JPH1093256A - スライドユニットを備えた電子機器装置 - Google Patents

スライドユニットを備えた電子機器装置

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JPH1093256A
JPH1093256A JP24084696A JP24084696A JPH1093256A JP H1093256 A JPH1093256 A JP H1093256A JP 24084696 A JP24084696 A JP 24084696A JP 24084696 A JP24084696 A JP 24084696A JP H1093256 A JPH1093256 A JP H1093256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器ユニットを有するスライドユニット
を備えた電子機器装置において、スライドユニットの収
納時や引出し時にスライドユニットの固定操作およびス
ライドユニットの固定解除操作を容易にするとともに、
電子機器ユニットに接続されたケーブル群の余長処理を
容易にするスライドユニットを備えた電子機器装置を提
供する。 【解決手段】 スライドユニットに当接してスライドユ
ニットのスライドを阻止する係止部をスライドユニット
側に付勢させて形成したストッパー部材を電子機器装置
の固定部側に備える。また、一端を電子機器装置の固定
部側の後部に回動自在に装着され他端に電子機器ユニッ
トに接続されるケーブル群を保持するケーブル支え部を
形成したケーブル処理具を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器ユニッ
トを有するスライドユニットを備えた電子機器装置に関
し、特に、スライドユニットのスライド動作に伴うスト
ッパー構造と、スライドユニットのスライド動作に伴う
ケーブル群の処理に好適なスライドユニットを備えた電
子機器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器ユニットを内蔵した電子機器装
置において、電子機器ユニットを保守したい時や、電子
機器ユニットを操作したい時などには当該電子機器ユニ
ットを適当な位置までスライドさせてから所定の操作を
行うことは一般に用いる手段である。
【0003】図9は電子機器の外観図(その1)を示
す。同図において、電子機器装置40には前カバー41
を備え、この前カバー41を開放して図示しない電子機
器ユニットをスライドさせるものである。
【0004】図10は電子機器の外観図(その2)を示
す。同図において、前カバー41を図示しない回転手段
によって開放する。電子機器装置40には複数の電子機
器ユニット33が図示しないスライド手段を備えたスラ
イドユニット30に搭載されている。また、電子機器装
置40には前記の電子機器ユニット33に電源を供給す
るための電源ユニット42も備えられている。
【0005】図11は従来技術のスライドストッパー機
構図を示す。同図(a)はスライドユニット収納時を示
し、同図(b)はスライドユニット引出し時をそれぞれ
示すものである。同図において、スライドユニット13
0はレール131aを備え、電子機器ユニット133を
搭載している。一方、電子機器装置140の固定部側に
は前記レール131aに対応する位置にスライドユニッ
ト130のスライドを可能とするレール131bを備え
ている。
【0006】スライドユニット130を電子機器装置1
40内に収納する時は同図(a)に示すごとく、電子機
器ユニット133に備えたスライドストッパー101を
電子機器装置140の固定部側に設けた係止部103に
係止させてネジ102の締付けでスライドストッパー1
01を固定する。スライドユニット130を電子機器装
置140内から引出す時は同図(b)に示すごとく、前
記ネジ102を緩めてスライドストッパー101を係止
部103との係止を解くために左方向に移動させる。そ
して、スライドユニット130を引出す。
【0007】同図において、スライドストッパー101
は係止部103との係止を行う際や係止部103との係
止を解除する際にはネジ102を締めたり緩めたりする
必要があり、その際には工具を用いることになる。スラ
イドユニット130を頻繁に引出す必要がある場合には
ネジ部の耐久性に限界があり、ネジ部を破損することも
ある。なお、引出した状態でのスライドユニット130
はスライド移動自在であるので不用意に移動することが
ある。
【0008】図12は従来技術のケーブル処理機構図を
示す。同図はスライドユニット収納途中時を示している
ものである。同図において、スライドユニット130は
棚132を形成し、この棚132に電子機器ユニット1
33を搭載している。さらに、この棚132にはレール
131を備えている。一方、電子機器装置140の後部
の固定側にはケーブル群134を保持する支持部材15
1を設けている。ケーブル群134は電子機器ユニット
133の後部より引出され、スライド動作に必要な所定
の余長を確保して支持部材151に図示しないケーブル
保持具を用いて保持される。
【0009】同図において、スライドユニット130を
引出す場合やスライドユニット130を収納する場合に
は、スライドユニット130がケーブル群134に引か
れてスムーズに移動しないことがある。また、ケーブル
群134の移動はスライドユニット130の移動に同期
しないので、ケーブル群134の支持部などに余分のス
トレスが加わることがある。スライドユニット130を
収納する際にはケーブル群134が棚132と支持部材
151との間に挟み込まれることもあり、スライドユニ
ット130が所定の位置に収納できないことがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術によるスライドユニットを備えた電子機器装置では
次のような問題点がある。
【0011】1)スライドユニットのストッパー構造に
おいては、スライドストッパーは係止部との係止を行う
際や係止部との係止を解除する際に工具を用いてネジを
締めたり緩めたりする必要があるので、時間が掛かりこ
の種の作業を面倒なものにしていた。
【0012】2)スライドユニットを頻繁に引出す必要
がある場合にはネジ部を破損することがあった。
【0013】3)引出した状態でのスライドユニットは
スライド移動自在であるので不用意に移動することがあ
り、保守などの作業において、この種の作業を面倒なも
のにしていた。
【0014】4)スライドユニットのケーブル処理機構
においては、スライドユニットを引出す場合やスライド
ユニットを収納する場合には、スライドユニットがケー
ブル群に引かれてスムーズに移動しないことがあった。
【0015】5)スライドユニットを引出す場合やスラ
イドユニットを収納する場合には、ケーブル群の移動は
スライドユニットの移動に同期しないので、ケーブル群
の支持部などに余分のストレスが加わることがあり、ケ
ーブル群の信頼性への配慮は十分とはいえないものであ
った。
【0016】6)スライドユニットを収納する際にはケ
ーブル群が棚と支持部材との間に挟み込まれることもあ
り、スライドユニットが所定の位置に収納できないこと
があり、この種の作業を面倒なものにしていた。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次のような手段を取る。
【0018】1)電子機器ユニットを有するスライドユ
ニットを備えた電子機器装置において、スライドユニッ
トのスライド動作の阻止とスライドユニットのスライド
動作の阻止を解除する操作とをワンタッチ操作で可能と
するストッパー部材を電子機器装置の固定部側に備え
る。
【0019】これにより、ストッパー部材をスライドユ
ニットに自動的に当接することでスライドユニットのス
ライド動作を阻止し、ストッパー部材をワンタッチ操作
でスライドユニットとの当接を解除することでスライド
ユニットのスライド動作の阻止を解除する。
【0020】2)電子機器ユニットを有するスライドユ
ニットを備えた電子機器装置において、電子機器ユニッ
トに接続されるケーブル群の略中央部を保持するケーブ
ル支え部を形成したケーブル処理具を電子機器装置の固
定部側に回動自在に備える。
【0021】これにより、スライドユニットのスライド
動作に同期してケーブル処理具は回動する。この回動に
よって、ケーブル支え部はスライドユニットのスライド
動作に追従してケーブル群の略中央部を保持し続ける。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示したような実
施の形態をとる。
【0023】1)図1に示すごとく、電子機器ユニット
を有するスライドユニットを備えた電子機器装置におい
て、スライドユニット30に当接してスライドユニット
30のスライドを阻止する係止部1aをスライドユニッ
ト30側に付勢させて形成したストッパー部材1を電子
機器装置の固定部側に備える。
【0024】これにより、ストッパー部材1を電子機器
装置の固定部側に備えるので、スライドユニットはスト
ッパー手段を不要とする。そして、ストッパー部材はス
ライドユニットに当接するだけでスライドを阻止するの
で構造を単純にして組立調整の必要がなくなる。
【0025】2)図2に示すごとく、前記ストッパー部
材1を、スライドユニットが備えるレール31aの先端
部に当接する。
【0026】これにより、ストッパー部材は電子機器装
置の固定部側に備えるレールと対応するスライドユニッ
トが備えるレールの先端部に当接するだけでスライドを
阻止するので、構造を単純にして取付け位置精度と組立
調整の必要がなくなる。
【0027】3)前記ストッパー部材1は、弾性を有す
る材料から形成する。
【0028】これにより、ストッパー部材をスライドユ
ニットのレールに自動的に当接することでスライドユニ
ットのスライド動作を阻止し、ストッパー部材をワンタ
ッチ操作でスライドユニットのレールとの当接を解除す
ることでスライドユニットのスライド動作の阻止を解除
する。このため、ストッパー部材の解除操作を容易にす
る。そして、ストッパー部材の寸法精度も特別に必要と
しない。
【0029】4)図3に示すごとく、前記ストッパー部
材1は、スライドユニットが備えるレール31aの先端
部を包みこむようにレール31よりも大きい略コ字形状
に形成する。
【0030】これにより、ストッパー部材をスライドユ
ニットのレールに当接される範囲が拡大される。さら
に、ストッパー部材をスライドユニットのレールとの当
接を解除する時はストッパー部材を摘むことができるの
でストッパー部材の解除操作を容易にする。そして、ス
トッパー部材の寸法精度も特別に必要としない。
【0031】5)図4に示すごとく、前記ストッパー部
材1は、丸棒で形成する。
【0032】これにより、ストッパー部材の操作部分に
は端面をなくするので操作時の安全性を確保する。
【0033】6)図2に示すごとく、前記ストッパー部
材1は、スライドユニットが引き出された状態ではスラ
イドユニットの側面を押圧する。
【0034】これにより、スライドユニットが引き出さ
れた状態ではストッパー部材がスライドユニットのレー
ルを押圧してスライドユニットが不用意に移動するのを
阻止する。
【0035】7)図1に示すごとく、電子機器ユニット
を有するスライドユニットを備えた電子機器装置におい
て、一端を電子機器装置の固定部側の後部に回動自在に
装着され他端に電子機器ユニット33に接続されるケー
ブル群を保持するケーブル支え部11を形成したケーブ
ル処理具10を備える。
【0036】これにより、スライドユニットのスライド
動作に同期してケーブル処理具の一端は回動する。この
回動によって、ケーブル処理具の他端に形成したケーブ
ル支え部はスライドユニットのスライド動作に追従して
ケーブル群の略中央部を保持し続ける。
【0037】8)図7に示すごとく、前記ケーブル処理
具10は、スライドユニット30の後部に当接されるス
ライド検知部12を備える。
【0038】これにより、スライドユニットが収納され
る過程において、スライド検知部はスライドユニットが
所定の位置まで収納された時点にスライドユニットに当
接されて以降のスライドユニットの収納動作に追従す
る。そしてケーブル支え部はスライドユニットの収納動
作に追従してケーブル群の略中央部を保持し続ける。
【0039】9)図8に示すごとく、前記ケーブル支え
部11は、ケーブル群を束ねるようにリング状に形成し
たケーブル通し穴13を備える。
【0040】これにより、ケーブル通し穴にケーブル群
を通すことでケーブル支え部はケーブル群を保持する。
【0041】10)図8に示すごとく、前記ケーブル通
し穴13は、ケーブル群を通すことが可能なケーブル通
し部14を備える。
【0042】これにより、ケーブル通し部にケーブル群
を通した後、略90度ケーブル群を回転させることでケ
ーブル群をケーブル通し穴に通すことができる。
【0043】11)図8に示すごとく、前記ケーブル処
理具10は、丸棒で形成する。
【0044】これにより、ケーブル処理具のケーブルと
の接触面には端面をなくするのでケーブルの移動に伴う
安全性を確保する。さらにケーブル処理具の加工性を高
める。
【0045】
【実施例】この発明による代表的な実施例を図2ないし
図8によって説明する。
【0046】図2は本発明の実施例におけるスライドス
トッパー機構図を示す。同図(a)はスライドユニット
収納時を示し、同図(b)はスライドユニット引出し時
をそれぞれ示すものである。
【0047】同図(a)に示すごとく、スライドユニッ
ト30は棚32を設け、該棚32に電子機器ユニット3
3を搭載している。そして、スライドを可能とするレー
ル31aを棚32の側壁に備えている。一方、電子機器
装置40の固定部側の側壁には前記レール31aに対応
するレール31bと、前記スライドユニット30に当接
してスライドユニット30のスライドを阻止するストッ
パー部材1とを備えている。
【0048】ストッパー部材1は、スライドユニット3
0の一部に係止する係止部1aと、該係止部1aの係止
を解除する時の支点となる支点部1bと、前記電子機器
装置40の固定部側の側壁に取付けられる取付け部1c
とから構成されている。なお、ストッパー部材1は弾性
を有する材料から形成し、例えば、係止部1aをスライ
ドユニット30が備えるレール31aの先端部に当接す
る。なお、前記係止部1aは前述の棚32や電子機器ユ
ニット33に係止できるようにしてもよい。
【0049】同図(b)に示すごとく、スライドユニッ
ト30を引出す時は、レール31aの先端部に当接して
いる係止部1aの係止を解除する。この解除操作は支点
部1bを支点として係止部1aを右方向に回転させて移
動させる。スライドユニット30が引き出された状態で
は係止部1aは前記スライドユニット30が備えるレー
ル31aの側面を押圧することになる。
【0050】図3は本発明の実施例におけるスライドス
トッパー機構斜視図を示す。
【0051】同図において、ストッパー部材1は、図示
しない前記電子機器装置40の固定部側に設けた穴に取
付け部1cを挿入して取付けられる。支点部1bは図示
しない電子機器装置40の固定部側と密着しており、係
止部1aを左方向に押圧している。係止部1aはスライ
ドユニット30が備えるレール31aの先端部を包みこ
むようにレール31の寸法よりも大きい略コ字形状に形
成している。そして、ストッパー部材1のレール31a
との当接を解除する時は係止部1aの両端を摘んで前記
の解除操作を行うことができる。なお、前記取付け部1
cは電子機器装置40の固定部側に設けたレール31b
に取付けてもよい。
【0052】図4は本発明の実施例におけるストッパー
部材の詳細図(その1)を示す。
【0053】同図において、ストッパー部材1の操作部
分に端面をなくするために弾性を有する例えば、バネ用
線材から形成する。取付け部1cはストッパー部材1が
取付けられた際に隙間などによる遊びが無いように係止
部1aの幅寸法より小さく形成している。取付けの際に
は幅を広げて所定の穴に挿入することになる。
【0054】図5は本発明の実施例におけるストッパー
部材の詳細図(その2)を示す。
【0055】同図において、図4との違いはストッパー
部材1を弾性を有する例えば、薄板ばね材料で形成する
ものである。図4の係止部1aに比較して強度を高める
ことができるとともに前記の解除操作を容易に行うこと
ができる。
【0056】前述のように、図4および図5に示すスト
ッパー部材1の係止部1aは支点部1bを支点とした軌
跡で移動してレール31aの先端部に当接するものであ
る。このため、ストッパー部材1の取付け位置精度はそ
れほど必要としないので、組立調整の必要もなく単純な
構造でスライドユニット30の収納時の固定と引出し時
の固定の解除とを行うことができる。
【0057】図6は本発明の実施例におけるケーブル処
理機構図を示す。同図(a)はスライドユニット収納時
を示し、同図(b)はスライドユニット引出し時をそれ
ぞれ示すものである。なお、以下において、前述の図2
と同一の符号は同じ箇所を示すものであり、詳細な説明
は省略する。
【0058】同図(a)において、電子機器ユニット3
3を有するスライドユニット30を備えた電子機器装置
40にケーブル処理具10を備える。このケーブル処理
具10は一端を電子機器装置40の固定部側の後部に設
けた支持部材51に回動自在に装着され、他端に電子機
器ユニット33に接続されるケーブル群34の略中央部
を保持するケーブル支え部11を形成している。また、
前記支持部材51と棚32とにケーブル保持具52によ
ってケーブル群34を固定している。
【0059】同図(b)において、スライドユニット3
0を引出した時、ケーブル処理具10はスライドユニッ
ト30のスライド動作に同期して一端を支点として反時
計方向に回動する。この回動によって、ケーブル処理具
10の他端に形成したケーブル支え部11はスライドユ
ニット30のスライド動作に追従して移動し、ケーブル
群34の略中央部を保持し続けることになる。
【0060】図7は本発明の実施例におけるケーブル処
理機構詳細図を示す。同図はスライドユニット収納途中
時を示すものであり、同図(a)は平面図を示し、同図
(b)は側面図をそれぞれ示す。
【0061】同図において、ケーブル処理具10はスラ
イドユニット30を構成する棚32の後部に当接される
スライド検知部12を備えている。このスライド検知部
12はスライドユニット30が収納される過程において
スライドユニット30が所定の位置まで収納された時点
に棚32に当接されて以降のスライドユニット30の収
納動作に追従して移動するものである。そしてケーブル
支え部11はこのスライド検知部12の移動に追従して
移動するものである。従って、スライドユニット30を
収納する際にはケーブル群34が棚32と支持部材51
との間に挟み込まれることがなく、スライドユニット3
0が所定の位置に収納できる。なお、望ましくは、スラ
イド検知部12はケーブル支え部11の近傍に設けると
よい。
【0062】図8は本発明の実施例におけるケーブル処
理具の詳細図を示す。
【0063】ケーブル処理具10は金属などの丸棒で形
成されており、一端に取付け部15を設け、他端にケー
ブル支え部11と、スライド検知部12とを設けてい
る。ケーブル支え部11にはケーブル群34を束ねるよ
うにリング状に形成したケーブル通し穴13を備えてい
る。このケーブル通し穴13はケーブル群34を通すこ
とが可能なケーブル通し部14を形成している。
【0064】ケーブル群34を保持する際は、ケーブル
群34をケーブル検知部12側からケーブル通し部14
に通した後、ケーブル群34を時計方向に略90度回転
させてケーブル通し穴13に通すことができる。また、
ケーブル処理具10を丸棒で形成することでケーブル群
34との接触面には端面をなくしている。さらに簡単な
曲げ加工のみでケーブル処理具10を形成している。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
に示すような効果がある。
【0066】1)電子機器ユニットを有するスライドユ
ニットを備えた電子機器装置において、前記スライドユ
ニットに当接してスライドユニットのスライドを阻止す
る係止部をスライドユニット側に付勢させて形成したス
トッパー部材を電子機器装置の固定部側に備える。
【0067】これにより、ストッパー部材を電子機器装
置の固定部側に備えるので、スライドユニットにはスト
ッパー手段を備える必要がなくなる。そして、ストッパ
ー部材はスライドユニットに当接するだけでスライドを
阻止するので構造を単純にできる。さらに、ストッパー
部材の組立調整をする必要がなくなる。
【0068】2)前記ストッパー部材を、スライドユニ
ットが備えるレールの先端部に当接する。
【0069】これにより、ストッパー部材は電子機器装
置の固定部側に備えるレールと対応するスライドユニッ
トが備えるレールの先端部に当接するだけでスライドを
阻止するので、ストッパー部材の取付け位置精度と組立
調整の必要がなく、単純な構造にできる。
【0070】3)前記ストッパー部材は、弾性を有する
材料から形成する。
【0071】これにより、ストッパー部材をスライドユ
ニットのレールに自動的に当接することでスライドユニ
ットのスライド動作を阻止できる。そして、ストッパー
部材をワンタッチ操作でスライドユニットのレールとの
当接を解除することでスライドユニットのスライド動作
の阻止を解除することができる。このため、ストッパー
部材の解除操作を容易にすることができる。加えて、ス
トッパー部材の寸法精度も特別に必要としない。
【0072】4)前記ストッパー部材は、スライドユニ
ットが備えるレールの先端部を包みこむようにレールよ
りも大きい略コ字形状に形成する。
【0073】これにより、ストッパー部材をスライドユ
ニットのレールに当接される範囲が拡大されるので、確
実にスライドユニットのスライド動作を阻止できる。さ
らに、ストッパー部材をスライドユニットのレールとの
当接を解除する時はストッパー部材を摘むことができる
のでストッパー部材の解除操作を容易にすることができ
る。加えて、ストッパー部材の寸法精度も特別に必要と
しない。
【0074】5)前記ストッパー部材は、丸棒で形成す
る。
【0075】これにより、ストッパー部材の操作部分に
は端面をなくするので操作時の安全性を確保することが
できる。
【0076】6)前記ストッパー部材は、スライドユニ
ットが引き出された状態ではスライドユニットの側面を
押圧する。
【0077】これにより、スライドユニットが引き出さ
れた状態ではストッパー部材がスライドユニットのレー
ルを押圧してスライドユニットが不用意に移動するのを
阻止するので、スライドユニットの引出し時の操作性
と、電子機器ユニットの安全性を確保することができ
る。
【0078】7)電子機器ユニットを有するスライドユ
ニットを備えた電子機器装置において、一端を電子機器
装置の固定部側の後部に回動自在に装着され他端に電子
機器ユニットに接続されるケーブル群を保持するケーブ
ル支え部を形成したケーブル処理具を備える。
【0079】これにより、スライドユニットのスライド
動作に同期してケーブル処理具の一端は回動する。この
回動によって、ケーブル処理具の他端に形成したケーブ
ル支え部はスライドユニットのスライド動作に追従して
ケーブル群の略中央部を保持し続ける。従って、ケーブ
ル処理具を小さくすることができる。さらに、簡単な構
造でケーブル群の余長処理を行うことができる。
【0080】8)前記ケーブル処理具は、スライドユニ
ットの後部に当接されるスライド検知部を備える。
【0081】これにより、スライドユニットが収納され
る過程において、スライド検知部はスライドユニットが
所定の位置まで収納された時点にスライドユニットに当
接されて以降のスライドユニットの収納動作に追従す
る。そしてケーブル支え部はスライドユニットの収納動
作に追従してケーブル群の略中央部を保持し続ける。従
って、スライドユニットの収納時のケーブル群の処理を
容易にすることができる。
【0082】9)前記ケーブル支え部は、ケーブル群を
束ねるようにリング状に形成したケーブル通し穴を備え
る。
【0083】これにより、ケーブル通し穴にケーブル群
を通すことでケーブル支え部はケーブル群を確実に保持
することができる。
【0084】10)前記ケーブル通し穴は、ケーブル群
を通すことが可能なケーブル通し部を備える。
【0085】これにより、ケーブル通し部にケーブル群
を通した後、略90度ケーブル群を回転させることでケ
ーブル群をケーブル通し穴に通すことができる。従っ
て、ケーブル群のケーブル支え部への保持のための作業
を容易にすることができる。
【0086】11)前記ケーブル処理具は、丸棒で形成
する。
【0087】これにより、ケーブル処理具のケーブルと
の接触面には端面をなくするのでケーブルの移動に伴う
安全性を確保することができる。さらにケーブル処理具
の加工性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機構図である。
【図2】本発明の実施例におけるスライドストッパー機
構図である。
【図3】本発明の実施例におけるスライドストッパー機
構斜視図である。
【図4】本発明の実施例におけるストッパー部材の詳細
図(その1)である。
【図5】本発明の実施例におけるストッパー部材の詳細
図(その2)である。
【図6】本発明の実施例におけるケーブル処理機構図で
ある。
【図7】本発明の実施例におけるケーブル処理機構詳細
図である。
【図8】本発明の実施例におけるケーブル処理具の詳細
図である。
【図9】電子機器の外観図(その1)である。
【図10】電子機器の外観図(その2)である。
【図11】従来技術のスライドストッパー機構図であ
る。
【図12】従来技術のケーブル処理機構図である。
【符号の説明】 1:ストッパー部材 1a:係止部 10:ケーブル処理具 11:ケーブル支え部 12:スライド検知部 13:ケーブル通し穴 14:ケーブル通し部 30:スライドユニット 31:レール 33:電子機器ユニット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器ユニットを有するスライドユニッ
    トを備えた電子機器装置において、スライドユニット
    (30)に当接してスライドユニット(30)のスライ
    ド動作を阻止する係止部(1a)をスライドユニット
    (30)側に付勢させて形成したストッパー部材(1)
    を電子機器装置の固定部側に備えた、ことを特徴とする
    スライドユニットを備えた電子機器装置。
  2. 【請求項2】前記ストッパー部材(1)を、スライドユ
    ニット(30)が備えるレール(31)の先端部に当接
    する、ことを特徴とする請求項1に記載のスライドユニ
    ットを備えた電子機器装置。
  3. 【請求項3】前記ストッパー部材(1)は、弾性を有す
    る材料から形成する、ことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のスライドユニットを備えた電子機器装
    置。
  4. 【請求項4】前記ストッパー部材(1)は、スライドユ
    ニット(30)が備えるレール(31)の先端部を包み
    こむようにレール(31)よりも大きい略コ字形状に形
    成した、ことを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載のスライドユニットを備えた電子機器装置。
  5. 【請求項5】前記ストッパー部材(1)は、丸棒で形成
    した、ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載
    のスライドユニットを備えた電子機器装置。
  6. 【請求項6】前記ストッパー部材(1)は、スライドユ
    ニット(30)が引き出された状態ではスライドユニッ
    ト(30)を押圧する、ことを特徴とする請求項1,
    2,3,4または5記載のスライドユニットを備えた電
    子機器装置。
  7. 【請求項7】電子機器ユニットを有するスライドユニッ
    トを備えた電子機器装置において、一端を電子機器装置
    の固定部側の後部に回動自在に装着され他端に電子機器
    ユニット(33)に接続されるケーブル群(34)を保
    持するケーブル支え部(11)を形成したケーブル処理
    具(10)を備えた、ことを特徴とするスライドユニッ
    トを備えた電子機器装置。
  8. 【請求項8】前記ケーブル処理具(10)は、スライド
    ユニット(30)の後部に当接されるスライド検知部
    (12)を備える、ことを特徴とする請求項7に記載の
    スライドユニットを備えた電子機器装置。
  9. 【請求項9】前記ケーブル支え部(11)は、ケーブル
    群(34)を束ねるようにリング状に形成したケーブル
    通し穴(13)を備える、ことを特徴とする請求項7ま
    たは請求項8に記載のスライドユニットを備えた電子機
    器装置。
  10. 【請求項10】前記ケーブル通し穴(13)は、ケーブ
    ル群(34)を通すことが可能なケーブル通し部(1
    4)を備える、ことを特徴とする請求項9に記載のスラ
    イドユニットを備えた電子機器装置。
  11. 【請求項11】前記ケーブル処理具(10)は、丸棒で
    形成する、ことを特徴とする請求項7,8,9または1
    0記載のスライドユニットを備えた電子機器装置。
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