JPH1092897A - 搬送ロボット及び搬送方法 - Google Patents

搬送ロボット及び搬送方法

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JPH1092897A
JPH1092897A JP24148396A JP24148396A JPH1092897A JP H1092897 A JPH1092897 A JP H1092897A JP 24148396 A JP24148396 A JP 24148396A JP 24148396 A JP24148396 A JP 24148396A JP H1092897 A JPH1092897 A JP H1092897A
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arm
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Yoshinao Kitano
芳直 北野
Takao Katsurayama
貴生 葛山
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空搬送ロボットにおける剛性低下を防ぎ、
粉塵の発生を抑制する。 【解決手段】 回転駆動機構101に接続した第1のウ
ィング103を反時計回りに、回転駆動機構102に接
続した第2のウィング104を時計回りに各々同じ角度
動かすとリンク機構によりフォーク122は図の下方向
に駆動する。このときフォーク122上の第1のアーム
107、第2のアーム109とサブアーム118、11
9はそれぞれ異なる軸上を回転するために動作が拘束さ
れ、フォーク122は回転することなく、直進すること
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送ロボット及び
搬送方法に関するものであって、特に詳しくは、半導体
製造設備内において、真空室内でウエハ等を所望の位置
に移動することのできる真空搬送ロボット及びその搬送
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、真空処理室内でウエハ等を所
望の位置に移動、搬送する搬送装置、搬送ロボットに関
しては多くの技術が開示されて来ている。その中でも、
リンク機構を使用してウエハ等を搭載するフォーク部を
直線的に往復動させると同時に、所定の旋回動作を行わ
せる搬送ロボットが知られており、その代表的な従来の
技術としては、図4Aから図4Cに示されるようなウエ
ハ搬送ロボットがある。
【0003】即ち、図4の搬送ロボットに於いては、真
空用の回転駆動機構201と、前記回転駆動機構201
と同心で動作する回転駆動機構202と、前記回転駆動
機構201に結合され回転動作する第1のウィング20
3と、前記回転駆動機構202に結合され回転する第2
のウィング204と、前記第1のウィング203上に配
置された回転機構205と、前記第2のウィング204
上に、前記回転駆動機構202の動作中心から、前記回
転駆動機構201の動作中心と前記回転機構205の間
の距離、と等距離に配置された回転機構206と、前記
回転機構205に結合され回転動作する第1のアーム2
07と、前記回転機構206に結合され回転動作する第
2のアーム208と、前記第1のアーム207上に配置
された回転機構209と、前記第2のアーム208上
に、前記回転機構205と前記回転機構209との間の
距離と同一の距離で前記回転機構206から配置された
回転機構210と、前記回転機構209と同心で配置さ
れた同期歯車211と、前記回転機構210と同心で配
置された同期歯車212と、前記第1のアーム207と
第2のアーム208が前記第1のウィング203及び第
2のウィング204に対して等角度動作を可能にするた
めに、前記同期歯車211、同期歯車212を配置され
たフォーク213を含んで構成される。
【0004】上記した同期歯車の詳細な構成例は、図5
に例示されている。係る構成からなる搬送ロボットは、
回転駆動機構201に接続した第1のウィング203が
反時計回りに、回転駆動機構202に接続された第2の
ウィング204が時計回りに、共に同一の摺動平面内
で、同じ角速動作すると、第1のアーム207と第2の
アーム208を介してフォーク213は図4Bに示す図
4Aの側面図の上下の方向に動作する。
【0005】尚図4Cは、図4Aで示される搬送ロボッ
トの正面図である。このとき、同期歯車211、212
により第1のアーム207と第2のアーム208は第1
と第2のウィング203、204に対して同じ角度で動
作するため、フォーク213は回転することなく直進す
ることができる。又、特開昭62−191308号公報
には、4本のロッドが1対の駆動歯車と1対の従動歯車
とによって2組の歯車によってフォーク部を前後動させ
る機構が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の搬送装置ではウエハ搬送には不向きである。なぜな
ら、従来に於いては、係るリンク機構による搬送ロボッ
トのフォークの直進性を高めるため、歯車を使用する必
要が有った。つまり、係るリンク機構に於いては、如何
に精密に各部品を設計製作しても、それぞれの部品に於
ける設計マージンが存在するので、フォーク部を前後動
させる際に左右に微小に揺動する事がある。
【0007】近年の高密度化、高微細化された半導体の
加工処理に際しては、係る微小な揺動、或いは微小なず
れも問題となる。従って、上記第1と第2のアーム部の
接点部には、歯車を使用せざるを得ない状態である。然
しながら、歯車を使用する事は、歯車同志の摩擦接触に
よって材料を磨耗させ、粉塵が発生するため、特に真空
処理室内では、製品に重大の欠点が発生する恐れがあ
り、又当該歯車間でのクリアランスによって、バックラ
ッシュが発生して、位置ずれが発生する他、歯車による
変形が発生して、当該リンク機構の剛性が低下し、フォ
ークが左右にふらつくと言う問題も発生している。
【0008】一方、上記リンク部の各ロッドをチェーン
或いはベルト等で積極的に駆動させる事により、上記の
問題は解決できるが、ゴミ、塵の発生の他、当該リンク
機構の重量が増加して、駆動エネルギーの増加、撓みの
発生等の別の問題も発生する。本発明の目的は、上記し
た従来技術の欠点を改良し、歯車を使用せずに、リンク
機構を構成し、バックラッシュによる剛性の低下を防止
し、且つゴミ、塵、粉塵等の発生を抑制しえる真空処理
室内での適用に適した搬送ロボットを提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には以下に記載されたような技術
構成を採用するものである。即ち、本発明にかかる第1
の態様としては、第1の回転駆動手段に結合されて一つ
の平面内で揺動する第1のウイング部、該第1の回転駆
動手段の回転軸と同芯状に配置された第2の回転駆動手
段に結合されて前記と同一の平面内で且つ該第1のウイ
ング部と反対の方向に揺動する第2のウイング部、該第
1のウイング部の先端部に適宜の第1のウイング回転機
構部を介して旋回自在に取りつけられている第1のアー
ム部、該第2のウイング部の先端部に適宜の第2のウイ
ング回転機構部を介して旋回自在に取りつけられている
第2のアーム部、該第1のアーム部と該第2のアーム部
の先端部に適宜の第1アーム回転機構部と第2アーム回
転機構部とを介して取り付けられている単一のフォーク
部とから構成され、当該第1と第2のウイング部と当該
第1と第2のアーム部とが同一平面内で摺動する4つ棒
リンク機構を構成して、当該フォーク部に回転運動と所
定の方向への直線的運動を付与せしめる様に構成された
搬送ロボットに於いて、当該回転駆動手段の近傍に設け
られた第1の補助回転機構部に旋回自在に取り付けられ
た第3のウイング部と該第3のウイング部の先端部に適
宜の第3のウイング回転機構部を介してその一端部が旋
回自在に取りつけられ、その他端部が、該フォーク部の
適宜の部位に設けられている第2の補助回転機構部に旋
回自在に取り付けられた第3のアーム部とで構成された
少なくとも一つの補助リンク部が、その摺動平面が該4
つ棒リンク機構の摺動平面に対して所定の角度を形成す
る様に配置されている搬送ロボットである。
【0010】又第2の態様としては、第1の回転駆動手
段に結合されて一つの平面内で揺動する第1のウイング
部、該第1の回転駆動手段の回転軸と同芯状に配置され
た第2の回転駆動手段に結合されて前記と同一の平面内
で且つ該第1のウイング部と反対の方向に揺動する第2
のウイング部、該第1のウイング部の先端部に適宜の第
1のウイング回転機構部を介して旋回自在に取りつけら
れている第1のアーム部、該第2のウイング部の先端部
に適宜の第2のウイング回転機構部を介して旋回自在に
取りつけられている第2のアーム部、該第1のアーム部
と該第2のアーム部の先端部に適宜の第1アーム回転機
構部と第2アーム回転機構部とを介して取り付けられて
いる単一のフォーク部とから構成され、当該第1と第2
のウイング部と当該第1と第2のアーム部とが同一平面
内で摺動する4つ棒リンク機構を構成して、当該フォー
ク部に回転運動と所定の方向への直線的運動を付与せし
める様に構成された搬送ロボットに於いて、当該4つ棒
リンク機構に、4つ棒リンク機構が形成する摺動平面と
異なる平面を形成して摺動する少なくとも一つの補助リ
ンク部を設け、当該フォーク部を、当該4つ棒リンク機
構がが形成する摺動平面と該補助リンク部が形成する摺
動平面との交差線に沿って制限的に直線移動させる搬送
方法である。
【0011】
【実施の形態】本発明に係る搬送ロボット及び搬送方法
に於いては、上記したような技術構成を採用しているの
で、4つ棒リンク機構によるフォーク部の直線運動を該
リンク機構に対して所定の角度を以て配置された少なく
とも一つの補助リンク部によって所定の方向性を付与す
る様に制限する事が可能となるので、歯車を一切使用し
なくとも当該フォーク部の左右動を防止し、且つ必要な
剛性を付与する事が出来るので、塵、粉塵も発生せず、
精密なフォーク部の直線運動軌跡を確保する事が可能と
なる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係る搬送ロボット及び搬送
方法に付いての具体例を図面を参照しながら詳細に説明
する。即ち、図1(A)〜図1(C)は、本発明に係る
搬送ロボット1の一具体例の構成の概略を示す斜視図、
側面図及び正面図であり、図中、第1の回転駆動手段1
01に結合されて一つの平面6内で揺動する第1のウイ
ング部103、該第1の回転駆動手段101の回転軸1
2と同芯状に配置された第2の回転駆動手段102に結
合されて前記と同一の平面内で且つ該第1のウイング部
103と反対の方向に揺動する第2のウイング部10
4、該第1のウイング部103の先端部に適宜の第1の
ウイング回転機構部105を介して旋回自在に取りつけ
られている第1のアーム部107、該第2のウイング部
104の先端部に適宜の第2のウイング回転機構部10
6を介して旋回自在に取りつけられている第2のアーム
部109、該第1のアーム部107と該第2のアーム部
109の先端部に適宜の歯車を使用しない形式の第1ア
ーム回転機構部108と第2アーム回転機構部110と
を介して取り付けられている単一のフォーク部122と
から構成され、当該第1と第2のウイング部103、1
04と当該第1と第2のアーム部107、109とが同
一平面内で摺動する4つ棒リンク機構2を構成して、当
該フォーク部122に回転運動及び所定の方向への直線
的運動を付与せしめる様に構成された搬送ロボット1に
於いて、当該回転駆動手段101或いは102の近傍に
設けられた第1の補助回転機構部113に旋回自在に取
り付けられた第3のウイング部115と該第3のウイン
グ部115の先端部に適宜の第3のウイング回転機構部
117を介してその一端部が旋回自在に取りつけられ、
その他端部が、該フォーク部122の適宜の部位に設け
られている第2の補助回転機構部121に旋回自在に取
り付けられた第3のアーム部119とで構成された少な
くとも一つの補助リンク部3が、その摺動平面5が該4
つ棒リンク機構の摺動平面6に対して所定の角度を形成
する様に配置されている搬送ロボット1が示されてい
る。
【0013】図1Bは、上記した図1Aの搬送ロボット
の構成を右側の側面から見た側面図である。尚、上記本
発明に係る搬送ロボット1に於いては、該第1の回転駆
動手段101の回転軸12と第1のウイング部103に
設けられた第1のウイング回転機構部105との距離と
該第2の回転駆動手段102の回転軸12と第1のウイ
ング部104に設けられた第2のウイング回転機構部1
06との距離は互いに等しくなる様に設定されている事
が望ましく、又同様に、該第1のウイング回転機構部1
05と該第1のアーム部107の先端部に設けられた第
1アーム回転機構部108と距離と、該第2のウイング
回転機構部106と該第2のアーム部109の先端部に
設けられた第2アーム回転機構部110と距離との距離
は互いに等しくなる様に設定されている事が望ましい。
【0014】本具体例に於ける搬送ロボット1に於い
て、該補助リンク部3の摺動平面5と該4つ棒リンク機
構の摺動平面6とのなす当該所定の角度は、0度以上9
0度又はそれ以下の範囲である事が望ましい。本発明に
於いて当該補助リンク部3は必ずしも一つである必要は
なく、2個或いはそれ以上の複数個配置されてもよい。
【0015】図1は、本発明に係る搬送ロボット1に於
いて、一つの4つ棒リンク機構2に対して2個の補助リ
ンク部3、3’とを設けた例を示したものであり、係る
場合には、当該補助リンク部3、3’はそれぞれの摺動
面5、5’が該4つ棒リンク機構2の摺動平面6の法線
4に対して対照的に配置される事が望ましい。尚、該第
2の補助リンク部3’の構成は、該第1の補助リンク部
3の構成と同一であり、特に説明は要しないであろう。
【0016】本発明に於いて、図1Cに示す様に、当該
補助リンク部3を一個だけ設ける搬送ロボット1に於い
ては、当該補助リンク部3の摺動平面5は、該4つ棒リ
ンク機構2の摺動平面6と直角となる様に設ける事が望
ましく、又2個の場合には、図1Cに示す様に、当該補
助リンク部3と補助リンク部3’とを、該4つ棒リンク
機構の摺動平面6に対して90度以内の適宜の角度を以
て両者対照となる様に配置する事が望ましい。
【0017】つまり、本発明に於ける該搬送ロボット1
は、主にウェファの真空加工処理室内で使用する様に意
図されているので、当該搬送ロボット1と真空加工処理
室内の壁との空間が制限されている場合には、当該補助
リンク部3を一個だけで然かも当該補助リンク部3の摺
動平面5は、該4つ棒リンク機構2の摺動平面6と直角
となる様に設ける事は困難な場合が多く、従ってその場
合には、図1に示す様な形式の補助リンク部3、3’を
使用する事が望ましい。
【0018】本発明に於いては、当該4つ棒リンク機構
2が形成する摺動平面6と該補助リンク部3が形成する
摺動平面5との交差線に沿って当該フォーク部を制限的
に直線移動させる事が出来ると同時に、剛性を付与出来
る上に、更に当該フォーク部の左右のずれの発生もな
い。本発明に於いては、該第1のアーム部107と該第
2のアーム部109の先端部には、従来の様に歯車を使
用する代わりに、適宜の歯車を使用しない形式の回転機
構、例えば、塵、粉塵、ゴミ等の発生の無い、高性能の
ベアリング等の機構を採用するものであり、その具体例
の一例は図2Aに示されている通り、第1のアーム10
7と第2のアーム109の先端に設けられている、第1
アーム回転機構部108と第2アーム回転機構部110
とを介して取り付けられている単一のフォーク部122
とから構成され、本発明に於いて、該補助リンク部3を
所定の角度を有して該4つ棒リンク機構2と結合する機
構の例を示すならば、例えば、当該第1の補助回転機構
部113の回転軸131は、図2Bに示す様に、該第1
の回転駆動手段101若しくは第2の回転駆動手段10
2の回転軸12と所定の角度を形成して設けられてお
り、該第2の補助回転機構部121の回転軸133は、
同様に該第1アーム回転機構部若しくは第2アーム回転
機構部の回転軸と所定の角度θを形成して設けられてお
り、従って、該第1の補助回転機構部121の回転軸1
31と該第2の補助回転機構部121の回転軸133と
は互いに平行に形成されている事が必要である。
【0019】係る該第1アーム回転機構部113及び第
2アーム回転機構部121は、図2B及び図2Cに示す
様に、上面7及び8が所定の角度の傾斜した面を有する
ブロック9及び10を使用し、当該ブロック9及び10
の上記傾斜面7、8に回転軸131及び133をそれぞ
れ設けたものを使用する事が出来る。又、上記した様
に、当該補助リンク部3を一組だけ設ける場合で、その
配置形態が、該4つ棒リンク機構2の摺動平面6に対し
て直角に配置する場合には、当該補助回転機構部の構成
は、図2Dに示す様に、垂直に形成されたブロック11
の側面に当該ブロックの当該側面に直角に回転軸136
を設けたものを使用する事が出来る。
【0020】本発明に於ける当該回転機構部105、1
06、108、110及び補助回転機構部113及び1
21は何れもベアリングで構成されている事が望まし
い。尚、本発明に於いて該補助リンク部3’を併用する
場合に於ける当該補助回転機構部112及び120の構
成は、上記した補助リンク部3に於ける補助回転機構部
113及び121と同様の構成である。
【0021】以下に、本発明に係る搬送ロボット1に於
いて、2個の補助リンク部3、3’を使用した具体例の
構成とその作動に付いて図1及び図3を参照しながら詳
細に説明する。即ち、図1A〜Cは本発明における真空
搬送ロボットの一実施例の三面図である。図1において
本発明の搬送ロボット1は真空用の回転駆動機構101
と、前記回転駆動機構101と同心で動作する回転駆動
機構102と、前記回転駆動機構101に結合され回転
動作する第1のウィング103と、前記回転駆動機構1
02に結合され回転動作する第2のウィング104とか
ら構成されている。
【0022】そして、前記第1のウィング103上に
は、前記第1ウィング回転機構105が配置されている
と同時に、前記第2のウィング104上には、該第2回
転駆動機構102の動作中心から、前記第1回転駆動機
構101の動作中心と前記第1ウィング回転機構105
との距離と、等距離に配置された第2ウィング回転機構
106が設けられている。
【0023】更に、前記第1ウィング回転機構105に
結合されて回転動作する第1のアーム107と、前記第
1のアーム107上に配置された第1アーム回転機構部
108と、前記第2ウィング回転機構106に結合され
て回転動作する第2のアーム109と、前記第2のアー
ム109上で、前記第2ウィング回転機構106から、
前記第1ウィング回転機構105と前記第1アーム回転
機構108との距離と、等距離に配置された第2のアー
ム回転機構110とが設けられている。
【0024】又、前記第1回転駆動機構101又は10
2の動作中心9に対し同心で回転可能な第3の回転機構
111と前記第1ウィング回転機構105の回転軸に対
し所定の角度を有する回転軸131’を持った第1の補
助回転機構部112が、該第3の回転機構111上の一
部に配置されると共に、第3の回転機構111と前記第
2ウィング回転機構106の回転軸131に対し、前記
第1の補助回転機構部112の回転軸と等しい角度を有
する回転軸131を持った第1の補助回転機構部113
が、同様に該第3の回転機構111上の一部に配置され
ている。
【0025】当該第3の回転機構111は、該第1と第
2の回転駆動機構101又は102と連動して同軸的に
回転せしめられるものである事が望ましく、例えば、同
心円状に2分割されて個別に回転しうる回転部材を用い
る事も可能である。一方、前記第3の回転機構111上
の前記第1の補助回転機構113に結合され回転動作す
る第3のウィング115と、前記第3の回転機構111
上の前記第1の補助回転機構部112に結合され回転動
作する第4のウィング114とが設けられると共に、前
記第3のウィング115上に配置され、前記第1の補助
回転機構部113と回転軸が平行に形成された回転機構
117と、前記第4のウィング114上に配置され、前
記第1の補助回転機構部112と回転軸が平行に形成さ
れたな回転機構116とが更に設けられる。
【0026】一方、前記回転機構117に結合され、第
3のウィング115に対して回転動作する第3のアーム
119と、前記回転機構116に結合され、前記第4の
ウィング114に対して回転動作する第4のアーム11
8と、前記第3のアーム119の他端部と接続され、該
フォーク部122の適宜の位置上に配置され、且つ前記
第1の補助回転機構113と回転軸が平行な第2補助回
転機構121と、前記第4のアーム118の他端部と接
続され、該フォーク部122の適宜の位置上に配置さ
れ、且つ前記第1の補助回転機構部112と回転軸が平
行な第2補助回転機構部120とが設けられている。
【0027】つまり、前記第1アーム回転機構108、
第2アーム回転機構110、第2補助回転機構120及
び第2補助回転機構121とが共に配置されたフォーク
122を含むことで構成される。次に図3A乃至図3C
を参照して、本発明に係る搬送ロボットの実施の形態の
動作について説明する。図3Aは、当該搬送ロボットの
フォーク122がウェファ123を搭載した状態で、最
も縮んだ状態にある場合を示している。
【0028】係る状態において、第1の回転駆動機構1
01に接続した第1のウィング103を反時計回りに、
又第2の回転駆動機構102に接続された第2のウィン
グ104を時計回りに各々同じ角度動かすと、第1のア
ーム107、第2のアーム109はフォーク122上で
第1アーム回転機構108、第2アーム回転機構11
0、を回転させるため、リンク機構2によりフォーク1
22は図3Aの手前方向に移動し、図3Bから図3Cに
示す様に順次に前方に移動する事になる。
【0029】このとき、フォーク122の動作に伴い接
続された補助リンク機構3、3’の前記第3のウィング
であるサブウィング115と第3のアームであるサブア
ーム119及び第4のウィングであるサブウィング11
4と第4のアームであるサブアーム118は第2のウィ
ング104と第2のアーム109及び第1のウィング1
03と第1のアーム107とはある角度を持った別平面
上を動作する。
【0030】フォーク122上の第1のアーム107、
第2のアーム109と、第4のアームであるサブアーム
118、第3のアームであるサブアーム119はそれぞ
れ異なる軸上を回転するため動作が拘束され、フォーク
122は回転することなく、直進することが可能にな
り、例えば所定の真空容器200内に所定の物体123
を搬送する事が出来る。
【0031】上記した様に、本発明に於ける搬送ロボッ
トで実行される物品の搬送方法としては、例えば、第1
の回転駆動手段に結合されて一つの平面内で揺動する第
1のウイング部、該第1の回転駆動手段の回転軸と同芯
状に配置された第2の回転駆動手段に結合されて前記と
同一の平面内で且つ該第1のウイング部と反対の方向に
揺動する第2のウイング部、該第1のウイング部の先端
部に適宜の第1のウイング回転機構部を介して旋回自在
に取りつけられている第1のアーム部、該第2のウイン
グ部の先端部に適宜の第2のウイング回転機構部を介し
て旋回自在に取りつけられている第2のアーム部、該第
1のアーム部と該第2のアーム部の先端部に適宜の第1
アーム回転機構部と第2アーム回転機構部とを介して取
り付けられている単一のフォーク部とから構成され、当
該第1と第2のウイング部と当該第1と第2のアーム部
とが同一平面内で摺動する4つ棒リンク機構を構成し
て、当該フォーク部に所定の方向に直線的運動を付与せ
しめる様に構成された搬送ロボットに於いて、当該4つ
棒リンク機構に、4つ棒リンク機構が形成する摺動平面
と異なる平面を形成して摺動する少なくとも一つの補助
リンク部を設け、当該フォーク部を、当該4つ棒リンク
機構が形成する摺動平面と該補助リンク部が形成する摺
動平面との交差線に沿って制限的に直線移動させる様に
構成されるものである。
【0032】
【発明の効果】本発明の搬送ロボットは歯車を一切使用
せず、高性能のベアリングをそれぞれの回転機構部に使
用しているので、バックラッシによる剛性低下が無く、
更には粉塵の発生も抑制することができるので、真空加
工処理室内での使用に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による搬送ロボットの一具体例
の構成を示す図であり、図1Aは、当該搬送ロボットの
正面斜視図であり、図1Bは、図1Aの側面図であり、
又、図1Cは、その正面図である。
【図2】図2は、本発明に係る搬送ロボットの特定部分
の拡大図であり、図2Aは、フォーク部とアーム部との
接合部分を示すものであり、図2Bから図2Dは、本発
明に於いて使用される第1及び第2の補助回転機構部の
構成の例を示す図である。
【図3】図3A〜図3Bは、本発明に係る搬送ロボット
の駆動方法の概要を説明する図である。
【図4】図4Aから図4Cは、従来に於ける搬送ロボッ
トの構成の一例を示す図である。
【図5】図5は、従来の搬送ロボットに於いて歯車を使
用した例を説明する図である。
【符号の説明】
1…搬送ロボット 2…リンク機構 3、3’…補助リンク機構 5…補助リンク機構の摺動平面 6…4つ棒リンク機構の摺動平面 9、10…ブロック 12…回転駆動機構の回転中心軸 101…第1の回転駆動機構 102…第2の回転駆動機構 103…第1のウィング 104…第2のウィング 105…第1ウィング回転機構 106…第2ウィング回転機構 107…第1のアーム 108…第1アーム回転機構 109…第2のアーム 110…第2アーム回転機構 111…第3の回転機構、搬送ロボットの旋回回転機構 112、113…第1の補助回転機構部 114…第4のウィング 115…第3のウィング 116、117…回転機構 118…第4のアーム 119…第3のアーム 120、121…第1及び第2補助回転機構 122…フォーク部 123…ウエハ 201…第1回転駆動機構 202…第2回転駆動機構 203、204…ウィング 205、206…回転機構 207、208…アーム 209、210…回転機構 211、212…同期歯車 213…フォーク 214…ウエハ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転駆動手段に結合されて一つの
    平面内で揺動する第1のウイング部、該第1の回転駆動
    手段の回転軸と同芯状に配置された第2の回転駆動手段
    に結合されて前記と同一の平面内で且つ該第1のウイン
    グ部と反対の方向に揺動する第2のウイング部、該第1
    のウイング部の先端部に適宜の第1のウイング回転機構
    部を介して旋回自在に取りつけられている第1のアーム
    部、該第2のウイング部の先端部に適宜の第2のウイン
    グ回転機構部を介して旋回自在に取りつけられている第
    2のアーム部、該第1のアーム部と該第2のアーム部の
    先端部に適宜の第1アーム回転機構部と第2アーム回転
    機構部とを介して取り付けられている単一のフォーク部
    とから構成され、当該第1と第2のウイング部と当該第
    1と第2のアーム部とが同一平面内で摺動する4つ棒リ
    ンク機構を構成して、当該フォーク部に回転運動及び所
    定の方向の直線的運動を付与せしめる様に構成された搬
    送ロボットに於いて、当該回転駆動手段の近傍に設けら
    れた第1の補助回転機構部に旋回自在に取り付けられた
    第3のウイング部と該第3のウイング部の先端部に適宜
    の第3のウイング回転機構部を介してその一端部が旋回
    自在に取りつけられ、その他端部が、該フォーク部の適
    宜の部位に設けられている第2の補助回転機構部に旋回
    自在に取り付けられた第3のアーム部とで構成された少
    なくとも一つの補助リンク部が、その摺動平面が該4つ
    棒リンク機構の摺動平面に対して所定の角度を形成する
    様に配置されている事を特徴とする搬送ロボット。
  2. 【請求項2】 当該所定の角度は、該4つ棒リンク機構
    の摺動平面に対して0度〜90度の範囲である事を特徴
    とする請求項1記載の搬送ロボット。
  3. 【請求項3】 当該補助リンク部が複数個配置される場
    合には、各補助リンク部が、該4つ棒リンク機構の摺動
    平面の法線に対して対照的に配置される事を特徴とする
    請求項1又は2に記載の搬送ロボット。
  4. 【請求項4】 当該第1の補助回転機構部の回転軸は、
    該第1の回転駆動手段若しくは第2の回転駆動手段の回
    転軸と所定の角度を形成して設けられており、該第2の
    補助回転機構部の回転軸は、該第1アーム回転機構部若
    しくは第2アーム回転機構部の回転軸と所定の角度を形
    成して設けられており、該第1の補助回転機構部の回転
    軸と該第2の補助回転機構部の回転軸とは互いに平行に
    形成されている事を特徴とする請求項1乃至3の何れか
    に記載の搬送ロボット。
  5. 【請求項5】 該第1アーム回転機構部と第2アーム回
    転機構部とは、同一の回転機構部で構成されている事を
    特徴とする請求項1記載の搬送ロボット。
  6. 【請求項6】 当該回転機構部及び補助回転機構部は何
    れもベアリングで構成されている事を特徴とする請求項
    1乃至5の何れかに記載の搬送ロボット。
  7. 【請求項7】 第1の回転駆動手段に結合されて一つの
    平面内で揺動する第1のウイング部、該第1の回転駆動
    手段の回転軸と同芯状に配置された第2の回転駆動手段
    に結合されて前記と同一の平面内で且つ該第1のウイン
    グ部と反対の方向に揺動する第2のウイング部、該第1
    のウイング部の先端部に適宜の第1のウイング回転機構
    部を介して旋回自在に取りつけられている第1のアーム
    部、該第2のウイング部の先端部に適宜の第2のウイン
    グ回転機構部を介して旋回自在に取りつけられている第
    2のアーム部、該第1のアーム部と該第2のアーム部の
    先端部に適宜の第1アーム回転機構部と第2アーム回転
    機構部とを介して取り付けられている単一のフォーク部
    とから構成され、当該第1と第2のウイング部と当該第
    1と第2のアーム部とが同一平面内で摺動する4つ棒リ
    ンク機構を構成して、当該フォーク部に回転運動及び所
    定の方向への直線的運動を付与せしめる様に構成された
    搬送ロボットに於いて、当該4つ棒リンク機構に、4つ
    棒リンク機構が形成する摺動平面と異なる平面を形成し
    て摺動する少なくとも一つの補助リンク部を設け、当該
    フォーク部を、当該4つ棒リンク機構が形成する摺動平
    面と該補助リンク部が形成する摺動平面との交差線に沿
    って制限的に直線移動させる事を特徴とする搬送方法。
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