレノイドによ
る電磁力によって弁体を弁座に着座させる方向へ付勢す
る可動子という従来から一般的に用いられている構成
に、規制部材と規制部材用スプリングという簡単な構成
を追加しただけであり、電磁弁全体の構成を小型かつ簡
易に保つことができるのである。従来技術で示した図6
に示す構造の電磁弁では、半開位置を実現するために弁
体内にさらに弁構造を設けていたため、それが構成を大
型かつ複雑にする要因であったのに対し、本発明の電磁
弁では、規制部材や規制部材用スプリングという特徴的
な構成が弁体とは別個に設けられるものであり、弁体自
体は一般的なものでよいのである。また、従来の電磁弁
では全閉状態を実現するには2箇所での閉鎖エレメント
と弁座との当接を確実に実行する必要があるため、その
当接部分に対するメンテナンス等の負担も増大していた
が、本発明ではそのような不都合も生じない。
【0016】ところで、電磁ソレノイドによる電磁力を
発生させない場合には、弁体は全開位置と半開位置の間
のいずれかに位置すると説明したが、請求項2に示す構
成を採用すれば、全開位置を確実に実現させることがで
きる。すなわち、上述した請求項1の構成に、電磁ソレ
ノイドが非作動状態の場合には弁体が全開位置に来るよ
うに、弁体を弁座から離間させる方向へ常時付勢するリ
ターンスプリングをさらに加えるのである。
【0017】そして、この場合は、リターンスプリング
及び規制部材用スプリングのばね力を次のように設定す
る。すなわち、電磁ソレノイドが第1の電磁力を発生さ
せた場合の弁体は、リターンスプリングの付勢力に打ち
勝って規制部材に当接する半開位置までは移動可能であ
るが、リターンスプリングと規制部材用スプリングの両
者による付勢力によってそれ以上の移動が規制され、ま
た、電磁ソレノイドが第2の電磁力を発生させた場合の
弁体は、リターンスプリングと規制部材用スプリングの
両者による付勢力にも打ち勝って全閉位置まで移動可能
となるように、設定するのである。
【0018】このように、リターンスプリング及び規制
部材用スプリングのばね力は第1及び第2の電磁力を考
慮して設定することとなるが、第1及び第2の電磁力に
ついては次のような考慮がなされる。つまり、請求項3
に示すように、弁入口側から作用する圧力と弁出口から
作用する圧力との差圧の最大値を考慮して設定するので
ある。これは、電磁弁が適用される圧力回路によって決
まるのであるが、例えば、自動車用ブレーキ装置に用い
られる圧力回路であれば、マスタシリンダから作用する
圧力とホイールシリンダから作用する圧力との差圧が影
響するため、このような差圧が生じていても、上述した
半開位置や全閉位置に弁体を移動させる必要がある。し
たがって、最大の差圧が生じた場合を想定して、そのよ
うな場合でも弁体の移動ができるように設定しておくこ
とが好ましい。
【0019】上述した電磁弁は、種々の圧力回路に用い
ることができるが 例えば、請求項4に示すように、ホ
イールシリンダ圧をマスタシリンダ等の圧力源からの供
給するブレーキ液によって増圧するか、該ホイールシリ
ンダ圧を減圧するか、或は該ホイールシリンダ圧を保持
するかにより車輪制動力を付与するブレーキ制御装置に
おけるホイールシリンダ圧を増圧する際に用いられる液
圧制御弁として採用することが考えられる。そして、こ
の場合は、電磁弁に上述した第1及び第2の電磁力を発
生させるよう制御する制御手段を備えることとなる。こ
のブレーキ制御装置とは、例えば、滑り易い路面での制
動時の車輪ロックを防止して制動安定性を確保しながら
制動距離を短縮するアンチスキッド制御(ABS)や加
速スリップ時のトラクション制御(TRC)などに用い
られる。
【0020】なお、このようなブレーキ制御装置におい
ては、請求項5に示すように、弁入口側から作用する圧
力と弁出口から作用する圧力との差圧を推定する差圧推
定手段と、その差圧推定手段によって推定された差圧に
基づいて第1及び第2の電磁力を補正する電磁力補正手
段を備え、制御手段は、この補正された第1及び第2の
電磁力を電磁弁が発生させるように制御するようにする
ことも考えられる。
【0021】これは次の点を考慮したものである。すな
わち、弁入口側から作用する圧力と弁出口から作用する
圧力との差圧の最大値を考慮して第1及び第2の電磁力
を設定する点について上述したが、最大差圧が大きくな
る場合には、それに対応して第1及び第2の電磁力も相
対的に大きくなり、その結果、リターンスプリングや規
制部材用スプリングのばね力も相対的に大きくなってし
まう可能性がある。なぜなら、第1の電磁力を発生させ
た場合にはリターンスプリングの付勢力に打ち勝って半
開位置までは移動するがリターンスプリングと規制部材
用スプリングの両者による付勢力によってそれ以上の移
動は規制され、また、電磁ソレノイドが第2の電磁力を
発生させた場合の弁体は、リターンスプリングと規制部
材用スプリングの両者による付勢力にも打ち勝って全閉
位置まで移動可能となるように設定するのであるが、差
圧が不定であると、それがどのような場合でも対応可能
なように最大値を考慮して、すなわち最も厳しい条件を
想定して設定しなくてはならない。したがって、リター
ンスプリング単独の場合の付勢力とそれに規制部材用ス
プリングを加えた場合の付勢力との差を大きくすること
で差圧誤差に対応するため、特に規制部材用スプリング
のばね力を大きくしなくてはならないのである。
【0022】これに対して本案のブレーキ制御装置で
は、実際に作用していると推定される差圧に基づいて電
磁力を補正するため、特に規制部材用スプリングのばね
力が相対的に小さいものでも良くなる。なぜなら、上述
した差圧誤差に対応した設定が不要となるため、リター
ンスプリング単独の場合の付勢力とそれに規制部材用ス
プリングを加えた場合の付勢力の差が相対的に小さな所
定量で済むからである。つまり、規制部材用スプリング
のばね力が相対的に小さいものでも良くなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。まず図1は、本発明の一実施形態であ
る電磁弁の概略構成及びその動作を示すための断面図、
図2は、電磁弁をブレーキ制御装置としてのアンチスキ
ッド制御装置に適用した場合の概略構成を示すモデル図
である。なお、図2では説明を簡単にするため1輪に対
するブレーキ配管系のみを示す。
【0024】図2に示すように、車輪1には電磁式ある
いは磁気抵抗式等の車輪速度センサ5が配置され、車輪
1の回転に応じた周波数のパルス信号を出力する。さら
に、車輪1には油圧ブレーキ装置(以下ホイールシリン
ダという)11が配置され、車輪1に制動力を発生させ
る。ブレーキペダル15の踏み込みによって発生するマ
スタシリンダ16からの油圧は、主に増圧制御を実行す
るためのインレット弁21及び油圧管路を介して送られ
る。
【0025】ここで、アンチスキッド制御が実行されて
いない場合には、インレット弁21は連通状態とされて
おり、マスタシリンダ16からの油圧はインレット弁2
1を通して、ホイールシリンダ11に伝達される。よっ
て、この場合には、マスタシリンダ16からの油圧が乗
員のブレーキペダル15の踏み込みに応じてホイールシ
リンダ11に伝達され、車輪1に制動力が発生する。
【0026】次に、ホイールシリンダ11とインレット
弁21とを結ぶ油圧管路からは、ホイールシリンダ11
内のブレーキ液をリザーバ25へ逃がすための油圧管路
が延びており、この油圧管路には、該管路を連通・遮断
するためのアウトレット弁23が配置されている。そし
て、リザーバ25は、マスタシリンダ16とインレット
弁21とを結ぶ油圧管路に油圧ポンプ30を介して接続
されている。なお、油圧ポンプ30からのブレーキ液の
吐出経路には、内部の油圧の脈動を抑えるダンパ34が
設けられ、上述したマスタシリンダ16とインレット弁
21とを結ぶ油圧管路とこのダンパ34との間には、ダ
ンパオリフィス36が設けられている。
【0027】また、ホイールシリンダ11とインレット
弁21とを結ぶ油圧管路と、マスタシリンダ16との間
には、インレット弁21をバイパスする油圧管路が設け
られており。この油圧管路には、ホイールシリンダ11
側からマスタシリンダ16側へのブレーキ液の流動のみ
を許容する逆止弁41が配設されている。
【0028】上述したインレット弁21及びアウトレッ
ト弁23は電磁弁であり、その弁体は電子制御装置50
(以下ECUという)からの信号に基づいて電力を供給
された時、ソレノイドが励磁することによって変化して
ポートの連通・遮断状態を切り換える。なお、各弁の非
作動時すなわちアンチスキッド制御が開始されていない
状態では、ポートは図示位置にある。
【0029】上述したアウトレット弁23は、従来から
も用いられている2ポート2位置弁であるが、インレッ
ト弁21は、本実施形態の電磁弁が採用されたものであ
り、従来からある連通と保持の2状態に加えて、絞り連
通状態も実現することができるようにされている。この
インレット弁21の構造については図1を参照して後述
するが、非通電時には図2に示すA位置となって連通状
態になる。そして、通電時には、その電流レベルに応じ
て図2に示すB位置あるいはC位置に切り替えられる。
B位置の場合が絞り連通状態であり、C位置の場合が保
持状態となる。
【0030】一方、ECU50は、CPU、ROM、R
AM及び入出力インターフェース等からなるマイクロコ
ンピュータを中心としてから構成されている。また、E
CU50は、図示しないイグニッションスイッチがオン
されることにより電源が供給され、前記車輪速度センサ
5や、ブレーキペダル15の踏込時にオンするストップ
スイッチ(図示省略)等からの信号を受け、車輪1のス
リップ状態を演算推定すると共に、ブレーキ力制御のた
めの演算制御を行い、インレット弁21及びアウトレッ
ト弁23に対する駆動制御信号を出力する。
【0031】続いて、図1を参照してインレット弁21
の構成について詳しく説明する。なお、図1(a)は図
2におけるA位置に対応する「全開位置」に弁体71が
ある場合、図1(b)は図2におけるB位置に対応する
「半開位置」に弁体71がある場合、図1(c)は図2
におけるC位置に対応する「全閉位置」に弁体71があ
る場合をそれぞれ示している。
【0032】インレット弁21は、弁体71がシート7
2に設けられた弁座72bに押し付けられると流路が遮
断されるようにされており、その弁体71はプランジャ
74によってシート方向へ押圧可能となっている。プラ
ンジャ74はスリーブ78内に摺動可能に配置されてお
り、スリーブ78の外周にはヨーク79内に収納された
励磁コイル80が配設されている。
【0033】弁体71は、プランジャ74に当接する最
大径部71aから先端側にかけて3段階に順次その径が
小さくなるように形成されており、最大径部71aはガ
イド77の一端側に設けられた摺動孔内を摺動可能なよ
うに配置されている。一方、ガイド77の他端側には前
記シート72が固定されている。シート72には、図2
のように配設された場合にマスタシリンダ16側と連通
する第1連通孔72aが設けられており、その第1連通
孔72aのガイド77内への開口部分が弁座72bとさ
れている。また、ガイド77には、内部と連通すると共
に、図2のように配設された場合にホイールシリンダ1
1側と連通する第2連通孔77aが設けられている。こ
れによって、弁体71が弁座72bから離間している場
合には、第1連通孔72a及び第2連通孔77aを介し
てマスタシリンダ16とホイールシリンダ11とが連通
することとなる。
【0034】一方、ガイド77内部においては、シート
72と弁体71との間にリターンスプリング75が圧縮
された状態で介装されており、弁体71を常時プランジ
ャ74側へ付勢している。また、上述した最大径部71
aに連設する2番目に大きな径を持つ弁体71の中径部
71bの外周には、「規制部材」に相当するリング状の
ストッパ73が嵌められており、シート72とそのスト
ッパ73との間には、「規制部材用スプリング」に相当
するストッパ用スプリング76が圧縮された状態で介装
されている。なお、図1(a)に示すように、弁体71
の最大径部71aが収納されている摺動孔よりもシート
72やストッパ73等が収納されている部分の径が大き
いことによって段部77bが形成されるが、ストッパ用
スプリング76によって付勢されるストッパ73は、通
常この段部77bに当接している。
【0035】次に、上述した構成のインレット弁21の
動作について説明する。非通電時には、図1(a)に示
すように、弁体71及びプランジャ74がリターンスプ
リング75によって付勢され、弁座72bから最も離れ
た「全開位置」に弁体71が位置することとなる。この
全開位置はプランジャ74がスリーブ78に当接する位
置であり、弁体71が弁座72bから第1の所定距離だ
け離間するようにされている。
【0036】一方、通電時には励磁コイル80等によっ
て発生される電磁力によってプランジャ74が弁体71
側に吸引され、弁体71を弁座72bに近づける方向へ
押圧する。この押圧力がリターンスプリング75等によ
って弁体71をプランジャ74方向へ付勢する力よりも
大きければ弁体71は弁座72b側へ移動する。
【0037】その移動の過程において、図1(b)に示
すように弁体71の最大径部71aがストッパ73に当
接すると、弁体71をプランジャ74方向へ付勢する力
としてさらにストッパ用スプリング76による付勢力も
加わることとなる。このストッパ用スプリング76によ
る付勢力も加わった場合の付勢力よりも、プランジャ7
4が弁体71を弁座72b方向に押す力が下回っていれ
ば、最大径部71aがストッパ73に当接する位置で弁
体71が停止するので、この位置が「半開位置」とな
る。この半開位置では、弁体71が弁座72bから第2
の所定距離だけ離間するようにされている。この第2の
所定距離は、図3〜図6(これらについては後述する)
において弁体リフト量Lとして示されているが、弁体7
1と弁座72bとの間の流路を十分に絞れるような距離
に設定されたものである。
【0038】また、電磁力によってプランジャ74が弁
体71を弁座72b方向に押す力がそれを上回っていれ
ば、弁体71は、ストッパ73も一緒に移動させながら
弁座72b方向へさらに移動し、最終的には弁体71が
弁座72bに着座し、両者が密接することとなる。これ
が「全閉位置」である。
【0039】このように、非通電時には図1(a)に示
す「全開位置」にあり、通電時にはその電磁力を制御す
ることによって図1(b)に示す「半開位置」あるいは
図1(c)に示す「全閉位置」に移動させることができ
るようにされている。続いてその電磁力について説明す
る。なお、制御すべき電磁力は、リターンスプリング7
5及びストッパ用スプリング76のばね力との相対的な
大小関係によって決定されるので、その点もふまえて説
明する。
【0040】図3は、インレット弁21の弁体リフト量
(弁体71が弁座72bから離間している距離)と弁体
71に作用するスプリング力との関係を表したものであ
る。図3に示すように、弁体71がストッパ73に当接
する位置(半開位置)での弁体リフト量においてスプリ
ング力が急変する。つまり、弁体リフト量が「全開位置
〜半開位置」の範囲ではリターンスプリング75のみの
スプリング力であるが、「半開位置〜全閉位置」の範囲
ではリターンスプリング75にストッパ用スプリング7
6を併せたスプリング力となるため、半開位置では、リ
ターンスプリング75のみのスプリング力Aからさらに
ストッパ用スプリング76のスプリング力Bを加えたス
プリング力(A+B)に急変することとなるのである。
【0041】そのため、弁体71を半開位置において止
めるための電磁力(第1の電磁力と称す)としては、リ
ターンスプリング75のみのスプリング力Aより上回る
が、さらにストッパ用スプリング76のスプリング力B
を加えたスプリング力(A+B)よりは下回るように設
定することが必要である。また、弁体71を全閉位置に
おいて止めるための電磁力(第2の電磁力と称す)とし
ては、リターンスプリング75にストッパ用スプリング
76を加えたスプリング力(A+B)を上回るように設
定することが必要である。
【0042】図3では、弁体リフト量と弁体71に作用
するスプリング力との関係のみを表していたが、図2に
示すような圧力回路に適用して実際に使用する場合に
は、ブレーキ液を介して圧力が作用する。つまり、全閉
位置や半開位置にある弁体71に対しては、マスタシリ
ンダ16からの圧力Pmとホイールシリンダ11からの
圧力Pwの圧力差△P(=Pm−Pw)により弁体71
を弁座72bから離間させる方向(弁体開方向)に[圧
力差△P×シート面積S]の力が作用する。なお、逆弁
41(図2参照)があるので、圧力差△Pが負となるこ
とはない。
【0043】この圧力差△Pがあるため、弁体開方向へ
の作用力は、△P=0の場合は図4中に実線で示す状態
であるが、△P>0であれば一点鎖線で示すようにその
分だけ相対的に増加する。したがって、図4で言えば実
線と一点鎖線とが重複する範囲に第1の電磁力の目標値
FE1を設定することで、圧力差△Pが0の場合から最大
値の場合のいずれに場合であっても適切に対応できる。
つまり、半開位置までは移動し、そこで停止するという
ことである。なお、この場合の第2の電磁力の目標値F
E2は、リターンスプリング75にストッパ用スプリング
76を加えたスプリング力(A+B)に圧力差△Pの最
大値を加えた値をさらに上回るように設定すればよい。
【0044】また、リターンスプリング75のみのスプ
リング力Aと、さらにストッパ用スプリング76のスプ
リング力Bを加えたスプリング力(A+B)との差が大
きいほど、すなわちストッパ用スプリング76のスプリ
ング力Bが大きいほど第1の電磁力の目標値FE1として
設定できる範囲に幅を持たせることができるが、インレ
ット弁21の体格等の点からそのスプリング力Bを大き
くできないような状況もある。その状況では第1の電磁
力を固定値とすると半開状態を必ず造り出すということ
ができない可能性もあるので、その場合には圧力差△P
を推定して、上述の[圧力差△P×シート面積S]の力
の分だけ第1の電磁力の目標値FE1、そして第2の電磁
力の目標値FE2を補正すればよい。
【0045】圧力差△Pに関しては、例えばABS制御
における増圧時間や減圧時間、あるいは減速度等を考慮
して推定するといったことが考えられる。圧力差△Pの
大小によってこれらの物理量が変化するので、その変化
状態や変化度合等に基づけば推定が可能である。
【0046】このように、実際に作用していると推定さ
れる圧力差△Pに基づいて電磁力を補正すれば、特にス
トッパ用スプリング76のばね力は相対的に小さいもの
でも良くなる。なぜなら、図5に示すように、圧力差△
Pによる増加分を考慮せず、単純にリターンスプリング
75のみのスプリング力Aと、ストッパ用スプリング7
6のスプリング力Bを加えたスプリング力(A+B)と
の差が最低限度確保できれば良いので、相対的に小さな
ばね力で対応できる。
【0047】以上説明したように、本実施形態のインレ
ット弁21を図2のブレーキ制御装置に用いれば、通常
ブレーキ時にはインレット弁21は非通電状態であり全
開状態(図1中のA位置)となっているため、マスタシ
リンダ16からホイールシリンダ11の間の流路は絞ら
れず、ブレーキの効き遅れは生じない。一方、ABS制
御中は、増圧時にインレット弁21を全開状態にせず半
開状態(図1中のB位置)にする。なお、図3〜5にお
いて半開位置までの弁体リフト量をLで示しているが、
この弁体リフト量Lは上述したように弁体71と弁座7
2bとの間の流路を十分に絞れるような距離に設定され
たものである。そして、図2に示す圧力回路に採用され
ている場合、当然ながら、図1(b)の半開状態では図
1(a)の全開状態の場合に比べてホイールシリンダ1
1の圧力の増圧勾配を緩くすることができる。従来、増
圧と保持の組み合せによって行っていた緩増圧も、この
半開状態での増圧と保持の組み合わせによって行なえ
る。これによって緩増圧時の圧力脈動を小さくでき、作
動音やブレーキペダル15への振動を低減することがで
きる。
【0048】そして、半開位置を実現可能でありなが
ら、弁体71と弁座72bという弁構造と、電磁力によ
って弁体71を弁座72bに着座させる方向へ付勢する
プランジャ74という従来からある一般的な構成に、ス
トッパ73とストッパ用スプリング76という簡単な構
成を追加しただけであり、その構成を小型かつ簡易に保
つことができるのである。従来技術で示した特開平6−
213364号公報記載の電磁弁では、図6に示すよう
に、半開位置を実現するために弁体内にさらに弁構造を
設けていたため、それが構成を大型かつ複雑にする要因
であったが、本インレット弁21では、ストッパ73や
ストッパ用スプリング76という特徴的な構成が弁体7
1とは別個に設けられるものであり、弁体71自体は一
般的なものでよいのである。また、従来の電磁弁では全
閉状態を実現するには2箇所での閉鎖エレメントと弁座
との当接を確実に実行する必要があるため、その当接部
分に対するメンテナンス等の負担も増大していたが、本
インレット弁21ではそのような不都合も生じない。
【0049】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明はこうした実施形態に限定されることはな
く、種々の態様をとることができる。例えば、上記実施
形態において弁体71を常時プランジャ74側へ付勢し
ているリターンスプリング75を省略しても実現は可能
である。リターンスプリング75が無い場合は、弁体7
1は図1(a)の全開位置と図1(b)の半開位置の間
のいずれかに位置することとなるが、図2に示すような
圧力回路中に配置された場合には全開位置にあることが
多いと考えられる。それは、弁体71に作用する上述の
圧力差△Pは0より大きい状況の方が多く、現実的には
全開位置側へ付勢されることが多いからである。
【0050】リターンスプリング75があればこの圧力
差△Pが0であっても確実に全開位置へ素早く戻すこと
ができるという点でメリットがあるが、上述したように
リターンスプリング75がなくても実現はできるのであ
る。なお、この場合には、図3〜5で説明した第1及び
第2の電磁力の設定に関しては、リターンスプリング7
5によるスプリング力Aを考えず、「半開位置〜全閉位
置」に限ってストッパ用スプリング76のスプリング力
Bが作用するとして同様に取り扱えばよい。
【0051】また、上記実施形態では電磁弁をブレーキ
制御装置としてのアンチスキッド制御装置におけるイン
レット弁21として適用した場合を説明したが、その他
にも例えば同じようにブレーキ液圧により車輪制動力を
調整するものとしてトラクション制御装置にも適用可能
である。
【0052】さらには、電磁力のコントロールは電流の
コントロールで行っても良いし、PWM駆動でデューテ
ィ比をコントロールすることにより平均電流をコントロ
ールするようにしても良い。また上記実施形態では、増
圧と保持の組み合せによって行っていた緩増圧を半開状
態の増圧と保持の組み合せによって行なうと述べたが、
半開状態の増圧のみで緩増圧を行っても良いし、必要で
あれば全開状態の増圧も行なうようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である電磁弁の概略構成
及びその動作を示すための断面図である。
【図2】 電磁弁をブレーキ制御装置としてのアンチス
キッド制御装置に適用した場合の概略構成を示すモデル
図である。
【図3】 インレット弁の弁体リフト量と弁体に作用す
るスプリング力との関係を表す説明図である。
【図4】 マスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧の圧
力差△Pを考慮して電磁力を設定する場合の説明図であ
る。
【図5】 マスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧の圧
力差△Pを推定し、それに基づいて電磁力を個別に設定
する場合の説明図である。
【図6】 従来技術の電磁弁の概略構成を説明する断面
図である。
【符号の説明】
1…車輪 5…車輪速度センサ 11…ホイールシリンダ 15…ブレーキペダ
ル 16…マスタシリンダ 21…インレット弁 23…アウトレット弁 25…リザーバ 30…油圧ポンプ 34…ダンパ 36…ダンパオリフィス 41…逆止弁 50…電子制御装置 71…弁体 71a…最大径部 71b…中径部 72…シート 72a…第1連通孔 72b…弁座 73…ストッパ 74…プランジャ 75…リターンスプ
リング 76…ストッパ用スプリング 77…ガイド 77a…第2連通孔 77b…段部 78…スリーブ 80…励磁コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体が弁座に着座または離間することに
    よって弁入口と弁出口との間の流路が遮断または連通す
    る弁構造と、電磁ソレノイドにて発生した電磁力によっ
    て作動し、前記弁体を前記弁座に着座させる方向へ付勢
    する可動子を備える電磁弁において、 前記弁座より第1の所定距離だけ離間させられた全開位
    置から前記弁座に着座した全閉位置へ前記弁体が移動す
    る途中であって、前記弁座から第2の所定距離だけ離間
    した半開位置まで前記弁体が移動した際、前記弁体に当
    接する規制部材と、 前記弁体が前記規制部材を押圧して前記半開位置から全
    閉位置へさらに移動しようとする際、前記規制部材の移
    動を防止するように付勢する規制部材用スプリングとを
    備え、 前記電磁ソレノイドが第1の電磁力を発生させた場合の
    前記弁体は、前記規制部材に当接する半開位置までは移
    動可能であるが前記規制部材用スプリングによる付勢力
    によってそれ以上の移動が規制され、また、前記電磁ソ
    レノイドが第2の電磁力を発生させた場合の前記弁体
    は、前記規制部材用スプリングによる付勢力に打ち勝っ
    て前記全閉位置まで移動可能となるように、前記規制部
    材用スプリングのばね力が設定されていることを特徴と
    する電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記電磁ソレノイドが非作動状態の場合
    には前記弁体が前記全開位置に来るように、前記弁体を
    前記弁座から離間させる方向へ常時付勢するリターンス
    プリングをさらに備え、 前記電磁ソレノイドが第1の電磁力を発生させた場合の
    前記弁体は、前記リターンスプリングの付勢力に打ち勝
    って前記規制部材に当接する半開位置までは移動可能で
    あるが、前記リターンスプリングと前記規制部材用スプ
    リングの両者による付勢力によってそれ以上の移動が規
    制され、また、前記電磁ソレノイドが第2の電磁力を発
    生させた場合の前記弁体は、前記リターンスプリングと
    前記規制部材用スプリングの両者による付勢力にも打ち
    勝って前記全閉位置まで移動可能となるように、前記リ
    ターンスプリング及び前記規制部材用スプリングのばね
    力が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の
    電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記弁入口側から作用する圧力と前記弁
    出口から作用する圧力との差圧の最大値を考慮して、前
    記電磁ソレノイドによる第1及び第2の電磁力が設定さ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の電
    磁弁。
  4. 【請求項4】 ホイールシリンダ圧を圧力源からのブレ
    ーキ液によって増圧するか、該ホイールシリンダ圧を減
    圧するか、或は該ホイールシリンダ圧を保持するかによ
    り車輪制動力を制御するブレーキ制御装置であって、 前記ホイールシリンダ圧を増圧する際に用いられる液圧
    制御弁として、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の電磁弁を採用すると共に、該電磁弁に前記第1及び
    第2の電磁力を発生させるよう制御する制御手段を備え
    たことを特徴とするブレーキ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記弁入口側から作用する圧力と前記弁
    出口から作用する圧力との差圧を推定する差圧推定手段
    と、 該差圧推定手段によって推定された差圧に基づいて前記
    第1及び第2の電磁力を補正する電磁力補正手段を備
    え、 前記制御手段は、この補正された第1及び第2の電磁力
    を前記電磁弁が発生させるように制御することを特徴と
    する請求項4に記載のブレーキ制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000142353A (ja) * 1998-11-02 2000-05-23 Denso Corp ブレーキ制御用電磁弁
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