JPH1092808A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置

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JPH1092808A
JPH1092808A JP24037496A JP24037496A JPH1092808A JP H1092808 A JPH1092808 A JP H1092808A JP 24037496 A JP24037496 A JP 24037496A JP 24037496 A JP24037496 A JP 24037496A JP H1092808 A JPH1092808 A JP H1092808A
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JP
Japan
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insulating film
liquid
film
latent
absorbing
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JP24037496A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Ueda
哲也 上田
Satoshi Ueda
聡 上田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Local Oxidation Of Silicon (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】比誘電率が低く、かつ耐熱性の高い絶縁膜を形
成する。 【解決手段】シリコン基板1に、吸液絶縁膜5や、所定
の処理によりガスを発生させる潜気絶縁膜11を形成し
たうえで、これらの絶縁膜5,11を液体および液体の
蒸気ないしガスを透過させない被覆膜6,12によって
覆い、絶縁膜5,11中から発生する蒸気や気体によ
り、絶縁膜5,11にマイクロボイド7,13を形成し
て、比誘電率を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
工程および半導体装置に係り、詳しくは、半導体基板上
に形成される絶縁膜の形成方法および絶縁膜の構造に関
する
【0002】
【従来の技術】昨今の半導体プロセス技術の進歩はめざ
ましく、超微細化、高集積化によってULSIの高性能
化は進んできている。高性能化が進んだULSIにおい
ては、半導体基板上に形成される配線の集積化が進むに
つれて、配線の遅延制御がデバイスの処理スピードに大
きく影響するようになってきている。そのため、デバイ
スルール0.25μm以降といった最先端世代の半導体
装置では、半導体基板上に形成される層間絶縁膜とし
て、従来のSiO2膜(比誘電率:4.3)に換わって、
1).比誘電率の低いフッ素FをドーピングしたSiOF
(比誘電率:3.5)や、2).有機を含んだSiOからな
る絶縁体(比有電率:3.0)が最近用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SiO
Fからなる絶縁膜には、比誘電率の最下限を3.5程度
にしかすることができず、それ以下の比誘電率にする
と、吸水率が高まって、機械的に安定な状態で使用する
ことが不可能になるという課題があった。
【0004】一方、有機を含んだSiOからなる絶縁膜
には、比有電率を3.0と低くするができるものの、耐
熱性が悪いうえに、絶縁膜のベークを完全に行わない
と、その後の工程における熱処理で未反応の有機材料か
らガスが発生して半導体装置を汚染させるうえ、酸素ア
ッシングの工程を施すと、有機を含んだSiO膜は損傷
を受けるといった不都合があった。
【0005】
【課題を解決するため手段】本発明は、このような課題
を解決するために、半導体基板に、液体を吸収した吸液
絶縁膜を形成する工程と、前記吸液絶縁膜を、液体およ
び該液体の蒸気を透過させない被覆膜によって覆う工程
と、前記液体を気化させることで吸液絶縁膜にマイクロ
ボイドを形成する工程と、前記被覆膜を除去したうえ
で、前記吸液絶縁膜中の残存液体を蒸発させて除去する
工程とを含んで、半導体装置の製造方法を構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、半導体基板に、液体を吸収した吸液絶縁膜を形成す
る工程と、液体および該液体の蒸気を透過させない被覆
膜によって前記吸液絶縁膜を覆う工程と、前記液体を気
化させることで吸液絶縁膜にマイクロボイドを形成する
工程と、前記被覆膜を除去したうえで、前記吸液絶縁膜
中の残存液体を蒸発させて除去する工程とを含んで半導
体装置の製造方法を構成しており、これにより、次のよ
うな作用を有する。すなわち、吸液絶縁膜は、マイクロ
ボイドが形成される分、その比誘電率が低下する。吸液
絶縁膜中の残存液体を蒸発させるので、吸液絶縁膜の電
気的性質や機械的性質は安定する。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に係る発明において、前記液体を気化させる工程、お
よび前記残存液体を吸液絶縁物から除去する工程を吸液
絶縁膜を加熱することで行っており、これにより、次の
ような作用を有する。すなわち、吸液絶縁膜中に有機成
分を含有していたとしても、その有機成分は、前記液体
を気化させる際に行う加熱や前記残存液体を吸液絶縁物
から除去する際に行う加熱により蒸発する。したがっ
て、吸液絶縁物はほとんど無機物から構成されることに
なる。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に係る発明において、前記吸液絶縁膜を形成
する前に、前記液体および前記液体の蒸気を透過させな
い下層側保護膜を前記半導体基板に形成する工程をさら
に含んで、半導体装置の製造方法を構成しており、これ
により次のような作用を有する。すなわち、液体および
該液体の蒸気が半導体基板に浸透しないので、半導体基
板の電気的性能や機械的性質が、液体および該液体の蒸
気によって劣化しにくくなる。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1ないし3のいずれかに係る発明において、残存液体の
除去処理を施した前記吸液絶縁膜に、水および水蒸気を
透過させない上層側保護膜を形成する工程をさらに含ん
で、半導体装置の製造方法を構成しており、そのために
次のような作用を有する。すなわち、上層側保護膜を形
成した以降、吸液絶縁膜が吸湿しなくなるので、吸液絶
縁膜の電気的性質や機械的性質を安定して維持すること
ができる。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、半導体
基板に、所定の処理により気体を発生させる潜気絶縁膜
を形成する工程と、前記気体を透過させない被覆膜によ
って前記潜気絶縁膜を覆う工程と、前記潜気絶縁膜に所
定の処理を施すことで気体を発生させて、潜気絶縁膜内
にマイクロボイドを形成する工程と、前記被覆膜を除去
したうえで、前記潜気絶縁膜に再度所定の処理を施すこ
とで、潜気絶縁膜中に残存している気体となる成分を気
体にして除去する工程とを含んで半導体装置の製造方法
を構成しており、これにより、次のような作用を有す
る。すなわち、潜気絶縁膜は、マイクロボイドが形成さ
れる分、その比誘電率が低下する。潜気絶縁膜中に残存
している気体となる成分を取り除くので、潜気絶縁膜の
電気的性質や機械的性質は安定する。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に係る発明において、前記所定の処理を潜気絶縁膜を
加熱することで行っており、そのために、次のような作
用を有する。すなわち、吸液絶縁膜中に有機成分を含有
していたとしても、その有機成分は所定の処理である潜
気絶縁膜の加熱処理により蒸発する。したがって、吸液
絶縁物はほとんど無機物から構成されることになる。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
5または6に係る半導体装置の製造方法において、前記
潜気絶縁膜を形成する前に、前記気体を透過させない下
層側保護膜を前記半導体基板に形成する工程をさらに含
んでおり、これにより次のような作用を有する。すなわ
ち、潜気絶縁膜から発生する気体が半導体基板に浸透し
ないので、半導体基板の電気的性能や機械的性質が、気
体によって劣化しにくくなる。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
5ないし7のいずれかに係る発明において、潜気絶縁膜
中に残存している気体となる成分を気体にして除去した
のち、前記潜気絶縁膜に、水および水蒸気を透過させな
い上層側保護膜を形成する工程をさらに含んで半導体装
置の製造方法を構成しており、これにより、次のような
作用を有する。すなわち、上層側保護膜を形成した以
降、潜気絶縁膜が吸湿しなくなるので、潜気絶縁膜の電
気的性質や機械的性質を安定して維持することができ
る。
【0014】本発明の請求項9に記載の発明は、半導体
基板上に、無機絶縁体からなり、多数の空孔を有する絶
縁膜を形成し、かつ、この絶縁膜における前記空孔の占
有率を50%以上にしており、そのために、次のような
作用を有する。すなわち、絶縁膜は、占有率50%の空
孔が形成される分、その比誘電率が飛躍的に低下するう
え、無機絶縁体であるので、耐熱性が劣化することもな
い。
【0015】以下、本発明の実施の形態を図を参照して
説明する。
【0016】第1の実施の形態 図1は本発明の第1の実施の形態のプロセスステップを
それぞれ示す半導体素子の断面図である。
【0017】あらかじめ半導体能動素子(図示省略)を
作成したシリコン基板1に絶縁膜2を堆積し、絶縁膜2
上にさらに総膜厚650nm程度の多層金属膜をスパッ
タリングにより形成する。多層金属膜としては、例え
ば、TiN/AlCu/TiN/Tiの多層金属膜が適当で
ある。さらに多層金属膜にリソグラフィ、ドライエッチ
ング加工を施すことで、多層金属膜を配線3に加工す
る。配線3は最小寸法幅0.4μm、最小線間隔0.4μ
m程度に加工する。
【0018】次に、プラズマCVD法等の手法により配
線3の上に、絶縁性を有し、かつ水および水蒸気を透過
させない性質を有する下層側保護膜4を形成する。下層
側保護膜4の膜厚は約30nm程度が適当である。ま
た、下層側保護膜4としては、例えばSiON,SiN等
の膜が適当であるが、絶縁性を有し、かつ水および水蒸
気を透過させない性質を有する膜であれば他の膜でもか
まわない。
【0019】次に、下層側保護膜4の上に吸水絶縁膜
(吸水性能に優れた絶縁膜)5を堆積する。吸水絶縁膜
5としては、例えばSiOF,PSG(Phospho Silicat
e Glass)、ポーラスSiO2等の無機絶縁膜が適当であ
るが、吸水性のある他の無機絶縁膜でもよいし、さらに
は、吸水性があるのであれば、有機絶縁物でもかまわな
い。
【0020】なお、吸水絶縁膜5のステップカバレッジ
が悪く、1回の吸水絶縁膜5の堆積操作で配線3の間の
間隙が完全に埋らない場合には、吸水絶縁膜5の堆積お
よびそれに続く吸水絶縁膜5の角部の除去操作(エッチ
ングにより行う)を繰り返し行って、配線3の間の間隙
を完全に埋め込むようにしてもよい。ここまでのプロセ
スを経たシリコン基板1等の断面構造を図1(a)に示
す。
【0021】次に、吸水絶縁膜5を形成したシリコン基
板1を、湿度100%、2気圧程度の環境に放置して、
吸水絶縁膜5に十分に水を吸わせる。そして、十分に水
分を含ませた吸水絶縁膜5上に被覆膜6を堆積する。被
覆膜6は、下層側保護膜4と同様、例えばSiON,Si
N等の膜が適当であるが、絶縁性を有し、かつ水および
水蒸気を透過させない性質を有する膜であれば他の膜で
もかまわない。
【0022】また、被覆膜6の堆積は通常プラズマCV
D法にて行うが、このプラズマCVD法においては、C
VD装置のサセプターからシリコン基板1にサセプター
の熱(約400度)が伝わる前に被覆膜6の堆積が始ま
るように制御することが大切である。これは次のような
理由によっている。すなわち、吸水絶縁膜5に含まれて
いる水が蒸発する前に被覆膜6の堆積を行うことで、吸
水絶縁膜5において発生する水蒸気の発散を防いでい
る。このようにして、水蒸気の発散を防がないと、サセ
プターの熱によって蒸発する吸水絶縁膜5中の水が発散
して無くなってしまうことになる。
【0023】ここまでのプロセスを経た、シリコン基板
1等の断面構造を図1(b)に示す。
【0024】被覆膜6まで形成し終えたシリコン基板1
を、450度程度に加熱した加熱炉(図示省略)に入れ
て約2時間程度アニール処理する。すると、吸水絶縁膜
5内の水は蒸発する。しかしながら、吸水絶縁膜5の上
下が被覆膜6および下側保護膜3によってほぼ密封され
ているため、発生する水蒸気は、吸水絶縁膜5の内部で
高圧状態(375度の臨界温度にて、マイクロボイド7
内の飽和蒸気圧は約25MPaの圧力となる)で保持さ
れる。そのため、吸水絶縁膜5内には、高圧となった水
蒸気によって無数のマイクロボイド7が形成される。こ
のようにして形成されるマイクロボイド7の大きさは、
10〜50nmとなる。
【0025】このようにして形成されたマイクロボイド
7は塑性変形によって生じており、熱的に非可逆的な反
応によって形成される。そのため、マイクロボイド7は
アニール処理を終了した後も、そのままの形状を維持さ
れる。なお、アニール処理を行う加熱炉は前記CVD装
置を兼用する事も可能である。ここまでのプロセスを経
た、シリコン基板1の断面構造を図1(c)に示す。
【0026】次に、既存の化学的機械的研磨法(CM
P)により、吸水絶縁膜5および被覆膜6の平坦化を行
う。このとき、被覆膜6がエッチングストッパーの役割
も果たす。すなわち、被覆膜6は配線3の上側領域の表
面だけが凸になり、配線3のない領域の表面は凸となら
ない。そのため、まず、配線3の上側にある被覆膜6お
よび吸水絶縁膜5の領域がCMPにより研磨される。こ
のとき、被覆膜6が吸水絶縁膜5よりエッチング選択比
があるため、配線3の上側領域以外の吸水絶縁膜5の領
域は、被覆縁6が研磨ストッパー膜として働き、研磨さ
れない。このようにして、吸水保護膜5が選択的に研磨
される結果、精度の高い平坦化ができる。
【0027】平坦化が完了した後、シリコン基板1に対
して、再び450度程度に加熱した加熱炉(図示省略)
に入れて約2時間程度アニール処理し、これにより、吸
水絶縁膜5に残存している水分を外方へ蒸発させる。
【0028】吸水絶縁膜5に残存している水分を飛ばし
たのち、プラズマCVD法等の手法により、吸水絶縁膜
5上に、上側保護膜8を形成する。上側保護膜8は、下
層側保護膜4と同様、例えばSiON,SiN等の膜が適
当であるが、絶縁性を有し、かつ水および水蒸気を透過
させない性質を有する膜であれば他の膜でもかまわな
い。
【0029】次に、吸水絶縁膜5の吸水および、マイク
ロボイド7の形成状態を詳細に説明する。ここでは、プ
ラズマCVDで作成したPSG膜からなる吸水絶縁膜5
を例にして説明するが、SiOFやポーラスSiO2とい
った他の吸水絶縁膜であっても同様のマイクロボイド7
状態となる。
【0030】本願発明者は、PSG膜からなる吸水絶縁
膜5がどの程度水分を吸収できるかを、実験により測定
した。その際、確認のため、比較例として、半導体装置
において一般的に絶縁膜として用いられるSiO膜の水
分吸収量も測定した。その結果を図2に示す。図2にお
いては、横軸は大気放置時間を、また、縦軸は、大気に
放置する前の吸水絶縁膜吸水量を1とした吸水量の変化
をそれぞれ示している。図2より明らかなように、大気
放置時間が165時間を経過すると、PSG膜からなる
吸水絶縁膜5の含水量は、比較例であるSiO膜に比べ
て4倍程度多くなることがわかる。
【0031】また、本願発明者は、PSG膜からなる吸
水絶縁膜5を約165時間大気に放置したうえで、その
内部に含有する水分が加熱によりどの程度外部に放出さ
れるかを、TDS(昇温脱離分析)により分析した。そ
の結果を図3に示す。図3は水の分析強度分布の変化で
あって、横軸は分析温度(℃)を、縦軸は水の分析強度
(a.u.)をそれぞれ示している。
【0032】図3より明らかなように、吸水絶縁膜(P
SG膜)5からの水の放出には、温度上昇に従って2つ
のピークが見られ、吸水絶縁膜(PSG膜)5に対して
約450度の温度を与えれば、含有する水の約半分程度
が外部に放出することがわかる。
【0033】また、吸水絶縁膜(PSG膜)5が含有す
る水が高圧の水蒸気となる実証として、吸水絶縁膜(P
SG膜)5にかかる内部圧力(水蒸気圧)を測定したデ
ータを図4に示す。この測定には、図5に示すように、
シリコン基板1’にPSGからなる吸水絶縁膜5’を堆
積し、その上にさらに水分を透過させない被覆膜として
のシリコン窒化膜6’を堆積したものを実験サンプルS
として用いた。
【0034】そして、上述した実験サンプルSを165
時間、大気中に放置したものを大気暴露有サンプS1と
する一方、全く大気中に放置しないものを大気暴露無サ
ンプルS2とし、これらサンプルS1,S2を昇温加熱
できるストレス測定器にかけて、基板温度に対するスト
レス値(MPa)をプロットした。このようにしてスト
レス値を測定すると、大気暴露有サンプルS1のストレ
ス値と大気暴露無ストレス値S2との間のストレス差
(S1−S2)が、吸水絶縁膜5’内部に含有される水
の圧力に相当する。
【0035】図5中、×印が、大気暴露有サンプルS1
のストレス値と大気暴露無サンプルS2のストレス値と
のストレス差(S1−S2)を示しており、ストレス差
(S1−S2)は450度までの温度上昇に従って上昇
し、425度近傍では約80MPa程度のコンプレッシ
ブな内部圧力(ストレス差)が存在することがわかる。
マイクロボイド7はこのような内部圧力(ストレス差)
で形成される。
【0036】吸水絶縁膜5中に形成されるマイクロボイ
ド7の比誘電率は1.0程度と低くなるために、吸水絶
縁膜5全体としての比誘電率は、吸水絶縁膜(PSG
膜)5本来の比誘電率約4.2よりも小さくなる。そこ
で、図6に示すモデルに基づいて、マイクロボイド7を
有する吸水絶縁膜5の比誘電率を計算した。ここでは、
下側保護膜4の比誘電率をε1とし、吸水絶縁膜5の比
誘電率をε2とした。そして、マイクロポイド7の吸水
絶縁膜5内の占有率をx、マイクロボイド7の比誘電率
を1.0、吸水絶縁膜(PSG膜)5本来の比誘電率4.
2とするならば、マイクロボイド7を有する吸水絶縁膜
5の比誘電率ε2は、ε2≒4.2x+1.0(1−x)
となる。
【0037】これにより、配線3間の容量、すなわち下
側保護膜4を含めた吸水絶縁膜5の比誘電率値εは次の
ようにして求められる。すなわち、図6(b)に示すよ
うに、配線3間の容量は、比誘電率ε1である下側保護
膜4から構成される容量C1と、比誘電率ε2である吸
水絶縁膜5からなる容量C2とを直列に接続してなる容
量として見なすことができる。
【0038】したがって、下層側保護膜4の側壁の膜厚
α1,α2の和を60(=30+30)nmとし、吸水
絶縁膜5の膜幅βを360nmとすると、下側保護膜4
を含めた吸水絶縁膜5の比誘電率値εは、ε=ε1・ε
2/(ε1*17/20+ε2*3/20)となる。
【0039】これをxの関数として図7のグラフに表し
た。すなわち、図7は吸水絶縁膜5のマイクロボイド7
の占有率の変動に伴う比誘電率の変化を示しており、横
軸がマイクロボイドの占有率を、縦軸が比誘電率をそれ
ぞれ示している。図7より明らかなように、吸水絶縁膜
54におけるマイクロボイドの占有率が約50%になる
と、その比誘電率は3.0となる。この比誘電率3.0
は、有機を含む絶縁膜の値と同等である。なお、マイク
ロボイド7の占有率は、吸水絶縁膜5の含水量や加熱温
度等の調整により制御できる。
【0040】第2の実施の形態 以下、本発明の第2の実施の形態を説明する。図8は本
発明の第2の実施の形態のプロセスステップをそれぞれ
示す半導体素子の断面図である。
【0041】あらかじめ半導体能動素子(図示省略)を
作成したシリコン基板1に絶縁膜2を堆積し、絶縁膜2
上にさらに総膜厚650nm程度の多層金属膜をスパッ
タリングにより形成する。多層金属膜としては、例え
ば、TiN/AlCu/TiN/Tiの多層金属膜が適当で
ある。さらに多層金属膜にリソグラフィ、ドライエッチ
ング加工を施すことで、多層金属膜を配線3に加工す
る。配線3は最小寸法幅0.4μm、最小線間隔0.4μ
m程度に加工する。
【0042】次に、プラズマCVD法等の手法により配
線3の上に、絶縁性を有し、かつ後述する潜気絶縁膜1
0から発生するガスを透過させない性質を有する下層側
保護膜10を形成する。下層側保護膜10の膜厚は約3
0nm程度が適当である。また、下層側保護膜10とし
ては、例えばSiON,SiN等の膜が適当であるが、絶
縁性を有し、かつ後述する潜気絶縁膜10から発生する
ガスを透過させない性質を有する膜であれば他の膜でも
かまわない。
【0043】次に、所定の処理(この例では加熱処理)
によりガスを発生させる潜気絶縁膜11を下層側保護膜
10の上に形成する。潜気絶縁膜11は、塗布、CVD
等により形成できる。また潜気絶縁膜11としては、例
えばSiHX(OH)1-X、SiH4+H22等の無機絶縁
膜やSiO(C253等の有機を含んだ絶縁膜等が適当
である。SiHX(OH)1-XやSiH4+H22からなる
潜気絶縁膜11であれば、水蒸気(H2O)がガスとし
て発生する。SiO(C253からなる潜気絶縁膜11
であれば、水蒸気(H2O)やエチルアルコールガス
(C25OH)がガスとして発生する。
【0044】また、潜気絶縁膜11は、加熱処理等の所
定の処理を施すことで、ガスを発生させる膜であるなら
ば無機、有機を問わず、どのような絶縁膜でもよい。し
かしながら、有機を含む絶縁膜から潜気絶縁膜11を構
成するのであれば、所定の処理でガスを発生させた後に
は、ほとんど有機物質が残存しない物質が適当である。
これは、有機物質が残存していると、耐熱性が悪化する
うえに、潜気絶縁膜11のベークを完全に行わないと、
その後の工程における熱処理で未反応の有機物質からガ
スが発生して半導体装置を汚染させるうえ、酸素アッシ
ングの工程を施すと、潜気絶縁膜11は損傷を受けてし
まうことになるためである。
【0045】潜気絶縁膜11の形成を行った後、潜気絶
縁膜11に熱処理を加えて、潜気絶縁膜11の固化(塗
布による潜気絶縁膜11の形成の場合)や緻密化(プラ
ズマCVD法による潜気絶縁膜11の形成の場合)す
る。この熱処理は、潜気絶縁膜11からあまりガスが発
生しない程度の加熱温度と加熱時間に基づいて行う。こ
こまでのプロセスを経たシリコン基板1等の断面構造を
図8(a)に示す。
【0046】次に、潜気絶縁膜11上に被覆膜12を堆
積する。被覆膜12は、下層側保護膜10と同様、例え
ばSiON,SiN等の膜が適当であるが、絶縁性を有
し、かつ潜気絶縁膜11から発生するガスを透過させな
い性質を有する膜であれば他の膜でもかまわない。
【0047】また、被覆膜12の堆積は通常プラズマC
VD法にて行うが、このプラズマCVD法においては、
CVD装置のサセプターからシリコン基板1にサセプタ
ーの熱(約400度)が伝わる前に被覆膜12の堆積が
始まるように制御することが大切である。これは次のよ
うな理由によっている。すなわち、プラズマCVD処理
に伴う温度上昇により潜気絶縁膜11からガスが発生す
るまえに被覆膜6の堆積を行うことで、潜気絶縁膜11
が発するガスの発散を防いでいる。このようにして、ガ
スの発散を防がないと、潜気絶縁膜11に存在するガス
発生成分がサセプターの熱によってガスになってしまう
と、発生したガスは発散して無くなってしまい、後述す
るマイクロボイド13の生成に用いることができなくな
ってしまうためである。ここまでのプロセスを経た、シ
リコン基板1等の断面構造を図8(b)に示す。
【0048】被覆膜6まで形成し終えたシリコン基板1
を、450度程度に加熱した加熱炉(図示省略)に入れ
て約2時間程度アニール処理する。すると、潜気絶縁膜
11からガスが発生する。しかしながら、潜気絶縁膜1
1の上下が被覆膜12および下側保護膜10によってほ
ぼ密封されているため、発生したガスは、潜気絶縁膜1
1の内部で高圧状態で保持される。そのため、潜気絶縁
膜11内には、高圧となったガスによって無数のマイク
ロボイド13が形成される。
【0049】このようにして形成されたマイクロボイド
13は塑性変形によって生じており、熱的に非可逆的な
反応によって形成される。そのため、マイクロボイド1
3はアニール処理を終了した後も、そのままの形状を維
持される。なお、アニール処理を行う加熱炉は前記CV
D装置を兼用する事も可能である。ここまでのプロセス
を経た、シリコン基板1の断面構造を図8(c)に示
す。
【0050】次に、既存の化学的機械的研磨法(CM
P)により、潜気絶縁膜11および被覆膜13の平坦化
を行う。平坦化処理は、第1の実施の形態と同様である
ので、説明は省略する。
【0051】平坦化が完了した後、シリコン基板1に対
して、再び450度程度に加熱した加熱炉(図示省略)
に入れてアニール処理し、これにより、潜気絶縁膜11
に残存しているガス発生成分をすべてガスにして、外部
に発散させる。
【0052】このガス発散工程により、潜気絶縁膜11
が有機を含む絶縁膜(例えば、SiO(C253)であ
ったとしても、有機成分はガスとなって発散するので、
潜気絶縁膜11はほとんど無機成分から構成されること
になる。
【0053】潜気絶縁膜11に残存しているガス発生成
分をガスにして飛ばしたのち、プラズマCVD法等の手
法により、潜気絶縁膜11上に、上層側保護膜14を形
成する。上層側保護膜14は、下層側保護膜10と同
様、例えばSiON,SiN等の膜が適当であるが、絶縁
性を有し、かつ、水および水蒸気を透過させない性質を
有する膜であれば他の膜でもかまわない。ここまでのプ
ロセスを経た、シリコン基板1等の断面構造を図8
(d)に示す。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
・良好な耐熱性、・有害ガスの無発生、・酸素アッシン
グの工程に対する良好な耐久性、といった無機物からな
る絶縁膜が有する有効性を享受したうえで、有機を含ん
だ絶縁膜と同等の値まで比誘電率を低下させることが可
能となり、これにより、超微細化や高集積化に適応した
半導体装置の製造が可能となった。以下、それぞれの請
求項の効果を詳細に説明する。
【0055】請求項1の効果 吸液絶縁膜中に、マイクロボイドを形成する分、その比
誘電率を低下させることができるうえ、吸液絶縁膜中の
残存液体を蒸発させるので、吸液絶縁膜の電気的性質や
機械的性質を安定させることができた。そのため、比誘
電率等の電気的的性質や強度等の機械的性質に優れた半
導体装置を製造することができた。
【0056】請求項2の効果 吸液絶縁膜中に有機成分を含有していたとしても、その
有機成分は加熱処理により発散するので、吸液絶縁膜を
ほんど無機物から構成することができるようになり、・
良好な耐熱性、・有害ガスの無発生、・酸素アッシング
の工程に対する良好な耐久性、といった無機物からなる
絶縁膜が有する有効性を享受することができた。また、
残存液体の除去のために行う加熱処理により吸水絶縁膜
は十分なアニーリングされることになり、その膜質は良
質なものとなった。
【0057】請求項3の効果 下層側保護膜により、液体および該液体の蒸気が半導体
基板に浸透しないので、半導体基板の電気的性質や機械
的性質が、液体および該液体の蒸気によって劣化しにく
くなり、その分、さらに電気的性質や機械的性質に優れ
た半導体装置を製造することができた。
【0058】請求項4の効果 上層側保護膜を形成した以降、吸液絶縁膜が吸湿しなく
なるので、その分、さらに電気的性質や機械的性質に優
れた半導体装置を製造することができた。また、上側保
護膜を設けたことにより、吸水絶縁膜に、炭素原子や水
素原子が取り込まれにくくなるという効果もある。
【0059】請求項5の効果 潜気液絶縁膜中に、マイクロボイドを形成する分、その
比誘電率を低下させることができるうえ、潜気絶縁膜中
に残存する気体となる成分を発散させるので、潜気絶縁
膜の電気的性質や機械的性質を安定させることができ
た。このように、本発明によれば、比誘電率等の電気的
性質や強度等の機械的性質に優れた半導体装置を製造す
ることができた。
【0060】請求項6の効果 潜気絶縁膜中に有機成分を含有していたとしても、その
有機成分は加熱処理により発散されるので、潜気絶縁膜
をほんど無機物から構成することができるようになり、
・良好な耐熱性、・有害ガスの無発生、・酸素アッシン
グの工程に対する良好な耐久性、といった無機物からな
る絶縁膜が有する有効性を享受することができた。ま
た、残存液体の除去のために行う加熱処理により潜気絶
縁膜は十分なアニーリングされることになり、その膜質
は良質なものとなった。
【0061】請求項7の効果 下層側保護膜により、潜気絶縁膜から発生する気体が半
導体基板に浸透しないので、半導体基板の電気的性質や
機械的性質が、前記気体によって劣化しにくくなり、そ
の分、さらに電気的性質や機械的性質に優れた半導体装
置を製造することができた。
【0062】請求項8の効果 上層側保護膜を形成した以降、潜気絶縁膜が吸湿しなく
なるので、その分、さらに電気的性質や機械的性質に優
れた半導体装置を製造することができた。また、上側保
護膜を設けたことにより、潜気絶縁膜に炭素原子や水素
原子が取り込まれにくくなるという効果もある。
【0063】請求項9の効果 絶縁膜は、占有率50%以上の空孔が形成される分、そ
の比誘電率が有機を含んだ絶縁膜と同様の値まで飛躍的
に低下したうえ、無機絶縁体であるので、耐熱性が劣化
することもなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の各プロセスステップ毎の状態を示す断面図で
ある。
【図2】吸水絶縁膜の含水量の変化を示す線図である。
【図3】吸水絶縁膜における水の分析強度分布を示す線
図である。
【図4】吸水絶縁膜における内部圧力(水蒸気圧)の変
化を示す線図である。
【図5】吸水絶縁膜の内部圧力(水蒸気圧)を測定する
のに用いたサンプルの断面図である。
【図6】吸水絶縁膜の比誘電率の測定の説明に供する図
面である。
【図7】吸水絶縁膜中におけるマイクロボイドの占有率
と比誘電率との関係を示す線図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の各プロセスステップ毎の状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 シリコン基板 4 下層側保護膜 5 吸水絶縁膜 6 被覆膜 7 マイクロボイド 8 上層側保護膜 10 下層側保護膜 11 潜気絶縁膜 12 被覆膜 13 マイクロボイド 14 上層側保護膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に、液体を吸収した吸液絶縁
    膜を形成する工程と、 液体および該液体の蒸気を透過させない被覆膜によって
    前記吸液絶縁膜を覆う工程と、 前記液体を気化させることで前記吸液絶縁膜にマイクロ
    ボイドを形成する工程と、 前記被覆膜を除去したうえで、前記吸液絶縁膜中の残存
    液体を蒸発させて除去する工程とを含むことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法で
    あって、前記液体を気化させる工程、および前記残存液
    体を吸液絶縁物から除去する工程は、吸液絶縁膜を加熱
    することで行うことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体装置の製
    造方法であって、前記吸液絶縁膜を形成する前に、前記
    液体および前記液体の蒸気を透過させない下層側保護膜
    を前記半導体基板に形成する工程をさらに含むことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の半導
    体装置の製造方法であって、残存液体の除去処理を施し
    た前記吸液絶縁膜に、水および水蒸気を透過させない上
    層側保護膜を形成する工程をさらに含むことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板に、所定の処理により気体を
    発生させる潜気絶縁膜を形成する工程と、 前記気体を透過させない被覆膜によって前記潜気絶縁膜
    を覆う工程と、 前記潜気絶縁膜に所定の処理を施すことで気体を発生さ
    せて、前記潜気絶縁膜内にマイクロボイドを形成する工
    程と、 前記被覆膜を除去したうえで、前記潜気絶縁膜に再度所
    定の処理を施すことで、前記潜気絶縁膜中に残存してい
    る気体となる成分を気体にして除去する工程とを含むこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体装置の製造方法で
    あって、前記所定の処理は、潜気絶縁膜を加熱すること
    であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の半導体装置の製
    造方法であって、前記潜気絶縁膜を形成する前に、前記
    気体を透過させない下層側保護膜を前記半導体基板に形
    成する工程をさらに含むことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれか記載の半導
    体装置の製造方法であって、潜気絶縁膜中に残存してい
    る気体となる成分を気体にして除去したのち、前記潜気
    絶縁膜に、水および水蒸気を透過させない上層側保護膜
    を形成する工程をさらに含むことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板上に、無機絶縁体からなり、
    多数の空孔を有する絶縁膜を形成し、かつ、この絶縁膜
    における前記空孔の占有率を50%以上にしたことを特
    徴とする半導体装置。
JP24037496A 1996-09-11 1996-09-11 半導体装置の製造方法および半導体装置 Pending JPH1092808A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528893A (ja) * 1998-10-22 2002-09-03 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド Cvdナノ多孔性シリカの低誘電率膜
US6524972B1 (en) 1999-03-17 2003-02-25 Canon Sales Co., Inc. Method for forming an interlayer insulating film, and semiconductor device
KR100426147B1 (ko) * 1999-03-17 2004-04-03 캐논 한바이 가부시키가이샤 층간 절연막을 형성하기위한 방법 및, 반도체 장치

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