JPH1092711A - 周辺露光装置 - Google Patents

周辺露光装置

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JPH1092711A
JPH1092711A JP8239499A JP23949996A JPH1092711A JP H1092711 A JPH1092711 A JP H1092711A JP 8239499 A JP8239499 A JP 8239499A JP 23949996 A JP23949996 A JP 23949996A JP H1092711 A JPH1092711 A JP H1092711A
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Kazuya Akiyama
一也 秋山
Kenji Kamei
謙治 亀井
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上の素子領域の外形に沿って階段状に高
精度で周辺露光を行うことができる周辺露光装置を提供
することである。 【解決手段】 基板回転部10に保持した基板1の上方
にCCDカメラ51を配置し、基板1上の素子領域のパ
ターンを画像入力し、画像データに基づいて素子領域の
外形に沿った階段状の周辺露光領域の位置データを算出
する。画像入力および位置データの算出は基板1を4つ
に分割した分割領域ごとに行われる。光照射部20は、
周辺露光領域の位置データに基づいて基板1の周縁領域
を露光し、基板1の周縁部に素子領域の外形に沿った階
段状の周辺露光領域を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
基板の表面に塗布された感光膜の周縁部(周辺部)を露
光する周辺露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程では、半導体
ウエハ等の基板上にレジスト液を回転塗布し、所定のパ
ターンに現像してレジストマスクを形成した後、このレ
ジストマスクを用いて薄膜パターンを形成することが行
われている。
【0003】レジスト液が回転塗布された基板は、その
周縁部を把持されて種々の基板装置間を搬送される。レ
ジスト液は回転塗布によって基板の周縁部にまで塗り広
げられている。したがって、基板の周縁部を把持する
と、周縁部のレジストが剥離して飛散し、基板中央部の
レジスト膜表面を汚染したり、他の基板の表面を汚染し
たりして基板処理の歩留りを低下させてしまう場合があ
る。
【0004】このために、ポジ型のレジストの場合に
は、周辺露光装置を用いて予め基板の周縁部のレジスト
を露光しておき、レジストパターンの現像時に同時に基
板周縁部の不要なレジストを除去する処理が行われてい
る。
【0005】従来の周辺露光装置では、基板の外縁から
一定幅の領域を環状に露光する方法が行われていた。こ
のような露光方法は、例えば、特開平2−288221
号公報あるいは特公平6−12756号公報に開示され
ている。前者の周辺露光装置では、基板の外周縁に接触
させたカムを用いて機械的に基板のオリエンテーション
フラット(以下、オリフラと称す)またはノッチの位置
を検出し、これを基準として基板の周縁部に一定幅の周
辺露光領域を環状に形成している。
【0006】また、後者の周辺露光装置では、ラインセ
ンサを用いて光学的に基板のオリフラやノッチの位置を
検出し、これを基準として一定幅の周辺露光領域を環状
に形成している。
【0007】ところが、近年では、レジストから発生す
るパーティクルによる汚染を確実に防止するために、基
板周縁部の不要なレジストをより完全に除去する要望が
高まってきた。
【0008】基板上には矩形の素子が複数形成されるた
め、整列した複数の素子(素子領域)の外形は階段状に
形成されている。一方、基板はほぼ円形であるため、基
板の外周縁から一定幅の周辺露光領域を形成すると、階
段状の素子領域の外形部分との間に不要なレジストが残
存する領域が生じる。
【0009】そこで、最近では、階段状の素子領域の外
形に沿って周辺露光を行うことが可能な周辺露光装置が
提案されている。このような周辺露光装置は、例えば特
開平3−242922号公報に開示されている。図7
は、階段状周辺露光が可能な周辺露光装置の露光動作の
説明図である。図7において、基板1上には複数の素子
2が配列されており、各素子2間には各素子2を切断す
るためのスクライブライン3が形成されている。
【0010】この周辺露光装置では、基板1の周縁部に
形成すべき階段状の周辺露光領域5の寸法データが予め
記憶されている。そして、周辺露光処理では、まずフォ
トセンサ45を用いて基板1のオリフラ部1aを検出
し、オリフラ部1aの位置に基づいて周辺露光の基準位
置を設定し、この基準位置から予め記憶した周辺露光領
域5の寸法データに従って基板1上のレジストの周辺露
光を行う。図7中の点線4aは素子領域の外形線7から
一定距離隔てた位置に形成されるべき正規の周辺露光領
域5との境界線を示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各素子2は
基板1に形成されたアライメントマーク(図示省略)を
基準に形成されており、基板1の外周縁あるいはオリフ
ラ部1aを基準に形成されているものではない。このた
め、基板1の外周縁位置、例えばオリフラ部1aの位置
を基準に上記の周辺露光を行うと、基板1の外周縁に対
する素子2の相対的な位置関係が基板ごとにばらつきを
生じ、図7中で実線4bで示すように、周辺露光領域5
の端縁位置が正規の位置(点線4a)からずれる場合が
生じる。この場合には、素子2上の必要なレジストの部
分までが露光されたり、あるいは本来周辺露光により除
去すべき部分が残存したりして周辺露光の不良が発生す
るという問題があった。また、周辺露光領域5の寸法デ
ータを予め記憶させておく作業は煩雑であり、操作者の
負担が大きいものであった。
【0012】本発明の目的は、基板上の素子領域の外形
に沿って階段状に高精度で周辺露光を行うことができる
周辺露光装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る周辺露光装置は、基板上に塗布された感光膜
の内、基板の素子領域の外側にある周辺露光領域を素子
領域の外形に沿って階段状に露光する周辺露光装置であ
って、基板を保持する基板保持手段と、基板の素子領域
の形状を画像情報として入力する画像入力手段と、画像
入力手段から入力された画像情報に基づいて素子領域の
外形に沿った周辺露光領域の位置データを算出する画像
処理手段と、感光膜に光を照射する光照射手段と、画像
処理手段によって算出された周辺露光領域の位置データ
に基づいて感光膜の周辺露光領域が露光されるように光
照射手段を制御する制御手段とを備えたものである。
【0014】第2の発明に係る周辺露光装置は、第1の
発明に係る周辺露光装置の構成において、画像入力手段
が基板の素子領域よりも小さい画像入力範囲を有し、基
板保持手段が、画像入力手段の画像入力範囲に応じて所
定角度ずつ基板を回転させる基板回転部を有するもので
ある。
【0015】第3の発明に係る周辺露光装置は、第2の
発明に係る周辺露光装置の構成において、光照射手段お
よび画像入力手段が、光照射手段の露光範囲と画像入力
手段の画像入力範囲とが重複するように配置されている
ものである。
【0016】第4の発明に係る周辺露光装置は、第2の
発明に係る周辺露光装置の構成において、光照射手段お
よび画像入力手段が、光照射手段の露光範囲と画像入力
手段の画像入力範囲とが重ならないように配置されてい
るものである。
【0017】第5の発明に係る周辺露光装置は、第1の
発明に係る周辺露光装置の構成において、画像入力手段
が基板の素子領域より大きい画像入力範囲を有し、光照
射手段が光を照射する光照射部と光照射部を基板の全面
に亘って移動させる移動部とを備えたものである。
【0018】第6の発明に係る周辺露光装置は、第1の
発明に係る周辺露光装置の構成において、基板保持手段
が、基板を回転させる基板回転部を有しており、基板の
端縁位置を検出する検出手段と、検出手段の検出結果か
ら基板の周縁部の露光位置を算出する露光位置算出手段
と、基板の周縁部の露光幅を設定する露光幅設定手段と
をさらに備え、制御手段が露光位置算出手段によって算
出された露光位置のデータと露光幅設定手段によって設
定された露光幅のデータとに基づいて基板の周縁部に環
状の周辺露光領域を形成するように光照射手段を制御す
るものである。
【0019】第1〜第6の発明に係る周辺露光装置にお
いては、画像入力手段が基板の素子領域の形状を画像情
報として入力し、この画像情報に基づいて周辺露光領域
の位置データが直接算出される。このため、基板の外周
縁の基準位置から素子領域の外形位置を推測して間接的
に周辺露光領域の位置データを算出する従来の装置に比
べ、周辺露光領域の位置データの精度が向上する。そし
て、この高精度の周辺露光領域の位置データに基づいて
周辺露光処理を行うことにより、素子領域の外形に沿っ
た階段状の周辺露光領域を高精度に形成することができ
る。
【0020】特に、第2の発明に係る周辺露光装置にお
いては、基板を所定角度ずつ回転させながら画像入力手
段が素子領域の画像データを順次入力することにより、
径の大きい基板に対しても周辺露光領域の位置データ検
出を高精度に行うことができる。
【0021】特に、第3の発明に係る周辺露光装置にお
いては、光照射手段の露光範囲と画像入力手段の画像入
力範囲とが重複するように光照射手段および画像入力手
段を配置したことにより、基板を静止した状態で画像入
力と露光処理とを行うことができ、これによって基板の
移動による基板の実際の位置と画像入力手段からの画像
情報入力に基づいて得られた周辺露光領域の位置データ
との間の誤差の発生が防止され、周辺露光領域を高精度
に形成することができる。
【0022】特に、第4の発明に係る周辺露光装置にお
いては、光照射手段の露光範囲と画像入力手段の画像入
力範囲とが重ならないように配置されているため、画像
入力処理と露光処理とを同時に行うことができ、周辺露
光処理の処理効率を向上することができる。
【0023】特に、第5の発明に係る周辺露光装置にお
いては、画像入力手段が一度に基板の素子領域全体の画
像を入力することができ、しかも光照射手段が基板の全
面に亘って移動可能に構成されているため、基板を静止
した状態で画像入力および周辺露光処理を行うことがで
き、周辺露光装置の構成および制御動作を簡素化するこ
とができる。
【0024】特に、第6の発明に係る周辺露光装置にお
いては、階段状に周辺露光を行うのみならず、露光位置
算出手段、露光幅設定手段および制御手段によって基板
の外周縁部に沿って環状の周辺露光領域を形成すること
ができる。これにより、基板上の素子領域の画像入力が
困難な場合においても、環状の周辺露光領域を形成する
ことで対応し、適応性に優れた周辺露光装置を得ること
ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施例に
よる周辺露光装置の構成図である。周辺露光装置は、基
板1を保持して回転する基板回転部10、基板の周縁部
に光線を照射して露光する光照射部20、光照射部20
からの光線の照射位置を移動させるための移動部30お
よび基板の素子領域の画像を入力する画像入力部50を
備えている。さらに、必要に応じて、基板の基準位置を
検出するCCDラインセンサ40を備えている。
【0026】基板回転部10は、基板1の裏面を吸引し
て保持するスピンチャック11とスピンチャック11を
回転軸周りに回転させるモータ12とから構成されてい
る。光照射部20は、露光光線となる紫外線を発生する
ための露光光源28と、露光光源28からの紫外線を伝
達する光ファイバ23と、光ファイバ23の先端に取り
付けられかつ基板1の表面に紫外線を照射する照射端2
1とを備えている。また、露光光源28は、水銀キセノ
ンランプ25、楕円鏡26、紫外線透過フィルタ24お
よびシャッタ27から構成されている。
【0027】移動部30は、照射端21を支持する支持
アーム22をX方向およびY方向にそれぞれ変位させる
ための半径方向変位部Mxおよび接線方向変位部Myと
から構成される。半径方向変位部Mxは、X方向に往復
移動可能なXテーブル31とXテーブル31を移動させ
るためのステッピングモータ32およびボールねじとか
ら構成されている。さらに、接線方向変位部Myは、Y
方向に移動可能なYテーブル33とYテーブル33を移
動させるためのステッピングモータ34およびボールね
じとから構成されている。
【0028】画像入力部50は、基板1表面に形成され
る素子領域の形状を画像として入力するためのCCDカ
メラ51、カメラレンズ52および基板1の表面を照明
するカメラ用照明器53から構成されている。本実施例
によるCCDカメラ51に取り付けられたカメラレンズ
52は、基板1の外周の1/4程度を一度に入力できる
画角を有している。したがって、このCCDカメラ51
は、基板1の表面領域を適宜分割し、基板1を回転させ
ながら分割領域ごとに画像を入力する。また、カメラ用
照明器12は基板1表面の照度が不足する場合に使用す
る。
【0029】CCDラインセンサ40は、基板1の上方
に配置される光源41と、基板1の下方において光源4
1に対向して配置される受光部42とを備えている。上
記の周辺露光装置の各部の動作は制御部により制御され
る。図2は、周辺露光装置の機能ブロック図である。制
御部Dは、回転角度演算手段A、露光幅設定手段B、露
光量設定手段C、画像処理手段E、基板回転部10、光
照射部20、半径方向変位部Mxおよび接線方向変位部
Myの各部の動作を制御する。ここで、制御部D、回転
角度演算手段A、露光量設定手段Cはパーソナルコンピ
ュータから構成され、露光幅設定手段Bはディスプレイ
およびキーボードから構成され、画像処理手段Eは画像
処理基板から構成される。
【0030】なお、上記の構成において、基板回転部1
0が本発明の基板保持手段を構成し、画像入力部50が
画像入力手段を構成し、画像処理手段Eが画像処理手段
を構成し、光照射部20が光照射手段を構成し、制御部
Dが制御手段を構成する。さらに、CCDラインセンサ
40が本発明の検出手段を構成し、回転角度演算手段A
が露光位置算出手段を構成し、露光幅設定手段Bが露光
幅設定手段を構成する。
【0031】本実施例における周辺露光装置は、階段状
の周辺露光と環状の周辺露光とを行う機能を有してい
る。図1および図2に示す構成において、画像入力部5
0および画像処理手段Eは階段状の周辺露光を行うため
に設けられており、CCDラインセンサ40、回転角度
演算手段Aおよび露光幅設定手段Bは主に環状の周辺露
光を行うために設けられている。
【0032】ここでは、まず階段状の周辺露光について
説明する。図3は、本実施例による周辺露光装置の露光
動作の説明図である。画像入力部50のCCDカメラ5
1は、基板1の略1/4の領域の画像を一度に入力する
ことができる。そこで、図3中の仮想線6で示すよう
に、基板1を4つの分割領域S1〜S4に分割し、基板
1を回転させて分割領域ごとに画像入力および周辺露光
処理が行われる。
【0033】まず、図1および図3に示すように、CC
Dカメラ51の画像入力領域に基板1の分割領域S1が
位置するように基板1が保持される。なお、周辺露光装
置に想定されたX,Y座標の基準位置に対するCCDカ
メラ51の画像入力領域の座標位置は予め定められてい
る。この状態で、カメラ用照明器53から基板1表面に
照明光を照射しながらCCDカメラ51によって基板1
上の素子領域の画像が入力される。
【0034】画像処理手段Eは、入力された画像領域R
内の画像データに基づいて、スクライブライン3あるい
はアライメントマーク(図示省略)を認識し、その座標
位置を算出する。そして、スクライブライン3あるいは
アライメントマークの位置に基づいて素子領域の外形線
7から所定幅だけ外方に広げられた周辺露光領域の境界
線4上の各露光基準点P1 〜P6 の座標位置を算出す
る。
【0035】基板1上の分割領域S1における露光基準
点P1 〜P6 が求まると、制御部Dは露光基準点P1
6 の座標データを順次半径方向変位部Mxおよび接線
方向変位部Myに出力する。半径方向変位部Mxおよび
接線方向変位部Myは、この座標データに基づいて光照
射部20をまず露光基準点P1 に移動させ、露光光源2
8のシャッタ27を開放して露光を開始する。照射端2
1から照射されるレーザ光はスポット形状が矩形となる
ように設定される。そして、半径方向変位部Mxおよび
接線方向変位部Myの制御に従って照射端21が移動
し、露光基準点P 1 から露光基準P6 まで順次露光を行
う。このときの照射端21の移動速度は、露光量設定手
段Cで設定されたデータを基に制御される。これによ
り、分割領域S1における周辺露光領域5aの露光が終
了する。
【0036】分割領域S1の周辺露光が終了すると、光
照射部20の照射端21がCCDカメラ51の画像領域
RからX方向に離れた位置に退避する。そして、基板回
転部10が基板1をZ方向に90度回転させ、基板1の
次の分割領域S2をCCDカメラ51の直下に移動させ
る。さらに、上記の分割領域S1の場合と同様に、周辺
露光領域5bの露光処理が行われる。
【0037】以下、分割領域S3およびS4に対しても
同様の処理が行われ、これによって基板1の周辺部に階
段状の周辺露光領域5a〜5dが形成される。このよう
に、第1の実施例による周辺露光装置は、CCDカメラ
51を用いて基板1上の素子領域の画像データから周辺
露光領域5a〜5dの位置を算出して露光処理を行って
いる。ところが基板1上に素子パターンの形成が行われ
ていない初期の製造段階では、素子領域の形状を画像デ
ータとしてCCDカメラ51により入力することが困難
である。
【0038】そこで、このような状況に対処するため
に、本実施例の周辺露光装置では、環状の周辺露光を行
う機能も有している。以下、環状の周辺露光のための構
成および動作について説明する。
【0039】図1および図2において、基板回転部10
はモータ12を駆動して基板1を回転させる。CCDラ
インセンサ40は、基板1の端縁位置を検出する。回転
角度演算手段Aは、CCDラインセンサ40からの端縁
位置の変化の情報と、基板回転部10のモータ12の回
転量データとから基板1のオリフラ部1aの位置を算出
する。そして、制御部Cは、オリフラ部1aの位置情報
に基づいて基板回転部10の回転動作を制御し、基板1
のオリフラ部1aがY方向に平行となる位置を露光開始
の基準位置に設定し、この基準位置から基板1を回転さ
せる。そして、半径方向変位部Mxおよび接線方向変位
部Myを駆動し、露光幅設定手段Bにより設定された露
光幅データに基づいて光照射部20の照射端21から紫
外線を照射し、基板1の周縁部を一定の露光幅で環状に
露光する。
【0040】このような環状の周辺露光機能は、CCD
カメラ51を用いた画像入力による階段状の周辺露光機
能が適用できない場合の補償として設けられているもの
である。したがって、前述した階段状の周辺露光が可能
な場合には、この環状の周辺露光に関する構成は必要で
ない。
【0041】このように、本実施例による周辺露光装置
では、基板の画像情報に基づいて自動的に階段状の周辺
露光領域の座標値を認識することができる。したがっ
て、従来のように周辺露光領域の座標値を入力する方法
に比べ、操作者の作業が簡素化され、処理効率が向上す
る。また、周辺露光領域の座標値は、基板上の素子領域
の画像情報から直接算出されるため、従来のように基板
のオリフラ部1a等から推定した素子領域の座標に基づ
いて周辺露光領域の位置が算出される場合に比べて高精
度で周辺露光を行うことができる。しかも、周辺露光領
域の座標値を算出した位置に基板1を静止した状態で周
辺露光処理が行われるので、さらに高精度で周辺露光を
行うことができる。
【0042】図4は、本発明の第2の実施例による周辺
露光装置の構成図である。また、図5は、第2の実施例
の周辺露光装置による周辺露光動作の説明図である。第
2の実施例による周辺露光装置は、第1の実施例による
周辺露光装置に対し、基板1の上方における画像入力部
50と光照射部20、特に照射端21とが基板1の回転
方向に沿って互いに90度ずれた位置に設定されている
点が異なっている。これにより、画像入力部50のCC
Dカメラ51の画像領域内に光照射部20の照射端21
が重複しないように構成されている。
【0043】図5に示すように、基板1の表面領域を4
つの分割領域S1〜S4に分割した場合を想定すると、
2つの異なる分割領域において周辺露光領域の位置検出
と周辺露光処理とを同時に行うことができる。例えば分
割領域S2において、画像入力部50により周辺露光領
域5bの露光基準点P1 〜P6 の位置座標の検出が行わ
れる。同時に、分割領域S1では、画像入力部50によ
り既に求められた露光基準点P1 〜P6 の位置情報に従
って光照射部20による周辺露光処理が行われる。
【0044】2つの処理が終了すると、基板回転部10
は基板1を矢印Z方向に90度回転させる。そして、周
辺露光領域の位置検出が行われていた分割領域S2で
は、光照射部20により周辺露光処理が行われ、未処理
の分割領域S3では、画像入力部50による周辺露光領
域の位置検出が行われる。
【0045】以下、同様の処理が行われ、すべての分割
領域S1〜S4に対して周辺露光処理が完了する。この
第2の実施例による周辺露光装置では、同時に周辺露光
領域の位置検出と周辺露光処理とを行うことができるた
め、処理効率が向上する。
【0046】図6は、本発明の第3の実施例による周辺
露光装置の構成図である。第3の実施例による周辺露光
装置では、画像入力部50のCCDカメラ51の画像入
力範囲が基板1全体を入力しうる大きさを有している。
また、半径方向変位部Mxおよび接線方向Myのそれぞ
れの変位量が基板1全体を覆う範囲に設定されている。
したがって、基板1を回転させることなく周辺露光領域
の位置検出および階段状の周辺露光処理を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による周辺露光装置の構
成図である。
【図2】第1の実施例による周辺露光装置の制御ブロッ
ク図である。
【図3】第1の実施例による周辺露光装置の露光動作の
説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例による周辺露光装置の構
成図である。
【図5】第2の発明による周辺露光装置の露光動作の説
明図である。
【図6】本発明の第3の実施例による周辺露光装置の構
成図である。
【図7】従来の周辺露光装置による露光動作の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 基板 2 素子領域 3 スクライブライン 5a〜5d 周辺露光領域 10 基板回転部 20 光照射部 21 照射端 30 移動部 40 CCDラインセンサ 50 画像入力部 51 CCDカメラ 52 カメラレンズ 53 カメラ用照明器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に塗布された感光膜のうち、前記
    基板の素子領域の外側にある周辺露光領域を前記素子領
    域の外形に沿って階段状に露光する周辺露光装置であっ
    て、 基板を保持する基板保持手段と、 前記基板の前記素子領域の形状を画像情報として入力す
    る画像入力手段と、 前記画像入力手段から入力された前記画像情報に基づい
    て前記素子領域の外形に沿った前記周辺露光領域の位置
    データを算出する画像処理手段と、 前記感光膜に光を照射する光照射手段と、 前記画像処理手段によって算出された前記周辺露光領域
    の位置データに基づいて前記感光膜の前記周辺露光領域
    が露光されるように前記光照射手段を制御する制御手段
    とを備えたことを特徴とする周辺露光装置。
  2. 【請求項2】 前記画像入力手段は、前記基板の前記素
    子領域よりも小さい画像入力範囲を有し、 前記基板保持手段は、前記画像入力手段の前記画像入力
    範囲に応じて所定角度ずつ前記基板を回転させる基板回
    転部を有することを特徴とする請求項1記載の周辺露光
    装置。
  3. 【請求項3】 前記光照射手段および前記画像入力手段
    は、前記光照射手段の露光範囲と前記画像入力手段の画
    像入力範囲とが重複するように配置されていることを特
    徴とする請求項2記載の周辺露光装置。
  4. 【請求項4】 前記光照射手段および前記画像入力手段
    は、前記光照射手段の露光範囲と前記画像入力手段の画
    像入力範囲とが重ならないように配置されていることを
    特徴とする請求項2記載の周辺露光装置。
  5. 【請求項5】 前記画像入力手段は、前記基板の前記素
    子領域より大きい画像入力範囲を有し、 前記光照射手段は、光を照射する光照射部と前記光照射
    部を前記基板の全面に亘って移動させる移動部とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の周辺露光装置。
  6. 【請求項6】 前記基板保持手段は、前記基板を回転さ
    せる基板回転部を有しており、 前記基板の端縁位置を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果から前記基板の周縁部の露光位
    置を算出する露光位置算出手段と、 前記基板の周縁部の露光幅を設定する露光幅設定手段と
    をさらに備え、 前記制御手段は、前記露光位置算出手段によって算出さ
    れた前記露光位置のデータと前記露光幅設定手段によっ
    て設定された露光幅のデータとに基づいて前記基板の周
    縁部に環状の周辺露光領域を形成するように前記光照射
    手段を制御することを特徴とする請求項1記載の周辺露
    光装置。
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