JPH1093580A - データ処理装置の制御方法およびデータ処理装置 - Google Patents

データ処理装置の制御方法およびデータ処理装置

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JPH1093580A
JPH1093580A JP24673196A JP24673196A JPH1093580A JP H1093580 A JPH1093580 A JP H1093580A JP 24673196 A JP24673196 A JP 24673196A JP 24673196 A JP24673196 A JP 24673196A JP H1093580 A JPH1093580 A JP H1093580A
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data
data processing
processing device
atm
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JP24673196A
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Takayuki Jikuya
孝之 軸屋
Eizo Hata
栄三 端
Masahiro Kimoto
昌宏 木本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUの能力、メモリサイズ等に制約されず
に、リアルタイム性を必要とするマルチメディア情報の
高品質なサービスを実現する。 【解決手段】 システムバス13にCPU11、主メモ
リ12、音声出力インタフェース54、ディスプレイイ
ンタフェース56、音声入力インタフェース58、ビデ
オ入力インタフェース60、バスコントローラ62およ
び前記各インタフェース(属性の異なるデータ)毎に設
定された仮想パス(VP)と仮想チャネル(VC)とD
MA転送アドレスと対応付けて格納する管理テーブル6
4を備えたATM通信アダプタ61を接続し、各インタ
フェースにはバスコントローラ62からDMA転送可能
なメモリ(54d〜60d)および転送制御プロトコル
のヘッダ削除/付加回路(54c〜60c)を設け、A
TM通信アダプタ61と各インタフェースとの間でCP
U11や主メモリ12を介さずに直接にデータ転送を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode)ネットワークや、ATMネットワ
ークと等価な制御機能を有するように拡張されたイーサ
ネット等に接続されることによってマルチメディア情報
等のリアルタイム処理を要求されるデータの授受を行う
ATMデータ処理装置等に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、データ通信の分野では、取り
扱われる情報は多様化してきており、通常のテキストデ
ータ等に加えて、音響情報、映像情報等のリアルタイム
処理が必要ないわゆるマルチメディア情報を混在させて
扱うことが一般化してきている。
【0003】ところで、通信伝送路経由で、ほかの情報
端末、マルチメディア装置とデータ交換を行う場合、後
述のように、データフレームに通信制御のためのプロト
コル情報等が付加されたマルチメディアデータを扱って
いた。また通信用物理層/データリンク層にてアプリケ
ーション単位のデータの識別を行えなかった。このた
め、送信データは、すべて一旦データ処理装置のCPU
の主メモリにおいてプロトコル情報を付加して通信アダ
プタ経由で送信していた。また通信伝送路経由で受信し
たデータは、一旦CPUの主メモリに貯えてプロトコル
情報を削除してマルチメディア出力装置に渡していた。
【0004】図6は、上述のような従来の考えられるデ
ータ処理装置における機能ブロックとデータの流れを示
す概念図である。ここでは最も普及しているTCP/I
P通信プロトコル等で使われるIPパケットの一例を示
している。なお、TCP/IP通信プロトコル等に関し
ては、株式会社昭晃堂、1993年9月22日発行「デ
ータ通信」P113〜P195等の文献に記載されてい
る。
【0005】図6において、110はデータ処理装置の
CPU、120はCPUの主メモリ、130はデータ処
理装置のデータおよびアドレスバス、140はデータ処
理装置の音声複合および出力回路、150は音声出力ス
ピーカ、160はディスプレイ信号複合回路およびディ
スプレイ回路、170はディスプレイ、180は音声入
力および圧縮回路、190はマイク、200はビデオカ
メラからの入力信号を処理するビデオ入力回路および圧
縮回路、210はビデオカメラである。これら、音声回
路140、ディスプレイ回路160、音声入力回路18
0、ビデオ入力回路200はマルチメディア処理回路と
総称することができる。
【0006】受信データの流れを最初にのべる。データ
通信路経由で通信アダプタ270にて受信したデータは
IPパケットデータとして受け取り、通信アダプタ27
0のDMA転送機能にてバス130を利用して主メモリ
120に転送される。受信データの一例である音声出力
データ220は、主メモリ120に転送(データの流れ
280の)されて、IPパケットヘッダ等を削除して
音声出力データのみにして、音声回路140に転送
()される。同様に受信データの一例であるディスプ
レイデータ230の場合、通信アダプタ270より転送
()し、IPヘッダを削除してディスプレイ回路16
0に転送()する。
【0007】次に送信データの流れを述べる。マイク1
90を経由して音声入力回路180より取り込んだ音声
データは、主メモリ120に転送()されIPヘッダ
にてカプセル化され、音声入力データ240となり、通
信アダプタ270に転送()される。一方、ビデオカ
メラ210を経由してビデオ入力回路200より取り込
んだデータは、主メモリ120に転送()されIPヘ
ッダにてカプセル化されビデオ入力データ250とな
り、通信アダプタ270に転送()される。また、通
信アダプタ270との間で授受()される文書/デー
タベースデータ260は、主メモリ120上において、
IPヘッダの付加や削除が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のデータ処理方式では、次のような技術的課
題がある。
【0009】(1)物理層/データリンク層にてアプリ
ケーション単位のデータ識別を行えないために、一旦デ
ータ処理装置の主メモリに転送してCPUの介入の下で
処理する必要があり、送受信のタイミング調整等のため
に比較的大容量のバッファを主メモリ上に設ける必要が
ある。
【0010】(2)かつプロトコル制御のための情報
(たとえば、TCP/IPにおけるIPヘッダ等)をマ
ルチメディアデータのヘッダ情報として付加または削除
するためデータ処理装置の主メモリに一旦データを転送
してCPUの介入の下で処理する必要がある。
【0011】(3)主メモリでのプロトコル制御のため
の情報の付加/削除が必要なため、マルチメディア入出
力装置と通信アダプタ間で直接データの受け渡しを行う
ことが不可能である。
【0012】(4)データ処理装置のバス上でのデータ
転送が頻繁に発生するために装置のスループットが低下
する。
【0013】(5)主メモリの容量が小さい場合や、C
PUの処理能力の低いデータ処理装置の場合、音声デー
タやビデオデータのリアルタイム性を維持できない懸念
がある。
【0014】本発明の目的は、データ処理装置のCPU
の能力、メモリサイズ等に制約されずに、リアルタイム
性を必要とするマルチメディア情報の高品質なサービス
を実現するデータ処理技術を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、小形で低価格なマル
チメディア端末を実現することが可能なデータ処理技術
を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、ATMネットワーク
と同等な制御情報を含むように拡張されたイーサネット
インタフェースを備えた通信アダプタを含むデータ処理
装置において、データ処理装置のCPUの能力、主メモ
リのサイズ等に制約されずにリアルタイム性を必要とす
るマルチメディア情報の高品質なサービスを実現するデ
ータ処理技術を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理技術
は、一例として以下の手段を提供する。
【0018】(1)ATMネットワークやATMと等価
な制御機能を有するように拡張されたイーサネットにて
ほかの情報端末、マルチメディア装置とデータ交換を行
う場合に、扱うアプリケーション単位に通信路となる仮
想パス(VP)と仮想チャネル(VC)を設定し、AT
M通信アダプタ(通信制御手段)と各マルチメディア処
理回路(データ入出力装置)間で直接VP/VC単位の
データ交換を行うことを可能にする。
【0019】(2)ATMデータ処理装置のCPU(Ce
ntoral Process Unit )の任意のメモリ番地にDMA
(Direct Memory Access)転送可能なATM通信アダプ
タを備える。
【0020】(3)ATM通信アダプタに各VC単位の
DMA転送アドレスを管理するテーブルを備え、VC単
位にデータの属性を識別して当該データの転送先の目的
の番地にDMA転送を行う。
【0021】(4)各マルチメディア処理回路は、AT
M通信アダプタとDMA転送可能なアドレスが付与され
たデータメモリを備える。
【0022】(5)各マルチメディア処理回路は、転送
制御用のプロトコルヘッダ情報を付加、削除、または無
視する機能を備える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明のデータ
処理装置およびその制御方法の一実施の形態であるAT
Mデータ処理装置の構成の一例を示す概念図である。本
実施の形態のATMデータ処理装置は、ATMネットワ
ークに接続されたATM端末として機能する。
【0025】システムバス13には、全体の制御を行う
CPU11、CPU11の制御プログラムや処理対象デ
ータが格納される主メモリ12、スピーカ15を介して
音声等の音響情報の出力を行う音声出力インタフェース
54、ディスプレイ17を介して映像情報等を出力する
ディスプレイインタフェース56、マイク19を介して
音声等の音響情報の入力を行う音声入力インタフェース
58、ビデオカメラ21を介して映像情報の入力を行う
ビデオ入力インタフェース60等のマルチメディアアプ
リケーションが接続されている。
【0026】音声出力インタフェース54は、音声出力
回路54a、音声複合回路54b、IPヘッダ削除回路
54c、音声出力データメモリ54dからなる。
【0027】ディスプレイインタフェース56は、ディ
スプレイ回路56a、ディスプレイ信号複合回路56
b、IPヘッダ削除回路56c、ディスプレイデータメ
モリ56dからなる。
【0028】音声入力インタフェース58は、音声入力
回路58a、音声圧縮回路58b、IPヘッダ付加回路
58c、音声入力データメモリ58dからなる。
【0029】ビデオ入力インタフェース60は、ビデオ
入力回路60a、ビデオ圧縮回路60b、IPヘッダ付
加回路60c、ビデオ入力データメモリ60dからな
る。
【0030】さらに、本実施の形態では、システムバス
13には、外部との通信インタフェースとして、ATM
ネットワーク65に結合されたATM通信アダプタ61
が接続されている。本実施の形態では、通信制御プロト
コルとしてTCP/IPプロトコルを利用する例を示し
ている。ATMネットワーク65の場合、各アプリケー
ション単位に仮想通信パス(VP)と仮想通信チャネル
(VC)を構成できる。
【0031】図3には、各マルチメディア処理回路とA
TM通信アダプタ間で扱うデータ構成、およびIPヘッ
ダ付きデータをATMセル化する際の分割処理の一例を
示す。また図4には、ATMセルの構成を例示する。な
お、ATMセルの構成やTCP/IPプロトコルはよく
知られているので、個別の説明は割愛する。
【0032】本実施の形態では、ビデオカメラ21の入
力データを送信するための仮想通信パスにVP=3、仮
想チャネルにVC=X+2を定義し、ディスプレイ17
に表示する受信データの仮想通信パスにVP=3、仮想
チャネルにVC=X+4を定義し、マイク19より取り
込んだ音声データを送信するための仮想通信パスにVP
=2、仮想チャネルにVC=X+3を定義し、スピーカ
15に出力する音声データを受信するための仮想通信パ
スにVP=2、仮想チャネルにVC=X+1を定義し、
主メモリ12上で文書/データベースデータ26等を送
受信するための仮想通信パスにVP=1、仮想チャネル
にVC=X+5を定義している。ただし、Xは任意の整
数である。
【0033】ATM通信アダプタ61には、DMA転送
を行うためのバスコントローラ62、受信セルのヘッダ
解析を行う受信セルヘッダ解析回路63aおよび送信セ
ルヘッダ付加回路63bにて構成されるヘッダ処理回路
63、送受信データを読み書きするメモリアドレスとセ
ルヘッダのVP,VCとの対応を管理する管理テーブル
64を持つ。
【0034】本実施の形態の場合、主メモリ12の特定
領域にはCPU11によるプロトコル処理のためのバッ
ファ12aが設けられ、このバッファ12aにはアドレ
スA、音声出力データメモリ54dにはアドレスB、デ
ィスプレイデータメモリ56dにはアドレスC、音声入
力データメモリ58dにはアドレスD、ビデオ入力デー
タメモリ60dにはアドレスEがそれぞれ付与されてい
る。
【0035】以下、本実施の形態のATMデータ処理装
置の作用の一例を説明する。
【0036】本実施の形態の場合、ATM通信アダプタ
61のバスコントローラ62は、後述のように、音声出
力データメモリ54d、ディスプレイデータメモリ56
d、音声入力データメモリ58d、ビデオ入力データメ
モリ60dとの間では、DMA転送にて、主メモリ12
を介さずに、直接にデータの授受を行う。
【0037】すなわち、まず、ATMネットワーク65
からのデータ受信時には、ATM通信アダプタ61は、
受信セルを検出すると管理テーブル64を参照してDM
A転送アドレスを決定し、対象メモリアドレスに受信デ
ータを転送する。受信セルがVP=2、VC=X+1の
場合、アドレスB番地に転送(データの流れ28の)
される。アドレスB番地は音声出力インタフェース54
の音声出力データメモリ54dが割付けされている。音
声出力インタフェース54の音声出力データメモリ54
dに転送されたデータは、IPヘッダが存在している。
IPヘッダ削除回路54cは、受信データのIPヘッダ
を削除して音声データのみとし、音声複合回路54bに
渡す。渡されたデータは、音声出力回路54aを経由し
てスピーカ15に出力される。
【0038】同様にVP=3、VC=X+4の受信セル
はアドレスC番地のディスプレイデータメモリ56dに
DMA転送()され、IPヘッダ削除回路56cにて
IPヘッダを削除してディスプレイ信号複合回路56
b、ディスプレイ回路56aを経由してディスプレイ1
7に表示される。
【0039】また、ATMネットワーク65へのデータ
送信系について見ると、マイク19(ビデオカメラ2
1)から取り込んだ音声入力データ(ビデオ入力デー
タ)は音声入力回路58a(ビデオ入力回路60a)、
音声圧縮回路58b(ビデオ圧縮回路60b)、IPヘ
ッダ付加回路58c(IPヘッダ付加回路60c)を経
由して音声入力データメモリ58d(ビデオ入力データ
メモリ60d)の各々に貯えられる。音声入力データメ
モリ58dやビデオ入力データメモリ60dに存在する
データは定期的にバスコントローラによりDMA転送に
てATM通信アダプタ61に取り込まれ(、)。D
MA転送されたIPデータは、図3および図4に例示さ
れるようなセルサイズに分割されて送信セルヘッダを付
加されてATMネットワークに転送される。なお、IP
ヘッダの内容は、ATMネットワーク65を介した相手
先の端末とのセッションの開始時に確立された情報が、
予めCPU11からIPヘッダ付加回路58c,60に
設定されている。
【0040】なお、VP1に割り当てられた文書/デー
タベースデータ26は、従来のように、主メモリ12の
バッファ12aとの間でDMA転送にて授受され
()、CPU11によって処理される。
【0041】このように、本実施の形態のATMデータ
処理装置によれば、ATM通信アダプタ61と、マルチ
メディア情報の処理を行う音声出力インタフェース5
4、ディスプレイインタフェース56、音声入力インタ
フェース58、ビデオ入力インタフェース60との間に
おける通信データに授受を、DMA転送にて、CPU1
1の介入を必要とせずに直接に実行するので、CPU1
1の能力および負荷状況や、主メモリ12の容量等に依
存しない形で通信データの受け渡しが可能となりマルチ
メディア情報のリアルタイム性を確保でき、音声や画像
情報等のマルチメディア情報の品質や信頼性の向上、さ
らには、ATMデータ処理装置の性能や操作性の向上を
実現できる。
【0042】また、マルチメディア情報処理のためのC
PU11の負荷を軽減できるとともに、換言すれば、よ
り処理能力の低い安価なCPU11を使用できるととも
に、マルチメディア情報処理のための主メモリ12の容
量を削減でき、端末装置の低価格化を実現できる。
【0043】(実施の形態2)図2は、本発明のデータ
処理装置およびその制御方法の他の実施の形態であるA
TMデータ処理装置の構成の一例を示す概念図である。
この図2の構成は、半導体集積回路装置の高集積化技術
の進展を利用して、マルチメディア回路をATM通信ア
ダプタ81内部に取り込んだ実施の形態を示している。
すなわち、本実施の形態のATM通信アダプタ81は、
バスコントローラ82、ヘッダ処理回路63および管理
テーブル64の他に、音声出力インタフェース74、デ
ィスプレイインタフェース76、音声入力インタフェー
ス78、ビデオ入力インタフェース70と、これらに共
通なデータバッファメモリ83およびIPヘッダ付加・
削除回路84を一体に内蔵している。
【0044】そして、ATMデータ処理装置のCPU1
1のメモリマップのアドレスB〜E番地をATM通信ア
ダプタ81内部のデータバッファメモリ83に割付け
し、共通なマルチメディア回路のデータバッファメモリ
83、IPヘッダ付加・削除回路84を介して、音声出
力インタフェース74、ディスプレイインタフェース7
6、音声入力インタフェース78、ビデオ入力インタフ
ェース70の各々との間で、主メモリ12を介さずに、
DMA転送によるデータの入出力を直接的に行う。デー
タの処理手順は、図1に例示された実施の形態1の内容
と同様である。
【0045】この実施の形態の場合には、前述の実施の
形態1と同様の効果が得られるとともに、音声出力イン
タフェース74、ディスプレイインタフェース76、音
声入力インタフェース78、ビデオ入力インタフェース
70等のマルチメディア処理系とATM通信アダプタ6
1とを一体化することで、マルチメディア端末として機
能するATMデータ処理装置の小形化および低価格化を
実現できる。
【0046】(実施の形態3)図5を参照して本発明の
さらに他の実施の形態であるデータ処理装置について説
明する。この実施の形態では、図1のATM通信アダプ
タ61の代わりに、後述のようなCIF(Cells In Fra
mes )技術に対応した図示しない拡張イーサネットアダ
プタが用いられ、ATMネットワーク65の代わりに、
図示しない拡張型イーサネットが接続される。
【0047】すなわち、LAN(Local Area Network)
媒体として現在広く普及しているイーサネット技術で
は、ATMネットワークと等価な制御やサービスの質を
実現すべく、図5に例示されるように、通信パケットの
一部に、図4にて例示したATMのセルヘッダ(GFC
/VPI,VPI,VPI,VCI,VCI,VCI,
PT/CLP,HECからなる5バイトのデータ)と同
じデータを含む8バイト構成のCIFヘッダを付加し、
通常のIPパケット部分にセル・ペイロードを格納した
フォーマットを用いる拡張型イーサネットの策定が進ん
でいる。本実施の形態では、この拡張型イーサネットに
も適用できる。この場合、拡張イーサネットアダプタで
は、通常のイーサネットと拡張型イーサネットの識別
は、たとえばイーサネットタイプに書き込まれた上位プ
ロトコル識別子を利用することが考えられる。
【0048】拡張イーサネットアダプタは、セッション
の相手先がATM端末の場合には、音声出力インタフェ
ース54、ディスプレイインタフェース56、音声入力
インタフェース58、ビデオ入力インタフェース60等
のアプリケーションから受け取ったデータをATMセル
化し、そのままCIFヘッダを含むイーサネット・フレ
ームでカプセル化して拡張型イーサネットに送り出す。
逆に到来するイーサネット・フレームがCIF対応か否
かを上位プロトコル識別子を見て判別し、CIF対応の
場合には、VP/VCに対応したアプリケーションへD
MA転送を行う。
【0049】このように、拡張型イーサネットの通信パ
ケットに含まれるCIFヘッダ内のVP/VCを用いた
マルチメディアアプリケーション(音声出力インタフェ
ース54、ディスプレイインタフェース56、音声入力
インタフェース58、ビデオ入力インタフェース60)
と拡張イーサネットアダプタとの間における同様の直接
的なDMA転送制御が可能であり、CPU11の能力お
よび処理状況や、主メモリ12の容量等に制約されるこ
となく、音声や映像情報等のマルチメディアデータをリ
アルタイム性を損なうことなく処理することができる。
さらに、この拡張型イーサネットの場合には、広く普及
している既存のイーサネットの設備をそのまま利用でき
る、という利点もある。
【0050】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】本発明のデータ処理装置の制御方法によ
れば、データ処理装置のCPUの能力、メモリサイズ等
に制約されずに、リアルタイム性を必要とするマルチメ
ディア情報の高品質なサービスを実現することができ
る、という効果が得られる。
【0052】また、本発明のデータ処理装置の制御方法
によれば、小形で低価格なマルチメディア端末を実現す
ることができる、という効果が得られる。
【0053】また、本発明のデータ処理装置の制御方法
によれば、ATMネットワークと同等な制御情報を含む
ように拡張されたイーサネットインタフェースを備えた
通信アダプタを含むデータ処理装置において、データ処
理装置のCPUの能力、メモリサイズ等に制約されずに
リアルタイム性を必要とするマルチメディア情報の高品
質なサービスを実現することができる、という効果が得
られる。
【0054】本発明のデータ処理装置によれば、CPU
の能力、メモリサイズ等に制約されずに、リアルタイム
性を必要とするマルチメディア情報の高品質なサービス
を実現することができる、という効果が得られる。
【0055】また、本発明のデータ処理装置によれば、
小形で低価格なマルチメディア端末を実現することがで
きる、という効果が得られる。
【0056】また、本発明のデータ処理装置によれば、
ATMネットワークと同等な制御情報を含むように拡張
されたイーサネットインタフェースを備えた通信アダプ
タを含むデータ処理装置において、データ処理装置のC
PUの能力、メモリサイズ等に制約されずにリアルタイ
ム性を必要とするマルチメディア情報の高品質なサービ
スを実現することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるATMデータ処理
装置の構成の一例を示す概念図である。
【図2】本発明の他の実施の形態であるATMデータ処
理装置の構成の一例を示す概念図である。
【図3】IPヘッダ付きデータをATMセル化する際の
分割処理の一例を示す概念図である。
【図4】ATMセルの構成の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の実施の形態であるデータ処理装置にお
いて用いられる、ATMネットワークと等価な制御およ
びサービスが可能なように拡張されたイーサネット上の
パケットの送信フォーマットの一例を示す概念図であ
る。
【図6】従来の考えられるデータ処理装置における機能
ブロックとデータの流れの一例を示す概念図である。
【符号の説明】
11…CPU、12…主メモリ、12a…バッファ、1
3…システムバス、15…スピーカ、17…ディスプレ
イ、19…マイク、21…ビデオカメラ、26…文書/
データベースデータ、28…データの流れ、54…音声
出力インタフェース(データ入出力装置)、54a…音
声出力回路、54b…音声複合回路、54c…IPヘッ
ダ削除回路(プロトコル処理手段)、54d…音声出力
データメモリ(データメモリ)、56…ディスプレイイ
ンタフェース(データ入出力装置)、56a…ディスプ
レイ回路、56b…ディスプレイ信号複合回路、56c
…IPヘッダ削除回路(プロトコル処理手段)、56d
…ディスプレイデータメモリ(データメモリ)、58…
音声入力インタフェース(データ入出力装置)、58a
…音声入力回路、58b…音声圧縮回路、58c…IP
ヘッダ付加回路(プロトコル処理手段)、58d…音声
入力データメモリ(データメモリ)、60…ビデオ入力
インタフェース(データ入出力装置)、60a…ビデオ
入力回路、60b…ビデオ圧縮回路、60c…IPヘッ
ダ付加回路(プロトコル処理手段)、60d…ビデオ入
力データメモリ(データメモリ)、61…ATM通信ア
ダプタ(通信制御手段)、62…バスコントローラ(デ
ータ転送手段)、63…ヘッダ処理回路、63a…受信
セルヘッダ解析回路、63b…送信セルヘッダ付加回
路、64…管理テーブル、65…ATMネットワーク、
70…ビデオ入力インタフェース(データ入出力装
置)、74…音声出力インタフェース(データ入出力装
置)、76…ディスプレイインタフェース(データ入出
力装置)、78…音声入力インタフェース(データ入出
力装置)、81…ATM通信アダプタ(通信制御手
段)、82…バスコントローラ(データ転送手段)、8
3…データバッファメモリ(データメモリ)、84…I
Pヘッダ付加・削除回路(プロトコル処理手段)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期転送モード(ATM)にてデータ
    通信を行うATMネットワークまたは当該ATMネット
    ワークと等価な制御機能を有するように拡張されたイー
    サネットに接続され、外部との間におけるデータの通信
    を行う通信制御手段と、属性の異なる複数種の前記デー
    タの入出力を個別に行う複数のデータ入出力装置とを含
    むデータ処理装置の制御方法であって、 属性の異なる複数の前記データの各々毎に前記ATMネ
    ットワーク上または前記イーサネット上に仮想データ経
    路を設定することにより、前記通信制御手段と複数の前
    記データ入出力装置の各々との間で前記データの授受を
    直接に行うことを特徴とするデータ処理装置の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 非同期転送モード(ATM)にてデータ
    通信を行うATMネットワークまたは当該ATMネット
    ワークと等価な制御機能を有するように拡張されたイー
    サネット(登録商標)に接続され、外部との間における
    データの通信を行う通信制御手段と、属性の異なる複数
    種の前記データの入出力を個別に行う複数のデータ入出
    力装置とを含むデータ処理装置であって、 前記通信制御手段は、属性の異なる複数の前記データの
    各々毎に前記ATMネットワーク上または前記イーサネ
    ット上に仮想データ経路を設定することにより、複数の
    前記データ入出力装置の各々との間における前記データ
    の授受を直接に行うデータ転送手段を備えたことを特徴
    とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ処理装置におい
    て、前記通信制御手段の前記データ転送手段は、前記デ
    ータ処理装置の全体を制御するCPUの任意のメモリ番
    地に対するDMA転送機能を備えたことを特徴とするデ
    ータ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のデータ処理装置におい
    て、前記通信制御手段は、送受信セルヘッダに含まれる
    前記仮想データ経路としての仮想パスおよび仮想チャネ
    ルと、それに対応するデータの転送先のメモリ番地とを
    対応付けて管理する管理テーブルを持ち、前記データ転
    送手段は、前記管理テーブルから、属性の異なるデータ
    毎に割り当てられた前記仮想パスおよび仮想チャネルに
    対応する固有の前記メモリ番地を取得して当該データの
    DMA転送を行うことを特徴とするデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のデータ処理装置におい
    て、個々の前記データ入出力装置は、前記通信制御手段
    とDMA転送可能にアドレスが付与されたデータメモリ
    を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のデータ処理装置におい
    て、個々の前記データ入出力装置は、転送制御用のプロ
    トコルヘッダ情報を付加、削除、または無視することが
    可能なプロトコル処理手段を備えたことを特徴とするデ
    ータ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のデータ処理装置におい
    て、複数の前記データ入出力装置と前記通信制御手段と
    が一体化されてなることを特徴とするデータ処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000031648A1 (en) * 1998-11-24 2000-06-02 Advanced Micro Devices, Inc. A direct memory access engine for supporting multiple virtual direct memory access channels
JP2011087202A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Sony Corp 記憶装置およびデータ通信システム

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