JPH1092485A - 速結端子用端子カバー - Google Patents
速結端子用端子カバーInfo
- Publication number
- JPH1092485A JPH1092485A JP28454196A JP28454196A JPH1092485A JP H1092485 A JPH1092485 A JP H1092485A JP 28454196 A JP28454196 A JP 28454196A JP 28454196 A JP28454196 A JP 28454196A JP H1092485 A JPH1092485 A JP H1092485A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- receiving plate
- terminal
- wire
- quick connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】金具基部２１と受け板部２２が鈍角を形成する
速結端子２を使用しながら円滑に電線３の挿入作業を行
える電線接続装置を提供する 【解決手段】鎖錠対象となる電線３は端子カバー１の電
線ガイド（孔）１１を通過し、速結端子２における鎖錠
片部２４の付け根（基部２１）付近に穿設された電線挿
入口２３を通り、速結端子２の受け板部２２に添ってさ
らに進み、その後に受け板部２２・鎖錠片部２４間に弾
発的に鎖錠される。端子カバー１の電線ガイド１１の一
部（出口１１１）は電線挿入口２３に懸かる位置まで長
く延びていて、そこから出る電線３をより正確に位置決
めし、それによって電線３が受け板部２２の縁（電線挿
入口２３の縁でもある）に引っ掛からないようにする。
速結端子２を使用しながら円滑に電線３の挿入作業を行
える電線接続装置を提供する 【解決手段】鎖錠対象となる電線３は端子カバー１の電
線ガイド（孔）１１を通過し、速結端子２における鎖錠
片部２４の付け根（基部２１）付近に穿設された電線挿
入口２３を通り、速結端子２の受け板部２２に添ってさ
らに進み、その後に受け板部２２・鎖錠片部２４間に弾
発的に鎖錠される。端子カバー１の電線ガイド１１の一
部（出口１１１）は電線挿入口２３に懸かる位置まで長
く延びていて、そこから出る電線３をより正確に位置決
めし、それによって電線３が受け板部２２の縁（電線挿
入口２３の縁でもある）に引っ掛からないようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線を電気的接続
状態で抜け止め保持する速結端子に関する。
状態で抜け止め保持する速結端子に関する。
【０００２】
【従来の技術】この様な速結端子の端子カバーは、例え
ば放電灯安定器などの電磁装置の配線用端子に用いられ
る。従来のこのような端子カバーは、速結端子に装着し
た状態で、速結端子の電線挿入口と端子カバーの電線ガ
イド出口の位置関係を、両穴の中心がほぼ同軸線上に位
置するようにのみ設定されていた。
ば放電灯安定器などの電磁装置の配線用端子に用いられ
る。従来のこのような端子カバーは、速結端子に装着し
た状態で、速結端子の電線挿入口と端子カバーの電線ガ
イド出口の位置関係を、両穴の中心がほぼ同軸線上に位
置するようにのみ設定されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図６（ａ）は、金具基
部２１と受け板部２２が鈍角を形成する速結端子２の電
線挿入口２３内に挿入された電線３が、鎖錠片部２４の
弾性による反発力と挿入するための力との合成により受
ける力の方向を矢印で示したものであり、図６（ｂ）
は、その結果電線３が受け板部側に押され、電線挿入口
２３の端部断面２３１に当接した状態を示したものであ
る。図７に示す従来例の端子カバー１は、電磁装置のボ
ビン４に一体的に形成された端子台４１に取り付けられ
た、金具基部２１と受け板部２２が鈍角を形成する自己
鎖錠形の速結端子２と組み合わされているが、速結端子
２の電線挿入口２３と端子カバー１の電線ガイド出口１
１１の空間距離ｄについては特別には考慮されていない
ので、図６で示した力により電線３が挿入途中で湾曲
し、電線挿入口２３の端部断面２３１に当接してしま
い、円滑な挿入作業が妨げられる恐れがあった。一方、
図８（ａ）に示すような金具基部２１と受け板部２２が
直角を形成する速結端子２であれば、電線３は鎖錠片部
２４に当接する位置で既に電線挿入口２３内に挿入され
ているので、図７の従来例のような問題は発生しないも
のの、電線挿入口２３から鎖錠片部２４までの電線３の
遊走距離が長くなるので、図８（ｂ）に示す横断面図の
ように電線３の挿入角度が速結端子２の幅方向にずれる
と、当該電線３の先端３１が鎖錠片部２４に当接する位
置が中心から外れる距離が大きくなり、電線３が正常に
鎖錠できなくなる恐れがあった。本発明の目的は、金具
基部と受け板部が鈍角を形成する速結端子を使用しなが
ら円滑に電線の挿入作業を行える電線接続装置を提供す
ることにある。
部２１と受け板部２２が鈍角を形成する速結端子２の電
線挿入口２３内に挿入された電線３が、鎖錠片部２４の
弾性による反発力と挿入するための力との合成により受
ける力の方向を矢印で示したものであり、図６（ｂ）
は、その結果電線３が受け板部側に押され、電線挿入口
２３の端部断面２３１に当接した状態を示したものであ
る。図７に示す従来例の端子カバー１は、電磁装置のボ
ビン４に一体的に形成された端子台４１に取り付けられ
た、金具基部２１と受け板部２２が鈍角を形成する自己
鎖錠形の速結端子２と組み合わされているが、速結端子
２の電線挿入口２３と端子カバー１の電線ガイド出口１
１１の空間距離ｄについては特別には考慮されていない
ので、図６で示した力により電線３が挿入途中で湾曲
し、電線挿入口２３の端部断面２３１に当接してしま
い、円滑な挿入作業が妨げられる恐れがあった。一方、
図８（ａ）に示すような金具基部２１と受け板部２２が
直角を形成する速結端子２であれば、電線３は鎖錠片部
２４に当接する位置で既に電線挿入口２３内に挿入され
ているので、図７の従来例のような問題は発生しないも
のの、電線挿入口２３から鎖錠片部２４までの電線３の
遊走距離が長くなるので、図８（ｂ）に示す横断面図の
ように電線３の挿入角度が速結端子２の幅方向にずれる
と、当該電線３の先端３１が鎖錠片部２４に当接する位
置が中心から外れる距離が大きくなり、電線３が正常に
鎖錠できなくなる恐れがあった。本発明の目的は、金具
基部と受け板部が鈍角を形成する速結端子を使用しなが
ら円滑に電線の挿入作業を行える電線接続装置を提供す
ることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明においては、端子
カバーの電線ガイド出口の少なくとも速結端子の受け板
部側を、当該端子の電線挿入口より鎖錠片部側に突出形
成し、電線ガイドの受け板部側内面を受け板部とほぼ連
続面となるようにしたものである。
カバーの電線ガイド出口の少なくとも速結端子の受け板
部側を、当該端子の電線挿入口より鎖錠片部側に突出形
成し、電線ガイドの受け板部側内面を受け板部とほぼ連
続面となるようにしたものである。
【０００５】鎖錠対象となる電線は端子カバーの電線ガ
イド（孔）を通過し、速結端子における鎖錠片部の付け
根（基部）付近に穿設された電線挿入口を通り、速結端
子の受け板部に添ってさらに進み、その後に受け板部・
鎖錠片部間に弾発的に鎖錠される。本発明の特徴は端子
カバーの電線ガイドの一部が前記電線挿入口に懸かる位
置まで長く延びていて、そこから出た電線をより正確に
位置決めし、それによって電線が受け板部の縁（電線挿
入口の縁でもある）に引っ掛からないようにしたことで
ある。本発明においては、速結端子の電線挿入口より鎖
錠片部側に端子カバーの電線ガイド出口が突出形成さ
れ、電線ガイドの受け板部側内面と受け板がほぼ連続面
とされているので、挿入された電線先端が鎖錠片部に当
接し、受け板部側に押されても当該電線先端が電線挿入
口の断面に当接し挿入が阻害されることがない。
イド（孔）を通過し、速結端子における鎖錠片部の付け
根（基部）付近に穿設された電線挿入口を通り、速結端
子の受け板部に添ってさらに進み、その後に受け板部・
鎖錠片部間に弾発的に鎖錠される。本発明の特徴は端子
カバーの電線ガイドの一部が前記電線挿入口に懸かる位
置まで長く延びていて、そこから出た電線をより正確に
位置決めし、それによって電線が受け板部の縁（電線挿
入口の縁でもある）に引っ掛からないようにしたことで
ある。本発明においては、速結端子の電線挿入口より鎖
錠片部側に端子カバーの電線ガイド出口が突出形成さ
れ、電線ガイドの受け板部側内面と受け板がほぼ連続面
とされているので、挿入された電線先端が鎖錠片部に当
接し、受け板部側に押されても当該電線先端が電線挿入
口の断面に当接し挿入が阻害されることがない。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図１〜
図３を使って説明する。図１は、電磁装置のボビン４と
一体的に形成された端子台４１に金具基部２１と受け板
部２２が鈍角を形成する自己鎖錠形の速結端子２を取り
付け、本発明による端子カバー１を装着した場合の要部
断面図である。本実施例において、端子カバー１に形成
された電線ガイド出口１１１は、速結端子２の電線挿入
口２３よりも鎖錠片部側に突出形成されており、当該電
線ガイド１１の受け板部側内面１１２と受け板部２２は
ほぼ連続面とされている。速結端子２の電線挿入口２３
付近と端子カバー１の電線ガイド出口１１１付近の形状
を斜視断面図で表したものが図２である。図３は、図１
に示した本実施例に電線３を挿入した場合の要部断面図
を示す。電線ガイド出口１１１が電線挿入口２３よりも
鎖錠片部側に突出し、当該電線ガイド１１の受け板部側
内面１１２と受け板部２２がほぼ連続面であるため、電
線３の先端３１が鎖錠片部２４に当接し、受け板部２２
側に押されても、当該電線先端３１は電線挿入口断面２
３１に当接することなく鎖錠片部２４を押し込みながら
受け板部２２表面に誘導される。また、電線挿入口２３
から鎖錠片部２４までの電線３の遊走距離が短いので挿
入方向を誤ることもない。尚、電線ガイド出口１１１は
受け板部２２側のみ電線挿入口２３の内側に突出すれば
本発明の目的は達成されるので、図４のように電線ガイ
ド出口１１１の傾斜を速結端子の金具基部２１より緩や
かにしたり、図５のように文字どおり電線ガイド１１の
受け板部２２側のみ突出させてもよい。
図３を使って説明する。図１は、電磁装置のボビン４と
一体的に形成された端子台４１に金具基部２１と受け板
部２２が鈍角を形成する自己鎖錠形の速結端子２を取り
付け、本発明による端子カバー１を装着した場合の要部
断面図である。本実施例において、端子カバー１に形成
された電線ガイド出口１１１は、速結端子２の電線挿入
口２３よりも鎖錠片部側に突出形成されており、当該電
線ガイド１１の受け板部側内面１１２と受け板部２２は
ほぼ連続面とされている。速結端子２の電線挿入口２３
付近と端子カバー１の電線ガイド出口１１１付近の形状
を斜視断面図で表したものが図２である。図３は、図１
に示した本実施例に電線３を挿入した場合の要部断面図
を示す。電線ガイド出口１１１が電線挿入口２３よりも
鎖錠片部側に突出し、当該電線ガイド１１の受け板部側
内面１１２と受け板部２２がほぼ連続面であるため、電
線３の先端３１が鎖錠片部２４に当接し、受け板部２２
側に押されても、当該電線先端３１は電線挿入口断面２
３１に当接することなく鎖錠片部２４を押し込みながら
受け板部２２表面に誘導される。また、電線挿入口２３
から鎖錠片部２４までの電線３の遊走距離が短いので挿
入方向を誤ることもない。尚、電線ガイド出口１１１は
受け板部２２側のみ電線挿入口２３の内側に突出すれば
本発明の目的は達成されるので、図４のように電線ガイ
ド出口１１１の傾斜を速結端子の金具基部２１より緩や
かにしたり、図５のように文字どおり電線ガイド１１の
受け板部２２側のみ突出させてもよい。
【０００７】
【発明の効果】本発明によれば、速結端子用端子カバー
の電線ガイド出口の内、少なくとも当該端子の電線受け
板部側を電線電線挿入口よりも鎖錠片部側に突出させ、
当該電線ガイドの受け板部側内面と受け板部をほぼ連続
面とすることにより、電線挿入に際し、鎖錠片部の弾性
により電線端部を電線挿入口断面に当接させることがな
く円滑な電線挿入作業が可能となる。
の電線ガイド出口の内、少なくとも当該端子の電線受け
板部側を電線電線挿入口よりも鎖錠片部側に突出させ、
当該電線ガイドの受け板部側内面と受け板部をほぼ連続
面とすることにより、電線挿入に際し、鎖錠片部の弾性
により電線端部を電線挿入口断面に当接させることがな
く円滑な電線挿入作業が可能となる。
【図１】本発明の一実施例による端子カバーと端子の構
造を示す断面図
造を示す断面図
【図２】本発明の一実施例による端子カバーと端子の構
造を示す斜視断面図
造を示す斜視断面図
【図３】本発明の一実施例による電線挿入の一過程を示
す断面図
す断面図
【図４】本発明の他の一実施例による端子カバーと端子
の構造を示す断面図
の構造を示す断面図
【図５】本発明の他の一実施例による端子カバーと端子
の構造を示す断面図
の構造を示す断面図
【図６】鎖錠片部の弾性の影響による電線の動きを示す
断面図
断面図
【図７】従来例による電線挿入口断面への電線の当接を
示す断面図
示す断面図
【図８】他の従来例による電線の挿入方向の誤りを示す
断面図
断面図
１…端子カバー、１１…電線ガイド、１１１…電線ガイ
ド出口 １１２…電線ガイド受け板部側内面、２…速結端子、２
１…金具基部 ２２…受け板部、２３…電線挿入口、２３１…電線挿入
口端部断面 ２４…鎖錠片部、３…電線、３１…電線端部
ド出口 １１２…電線ガイド受け板部側内面、２…速結端子、２
１…金具基部 ２２…受け板部、２３…電線挿入口、２３１…電線挿入
口端部断面 ２４…鎖錠片部、３…電線、３１…電線端部
Claims (1)
- 【請求項１】鎖錠対象となる電線の受け板部と、当該受
け板部に対して弾発的に斜めに対向し、前記電線を鎖錠
する鎖錠片部とを有する端子金具を備え、電線挿入口が
設けられた金具基部と前記受け板部が鈍角を形成する速
結端子に対し、少なくとも電線ガイドの前記受け板部側
が前記電線挿入口より鎖錠片部側に突出し、当該電線ガ
イドの受け板部側内面を前記受け板部とほぼ連続面とな
るように形成したことを特徴とする速結端子用端子カバ
ー
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28454196A JPH1092485A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 速結端子用端子カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28454196A JPH1092485A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 速結端子用端子カバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1092485A true JPH1092485A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17679800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28454196A Pending JPH1092485A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 速結端子用端子カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1092485A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3477775A3 (de) * | 2017-10-30 | 2019-06-05 | Wago Verwaltungsgesellschaft mbH | Leiteranschlussklemme und kontakteinsatz |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP28454196A patent/JPH1092485A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3477775A3 (de) * | 2017-10-30 | 2019-06-05 | Wago Verwaltungsgesellschaft mbH | Leiteranschlussklemme und kontakteinsatz |
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