JPH1091379A - データ変換装置、データ伝送方法及びデータ変換機能を格納した情報記憶媒体 - Google Patents

データ変換装置、データ伝送方法及びデータ変換機能を格納した情報記憶媒体

Info

Publication number
JPH1091379A
JPH1091379A JP9150651A JP15065197A JPH1091379A JP H1091379 A JPH1091379 A JP H1091379A JP 9150651 A JP9150651 A JP 9150651A JP 15065197 A JP15065197 A JP 15065197A JP H1091379 A JPH1091379 A JP H1091379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
command
conversion
screen configuration
client
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9150651A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3887880B2 (ja
Inventor
Takao Shimada
貴夫 嶋田
Naoko Iwami
直子 岩見
Tomohisa Kohiyama
智久 小檜山
Mitsuo Hayashi
光雄 林
Yasuyuki Kuwabara
康幸 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15065197A priority Critical patent/JP3887880B2/ja
Publication of JPH1091379A publication Critical patent/JPH1091379A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3887880B2 publication Critical patent/JP3887880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】サーバが提供する画面レイアウトを変更するこ
となく、変換機能の選択ボタン等のユーザの利便性向上
を図るインタフェース等を自動的に追加する。 【解決手段】情報入力手段と、該入力情報の種類を調
べ、データ変更処理を行うデータであるとして予め定め
られたデータであると判断した場合、該入力情報から、
該変換処理の方法を指定する情報を分離する手段と、当
該データを予め定めた規則に従って変換処理する変換手
段と、該入力情報と、予め定めたデータ内容とを組み合
わせて、新しいデータを生成する合成手段と、前記変換
処理を行ったデータ、新しく生成されたデータを出力す
る情報出力手段とを有して構成されるデータ変換装置で
ある。さらに、前記予め定めた規則は、データの種類が
情報処理装置の画面出力の構成を記述する画面構成デー
タである場合に、その画面構成の表示領域を追加し、複
数の画面構成を同一画面で表示可能できるような画面構
成データに変換することである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたデータ
のサイズ等を変換して出力する変換装置に係り、特に、
複数の種類の伝送媒体中を伝送する画像,音声データ等
のマルチメディア・データを中継する中継器として機能
するデータ変換装置、データ伝送方法及びデータ変換機
能を格納した情報記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ネットワークシステムにおいて
は、ネットワークに接続される複数の情報処理装置同士
の間で、サービスの提供が行われる。
【0003】この場合、通常、サービスを要求する側の
情報処理装置はクライアントと称し、一方、サービスを
提供する側の情報処理装置をサーバと称している。
【0004】ACM Press発行のCommuni
cations of ACM Vol.37, N
o.8, pp.76−82(1994)では、広域ネ
ットワークシステムにおいて、主に文字列によってその
画面構成を記述するマルチメディアネットワークシステ
ムの一例が記載されている。
【0005】このようなマルチメディアネットワークシ
ステムでは、全世界規模のネットワークで普及してお
り、世界中のサーバにアクセスすることによって、世界
中の情報にアクセスすることが可能である。
【0006】ところで、前記マルチメディアネットワー
クシステムで扱われる、静止画像,動画像,音声,等の
データはテキストに比べて、その容量が非常に大きい。
【0007】したがって、ネットワークの伝送容量の小
さい環境で、前記マルチメディアネットワークシステム
を利用すると、データの転送に多大な時間を必要すると
いう問題点がある。
【0008】この問題点を解決するシステムとして、情
報処理学会発行の情報処理学会第52回全国大会講演論
文集(3)pp.247−248(1996)では、前
記マルチメディアネットワークシステムにおいて、クラ
イアントのユーザが必要に応じて、サーバが発信する画
像データのデータ量を削減する、データ変換装置につい
て述べられている。
【0009】サーバからクライアントに送信されるデー
タを削減することによって、特にネットワークの伝送速
度が低いときに、データのアクセス時間を短縮すること
が可能になり、ユーザは一定時間により多くの情報にア
クセスすることが可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上で述べた
データ変換装置を用いると、サーバとクライアントの間
のデータ転送量の削減によって、データのアクセス時間
を短縮することが可能になるが、画面表示中の静止画像
の縮小等を行うことを指示するためのボタン表示を行う
ことにより、画面表示のレイアウトが変更されてしま
う。
【0011】これは、表組のように画面表示のレイアウ
ト自体が情報を持っている場合にはその情報を損なって
しまい、またデザイン上の美しさを損なう場合があると
いう問題点がある。
【0012】また、クライアントのユーザが、サーバ発
信する本来の画面構成情報に従った画面表示を参照する
ためには、データ変換装置の利用を中止する必要があ
る。データ変換装置の利用中止方法は、クライアントの
設定変更を必要とするため、平常のボタン選択の操作と
比較すると煩雑であり、ユーザが頻繁にデータ変換装置
の利用とその中止を切り換えたい場合には、操作効率が
悪くなるという問題点がある。
【0013】また、画面表示中に、ボタンのような静止
画像を参照するボタンを多数配置する場合、画面の表示
領域も広くなり、前記の付加されたボタンをアクセスし
ないユーザにとっては表示量が冗長な画面表示になって
しまうという問題点がある。
【0014】そこで、本発明の目的は、サーバの仕様を
変更せずに、サーバから送信されるデータを、クライア
ントの性能、クライアントに接続する伝送媒体等を考慮
したデータに変換し、前記データを前記クライアントに
受信させるデータ変換装置、データ変換装置を備えたネ
ットワークシステムおよびデータ伝送方法を提供するこ
とにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、クライアント
のユーザが、マルチメディア・データの変換処理の制御
を行なう指示を行ない、該指示にしたがったデータ変換
処理を行うことを可能とするデータ変換装置、データ変
換装置を備えたネットワークシステムおよびデータ伝送
方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、以下の手段が考えられる。
【0017】即ち、クライアント装置と第1のネットワ
ークを介して接続され、サーバ装置と第2のネットワー
クを介して接続されるデータ中継装置であって、前記デ
ータ中継装置は、前記クライアント装置からの入力され
るコマンドを解析する手段と、該コマンドに変換処理を
指示する変換指示情報が含まれている場合には、前記コ
マンドから変換指示情報を分離する手段と、前記変換指
示情報が削除されたコマンドを前記サーバ装置に送信す
る手段と、前記サーバ装置から前記変換指示情報が削除
されたコマンドに応答する応答コマンドを受信する手段
と、前記変換指示情報に基づき前記応答コマンドを変換
して変換コマンドを生成する手段と、前記変換指示情報
とともに前記クライアント装置に送信する手段とにより
達成される。
【0018】また、クライアント装置と第1のネットワ
ークを介して接続され、サーバ装置と第2のネットワー
クを介して接続されるデータ中継装置とを有するネット
ワークシステムのデータ伝送方法であって、前記データ
中継装置は、前記クライアント装置から入力されるコマ
ンドを解析し、該コマンドに変換処理を指示する変換指
示情報が含まれている場合には、前記コマンドから変換
指示情報を削除して前記サーバ装置に送信し、前記変換
指示情報を削除したコマンドを受信した前記サーバ装置
は、前記変換指示情報を削除したコマンドに応答する応
答コマンドを前記データ中継装置に送信し、前記応答コ
マンドを受信したデータ中継装置は、前記変換指示情報
に基づき前記応答コマンドを変換して変換コマンドを生
成し、前記変換指示情報とともに前記クライアント装置
に送信することにより達成される。
【0019】また、クライアント装置と第1のネットワ
ークを介して接続され、サーバ装置と第2のネットワー
クを介して接続されるデータ中継装置に用いられるデー
タ中継用データ変換機能を格納した情報記憶媒体であっ
て、前記情報記憶媒体は、前記クライアント装置からの
入力されるコマンドを解析する機能と、該コマンドに変
換処理を指示する変換指示情報が含まれている場合に
は、前記コマンドから変換指示情報を削除して前記サー
バ装置に送信する機能と、前記変換指示情報を削除した
コマンドに応答する応答コマンドを前記サーバ装置から
受信する機能と、前記変換指示情報に基づき前記応答コ
マンドを変換して変換コマンドを生成する機能と、前記
変換指示情報とともに前記クライアント装置に送信する
機能とを有するプログラムを格納する情報記憶媒体によ
り達成される。
【0020】前記変換処理を行ったデータ、新しく生成
されたデータを出力する情報出力手段とを有して構成さ
れるデータ変換装置である。
【0021】さらに、前記予め定めた規則は、データの
種類が情報処理装置の画面出力の構成を記述する画面構
成データである場合に、その画面構成の表示領域を追加
し、複数の画面構成を同一画面で表示可能できるような
画面構成データに変換することである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ説明する。
【0023】まず、本発明の第1の実施形態を、図面を
参照しつつ説明する。
【0024】(第1実施形態)図1は、本発明にかかる
第1実施形態の構成図である。
【0025】図1に示すように、第1実施形態のシステ
ムは、サーバ101と、ネットワーク102,104
と、画面構成拡張装置103と、クライアント105と
を、有して構成されている。
【0026】即ち、サーバ101は、ネットワーク10
2を介して、データ変換し中継を行う画面構成拡張装置
103に接続され、さらに、クライアント105は、ネ
ットワーク104を介して、画面構成拡張装置103に
接続されている。サーバ101とクライアント105と
の間では、データの通信が行われており、この際、画面
構成拡張装置103は、画面構成の拡張とデータ量の削
減とを行う。
【0027】画面構成の拡張とは、サーバ101から受
信した画面構成情報に対して、あらたな画面表示領域を
追加する事である。
【0028】本実施形態における画面構成の拡張とは、
具体的には、クライアント105のユーザインタフェー
スを、サーバ101の画面構成情報に加えることであ
る。
【0029】サーバ101は、図5に示すような、クラ
イアント画面表示601の画面構成を定義する、画面構
成データ501を保持している。
【0030】以下、画面構成データ501の内容につい
て、クライアント105画面表示601と照らし合わせ
ながら説明する。
【0031】なお、この説明においては、簡単化のた
め、サーバ101とクライアント105が、画面構成拡
張装置103を介さずに直接通信している状況を前提に
説明する。
【0032】図5において、502,503,504,
505,506の5つの記述はそれぞれ、図6の60
2,603,604,605,606に対応している。
【0033】画面構成データにおいて「<」と「>」で
区切られたテキストはタグと呼ばれ、テキストに効果を
付けたり、静止画像等のテキスト以外のデータの埋め込
みを示したり、クライアント105のユーザが操作可能
なボタンの埋め込みを記述するために用いられる。
【0034】図5の記述502におけるタグ507「<
CENTER>」,508「</CENTER>」は、
これらの2つのタグの間のテキストを画面表示の際に中
央に配置するための記述である。またタグ509「<B
R>」は改行を指示する記述である。これらのタグ記述
によって、記述502は図6のテキスト602のように
クライアント105の画面に表示される。
【0035】記述503における「<IMG SRC
=”pictA.gif”>」はイメージタグと呼ばる
タグであり、ここではテキスト中のこの部分に「SRC
=””」で指定されたデータを埋め込む事を記述してい
る。ここで指定されている「pictA.gif」は静
止画像603を指し示すアドレスである。クライアント
105はこのpictA.gifの転送をサーバ101
に要求し、同データをサーバ101から受信し、テキス
ト602につづいて画面に表示することによって、最終
的に図6のようにクライアント105画面に静止画像6
03を表示する。
【0036】記述504における「<A HREF=”
pictB.gif”>」,「</A>」はアンカータ
グと呼ばれ、これらのタグで囲まれた部分がクライアン
ト105画面ではボタンとなり、ユーザがこれをクリッ
クするとクライアント105はアンカータグ中の「HR
EF=””」で指定されたデータの転送要求をサーバに
発信する。「pictB.gif」は静止画像702を
指し示すアドレスである。記述504では、アンカータ
グに囲まれた「走行風景1」というテキストが画面表示
の際に図6のボタン604になり、これをユーザが選択
することによって、クライアント105はサーバ101
に静止画像702の転送要求を発信し、最終的に図7の
ように静止画702を画面に表示する。
【0037】記述505,506は記述504と同様で
あり、ボタンを表示する際のテキストの内容と参照する
データのアドレスが異なるだけである。
【0038】ここで、記述506が参照しているデータ
のアドレスは「next.html」であり、これは5
01と同様、画面構成データである。
【0039】前記マルチメディアネットワークシステム
において、データのアドレスの末尾が「.gif」であ
る場合は前記データは静止画像であり、同じくデータの
アドレスの末尾が「.html」の場合には前記データ
は画面構成データである。
【0040】次に、本実施形態におけるマルチメディア
ネットワークシステムの、サーバとクライアント間の通
信方法について説明する。
【0041】本説明においても、簡単化のため、サーバ
101とクライアント105が、画面構成拡張装置10
3を介さずに直接通信している状況を前提に説明する。
【0042】まず、クライアント105がサーバ101
に対して「GET menu.html」というコマン
ドを発信する。
【0043】ここで「menu.html」とは画面構
成データ501を指し示すアドレスである。この要求を
受信したサーバ101は画面構成データ501をクライ
アント105に転送する。画面構成データ501を受信
したクライアント105はデータを解析する。
【0044】クライアント105はまず記述501の部
分を解析しテキストを画面に表示する。クライアント1
05は次に記述503の部分を解析し、イメージタグに
よって他のデータを引用していることを検出し、「pi
ctA.gif」の転送を要求する「GET pict
A.gif」コマンドをサーバ101に対して発信す
る。
【0045】このリクエストを受信したサーバ101は
「pictA.gif」すなわち静止画像702を返答
する。これを受信したクライアント105は502のテ
キスト表示に続いて静止画像702を画面に表示する。
【0046】次にクライアント105は記述504を解
析し、アンカータグを検出し、「走行風景1」というボ
タン604を表示する。
【0047】クライアント105は同様に、記述50
5,506を解析し、ボタン605,606を画面に表
示する。
【0048】以上のようにしてクライアント105は画
面構成データによって、各種データを図6の601のよ
うに画面に表示する。
【0049】次に、画面構成拡張装置103を利用した
場合の前記マルチメディアネットワークシステムの動作
について説明する。
【0050】画面構成拡張装置103は、1102は変
換拡張子テーブルの項目名、1103はテーブルのデー
タ、変換拡張子テーブル1101を有するここでは特
に、クライアント105が画面構成拡張装置103を介
して、サーバ101に保持されている画面構成データ5
01の転送要求コマンドを発信した場合について説明す
る。
【0051】まず、クライアント105が画面構成拡張
装置103に対して「GET menu.html」と
いうコマンドを発信する。
【0052】次に、画面構成拡張装置103は、この前
記コマンドをそのままサーバ101に転送する。
【0053】次に、サーバ101は画面構成拡張装置1
03に、画面構成データ501を転送する。
【0054】画面構成拡張装置103は、サーバから受
信した画面構成データ501を、図8に示すような画面
構成データ801に変換する。図8において、801は
画面構成データ、802はイメージタグの記述、80
3,804はアンカータグの記述である。
【0055】画面構成拡張装置103が、画面構成デー
タを変換する基準は2つある。
【0056】1つはイメージタグ記述に対して、イメー
ジタグが参照するデータが静止画像である場合に、その
アドレスに変換拡張子テーブル1101の最初のテーブ
ルデータの変換拡張子を加える。
【0057】もう1つは、アンカータグ記述に対して、
アンカータグが参照するデータが静止画像データである
場合には、前記アンカータグ記述に対して、新たなアン
カータグを追加する。
【0058】画面構成拡張装置103が新たに加えるア
ンカータグにおいては、参照するデータのアドレスは、
追加の対象となったアンカータグが参照するデータアド
レスに、変換拡張子テーブル1101のテーブルデータ
の変換拡張子に加えたものになり、ボタン名は、同テー
ブル1101のボタン名が指定される。
【0059】上記の変換を画面構成データ501を用い
て説明する。
【0060】画面構成拡張装置103は、画面構成デー
タ501に対して、(1)イメージタグ記述503をイ
メージタグ記述802に変換し、(2)アンカータグ記
述504,505の直後に、それぞれ、アンカータグ記
述803,804を挿入する、という変換を行う。
【0061】次に、画面構成拡張装置103は、クライ
アント105に画面構成データ801を転送する。
【0062】次に、クライアント105は、受信した画
面構成データ801を解析し、最終的に図9に示す内容
を画面に表示する。
【0063】画面構成拡張装置103の上記の動作を、
より具体的に説明する。
【0064】画面構成拡張装置103は、クライアント
105から、コマンド「GET pictA.smal
l.gif」を受信すると、転送要求データのアドレス
を解析する。
【0065】ここで、変換拡張子テーブル1101に登
録されている変換拡張子は「.small」のみであ
る。
【0066】画面構成拡張装置103はクライアントか
らのコマンドに前記変換拡張子が含まれていることを検
出する。
【0067】次に画面構成拡張装置103は、前記コマ
ンド中のデータアドレスから、変換拡張子を除去してか
ら、そのコマンドをサーバ101に転送する。
【0068】具体的には、画面構成拡張装置103は、
変換拡張子テーブル1101を参照してデータアドレス
「pictA.small.gif」を「pictA.
gif」に変換して、コマンド「GET pictA.
gif」をサーバ101に転送する。
【0069】サーバ101は、データアドレス「pic
tA.gif」によって指定される静止画像603を画
面構成拡張装置103に送信する。
【0070】画面構成拡張装置103は、サーバ101
から静止画像603を受信すると、前述の変換拡張子の
解析結果により、静止画像603のサイズを縦横1/2
に縮小し、静止画像902に変換し、静止画像902を
クライアント105に転送する。
【0071】上記の動作によって、最終的にクライアン
ト105の画面では、図9のように静止画像603の代
わりに、静止画像902が表示される。
【0072】また、クライアント画面表示901におい
て、ユーザが、ボタン604を選択した場合、クライア
ント105は、画面構成拡張装置103に対して、「G
ETpictB.gif」というコマンドを発信する。
この場合、画面構成拡張装置103はデータの変換を行
わず、最終的にはクライアント105の画面表示は70
1のようになる。一方、クライアント画面表示901に
おいて、ユーザが、ボタン903を選択した場合、クラ
イアント105は、画面構成拡張装置103に対して、
「GET pictB.small.gif」というコ
マンドを発信する。
【0073】このときは、画面構成拡張装置103は、
サーバ101から転送された静止画像702を静止画像
1002に変換するため、最終的にクライアント105
の画面表示は1001のようになる。
【0074】以上のように、画面構成拡張装置103
は、画面構成データを転送する際に、特定のタグ記述の
特定のデータアドレスに変換拡張子を加える機能と、コ
マンドを転送する際には、データアドレスを解析して、
データを転送する際の変換方式を設定し、データアドレ
スから変換拡張子を除去してサーバに転送する機能と、
設定された変換方式によってデータを変換する機能とを
備えることによって、クライアント105に転送される
データの変換を行うことを実現している。
【0075】上記の例では、静止画像データに対する、
単一の変換方法のみについて述べたが、変換機能を追加
し、その変換機能に対応するテーブルデータを、変換拡
張子テーブルに加えることによって、対応データ種類を
増やしたり、クライアント画面上に追加するボタンの種
類を増やすことが容易に実現可能である。
【0076】以下、本発明の画面構成拡張装置103の
具体的構成について説明する。
【0077】図2に示す装置103は、所定の処理を行
うCPU201と、該CPU201を動作させるプログ
ラムを含む、必要な情報を記憶するための記憶装置20
2と、ネットワーク102,104と本装置との間での
データ通信の制御を行う通信制御部203と、補助記憶
装置205と、本発明の機能を実現するためのプログラ
ムを格納したCD−ROM208,FD209,磁気テ
ープ210,DVD211等の情報記録媒体からデータ
を読み出す外部記憶I/O207と、ネットワーク10
4に接続され、ネットワークを介して本発明の機能を実
現するためのプログラムを受信する通信制御部206と
を有する。これら、記憶装置202、通信制御部20
3,206、補助記憶装置205、外部記憶I/O20
7は、CPU201がバス204を介して送る命令やデ
ータにより、制御される。
【0078】図3において、画面構成拡張装置103
は、リクエスト処理部301、レスポンス処理部303
から構成される。
【0079】301はリクエスト処理部であり、クライ
アント105から転送されたコマンドをサーバ101に
転送する。
【0080】リクエスト処理部301は、コマンド解析
部304によって構成される。
【0081】コマンド解析部304は、クライアント1
05から転送されたコマンド311の解析を行い、解析
した結果を解析情報308として保持する。また、コマ
ンド解析部304は、必要に応じて前記コマンドの変換
を行う。
【0082】そして、コマンド解析部304は、前記コ
マンドを解析済みコマンド312としてサーバ101に
転送する。
【0083】サーバ101にコマンド312が転送され
た後に、画面構成拡張装置103は、その処理をレスポ
ンス処理部303に移す。
【0084】また、リクエスト処理部301がサーバ1
01にコマンドを発信しない場合(この場合については
後述する)、レスポンス処理部303はサーバ101か
ら受信したデータを、必要に応じて変換し、クライアン
ト105に転送する。
【0085】レスポンス処理部303は、データ種類検
知部305、画面構成拡張部306、データ変換部30
7から構成される。
【0086】データ種類検知部305は、送られるデー
タに対しデータ変換を行なうべきか否かを特定する情報
を解析情報308から受けとり、これに基づき、サーバ
から送られてきたデータに対して変換を行うべきかを決
定する。
【0087】また、データ種類検知部305は、データ
313が画面構成データである場合には、データ313
をデータ314として画面構成拡張部306に受け渡
し、処理を画面構成拡張部306に移す。
【0088】また、データ種類検知部305は、データ
313が変換対象となるデータ種類である場合には、デ
ータ313をデータ315としてデータ変換部307に
受け渡し、処理をデータ変換部307に移す。
【0089】画面構成拡張部306は、コマンド解析部
304の解析結果によって3つの処理のいずれかを行
う。
【0090】1つは、画面構成テンプレート309を用
いて、新たな画面構成データを生成する。
【0091】もう1つは、画面構成データ314をデー
タ種類検知部305から受け取った場合に、画面構成デ
ータ中のタグ内容を変更する、画面構成データの変換処
理である。
【0092】上記の2つの処理については、後述とす
る。
【0093】画面構成拡張部306は、最終的には何ら
かの画面構成データをデータ316として出力する。
【0094】データ変換部307は、本実施形態で解説
した画面構成拡張装置103と同様の画像データ変換処
理を行う部分であり、変換拡張子テーブル1101を内
部に有する。
【0095】データ変換部307は、データ種類検知部
305から、データ315を受け取ると、解析情報30
8の情報に従い、データ315をデータ316として出
力する。
【0096】以上が、画面構成拡張装置103の基本的
な動作である。
【0097】ひきつづき以下に、具体例を用いて、画面
構成拡張装置103の動作を説明する。
【0098】最初に、画面構成テンプレート309と、
設定管理テーブル310の内容について述べる。
【0099】本実施形態においては、画面構成テンプレ
ート309には、図12,図16の2つのテンプレート
が保持されている。
【0100】図12において、1202と1203は不
完全なアンカータグ記述であり、それぞれ空欄1204
と1205、空欄1206と1207とを持っており、
これらの空欄が埋められると完全なアンカータグ記述と
なる。
【0101】図16において、1602,1603,1
604はクライアント105の画面表示を分割するため
の記述であり、フレーム記述として、株式会社プレンテ
ィスホール出版発行の「続・HTML入門−新機能,C
GI,Webの進化」pp.504−518(199
5)に記載されている。
【0102】まず、記述1602と1605は、クライ
アント画面を上下2つの表示領域に分割することを記述
している。
【0103】記述1603は、上記の2つの表示領域の
上の領域の内容に関する記述であり、ここでは、空欄1
606のデータアドレスの内容を、この領域に表示する
ことが記述されており、さらに、この領域の名前を「U
I」と名付けている。これは、変換指示コマンドの1つ
である。
【0104】記述1604も1603と同様の記述であ
り、下の領域の名前が「PAGE」であることを記述し
ていおり、空欄1607が埋まらないと完全な記述には
ならない。
【0105】本実施形態において、設定管理テーブル3
10の内容は図13のようになる。1301は設定管理
テーブル310の内容、1302は設定管理テーブル3
10の項目内容、1303,1304は設定管理テーブ
ル310のテーブルデータである。
【0106】以上の前提条件を元に、本実施形態におけ
る、画面情報拡張装置103の動作を以下に説明する。
【0107】まず、クライアント105がコマンド「G
ET menu.html」を画面構成拡張装置103
に送信する(応答コマンド)。
【0108】画面構成拡張装置103は、前記コマンド
を受信すると、まずリクエスト処理部301に処理を移
す。リクエスト処理部301は、前記コマンドをコマン
ド311として受け取り、コマンドの解析と変換を行う
ために、コマンド解析部304に処理を移す。コマンド
解析部304は、コマンド311が指定するデータアド
レスを解析し、データアドレスから設定管理テーブル3
10に含まれる拡張子を分離し、解析情報308に格納
する。この時コマンド解析部304は、コマンド311
のデータアドレスの末尾を解析してデータ種類を判定
し、解析情報308に格納する。
【0109】本実施形態では、データ種類を示す、デー
タアドレスの末尾の文字列「.gif」「.html」
等は拡張子とは呼ばない。
【0110】さらにコマンド解析部304は、解析情報
308と設定管理テーブル310の情報と照らし合わせ
ることによって、下記の3つの規則に従って処理を行
う。
【0111】(規則1)解析情報308中のデータ種類
が画面構成データであり、拡張子が、「.ui」である
場合には、処理をリクエスト処理部301からレスポン
ス処理部303に移し、追加画面構成データの生成を行
うために処理を画面構成拡張部306に移す。
【0112】追加画面構成データの生成については後述
とする。
【0113】(規則2)処理をリクエスト処理部301
からレスポンス処理部303に移し、拡張画面構成デー
タの生成を行うために、処理をレスポンス処理部303
の画面構成拡張部306に移す。
【0114】拡張画面構成データについては、後述とす
る。
【0115】(規則3)上記以外の場合、解析情報30
8のデータアドレスを要求するコマンド312をサーバ
101に発信し、処理をレスポンス処理部303のデー
タタイプ検知部305に移す。
【0116】例えば、解析情報308の内容は(アドレ
ス:menu.html,拡張子:なし,データ種類:
画面構成データ)であるので、上記の(規則2)に当て
はまる。
【0117】したがって、リクエスト処理部301は、
処理をレスポンス処理部303に移し、画面構成拡張部
306が拡張画面構成データの生成を開始する。
【0118】拡張画面構成データの生成とは、画面構成
拡張部306が、画面構成テンプレート309の情報
と、設定管理テーブル310と、解析情報308から、
クライアント105の画面の表示領域を2分し、2つの
画面構成データを表示するための画面構成データを生成
する事である。
【0119】以下に、画面構成拡張部306による、拡
張画面構成データの生成処理を説明する。
【0120】まず、画面構成拡張部306は、画面構成
テンプレート309に保持されている、拡張画面構成テ
ンプレート1601を取り出す。
【0121】さらに、画面構成拡張部306は、空欄1
606に、解析情報308のデータアドレスに「.u
i」という拡張子(本実施の形態において、拡張子はサ
ーバからのコマンドを中継装置で変換するための変換指
示コマンドの役目を担うものである)を加えたデータア
ドレスを記入し、空欄1607に、解析情報308のデ
ータアドレスに設定管理テーブル1301のいずれかの
テーブルデータのページ参照拡張子を追加したデータア
ドレスを記入し、データ316として出力する。
【0122】本実施形態において、空欄1607を埋め
る際には、必ず設定管理テーブル1301の設定2のペ
ージ参照拡張子を追加することにする。
【0123】いま、解析情報308のデータアドレスは
「menu.html」であり、設定管理テーブル13
01の設定番号2番のページ参照拡張子は「.p−qu
ick」であるので、データ316の内容は図17のよ
うになる。
【0124】図17において、1701は画面構成拡張
部306が生成した拡張画面構成データである。
【0125】図17において、1702,1703はそ
れぞれ、1603の1606、1604の1607の空
欄を、画面構成拡張部306が埋めて完成された記述で
ある。
【0126】画面構成拡張部306は、処理をレスポン
ス処理部303に移す。
【0127】次に、レスポンス処理部303はデータ3
16をクライアント105に転送する。
【0128】クライアント105は画像構成データ17
01となっているデータ316を受け取ると、その内容
を解析する。
【0129】クライアント105が画面構成データ17
01の内容を完全に画面に表示するためには、少なくと
も記述1702,1703で参照されているデータを受
信しなければならない。
【0130】まず、クライアント105は、記述170
2で参照している、「menu.ui.html」の転
送を要求するコマンド「GET menu.ui.ht
ml」を画面構成拡張装置103に発信する。
【0131】画面構成拡張装置103は、前記コマンド
を受信すると、リクエスト処理部301の、コマンド解
析部304によって前記コマンドを解析し、解析情報3
08(アドレス:menu.html,拡張子:.u
i,データ種類:画面構成データ)を得る。
【0132】この結果から、リクエスト処理部301
は、前述の(規則1)に従って、処理をレスポンス処理
部303に移し、画面構成拡張部306による、追加画
面構成データの生成処理を開始する。
【0133】まず、画面構成拡張部306は、画面構成
テンプレート309から、追加画面構成テンプレート1
202を取り出す。
【0134】次に、画面構成拡張部306は、空欄12
04,1206に対して、解析情報308のデータアド
レスに設定管理テーブル1301の各設定番号のページ
参照拡張子を加えたアドレスを設定番号順に埋める。
【0135】また、画面構成拡張部306は、空欄12
05,1207に対して、解析情報308のデータアド
レスに設定管理テーブル1301のUIボタン名を設定
番号順に埋める。
【0136】画面構成拡張部306は、上記処理によっ
て追加画面構成テンプレート1202の空欄を埋めて、
図14に示す内容のデータ316として出力する。ここ
でデータ316は図14に示す内容となる。
【0137】図15において、1501は画面構成デー
タ1401によるクライアント画面表示であり、150
2,1503はそれぞれ、アンカータグ記述1402,
1403によるボタン表示である。
【0138】次にクライアント105は、記述1703
で参照している、「menu.p−quick.htm
l」の転送を要求するコマンド「GET menu.p
−quick.html」を画面構成拡張装置103に
発信する。
【0139】画面構成拡張装置103は、前記コマンド
を受信すると、リクエスト処理部301のコマンド解析
部の処理の結果、前記(規則3)により、サーバ101
にコマンド「menu.html」を発信し、レスポン
ス処理部303に処理を移す。
【0140】このとき、解析情報308の内容は(アド
レス:menu.html,拡張子:p−quick,
データ種類:画面構成データ)となる。
【0141】サーバ101は、コマンド「menu.h
tml」を受信すると、画面構成データ501を画面構
成拡張装置103に発信する。
【0142】画面構成拡張装置103は、画面構成デー
タ501を受信すると、まずデータ種類検知部によっ
て、画面構成拡張部306に画面構成データ501を受
け渡す。
【0143】画面構成拡張部306は、画面構成データ
の変換処理を、下記の規則に従って行う。
【0144】(規則A)画面構成データ314に含まれ
る全てのアンカータグに対して、画面構成データを参照
するものについては、そのデータアドレスに対して、設
定管理テーブル1301においてページ参照拡張子が解
析情報308の拡張子と同じである構成拡張子を追加す
る。
【0145】(規則B)画面構成データ314に含まれ
る全てのアンカータグ、イメージタグに対して、画像デ
ータを参照するものについては、そのデータアドレスに
対して、設定管理テーブル1301においてページ参照
拡張子が解析情報308の拡張子と同じである画像参照
拡張子を追加する。
【0146】ここで、上記規則によって変換データ31
4、つまり画面構成データ501を変換すると、図18
のようになる。
【0147】図18において、1801は画面構成デー
タ、1802,1803,1804はアンカータグ記述
である。
【0148】画面構成拡張部は、データ314を上記規
則で変換し、データ316として出力する。
【0149】画面構成拡張部306は、処理をレスポン
ス処理部303に移す。
【0150】次に、レスポンス処理部303はデータ3
16をクライアント105に転送する。
【0151】クライアント105は、データ316、つ
まり画面構成データ1801を受信すると、最終的に図
19の内容を画面に表示する。
【0152】図19において、1901は画面構成デー
タ1701のクライアント画面表示であり、1902は
画面構成データ1801のクライアント画面表示であ
る。
【0153】図19において、1903,1904,1
905は、アンカ記述1802,1803,1804に
よるボタンの表示である。
【0154】図19において、静止画像603のかわり
に、その縮小画像である静止画像902が表示されるま
での過程は、画面構成拡張装置103の動作と同様であ
り、データ変換部307が、解析情報308の情報に従
ってデータの変換を行った結果である。
【0155】以上で、クライアント105が「GET
menu.html」コマンドを発信した時の処理が全
て終了する。
【0156】次に、画面表示1901において、クライ
アント105のユーザがボタン1903を選択した場
合、クライアント105は、画面構成拡張装置103に
対して、「GET pictA.small.gif」
を発信する。
【0157】この結果、最終的には、クライアント10
5の画面には図20の内容が表示される。
【0158】図20において、2001はクライアント
の画面表示である。
【0159】画面表示2001は、図10の画面表示と
全く同様であり、データ変換装置401を利用したシス
テムにおいて、画面表示901におけるボタン903を
選択した場合と同じ内容である。
【0160】また、画面表示1901において、クライ
アントのユーザがボタン1502を選択すると、クライ
アント105は、画面構成拡張装置103に対して、コ
マンド「GET menu.p−normal.htm
l」を発信する。
【0161】この結果、画面構成拡張装置103は、
「GET menu.p−quick.html」を受
信したときと同様に(規則3)に従って、図21のよう
な画面構成データをクライアント105に転送する。
【0162】図21において、2101は画面構成デー
タであり、2102はアンカータグ記述である。
【0163】クライアント105は、画面構成データ2
101を受信すると、最終的に図22の内容を画面に表
示する。
【0164】図22において、2201はクライアント
画面表示であり、2202は画面構成データ2101の
画面表示であり、2203はアンカータグ記述2102
によるボタン表示である。
【0165】図22の画面表示2202は、画面表示6
01と見た目は全く同様である。
【0166】画面表示2202において、クライアント
ユーザがボタン604を選択すると、最終的にクライア
ント105は図23の内容を画面に表示する。
【0167】図23において、2301はクライアント
画面表示である。
【0168】画面表示2202において、クライアント
ユーザがボタン1503を選択すると、クライアント1
05は「GET menu.p−quick.htm
l」を発信する。
【0169】この場合、クライアント105が「GET
menu.html」を発信した場合と全く同様なの
で、最終的なクライアント105の画面表示は画面表示
1901と同様になる。
【0170】以上のように、クライアント105が最初
にデータをアクセスした場合、または、ユーザが「QU
CIK」ボタンを選択した場合は、クライアント105
に転送される静止画像がすべて縮小され、また、ユーザ
が「NORMAL」ボタンを選択した場合はサーバ10
1とクライアント105が直接通信している場合と同様
に、静止画像データを縮小しないという制御が可能にな
る。
【0171】本実施形態において、データ変換部307
の変換機能を、静止画像のサイズ変更のみとして説明し
たが、本発明はあらゆるデータ変換機能に対応可能であ
る。
【0172】本発明に適用できる、データ変換方式の例
として、動画像データのダイジェストデータ化、音声デ
ータのダイジェスト化、テキストデータの翻訳などがあ
げられる。
【0173】また、本実施形態では、追加画面構成デー
タを画面の上部に表示する構成にしてあるが、この位置
を左右や下部に変更することは容易である。
【0174】また、本実施形態では、追加画面構成デー
タの数は1つであったが、これを複数にすることも容易
である。
【0175】また、本実施形態では、追加画面構成デー
タの内容は、データ変換の為のモード設定ボタンとした
が、画面構成データによって表現可能な内容ならばどん
な内容でも、本発明によって画面表示に追加することが
可能である。
【0176】例えば、ユーザへのお知らせ、ヘルプ、企
業の広告が例として挙げられる。
【0177】本実施形態によって、もともとの画面表示
601のレイアウトを保ちつつ、クライアントのユーザ
がデータ削減量を選択することが可能になった。
【0178】また、クライアントユーザがいつでも画面
表示601と同様の内容をアクセスする事が可能にな
り、オリジナルデータへのアクセスが容易になった。
【0179】また、本発明は従来の通信方式、画面構成
データの様式を保っているため、従来のサーバ,クライ
アントをそのまま利用可能である。
【0180】以上のように、本実施形態によって、レイ
アウトを変更せず、かつ、画面上部のボタンを選択し
て、モードを切り換えるといった簡単な動作によって、
データ削減量を選択する機能を提供することによって、
ユーザの使い勝手を向上することができる。
【0181】(第2実施形態)また、ボタン1502,
1503選択時の処理において、選択されたボタンの表
示方法を変更することにより、図24,図25の様に、
モードの切り換えを明示的に示す。
【0182】図24において、2401はクライアント
画面表示、2402は追加画面構成データの画面表示、
2403は反転したボタン表示である。
【0183】図25において、2501はクライアント
画面表示、2502は追加画面構成データの画面表示、
2503は反転したボタン表示である。
【0184】本実施形態によって、ユーザは自分の利用
しているモードを一目で判断することが可能になり、オ
リジナルを参照しているのかどうか判らなくなるといっ
た混乱を防ぐことができる。
【0185】(第3実施形態)また、画面表示2001
の代わりに、図26の内容がクライアント105に表示
される。
【0186】図26において、2601はクライアント
画面表示、2602は2601の下部領域の画面表示、
2603はテキストの画面表示、2604は静止画像1
002であり、かつボタンである。
【0187】画面表示2601において、ユーザがボタ
ン2604を選択すると、最終的にクライアント105
の画面表示は画面表示2301と同様になる。
【0188】第1実施形態では、ユーザが縮小された画
像を参照している状態から、オリジナルの画像を簡単に
参照するために、モードを切り換えてもう一度同じデー
タにアクセスし直すという作業が必要であるのに対し、
本実施形態ではボタンの選択1つで同様の操作が可能に
なる。
【0189】(第4実施形態)また、追加画面構成デー
タを変更し、図27に示すように、さらに「一覧」ボタ
ンを加える。
【0190】図27において、2701はクライアント
画面表示、2702は「一覧」ボタンを加えた追加画面
構成データの画面表示、2703は「一覧」ボタンの画
面表示である。
【0191】ユーザは「一覧」ボタンを選択することに
よって、下部に表示されている画面においてボタンで参
照される静止画像データの縮小画像の一覧を参照するこ
とが可能である。
【0192】例えば、画面表示2701において、ユー
ザがボタン2703を選択するとクライアント105の
画面表示は図28の様になる。
【0193】図28において、2801はクライアント
画面表示、2802は画像の一覧表示、2803はテキ
スト、2804と2805は縮小された静止画像であ
る。
【0194】画面2801において、ボタン2804,
2805を選択することによって、それぞれの画像のオ
リジナル画像を参照することが可能である。
【0195】本実施形態によって、複数のデータの概要
把握を1つの操作で行うことが可能になり、特に、静止
画像データを参照するボタンが同一画面に数多く存在す
る場合に有効である。
【0196】また、第3,第4実施形態は、本発明にお
けるデータ変換の対象が静止画像の場合のみならず、動
画像データの場合でも有効である。
【0197】例えば、第3実施形態では、動画像データ
を参照するボタンが存在する場合、QUICKモードで
は動画の最初の1コマ目だけを表示し、その画像をボタ
ンとして選択した際に、動画の再生が始まるという機能
を提供することが可能である。
【0198】また、第4実施形態においては、動画像デ
ータを参照するボタンが多数存在する場合、「一覧」ボ
タンを選択することによって、動画像データの最初の1
コマ目だけを一覧する、という機能を提供できる。
【0199】(第5実施形態)また、追加画面構成デー
タを図29のように、別のウィンドウに表示する。
【0200】図29において、2901は別ウィンドウ
による画面表示である。
【0201】本実施形態によって、ユーザは自分の好み
の位置に、モード切換のボタンを配置することが可能に
なる。
【0202】(第6実施形態)また、クライアント表示
画面に埋め込まれた静止画像と、ボタンによって参照す
る静止画像を区別して、それぞれ別の参照モードをユー
ザが選択可能にする。
【0203】本実施形態におけるクライアント表示画面
は図30の様になる。
【0204】図30において、3001はクライアント
画面表示、3002は追加画面構成データの画面表示で
ある。
【0205】図30において、3003はクライアント
画面表示、3004,3005,3006はボタンで参
照する静止画像の参照モードを指定するボタンである。
【0206】図30において、3007は操作方法を表
示する為のボタンである。
【0207】本実施形態では、クライアント表示画面に
埋め込まれた静止画像と、ボタンによって参照する静止
画像を区別して、それぞれ別の参照モードをユーザが選
択可能にすることにより、画面表示に埋め込まれた画像
は縮小し、ボタンで参照する静止画像だけは常にオリジ
ナルを参照する、といった柔軟な操作を簡単に行うこと
が可能になる。
【0208】(第7実施形態)以下、処理を実現する場
合の、本発明の動作をより詳細に説明する。
【0209】本発明は、クライアント105とサーバ1
01の間で変換されるデータの種類とその数を限定しな
いが、ここでは説明の単純化のために下記の前提を仮定
する。♯あとで、他のデータが加わった場合でもOKで
あることを記述。
【0210】(前提1)構成拡張装置103が操作の対
象とするデータの種類は、画面構成データと静止画像デ
ータのみである。またデータのアドレスの末尾は、必
ず、画面構成データの場合は「.html」、静止画像
データの場合は「.gif」である。
【0211】さて、本実施形態における図1のネットワ
ークシステムの動作を図を用いながら説明する。
【0212】本実施形態において、構成拡張装置103
は図31に示す流れ図に従って処理を行う。
【0213】図31において、3101は構成拡張装置
103の動作開始を示す。
【0214】構成拡張装置103は起動すると、処理を
ステップ3102に移し、不特定のクライアントからの
接続要求を待つ。
【0215】そして、クライアントから接続要求がくる
と、ステップ3103に処理を移し、構成拡張処理を行
う。
【0216】構成拡張処理3103については後述とす
る。
【0217】構成拡張装置103は、構成拡張処理31
03が終了すると、処理を再びステップ3102に移
し、以降、ステップ3102とステップ3103を繰り
返す。
【0218】次に、本実施形態における構成拡張装置1
03の具体的な動作について説明する。
【0219】本発明の説明において、クライアント10
5がコマンドを発信するために構成拡張装置103との
コネクションを確立し、そのコネクションを切断するま
での期間をセッションと呼ぶことにする。
【0220】クライアント105が、コマンド「GET
menu.html」を発信するために構成拡張装置
103とのコネクションを確立し、コネクションを切断
するまでのセッションでの構成拡張処理103の動作を
説明する。
【0221】このセッションを今後(セッション1)と
記述する。
【0222】まず構成拡張装置103が起動し、ステッ
プ3102において、不特定のクライアントからの接続
要求を待つ。
【0223】次に、クライアント105が構成拡張装置
103に対して接続要求を行い、コマンド「GET m
enu.html」を発信する。
【0224】すると、構成拡張装置103は、クライア
ント105からの接続要求をうけ、処理をステップ31
03に移す。
【0225】そして、ステップ3103の構成拡張処理
を終了後、処理をステップ3102に移し、不特定のク
ライアントからの、あらたな接続要求を待つ。
【0226】次に、構成拡張処理3103の処理内容に
ついて、図32の流れ図を用いて説明する。
【0227】図32において、3201は構成拡張処理
3103の開始を示す。
【0228】同じく3202は、初期化処理のステップ
であり、構成拡張処理3103に必要となるデータの初
期化を行う。
【0229】本実施形態において、構成拡張装置103
はステップ3202において、図38に示す。設定テー
ブルの初期化を行う。
【0230】図38において、3801は設定テーブル
であり、3802は設定テーブル3801の項目名であ
る。また、3803は、設定テーブル3801の内容で
ある。
【0231】ステップ3202において、構成拡張装置
103は、設定テーブル3801の内容を3803のよ
うに、「アドレス=なし,分類=変換,処理内容=無変
換,パラメータ=なし」に設定する。
【0232】構成拡張装置103は次に、処理をステッ
プ3203に移し、クライアントとのコネクションを確
立する。
【0233】構成拡張装置103は次に、処理をステッ
プ3204に移し、コマンド解析処理を行う。
【0234】コマンド解析処理3204では、ステップ
3203において、コネクションを確立したクライアン
トからのコマンドを受信し、さらに構成拡張装置103
の処理対象となるデータであるかどうかを確認するため
の処理対象テーブルを用いて、設定テーブルの内容を設
定する。コマンド解析処理3204の詳細については後
述とする。
【0235】コマンド解析処理3204が終了すると、
構成拡張装置103は処理をステップ3205に移し、
設定テーブル3801の項目「分類」の内容が「生成」
であるかどうかを判定する。
【0236】ステップ3205の判定の結果が「YE
S」すなわち真となれば、構成拡張装置103は処理を
ステップ3206に移し、そうでなければ処理を320
7に移す。
【0237】ステップ3206では、構成拡張装置10
3は、オリジナルのページに対して拡張を行うために新
たな画面構成データを生成し、クライアントに返答す
る。
【0238】この返答データ生成処理3206の詳細は
後述とする。
【0239】一方、ステップ3207では、構成拡張装
置103は、ステップ3205において、設定しておい
た、設定テーブルの「アドレス」のデータを保持するサ
ーバへのコネクションを確立する。
【0240】次に、構成拡張装置103は、ステップ3
208に処理を移し、ステップ3207においてコネク
ションを確立したサーバへコマンドを発信し、処理をス
テップ3209に移す。
【0241】このときのコマンドは、ステップ3204
において、クライアントから受信したコマンドに対し
て、そのアドレス部分を、設定テーブル3801の項目
「アドレス」の内容と置換したものになる。
【0242】次に、構成拡張装置103はステップ32
09に処理を移し、設定テーブル3801の項目「処理
内容」が「無変換」となっているかどうかを判定する。
【0243】この結果が「YES」すなわち真である場
合、構成拡張装置103は処理をステップ3211に移
し、そうでない場合は処理をステップ3210に移す。
【0244】ステップ3210において、構成拡張装置
103は、前記サーバからデータを受信し、設定テーブ
ル3801の「処理内容」によって指示されたデータ変
換を行い、前記クライアントに転送し、処理をステップ
3212に移す。
【0245】データ変換処理3210の詳細について後
述とする。
【0246】一方、ステップ3211において、構成拡
張装置103は、前記サーバから発信されるデータを受
信し、そのまま前記クライアントに発信し、データの中
継を行い、処理をステップ3212に移す。
【0247】次に、ステップ3212において、構成拡
張装置103は、前記クライアントとのコネクション
と、ステップ3207を経ている場合には前記サーバと
のコネクションを切断し、処理をステップ3213に移
す。
【0248】ステップ3213において、構成拡張装置
103は構成拡張処理3103を終了する。
【0249】以上が、構成拡張処理3103における構
成拡張装置103の動作である。
【0250】構成拡張装置103の動作は、構成拡張処
理3103の繰り返しであるため、今後構成拡張装置1
03の動作を説明する際には、構成拡張処理3103の
動作を中心に説明する。
【0251】ここで、(セッション1)における構成拡
張処理3103を説明する。
【0252】構成拡張処理3103は、まずステップ3
202において、設定テーブル3801の初期化を行
い、処理をステップ3203に移す。
【0253】このとき、設定テーブルの内容は図38の
3803のようになっている。
【0254】ステップ3203において、構成拡張装置
103はクライアント105とのコネクションを確立
し、処理をステップ3204に移す。
【0255】次にステップ3204において、構成拡張
装置103は、コマンド解析処理3204を行い、設定
テーブルの内容を設定し、処理をステップ3205に移
す。
【0256】この例では、コマンド解析処理3204に
よって、設定テーブルの内容は、「アドレス=men
u.html,分類=生成,処理内容=構成拡張フレー
ム生成,パラメータ=.p−quick」と設定される
が、この設定結果への過程の説明は後述とする。
【0257】次に、ステップ3205において、設定テ
ーブル3801の「分類」の内容が「生成」であるた
め、判定の結果は「YES」となり、構成拡張装置10
3は、処理をステップ3206に移す。
【0258】ステップ3206において、構成拡張装置
103は、図17に示す拡張画面構成データ1701を
生成し、クライアント105に送信し、処理をステップ
3212に移す。
【0259】ステップ3206の処理の詳細は後述とす
る。
【0260】ステップ3212において、構成拡張装置
103は、クライアント105とのコネクションを切断
し、処理を3213に移す。
【0261】ステップ3213において、構成拡張装置
103は、構成拡張処理3103を終了する。
【0262】以上が、(セッション1)における、構成
拡張装置103の構成拡張処理の動作である。
【0263】次に、コマンド解析処理3204の詳細に
ついて説明する。
【0264】構成拡張装置103は、図33の流れ図に
従って、コマンド解析処理3204を行う。
【0265】図33において、3301はコマンド解析
処理の開始である。
【0266】まず、構成拡張装置103は、ステップ3
302において、ステップ3203においてコネクショ
ンを確立したクライアントから、コマンドを受信する。
【0267】次にステップ3303において、構成拡張
装置103は、受信したコマンドに含まれるアドレスか
ら、データ識別子と拡張子を抽出し、拡張子があった場
合には、そのアドレスから取り除き、処理をステップ3
304に進める。
【0268】ここで、データ識別子とは、末尾の「.」
で始まる文字列であり、拡張子とは、データ識別子を除
いた末尾の「.」で始まる文字列である。
【0269】たとえば、受信したコマンドのアドレスが
「menu.html」であるならば、データ識別子は
「.html」、拡張子は「なし」ということになり、
アドレスの変換は行われない。
【0270】一方、受信したコマンドのアドレスが「m
enu.quick.html」であるならば、データ
識別子は「.html」となり、拡張子は「.quic
k」となる。
【0271】次にステップ3304において、構成拡張
装置103は設定テーブル3801の項目「アドレス」
に、前記クライアントから受信したコマンドに含まれる
アドレスを書き込み、処理を3305に移す。
【0272】次にステップ3305において、構成拡張
装置103は、図39に例示するような処理対象テーブ
ルをもちいて、処理対象データであるかどうかを判定す
る。この処理対象テーブルは、図2の記憶装置202に
格納されている。
【0273】図39において、3901は処理対象テー
ブルであり、3902は処理対象テーブル3901の項
目名である。また、3903,3904,3905,3
906,3907,3908は処理対象テーブルのエン
トリである。
【0274】ここで、処理対象テーブルのエントリの数
の制限は無いものとする。
【0275】ステップ3305において、構成拡張装置
103は、処理対象テーブルにおいて、ステップ330
3で抽出したデータ識別子と拡張子とが、それぞれ、項
目「対象データ識別子」「拡張子」に当てはまるような
エントリを検索し、処理をステップ3306に移す。
【0276】次に、ステップ3306において、構成拡
張装置103は、ステップ3305における検索の結
果、該当するエントリがあるかどうかを判定し、もし該
当するエントリがあった場合には、結果は「YES」と
なり、処理をステップ3307に進め、そうでない場合
には、処理をステップ3308に進める。
【0277】ステップ3307では、構成拡張装置10
3は、ステップ3305において、検索されたエントリ
の、項目「分類」「処理内容」「パラメータ」を、設定
テーブル3801の項目「分類」「処理内容」「パラメ
ータ」に書き込み、処理をステップ3308に進める。
【0278】ステップ3308にて、構成拡張装置10
3は、コマンド解析処理を終了する。
【0279】次に、クライアント105が構成拡張装置
103にコマンド「GET menu.html」を送
信した場合について、コマンド解析処理3204の処理
過程を説明する。
【0280】まず、ステップ3301にて、構成拡張装
置103は、コマンド解析処理を開始する。
【0281】次に、ステップ3302において、構成拡
張装置103は、クライアント105からのコマンド
「GET menu.html」を受信し、処理をステ
ップ3303に移す。
【0282】次に、ステップ3303において、構成拡
張装置103は、コマンド「GETmenu.htm
l」に含まれるアドレスmenu.htmlから、拡張
子とデータ識別子を抽出し、その抽出の結果は「データ
識別子=.html,拡張子=なし」となる。
【0283】ここで、「拡張子=なし」となっているの
で、構成拡張装置103はアドレスの変換を行わない。
【0284】次に、ステップ3304にて、構成拡張装
置103は、設定テーブル3801の項目「アドレス」
に前記アドレス「menu.html」を書き込む。
【0285】この結果、設定テーブル3801の内容は
「アドレス=menu.html,分類=変換,処理内
容=無変換,パラメータ=なし」となっている。
【0286】次に、ステップ3305にて、構成拡張装
置103は、処理対象テーブル3901中に、「対象デ
ータ識別子=.html,拡張子=なし」であるエント
リを検索し、エントリ3904を検索結果とする。
【0287】次に、ステップ3306において、構成拡
張装置103は、該当するエントリがあることを確認
し、処理を3307に進める。
【0288】ステップ3308にて、構成拡張装置10
3は、設定テーブル3801の項目「分類」「処理内
容」「パラメータ」に、エントリ3904の「分類」
「処理内容」「パラメータ」の内容を書き込む。
【0289】この結果、設定テーブル3801の内容
は、「アドレス=menu.html,分類=生成,処
理内容=構成拡張フレーム生成,パラメータ=.p−q
uick」となる。
【0290】ステップ3308にて、構成拡張装置10
3は、コマンド解析処理を終了する。
【0291】以上が、クライアント105が構成拡張装
置103にコマンド「GET menu.html」を
送信した場合について、コマンド解析処理3204の処
理過程である。
【0292】次に、返答データ生成処理3206の詳細
を説明する。
【0293】構成拡張装置103は図34において、3
401は返答データ生成処理3206の開始である。
【0294】ステップ3402において、構成拡張装置
103は、設定テーブル3801の項目「処理内容」の
内容が「構成拡張フレーム生成」であるかどうかを判定
し、もし結果が「YES」つまり真ならば処理をステッ
プ3403に進め、そうでない場合には、処理を340
4に進める。
【0295】ステップ3403において、構成拡張装置
103は、構成拡張フレーム生成処理を行い、ステップ
3203においてコネクションを確立したクライアント
に返答するための、画面構成データを生成し、処理をス
テップ3405に移す。
【0296】この画面構成データは、前記クライアント
が要求したアドレスのページを拡張する画面構成データ
であり、複数の画面構成データを合成するように記述さ
れている。
【0297】構成拡張フレーム生成処理3403の動作
の詳細については、後述とする。
【0298】一方、ステップ3404では、構成拡張装
置103は、UIフレーム生成処理を実行し、ステップ
3203においてコネクションを確立したクライアント
に返答するための、画面構成データを生成し、処理をス
テップ3405に移す。
【0299】この画面構成データは、前記クライアント
が要求したアドレスのページに追加して、ある特定の機
能をユーザが利用するためのユーザインタフェースを記
述したデータである。
【0300】UIフレーム生成処理3404の動作の詳
細については、後述とする。
【0301】ステップ3405において、構成拡張装置
103は、ステップ3403またはステップ3404で
生成した画面構成データを、ステップ3203において
コネクションを確立したクライアントに送信し処理をス
テップ3406に進める。
【0302】ステップ3406にて、構成拡張装置10
3は、返答データ生成処理を終了する。
【0303】ここで、クライアント105が構成拡張装
置103にコマンド「GET menu.html」を
送信した場合について、返答データ生成処理の処理過程
を説明する。
【0304】前述のように、この場合、コマンド解析処
理3204において、設定テーブル3801の内容は、
「アドレス=menu.html,分類=生成,処理内
容=構成拡張フレーム生成,パラメータ=.p−qui
ck」となっている。
【0305】まず、ステップ3401にて、構成拡張装
置103は、返答データ生成処理を開始する。
【0306】次にステップ3402において、構成拡張
装置103は、設定テーブル3801の項目「処理内
容」が「構成拡張フレーム生成」であるかどうかを判定
し、この結果が「YES」になるため、処理をステップ
3403に進める。
【0307】ステップ3403において、構成拡張装置
103は、画面構成データ1701を生成し、処理をス
テップ3405に移す。
【0308】構成拡張フレーム処理3403が画面構成
データ1701を生成する過程の詳細については、後述
とする。
【0309】ステップ3405にて、構成拡張装置10
3は、ステップ3403で生成した画面構成データ17
01をクライアント105に送信し、処理をステップ3
406に移す。
【0310】以上が、クライアント105が構成拡張装
置103にコマンド「GET menu.html」を
送信した場合について、返答データ生成処理の処理過程
である。
【0311】次に、構成拡張フレーム生成処理3403
の詳細について説明する。
【0312】構成拡張装置103は、図35の流れ図に
従って、構成拡張フレーム生成処理3403を実行す
る。
【0313】図35において、3501は構成拡張フレ
ーム生成処理3403の開始を示す。
【0314】構成拡張装置103は、まず、ステップ3
502において、最終的に生成する画面構成データの雛
形となる、画面構成テンプレートを読込み、処理をステ
ップ3503に進める。
【0315】図16に本実施形態で用いる画面構成テン
プレートの例を示す。
【0316】本実施形態の場合、画面構成テンプレート
には、1606,1607のように、2つの空欄が設け
られている。
【0317】ステップ3503において、構成拡張装置
103は、設定テーブル3801の項目「アドレス」に
設定されたアドレスに対して、「.ui」という拡張子
を挿入し、その結果を空欄1606に書き込み、処理を
ステップ3504に移す。
【0318】ステップ3504において、構成拡張装置
103は、設定テーブル3801の項目「アドレス」に
設定されたアドレスに対して、同設定テーブル3801
の項目「パラメータ」に設定された拡張子を挿入し、そ
の結果を空欄1607に書き込み、処理をステップ35
05に移す。
【0319】ステップ3505において、構成拡張装置
103は、画面構成テンプレート1601の1606,
1607という2つの空欄を埋めたデータを、生成した
画面構成データとして、構成拡張フレーム生成処理を終
了する。
【0320】ここで、クライアント105が構成拡張装
置103にコマンド「GET menu.html」を
送信した場合について、構成拡張フレーム生成処理の処
理過程を説明する。
【0321】前述のように、この場合、コマンド解析処
理3204において、設定テーブル3801の内容は、
「アドレス=menu.html,分類=生成,処理内
容=構成拡張フレーム生成,パラメータ=.p−qui
ck」となっている。
【0322】まず、構成拡張装置103は、ステップ3
501にて、構成拡張フレーム生成処理を開始する。
【0323】ステップ3502において、構成拡張装置
103は、画面構成テンプレート1601を読込み、処
理をステップ3503に移す。
【0324】ステップ3503にて、構成拡張装置10
3は、設定テーブル3801の項目「アドレス」の内容
「menu.html」に対して、「.ui」という拡
張子を挿入し、その結果「menu.ui.html」
を空欄1606に書き込み、処理をステップ3504に
移す。
【0325】ステップ3504において、構成拡張装置
103は、設定テーブル3801の項目「アドレス」の
内容「menu.html」に対して、同設定テーブル
3801の項目「パラメータ」に設定された拡張子「.
p−quick」を挿入し(ここでも拡張子は、サーバ
からのコマンドを画面構成装置において変換することを
指示する変換指示コマンドである。)、その結果「me
nu.p−quick.html」を空欄1607に書
き込み、処理をステップ3505に移す。
【0326】このとき、画面構成テンプレート1601
は1606,1607という2つの空欄をうめることに
よって、図17の画面構成データ1701となってい
る。
【0327】ステップ3505にて、構成拡張装置10
3は、画面構成データ1701を生成した画面構成デー
タとし、構成拡張フレーム生成処理3403を終了す
る。
【0328】以上のようにして、構成拡張装置103
は、(セッション1)において、クライアント105か
ら、コマンド「GET menu.html」要求を受
信した場合、最終的にクライアント105に画面構成デ
ータを送信する。
【0329】(セッション1)における、クライアント
105と構成拡張装置103との間の通信の様子を図4
3に示す。
【0330】(セッション1)における通信は、430
1から4304で示されており、ステップ3203と通
信4301、ステップ3302と通信4302、ステッ
プ3405と通信4303、ステップ3212と通信4
304がそれぞれ対応している。
【0331】次に、(セッション1)に続く処理を例
に、UIフレーム生成処理3404やデータ変換処理3
210の解説を含めて、構成拡張装置103の動作を説
明する。
【0332】クライアント105は、(セッション1)
によって画面構成データ1701を受信すると、その内
容を解析し、フレームの2つの構成要素となる画面構成
データ「menu.ui.html」と「menu.p
−quick.html」を要求するコマンドを構成拡
張装置103に発信する。
【0333】ここで、発信される2つのコマンド「GE
T menu.ui.html」と「GET men
u.p−quick.html」によるコネクションの
確立から切断までの一連の処理を、それぞれ(セッショ
ン2)(セッション3)と呼ぶことにする。
【0334】まず、(セッション2)における構成拡張
装置103の動作について説明する。
【0335】(セッション1)終了後、構成拡張装置1
03はステップ3102で、不特定のクライアントから
の接続要求を待っている。
【0336】クライアント105は、コマンド「GET
menu.ui.html」を構成拡張装置103に
発信する。
【0337】ここで、(セッション2)における構成拡
張装置103の動作は、コマンド解析処理3204まで
(セッション1)と同様であるので、コマンド解析処理
3204のステップ3302から構成拡張装置103の
動作を説明する。
【0338】ステップ3302において、構成拡張装置
103は、クライアント105からコマンド「GET
menu.ui.html」を受信する。
【0339】ステップ3303において、構成拡張装置
103は、受信した前記コマンドに含まれるアドレス
「menu.ui.html」から、データ識別子「.
html」、拡張子「.ui」を抽出し、アドレスから
拡張子「.ui」を取り除き「menu.html」と
して、処理をステップ3304に移す。
【0340】ステップ3304において、構成拡張装置
103は、設定テーブル3801の項目「アドレス」
に、ステップ3303にて変換したアドレス「men
u.html」を書き込み、処理をステップ3305に
移す。
【0341】ステップ3305において、構成拡張装置
103は、処理対象テーブル3901にて「対象データ
拡張子=.html,拡張子=.ui」であるエントリ
を検索し、エントリ3905を検索結果として処理をス
テップ3306に移す。
【0342】ステップ3306にて、構成拡張装置10
3は、ステップ3305での検索の結果、該当するエン
トリが存在したので、処理をステップ3307に進め
る。
【0343】ステップ3307にて、エントリ3905
の項目「分類」「処理内容」「パラメータ」の内容を、
設定テーブル3801の項目「分類」「処理内容」「パ
ラメータ」にそれぞれ書き込み、処理をステップ330
8に移す。
【0344】この結果、設定テーブル3801の内容
は、「アドレス=menu.html,分類=生成,処
理内容=UIフレーム生成,パラメータ=なし」とな
る。
【0345】ステップ3308にて、構成拡張装置10
3は、コマンド解析処理を終了する。
【0346】構成拡張装置103は、コマンド解析処理
3204が終了すると、処理をステップ3205に移
す。
【0347】ステップ3205の結果は「YES」とな
るので、構成拡張装置103は処理を返答データ生成処
理3206に移す。
【0348】返答データ生成処理3206のステップ3
402の結果は「NO」であるので、構成拡張装置10
3は、処理をステップ3404に移す。
【0349】ここで、UIフレーム生成処理3404の
詳細を説明する。
【0350】構成拡張装置103は、図40に示すUI
設定テーブルをもとにUIフレームを記述する。
【0351】構成拡張装置103は、UIフレーム生成
処理3404を図36の流れ図に沿って実行する。
【0352】図36において、3601はUIフレーム
生成処理の開始を示す。
【0353】まず、ステップ3602において、構成拡
張装置103は、ユーザインタフェース部分の雛形とな
る、ボタン記述のテンプレートを読込み、処理をステッ
プ3603に移す。
【0354】図44に本実施形態で用いるテンプレート
の例を図示する。
【0355】図44において4401はテンプレートで
あり、4402と4403はそれぞれテンプレートの空
欄である。
【0356】ステップ3603において、構成拡張装置
103は、図40に示す、UI設定テーブルをもとに、
UIフレームの画面構成データを生成し、処理をステッ
プ3604に移す。
【0357】図40において、4001はUI設定テー
ブルであり、4002はUI設定テーブル4001の項
目名であり、4003,4004は、エントリである。
【0358】ステップ3603において、構成拡張装置
103は、UI設定テーブル4001の各エントリに対
して、次の処理を行う。
【0359】まず、設定テーブル3801の項目「アド
レス」の内容に対して、エントリの項目「挿入拡張子」
に登録されている拡張子を挿入し、その結果を、テンプ
レート4401の空欄4402に書き込む。
【0360】次に、エントリの項目「ボタン名」の内容
をテンプレート4401の空欄4403に書き込む。
【0361】空欄4402,4403が埋められた、テ
ンプレート4401をUIフレーム生成結果に加える。
【0362】構成拡張装置103は、以上の処理をUI
設定テーブル4001の各エントリに対して行うことに
より、そのエントリの数のボタンを含むUIフレームの
画面構成データを生成する。
【0363】ステップ3603にて、構成拡張装置10
3は、UIフレーム生成処理3404を終了する。
【0364】以上がUIフレーム生成処理3404にお
ける構成拡張装置103の動作である。
【0365】ここで、(セッション2)における、UI
フレーム生成処理3404の動作を説明する。
【0366】ステップ3602にて、構成拡張装置10
3は、テンプレート4401を読込む。
【0367】ステップ3603にて、構成拡張装置10
3は、UI設定テーブル4001の2つのエントリに対
して、次の処理を行う。
【0368】まず、設定テーブル3801のアドレスの
内容「menu.html」にエントリ4002の挿入
拡張子「.p−quick」を挿入して、「menu.
p−normal.html」とし、これを空欄440
2に書き込む。
【0369】次に、エントリ4002のボタン名「NO
RMAL」を空欄4403に挿入する。
【0370】この結果、テンプレート4401は構成拡
張装置103によって、空欄4402,4403が埋め
られて、「< HREF=menu.p−norma
l.html TARGET=PAGE>NORMAL
</A> 」となる。
【0371】構成拡張装置103は、これをエントリ4
002による画面構成データ生成結果に加える。
【0372】次に、構成拡張装置103は、エントリ4
003に対して、上記のエントリ4002に対する処理
と同様の処理を行い、テンプレート4401の空欄44
02,4403を埋めて、「< HREF=menu.
p−quick.htmlTARGET=PAGE>Q
UICK</A> 」とする。
【0373】構成拡張装置103は、これをエントリ4
003による画面構成データ生成結果に加える。
【0374】以上の処理から、ステップ3603におい
て、構成拡張装置103は図14の1401をUIフレ
ーム生成処理によって生成された画面構成データとす
る。
【0375】次にステップ3604にて、構成拡張装置
103はUIフレーム生成処理3404の処理を終了す
る。
【0376】以上が(セッション2)における、UIフ
レーム生成処理3404の動作である。
【0377】次に構成拡張装置103は処理をステップ
3405に移す。
【0378】ステップ3405にて、構成拡張装置10
3はクライアント105に、画面構成データ1401を
送信し、処理をステップ3406に進める。
【0379】ステップ3406にて、構成拡張装置10
3は、返答データ生成処理を終了し、処理をステップ3
212に進める。
【0380】ステップ3212にて、構成拡張装置10
3は、クライアント105とのコネクションを切断し、
処理をステップ3213に進める。
【0381】ステップ3213にて、構成拡張装置10
3は(セッション2)における構成拡張処理3103を
終了する。
【0382】ここで、(セッション1)と同様に、構成
拡張装置103とクライアント105との通信シーケン
スを図43に示す。
【0383】図43にて、通信4305,4306,4
307,4308が(セッション2)における通信であ
り、通信4305がステップ3203、通信4306が
ステップ3302に、通信4307がステップ3405
に、通信4308がステップ3212にそれぞれ対応し
ている。
【0384】次に(セッション3)における、構成拡張
装置103の動作について説明する。
【0385】(セッション2)終了後、構成拡張装置1
03はステップ3102で、不特定のクライアントから
の接続要求を待っている。
【0386】クライアント105は、コマンド「GET
menu.p−quick.html」を構成拡張装
置103に発信する。
【0387】ここで、(セッション3)における構成拡
張装置103の動作は、コマンド解析処理3204まで
(セッション1)と同様である。
【0388】また、(セッション3)における構成拡張
装置103のコマンド解析処理3204は、(セッショ
ン1)(セッション2)とほぼ同様であるので、詳細は
省略する。
【0389】構成拡張装置103は、コマンド解析処理
3204によって、クライアント105から受信したコ
マンド中のアドレスと、処理対象テーブル3901をも
とに、設定テーブル3801の内容を、「アドレス=m
enu.html,分類=変換,処理内容=構成記述変
換,パラメータ=.p−quick」に設定する。
【0390】構成拡張装置103は、コマンド解析処理
3204が終了すると、処理をステップ3205に移
す。
【0391】ステップ3205の結果は「NO」となる
ので、構成拡張装置103は処理をステップ3207に
移す。
【0392】ステップ3207において、構成拡張装置
103は、設定テーブル3801のアドレスで指定され
た「menu.html」を保持するサーバ101との
コネクションを確立し、処理をステップ3208に進め
る。
【0393】ステップ3208において、構成拡張装置
103は、サーバ101に対して、クライアント105
から受信したコマンドのアドレス部分を設定テーブル3
801のアドレスに置き換えたコマンド「GET me
nu.html」を送信し、処理をステップ3209に
進める。
【0394】ステップ3209において、設定テーブル
処理内容は「変換」であるため、構成拡張装置103は
「処理内容=無変換」の評価結果を「NO」として、処
理をステップ3210に進める。
【0395】ここでデータ変換処理3210の詳細につ
いて説明する。
【0396】構成拡張装置103は図37の流れ図に従
って、データ変換処理を実行する。
【0397】図37において、3701はデータ変換処
理3210の開始を示す。
【0398】ステップ3702において、構成拡張装置
103は、設定テーブルの処理内容が「画像縮小」であ
るかどうかを評価し、その結果が「YES」すなわち真
ならば処理をステップ3706に進め、そうでなければ
処理をステップ3703に進める。
【0399】ステップ3703では、構成拡張装置10
3は、サーバ101からデータを受信し、処理をステッ
プ3704に進める。
【0400】ここでステップ3703において、構成拡
張装置103がサーバ101から受信するデータは、画
面構成データである。
【0401】なぜならば、ステップ3702での判定結
果と、設定テーブル3901の内容からステップ370
3では、設定テーブル3801の処理内容は「構成記述
変換」であり、その場合サーバ101へ送信したコマン
ド中のアドレスのデータ識別子は「.html」となる
はずである。
【0402】従って、サーバ101が構成拡張装置10
3に送信するデータは画面構成データとなる。
【0403】ステップ3704において、構成拡張装置
103は、ステップ3703においてサーバ101から
受信したデータに対して構成記述変換処理を行い、処理
をステップ3705に進める。
【0404】ここで、構成記述変換処理3704につい
て説明する。
【0405】構成拡張装置103は、2つのテーブルを
もとに、サーバ101から受信した画面構成データを変
換する。
【0406】1つは、図41に示す変換規則テーブルで
あり、これは画面構成データ中の変換対象となるタグと
属性を示す。
【0407】図41において4101は変換規則テーブ
ル4101であり、4202は変換規則テーブル410
1の項目名、そして4103,4104,4105は変
換規則テーブル4101のエントリである。
【0408】もう1つのテーブルは、図42に示す変換
パラメータテーブルであり、これは変換規則テーブル4
101の1項目である挿入拡張子に対して具体的な拡張
子を当てはめるものである。
【0409】図42において4201は変換パラメータ
テーブルであり、4202は変換パラメータテーブル4
201の項目名、4203,4204はエントリであ
る。
【0410】構成拡張装置103は、まず、変換パラメ
ータテーブル4201において、モードの内容が、設定
テーブル3801のパラメータと同じエントリを探し、
そのエントリの[P1],[P2],[P3]の内容
を、変換規則テーブル4101の[P1],[P2],
[P3]に当てはめる。
【0411】次に構成拡張装置103は、サーバ101
から受信した画面構成データにおいて、変換規則テーブ
ル4101のタグと属性の名前、そして属性値のアドレ
スのデータ識別子が、一致するエントリが存在する記述
に対して、該当するエントリの挿入拡張子を前記アドレ
スに挿入する。という変換を行う。
【0412】以上のように、構成拡張装置103は、構
成記述変換処理3704によって、サーバ101から受
信した画面構成データ中の、変換規則テーブル4101
のエントリに登録されているすべてのタグの属性値に対
して、変換パラメータテーブル4202と設定テーブル
3801のパラメータで指定される拡張子を挿入する。
【0413】次にステップ3705において、構成拡張
装置103はステップ3203においてコネクションを
確立したクライアントに対して、構成記述変換処理によ
って変換された画面構成データを送信し、処理をステッ
プ3709に進める。
【0414】一方、ステップ3706において、構成拡
張装置103は、サーバ101からデータを受信し、処
理をステップ3707に進める。
【0415】ここで構成拡張装置103が受信するデー
タは静止画像データである。
【0416】ステップ3707において、構成拡張装置
103は、サーバ101から受信した画像データに対し
て、設定テーブル3801のパラメータに従って、画像
の縮小処理を行い、処理をステップ3708に進める。
【0417】ステップ3808において、構成拡張装置
103は、ステップ3707において縮小した画像デー
タをステップ3203においてコネクションを確立した
クライアントに対して送信し、処理をステップ3709
に進める。
【0418】ステップ3709にて、構成拡張装置10
3は、データ変換処理3210を終了する。
【0419】以上が、データ変換処理3210の詳細で
ある。
【0420】ここで、(セッション3)における、構成
拡張装置103のデータ変換処理3210について説明
する。
【0421】またここで、設定テーブル3801の内容
は「アドレス=menu.html,分類=変換,処理
内容=構成記述変換,パラメータ=.p−quick」
である。
【0422】ステップ3702において、処理テーブル
3801の処理内容は「構成記述変換」であるので、構
成拡張装置103は、設定テーブル3801に対して
「処理内容=画像縮小」を評価し、結果を「NO」とし
て、処理をステップ3703に進める。
【0423】ステップ3703において、構成拡張装置
103は、サーバ101から画面構成データを受信し、
処理をステップ3704に進める。
【0424】このデータは、ステップ3208にて、構
成拡張装置103がコマンド「GET menu.ht
ml」をサーバ101に対して発信した結果受信された
データであるため、画面構成データ501となる。
【0425】次にステップ3704において、構成拡張
装置103は、画面構成データ501に対して構成記述
変換処理を行い、処理をステップ3705に進める。
【0426】ここで(セッション3)における構成拡張
装置103の構成記述変換処理3704について説明す
る。
【0427】まず、構成拡張装置103は、変換パラメ
ータテーブル4201のモードと、設定テーブル380
1のパラメータの内容とが一致する。変換パラメータテ
ーブル4201のエントリ4203を選択する。
【0428】次に、構成拡張装置103は、エントリ4
203の「[P1]=.quick,[P2].sma
ll,[P3]=.small」の内容を、変換規則テ
ーブル4101の[P1],[P2],[P3]に当て
はめる。
【0429】次に、構成拡張装置103は、変換規則テ
ーブル4101に従って、画面構成データ501を変換
する。
【0430】まず、構成拡張装置103は、画面構成デ
ータ501において、記述503が、タグ名が「IM
G」、属性が「SRC」、属性値の拡張子が「.gi
f」であり、変換規則テーブルのエントリ4105に該
当することを確認し、記述503の属性値「pict
A.gif」を「pictA.small.gif」に
変換する。
【0431】次に、構成拡張装置103は、画面構成デ
ータ501において、記述504が、タグ名が「A」、
属性が「HREF」、属性値の拡張子が「.gif」で
あり、変換規則テーブルのエントリ4104に該当する
ことを確認し、記述504の属性値「pictB.gi
f」を「pictB.small.gif」に変換す
る。
【0432】次に、構成拡張装置103は、画面構成デ
ータ501において、記述505が、タグ名が「A」、
属性が「HREF」、属性値の拡張子が「.gif」で
あり、変換規則テーブルのエントリ4104に該当する
ことを確認し、記述504の属性値「pictC.gi
f」を「pictC.small.gif」に変換す
る。
【0433】最後に、構成拡張装置103は、画面構成
データ501において、記述506が、タグ名が
「A」、属性が「HREF」、属性値の拡張子が「.h
tml」であり、変換規則テーブルのエントリ4103
に該当することを確認し、記述504の属性値「nex
t.html」を「next.quick.html」
に変換する。
【0434】以上のようにして、構成拡張装置103
は、画面構成データ501を、画面構成データ1801
のように変換する。
【0435】次に、構成拡張装置103はステップ37
05において、画面構成データ1801をクライアント
105に送信し、処理をステップ3709に進める。
【0436】ステップ3709において、構成拡張装置
103は、データ変換処理3210を終了する。
【0437】以上が(セッション3)における構成拡張
装置103のデータ変換処理の詳細である。
【0438】次にステップ3212において、構成拡張
装置103は、サーバ101とクライアント105との
コネクションを切断し、処理をステップ3213に進め
る。
【0439】ステップ3213にて、構成拡張装置10
3は構成拡張処理3103を終了する。
【0440】以上が(セッション3)における構成拡張
装置103の構成拡張処理103の詳細である。
【0441】ここで、(セッション1),(セッション
2)と同様に、構成拡張装置103とクライアント10
5との通信シーケンスを図43に示す。
【0442】図43にて、通信4309,4310,4
311,4312,4313,4314,4315,4
316が(セッション3)における通信である。
【0443】通信4309がステップ3203、通信4
310がステップ3302、通信4311がステップ3
207に、通信4312がステップ3208に、通信4
313がステップ3703に、通信4314がステップ
3705に、それぞれ対応している。
【0444】また同様に通信4515と通信4516が
ステップ3212に対応している。
【0445】さて、(セッション3)の終了によって、
クライアント105は、画面構成データ1801を受信
する。
【0446】すると、クライアント105は画面構成デ
ータ1801中の記述802がイメージタグの記述であ
ることを認識し、「SRC=」で指定されたアドレスの
画像データを取得するコマンド「GET pictA.
small.gif」を、構成拡張装置103に発信す
る。
【0447】クライアント105が、このコマンド発信
から、最終的にデータを受信し、コネクションを切断す
るまでを(セッション4)と呼ぶことにする。
【0448】以下に、(セッション4)における構成拡
張装置103の動作を説明する。
【0449】(セッション4)における構成拡張装置1
03の動作は、(セッション3)における構成拡張装置
103の動作とほぼ同様であり、ステップ3210のデ
ータ変換処理が大きく異なる部分である。
【0450】ステップ3210までの処理を図43の通
信シーケンス簡単を用いて、簡単に説明する。
【0451】図43において、通信4317,431
8,4319,4320,4321,4322,432
3,4324が(セッション4)における通信である。
【0452】まず、通信4317にて、構成拡張装置1
03はクライアント105とのコネクションを確立する
(ステップ3203)。
【0453】次に、通信4318にて、構成拡張装置1
03は、クライアント105からコマンド「GET p
ictA.small.gif」を受信する(ステップ
3302)。
【0454】さらに構成拡張装置103は、ステップ3
303からステップ3308の処理によって、設定テー
ブル3801の内容を「アドレス=pictA.gi
f,分類=変換,処理内容=画像縮小,パラメータ=1
/2」に設定する。
【0455】次に、通信4319にて、構成拡張装置1
03は、サーバ101とのコネクションを確立する(ス
テップ3207)。
【0456】次に、通信4320にて、構成拡張装置1
03は、サーバ101に、クライアント105から受信
したコマンドアドレスを、設定テーブル3801のアド
レスに変更したコマンド「GET pictA.gi
f」を発信する(ステップ3208)。
【0457】ここで(セッション4)における、構成拡
張装置103のデータ変換処理3210について説明す
る。
【0458】ステップ3702にて、構成拡張装置10
3は、設定テーブル3801の処理内容が「画像縮小」
であることを確認し、評価結果を「YES」として、処
理をステップ3706に進める。
【0459】ステップ3706にて、構成拡張装置10
3は、サーバ101から画像データ603を受信し(通
信4320)、処理をステップ3707に進める。
【0460】ステップ3707にて、構成拡張装置10
3は、画像データ603を、設定テーブルのパラメータ
「1/2」に従って画像の縮小処理を行い、画像データ
603を画像データ902に変換し、処理をステップ3
708に進める。
【0461】この縮小処理は、例えば、画像データの画
素を2画素×2画素の隣接する4つの画素によるグルー
プに分割し、各グループの代表画素を1つ選びそれをグ
ループの配置どおりに配置することによって実現でき
る。
【0462】ステップ3708にて、構成拡張装置10
3は、クライアント105に画像データ902を送信し
(通信4322)、処理をステップ3709に進める。
【0463】ステップ3709にて、構成拡張装置10
3は、データ変換処理3210を終了する。
【0464】以上が、(セッション4)における、構成
拡張装置103のデータ変換処理3210の説明であ
る。
【0465】後の処理は(セッション3)とほぼ同様で
ある。
【0466】通信4323,4324にて、構成拡張装
置103は、サーバ101とクライアント105とのコ
ネクションを切断し(ステップ3212)、構成拡張処
理3103を終了する。
【0467】以上が、(セッション4)における構成拡
張装置103の動作である。
【0468】(セッション1)から(セッション4)の
処理を経て、クライアント105は画面に、1901の
を表示する。
【0469】ここで、クライアント105のユーザがボ
タン1903を選択した場合について、本発明による動
作を説明する。
【0470】ユーザがボタン1903を選択すると、ク
ライアント105はコマンド「GET pictB.s
mall.gif」を構成拡張装置103に対して発信
する。
【0471】この時の構成拡張装置103の動作は、
(セッション4)と同様である。
【0472】構成拡張装置103は、サーバ101から
画像データ702を受信し、データ変換処理によって、
画像データ1002に変換し、クライアント105に送
信する。
【0473】最終的にクライアント105の画面は20
01のようになる。
【0474】以上のように、クライアント105が構成
拡張装置103を介して、サーバ101のページをアク
セスすると、画像データが自動的に縮小されて転送・表
示され、画像を参照するボタンを選択した場合にも画像
が自動的に縮小されて転送・表示される。
【0475】このように、ページ中に貼り付けられた画
像データと、ボタンによって参照された画像データを自
動的に縮小し、転送・表示される状態を「QUICKモ
ード」と呼ぶことにする。
【0476】また、(セッション4)終了の状態から、
クライアントユーザがボタン1502を選択した場合に
ついて、本発明の動作を説明する。
【0477】ユーザがボタン1502を選択すると、ク
ライアント105はコマンド「GET menu.p−
normal.html」を構成拡張装置103に対し
て発信する。
【0478】このコマンド発信から、コネクションの切
断までの期間を(セッション5)と呼ぶことにする。
【0479】(セッション5)における構成拡張装置1
03の動作は、(セッション3)とほぼ同様である。
【0480】(セッション5)における構成拡張装置1
03の動作を図45に示すシーケンス図を用いて簡単に
説明する。
【0481】図45において4501から4516はサ
ーバ101、構成拡張装置103、クライアント105
の間の通信を示している。
【0482】図45において、通信4501,450
2,4503,4504,4505,4506,450
7,4508が(セッション5)における通信である。
【0483】まず、通信4501にて、構成拡張装置1
03はクライアント105とのコネクションを確立す
る。
【0484】次に通信4502にて、構成拡張装置10
3はクライアント105からコマンド「GET men
u.p−normal.html」を受信する。
【0485】構成拡張装置103は、コマンド解析処理
3204によって、設定テーブル3801の内容を「ア
ドレス=menu.html,分類=変換,処理内容=
構成記述変換,パラメータ=.p−normal」に設
定する。
【0486】この内容は(セッション3)でのコマンド
解析処理3204終了後の設定テーブル3801の内容
と、「パラメータ=.p−quick」である点だけが
異なっている。
【0487】次に通信4503にて、構成拡張装置10
3はサーバ101に対してコマンド「GET men
u.html」を送信する。
【0488】次に、通信4505にて、構成拡張装置1
03はサーバ101から画面構成データ501を受信す
る。
【0489】構成拡張装置103は画面構成データ50
1を、構成記述変換処理3704によって変換する。
【0490】ここで設定テーブル3801のパラメータ
が「.p−normal」であるため、構成拡張装置1
03は、変換規則テーブル4101の[P1],[P
2],[P3]の内容を、変換パラメータテーブル42
01のエントリ4204の「[P1]=.norma
l,[P2]=なし,[P3]=なし」を書き込む。
【0491】ここで、変換規則テーブル4101におい
て挿入拡張子が「なし」ということは、変換しないこと
を意味する。
【0492】従って、構成拡張装置103は、画面構成
データ501をエントリ4103の規則のみに従って変
換する。
【0493】つまり、構成拡張装置103は画面構成デ
ータ501に対して「タグ名=A,属性=HREF,ア
ドレスのデータ識別子=.html」である記述に対し
て、そのアドレスに拡張子「.normal」を挿入す
る。
【0494】画面構成データ501において、上記変換
の対象となるのは記述506のみであり、構成拡張装置
103は最終的に、画面構成データ501を、画面構成
データ2101に変換する。
【0495】そして通信4506にて、構成拡張装置1
03はクライアント105に対して画面構成データ21
01を送信する。
【0496】次に通信4507,4508にて、構成拡
張装置103はサーバ101とクライアント105との
コネクションを切断し、構成拡張処理3103を終了す
る。
【0497】以上が(セッション5)における、構成拡
張装置103の動作である。
【0498】(セッション5)によって、クライアント
105は画面構成データ2101を受信し、その内容を
解析し、イメージタグ記述503を認識し、コマンド
「GET pictA.gif」を構成拡張装置103
に対して発信する。
【0499】このコマンドの発信から、コネクションの
切断までを(セッション6)と呼ぶことにする。
【0500】以下に(セッション6)における、構成拡
張装置103の動作を(セッション5)と同様に、図4
5のシーケンス図に従って簡単に解説する。
【0501】図45において、通信4509,451
0,4511,4512,4513,4514,451
5,4516が(セッション6)における通信である。
【0502】(セッション6)における、構成拡張装置
103の動作はステップ3208まで、(セッション
4)とほぼ同様である。
【0503】まず、通信4509にて、構成拡張装置1
03はクライアント105とのコネクションを確立す
る。
【0504】次に、通信4510にて、構成拡張装置1
03はクライアント105からコマンド「GET pi
ctA.gif」を受信する。
【0505】構成拡張装置103は、コマンド解釈処理
3204によって、設定テーブル3801の内容を「ア
ドレス=pictA.gif,分類=変換,処理内容=
無変換,パラメータ=なし」に設定する。
【0506】次に通信4511にて、構成拡張装置10
3はサーバ101とのコネクションを確立する(ステッ
プ3207)。
【0507】次に通信4512にて、構成拡張装置10
3はサーバ101にコマンド「GET pictA.g
if」を送信する(ステップ3208)。
【0508】次に、ステップ3209で、設定テーブル
3801の処理内容が無変換であるため、構成拡張装置
103は評価結果を「YES」とし、処理をステップ3
211に進める。
【0509】ステップ3211において、構成拡張装置
103は、サーバ101から画像データ603を受信し
(通信4513)、それを変換せずにクライアント10
5に送信し(通信4514)、処理をステップ3212
に移す。
【0510】ステップ3212にて、構成拡張装置10
3はサーバ101とクライアント105とのコネクショ
ンを切断し(通信4515,4516)、処理をステッ
プ3213に移す。
【0511】ステップ3213にて、構成拡張装置10
3は構成拡張処理3103を終了する。
【0512】以上が、(セッション6)における構成拡
張装置103の動作である。
【0513】クライアント105は(セッション5),
(セッション6)における画面構成データ2101と、
画像データ603を受信し、2201の画面表示を行
う。
【0514】以上のように、画面1901において、ク
ライアント105のユーザがフレーム1501の「NO
RMAL」ボタンを選択することによって、ページ中の
画像がオリジナルのサイズで転送・表示され、また画像
を参照するボタンを選択するとオリジナルの画像が表示
される。
【0515】このように、ページ中の画像データや、ボ
タンで参照された画像データがオリジナルサイズで表示
される状態を「NORMALモード」と呼ぶことにす
る。
【0516】ここで、(セッション6)終了後に、クラ
イアント105のユーザが画面2201のボタン604
を選択した場合について、本発明による動作を説明す
る。
【0517】ユーザがボタン604を選択すると、クラ
イアント105はコマンド「GETpictB.gi
f」を構成拡張装置103に対して発信する。
【0518】この時の構成拡張装置103の動作は、
(セッション6)と同様である。
【0519】構成拡張装置103は、サーバ101から
画像データ702を受信し、データの変換を行わずに、
クライアント105に送信する。
【0520】最終的にクライアント105の画面は図2
3のようになる。
【0521】以上のように、クライアント105は画面
1901のボタン1502を選択することによって、画
像データをオリジナルのサイズで受信することができ
る。
【0522】また、(セッション6)終了後において、
クライアント105のユーザが画面2201のボタン1
503を選択した場合、クライアント105はコマンド
「GET menu.p−quick.html」を構
成拡張装置103に発信する。
【0523】この場合、処理対象テーブル3901のエ
ントリ3904の拡張子が「なし/.quick」とな
っているので、この場合の構成拡張装置103の動作
は、クライアント105がコマンド「GET men
u.html」を発信した場合、つまり、(セッション
3)とまったく同じである。
【0524】従って、この場合、構成拡張装置103は
(セッション3)(セッション4)と同じ処理を行い、
クライアント105の画面表示は1901のようにな
る。
【0525】以上のように、クライアント105のユー
ザは画面上部の「QUICK」「NORMAL」のボタ
ンを選択することによって、あるページに対して、画像
のサイズを選択することができる。
【0526】次に、(セッション4)終了後の画面19
01と、(セッション6)終了後の画面2201のそれ
ぞれについて、クライアント105のユーザが「次のペ
ージへ」というボタンを選択する場合の動作について説
明する。
【0527】まず、(セッション4)終了後の画面19
01でクライアント105のユーザがボタン1905を
選択する場合の構成拡張装置103の動作について説明
する。
【0528】このときクライアント105はコマンド
「GET next.quick.html」を構成拡
張装置103に送信する。
【0529】この場合の構成拡張装置103の動作は、
(セッション1)〜(セッション3)とほぼ同様であ
り、対象となっている画面構成データが「menu.h
tml」から、「next.html」に変わっただけ
である。
【0530】従って最終的にクライアント105に表示
されるのは、画面1901と同様に、画面上部にモード
を切り替えるボタンを含むUIフレームが表示され、画
面下部には、サーバ101の「next.html」と
いうアドレスの画面構成データを、構成拡張装置103
が(セッション3)と同様に構成記述変換処理によって
変換した、「QUICKモード」のページが表示され
る。
【0531】また、(セッション6)終了後の画面22
01でクライアント105のユーザがボタン2203を
選択する場合の構成拡張装置103の動作について説明
する。
【0532】このときクライアント105はコマンド
「GET next.normal.html」を構成
拡張装置103に送信する。
【0533】この場合の構成拡張装置103の動作は、
(セッション1)(セッション2)(セッション5)と
ほぼ同様であり、(セッション1)では、構成拡張フレ
ーム生成のパラメータが「.p−quick」から「.
p−normal」にかわっており、また、各セッショ
ンでは対象となっている画面構成データが「menu.
html」から、「next.html」に変わっただ
けである。
【0534】従って最終的にクライアント105に表示
されるのは、画面2201と同様に、画面上部にモード
を切り替えるボタンを含むUIフレームが表示され、画
面下部には、サーバ101の「next.html」と
いうアドレスの画面構成データを、構成拡張装置103
が(セッション5)と同様に構成記述変換処理によって
変換した、「NORMALモード」のページが表示され
る。
【0535】以上のようにして、構成拡張装置103を
介してクライアント105がサーバ101にページをア
クセスした場合、あるページを「QUICK」モードア
クセスした場合、ボタンを選択することによって、他の
ページにアクセスした場合は、そのページも「QUIC
Kモード」表示され、はじめのモードが「NORMAL
モード」であった場合には、次のページも「NORMA
L」モードとなる。
【0536】つまり、サーバ101、構成拡張装置10
3、クライアント105のいずれにおいてもモード保持
のための特別な情報を持たずに、ユーザの一連の操作に
対して、モードを保持することが可能である。
【0537】このモードは、画面上部に常に表示され
る、UIフレームのボタンによっていつでも切り替える
ことが可能である。
【0538】以上が本実施形態における、構成拡張装置
103の動作の解説である。
【0539】本実施形態によって、クライアント105
のユーザは、任意のページをアクセスする際に、構成拡
張装置103によって画像データの表示サイズを縮小し
て短時間で表示させる「QUICKモード」と、表示ま
での時間はかかるが、オリジナルの画像を参照できる
「NORMALモード」のいずれかを必要に応じて切り
替えることが可能になった。
【0540】特に、データ変換装置401に対して、構
成拡張装置103は、オリジナルのページ中に特殊なボ
タンを挿入する必要がないため、ページ中のボタン挿入
によるレイアウトの乱れがない。
【0541】これは、縮小の種類が増えた場合など、ボ
タンの数が増えた場合において、本発明の効果が大き
い。
【0542】たとえば、画像縮小の種類が、縦横1/2
の縮小以外に、縦横1/4,縦横1/8もあり、ユーザ
がその縮小率を選択可能である場合を例に説明する。
【0543】データ変換装置401では、増えた縮小率
に対して、それを選択するボタンを用意しなければなら
ない。
【0544】つまり、データ変換装置401は、ページ
の画面構成データに対して、「small」というボタ
ンだけでなく、たとえば縦横1/4縮小用の「tin
y」、縦横1/8縮小用の「bit」などというボタン
をさらに挿入しなければならない。
【0545】ページ中の、画像データをアクセスするボ
タンごとにこれらの3つのボタンが挿入されると、レイ
アウトは非常に乱され、また、画面上で縮小率選択用の
ボタンが占める割合が大きくなり、画面の表示面積あた
りの情報量も低下する。
【0546】これに対して、構成拡張装置103におい
て、上記の様に画像の縮小率の選択肢を増やしても、増
やすボタンはUIフレーム中のモードを切り替えるボタ
ンだけであり、ユーザがアクセスするページの中にボタ
ンを挿入しないため、画像縮小の種類が増えた場合にお
いてもページの表示が影響を受けない。
【0547】また、構成拡張装置103の代わりに、デ
ータ変換装置401を利用した場合、クライアントがあ
らたなページをアクセスする場合には、必ずページ中に
埋め込まれた画像データは縮小される。
【0548】また、データ変換装置401を利用した場
合、ユーザが次にアクセスするデータが縮小モードであ
るかどうかを選択していかなくてはならないが、構成拡
張装置103を利用した場合では、ユーザは一度モード
を設定するだけで、以降、通常のボタン選択の操作のみ
で、ユーザの意図のサイズの画像をアクセスすることが
可能となり、新しいデータをアクセスする度に、オリジ
ナルのデータか、縮小された画像か、という選択を逐一
行わなくてよい。
【0549】また、本実施形態に対して、構成拡張装置
103に和英翻訳、動画像データのデータ量削減、音声
データのデータ量削減処理を組み込むことも可能であ
り、その場合は、変換処理を組み込み、各種テーブルや
テンプレートの内容を変更すればよい。
【0550】(第8実施形態)次に本発明の第8の実施
形態について説明する。
【0551】本実施形態では、第7の実施形態を一部変
更し、第3実施形態において述べた機能を実現する。
【0552】本実施形態では、第7実施形態における構
成拡張装置103に対して、以下の変更を行う。
【0553】(変更81)構成拡張装置103の返答デ
ータ生成処理に新たにサムネイルボタン生成処理を加え
る。
【0554】サムネイルボタン生成処理については後述
とする。
【0555】(変更82)構成拡張装置103が用いる
処理対象テーブル3901を、図46に示す、処理対象
テーブル4601に変更する。
【0556】図46において、4601は処理対象テー
ブル4601,4602はエントリである。
【0557】図46と図39を比較するとわかるよう
に、処理対象テーブル4601は、処理対象テーブル3
901にエントリ4602を追加したものである。
【0558】この処理対象テーブルの変更によって、新
たな拡張子「.thumb」とその処理内容として、
「サムネイルボタン生成」が登録される。
【0559】(変更83)構成拡張装置103が構成記
述変換処理3704において用いる変換パラメータテー
ブルを4201から図47の4701のように変更す
る。
【0560】図47において、4701は変換パラメー
タテーブル、4702はエントリである。
【0561】変換パラメータテーブル4701は、変換
パラメータテーブル4201のエントリ4203をエン
トリ4702に変更したものである。
【0562】特に、エントリ4203とエントリ470
2の違いは、項目[P2]が「.small」から「.
thumb」になっている点である。
【0563】この変更によって、構成拡張装置103
は、クライアント105のユーザが「QUICKモー
ド」において、画像データを参照するボタンを選択した
場合には、縮小された画像ではなくて、サムネイルボタ
ンを表示することになる。
【0564】サムネイルボタンとは、ある画像を参照す
るボタンであり、かつそのボタンの縮小画像であるボタ
ンのことである。
【0565】以上が第7実施形態に対する本実施形態に
よる変更である。
【0566】次に、本実施形態における構成拡張装置1
03の動作を説明する。
【0567】第7実施形態と同様に、クライアント10
5がコマンド「GET menu.html」を発信す
るところから説明する。
【0568】本実施形態では、クライアント105がコ
マンド「GET menu.html」を発信すると、
クライアント105の画面は2601のようになるが、
それまでの構成拡張装置103の動作は第7実施形態の
(セッション1)から(セッション4)とほぼ同様であ
り、(セッション3)にあたる部分の処理の一部が異な
る。
【0569】従って、本実施形態において、クライアン
ト105がコマンド「GET menu.html」を
発信することによって、生じる4つのセッションの3番
目のセッションを(セッション7)として、この(セッ
ション7)における構成拡張装置103の動作を説明す
る。
【0570】次に、(セッション7)における構成拡張
装置103を説明する。
【0571】本実施形態の構成拡張装置103の、具体
的な動作は(セッション3)とほぼ同様である。
【0572】第7実施形態の(セッション3)では、ク
ライアント105が発信したコマンド「menu.p−
quick.html」に対して、構成拡張装置103
はサーバ101から「menu.html」というアド
レスの画面構成データ501を受信し、画面構成データ
1801に変換してクライアント105に転送する。
【0573】(セッション7)では、クライアント10
5が発信したコマンド「menu.p−quick.h
tml」に対して、構成拡張装置103はサーバ101
から画面構成データ501を受信し、図48に示す画面
構成データ4801に変換してクライアント105に転
送する。
【0574】図48において、4801は画面構成デー
タであり、4802,4803はクライアントにボタン
を表示させるためのアンカータグ記述である。
【0575】画面構成データ4801は、画面構成デー
タ1801に対して、アンカータグ記述1802,18
03が、アンカータグ記述4802,4803になって
いる点で異なる。
【0576】構成拡張装置103は、構成記述変換処理
3704によって上記の画面構成データの変換を行う
が、この変換結果の違いは、(変更82)による、変換
パラメータテーブルの変更によるものである。
【0577】(セッション7)では、(セッション3)
と同様に、設定テーブルの内容は、「アドレス=men
u.html,分類=変換,処理内容=構成記述変換,
パラメータ=.p−quick」であるため、本実施形
態で用いる変換パラメータテーブル4701では、選択
されるエントリは、エントリ4702となる。
【0578】そして、構成拡張装置103はエントリ4
702の[P1],[P2],[P3]の内容を、変換
規則テーブル4101のパラメータ[P1],[P
2],[P3]に書き込み、画面構成データの変換規則
として用いる。
【0579】(セッション7)では、[P2]の値が
(セッション3)と異なっており、「[P2]=.th
umb」となっている。
【0580】変換パラメータテーブルの項目[P2]は
アンカータグのHREF属性のアドレスに挿入する拡張
子を示すので、構成拡張装置103は該当するアンカー
タグのアドレスに「.thumb」を挿入する。
【0581】よって、構成拡張装置103は構成記述変
換処理3704によって、画面構成データ501のアン
カー記述504,505を、それぞれアンカー記述48
02,4803に変換する。
【0582】以上のようにして、(セッション7)で
は、構成拡張装置103は、画面構成データ501を画
面構成データ4801に変換してクライアント105に
送信する。
【0583】以上が、(セッション7)における、構成
拡張装置103の動作である。
【0584】このうち、クライアント105は、画面構
成データ4801を受信し、その内容を解析すると、イ
メージタグ記述802を検出して、構成拡張装置103
に対してコマンド「pictA.small.gif」
を発信するが、このときの構成拡張装置103の動作は
第7実施形態における(セッション4)と同様である。
【0585】以上の処理を経て、最終的にクライアント
105は画面2201を表示する。
【0586】ここで画面上の見た目は、第7実施形態と
全く同じであるが、本実施形態では、ボタン1903,
1904をクライアント105のユーザが選択した場合
の結果が第7実施形態とは異なる。
【0587】ここで、クライアント105のユーザがボ
タン1903を選択した場合について、構成拡張装置1
03の動作を説明する。
【0588】クライアント105のユーザがボタン19
03を選択すると、クライアント105はコマンド「G
ET pictB.thumb.gif」を発信するた
めに構成拡張装置103とのコネクションを確立する。
【0589】このコネクション確立から切断までの期間
を(セッション8)と呼ぶことにする。
【0590】(セッション8)における構成拡張装置1
03の処理の基本的な流れは、(セッション1)や(セ
ッション2)とほぼ同様である。
【0591】(セッション8)では、(セッション1)
や(セッション2)と同様に、構成拡張装置103はサ
ーバ101に接続せずに、データを生成してクライアン
ト105に返答する。
【0592】以下に、(セッション8)における構成拡
張装置103の動作を、ポイントとなるステップをピッ
クアップして説明する。
【0593】ステップ3203において、構成拡張装置
103は、クライアント105とのコネクションを確立
する。
【0594】次に構成拡張装置103は、ステップ32
04のコマンド解析処理において、クライアント105
からコマンド「GET pictB.thumb.gi
f」を受信する。
【0595】また、構成拡張装置103は同様にコマン
ド解析処理3204にて、前記コマンドのアドレスの対
象データ識別子が「.gif」、拡張子が「.thum
b」であることから、処理対象テーブル4601のエン
トリ4602を検出し、設定テーブル3801の内容
を、「アドレス=pictB.gif,分類=生成,処
理内容=サムネイルボタン生成,パラメータ=なし」に
設定する。
【0596】ステップ3205にて、構成拡張装置10
3は、設定テーブル3801の処理内容が「生成」であ
ることを確認し、処理をステップ3206の返答データ
生成処理に進める。
【0597】ここで、本実施形態における返答データ生
成処理3206の動作について説明する。
【0598】(変更81)により、本実施形態では、返
答データ生成処理に「サムネイルボタン生成処理」が加
わり、構成拡張装置103は図49に示す流れ図に従っ
て処理を進める。
【0599】図49の流れ図は、図34の流れ図のステ
ップ3402の前に、ステップ4902を加え、また、
ステップ4902の分岐先の1つにステップ4903を
加えたものである。
【0600】図49において、ステップ4901は本実
施形態における構成拡張装置103の返答データ生成処
理の開始であり、構成拡張装置103は処理をステップ
4902に進める。
【0601】ステップ4902において、構成拡張装置
103は設定テーブル3801の処理内容が「サムネイ
ルボタン生成」であるかどうかをチェックし、その結果
が「YES」すなわち真であるならば、処理をステップ
4903に進め、そうでない場合には処理をステップ3
402に進める。
【0602】ステップ4903において、構成拡張装置
103は、サムネイルボタン生成処理を実行し、処理を
ステップ3405に進める。
【0603】サムネイル生成処理の詳細は後述とする。
【0604】図49におけるそのほかのステップについ
ては、第7実施形態で説明したとおりである。
【0605】以上が、本実施形態における、構成拡張装
置103の返答データ生成処理3206の動作である。
【0606】次に、サムネイルボタン生成処理4903
の詳細について説明する。
【0607】構成拡張装置103は、サムネイルボタン
生成処理において、設定テーブル3801のアドレスで
示される画像データのサムネイルボタンをクライアント
105で表示する画像構成データを生成する。
【0608】また、構成拡張装置103は、サムネイル
ボタン生成処理において、図50に示すサムネイルテン
プレートを用いて、サムネイルボタンの画面構成データ
を生成する。
【0609】図50において、5001はサムネイルテ
ンプレート、5002,5003は空欄である。
【0610】構成拡張装置103は、まず、空欄500
2に、設定テーブル3801のアドレスの内容を書き込
む。
【0611】次に、構成拡張装置103は、設定テーブ
ル3801のアドレスに、拡張子「.small」を挿
入し、設定テーブル空欄5003に書き込む。
【0612】構成拡張装置103が、上記のようにサム
ネイルテンプレート5001の2つの空欄5002,5
003にアドレスを書き込み、サムネイルボタンの画面
構成データを生成する。
【0613】以上が、サムネイルボタン生成処理490
3の詳細である。
【0614】さてここで、(セッション8)における返
答データ生成処理3206の処理を、サムネイル生成処
理4903における処理も含めて説明する。
【0615】まず、構成拡張装置103は、ステップ4
901にて、返答データ生成処理3206を開始し、処
理をステップ4902に進める。
【0616】ステップ4902において、構成拡張装置
103は、設定テーブル3801の処理内容が、サムネ
イルボタン生成であることを確認し、評価結果を「YE
S」として処理をステップ4903に進める。
【0617】ステップ4903のサムネイルボタン生成
処理において、構成拡張装置103は、まずサムネイル
テンプレート5001を読み込む。
【0618】次に、構成拡張装置103は、設定テーブ
ル3801のアドレス「pictB.gif」を空欄5
002に書き込み、さらにこのアドレスに拡張子「.s
mall」を挿入したアドレスを空欄5003に書き込
む。
【0619】以上のようにして、構成拡張装置103
は、サムネイル生成処理4903において、テンプレー
ト5001をもとに、図51に示すサムネイルボタンの
画面構成データを生成する。
【0620】図51において、5101はサムネイルボ
タンの画面構成データ、5102はイメージタグを含ん
だアンカータグ記述である。
【0621】構成拡張装置103は、サムネイルボタン
生成処理を終了し、処理をステップ3405に進める。
【0622】ステップ3405にて、構成拡張装置10
3はクライアント105に画面構成データ5101を送
信する。
【0623】ステップ3406にて、構成拡張装置10
3は返答データ生成処理4901を終了する。
【0624】以上が、(セッション8)における、構成
拡張装置103の変換データ生成処理4901の説明で
ある。
【0625】この後の、構成拡張装置103の動作は、
(セッション1)や(セッション2)と同様である。
【0626】ステップ3212にて、構成拡張装置10
3はクライアント105とのコネクションを切断し、ス
テップ3213にて、構成拡張処理3103を終了す
る。
【0627】以上が、(セッション8)における、構成
拡張装置103の動作の説明である。
【0628】(セッション8)によって、クライアント
105は構成拡張装置103から画面構成データ510
1を受信し、その内容を解析して、記述5102中のイ
メージタグの記述から、構成拡張装置103に「GET
pictB.small.gif」を発信するが、こ
のときの動作は、第7実施形態における(セッション
4)直後に、ユーザがボタン1903を押した場合と全
く同じであり、クライアント105は最終的に画像デー
タ1002を受信する。
【0629】クライアント105は、画像データ100
2を受信し、最終的に図26の2601を画面に表示す
る。
【0630】2604は、画像データ1002であり、
かつコマンド「GET pict.gif」を発信する
ボタンでもある。
【0631】ここで、クライアント105のユーザが、
ボタン2604を選択すると、クライアント105はコ
マンド「GET pict.gif」を構成拡張装置1
03に対して発信する。
【0632】この場合の構成拡張装置103の動作は、
第7実施形態の(セッション6)終了後に、クライアン
ト105のユーザが画面2201のボタン604を選択
した場合と同様であり、クライアント105は最終的に
画面2301を表示する。
【0633】以上が、本実施形態における構成拡張装置
103の動作の説明である。
【0634】以下に本実施形態による本発明の効果を説
明する。
【0635】まず、本発明の効果を、クライアント10
5のユーザが、まず画面1901のページをアクセス
し、ボタン1903を選択する場合を例に説明する。
【0636】第7実施形態において、前記のボタン19
03を選択した結果、クライアント105は画面200
1を表示する。
【0637】この場合、クライアント105のユーザ
が、たとえばより詳細をみるために、画像1002のオ
リジナル画像をアクセスしたいと思った場合、このユー
ザはまず、画面1901に戻り、ボタン1502を選択
し、モードを「NORMALモード」に変更して、画面
2201に移り、さらにボタン604を選択し、画面2
301に移ることによって、画像データ1002のオリ
ジナルである画像データ702を見ることができる。
【0638】これに対して、本実施形態において、クラ
イアント105のユーザが同様に、画像データ1002
を参照したあと、そのオリジナルである画像データ70
2を見るためには、クライアント105のユーザはまず
ボタン1903を選択し、画面2601に移って画像デ
ータ1002を見て、さらにボタン2604を選択し
て、画面を2301に切り替えて、画像データ702を
見ることができる。
【0639】これらの違いを画像1002を見てから、
画像702を見るまでのクライアント105のユーザの
ボタン選択の操作数で比較すると、第7実施形態の場合
で3操作、本実施形態では1操作であり、本実施形態に
よって操作量を3分の1にできたことがわかる。
【0640】実際の操作も、縮小画像を選択するとオリ
ジナル画像を見ることができる、という自然なユーザイ
ンタフェースを実現している。
【0641】本実施形態では、静止画像の縮小を例に本
発明の効果を説明したが、本実施形態によって、さまざ
まなデータに対して、クライアント105のユーザにオ
リジナルデータを参照する、プレビューデータのボタン
を提供することが可能である。
【0642】たとえば、サーバ101上に動画像データ
がおかれており、構成拡張装置103が「動画像データ
に対して、最初の1フレーム目を静止画像データに変換
する機能」をもつ場合には、上記の例と同様に、本発明
によって動画像データをアクセスする「動画像データの
最初の1フレーム目の画像」ボタンをクライアント10
5のユーザに提供することが可能になり、ユーザは、時
間のかかる大用量動画像データの転送,表示を行わず
に、内容確認の助けとなる静止画像データを見てから、
必要に応じて簡単に、動画像データをアクセスするとい
った使い方が可能になる。
【0643】このように、本発明によって、大用量で、
転送や表示に時間のかかるデータを検索する場合に、そ
の検索効率を高めることが可能である。
【0644】(第9実施形態)次に、本発明の第9の実
施形態について説明する。
【0645】本実施形態では、第7実施形態に対して、
さらに本発明の第4実施形態と同様の効果を実現し、
「あるページから参照できる複数の画像データを一覧す
るボタン」をクライアント105に表示する。
【0646】本実施形態では、第7実施形態に対して、
以下の3つの変更を加える。
【0647】(変更91)UI設定テーブル4001を
図52のように変更する。
【0648】図52において、5201はUI設定テー
ブル、5202はエントリである。
【0649】UI設定テーブル5201は、UI設定テ
ーブル4001に対して、エントリ5202を追加した
ものである。
【0650】この変更によって、構成拡張装置103
は、UIフレーム生成処理3404においてUIフレー
ムを生成する際に、「一覧」という名前のボタンを追加
する。
【0651】(変更92)データ変更処理3210に、
「一覧ページ変更処理」を加える。
【0652】「一覧ページ変更処理」とは、任意のペー
ジの画面構成データに対して、そのページからボタンに
よって参照されるすべての画像データのサムネイルボタ
ンのリストを作成する処理であり、詳細は後述とする。
【0653】構成拡張装置103はデータ変更処理32
10において、設定テーブル3801の処理内容が「一
覧ページ変換」であるときには一覧ページ変換処理を行
い、同処理内容が「画像縮小」であるときには、画像縮
小処理3707を行い、それ以外の場合には構成記述変
換処理3704が行われる。
【0654】また、データ変換処理3210では、第7
実施形態と同様に各変換処理の前にサーバ101からデ
ータを受信し、変換処理のあとにクライアント105に
データを送信する。
【0655】(変更93)処理対象テーブル3901を
図53のように変更する。
【0656】図52において、5301は処理対象テー
ブル、5302,5303はエントリである。処理対象
テーブル5301は、処理対象テーブル3901に対し
て、エントリ5302,5303を追加したものであ
る。
【0657】エントリ5302の追加によって、構成拡
張装置103は縦横1/4の画像縮小機能をクライアン
トに提供する。
【0658】クライアント105が画像データのアドレ
スに「.tiny」を挿入してコマンドを構成拡張装置
103に発信した場合、構成拡張装置103は、第7実
施形態の(セッション7)と同様に画像縮小処理370
7を実行するが、その時のパラメータが「1/4」とな
るので、サーバ101から受信したデータを縦横1/4
に縮小してクライアント105に送信する。
【0659】また、エントリ5303の追加によって、
構成拡張装置103は、クライアント105から受信し
たコマンドの画面構成データのアドレスに「.lis
t」が挿入されている場合には、サーバ101から受信
した画面構成データに対して一覧ページ変換処理を行っ
てから、クライアント105に送信する。
【0660】以上が、第7実施形態に対する本実施形態
での変更点である。
【0661】本実施形態において、クライアント105
がコマンド「GET menu.html」を発信した
場合の構成拡張装置103の動作は、第7実施形態とほ
ぼ同様である。
【0662】本実施形態と、第7実施形態とで異なる点
は、第7実施形態の(セッション2)では、クライアン
ト105のコマンド「GET menu.ui.htm
l」に対して、画面構成データ1401を生成し、クラ
イアント105に送信するのに対して、本実施形態では
図54に示す画面構成データを生成する。
【0663】図54において、5401は画面構成デー
タ、5402はアンカータグ記述である。
【0664】構成拡張装置103は、UIフレーム生成
処理3404において、UI設定テーブル5201のエ
ントリの数だけアンカータグつまりボタンの記述を生成
する。
【0665】構成拡張装置103は、第7実施形態の場
合に加えて、エントリ5202の内容をアンカータグ記
述5402として生成することによって、UIフレーム
の画面構成データ5201を生成する。
【0666】クライアント105はこのセッションにお
いて、最終的に画面構成データ5201を受信する。
【0667】このあとの処理は、第7実施形態の(セッ
ション3)から(セッション4)への動作と全く同様で
あり、クライアント105は最終的に、2701の画面
を表示する。
【0668】ここで、クライアント105のユーザが、
ボタン2703以外のボタンを操作したときの動作は、
第7実施形態における画面1901の状態と同様であ
る。
【0669】クライアント105のユーザが画面190
3において、ボタン2703を選択した場合、クライア
ント105はコマンド「GET menu.list.
html」を構成拡張装置103に発信する。
【0670】このコマンド発信から、クライアント10
5と構成拡張装置103のコネクション切断までを、
(セッション9)と呼ぶことにする。
【0671】(セッション9)における構成拡張装置1
03の動作は第7実施形態における(セッション3)と
ほぼ同様であるが、サーバ101から受信した画面構成
データ501に対して、構成記述変換処理3704では
なく一覧ページ変換処理を行う点で異なる。
【0672】構成拡張装置103はコマンド解析処理3
204によって、処理対象テーブルのエントリ5303
を参照し、設定テーブル3801の内容を「アドレス=
menu.html,分類=変換,処理内容=一覧ペー
ジ変換,パラメータ=なし」に設定する。
【0673】この設定によって、構成拡張装置103は
サーバ101から受信した画像構成データ501を、一
覧ページ変換処理によって変換してクライアント105
に送信する。
【0674】ここで、本実施形態における構成拡張装置
103による一覧ページ変換処理の詳細を説明する。
【0675】構成拡張装置103は、まず図55に示す
一覧ページの画面構成データの元となるテンプレートを
読み込む。
【0676】図55において、5501は画面構成デー
タのテンプレートであり、5502は空欄である。
【0677】次に構成拡張装置103は、図56に示す
サムネイルボタンの画面構成データの元となるテンプレ
ートを読み込む。
【0678】図56において、5601は画面構成デー
タのテンプレートであり、5602,5603は空欄で
ある。
【0679】テンプレート5601は、第8実施形態に
おけるテンプレート5001と同様に、2つの空欄56
02,5603を埋めることによって、サムネイルボタ
ンのアンカータグ記述になる。
【0680】構成拡張装置103は、サーバ101から
受信した画面構成データを解析し、「HREFで指定さ
れるアドレスのデータ識別子が「.gif」であるアン
カータグを検出し、そのすべてに対して以下の処理を行
う。
【0681】構成拡張装置103は、検出したアンカー
タグのアドレスを空欄5602に書き込み、かつ同アド
レスに拡張子「.tiny」挿入したアドレスを空欄5
603に書き込み、さらに、空欄5602,5603を
埋めたテンプレート5601を空欄5502に追記す
る。
【0682】以上の繰り返しによって、構成拡張装置1
03はサーバ101から受信した画面構成データの画像
を参照するアンカータグにおいて、その参照するデータ
のサムネイルボタンのリストすなわち一覧ページの画面
構成データを生成する。
【0683】(セッション9)において、構成拡張装置
103はサーバ101から受信した画面構成データ50
1を受信する。
【0684】画面構成データ501には、画像を参照す
るアンカータグ記述504,505が含まれるため、構
成拡張装置103は、画面構成データ501を上記の一
覧ページ変換処理によって、図57に示す画面構成デー
タに変換する。
【0685】図57において、5701は画面構成デー
タ、5702と5703はサムネイルボタンのアンカー
タグ記述である。
【0686】構成拡張装置103は、画面構成データ5
701をクライアント105に送信し、サーバ101と
クライアント105とのコネクションを切断し、構成拡
張処理3103を終了する。
【0687】以上が(セッション9)における構成拡張
装置103の動作である。
【0688】(セッション9)によって、クライアント
105は、画面構成データ5701を受信し、その内容
を解析することによって、2つのコマンド「GET p
ictB.tiny.gif」「GET pictC.
tiny.gif」を発信し、それぞれの結果として、
pictB.gifすなわち画像データ702を縦横1
/4縮小した画像と、pictC.gifを縦横1/4
縮小した画像を受信する。
【0689】クライアント105は、これらの受信した
データをもとに画面2801を表示する。
【0690】図28において、2802は画面構成デー
タ5701の表示結果であり、2804は画像データ7
02を縦横1/4縮小した画像であり、かつ画像データ
702を参照するボタンでもある。
【0691】また同様に、2805はアドレスpict
C.gifの画像データを縦横1/4縮小した画像であ
り、かつpictC.gifを参照するボタンでもあ
る。
【0692】クライアント105のユーザが、ボタン2
804や、ボタン2805を選択することによって、そ
れぞれのオリジナル画像を参照することが可能である。
【0693】以上のようにして、本実施形態では、クラ
イアント105の画面に、現在表示しているページから
直接参照できる画像データの縮小画像を並べた一覧ペー
ジを見る「一覧」ボタンを提供する。
【0694】また、上記一覧ページにおいて、縮小画像
を選択することにより、オリジナルの画像を参照する機
能も提供する。
【0695】本実施形態によって、クライアント105
のユーザは、「一覧」ボタンを1度押すことによって、
任意のページから直接参照する画像の内容を確認するこ
とが可能になっている。
【0696】その具体例をユーザが、クライアント10
5が最初にアクセスするページからボタンで参照できる
画像を見比べて、気に入った画像データのオリジナルを
参照する、という例で、本発明を用いない場合、第7実
施形態,本実施形態を比較する。
【0697】また、ここで画像データのサイズを、画像
603=4、画像902=1、ボタンで参照する画像の
オリジナル=16、その縦横1/2=4、同じく縦横1
/4の縮小画像=1として、画像データの合計アクセス
サイズを計算する。
【0698】まず、本発明を用いない場合について、ク
ライアント105の操作を説明する。
【0699】クライアント105は画面601を表示し
ている。
【0700】[]内の数値は、その操作による画像デー
タのアクセスサイズを示す。
【0701】(操作11)まず「走行風景1」を選択
し、画像データ702を参照する[16]。
【0702】(操作12)画面601に戻る[4]。
【0703】(操作13)「走行風景2」を選択し、画
像データを参照する[16]。
【0704】(操作14)画面601に戻る[4]。
【0705】(操作15)もう一度「走行風景1」を選
択する[16]。
【0706】画像データの合計アクセスサイズは16+
4+16+4+16=56となる。
【0707】以上が本発明を用いない場合のクライアン
ト105の操作である。
【0708】次に、本発明の第7実施形態の場合の、前
記例におけるクライアント105のユーザの操作を説明
する。
【0709】クライアント105は画面1901を表示
している。
【0710】(操作21)まず「走行風景1」を選択
し、画像データ1002を参照する[4]。
【0711】(操作22)画面601に戻る[1]。
【0712】(操作23)「走行風景2」を選択し、画
像データ(縦横1/2縮小)を参照する[4]。
【0713】(操作24)画面601に戻る[1]。
【0714】(操作25)「NORMAL」ボタンを選
択し、画面を2201に切り替える[4]。
【0715】(操作26)「走行風景1」を選択し、画
像データ702を参照する[16]。
【0716】画像データの合計アクセスサイズは4+1
+4+1+4+16=30となる。
【0717】以上が本発明の第7実施形態の場合のクラ
イアント105の操作である。
【0718】最後に、本実施形態の場合の前記例におけ
るクライアント105のユーザの操作を説明する。
【0719】クライアント105は画面2701を表示
している。
【0720】(操作31)まず「一覧」を選択し、画面
を2801に切り替える[8]。
【0721】(操作32)ボタン2804を選択し、画
像データ702を参照する[16]。
【0722】画像データの合計アクセスサイズは8+1
6=30となる。
【0723】以上が本実施形態の場合のクライアント1
05の操作である。
【0724】以上の例によって、本実施形態における操
作数の少なさ、画像データのアクセスサイズの小ささが
示された。
【0725】この結果の差は、あるページからボタンで
参照できる画像が多いほど大きくなる。
【0726】従って、本実施形態は、クライアント10
5のユーザが複数の画像データを参照,選択する場合に
非常に有効な発明である。
【0727】(第10実施形態)次に、本発明の第10
の実施形態について説明する。
【0728】本実施形態では、本発明の第7実施形態と
同様の機能を、フレーム記述を使わずに実現する。
【0729】本実施形態では、第7実施形態に対して、
以下の3つの変更を加える。
【0730】(変更101)処理対象テーブル3901
を図58のように変更する。
【0731】図58において、5801は処理対象テー
ブルであり、5802はエントリである。
【0732】処理対象テーブル5801は、処理対象テ
ーブル3901に対して、エントリ3903,390
4,3905を取り除き、エントリ3907の拡張子を
「.p−quick」から「なし/.p−quick」
に変更してエントリ5802にしたものである。
【0733】(変更102)データ変更処理3210
に、UIフレーム生成処理3404を加える。
【0734】具体的には、構成拡張装置103は、ステ
ップ3702と3703の間にUIフレーム生成処理3
404を実行し、さらにステップ3705において、U
Iフレーム生成処理3404によって生成した画面構成
データと、構成記述変換処理3704によって変換した
画面構成データとを<BR>タグを間に挿入して結合す
る。
【0735】(変更103)構成拡張装置103がUI
フレーム生成処理にて、用いるテンプレート4401か
ら、「TARGET=PAGE」を取り除く。
【0736】「TARGET」という属性は、フレーム
記述を用いない場合には必要ないため、本実施形態では
取り除く。
【0737】以上が、第7実施形態に対する本実施形態
による変更である。
【0738】以下に、本実施形態における構成拡張装置
103の動作を説明する。
【0739】まず、クライアント105がコマンド「G
ET menu.html」を構成拡張装置103に送
信する。
【0740】この時の構成拡張装置103は、第7実施
形態における(セッション3)から(セッション4)の
構成拡張装置103の一連の動作と同様である。
【0741】構成拡張装置103は、コマンド解析処理
3204によって、クライアント105からコマンド
「GET menu.html」を受信し、処理対象テ
ーブル5801のエントリ5802を参照し、設定テー
ブルを「アドレス=menu.html,分類=変換,
処理内容=構成記述変換,パラメータ=.p−quic
k」に設定する。
【0742】この設定テーブルの内容は、(セッション
3)と同様であり、以降の処理の流れも基本的に(セッ
ション3)と同様である。
【0743】ここで、本実施形態における構成拡張装置
103の処理と、第7実施形態での構成拡張装置103
の処理の異なる点は、データ変換処理3210の結果で
ある。
【0744】ここで、構成拡張装置103は、第7実施
形態と同様にまず、UIフレームの生成を行い、かつサ
ーバ101から画面構成データ501を受信して、画面
構成データ1801を生成し、すでに生成したUIフレ
ームの画面構成データと画面構成データを<BR>タグ
を間に挿入して結合子、図59に示す画面構成データを
生成し、クライアント105に送信する。
【0745】図59において、5901は画面構成デー
タ、5902と5903は本実施形態において構成拡張
装置103がUIフレーム生成処理によって生成したア
ンカータグ記述であり、5904はUIフレームの画面
構成データと、画面構成データ1801を結合する際に
挿入した<BR>タグである。
【0746】クライアント105は、画面構成データ5
901を受信すると、さらに画像データ902を受信
し、図60に示す画面を表示する。
【0747】図60において、6001は画面表示であ
る。
【0748】画面6001において、クライアント10
5が各ボタンを選択した場合の動作は、機能的には第7
実施形態と同様であり、本実施形態がフレーム記述を用
いない点で異なっている。
【0749】以上が本実施形態における構成拡張装置1
03の動作である。
【0750】本実施形態によって、フレーム記述を用い
ずに第7実施形態と同等の機能を実現できる。
【0751】本実施形態では、フレーム記述を利用しな
いため、アクセスするページデータの内容が大きく、画
面上でスクロールして、部分的に見る必要がある場合、
モード選択のボタンがスクロールすると画面から消えて
しまうという欠点がある。
【0752】一方、第7実施形態では、新たなページの
内容をすべて表示するまでに4つのセッションを必要と
していたが、本実施形態では、2つのセッションで処理
を終了させることが可能であり、ネットワークシステム
上で、コネクションの確立と切断のコストが高い場合に
有効である。
【0753】また、フレーム記述を用いないという点
で、本発明が利用できるクライアントの種類が多くな
り、汎用性が高まるという利点もある。
【0754】ここで、第7実施形態から第10実施形態
に対して、それぞれの実施例の関係について説明する。
【0755】第8実施例,第9実施例,第10実施例
は、それぞれ、第7実施例に対して、本発明の具体的動
作を設定するテーブルの内容を変更し、かつあらたなデ
ータ変換機能、データの生成機能を加えたものである。
【0756】本発明は、このように、本発明が動作時に
参照するテーブルに変更を加え、新たなデータ変換処
理、データ生成処理を加えることによって、機能を追加
することが容易に可能である。
【0757】また、第8実施例,第9実施例,第10実
施例は、それぞれの機能を互いに組み合わせて実現する
ことも容易である。
【0758】たとえば、第8実施例と第9実施例を組み
合わせることにより、クライアントのユーザは、1つの
サムネイルボタンを参照したり、複数のサムネイルボタ
ンの一覧を参照したりすることが可能であり、さらにこ
れを第10実施例のように、フレーム記述を使わずに実
現することが可能である。
【0759】また、第2実施形態は、具体的には、第7
実施形態におけるUIフレーム処理の方法を、「QUI
CKモード」と「NORMALモード」でボタンの表示
方法が変わるように変更することによって、容易に実現
可能である。
【0760】同様に、第5実施形態は、具体的には、ク
ライアント105が別ウィンドウにUIフレームを表示
する機能がある場合に、第7実施形態における構成拡張
フレーム生成処理を、UIフレームが別ウィンドウに表
示されるような画面構成データを生成するように変更す
ることによって、容易に実現可能である。
【0761】また、第6実施形態は、具体的には、第9
実施形態に対して、更に構成拡張装置103が処理に用
いる各テーブルの内容を変更することによって、容易に
実現可能である。
【0762】
【発明の効果】本発明により、ネットワーク上に分散し
た情報提供システムにおいて、本来のページレイアウト
を崩すことなく、クライアント画面に新たなボタンや情
報を追加表示することが可能になった。特にデータの変
換を行う際に、そのユーザインタフェースを一カ所に集
めて提供することによって、ユーザの使い勝手を向上さ
せることが可能になる。
【0763】また、クライアントのユーザが選択可能な
モードの切り替え機能を実現することにより、オリジナ
ルのデータにもクライアントの設定を変更することなく
簡単にアクセスすることが可能となった。
【0764】また、単なるデータ変換だけではなく、一
覧表示などを提供することによってデータの内容把握の
効率を向上させている。
【0765】また、従来のサーバ,クライアントをその
まま利用可能であり、新しい機能を本発明に加えたとき
も、サーバやクライアントの変更の必要が無いため、保
守上のコストが低くおさえられる。特定のサーバを必要
としないため、すでに世界中に誰もがアクセス可能なサ
ーバが多数存在する場合、それらのサーバの持つすべて
のページに対して、本発明画面構成拡張による利便性の
向上を計ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例。
【図2】画面構成拡張装置の構成の一例。
【図3】画面構成拡張装置の機能ブロック図の例。
【図4】本発明の構成例。
【図5】画面構成データの例。
【図6】クライアント画面表示例1。
【図7】クライアント画面表示例2。
【図8】拡張された画面構成データの一例。
【図9】データ変換装置を利用したクライアント画面表
示例1。
【図10】データ変換装置を利用したクライアント画面
表示例2。
【図11】変換拡張子テーブルの例。
【図12】画面構成テンプレートの例。
【図13】設定管理テーブルの例。
【図14】追加画面構成データの例。
【図15】追加画面構成データの表示例。
【図16】画面構成テンプレートの例。
【図17】拡張画面構成データの例。
【図18】変換された画面構成データの例。
【図19】本発明によるクライアント画面の例。
【図20】本発明によるクライアント画面の例。
【図21】変換された画面構成データの例。
【図22】本発明によるクライアント画面の例。
【図23】本発明によるクライアント画面の例。
【図24】本発明によるクライアント画面の例。
【図25】本発明によるクライアント画面の例。
【図26】本発明によるクライアント画面の例。
【図27】本発明によるクライアント画面の例。
【図28】本発明によるクライアント画面の例。
【図29】本発明によるクライアント画面の例。
【図30】本発明によるクライアント画面の例。
【図31】構成拡張装置の処理流れ図。
【図32】構成拡張処理の流れ図。
【図33】コマンド解析の流れ図。
【図34】返答データ生成処理の流れ図。
【図35】構成拡張フレーム生成の流れ図。
【図36】UIフレーム生成の流れ図。
【図37】データ変換処理の流れ図。
【図38】設定テーブルの一例。
【図39】処理対象テーブルの一例。
【図40】UI設定テーブルの一例。
【図41】変換規則テーブルの一例。
【図42】変換パラメータテーブルの一例。
【図43】本発明による処理シーケンス。
【図44】ボタンテンプレートの一例。
【図45】本発明による処理シーケンス。
【図46】処理対象テーブルの一例。
【図47】変換パラメータの一例。
【図48】変換された画面構成データの例。
【図49】返答データ生成処理の流れ図。
【図50】サムネイルテンプレートの一例。
【図51】サムネイルボタン画面構成データの一例。
【図52】UI設定テーブルの一例。
【図53】処理対象テーブルの一例。
【図54】画面構成データの例。
【図55】一覧ページテンプレートの一例。
【図56】サムネイルテンプレートの一例。
【図57】サムネイルボタン画面構成データの一例。
【図58】処理対象テーブルの一例。
【図59】画面構成データの例。
【図60】本発明によるクライアント画面の例。
【符号の説明】
101…サーバ、102…ネットワーク、103…構成
拡張装置、104…ネットワーク、201…CPU、2
02…記憶装置、203…通信制御部、204…バス、
205…補助記憶装置、206…通信制御部、301…
リクエスト処理部、303…レスポンス処理部、304
…コマンド解析部、305…データ種類検知部、306
…画面構成拡張部、307…データ変換部、308…解
析情報、309…画面構成テンプレート、310…設定
管理テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/00 530 G09G 5/00 530M H04L 12/66 H04L 11/20 B (72)発明者 林 光雄 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12株 式会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 桑原 康幸 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地株式 会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クライアント装置と第1のネットワークを
    介して接続され、サーバ装置と第2のネットワークを介
    して接続されるデータ中継装置であって、 前記データ中継装置は、前記クライアント装置からの入
    力されるコマンドを解析する手段と、該コマンドに変換
    処理を指示する変換指示情報が含まれている場合には、
    前記コマンドから変換指示情報を分離する手段と、前記
    変換指示情報が削除されたコマンドを前記サーバ装置に
    送信する手段と、前記サーバ装置から前記変換指示情報
    が削除されたコマンドに応答する応答コマンドを受信す
    る手段と、前記変換指示情報に基づき前記応答コマンド
    を変換して変換コマンドを生成する手段と、前記変換指
    示情報とともに前記クライアント装置に送信する手段と
    を有することを特徴とするデータ中継装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータ中継装置において、
    前記変換指示情報は、前記応答コマンドに画像データが
    含まれているとき、画像データの画素数を、所定のパタ
    ーンで削除することを指示する削除指示コマンドである
    ことを特徴とするデータ中継装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のデータ中継装置において、 前記削除指示コマンドは、前記画像データのサイズを特
    定の変換率で変換する旨のコマンドであり、 前記データ中継装置は、更に、前記削除指示コマンドを
    解析する手段と、前記画像データのサイズを、前記特定
    の変換率で変換する手段と、変換したデータを前記クラ
    イアント装置に送信する手段とを有することを特徴とす
    るデータ中継装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のデータ中継装置において、 前記削除指示コマンドは、前記画像データのサイズを、
    「1/4または1/16」の変換率となるように、前記
    画像データの画素数を削除する変換を行なうことを指示
    するコマンドであることを特徴とするデータ中継装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載のデータ中継装置において、 前記変換指示情報は、前記クライアント装置に表示され
    る画面を前記サーバ装置から受信するデータを表示する
    受信データ表示領域と、前記操作用画面領域とに分割し
    て表示することを指示する画面構成コマンドを含み、 前記データ中継装置は、更に、画面構成コマンドに基づ
    き前記サーバ装置からの応答コマンドを前記受信データ
    表示領域に展開する手段と、前記クライアント装置から
    の画面構成コマンドの指示に応じて前記削除指示コマン
    ドに対応する操作ボタンを前記操作用画面領域に展開す
    る手段と、前記クライアント装置に送信する手段とを有
    することを特徴とするデータ中継装置。
  6. 【請求項6】クライアント装置と第1のネットワークを
    介して接続され、サーバ装置と第2のネットワークを介
    して接続されるデータ中継装置とを有するネットワーク
    システムのデータ伝送方法であって、 前記データ中継装置は、前記クライアント装置からの入
    力されるコマンドを解析し、該コマンドに変換処理を指
    示する変換指示情報が含まれている場合には、前記コマ
    ンドから変換指示情報を削除して前記サーバ装置に送信
    し、前記変換指示情報を削除したコマンドを受信した前
    記サーバ装置は、前記変換指示情報を削除したコマンド
    に応答する応答コマンドを前記データ中継装置に送信
    し、前記応答コマンドを受信したデータ中継装置は、前
    記変換指示情報に基づき前記応答コマンドを変換して変
    換コマンドを生成し、前記変換指示情報とともに前記ク
    ライアント装置に送信することを特徴とするデータ伝送
    方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載のデータ伝送方法において、
    前記変換指示情報は、前記応答コマンドが画像データを
    含むとき、画像データの画素数を、所定のパターンで削
    除することを指示する削除指示コマンドであることを特
    徴とするデータ変換方法。
  8. 【請求項8】請求項6記載のデータ変換方法において、 前記削除指示コマンドは、前記画像データのサイズを特
    定の変換率で変換する旨のコマンドであり、 前記データ中継装置は、前記削除指示コマンドを解析
    し、前記画像データのサイズを、前記特定の変換率で変
    換したデータとして前記クライアント装置に送信するこ
    とを特徴とするデータ変換方法。
  9. 【請求項9】請求項6記載のデータ変換方法において、 前記削除指示コマンドは、前記画像データのサイズを、
    「1/4または1/16」の変換率となるように、前記
    画像データの画素数を削除する変換を行なうものである
    ことを特徴とするデータ変換方法。
  10. 【請求項10】請求項6記載のデータ変換方法におい
    て、 前記変換指示情報は、前記クライアント装置に表示され
    る画面を前記サーバ装置から受信するデータを表示する
    受信データ表示領域と、前記操作用画面領域とに分割し
    て表示することを指示する画面構成コマンドを含み、 前記データ中継装置は、画面構成コマンドに基づき前記
    サーバ装置からの応答コマンドを前記受信データ表示領
    域に展開し、前記クライアント装置からの画面構成コマ
    ンドの指示に応じて前記削除指示コマンドに対応する操
    作ボタンを前記操作用画面領域に展開して、前記クライ
    アント装置に送信することを特徴とするデータ変換方
    法。
  11. 【請求項11】クライアント装置と第1のネットワーク
    を介して接続され、サーバ装置と第2のネットワークを
    介して接続されるデータ中継装置に用いられるデータ中
    継用データ変換機能を格納した情報記憶媒体であって、 前記情報記憶媒体は、前記クライアント装置からの入力
    されるコマンドを解析する機能と、該コマンドに変換処
    理を指示する変換指示情報が含まれている場合には、前
    記コマンドから変換指示情報を削除して前記サーバ装置
    に送信する機能と、前記変換指示情報を削除したコマン
    ドに応答する応答コマンドを前記サーバ装置から受信す
    る機能と、前記変換指示情報に基づき前記応答コマンド
    を変換して変換コマンドを生成する機能と、前記変換指
    示情報とともに前記クライアント装置に送信する機能と
    を有するプログラムを格納することを特徴とするデータ
    変換機能を格納した情報記憶媒体。
  12. 【請求項12】請求項11記載のデータ変換機能を格納
    した情報記憶媒体において、前記プログラムは、前記応
    答コマンドが画像データを含むとき、画像データの画素
    数を、所定のパターンで削除する機能を有することを特
    徴とするデータ変換機能を格納した情報記憶媒体。
  13. 【請求項13】請求項11記載のデータ変換機能を格納
    した情報記憶媒体において、 前記データ変換機能を格納した情報記憶媒体は前記削除
    指示コマンドが、前記応答データのサイズを特定の変換
    率で変換する旨のコマンドであるとき、更に、前記削除
    指示コマンドを解析する機能と、前記応答データのサイ
    ズを、前記特定の変換率で変換したデータとして前記ク
    ライアント装置に送信する機能とを有することを特徴と
    するデータ変換機能を格納した情報記憶媒体。
  14. 【請求項14】請求項11記載のデータ変換機能を格納
    した情報記憶媒体において、 前記プロクラムは、前記応答データが画像データである
    場合、該画像データのサイズを、「1/4または1/1
    6」の変換率となるように、前記画像データの画素数を
    削除する変換を行なう機能を有することを特徴とするデ
    ータ変換機能を格納した情報記憶媒体。
  15. 【請求項15】請求項12記載のデータ変換機能を格納
    した情報記憶媒体において、 前記変換指示情報は、前記クライアント装置に表示され
    る画面を前記サーバ装置から受信するデータを表示する
    受信データ表示領域と、前記操作用画面領域とに分割し
    て表示することを指示する画面構成コマンドを含み、 前記プログラムは、画面構成コマンドに基づき前記サー
    バ装置からの応答コマンドを前記受信データ表示領域に
    展開する機能と、前記クライアント装置からの画面構成
    コマンドの指示に応じて前記削除指示コマンドに対応す
    る操作ボタンを前記操作用画面領域に展開する機能と、
    前記展開した情報を前記クライアント装置に送信する機
    能とを有することを特徴とするデータ変換機能を格納し
    た情報記憶媒体。
JP15065197A 1996-06-20 1997-06-09 データ変換装置、データ伝送方法及びデータ変換機能を格納した情報記憶媒体 Expired - Fee Related JP3887880B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15065197A JP3887880B2 (ja) 1996-06-20 1997-06-09 データ変換装置、データ伝送方法及びデータ変換機能を格納した情報記憶媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-159487 1996-06-20
JP15948796 1996-06-20
JP15065197A JP3887880B2 (ja) 1996-06-20 1997-06-09 データ変換装置、データ伝送方法及びデータ変換機能を格納した情報記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1091379A true JPH1091379A (ja) 1998-04-10
JP3887880B2 JP3887880B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=26480187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15065197A Expired - Fee Related JP3887880B2 (ja) 1996-06-20 1997-06-09 データ変換装置、データ伝送方法及びデータ変換機能を格納した情報記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3887880B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001306450A (ja) * 2000-04-21 2001-11-02 Tornado Technol Co Ltd ネットワーク画像通信システム
JP2002156957A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Mitsubishi Electric Corp 携帯端末、携帯端末における表示方法、およびその方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体
JP2006048151A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Ricoh Co Ltd コンテンツ閲覧システム、コンテンツサーバ、プログラムおよび記憶媒体
JP2016114999A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 携帯通信装置及び画像形成システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001306450A (ja) * 2000-04-21 2001-11-02 Tornado Technol Co Ltd ネットワーク画像通信システム
JP2002156957A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Mitsubishi Electric Corp 携帯端末、携帯端末における表示方法、およびその方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体
JP2006048151A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Ricoh Co Ltd コンテンツ閲覧システム、コンテンツサーバ、プログラムおよび記憶媒体
JP2016114999A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 携帯通信装置及び画像形成システム
US9557943B2 (en) 2014-12-11 2017-01-31 Kyocera Document Solutions Inc. Portable communication device, image forming system and method of controlling portable communication device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3887880B2 (ja) 2007-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6789263B1 (en) Data conversion method and apparatus
US7165213B1 (en) Method and system for coordinating media and messaging operations in an information processing system
JP3280330B2 (ja) 通信方法、クライアント端末、サーバ、通信システム、通信を制御するためのソフトウエア・プロダクトを格納した記録媒体
US6633887B2 (en) Information management apparatus dividing files into paragraph information and header information linked to the paragraph information and recording medium thereof
JP3859018B2 (ja) 3次元仮想現実空間共有方法、3次元仮想現実空間共有システム、アドレス管理方法、並びにアドレス管理サーバ端末
JPH05268389A (ja) イメージ記録システムのファクシミリ・サブシステムにおけるオペレーションの装置と方法
JP2002288124A (ja) ワークステーションシステム、コンピュータ装置、データ転送方法、データ編集方法、コンピュータプログラムの作成方法、コンピュータプログラム、記憶媒体
JP3817280B2 (ja) データ変換装置、データ変換装置を備えたネットワークシステムおよびデータ伝送方法
CN110609965A (zh) 一种页面显示方法、装置和存储介质
JP3533811B2 (ja) データ変換装置、データ変換装置を備えたネットワークシステムおよびデータ伝送方法
US20010039578A1 (en) Content distribution system
JP3179454B1 (ja) 同時編集システム
JPH1091379A (ja) データ変換装置、データ伝送方法及びデータ変換機能を格納した情報記憶媒体
US20040201591A1 (en) Data transfer method, data transfer program, storage medium and information terminal
JPH11203226A (ja) ハイパーテキスト保存装置及びハイパーテキスト保存装置制御プログラムを記憶した媒体
JPH11191082A (ja) サービス中継装置
JP2001027977A (ja) 電子メール作成装置およびプログラム記録媒体
KR100268631B1 (ko) 데이타 변환방법 및 장치
JPH10326236A (ja) マルチメディア電子メールシステム
JP2001109655A (ja) 情報変換装置及び情報変換方法
TW300368B (en) Communication network reading system and interface
JP3740767B2 (ja) 情報発信装置
JP3990671B2 (ja) 情報管理装置および情報管理方法
CN113873044B (zh) 数据传输方法、系统、设备及存储介质
JP3703282B2 (ja) データ伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060302

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061120

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees