JPH109434A - バルブ制御方法 - Google Patents

バルブ制御方法

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JPH109434A
JPH109434A JP17990996A JP17990996A JPH109434A JP H109434 A JPH109434 A JP H109434A JP 17990996 A JP17990996 A JP 17990996A JP 17990996 A JP17990996 A JP 17990996A JP H109434 A JPH109434 A JP H109434A
Authority
JP
Japan
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valve
temperature
control
voltage
driving
Prior art date
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Pending
Application number
JP17990996A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Toyoda
豊田啓治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
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Publication of JPH109434A publication Critical patent/JPH109434A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルブの応答性の温度変化の影響を少なくし
て、効率の良いブレーキ制御を行う。 【解決手段】車両の車輪制御に使用するバルブの制御方
法において、バルブの温度を測定し、バルブの応答時間
が長い温度領域では、短い温度領域よりもバルブの駆動
制御電圧の駆動パルス幅を長くし、バルブの応答特性の
温度変化の影響を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の制動用バル
ブの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキ用バルブの制御におい
て、その温度変化と応答特性について考慮が払われてい
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バルブの応
答性の温度変化の影響を少なくして、効率の良いブレー
キ制御を行うことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の車輪制
御に使用するバルブの制御方法において、バルブの温度
を測定し、バルブの応答時間が長い温度領域では、短い
温度領域よりもバルブの駆動制御電圧の駆動パルス幅を
長くし、バルブの応答特性の温度変化の影響を低減する
ことを特徴とする、バルブ制御方法、又は、車両の車輪
制御に使用するバルブの制御方法において、バルブの温
度を測定し、バルブの応答時間が短い温度領域では、長
い温度領域よりもバルブの制御禁止電圧しきい値を低
め、バルブ駆動制御電圧の制御可能範囲を拡大すること
を特徴とする、バルブ制御方法、又は、上記バルブ制御
方法において、バルブのコイルに駆動しない程度の微弱
電流を流し、コイルの抵抗値の温度特性を利用してバル
ブの温度を測定することを特徴とする、バルブ制御方
法、又は、上記バルブ制御方法において、モータコイル
又は車輪速コイルの抵抗値の温度特性を利用してバルブ
の温度を推定することを特徴とする、バルブ制御方法も
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0006】<イ>バルブ制御 バルブ制御として、入口弁23と出口弁24のバルブを
制御するアンチロックブレーキ制御装置の例を図1に示
す。この装置の動作は、ブレーキペダル11が踏み込ま
れると、ブレーキ液圧はマスタシリンダ12からABS
液圧ユニット20内の第1又は第2液圧回路(X配管の
例)21、22を通り入口弁23を介してホイールシリ
ンダ13に作用し、各車輪にブレーキがかかる。
【0007】アンチロックブレーキ制御では、電子制御
装置30が車輪速センサ40から信号を得て、車輪の回
転速からスリップ状態を検出し、モータ26を回転し液
圧ポンプ25を駆動してブレーキ液を第1及び第2液圧
回路21、22に戻すと共に、入口弁23と出口弁24
の各バルブを開閉制御して各車輪のホイールシリンダ1
3のブレーキ液圧を増減し、各車輪に対してアンチロッ
クブレーキ制御を行う。
【0008】なお、本発明のバルブ制御は、アンチロッ
クブレーキ制御装置に限らず、例えばトラクションコン
トロール装置などでも行われる。
【0009】<ロ>バルブ制御装置 入口弁23や出口弁24などのバルブはバルブコイル2
7を有し、図2のようにバルブコイル27に流す電流を
制御することにより、バルブの開閉制御が行われる。図
2において、電子制御回路31は、バルブドライバ32
を駆動してバルブコイル27に流す電流を制御し、バル
ブ電源遮断スイッチ33はバッテリー41からの回路を
遮断し、全バルブを停止することができる。電圧測定用
モニタライン34はバルブ駆動電圧Vの低下を監視し、
また温度測定用モニタライン35はバルブコイル27の
温度を測定するものである(詳細は後述する)。
【0010】<ハ>バルブの応答時間 バルブの応答時間は、例えば、図3に示すように温度と
バルブ駆動電圧に依存する。図3では、応答時間が4m
sの場合、高温100℃と低温−30℃では10.0V
のバルブ駆動電圧が必要であり、常温20℃では8.5
Vと低いバルブ駆動電圧でよい。また、応答時間が10
msの場合、高温100℃では7.0Vのバルブ駆動電
圧が、低温−30℃では5.5Vのバルブ駆動電圧が必
要であり、常温20℃では5.0Vと低いバルブ駆動電
圧でよい。即ち、同一のバルブ駆動電圧を使用すると、
常温ほどバルブの応答時間が短くなることが知れる。
【0011】<ニ>バルブの温度測定 バルブの温度測定は、種々の方法がある。温度センサを
バルブ付近に配置して直接測定する方法の他に、例えば
電気抵抗の温度変化を利用する方法がある。バルブコイ
ル27の電気抵抗から温度を求めるには、バルブコイル
27に微小電流を流し、バルブコイル27の電圧降下を
温度測定用モニタライン35から測定し、抵抗と温度の
関係式から温度を算出する。
【0012】この微小電流はバルブが動作しない電流で
あり、常時又断続的に流される。又は、バルブコイル2
7の他に抵抗値、例えばモータコイルや車輪速センサコ
イルの抵抗値から温度を推定して求めてもよい。これら
のコイルはバルブの配置位置から離れているが、温度の
違いは空気の流れによって、走行中には実際上問題にな
らない。なお、バルブの制御によりバルブ温度が上昇す
るので、制御後所定時間以内は、コイル抵抗値を温度評
価に使用しない。
【0013】以下に、バルブの制御方法を説明する。
【0014】<イ>温度変動に応じた駆動信号の修正 <S1>割込タイミングや割込数により車輪速センサ4
0からの回転数のデータを受信する。 <S2>電子制御装置30は回転数のデータを使用して
車輪速を演算する。 <S3>電子制御装置30は加減速度、推定車体速やス
リップ率などの制御パラメータを求める。 <S4>電子制御装置30は入口弁23や出口弁24の
バルブを駆動するパルスパターンを求める。 <S5>電子制御装置30は電圧測定用モニタライン3
4からバルブ駆動電圧Vを測定する。 <S6>バルブ駆動電圧はバルブの制御禁止電圧しきい
値Vthと比較され、小さい場合はバルブの制御が安定
しないために制御を禁止する。 <S7、S8>温度測定用モニタライン35から電圧値
などの温度情報を読み込み、温度を算出する。 <S9、S10>測定した温度と図3の関係により、バ
ルブ駆動信号を補正し、バルブ駆動信号を出力する。
【0015】<ロ>温度補正 バルブ駆動信号の補正方法として、例えば温度が常温よ
り高く又は低い場合、図5に示された入口弁23の補正
前のパルス幅では短く、バルブの駆動ミスが発生する場
合がある。その場合、図6のように応答時間の遅れ分、
パルス幅を長くして、バルブの駆動を確実なものにす
る。
【00016】<ハ>バルブの制御禁止電圧しきい値の
制御 図7の制御の流れは、バルブの制御禁止電圧しきい値V
thを図8のようにバルブの温度に対応して変化させ、
バルブの駆動範囲を広くしている。図4の制御の流れと
は、途中順序が異なるものの、ほぼ同一のステップを取
る。ステップS7aが新たに追加される。 <S5a、S6a>図4と同様にバルブの温度を算出す
る。 <S7a>バルブの温度に対応した制御禁止電圧しきい
値Vthを、図3の応答時間特性を基に、予め図8のよ
うに決めておく。この図からそのバルブ温度でのしきい
値Vthを求める。 <S8a〜S10a>バルブ駆動電圧を読み込み、この
電圧と制御禁止電圧しきい値Vthを比較し、バルブ駆
動電圧が小さい場合、バルブの駆動ミスが発生するの
で、制御を停止し、バルブ駆動電圧が大きい場合、ステ
ップS4で求めたバルブ駆動データの信号を出力する。
【0017】なお、ステップS6又はS9aでバルブ駆
動電圧が制御禁止電圧しきい値Vthより小さい場合、
制御を完全に禁止するのではなく、部分的に制御を続行
してもよい。即ち、部分的な制御では、必要な電流が少
なくて済むので、電圧降下が小さくなり、一部バルブの
制御が可能となる。例えば、リア輪のバルブだけ制御し
て、車両の安定性を確保することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>バルブの温度を考慮してバルブ制御をするため、
適切なブレーキ制御が可能となる。 <ロ>駆動電圧のしきい値を温度によって変えることに
より、制御可能な電圧域を広げることができる。 <ハ>制御に使用しているコイルを温度検出に利用する
ので、新たな温度検出デバイスを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンチロックブレーキ制御装置の説明図
【図2】バルブの駆動回路の説明図
【図3】バルブの応答時間と温度、駆動電圧の関係を示
す図
【図4】バルブの制御を示す流れ図
【図5】バルブの駆動信号の説明図
【図6】バルブの応答時間が長い場合の駆動信号の説明
【図7】バルブの制御を示す他の流れ図
【図8】制御禁止電圧しきい値とバルブ温度の対応説明

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車輪制御に使用するバルブの制御方
    法において、 バルブの温度を測定し、 バルブの応答時間が長い温度領域では、短い温度領域よ
    りもバルブの駆動制御電圧の駆動パルス幅を長くし、 バルブの応答特性の温度変化の影響を低減することを特
    徴とする、 バルブ制御方法。
  2. 【請求項2】車両の車輪制御に使用するバルブの制御方
    法において、 バルブの温度を測定し、 バルブの応答時間が短い温度領域では、長い温度領域よ
    りもバルブの制御禁止電圧しきい値を低め、 バルブ駆動制御電圧の制御可能範囲を拡大することを特
    徴とする、 バルブ制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2のいずれかに記載のバルブ
    制御方法において、 バルブのコイルに駆動しない程度の微弱電流を流し、コ
    イルの抵抗値の温度特性を利用してバルブの温度を測定
    することを特徴とする、 バルブ制御方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至2のいずれかに記載のバルブ
    制御方法において、 モータコイル又は車輪速コイルの抵抗値の温度特性を利
    用してバルブの温度を推定することを特徴とする、 バルブ制御方法。
JP17990996A 1996-06-20 1996-06-20 バルブ制御方法 Pending JPH109434A (ja)

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Cited By (4)

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