JPH1090194A - 外観検査方法及びその装置 - Google Patents

外観検査方法及びその装置

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JPH1090194A
JPH1090194A JP9207547A JP20754797A JPH1090194A JP H1090194 A JPH1090194 A JP H1090194A JP 9207547 A JP9207547 A JP 9207547A JP 20754797 A JP20754797 A JP 20754797A JP H1090194 A JPH1090194 A JP H1090194A
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Chiya Kiyasu
千弥 喜安
Takanori Ninomiya
隆典 二宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実際に存在する欠陥と一対一に対応させて欠陥
を検出することが可能な、外観検査法法及びその装置を
提供する。 【解決手段】製造工程において順次製造される検査対象
物の外観を検査対象物ごとに順次撮像し、この順次撮像
して得た画像上で検査対象物上の欠陥を検出し、この検
出した欠陥の中から実在欠陥を抽出し、この抽出した実
在欠陥の種類、数又は分布のうち少なくとも一つの順次
製造される検査対象物ごとの変化に基づいて製造工程の
状態を判定する外観検査方法及び装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は製品の製造工程に
おける外観検査方法およびその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】製品の製造工程において、製造の歩留ま
りや製品の品質を維持、向上させるためには、製造工程
の状態を常時良好に保つことが必要である。そして、製
造工程に何らの異常が発生したときには、それをいち早
く発見し、原因を究明して、適切な対策を講じなければ
ならない。このため、情報処理学会論文誌第27巻第5号
第541〜551頁「知識ベースに基づく半導体プロセス診断
方式」に示されるように、製造工程における異常を検出
することが行われている。
【0003】このような製造工程における異常を検出す
る方法、装置としては、外観検査方法、装置がある。す
なわち、製造工程に何らかの異常が起これば、対象物上
の欠陥または異常付着(以下、単に欠陥という)の発生
状態によって外見に変化が発生するから、外観検査を行
うことにより、製造工程の異常を診断することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この外観検査
方法、装置においては、検出された欠陥(以下、検出欠
陥という)と実際に存在する欠陥(以下、実在欠陥とい
う)とが一対一で対応しないことがあるから、製造工程
における異常を正確に判断することができず、異常原因
を確実に除去することができないので、製造の歩留まり
や製品の品質を維持、向上させることができないことが
ある。
【0005】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、製造工程における異常を正確に判断する
ことができ、異常原因を確実に除去することができる外
観検査方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明では、外観検査方法を、製造工程において順
次製造される検査対象物の外観を検査対象物ごとに順次
撮像し、この順次撮像して得た画像上で検査対象物上の
欠陥を検出し、この検出した欠陥の中から実在欠陥を抽
出し、この抽出した実在欠陥の種類、数又は分布のうち
少なくとも一つの順次製造される検査対象物ごとの変化
に基づいて製造工程の状態を判定する方法とした。
【0007】また、本発明では、外観検査方法を、製造
工程において順次製造される検査対象物の外観を検査対
象物ごとに順次撮像し、この順次撮像して得た画像上で
検査対象物上の欠陥を検出し、この検出した欠陥の中か
ら実在欠陥を抽出し、製造工程における抽出した実在欠
陥の種類、数又は分布のうち少なくとも一つを求め、こ
の求めた結果に基づく製造工程に関する情報を画面上に
表示する方法とした。
【0008】更に、本発明では、外観検査装置を、製造
工程において順次製造される検査対象物の外観を検査対
象物ごとに撮像して得た画像情報から検査対象物上の欠
陥を検出する欠陥検出手段と、この欠陥検出手段で検出
した検査対象物ごとの欠陥に関する情報を記憶する欠陥
情報記憶手段と、この欠陥情報記憶手段に記憶された検
査対象物ごとの欠陥に関する情報から検査対象物ごとに
存在する欠陥が別個の実在欠陥であるか同じ実在欠陥で
あるかを判定する実在欠陥判定手段と、この実在欠陥判
定手段によって判定された検査対象物ごとの実在欠陥に
関する情報を記憶する実在欠陥記憶手段と、この実在欠
陥記憶手段に記憶された実在欠陥の種類、数又は分布の
うち少なくとも一つの順次製造される検査対象物ごとの
変化に基づいて製造工程の状態を判定する判定手段とを
備えて構成した。
【0009】更に、本発明では、外観検査装置を、製造
工程において順次製造される検査対象物の外観を検査対
象物ごとに撮像して得た画像情報から検査対象物上の欠
陥を検出する欠陥検出手段と、この欠陥検出手段で検出
された検査対象物ごとの欠陥に関する情報から検査対象
物ごとに存在する欠陥が別個の実在欠陥であるか同じ実
在欠陥であるかを判定する実在欠陥判定手段と、この実
在欠陥判定手段で判定された実在欠陥の種類、数又は分
布のうち少なくとも一つの順次製造される検査対象物ご
との変化に基づいて製造工程の状態を判定する判定手段
と、実在欠陥判定手段又は判定手段の判定の結果を表示
する表示手段とを備えて構成した。
【0010】外観検査方法及びその装置を、上記したよ
うな方法及び構成としたことにより、製造工程における
異常を正確に判断することができ、異常原因を確実に除
去することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る外観検査
方法を実施するための装置、すなわちこの発明に係る外
観検査装置を示すブロック図である。図において、1は
対象物上の欠陥の位置、種類等を検出する欠陥検出手
段、2は欠陥検出手段1によって検出された検出欠陥の
位置、種類等を記憶する検出欠陥記憶手段、3は検出欠
陥の位置から検出欠陥相互間の距離を求め、その距離が
あらかじめ定められたしきい値D以下のときには、単一
の実在欠陥が別個に検出されたものであると判定する実
在欠陥抽出手段、4は検出欠陥の種類から実在欠陥の種
類を推定する実在欠陥種類推定ルールおよびしきい値D
を記憶する実在欠陥推定知識ベースで、実在欠陥種類推
定ルールはif・thenルールすなわちif(条件)、then
(結論)の形式で記憶されている。5は実在欠陥推定知
識ベース4の実在欠陥種類推定ルールに基づいて検出欠
陥の種類から実在欠陥の種類を判定する欠陥種類推定手
段、6は実在欠陥の位置、種類等を記憶する実在欠陥記
憶手段で、検出欠陥記憶手段2、実在欠陥記憶手段6は
半導体メモリ、ディスク装置などからなる。7は実在欠
陥の数の時間的変動を表す特徴パラメータおよび実在欠
陥の平面的分布状態を表す特徴パラメータを求める特徴
パラメータ算出手段、9は特徴パラメータと製造工程に
おける異常の有無とを関係づける異常判定ルールを記憶
する異常判定知識ベースで、異常判定ルールはif・then
ルールとして記憶されている。8は異常判定知識ベース
9の異常判定ルールに基づいて特徴パラメータから異常
を判定する異常判定手段、11は特徴パラメータと異常
原因との因果関係を示す異常原因推定ルールを記憶する
異常原因推定知識ベースで、異常原因推定ルールはif・
thenルールとして記憶されている。10は異常原因推定
知識ベース11の異常原因推定ルールに基づいて特徴パ
ラメータから異常原因を推定する異常原因推定手段、1
2は異常発生の有無とその程度、異常原因として可能性
のある項目等を表示する結果表示手段である。
【0012】図2は図1に示した外観検査装置によって
製造工程において外観検査すべきセラミック基板の一部
を示す断面図である。図において、13はセラミック
板、14はセラミック板13に形成された回路パターン
で、回路パターン14はタングステン、モリブデン等か
らなる。15は回路パターン14を接続するスルーホー
ル、16はICチップ等の電子部品、17ははんだ付部
である。
【0013】図3は図2に示したセラミック基板を製造
する方法の一部の説明図である。このセラミック基板の
製造方法においては、まずセラミック材料のシートすな
わちグリーンシート18を所定の大きさに切断する。つ
ぎに、グリーンシート18にポンチ等による穴あけ加工
によりスルーホール用穴を設ける。つぎに、スクリーン
印刷によりスルーホール用穴内に導体ペーストを充填す
る。つぎに、図1に示した外観検査装置によりスルーホ
ール15部の導体ペーストの充填状態の検査を行う。
【0014】図4は導体ペーストの充填の欠陥の種類を
示す図である。図に示すように、欠陥の種類としては、
にじみ、ペースト飛散またはごみ、不足、スルーホール
なし等があり、このような欠陥が発生したときには、グ
リーンシート18を積層してセラミック基板を形成した
ときに、断線、ショートなどが発生する可能性がある。
【0015】図5は図1に示した外観検査装置の欠陥検
査手段1における欠陥判定基準を示す図である。欠陥検
出手段1においては、グリーンシート18を上方および
斜め上方から撮像し、導体ペーストの面積、周囲長を計
測し、図5に示す基準により欠陥の数、座標、種類等を
検出する。この場合、欠陥検出手段1は正方形の区画を
単位として欠陥を検出し、また1つの区画において複数
の欠陥判定基準に該当するときには、別個の欠陥として
検出する。また、欠陥の種類は次のようにして検出す
る。すなわち、斜め上方から撮像した場合の導体ペース
トの面積をSaとし、基準値をS0としたとき、Sa<S0
であれば、不足と判断し、上方から撮像した場合の導体
ペーストの面積をSbとし、基準値をS1としたとき、S
b<S1であれば、スルーホールなしと判断し、基準値を
2としたとき、Sb>S2であれば、にじみと判断し、
上方から撮像した場合の導体ペーストの周囲長をL、基
準値をThとしたとき、Sb/L2<Thであるとき、飛
散と判断し、基準値をS3としたとき、Sb<S3であれ
ば、孤立点と判断する。なお、このような欠陥検出手段
は特願昭63−251758号明細書に示されている。
【0016】図6(a)は実在欠陥を示す図、図6
(b)は図6(a)に示した欠陥を欠陥検出手段により
検査した結果を示す図である。図に示すように、小形ご
み19の場合には、実在欠陥の数と欠陥検出手段1が検
出した検出欠陥の数とは一致するが、大形ごみ20の場
合には、実在欠陥の数と欠陥検出手段1が検出した検出
欠陥の数とは一致しない。そこで、製造工程のおける異
常を正確に判断するために、実在欠陥抽出手段3によっ
て実在欠陥を抽出する。
【0017】図7は実在欠陥抽出手段3におけるアルゴ
リズムを示す流れ図である。すなわち、実在欠陥抽出手
段3においては、n個の検出欠陥Pr(r=1〜n)を
実在欠陥Qs(s=1〜m)に対応させることにより、
実在欠陥を抽出するためには、次のようにする。まず、
検出欠陥Prを実在欠陥Qsに対応づける関数f(r)=
sを考え、まだ特定の実在欠陥と対応づけられておら
ず、f(i)=0である検出欠陥Piについて、それが
新たな実在欠陥QMに対応すると考え、f(i)=Mと
する。つぎに、検出欠陥Piと検出欠陥Pj(j=1〜
n、f(j)=0)との距離をdijを順次調べ、dij
Dであれば、検出欠陥Pjも検出欠陥Piと同一の実在欠
陥QMに対応すると判断し、f(j)=Mとする。つぎ
に、検出欠陥Pjとその他の検出欠陥Pk(k=1〜n、
f(k)=0)との距離dijを調べ、dij<Dとなる検
出欠陥を抽出する。このような処理を再帰的に行う。
【0018】たとえば、図8に示すように、d12<D、
23<D、d24<D、d56<D、d 67<D、d47>Dで
あるとすると、実在欠陥抽出手段3においては、検出欠
陥P1、P2、P3、P4が実在欠陥Q1に属し、検出欠陥
5、P6、P7が実在欠陥Q2に属すると推定する。
【0019】図9は実在欠陥推定知識ベース4に記憶さ
れた実在欠陥種類推定ルールを示す図である。この実在
欠陥種類推定ルールはたとえば「にじみ、飛散、孤立点
の3種類の検出欠陥が同時に検出された実在欠陥は、実
際にはごみまたはペーストの付着である」というもので
ある。
【0020】図10は特徴パラメータ算出手段7で実在
欠陥の数の時間的変動を表わす特徴パラメータを算出す
る場合の説明図である。図10(a)に示すように、各
グリーンシート18に発生する実際欠陥は一般に、常に
あるレベルで繰り返し発生する定常的な欠陥と、突発的
な要因で発生する欠陥とに分けられる。そして、前者は
製造工程の定常的な状態を表し、後者は製造工程の突発
的なトラブルを表すものと考えられる。そこで、図10
(b)、図10(c)に示すように、実在欠陥を定常的
に発生している欠陥すなわち定常欠陥と突発した欠陥す
なわち突発欠陥とに分離する。すなわち、検査時刻t=
1,2,……,nに対して欠陥数g(t)が与えられた
とき、次式で表されるメジアン(中央値)h(t)を求
める。
【0021】h(t)=Median(g(t−1),g
(t),g(t+1)) t=2,3,……,n−1 つぎに、メジアンh(t)の最小2乗近似直線11を求
める。つぎに、最小2乗近似直線11を基準とした欠陥
数g(t)のばらつきすなわち標準偏差σを求め、最小
2乗近似直線11から上方に3σ離れた直線12を引く。
そして、欠陥数g(t)が直線12から突出したときに
は、その時刻において突発欠陥が発生したものと判定す
る。このようにして、実在欠陥を定常欠陥と突発欠陥と
に分離したのち、最小2乗近似直線11の傾きすなわち
欠陥数増加率bを求め、これを定常欠陥の数の時間的変
動を表す特徴パラメータをする。
【0022】また、特徴パラメータ算出手段7では、実
在欠陥の平面的分布状態を表す特徴パラメータとして、
グリーンシート18に発生した実際欠陥の数をN、実際
欠陥の座標を(xi,yi)としたとき、次式で表される
欠陥分布の重心
【0023】分散(σ× 2,σy 2)を算出する。
【0024】
【数1】
【0025】また、特徴パラメータ算出手段7では、実
在欠陥の平面的分布状態を表す特徴パラメータとして、
グリーンシート18を正方形に分割した各区画内での欠
陥の密度である局所密度を算出する。この場合、欠陥が
局所的に集中して発生している場合には、特定の区画の
局所密度が大きな値を示す。
【0026】図11は異常判定知識ベース9に記憶され
た異常判定ルールを示す図である。ここで、異常度X1
等は0から1までの値をとる数であり、1に近づくほど
異常の程度が大きことを示す。
【0027】そして、異常判定手段8においては、たと
えば図11に示すルール1の条件とルール2の条件とが
満たされたと判断したとき、欠陥が偏在し、その異常度
はX1であり、しかも欠陥が局在し、その異常度はX2
あると判定する。そして、次式で表される総合異常度X
を求める。
【0028】X=X1+X2−X1・X2 図12は異常原因推定知識ベース11に記憶された異常
原因推定ルールを示す図である。ここで、確信度Y1
は異常原因の可能性の程度を表す数であり、−1(完全
否定)から+1(完全肯定)までの値をとる。
【0029】そして、異常原因推定手段10において
は、特徴パラメータに基づいて各異常原因推定ルールの
条件を満たすか否かを判断し、条件を満たすと判断した
ときには、そのルールの異常原因とその確信度Y1等と
が求められる。そして、複数のルールが成立して、同時
に同一の異常原因が求められたとき、たとえば図12に
示すルール1の条件とルール2の条件とが満たされたと
判断したときには、次式によって総合確信度Yを求め
る。
【0030】
【数2】
【0031】また、複数の異常原因が得られたときに
は、確信度Y1等が最大のものを最も可能性が高い原因
であるとする。
【0032】つぎに、図1に示した外観検査装置の動作
すなわちこの発明に係る外観検査方法について説明す
る。まず、欠陥検出手段1によって各グリーンシート1
8の導体ペーストの充填の欠陥の数、座標、種類等を検
出する。つぎに、検出欠陥の数、座標、種類等を検出欠
陥記憶手段2に記憶する。つぎに、一定枚数のグリーン
シート18についての検出欠陥の数、座標、種類等が検
出欠陥記憶手段2に記憶されたとき、たとえば1つの製
造ロットの欠陥の検査が終了したときには、実在欠陥抽
出手段3により検出欠陥相互間の距離から実在欠陥を抽
出する。つぎに、欠陥種類推定手段5により実在欠陥種
類推定ルールに基づいて検出欠陥の種類から実在欠陥の
種類を推定する。つぎに、実在欠陥の位置、種類等を実
在欠陥記憶手段6に記憶する。つぎに、特徴パラメータ
算出手段7により実在欠陥の位置、種類等から実在欠陥
の数の時間的変動を表す特徴パラメータおよび実在欠陥
の平面的分布状態を表す特徴パラメータを求める。つぎ
に、異常判定手段8により異常判定ルールに基づいて特
徴パラメータから異常を判定する。つぎに、異常原因推
定手段10により異常原因推定ルールに基づいて特徴パ
ラメータから異常原因を推定する。つぎに、結果表示手
段12に異常発生の有無とその程度、異常原因として可
能性のある項目等を表示する。
【0033】このような外観検査方法、外観検査装置に
おいては、実在欠陥を抽出するから、セラミック基板の
製造工程における異常、異常原因を正確に判断すること
ができるので、異常原因を確実に除去することができる
ため、製造の歩留まりやセラミック基板の品質を確実に
維持、向上させることができる。また、実在欠陥推定知
識ベース4の実在欠陥種類推定ルール、異常判定知識ベ
ース9の異常判定ルール、異常原因推定知識ベース11
の異常原因推定ルールはif・thenルールとして記憶され
ているから、知識の内容が人間に近く、自然で理解しや
すく、また知識の独立性が高く、追加、変更が容易であ
る。
【0034】図13はこの発明に係る他の外観検査方法
を実施するための装置すなわちこの発明に係る他の外観
検査装置を示すブロック図である。図において、21a
は実在欠陥推定知識ベース4a、4b等を切り換える知
識ベース選択手段、21bは異常判定知識ベース9a、
9b等を切り換える知識ベース選択手段、21cは異常
原因推定知識ベース11a、11b等を切り換える知識
ベース選択手段である。
【0035】この外観検査装置においては、検査条件が
異なる対象ごとに適宜知識ベース選択手段21a〜21
cによって実在欠陥推定知識ベース4a、4b等、異常
判定知識ベース9a、9b等、異常原因推定知識ベース
11a、11b等を切り換えることができる。このた
め、検査条件が変化する場合でも、必要な知識ベースを
あらかじめ用意しておけば、検査を連続して行うことが
できる。
【0036】つぎに、この発明に係る異常原因除去方法
について説明する。まず、上述の外観検査方法により結
果表示手段12に異常発生の有無とその程度、異常原因
として可能性のある項目等を表示する。つぎに、その異
常発生の有無とその程度、異常原因として可能性のある
項目等に基づいて、セラミック基板の製造工程中におけ
る異常原因を除去する。
【0037】この異常原因除去方法においては、実在欠
陥を抽出するから、セラミック基板の製造工程における
異常、異常原因を正確に判断することができるので、異
常原因を確実に除去することができるため、製造の歩留
まりやセラミック基板の品質を確実に維持、向上させる
ことができる。
【0038】なお、上述実施例においては、セラミック
基板の製造工程の場合の外観検査について説明したが、
他の製品の製造工程の場合の外観検査にもこの発明を適
用できることは明らかである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る外
観検査方法及びその装置、異常原因除去方法において
は、製造工程における異常を正確に判断することがで
き、異常原因を確実に除去することができるから、製造
の歩留まりや製品の品質を確実に維持、向上させること
ができる。このように、この発明の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る外観検査方法を実施するための
装置すなわちこの発明に係る外観検査装置を示すブロッ
ク図。
【図2】図1に示した外観検査装置によって製造工程に
おいて外観検査すべきセラミック基板の一部を示す断面
図。
【図3】図2に示したセラミック基板を製造する方法の
一部の説明図。
【図4】導体ペーストの充填の欠陥の種類を示す図。
【図5】図1に示した外観検査装置の欠陥検出手段にお
ける欠陥判定基準を示す図。
【図6】(a)は実在欠陥を示す図、(b)は(a)に
示した欠陥を欠陥検出手段により検査した結果を示す
図。
【図7】実在欠陥抽出手段におけるアルゴリズムを示す
流れ図。
【図8】検出欠陥の距離関係を示す。
【図9】実在欠陥推定知識ベースに記憶された実在欠陥
種類推定ルールを示す図。
【図10】特徴パラメータ算出手段で実在欠陥の数の時
間的変動を表す特徴パラメータを算出する場合の説明
図。
【図11】異常判定知識ベースに記憶された異常判定ル
ールを示す図。
【図12】異常原因推定知識ベースに記憶された異常原
因推定ルールを示す図。
【図13】この発明に係る他の外観検査方法を実施する
ための装置すなわちこの発明に係る他の外観検査装置を
示すブロック図。
【符号の説明】
1…欠陥検出手段、 2…検出欠陥記憶手段、3…
実在欠陥抽出手段、4…実在欠陥推定知識ベース、5…
欠陥種類推定手段、 6…実在欠陥記憶手段、7…特
徴パラメータ算出手段、 8…異常判定手段、9…異
常判定知識ベース、 10…異常原因推定手段、11
…異常原因推定知識ベース。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製造工程において順次製造される検査対象
    物の外観を該検査対象物ごとに順次撮像し、該順次撮像
    して得た画像上で前記検査対象物上の欠陥を検出し、該
    検出した欠陥の中から実在欠陥を抽出し、該抽出した実
    在欠陥の種類、数又は分布のうち少なくとも一つの前記
    順次製造される検査対象物ごとの変化に基づいて前記製
    造工程の状態を判定することを特徴とする外観検査方
    法。
  2. 【請求項2】前記実在欠陥を抽出することを、前記順次
    撮像して得た画像上で検出した前記検査対象物上のそれ
    ぞれの欠陥の位置情報を抽出し、該抽出したそれぞれの
    欠陥の位置情報に基づいて該それぞれの欠陥の距離を求
    め、該求めた距離を予め設定した値と比較し、該比較し
    た結果から前記求めた距離が前記予め設定した値よりも
    小さいときには前記それぞれの欠陥は単一の実在欠陥が
    個別に検出されたものであると判定して行うことを特徴
    とする請求項1記載の外観検査方法。
  3. 【請求項3】製造工程において順次製造される検査対象
    物の外観を該検査対象物ごとに順次撮像し、該順次撮像
    して得た画像上で前記検査対象物上の欠陥を検出し、該
    検出した欠陥の中から実在欠陥を抽出し、前記製造工程
    における前記抽出した実在欠陥の種類、数又は分布のう
    ち少なくとも一つを求め、該求めた結果に基づく前記製
    造工程に関する情報を画面上に表示することを特徴とす
    る外観検査方法。
  4. 【請求項4】製造工程において順次製造される検査対象
    物の外観を該検査対象物ごとに撮像して得た画像情報か
    ら前記検査対象物上の欠陥を検出する欠陥検出手段と、 該欠陥検出手段で検出した前記検査対象物ごとの欠陥に
    関する情報を記憶する欠陥情報記憶手段と、 該欠陥情報記憶手段に記憶された前記検査対象物ごとの
    欠陥に関する情報から前記検査対象物ごとに存在する欠
    陥が別個の実在欠陥であるか同じ実在欠陥であるかを判
    定する実在欠陥判定手段と、 該実在欠陥判定手段によって判定された前記検査対象物
    ごとの実在欠陥に関する情報を記憶する実在欠陥記憶手
    段と、 該実在欠陥記憶手段に記憶された前記実在欠陥の種類、
    数又は分布のうち少なくとも一つの前記順次製造される
    検査対象物ごとの変化に基づいて前記製造工程の状態を
    判定する判定手段とを備えたことを特徴とする外観検査
    装置。
  5. 【請求項5】前記実在欠陥判定手段で実在欠陥を抽出す
    ることを、前記欠陥情報記憶手段に記憶された前記欠陥
    に関する情報からそれぞれの欠陥の位置情報を抽出し、
    該抽出したそれぞれの欠陥の位置情報に基づいて前記そ
    れぞれの欠陥が別個の実在欠陥であるか同じ実在欠陥で
    あるかを判定して行うことを特徴とする請求項4記載の
    外観検査装置。
  6. 【請求項6】製造工程において順次製造される検査対象
    物の外観を該検査対象物ごとに撮像して得た画像情報か
    ら前記検査対象物上の欠陥を検出する欠陥検出手段と、 該欠陥検出手段で検出された前記検査対象物ごとの欠陥
    に関する情報から前記検査対象物ごとに存在する欠陥が
    別個の実在欠陥であるか同じ実在欠陥であるかを判定す
    る実在欠陥判定手段と、 該実在欠陥判定手段で判定された前記実在欠陥の種類、
    数又は分布のうち少なくとも一つの前記順次製造される
    検査対象物ごとの変化に基づいて前記製造工程の状態を
    判定する判定手段と、 前記実在欠陥判定手段又は前記判定手段の判定の結果を
    表示する表示手段とを備えたことを特徴とする外観検査
    装置。
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